JP5210041B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、通常状態よりもリプレイ役の入賞確率を高く設定したRTを発生するスロットマシンに関する。
従来より、例えば、所定のRT図柄が停止表示された場合にRT(リプレイタイム)を発生し、所定数のゲーム消化に応じて通常状態に復帰するという遊技性を備えたスロットマシンがある(例えば、特許文献1参照。)。さらに、リプレイ役の内部当選確率が通常状態より高く設定されたRT(高確RT)のほかに、リプレイ役の内部当選確率が通常状態より低いか同程度に設定されたRT(低確RT)を発生するスロットマシンの提案もある。
これらのスロットマシンでは、所定数のゲームを消化した時点でRTが終了して通常状態に復帰する一方、RTの発生中に再度RT図柄が停止表示されてもリプレイ役の内部当選確率が変化しないようになっている。したがって、前記低確RTの発生中に前記高確RTの契機図柄である高確RT図柄が停止表示されても、高確RTが発生することなく、そのまま低確RTが継続することになる。
しかしながら、前記従来のスロットマシンでは、次のような問題がある。すなわち、高確RT図柄は、遊技状態に関わらず常に一定の確率で停止表示され得るため、低確RTの発生直後や、低確RTの終了直前に高確RT図柄が停止表示されるおそれがあり、低確RTの発生により落胆している遊技者に対してさらに追い討ちをかける結果となり、遊技者の遊技意欲を喪失させてしまうおそれがある。
特許3583697号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、リプレイ役の入賞確率が高いRTのほかにリプレイ役の入賞確率が低いRTを発生するスロットマシンにおいて、遊技者の遊技意欲を高く維持できる優れた特性のスロットマシンを提供しようとするものである。
本発明は、複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄表示領域を複数、備えた図柄変動表示手段と、
ゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
遊技媒体が賭けられた状態における前記ゲーム開始操作手段の操作に応じて、リプレイ役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段における図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
該停止操作手段に対する操作に応じて、前記内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段により停止表示された図柄が所定の入賞図柄であるか否かを判定する入賞判定手段と、
通常状態における第1特定図柄の停止表示に応じてリプレイ役の内部当選確率が第1確率に設定された第1RT状態を発生させると共に、消化ゲーム数が第1規定ゲーム数に達したときに当該第1RT状態を終了させる第1RT状態発生手段と、
通常状態における第2特定図柄の停止表示に応じてリプレイ役の内部当選確率が前記第1確率よりも高い第2確率に設定された第2RT状態を発生させると共に、消化ゲーム数が第2規定ゲーム数に達したときに当該第2RT状態を終了させる第2RT状態発生手段と、
前記第1RT状態の発生中に前記第2特定図柄が停止表示された場合に、前記第1規定ゲーム数と消化ゲーム数との差である未消化ゲーム数を短縮するという特典を遊技者に対して付与する特典付与手段と、を備え
該特典付与手段は、前記第1RT状態の発生中に前記第2特定図柄が停止表示された時点における消化ゲーム数が所定数未満であるときは発生中の今回の第1RT状態の前記未消化ゲーム数を短縮するという特典を付与し、前記消化ゲーム数が所定数以上であるときは次回の第1RT状態の前記未消化ゲーム数を短縮するという特典を付与することを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
