JP5342251B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、遊技者側に有利な遊技状態である特別状態を発生可能なスロットマシンに関する。
従来より、例えば、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、リプレイタイム及びアシストタイム等、遊技者にとって有利な特別状態を発生させるスロットマシンが知られている(例えば、特許文献1参照)。一般に、このような特別状態の発生タイミングは、スロットマシンにおける内部的な抽選処理等に基づいて決定されている。
しかしながら、前記従来のスロットマシンでは、次のような問題がある。すなわち、前記のような特別状態の発生タイミングを遊技者が調整することは不可能であり、かつ、予測することもできないため、遊技者は、内部的な抽選処理での当選等に応じた特別状態の発生を待つのみで特別な遊技戦略を立てる余地がなく、完全に受け身の遊技となり興趣が十分ではないという問題がある。
特開2008−79830号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、前記特別状態の発生タイミングを遊技者自身の意志によって調整できる場合を設定することで遊技者が柔軟に遊技戦略を立案できるようにし、遊技の興趣を高めたスロットマシンを提供しようとするものである。
本発明は、複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、前記内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
入賞の発生頻度が通常状態よりも高く遊技者側に有利な特別状態を発生させる特別状態発生手段と、
前記特別状態を発生させるために必要な特別状態発生権利を所定条件の成立に応じて遊技者側に付与する発生権利付与手段と、
前記特別状態発生権利に応じて前記特別状態を発生可能な待機状態を発生させる待機状態発生手段と、
前記特別状態を発生させるために遊技者が操作する特別状態発生操作手段と、
前記待機状態において前記特別状態発生操作手段が操作された際、当該操作が行われたゲームで決定された内部当選役の種類に応じて、遊技者が獲得した前記特別状態発生権利に基づく有利度合いを増減させるか否か、及び増減の度合いを決定するための権利増減抽選を実行する第1の特別状態発生権利増減手段と、を備え、
前記特別状態発生手段は、前記待機状態において前記特別状態発生操作手段が操作されたときに前記特別状態を発生させるように構成されていることを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
本発明のスロットマシンの遊技では、前記所定条件の成立に応じて前記特別状態発生権利が遊技者に与えられ、遊技者による前記特別状態発生操作手段の操作に応じて前記特別状態が発生し得る。このスロットマシンの遊技では、前記特別状態発生権利が生じた状態であれば、遊技者が自分の意志に基づいて好みのタイミングで前記特別状態を発生させることが可能である。
前記スロットマシンの遊技者は、遊技状況に応じて前記特別状態を発生させるか否かを選択することが可能となり、柔軟に遊技戦略を立てることができる。例えば、金銭的に余裕がある状況では前記特別状態の発生を遅らせたり、遊技時間が十分でない場合には前記特別状態発生権利を獲得でき次第すぐに前記特別状態を発生させたりといった遊技戦略を立てることができる。
以上のように本発明のスロットマシンは、遊技者に有利な前記特別状態を発生させるスロットマシンであって、前記特別状態の発生タイミングを遊技者自身の意志により調整可能としたことで、遊技者が柔軟に遊技戦略を立案できるようにし遊技の興趣を高めた優れた特性のスロットマシンである。
本発明におけるスロットマシンとしては、メダルやコインを遊技媒体とした狭義のスロットマシンのほか、パチンコ玉を遊技媒体としたパロット(R)などであってもよい。
また、前記待機状態において前記特別状態発生操作手段が操作された際、当該操作が行われたゲームで決定された内部当選役の種類に応じて、遊技者が獲得した前記特別状態発生権利に基づく有利度合いを増減させるか否か、及び増減の度合いを決定するための権利増減抽選を実行する第1の特別状態発生権利増減手段を備えている
この場合には、前記特別状態発生操作手段が操作されたゲームで決定された内部当選役の種類に応じて、前記特別状態発生権利に基づく遊技者側の有利度合いが変動し得るようになる。すなわち、前記特別状態発生操作手段の操作時期に応じて前記特別状態の発生による有利度合いが変動する可能性が生じる。前記スロットマシンの遊技者は、より有利になることを期待しながら緊張感をもって遊技を楽しむことができるようになり、遊技の興趣が一層高くなり得る。
また、前記特別状態を終了させるために遊技者が操作する特別状態終了操作手段を備え、
前記特別状態発生手段は、前記特別状態の発生中に前記特別状態終了操作手段が操作されたときに前記特別状態を終了させることが好ましい(請求項)。
