JP5596386B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、前記内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
通常状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第1特定図柄の組合せである場合に、通常状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、
前記特別遊技状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第2特定図柄の組合せである場合に、当該特別遊技状態を終了させて通常状態を発生させる特別遊技状態終了手段と、
通常状態における前記第1特定図柄の停止表示を補助するための補助情報を遊技者に報知可能な第1報知手段と、
前記特別遊技状態における前記第2特定図柄の停止表示を回避するための回避情報を遊技者に報知可能な第2報知手段と、
前記第1報知手段を作動させるか否か、及び前記第2報知手段を作動させるか否かを個別に決定するための報知抽選を実行する報知決定手段と、
前記第1報知手段の作動が決定されたときに、通常状態において前記補助情報の報知が実行されるように前記第1報知手段を制御する第1報知制御手段と、
前記第2報知手段の作動が決定されたときに、前記特別遊技状態において前記回避情報の報知が実行されるように第2報知手段を制御する第2報知制御手段と、を備え、
前記報知決定手段は、
前記第1報知手段及び第2報知手段の両方を作動させる第1作動態様、前記第1報知手段のみ作動させる第2作動態様、前記第2報知手段のみ作動させる第3作動態様、及び前記第1報知手段及び第2報知手段の両方を作動させない第4作動態様の4つの作動態様の中から何れか1つの作動態様を前記報知抽選により決定することを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
前記第1報知手段及び第2報知手段の両方を作動させる第1作動態様、
前記第1報知手段のみ作動させる第2作動態様、
前記第2報知手段のみ作動させる第3作動態様、及び
前記第1報知手段及び第2報知手段の両方を作動させない第4作動態様
の4つの作動態様の中から何れか1つの作動態様を前記報知抽選により決定する。
前記報知決定手段は、前記選択態様が選択された場合には、当該選択態様及び前記第4作動態様のうちの何れか一方を前記報知抽選により決定し、
前記選択態様が前記第2作動態様又は第3作動態様である場合には、前記選択態様が前記第1作動態様である場合に比べて前記選択態様を高確率で決定することが好ましい(請求項2)。
前記不利遊技状態において予め定められた期間が経過したときに当該不利遊技状態を終了させて前記通常状態を発生させる不利遊技状態終了手段と、を備え、
前記報知決定手段は、前記不利遊技状態の発生に応じて前記報知抽選を実行することも良い。
(実施例1)
本例は、リプレイ役の内部当選確率が高い高確RT状態(特別遊技状態)、及びリプレイ役の内部当選確率が低い低確RT状態(不利遊技状態)を発生可能なスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図12を用いて説明する。
払出数表示部551は、入賞時のメダル払出数を表示する表示部である。
クレジット表示部552は、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダル数を表示する表示部である。
液晶表示部53は、液晶ディスプレイよりなる。液晶表示部53は、遊技を演出するための各種の演出画面を表示可能である。
本例のスロットマシン1では、図3に示すごとく、ボーナス役(BB役、RB役)、15枚役A〜C及び10枚役A・Bよりなる複数種類の小役のほか、リプレイ役A〜Eが設定されている。図3では、左列に各役の名称を、中列に各役に対応する図柄20の組合せである入賞図柄を、右列に入賞に応じて遊技者に付与される利益を示してある。利益としては、同図中「利益」欄の左側に示す非ボーナス状態下の利益と、同右側に示すボーナス状態下の利益とを示してある。
また、10枚役Aの入賞図柄は「黒オレンジ」のゾロ目である。10枚役Aの入賞図柄を元にして左リール21Lの図柄を「白オレンジ」に置換した組み合わせが10枚役Bの入賞図柄となっている。