本発明のスロットマシンは、リプレイ役の内部当選確率が前記第1確率に設定された前記第1RT状態を発生させる前記第1RT状態発生手段と、前記第2確率に設定された前記第2RT状態を発生させる前記第2RT状態発生手段とを備えている。前記第1RT状態発生手段は、通常状態における前記第1特定図柄の停止表示に応じて前記第1RT状態を発生させる。前記第2RT状態発生手段は、通常状態における前記第2特定図柄の停止表示に応じて前記第2RT状態を発生させる。このスロットマシンでは、前記第1確率より前記第2確率の方が高く設定されており、前記第1RT状態より前記第2RT状態の方が遊技者にとって有利な遊技状態となっている。
前記スロットマシンは、前記第1RT状態において前記第2特定図柄が停止表示された場合に、遊技者に特典を付与可能な前記特典付与手段を備えている。上述の通り、このスロットマシンでは、前記第2特定図柄の停止表示に応じて前記第2RT状態が発生するのは通常状態の発生中の場合である。前記第1RT状態において前記第2特定図柄が停止表示されても前記第2RT状態が開始されることなく、そのまま前記第1RT状態が継続する。つまり、前記第1RT状態の発生中における前記第2特定図柄の停止表示は、前記第2RT状態の発生契機とはならず無駄となってしまう。特に、前記第1RT状態の開始直後や、終了直前に前記第2特定図柄が停止表示された場合には、遊技者の落胆が大きなものとなるおそれがある。このような場合に、前記特典付与手段による特典を付与すれば、前記第2特定図柄の停止表示が無駄となってしまったことに対する遊技者の落胆を抑制し、遊技意欲の落ち込みをある程度、抑制できる。
以上のように、本発明のスロットマシンによれば、前記第1RT状態の発生中に前記第2特定図柄が停止表示されてしまった場合の遊技者の落胆を抑制することで、遊技意欲を高く維持できる。
本発明のスロットマシンとしては、メダルやコインを遊技媒体とした狭義のスロットマシンのほか、パチンコ玉を遊技媒体としたパロット(R)などであっても良い。
また、前記特典としては、一定期間だけ特定小役入賞時の払出枚数を増加させる特典や、一定期間だけ特定小役の内部当選確率を高める特典や、次回の第1RT状態において第2特定図柄が停止表示される確率を高める特典等、遊技者にとって有利となる様々な特典を設定できる。
また、前記特典付与手段は、前記第1RT状態の発生中に前記第2特定図柄が停止表示された場合には、前記第1規定ゲーム数と前記消化ゲーム数との差である未消化ゲーム数を短縮するという特典を遊技者に対して付与する
この場合には、前記特典により前記第1RT状態を早く終了できるようになる。それ故、前記第1RT状態において前記第2特定図柄が停止表示された場合であっても、遊技者の落胆を抑制でき、遊技意欲を維持できる。
なお、前記未消化ゲーム数を短縮する方法としては、前記第1規定ゲーム数を少なく設定変更することにより前記消化ゲーム数との差である前記未消化ゲーム数を短縮する方法や、前記消化ゲーム数を実際よりも多く設定することにより前記第1規定ゲーム数との差である前記未消化ゲーム数を短縮する方法や、前記第1規定ゲーム数を少なく設定変更すると共に前記消化ゲーム数を多く設定することで両者の差である前記未消化ゲーム数を短縮する方法等、様々な方法が考えられる。
また、前記特典付与手段は、前記第1RT状態の発生中に前記第2特定図柄が停止表示された場合には、その時点における消化ゲーム数が所定数未満であるときは発生中の今回の第1RT状態の前記未消化ゲーム数を短縮するという特典を付与し、前記消化ゲーム数が所定数以上であるときは次回の第1RT状態の前記未消化ゲーム数を短縮するという特典を付与する
前記未消化ゲーム数が少ない場合、すなわち前記第1RT状態の終了間近で当該未消化ゲーム数が短縮されても遊技者が受け得る恩恵が小さくなってしまう。そこで、前記のごとく未消化ゲーム数が少ない場合には、発生中の今回の第1RT状態ではなく次回の第1RT状態の未消化ゲーム数を短縮させることが望ましい。このように構成すれば、前記次回の第1RT状態が発生するまで遊技者の遊技意欲を持続させる効果も期待し得る。
また、前記特典付与手段は、前記特典を付与するか否かを抽選により決定するように構成されていることが好ましい(請求項)。
この場合には、前記第1RT状態の発生中に前記第2特定図柄が停止表示されても前記特典が付与されない状況を設定でき、一層変化に富んだ遊技性を実現できるようになる。前記特典の付与抽選に当選した場合には、遊技者の喜びが一層、大きなものとなり得る。