この場合には、前記特別状態発生権利が全て消化される前に前記特別状態を終了させることができるようになる。前記特別状態発生権利の未消化分を別の時期に消化する等、前記特別状態の発生時期をさらにきめ細かく調整できるようになり、遊技の興趣がより一層高くなる。
また、前記特別状態の発生中に前記特別状態終了操作手段が操作された際、当該操作が行われたゲームで決定された内部当選役の種類に応じて、遊技者が獲得した前記特別状態発生権利に基づく有利度合いを増減させるか否か、及び増減の度合いを決定するための権利増減抽選を実行する第2の特別状態発生権利増減手段を備えていることが好ましい(請求項)。
この場合には、遊技者が自分の意志で前記特別状態を途中で終了させた際、未消化分の前記特別状態発生権利に基づく有利度合いが増えたり減ったりする場合を設けることができる。前記特別状態発生権利の有利度合いが変動することに対する期待感や緊張感により、遊技の興趣をさらに高めることができる。
また、前記発生権利付与手段は、前記所定条件が成立する毎に前記特別状態の発生ゲーム数を抽選により決定して前記特別状態発生権利として付与すると共に、当該発生ゲーム数を累積発生ゲーム数として累積し、
前記待機状態発生手段は、前記累積発生ゲーム数が1ゲーム以上である場合に前記待機状態を発生させ、
前記特別状態発生手段は、前記特別状態下でゲームを実行する毎に累積発生ゲーム数を1ゲームずつ減算することが好ましい(請求項)。
この場合には、前記所定条件が成立する毎に前記累積発生ゲーム数が増えるようになる。この累積発生ゲーム数を貯めることにより長期間に渡る前記特別状態を発生させることができるようになる。
実施例1における、スロットマシンの外観を示す正面図。 実施例1における、リールの外周に配置された図柄の配列を展開して示す展開図。 実施例1における、スロットマシンの役、入賞図柄、利益を示す説明図。 実施例1における、スロットマシンの電気的な構成を示すブロック図。 実施例1における、RTゲーム数獲得抽選テーブルを示す説明図。 実施例1における、累積RTゲーム数増減抽選テーブルを示す説明図。 実施例1における、BIGボーナス中画面を示す正面図。 実施例1における、RT待機状態画面を示す正面図。 実施例1における、RT状態画面を示す正面図。 実施例1における、RTゲーム数獲得処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、RT発生処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、RT終了処理の流れを示すフロー図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、リプレイ役の内部当選確率が高く通常状態より有利度合いが高いRT状態(特別状態)が発生し得るスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図12を用いて説明する。
まず、本例のスロットマシン1の外観的な構成について、図1を参照して説明する。スロットマシン1では、遊技者に対面する前面部分が、略矩形状の図柄表示窓11を略中央に設けた前面枠体10によって形成されている。前面枠体10は、図柄表示窓11の上側に、液晶表示部53、左右一対のスピーカ520及び装飾ランプ部56を配置してなる。図柄表示窓11の下側には、スロットマシン1の基部をなすべ一ス部100が形成されている。図柄表示窓11の右側には、メダル払出数を表示する払出数表示部551、及びクレジット数を表示するクレジット数表示部552が配置されている。
べ一ス部100は、遊技者から奥まって位置する図柄表示窓11に対して相対的に張り出すように形成されている。べ一ス部100は、図柄表示窓11に隣り合う上端部にテーブル状の操作面14を有し、メダル(遊技媒体)を払い出すメダル受け皿15を下端部に有し、操作面14とメダル受け皿15との間に操作パネル13を有している。
操作面14には、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダルを投入するためのベットボタン64と、クレジットされたメダルを払い出させるための精算ボタン65と、メダルを直接投入するためのメダル投入口630とが配置されている。操作パネル13には、リール21の図柄変動を開始させるためのスタートレバー62(ゲーム開始操作手段)と、図柄変動を停止させるためのストップボタン61(停止操作手段)と、RT状態の発生等のために遊技者が操作するRTボタン69(特別状態発生操作手段)と、が配置されている。
ベットボタン64は、クレジットされたメダルの中から3枚のメダルを投入するためのボタンである。ベットボタン64は、投入数3を表す3ベット信号を発生する。ただし、残りのクレジットが2又は1である場合には、2ベット信号又は1ベット信号を発生し、クレジットがゼロの場合は、ベット信号を発生しない。
スタートレバー62は、遊技者の操作に応じてリール21の制御信号であるゲーム開始信号を発生する操作レバーである。スロットマシン1では、メダルの直接投入、あるいはベットボタン64の操作によるメダルの投入を前提としてスタートレバー62が有効状態に設定される。なお、リプレイ役が入賞した場合には、メダルの直接投入、あるいはベット操作がされなくても自動的にメダルが投入された状態、すなわち次のゲームを開始可能な状態が設定される。
