JP5465603B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
通常状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第1特定図柄の組合せである場合に、当該通常状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、
前記特別遊技状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第2特定図柄の組合せである場合に、当該特別遊技状態を終了させて通常状態を発生させる特別遊技状態終了手段と、
前記特別遊技状態において、前記第2特定図柄の停止表示を回避するための回避情報を遊技者に報知可能な報知手段と、
前記報知手段が作動する報知モード、及び前記報知手段が作動しない非報知モードのうち何れか一方を選択するための報知抽選を実行する報知抽選手段と、
前記報知モードが選択された前記特別遊技状態において実行された累計ゲーム数である第1ゲーム数を計数する第1ゲーム数計数手段と、
前記非報知モードが選択された前記特別遊技状態において実行された累計ゲーム数である第2ゲーム数を計数する第2ゲーム数計数手段と、
前記第1ゲーム数及び前記第2ゲーム数を遊技者に表示する遊技データ表示手段と、を備えたことを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
また、前記報知手段は、前記通常状態において、前記第1特定図柄の停止表示を補助するための補助情報を遊技者に報知可能であることが好ましい(請求項2)。
この場合には、通常状態において前記報知モードが選択されているとき、前記補助情報の報知に応じて前記特別遊技状態が発生し易くなる。つまり、前記報知モードが選択されれば、前記特別遊技状態が発生し易く、かつ、継続させ易くなる。
2種類の前記比率及び前記第2ゲーム数の値のうちの何れかに応じた有利度合いの前記特典を遊技者に付与すれば、前記回避情報に頼らずに自力で前記特別遊技状態を継続させるほど有利な特典を獲得できるようになる。そのため、前記非報知モードが選択されたときの遊技の楽しみが一層、高められる。
(実施例1)
本例は、リプレイ役の内部当選確率が高い高確RT状態(特別遊技状態)、及びリプレイ役の内部当選確率が低い低確RT状態を発生可能なスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図14を用いて説明する。
液晶表示部53は、液晶ディスプレイよりなる。液晶表示部53は、遊技を演出するための各種の演出画面や、遊技データを表示する表示画面などを表示可能である。特に、本例の液晶表示部53は、報知モードが選択された通常状態及び高確RT状態において、ATを発動する報知手段7としての機能を実現する。報知手段7による通常状態画面71、及びRT中画面72の内容については、図10及び図11を参照して後で詳しく説明する。
本例のスロットマシン1では、図3に示すごとく、ボーナス役(BB役、RB役)、15枚役A〜C及び10枚役A・Bよりなる複数種類の小役のほか、リプレイ役A〜Eが設定されている。図3では、左列に各役の名称を、中列に各役に対応する図柄20の組合せである入賞図柄を、右列に入賞に応じて遊技者に付与される利益を示してある。利益としては、同図中「利益」欄の左側に示す非ボーナス状態下の利益と、同右側に示すボーナス状態下の利益とを示してある。
左リール21L及び中リール21Cでは、リプレイ役A〜Cに共通する図柄「RP」の最大間隔が4図柄となっている。ここで、本例のスロットマシン1では、後述するごとくリール21が停止する際の引込範囲として4図柄分に相当する範囲が設定されている。また、前述するごとく図柄表示領域110L、110Cでは、上段中段下段の3図柄分に渡って入賞ラインが設定されている。したがって、左リール21L及び中リール21Cにおける「RP」は、停止操作のタイミングに関わらず必ず引込範囲内に存在し、入賞ライン上に停止表示される図柄となっている。
基準位置検知部66は、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
設定値操作部68は、設定キー680を利用して、ボーナス役等の内部当選確率が異なる6段階の設定値を変更するための操作部である。