また、前記第1確率は、通常状態におけるリプレイ役の内部当選確率よりも低いことが好ましい。この場合には、前記第1RT状態と比較した前記第2RT状態の有利度合いが一層、高くなり、スロットマシンでの遊技がさらに起伏に富んだものとなり得る。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、RT状態を発生するスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図9を用いて説明する。
本例のスロットマシン1は、図1〜図3に示すごとく、複数種類の図柄20を所定の配列に従って変動表示する図柄表示領域110L、C、Rを備えた図柄変動表示手段2と、ゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段62(以下、スタートレバー62という。)と、遊技媒体が賭けられた状態におけるスタートレバー62の操作に応じて、リプレイ役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段42と、図柄変動表示手段2における図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段61(以下、ストップボタン61という。)と、ストップボタン61に対する操作に応じて、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで図柄表示領域110に停止表示させる表示制御手段45と、図柄変動表示手段2により停止表示された図柄が所定の入賞図柄であるか否かを判定する入賞判定手段47と、通常状態における第1特定図柄の停止表示に応じてリプレイ役の内部当選確率が第1確率に設定された第1RT状態を発生させると共に、消化ゲーム数が第1規定ゲーム数に達したときに当該第1RT状態を終了させる第1RT状態発生手段431と、通常状態における第2特定図柄の停止表示に応じてリプレイ役の内部当選確率が第1確率よりも高い第2確率に設定された第2RT状態を発生させると共に、消化ゲーム数が第2規定ゲーム数に達したときに当該第2RT状態を終了させる第2RT状態発生手段432と、第1RT状態の発生中に第2特定図柄が停止表示された場合に遊技者に対して特典を付与可能な特典付与手段44と、を備えている。
以下に、この内容について詳しく説明する。
まず、このスロットマシン1の役、内部当選役、入賞役について、図1〜図3を用いて説明する。本例のスロットマシン1では、図3に示すごとく、ボーナス役(同図中、BIG1、BIG2。)、小役、及びリプレイ役が設定されている。図3では、左列に各役の名称を、中列に各役に対応する図柄20の組合せである入賞図柄を、右列に入賞に応じて遊技者に付与される特典(利益)を示してある。スロットマシン1では、内部抽選手段42により内部当選した役が内部当選役になる。そして、内部当選役に対応する入賞図柄が入賞ラインに沿って成立したとき、その役が入賞役となる。
本例のスロットマシン1では、図3に示すごとく、前記第1特定図柄としてリプレイ役の入賞図柄が設定されている。前記第2特定図柄としては8枚役の入賞図柄が設定されている。したがって、通常状態の発生中におけるリプレイ役の入賞に応じて第1RT状態が開始され、8枚役の入賞に応じて第2RT状態が開始される。本例では、第1RT状態の終了条件である第1規定ゲーム数として500ゲーム、第2RT状態の終了条件である第2規定ゲーム数として100ゲームが設定されている。本例のスロットマシン1は、後述するごとく、第1RT状態の発生中における8枚役の入賞図柄の停止表示(8枚役の入賞)に応じて第1RT状態の未消化ゲーム数の短縮抽選が実行される点に技術的な特徴を有している。
次に、本例のスロットマシン1は、図2に示すごとく外観的な構成を有している。スロットマシン1では、遊技者に対面する前面部分が、略矩形状の図柄表示窓11を略中央に設けた前面枠体10によって形成されている。前面枠体10は、図柄表示窓11の上側に、液晶表示部53、左右一対のスピーカ520及び装飾ランプ部56を配置してなる。図柄表示窓11の下側には、スロットマシン1の基部をなすベース部100が形成されている。図柄表示窓11の右側には、メダル払出数を表示する払出数表示部552、及びクレジット数を表示するクレジット表示部551が配置されている。