ストップボタン61は、遊技者の操作に応じてリール21の制御信号である変動停止信号を発生する操作ボタンである。本例のストップボタン61は、左リール21Lに対応する左ストップボタン61L、中リール21Cに対応する中ストップボタン61C、及び右リール21Rに対応する右ストップボタン61Rを組み合わせてなる。
RTボタン69は、遊技者がRT状態に関する操作を行なうための操作ボタンである。RTボタン69によれば、遊技者自らの意志によりRT状態を発生させたり、発生中のRT状態を終了させたりといった操作が可能である。本例のRTボタン69は、特別状態発生操作手段としての機能、及び特別状態終了操作手段としての機能を備えている。
図柄表示窓11は、図1に示すごとく、図柄表示領域110L、C、Rを含む表示窓である。各図柄表示領域110L、C、Rは、いずれも3図柄分の図柄表示領域である。図柄表示窓11全体では、3行3列よりなる2次元マトリクス状に配置された9図柄分の図柄表示領域が形成されている。図柄表示窓11は、遊技者側から図柄20が見えるよう、窓全体が透明な樹脂プレートにより形成されている。2次元マトリクス状に配置された9個の図柄20に対しては、入賞の対象となる入賞図柄の並び方向である入賞ライン211〜215が設定されている。入賞ラインとしては、水平方向の入賞ライン211〜213と、対角方向の入賞ライン214、215とがある。
各図柄表示領域110L、C、Rの裏側には、図柄変動表示手段2を構成するリール21L、C、Rがそれぞれ配置されている。リール21L、C、Rは、円柱形状をなし、その外周面に略一定の間隔を空けて、図2に示すごとく21個の図柄20が配置された回転式のリールである。なお、リール21としては、本例の回転式のリールに代えて、液晶ディスプレイに図柄を変動表示する画像式のリールを採用することもできる。
スピーカ520及び装飾ランプ部56は、図1に示すごとく、音あるいは光により遊技を演出するための演出手段である。払出数表示部551は、入賞時のメダル払出数を表示する表示部である。クレジット数表示部552は、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダル数を表示する表示部である。
液晶表示部53は、液晶ディスプレイよりなる。液晶表示部53は、後述するBIGボーナス中画面710(図7)、RT待機状態画面720(図8)及びRT状態画面730(図9)のほか、遊技を演出するための各種の演出画面を表示可能である。
次に、本例のスロットマシン1の役、内部当選役、入賞役について説明すると共に、遊技性の概略を説明する。スロットマシン1では、図3に示すごとく、2種類のBIGボーナス役(BIG1、BIG2)、1種類のREGボーナス役(REG)、15枚役・10枚役・5枚役・2枚役等の4種類の小役、及びリプレイ役が設定されている。図3では、左列に各役の名称を、中列に各役に対応する図柄20の組合せである入賞図柄を、右列に入賞に応じて遊技者に付与される利益を示してある。スロットマシン1では、後述する内部抽選手段41により内部当選した役が内部当選役になる。そして、内部当選役に対応する入賞図柄が入賞ラインに沿って成立したとき、その役が入賞役となる。
本例のスロットマシン1の遊技では、BIGボーナス状態、REGボーナス状態、RT状態(特別状態)及び通常状態が選択的に発生し得る。さらに、通常状態では、RTボタン69の操作に応じてRT状態を発生させ得る待機状態が重ねて発生する場合がある。
BIGボーナス状態は、BIG1・BIG2の入賞に応じて発生し、メダルの払出数が360枚を超えた時点で終了する最も有利な遊技状態である。REGボーナス状態は、REGの入賞に応じて発生し、メダルの払出数が150枚を超えた時点で終了する有利な遊技状態である。RT状態は、リプレイ役の内部当選確率が通常状態よりも高い有利な遊技状態である。なお、スロットマシン1では、BIGボーナス状態に対応するBIG中フラグ、及びRT状態に対応するRTフラグが制御フラグとして設定されている。
BIGボーナス状態では、15枚役の入賞(所定条件)に応じてRT状態を発生させ得る権利である特別状態発生権利が付与される。具体的には、BIGボーナス状態の発生中では、15枚役の入賞に応じて、RT状態の発生ゲーム数であるRTゲーム数を決定するための獲得抽選が実行され、決定されたRTゲーム数が累積RTゲーム数(累積発生ゲーム数)として順次加算され得る。
通常状態においては、特別状態発生権利が生じているとき、すなわち累積RTゲーム数が1ゲーム以上であるときに待機状態が発生し得る。この待機状態においては、前記RTボタン69の操作に応じてRT状態を発生させたりといった作為的な遊技が可能となる。
また、RT状態の発生中では、RTボタン69の操作によりRT状態を終了させて待機状態に復帰させることができる。
さらに、本例のスロットマシン1の遊技では、RTボタン69による発生操作が行われた場合に、特別状態発生権利に基づく有利度合い、すなわち累積RTゲーム数を増やせるチャンスが設定されている。