左リール21L及び中リール21Cでは、リプレイ役A〜Cに共通する図柄「R」の最大間隔が4図柄となっている。ここで、本例のスロットマシン1では、後述するごとくリール21が停止する際の引込範囲として4図柄分に相当する範囲が設定されている。また、前述するごとく図柄表示領域110L、110Cでは、上段中段下段の3図柄分に渡って入賞ラインが設定されている。したがって、左リール21L及び中リール21Cにおける「R」は、停止操作のタイミングに関わらず必ず引込範囲内に存在し、入賞ライン上に停止表示される図柄となっている。
基準位置検知部66は、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
設定値操作部68は、設定キー680を利用して、ボーナス役等の内部当選確率が異なる6段階の設定値を変更するための操作部である。
フラグ値:1 第1AT及び第2ATが発動する第1作動態様。
フラグ値:2 第1ATのみ発動する第2作動態様。
フラグ値:3 第2ATのみ発動する第3作動態様。
フラグ値:4 第1AT及び第2ATが何れも発動しない第4作動態様。
内部当選役抽選テーブルは、図6に示すごとく、0〜65535の内部当選役抽選用の乱数のうち、各役の当選乱数の範囲が規定されたデータテーブルである。内部当選役抽選テーブルとしては、通常状態に適用されるテーブル、低確RT状態に適用されるテーブル、高確RT状態に適用されるテーブルのほか、図示しないボーナス状態に適用されるテーブルがある。ボーナス状態を除く各遊技状態の内部当選役抽選テーブルは、設定値毎に用意されている。なお、同図中、各遊技状態に対応する欄のうち、縦方向の左列は当選乱数の個数を示し、同右列は内部当選確率を分母(1/xのx。)により示している。
報知抽選は、報知手段71、72の作動態様を決定するための抽選であり、低確RT状態への移行が決定された通常状態の最終ゲーム(リプレイ役Aの入賞ゲーム)で実行される。報知抽選は、この最終ゲームで抽出された内部当選役抽選用乱数を報知抽選テーブル(図7)と照合することにより実行される。
AT継続抽選は、第2AT有りの高確RT状態において、第2ATを継続させるか否かの抽選である。AT継続抽選は、第2AT有りの高確RT状態下の各ゲームで抽出された内部当選役抽選用の乱数をAT継続抽選テーブルと照合することにより実行される。
不利遊技状態終了手段452は、低確RT状態下の消化ゲーム数が64ゲームに達したときに低確RT状態を終了させ、通常状態へ復帰させる手段である。
特別遊技状態終了手段454は、高確RT状態を終了させて通常状態へ復帰させる手段である。特別遊技状態終了手段454は、高確RT終了図柄である10枚役こぼし図柄が停止表示されたときに高確RT状態を終了させる。
第2AT報知制御手段472は、第2ATを発動させる手段である。第2報知制御手段472は、ATフラグのフラグ値が1か3のとき、高確RT状態への移行に応じて第2ATが発動されるように第2報知手段72を制御する。
例えば、リプレイ役A〜Cの同時当選パターンにおいて第1停止リールが左リール21L又は中リール21Cであった場合には、リプレイ役Aが入賞する。一方、第1停止リールが右リール21Rであった場合には、リプレイ役Cが入賞する。このとき、右リール21Rを第1停止リールとすべき旨は、高確RT図柄であるリプレイ役Cの入賞図柄を停止表示させることで、低確RT図柄であるリプレイ役Aの入賞図柄を回避するための回避情報となる。
第1報知手段71は、第1AT有りの通常状態において、リプレイ役の同時当選に応じてリプレイ役Cを入賞させるための補助情報の報知を実行する。具体的には、図9の通常状態画面710の表示により、入賞図柄が高確RT図柄であるリプレイ役Cを入賞させるための第1停止リールを報知する。
(通常状態)
通常状態は、ボーナス状態を含む他の遊技状態の終了に応じて発生する初期状態である。通常状態は、高確RT図柄(リプレイ役Cの入賞図柄)あるいは低確RT図柄(リプレイ役Aの入賞図柄)の停止表示に応じて終了し、高確RT状態、低確RT状態への移行が発生する。また、BB役あるいはRB役の入賞によっても終了し、ボーナス状態であるBB状態かRB状態へ移行する。なお、通常状態では、いずれかのリプレイ役が内部当選する確率が1/1.5となっている。ATフラグのフラグ値が1又は2の場合、入賞図柄が高確RT図柄であるリプレイ役Cを入賞させるための補助情報の報知が実行される第1ATが発動する。