ベース部100は、図2に示すごとく、遊技者から奥まって位置する図柄表示窓11に対して相対的に張り出すように形成されている。ベース部100は、図柄表示窓11に隣り合う上端部にテーブル状の操作面14を有し、下端部にメダルを払い出すメダル受け皿15を有し、操作面14とメダル受け皿15との間に操作パネル13を有している。
操作面14には、図1及び図2に示すごとく、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダルを賭けるためのベットボタン64と、クレジットされたメダルを払い出させるための精算ボタン65と、遊技に賭けるメダルを投入するメダル投入口630とが配置されている。操作パネル13には、リール21の図柄変動を開始させるためのスタートレバー62と、図柄変動を停止させるためのストップボタン61とが配置されている。
ベットボタン64は、図1及び図2に示すごとく、遊技賭け数としてマックスベット数である3ベットを指定するためのボタンである。ベットボタン64は、遊技賭け数3を表す3ベット信号を発生する。ただし、残りのクレジットが2又は1である場合には、2ベット信号又は1ベット信号を発生し、クレジットがゼロの場合は、ベット信号を発生しない。
スタートレバー62は、図1及び図2に示すごとく、遊技者の操作に応じてリール21の制御信号であるゲーム開始信号を発生する操作レバーである。スロットマシン1では、メダルの直接投入、あるいはベットボタン64の操作によりメダルが賭けられたことを前提としてスタートレバー62が有効状態に設定される。なお、リプレイ役が入賞した場合には、新たなメダルの投入あるいはベット操作がされなくても自動的にメダルが賭けられた状態、すなわち次のゲームを開始可能な状態が設定され得る。
ストップボタン61は、遊技者の操作に応じてリール21の制御信号である変動停止信号を発生する操作ボタンである。本例のストップボタン61は、左リール21Lに対応する左ストップボタン61L、中リール21Cに対応する中ストップボタン61C、右リール21Rに対応する右ストップボタン61Rを組み合わせてなる。
図柄表示窓11は、図2に示すごとく、図柄表示領域110L、C、Rを含む表示窓である。各図柄表示領域110L、C、Rは、いずれも3図柄分の図柄表示領域である。図柄表示窓11全体では、3行3列よりなる2次元マトリクス状に配置された9図柄分の図柄表示領域が形成されている。図柄表示窓11は、遊技者側から図柄20が見えるように、窓全体が透明な樹脂プレートにより形成されている。2次元マトリクス状に配置された9個の図柄20に対しては、入賞の対象となる入賞図柄の並び方向である入賞ライン211〜215が設定されている。入賞ラインとしては、水平方向の入賞ライン211〜213と、対角方向の入賞ライン214、215とがある。
各図柄表示領域110L、C、Rの裏側には、図2及び図4に示すごとく、図柄変動表示手段2を構成するリール21L、C、Rがそれぞれ配置されている。リール21L、C、Rは、略円柱形状をなし、その外周面に略一定の間隔を空けて21個の図柄20を配置した回転式のリールである。なお、リール21としては、本例の回転式のリールに代えて、液晶ディスプレイに図柄を変動表示する画像式のリールを採用することもできる。
液晶表示部53は、図1及び図2に示すごとく液晶ディスプレイよりなる。液晶表示部53は、第1RT状態及び第2RT状態の発生中に表示される2種類の報知画面530、531(図7及び図8参照。)のほか、遊技を演出する様々な演出画面(図示略)を表示する。なお、図7及び図8の報知画面530、531の内容については後述する。
スピーカ520及び装飾ランプ部56は、音あるいは光により遊技を演出するための演出手段である。
クレジット表示部551は、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダル数を表示する表示部である。
払出数表示部552は、入賞時のメダルの払出数を表示する表示部である。
次に、本例のスロットマシン1は、図1に示すごとく、電気的な構成を備えている。