次に、本例のスロットマシン1の電気的な構成について、図4を参照して説明する。スロットマシン1の全体動作を制御する制御部3に対しては、既出の構成のほか、メダル投入口630を介して直接投入されたメダルを検知する投入メダル検知部63、リール21と共に図柄変動表示手段2を構成するリール駆動部22、リール21の回転位置を検知する基準位置検知部66、メダルを払い出すメダル払出部54、払出数表示部551やクレジット数表示部552を合む各種表示部55、遊技者の有利度合いを表す設定値を設定するための設定値操作部68、及びスピーカ520を制御する音声出カ部52等が電気的に接続されている。
投入メダル検知部63は、メダル投入口630から直接投入されたメダルの検知部である。投入メダル検知部63は、メダル投入口630からメダルが投入される毎にインサート信号を出力する。なお、本例のスロットマシン1では、メダルの直接投入やベットボタン64の操作等により3枚のメダルが投入された際、スタートレバー62が有効な状態に設定され、新たなゲームを開始可能な状態となる。
リール駆動部22は、ステップ単位で制御可能なステッピングモータ(図示略)を含み、このステッピングモータの回転駆動力によりリール21を回転駆動する手段である。基準位置検知部66は、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
メダル払出部54は、後述する入賞判定手段44により判定された入賞役に応じた枚数(図3参照。)のメダルをメダル受け皿15に払い出す払出部である。例えば、15枚役が入賞役である場合には15枚のメダルが払い出される。
設定値操作部68は、設定キー680を利用して、ボーナス役等の当選確率が異なる6段階の設定値を変更するための操作部である。
制御部3は、図4に示すごとく、CPU31と、メモリ手段であるROM33、RAM34と、入出カインターフェースとしてのI/O32と、乱数を発生する乱数発生部350と、抽選用の乱数を抽出する乱数抽出部35と、を有している。CPU31は、ROM33から読み込みしたソフトウェアプログラムを実行することにより、内部当選役を抽選する内部抽選手段41、内部当選役に対応する内部当選フラグを制御するフラグ制御手段42、リール21を制御する表示制御手段43、入賞図柄を判定する入賞判定手段44、入賞に応じた利益を遊技者に付与する利益付与手段45、リプレイ役の内部当選確率が高いRT状態(特別状態)を発生させる特別状態発生手段46、RT状態を発生させるために必要な特別状態発生権利を遊技者に付与する発生権利付与手段47、RT状態を発生可能な待機状態を発生させる待機状態発生手段48、特別状態発生権利の有利度合いの増減等を決定するための権利増減抽選を実行する特別状態発生権利増減手段49としての各機能を実現する。
メモリ手段であるRAM34の記憶領域には、前記累積RTゲーム数を格納するためのRTカウンタ341が設定されている。RTカウンタ341に格納された累積RTゲーム数は、RT状態下でゲームが消化される毎に1ゲームずつ減算される。累積RTゲーム数は、遊技者が獲得した特別状態発生権利に基づく有利度合いの総量を示している。
メモリ手段であるROM33は、内部当選役の抽選に用いる内部当選役抽選テーブル(図示略)、表示制御手段43がリール21の停止制御に用いるリール制御テーブル(図示略)、前記RTゲーム数を決定するための獲得抽選に用いるRTゲーム数獲得抽選テーブル(図5)、及び前記権利増減抽選に用いる累積RTゲーム数増減抽選テーブル(図6)を記憶している。
リール制御テーブルは、入賞ライン上に停止可能な停止位置を規定したテーブルである。
内部当選役抽選テーブルは、0〜65535の抽選用乱数のうち、各役の当選乱数の範囲が規定されたデータテーブルである。内部当選役抽選テーブルとしては、通常状態に適用されるテーブルと、ボーナス状態に適用されるテーブルと、RT状態に適用されるテーブルとがある。特に、RT状態に適用されるテーブルでは、通常状態用のテーブルにおけるハズレ乱数の大部分がリプレイ役の当選乱数に置き換えられた内部当選役抽選テーブルである。
RTゲーム数獲得抽選テーブルは、図5に示すごとく、0〜127の抽選用乱数のうち、ゼロゲームを含め5種類のRTゲーム数の当選乱数が各々規定されたデータテーブルである。例えば、RTゲーム数がゼロ、すなわち特別状態発生権利が付与されない場合に対応するハズレ乱数は0〜12となっている。また、RTゲーム数100ゲームに対する当選乱数は127のみとなっている。それ故、このRTゲーム数獲得抽選テーブルを用いた獲得抽選では、128分の13の確率でRTゲーム数=ゼロが当選し、128分の1の確率でRTゲーム数=100ゲームが当選し得る。
累積RTゲーム数増減抽選テーブルは、図6に示すごとく、0〜127の抽選用乱数のうち、「当選」に対応する当選乱数、及び「非当選」に対応するハズレ乱数が規定されたデータテーブルである。同図から知られるように当選乱数の個数、及びハズレ乱数の個数はいずれも64個となっている。したがって、この累積RTゲーム数増減抽選テーブルを用いた権利増減抽選では、「当選」及び「非当選」の確率が半々となる。
