JP5497565B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
遊技状態に応じた規定数の遊技媒体が投入されたときにゲームの開始を許可するゲーム開始許可手段と、
前記ゲーム開始許可手段によりゲームの開始が許可された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
遊技状態及び投入された遊技媒体の数量に応じて定められた確率で、小役及びボーナス役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行し、内部当選役のフラグを成立させる内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により小役の入賞が発生したと判定されたときに、当該小役に対応する数量の遊技媒体を遊技者に付与する遊技媒体付与手段と、
前記入賞判定手段によりボーナス役の入賞が発生したと判定されたときに、前記小役が内部当選役として決定される確率を高めたボーナス状態を発生し、予め定められた終了条件が成立したときに当該ボーナス状態を終了するボーナス状態発生手段と、
遊技媒体投入口から投入された遊技媒体及び小役の入賞に応じて付与された遊技媒体のうちゲームに未使用の遊技媒体の数量であるクレジット数を、所定の上限クレジット数を限度として記憶するクレジット数記憶手段と、
前記クレジット数記憶手段が記憶するクレジット数の範囲内で遊技媒体の投入を指示する投入操作手段と、
前記投入操作手段が操作されたとき、前記規定数の遊技媒体を新たなゲームに投入すると共に、当該規定数を前記クレジット数から減算するクレジット数減算手段と、
前記ボーナス状態の終了後、前記遊技媒体投入口から遊技媒体が投入されることなく前記クレジット数が所定の下限クレジット数に達するまでに実行されたゲーム数をクレジット内ゲーム数として計数するゲーム数計数手段と、
前記ボーナス状態の終了後、前記クレジット数が前記下限クレジット数に達した時点における前記ゲーム数計数手段により計数されたクレジット内ゲーム数に応じて遊技者に特典を付与する特典付与手段と、を備えたことを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
また、前記ゲーム数計数手段は、ボーナス状態の終了後、前記クレジット数が前記下限クレジット数に達する前に前記遊技媒体投入口から遊技媒体が投入された場合には、投入された遊技媒体で実行可能なゲーム数を差し引いて前記クレジット内ゲーム数を計数することが好ましい(請求項2)。
この場合には、ボーナス状態毎に前記上限クレジット数が変動する可能性が生じる。前記上限クレジット数が変動すれば、前記クレジット内ゲーム数が増減することになるので、遊技の興趣が一層高まる。ボーナス役のフラグが成立してから対応するボーナス状態が終了するまでの間に前記上限クレジット数を決定するための抽選を実行するように前記上限値変更手段を構成することも良い。
この場合には、前記ボーナス状態の終了時点の前記クレジット数に当たる遊技媒体を利用して長くゲームを継続できればできるほど、有利な特典を獲得できるようになる。多くの遊技者にとって、前記ボーナス状態の終了時点の前記クレジット数に当たる遊技媒体を利用したゲームの継続期間は、手持ちの遊技媒体を減らすことなく遊技を継続できるように感じられるお得な遊技期間である。このようなお得な遊技期間を長く継続させることは遊技者の楽しみのひとつとなっており、この遊技期間が長いほど遊技者の満足感や達成感が高められる。前記クレジット内ゲーム数が多いほど有利な特典を付与すれば、前記遊技者の満足感等を一層高め、遊技の興趣を向上できる。
(実施例1)
本例は、遊技媒体であるメダルを貯留するクレジット機能を備えたスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図13を用いて説明する。
操作パネル13には、リール21の図柄変動を開始させるためのスタートレバー62(ゲーム開始操作手段)と、図柄変動を停止させるためのストップボタン61(停止操作手段)と、遊技データを表示させるためのデータ表示ボタン67と、が配置されている。