ROM33は、内部抽選手段41が内部当選役の抽選に用いる内部当選役抽選テーブル(図6)、表示制御手段42がリール21の停止制御に用いるリール制御テーブル(図示略)、報知抽選の一つであるAT発動抽選のためのAT発動抽選テーブル(図7)を記憶している。
内部当選役抽選テーブルは、図6に示すごとく、0〜65535の内部当選役抽選用の乱数のうち、各役の当選乱数の範囲が規定されたデータテーブルである。内部当選役抽選テーブルとしては、通常状態に適用されるテーブル、低確RT状態に適用されるテーブル、高確RT状態に適用されるテーブルのほか、図示しないボーナス状態に適用されるテーブルがある。ボーナス状態を除く各遊技状態の内部当選役抽選テーブルは、設定値毎に用意されている。なお、同図中、各遊技状態に対応する欄のうち、縦方向の左列は当選乱数の個数を示し、同右列は内部当選確率を分母(1/xのx。)により示している。
特別遊技状態終了手段453は、高確RT状態を終了させて通常状態へ復帰させる手段である。特別遊技状態終了手段453は、高確RT終了図柄である10枚役こぼし図柄が停止表示されたときに高確RT状態を終了させる。
(1)ARTゲーム数:ART状態下で実行された第1ゲーム数であり、遊技データ計数手段48を構成する第1ゲーム数計数手段481が計数する。
(2)自力RTゲーム数:自力RT状態下で実行された第2ゲーム数であり、遊技データ計数手段48を構成する第2ゲーム数計数手段482が計数する。
(3)累計ゲーム数:当日の非ボーナス状態(通常状態、低確RT状態、高確RT状態)における累計ゲーム数。
(4)BB回数:当日のBB状態の発生回数。
(5)RB回数:当日のRB状態の発生回数。
(6)ART回数:当日のART状態の発生回数。
(7)総RT回数:当日の高確RT状態の発生回数。
なお、上記の各遊技データのうち、(1)〜(3)の各データはゲーム数カウンタ341により記憶され、(4)〜(7)の各データはイベントカウンタ343により記憶される。
(通常状態)
通常状態は、ボーナス状態を含む他の遊技状態の終了に応じて発生する初期状態である。通常状態は、高確RT図柄(リプレイ役Cの入賞図柄)あるいは低確RT図柄(リプレイ役Aの入賞図柄)の停止表示に応じて終了し、高確RT状態、低確RT状態への移行が発生する。また、BB役あるいはRB役の入賞によっても終了し、ボーナス状態であるBB状態かRB状態へ移行する。
例えば、リプレイ役A・B・Cの同時当選パターンにおいて第1停止リールが左リール21L又は中リール21Cであった場合には、リプレイ役Aが入賞する。一方、第1停止リールが右リール21Rであった場合には、リプレイ役Cが入賞する。このとき、右リール21Rを第1停止リールとすべき旨は、高確RT図柄であるリプレイ役Cの入賞図柄を停止表示させるための補助情報であると共に、低確RT図柄であるリプレイ役Aの入賞図柄を回避するための回避情報となる。
低確RT状態は、リプレイ役の当選確率が1/7.3と低く、不利な遊技状態である。低確RT状態へ移行すると、まず、AT発動抽選が実行される。AT発動抽選に当選すると報知モードが選択される。AT発動抽選の当選後、低確RT状態下の残りのゲームでは、前記ARTゲーム数抽選が実行され、低確RT状態が終了したとき、ART状態の継続ゲーム数である残ARTゲーム数が確定する。
高確RT状態は、高確RT終了図柄(10枚役こぼし図柄)が停止表示されると終了し、通常状態へ復帰する。非報知モードが選択されたAT無しの通常状態から高確RT状態へ移行したときには、AT無しの高確RT状態である自力RT状態となる。一方、報知モードが選択されたAT有りの通常状態から高確RT状態へ移行したときには、そのまま継続的にATが発動して前記ART状態となる。
AT有りの通常状態では、リプレイ役の同時当選に応じてリプレイ役Cを入賞させるための補助情報の報知が実行される。具体的には、図10の通常状態画面71の表示により、入賞図柄が高確RT図柄であるリプレイ役Cを入賞させるための第1停止リールを報知する。通常状態画面71は、リプレイ役Cを入賞させる第1停止リールを報知する第1停止報知欄711と、AT有りの通常状態が開始されてからの差枚数(払出数−投入数)を表示する差枚数表示欄712と、報知に応じて入賞するリプレイ役の種類を報知するリプレイ役報知欄714と、を組み合わせてなる。リプレイ役の同時当選では、必ずリプレイ役Aが含まれているため、リプレイ役Cを入賞させるための補助情報によれば、入賞図柄が低確RT図柄であるリプレイ役Aを回避して低確RT状態への移行を阻止できる。なお、リプレイ役Cが内部当選せず、リプレイ役Aとリプレイ役B、Dが内部当選したゲームでは、リプレイ役Bを入賞させるための補助情報を報知することにより、低確RT状態への移行を阻止できるようになる。