前記乱数発生部350は、図4に示すごとく、所定の整数範囲に属する乱数を発生する部分である。乱数発生部350は、内部当選役を抽選するための0〜65535の整数範囲の乱数と、獲得抽選及び権利増減抽選のための0〜127の整数範囲の乱数と、を発生する。
乱数抽出部35は、各種の抽選用乱数を抽出する部分である。乱数抽出部35は、スタートレバー62の操作に応じたゲーム開始信号を契機として内部当選役を抽選するための抽選用乱数を抽出する。また、BIGボーナス状態下での15枚役の入賞に応じて前記獲得抽選のための抽選用乱数を抽出し、2枚役が内部当選したゲームでのRTボタン69の操作に応じて前記権利増減抽選のための抽選用乱数を抽出する。
内部抽選手段41は、内部抽選により内部当選役を決定し、その内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる手段である。内部抽選手段41は、内部当選役抽選テーブルに規定された各役の当選乱数に対して抽選用乱数を照合し、内部当選役を決定する。内部抽選手段41は、前記BIG中フラグ及びRTフラグ等のフラグ状態に応じて遊技状態に合致した内部当選役抽選テーブルを選択的に参照する。
フラグ制御手段42は、内部当選役に対応する内部当選フラグを制御する手段である。ボーナス役(BIG1、BIG2、REG)以外の他の役の内部当選フラグについては、当該内部当選フラグが初めて成立したゲームで入賞したか否かに関わらず次のゲームを開始するまでにオフ状態(ゼロ)にリセットされる。したがって、ボーナス役以外の各役が内部当選したゲームで入賞しなかった場合、全て取りこぼしとなる。一方、ボーナス役に対応する内部当選フラグについては、入賞するまで内部当選フラグの成立状態が次回のゲームに順次、持ち越され、入賞に応じてオフ状態にリセットされる。
表示制御手段43は、規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)等が定める所定の引込範囲内の図柄を入賞ライン上に停止させる、いわゆる引込制御を実行する手段である。本例では、前記のごとく、引込範囲として4図柄分に相当する範囲が設定されている。表示制御手段43は、変動停止信号を取り込みした際のステップ数をリール制御テーブルと照合し、停止位置を決定する。表示制御手段43は、決定した停止位置に当たる図柄を引き込んでリール21を停止させる。
入賞判定手段44は、3基のリール21L、C、Rが停止表示する図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する手段である。具体的には、入賞判定手段44は、3基のリール21L、C、Rを横断するように設定された入賞ライン211〜215上に停止した図柄の組合せに応じて入賞役を判定する。入賞判定手段44は、各リール21L、C、Rが停止した後、各リール21L、C、Rに対応する各ステッピングモータ(リール駆動部22)のステップ数を取り込む。入賞判定手段44は、このステップ数を基にして入賞ライン211〜215上に停止した図柄20の種類を求め、その図柄20の組合せについて入賞役が成立するか否かを判定する。
利益付与手段45は、入賞判定手段44により判定された入賞役に応じた利益を付与する手段である。例えば、ボーナス役であるBIG1・BIG2が入賞役である場合には、利益付与手段45は、BIGボーナス状態の発生という利益を付与する。5枚役が入賞である場合には、5枚のメダルの払い出しという利益を付与する。
発生権利付与手段47は、所定条件の成立に応じて特別状態発生権利を遊技者に付与する手段である。本例では、BIGボーナス状態の発生中における15枚役の入賞が前記所定条件として設定されている。発生権利付与手段47は、特別状態発生権利を付与するに当たってRT状態の発生ゲーム数であるRTゲーム数を決定するための獲得抽選を実行する。
発生権利付与手段47は、前記RTゲーム数獲得抽選テーブル(図5)に抽選用乱数を照合することでRTゲーム数を決定する。このRTゲーム数は、15枚役の入賞という所定条件の成立に応じてRT状態下で実行され得るゲーム数である。つまり、RTゲーム数の値が特別状態発生権利の有利度合いを表している。なお、RTゲーム数=ゼロが決定された場合は、特別状態発生権利がゼロ、すなわち特別状態発生権利が付与されない。抽選されたRTゲーム数が多いほど、RT状態の発生ゲーム数が多くなり、特別状態発生権利に基づく有利度合いが高くなる。
また、発生権利付与手段47は、獲得抽選によりRTゲーム数を決定する毎に、前記RTカウンタ341(図4)に格納された累積RTゲーム数に加算する。これにより遊技者が獲得した特別状態発生権利が累積RTゲーム数として貯えられることになる。なお、本例では、500ゲームを上限として累積RTゲーム数を累積している。
待機状態発生手段48は、RTボタン69の操作によりRT状態を発生可能な待機状態を発生させる手段である。本例のスロットマシン1では、待機状態に対応する制御フラグとしてRT発生可フラグが設定されている。待機状態発生手段48は、通常状態であって、かつ、RTカウンタ341に格納された累積RTゲーム数が1ゲーム以上であるときにRT発生可フラグをオン状態に設定し、待機状態を発生させる。一方、BIGボーナス状態やRT状態の発生中、及び累積RTゲーム数がゼロの場合には、RT発生可フラグがオフ状態に設定される。