液晶表示部53は、液晶ディスプレイよりなる。液晶表示部53は、遊技を演出するための各種の演出画面や、遊技データを表示する表示画面などを表示可能である。特に、本例の液晶表示部53は、通常状態及び高確RT状態においてATを発動する当選役報知手段7(図5)としての機能を実現する。なお、当選役報知手段7による通常状態画面71、RT中画面72の内容については、図11及び図12を参照して後で詳しく説明する。
本例のスロットマシン1では、図3に示すごとく、15枚役A〜C、10枚役A・B、1枚役A・Bよりなる複数種類の小役のほか、ボーナス役(BB役、RB役)、リプレイ役A〜Eが設定されている。図3では、左列に各役の名称を、中列に各役に対応する図柄20の組合せである入賞図柄を、右列に入賞に応じて遊技者に付与される利益を示してある。利益としては、同図中「利益」欄の左側に示す非ボーナス状態(規定数3枚)下の利益と、同右側に示すボーナス状態(規定数2枚)下の利益とを示してある。
図3のごとく、リプレイ役Aの入賞図柄は、図柄「RP」のゾロ目である。リプレイ役Aの入賞図柄を元にして右リール21Rを図柄「黒オレンジ」に置換すればリプレイ役Bの入賞図柄となり、右リール21Rを図柄「スイカ」に置換すればリプレイ役Cの入賞図柄となる。
左リール21L及び中リール21Cでは、リプレイ役A〜Cに共通する図柄「RP」の最大間隔が4図柄となっている。ここで、本例のスロットマシン1では、後述するごとくリール21が停止する際の引込範囲として4図柄分に相当する範囲が設定されている。また、前述するごとく図柄表示領域110L、110Cでは、上段中段下段の3図柄分に渡って入賞ラインが設定されている。したがって、左リール21L及び中リール21Cにおける「RP」は、停止操作のタイミングに関わらず必ず引込範囲内に存在し、入賞ライン上に停止表示される図柄となっている。
基準位置検知部66は、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
設定値操作部68は、設定キー680を利用して、ボーナス役等の内部当選確率が異なる6段階の設定値を変更するための操作部である。
クレジット数記憶手段341は、メダル投入口630から投入されたメダル、及び入賞に応じて付与されたメダルのうち、未使用のメダルの枚数をクレジット数として記憶する手段である。クレジット数記憶手段341が記憶するクレジット数は、規定数のメダルが投入された状態、すなわちスタートレバー62の操作に応じてゲームを開始可能な状態でさらにメダルが投入される毎に1枚ずつ加算される。また、小役の入賞に応じてメダルが付与されたとき、付与されたメダル1枚毎に1枚ずつ加算される。なお、本例では、クレジット数の限度である上限クレジット数が50枚となっている。
内部当選役抽選テーブルは、図6に示すごとく、0〜65535の内部当選役抽選用の乱数のうち、各役の当選乱数の範囲が規定されたデータテーブルである。内部当選役抽選テーブルとしては、通常状態に適用されるテーブル、低確RT状態に適用されるテーブル、高確RT状態に適用されるテーブルのほか、図示しないボーナス状態に適用されるテーブルがある。ボーナス状態を除く各遊技状態の内部当選役抽選テーブルは、設定値毎に用意されている。なお、同図中、各遊技状態に対応する欄のうち、縦方向の左列は当選乱数の個数を示し、同右列は内部当選確率を分母(1/xのx。)により示している。
(通常状態)
通常状態は、ボーナス状態を含む他の遊技状態の終了に応じて発生する初期状態である。通常状態は、高確RT図柄(リプレイ役Cの入賞図柄)あるいは低確RT図柄(リプレイ役Aの入賞図柄)の停止表示に応じて終了し、高確RT状態、低確RT状態への移行が発生する。また、BB役あるいはRB役の入賞によっても終了し、ボーナス状態であるBB状態かRB状態へ移行する。
例えば、リプレイ役A・B・Cの同時当選パターンにおいて第1停止リールが左リール21L又は中リール21Cであった場合には、リプレイ役Aが入賞する。一方、第1停止リールが右リール21Rであった場合には、リプレイ役Cが入賞する。このとき、右リール21Rを第1停止リールとすべき旨は、高確RT図柄であるリプレイ役Cの入賞図柄を停止表示させるための補助情報であると共に、低確RT図柄であるリプレイ役Aの入賞図柄を回避するための回避情報となる。
高確RT状態は、高確RT終了図柄(10枚役こぼし図柄)が停止表示されると終了し、通常状態へ復帰する。AT無しの通常状態から高確RT状態へ移行したときには、AT無しの高確RT状態である自力RT状態となる。一方、AT有りの通常状態から高確RT状態へ移行したときには、そのまま継続的にATが発動してART状態(AT有りの高確RT状態)となる。