また、本例では、低確RT状態下でAT発動抽選に当選した際、通常状態への復帰までに残ARTゲーム数を抽選により決定している。これに代えて、ART状態の発生中にAT終了抽選を実行し、当選に応じてATを終了させることも良い。このAT終了抽選は、毎ゲーム実行しても良いが、所定のゲーム数を消化する毎に実行しても良い。
また、本例では、AT無しの通常状態から高確RT状態へ移行した場合には、内部当選した10枚役の種類を報知しないようにしたが、報知する場合を設定しても良い。
また、低確RT状態の継続期間は、適宜、設定可能である。本例の64ゲームには限定されない。
また、本例では、通常状態におけるリプレイ役の内部当選確率が、高確RT状態と同等となっている。これに代えて、通常状態におけるリプレイ役の内部当選確率を低確RT状態と同等に設定することも良い。
本例は、実施例1の構成を元にして、自力RTゲーム数(第2ゲーム数)の値に応じて特典を付与する特典付与手段49を追加した例である。この内容について、図5及び図15を参照して説明する。
なお、特典は、AT発動抽選の当選確率を高める等、遊技者にとって有利な特典であればどのような特典でもよい。
また、本例では、AT発動抽選の抽選条件として3種類の条件を設定したが、抽選条件として本例とは異なる条件を設定しても良いし、その種類数を増やしても良い。
11 図柄表示窓
110 図柄表示領域
2 図柄変動表示手段
21 リール
20 図柄
3 制御部
35 乱数抽出部
41 内部抽選手段
410 フラグ制御手段
42 表示制御手段
43 入賞判定手段
44 利益付与手段
451 低確RT状態発生手段
452 特別遊技状態発生手段
453 特別遊技状態終了手段
46 報知抽選手段
47 AT発動手段
48 遊技データ計数手段
481 第1ゲーム数計数手段
482 第2ゲーム数計数手段
49 特典付与手段
53 液晶表示部
61 ストップボタン(停止操作手段)
62 スタートレバー(ゲーム開始操作手段)
7 報知手段
71 通常状態画面
72、73、74 RT中画面
8 遊技データ表示手段
80 遊技データ表示画面
Claims (3)
- 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
通常状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第1特定図柄の組合せである場合に、当該通常状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、
前記特別遊技状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第2特定図柄の組合せである場合に、当該特別遊技状態を終了させて通常状態を発生させる特別遊技状態終了手段と、
前記特別遊技状態において、前記第2特定図柄の停止表示を回避するための回避情報を遊技者に報知可能な報知手段と、
前記報知手段が作動する報知モード、及び前記報知手段が作動しない非報知モードのうち何れか一方を選択するための報知抽選を実行する報知抽選手段と、
前記報知モードが選択された前記特別遊技状態において実行された累計ゲーム数である第1ゲーム数を計数する第1ゲーム数計数手段と、
前記非報知モードが選択された前記特別遊技状態において実行された累計ゲーム数である第2ゲーム数を計数する第2ゲーム数計数手段と、
前記第1ゲーム数及び前記第2ゲーム数を遊技者に表示する遊技データ表示手段と、を備えたことを特徴とするスロットマシン。 - 前記報知手段は、前記通常状態において、前記第1特定図柄の停止表示を補助するための補助情報を遊技者に報知可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
- 前記第1ゲーム数に対する前記第2ゲーム数の比率、あるいは前記第1ゲーム数と前記第2ゲーム数との合計ゲーム数に対する前記第2ゲーム数の比率、あるいは前記第2ゲーム数の値、に応じた有利度合いの特典を遊技者に付与する特典付与手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。
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