特別状態発生手段46は、RT状態(特別状態)を発生させる手段である。特別状態発生手段46は、待機状態におけるRTボタン69の操作に応じて前記RTフラグをオン状態に設定し、これによりRT状態を発生させる。RT状態の発生中においてRTボタン69が操作された場合には、RTフラグをリセットすることでRT状態を終了させて通常状態を発生させる。このとき、累積RTゲーム数が1ゲーム以上であれば、前記待機状態に復帰可能である。
特別状態発生権利増減手段49は、特別状態発生権利に基づく有利度合いの増減を前記権利増減抽選により決定する手段である。ここで、本例では、前記累積RTゲーム数の値が、遊技者が獲得した特別状態発生権利の有利度合いを示している。特別状態発生権利増減手段49は、RTボタン69の操作によりRT状態が発生したゲームで2枚役が入賞したとき権利増減抽選を実行する。
具体的には、本例の特別状態発生権利増減手段49は、前記累積RTゲーム数増減抽選テーブル(図6)に対して抽選用乱数を照合することで権利増減抽選を実行する。権利増減抽選により「当選」が決定された場合には、累積RTゲーム数の半分に相当するゲーム数が累積RTゲーム数に加算される。権利増減抽選により「非当選」が決定された場合には、累積RTゲーム数の半分に相当するゲーム数が累積RTゲーム数から減算される。なお、本例では、累積RTゲーム数が1ゲームとなっている場合には、2枚役が入賞しても権利増減抽選が実行されないようになっている。
次に、液晶表示部53に表示される演出画面の内容について、図7〜図9を用いて説明する。図7は、BIGボーナス状態の発生中に表示されるBIGボーナス中画面710を示している。図8は、待機状態において表示されるRT待機状態画面720を示している。図9は、RT状態の発生中に表示されるRT状態画面730を示している。
図7に示すBIGボーナス中画面710は、BIGボーナス状態が発生中である旨を表示する状態表示欄710a、15枚役の内部当選を報知するフラグ報知欄710b、累積RTゲーム数を表示するRTゲーム数インジケータ710cを含む画面である。RTゲーム数インジケータ710cは、10ゲーム毎の表示目盛を10目盛備えており、0〜約100ゲームまでの累積ゲーム数を10ゲーム単位で表示可能である。同図のBIG中画面710は、BIGボーナス状態の発生中に15枚役が内部当選した旨、及び累積RTゲーム数が70ゲーム台である旨を例示している。
なお、RTゲーム数インジケータ710cは、RTボタン69の操作により表示をキャンセルすることができる。この仕様は、累積RTゲーム数を見ないでBIGボーナス状態を楽しみ、BIGボーナス状態の終了後に貯まった累積RTゲーム数を確認したい遊技者に対応するための仕様である。なお、本例では、RTゲーム数インジケータ710cの表示状態に対応する表示制御フラグであるインジケータ表示フラグが設定されている。インジケータ表示フラグは、BIGボーナス状態の発生と共にオン状態に設定され、RTボタン69の操作に応じてリセットされる。再度、RTボタン69を操作すればインジケータ表示フラグをオン状態に復帰させ、RTゲーム数インジケータ710cの表示を再開させることも可能である。
図8に示すRT待機状態画面720は、前記権利増減抽選の必要条件である2枚役の内部当選を報知するフラグ報知欄720a、前記RTゲーム数インジケータ710cと同様に累積RTゲーム数を表示するRTゲーム数インジケータ720bを含む画面である。同図のRT待機状態画面720は、前記待機状態において2枚役が内部当選した旨を例示している。同図のRT待機状態画面720が表示された状態では、RTボタン69によるRT状態の発生操作に応じて累積RTゲーム数を増やすことができるチャンスがある。
図9に示すRT状態画面730は、RT状態が発生中である旨を表示する状態発生表示欄730a、RT状態が発生してからの消化ゲーム数を表示する消化ゲーム数表示欄730b、残りの累積RTゲーム数を表示するRTゲーム数インジケータ730c(前記RTゲーム数インジケータ710cと同じ仕様)を含む画面である。同図のRT状態画面730は、RT状態の発生中において消化ゲーム数が10ゲームである旨、及び残りの累積RTゲーム数が60ゲーム台である旨を例示している。
次に、以上のように構成された本例のスロットマシン1の動作について、図10〜図12のフロー図を用いて説明する。図10は、前記獲得抽選によりRTゲーム数を決定するRTゲーム数獲得処理の流れを示すフロー図、図11は、RT状態を発生させるためのRT発生処理の流れを示すフロー図、図12は、RT状態が終了する際のRT終了処理の流れを示すフロー図である。
図10に示すRTゲーム数獲得処理では、まず、BIGボーナス状態が発生中か否か、BIG中フラグのフラグ状態に基づいて判断される(S101)。BIG中フラグがオン状態である場合には(S101:YES)、15枚役の入賞が判断される(S102)。15枚役が入賞している場合には(S102:YES)、RTゲーム数を決定するための前記獲得抽選が実行される(S103)。