高確RT状態は、リプレイ役の内部当選確率が通常状態と同じ1/1.5である一方、低確RT状態へ移行するおそれがない点で有利である。ATフラグが1又は3の場合、高確RT終了図柄である10枚役こぼし図柄の回避情報の報知が実行される第2ATが発動する。第2AT有りの高確RT状態では、AT継続抽選が毎ゲーム実行され、ハズレとなったときにATフラグのフラグ値が1であれば2へ、フラグ値が3であれば4へ切り換えられ第2ATが終了する。
低確RT状態は、リプレイ役の当選確率が1/7.3と低く、不利な遊技状態である。この低確RT状態へ移行する際には、前記報知抽選が実行される。この報知抽選の結果に応じて、第1AT及び第2ATが発動する可能性がある。第1ATの有り無し、及び第2ATの有り無しの組合せに応じて、通常状態へ復帰できた後の高確RT状態への移行難度、さらに高確RT状態へ移行できた後の継続難度が大きく変動することになる。
また、本例では、高確RT状態へ移行した後、ゲーム毎にAT継続抽選を実行している。これに代えて、複数ゲームを消化する毎にAT継続抽選を実行しても良い。
また、低確RT状態の継続期間は、適宜、設定可能である。本例の64ゲームには限定されない。
11 図柄表示窓
2 図柄変動表示手段
21 リール
35 乱数抽出部
41 内部抽選手段
42 表示制御手段
43 入賞判定手段
44 利益付与手段
451 不利遊技状態発生手段
452 不利遊技状態終了手段
453 特別遊技状態発生手段
454 特別遊技状態終了手段
46 報知決定手段
471 第1報知制御手段
472 第2報知制御手段
61 ストップボタン(停止操作手段)
62 スタートレバー(ゲーム開始操作手段)
71 第1報知手段
710 通常状態画面
72 第2報知手段
720、730 RT中画面
Claims (2)
- 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、前記内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
通常状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第1特定図柄の組合せである場合に、通常状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、
前記特別遊技状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第2特定図柄の組合せである場合に、当該特別遊技状態を終了させて通常状態を発生させる特別遊技状態終了手段と、
通常状態における前記第1特定図柄の停止表示を補助するための補助情報を遊技者に報知可能な第1報知手段と、
前記特別遊技状態における前記第2特定図柄の停止表示を回避するための回避情報を遊技者に報知可能な第2報知手段と、
前記第1報知手段を作動させるか否か、及び前記第2報知手段を作動させるか否かを個別に決定するための報知抽選を実行する報知決定手段と、
前記第1報知手段の作動が決定されたときに、通常状態において前記補助情報の報知が実行されるように前記第1報知手段を制御する第1報知制御手段と、
前記第2報知手段の作動が決定されたときに、前記特別遊技状態において前記回避情報の報知が実行されるように第2報知手段を制御する第2報知制御手段と、を備え、
前記報知決定手段は、
前記第1報知手段及び第2報知手段の両方を作動させる第1作動態様、前記第1報知手段のみ作動させる第2作動態様、前記第2報知手段のみ作動させる第3作動態様、及び前記第1報知手段及び第2報知手段の両方を作動させない第4作動態様の4つの作動態様の中から何れか1つの作動態様を前記報知抽選により決定することを特徴とするスロットマシン。 - 前記第1作動態様、第2作動態様、第3作動態様の3つの作動態様のうち何れか1つを選択態様として遊技者に任意に選択させるための作動態様選択手段を備え、
前記報知決定手段は、前記選択態様が選択された場合には、当該選択態様及び前記第4作動態様のうちの何れか一方を前記報知抽選により決定し、
前記選択態様が前記第2作動態様又は第3作動態様である場合には、前記選択態様が前記第1作動態様である場合に比べて前記選択態様を高確率で決定することを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
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