実施例1のスロットマシンを元にして、制御部(図5中の符号3)の機能として、上限クレジット数を変更する上限値変更手段(図示略)を追加した例である。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
2 図柄変動表示手段
3 制御部
341 クレジット数記憶手段
35 乱数抽出部
41 内部抽選手段
410 フラグ制御手段
42 表示制御手段
43 入賞判定手段
44 遊技媒体付与手段
451 ボーナス状態発生手段
452 高確RT状態発生手段
453 低確RT状態発生手段
461 クレジット数減算手段
462 ゲーム数計数手段
471 特典付与手段
472 AT抽選手段
48 AT発動手段
53 液晶表示部
61 ストップボタン(停止操作手段)
62 スタートレバー(ゲーム開始操作手段)
630 メダル投入口(遊技媒体投入口)
64 ベットボタン(投入操作手段)
7 当選役報知手段
71 通常状態画面
72、73 RT中画面
Claims (4)
- 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
遊技状態に応じた規定数の遊技媒体が投入されたときにゲームの開始を許可するゲーム開始許可手段と、
前記ゲーム開始許可手段によりゲームの開始が許可された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
遊技状態及び投入された遊技媒体の数量に応じて定められた確率で、小役及びボーナス役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行し、内部当選役のフラグを成立させる内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により小役の入賞が発生したと判定されたときに、当該小役に対応する数量の遊技媒体を遊技者に付与する遊技媒体付与手段と、
前記入賞判定手段によりボーナス役の入賞が発生したと判定されたときに、前記小役が内部当選役として決定される確率を高めたボーナス状態を発生し、予め定められた終了条件が成立したときに当該ボーナス状態を終了するボーナス状態発生手段と、
遊技媒体投入口から投入された遊技媒体及び小役の入賞に応じて付与された遊技媒体のうちゲームに未使用の遊技媒体の数量であるクレジット数を、所定の上限クレジット数を限度として記憶するクレジット数記憶手段と、
前記クレジット数記憶手段が記憶するクレジット数の範囲内で遊技媒体の投入を指示する投入操作手段と、
前記投入操作手段が操作されたとき、前記規定数の遊技媒体を新たなゲームに投入すると共に、当該規定数を前記クレジット数から減算するクレジット数減算手段と、
前記ボーナス状態の終了後、前記遊技媒体投入口から遊技媒体が投入されることなく前記クレジット数が所定の下限クレジット数に達するまでに実行されたゲーム数をクレジット内ゲーム数として計数するゲーム数計数手段と、
前記ボーナス状態の終了後、前記クレジット数が前記下限クレジット数に達した時点における前記ゲーム数計数手段により計数されたクレジット内ゲーム数に応じて遊技者に特典を付与する特典付与手段と、を備えたことを特徴とするスロットマシン。 - 前記ゲーム数計数手段は、ボーナス状態の終了後、前記クレジット数が前記下限クレジット数に達する前に前記遊技媒体投入口から遊技媒体が投入された場合には、投入された遊技媒体で実行可能なゲーム数を差し引いて前記クレジット内ゲーム数を計数することを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
- 前記上限クレジット数を変更する上限値変更手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。
- 前記特典付与手段は、前記クレジット内ゲーム数が多いほど有利な特典を付与することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のスロットマシン。
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