獲得抽選により決定されたRTゲーム数は、RTカウンタ341に格納された累積RTゲーム数に加算される(S104)。ここで、インジケータ表示フラグがオン状態である場合には(S105:YES)、RTゲーム数インジケータ710c(図7参照。)の表示が更新される(S106)。一方、インジケータ表示フラグがオフ状態である場合には(S105:NO)、RTゲーム数インジケータ710cの表示更新は実行されない。
図11に示すRT発生処理では、まず、待機状態に対応するRT発生可フラグのフラグ状態が判断される(S201)。RT発生可フラグがオン状態である場合には(S201:YES)、RTボタン69の操作が判断される(S202)。さらに、RTボタン69が操作された場合には(S202:YES)、そのゲームで2枚役が入賞したか否かが判断される(S203)。2枚役が入賞している場合には(S203:YES)、特別状態発生権利の有利度合いを示す累積RTゲーム数の増減数等を決定するための前記権利増減抽選が実行される(S204)。
権利増減抽選により決定されたRTゲーム数を加算あるいは減算して得られた新たな累積RTゲーム数はRTカウンタ341に格納される(S205)。一方、RTボタン69が操作されたゲームで2枚役が入賞していない場合(S203:NO)には、権利増減抽選が実行されないためRTカウンタ341に格納された累積RTゲーム数が増えたり減ったりすることはない。
その後、RT状態に対応するRTフラグがオン状態に設定される一方(S206)、待機状態に対応するRT発生可フラグがリセットされる(S207)。このようなフラグ制御によりRT状態が発生し、RT状態画面730(図9)の表示が開始される(S208)。
図12に示すRT終了処理では、まず、RTフラグのフラグ状態が判断される(S301)。RTフラグがオン状態、すなわちRT状態の発生中である場合には(S301:YES)、ゲームの終了が判断される(S302)。ゲーム終了により1ゲーム消化された場合には(S302:YES)、RTカウンタ341に格納された累積RTゲーム数が1ゲーム減算される(S303)。
累積RTゲーム数がゼロゲームとなった場合には(S304:YES)、液晶表示部53の画面表示が図示しない通常画面に復帰し(S305)、RTフラグのゼロリセット(S306)に応じてRT状態が終了して通常状態に復帰する。一方、累積RTゲーム数が1ゲーム以上である場合には(S304:NO)、RT状態を終了させるためのRTボタン69の操作が判断される(S307)。RTボタン69が操作された場合には(S307:YES)、待機状態に対応するRT発生可フラグがオン状態に設定される(S308)。その後、液晶表示部53の画面表示がRT待機状態画面720(図8)に切り換えられると共に(S309)、RTフラグのゼロリセット(S306)に応じてRT状態が終了して通常状態(待機状態)に復帰する。
このように構成されたスロットマシン1の遊技では、遊技者が自分の意志でRT状態を発生させ得る特別状態発生権利が設定されている。特別状態発生権利を獲得できた遊技者は、自分の遊技戦略に沿って好みのタイミングでRT状態を発生させることができる。例えば、特別状態発生操作手段であるRTボタン69を即座に操作して早期にRT状態を発生させたり、遊技をある程度行った後でRT状態を発生させたりといった選択が可能である。
以上のように本例のスロットマシン1は、特別状態であるRT状態の発生タイミングを遊技者自身の意志により調整可能としたことで、遊技者が柔軟に遊技戦略を立案できるようにし、遊技の興趣を高めた優れた特性のスロットマシンである。
なお、本例では、特別状態としてRT状態(リプレイタイム)を採用したが、これに限定されるものではなく、例えば、アシストタイム(AT)やチャレンジタイム(CT)など、遊技者にとって有利な状態であればどのような状態であってもよい。
また、本例では、待機状態下でRTボタン69が操作されたときに即座にRT状態が発生するように構成したが、これに代えて、RTボタン69の操作後、特定図柄の停止表示に応じてRT状態を発生させるようにしてもよい。
なお、本例では、待機状態におけるRTボタン69の操作回数、すなわちRT状態の発生回数(開始回数)等に制限を設定していないが、これに代えて、制限を設定することもよい。また、1回のRT状態で消化しなければならない最低ゲーム数を設定し、この最低ゲーム数を消化するまではRT状態を終了できないようにしても良い。このように構成すれば、RT状態の発生及び終了の際限ない繰り返しに起因して稼働率が低下してしまうおそれを未然に回避できる。
なお、累積RTゲーム数が増減する前記権利増減抽選の実行回数、当該権利増減抽選に応じて累積RTゲーム数が加算あるいは減算された変動ゲーム数の合計ゲーム数、及び権利増減抽選1回当たりの変動ゲーム数の平均ゲーム数を表示することも良い。これらの遊技データを表示すれば、権利増減抽選の実行が結果的に成功だったのか失敗だったのか、遊技者が客観的に把握できるようになる。
また、本例は、RT状態の発生に応じて権利増減抽選を実行した例であるが、これに代えて、RTボタン69の操作に応じたRT状態の終了に応じて権利増減抽選を実行することも良い。さらに、RT状態の発生及び終了の両方のタイミングで権利増減抽選を実行することも良い。
さらに、累積RTゲーム数が増加する確率が高い有利な権利増減抽選と、増加する確率が低い比較的不利な権利増減抽選とを設定すると共に、現在実行され得る権利増減抽選の種類が報知される状態を設けることも良い。権利増減抽選の種類が報知される状態では、より有利な発生タイミングを狙ってRT状態を発生等させるという遊技戦略が必要となり一層、興趣が高められる。一方、権利増減抽選の種類が報知されない状態では、遊技者自身の勘で発生タイミングを計るという楽しみが生じる。
なお、本例は、2枚役の入賞したゲームでRT状態の発生操作が行われた場合に前記権利増減抽選を実行した例である。権利増減抽選の契機となる役としては、2枚役以外の役を各種設定することができる。また、RT状態の発生操作が行われたゲームで入賞したか否かに関わらず、いずれかの役の内部当選に応じて権利増減抽選を実行することも良い。
以上、実施例1のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形あるいは変更した技術を包合している。
1 スロットマシン
11 図柄表示窓
110 図柄表示領域
2 図柄変動表示手段
3 制御部
341 RTカウンタ
35 乱数抽出部
41 内部抽選手段
42 フラグ制御手段
43 表示制御手段
44 入賞判定手段
45 利益付与手段
46 特別状態発生手段
47 発生権利付与手段
48 待機状態発生手段
49 特別状態発生権利増減手段
61 ストップボタン(停止操作手段)
62 スタートレバー(ゲーム開始操作手段)
69 RTボタン(特別状態発生操作手段、特別状態終了操作手段)
710 BIGボーナス中画面
720 RT待機状態画面
730 RT状態画面

Claims (4)

  1. 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
    遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
    前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
    前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
    前記停止操作手段が操作されたときに、前記内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
    前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
    前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
    入賞の発生頻度が通常状態よりも高く遊技者側に有利な特別状態を発生させる特別状態発生手段と、
    前記特別状態を発生させるために必要な特別状態発生権利を所定条件の成立に応じて遊技者側に付与する発生権利付与手段と、
    前記特別状態発生権利に応じて前記特別状態を発生可能な待機状態を発生させる待機状態発生手段と、
    前記特別状態を発生させるために遊技者が操作する特別状態発生操作手段と、
    前記待機状態において前記特別状態発生操作手段が操作された際、当該操作が行われたゲームで決定された内部当選役の種類に応じて、遊技者が獲得した前記特別状態発生権利に基づく有利度合いを増減させるか否か、及び増減の度合いを決定するための権利増減抽選を実行する第1の特別状態発生権利増減手段と、を備え、
    前記特別状態発生手段は、前記待機状態において前記特別状態発生操作手段が操作されたときに前記特別状態を発生させるように構成されていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記特別状態を終了させるために遊技者が操作する特別状態終了操作手段を備え、
    前記特別状態発生手段は、前記特別状態の発生中に前記特別状態終了操作手段が操作されたときに前記特別状態を終了させるように構成されていることを特徴とする請求項に記載のスロットマシン。
  3. 前記特別状態の発生中に前記特別状態終了操作手段が操作された際、当該操作が行われたゲームで決定された内部当選役の種類に応じて、遊技者が獲得した前記特別状態発生権利に基づく有利度合いを増減させるか否か、及び増減の度合いを決定するための権利増減抽選を実行する第2の特別状態発生権利増減手段を備えたことを特徴とする請求項に記載のスロットマシン。
  4. 前記発生権利付与手段は、前記所定条件が成立する毎に前記特別状態の発生ゲーム数を抽選により決定して前記特別状態発生権利として付与すると共に、当該発生ゲーム数を累積発生ゲーム数として累積し、
    前記待機状態発生手段は、前記累積発生ゲーム数が1ゲーム以上である場合に前記待機状態を発生させ、
    前記特別状態発生手段は、前記特別状態下でゲームを実行する毎に累積発生ゲーム数を1ゲームずつ減算するように構成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のスロットマシン。
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