図1及び図2を用いて、スロットマシン1の全体動作を制御する制御部3、及びこの制御部3に電気的に接続された各部について説明する。制御部3に対しては、上述の構成のほか、遊技媒体として投入されたメダルを検知する投入メダル検知部63、リール21と共に図柄変動表示手段2を構成するリール駆動部22、リール21の回転位置を検知する基準位置検知部66、メダルを払い出すメダル払出部54、クレジット表示部551や払出数表示部552を含む各種表示部55、遊技者の有利度合いを表す設定値を設定するための設定値操作部68、及びスピーカ520を制御する音声出力部52等が電気的に接続されている。
投入メダル検知部63は、図1及び図2に示すごとく、メダル投入口630から投入されたメダルの検知部である。投入メダル検知部63は、メダル投入口630からメダルが投入されるごとにインサート信号を出力する。なお、本例のスロットマシン1では、メダルを投入するか、ベットボタン64の操作により3枚のメダルが賭けられた際、スタートレバー62が有効な状態に設定され、ゲームを開始可能な状態となる。
リール駆動部22は、図1に示すごとく、ステップ単位で制御可能なステッピングモータ(図示略)を含み、このステッピングモータの回転駆動力によりリール21を回転駆動する手段である。
基準位置検知部66は、図1に示すごとく、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
メダル払出部54は、図1に示すごとく、入賞に応じて所定数(図3参照。)のメダルをメダル受け皿15に払い出す払出部である。
設定値操作部68は、図1に示すごとく、設定キー680を利用して、ボーナス役等の当選確率が異なる6段階の設定値を変更するための操作部である。
制御部3は、図1に示すごとく、CPU31と、メモリ手段であるROM33、RAM34と、入出力インターフェースとしてのI/O部32と、内部抽選用の乱数を抽出する乱数抽出部35とを有している。CPU31は、ROM33から読み込みしたソフトウェアプログラムを実行することにより、入賞図柄を判定する入賞判定手段47、入賞に応じた利益を付与する入賞利益付与手段48、リール21を制御する表示制御手段45、内部当選役を抽選する内部抽選手段42、内部当選フラグを制御するフラグ制御手段41、第1RT状態の発生中における8枚役の入賞に応じて特典を付与する特典付与手段44、第1及び第2RT状態発生手段431、432を含む遊技状態移行手段43、フラグ報知等を実施する報知手段46としての各機能を実現する。
メモリ手段であるROM33は、図1、図5及び図6に示すごとく、内部抽選手段42が内部当選役の抽選に用いる当選乱数テーブルと、特典付与手段44が未消化ゲーム数の短縮抽選に用いる短縮抽選テーブルとを記憶している。当選乱数テーブルは、各役が当選するための当選乱数を規定したデータテーブルである。当選乱数テーブルとしては、図5に示すごとく、通常状態、第1RT状態及び第2RT状態に適用される3種類の当選乱数テーブルのほか、図示しないボーナス状態に適用される当選乱数テーブルが用意されている。本例の当選乱数テーブルでは、図5に例示されるごとく、各役が内部当選するための当選乱数の数値範囲が始値と終値により規定されている。同図中、「確率」の欄には、各役の内部当選確率の逆数が示されている。なお、同図は、設定値1の当選乱数テーブルを例示しており、ROM33には設定値毎の当選乱数テーブルが格納されている。
図5(A)は、第1RT状態に適用される当選乱数テーブルである第1RT状態テーブルを示している。図5(B)は、通常状態に適用される当選乱数テーブルである通常状態テーブルを示している。図5(C)は、第2RT状態に適用される当選乱数テーブルである第2RT状態テーブルを示している。なお、同図(B)及び(C)では、同図(A)の当選乱数テーブルに対して追加設定される当選乱数のみを示している。
図5(A)に示す第1RT状態テーブルでは、リプレイ役の内部当選確率が1/7.3(第1確率)となっている。図5(B)に示す通常状態テーブルでは、小役ハズレの当選乱数の一部である17323〜20333の範囲の乱数がリプレイ役の当選乱数として追加設定されており、リプレイ役の内部当選確率が1/5.5となっている。図5(C)に示す第2RT状態テーブルでは、小役ハズレの当選乱数のほぼ100%である17323〜63000の範囲の乱数がリプレイ役の当選乱数として追加設定されており、リプレイ役の内部当選確率が1/1.2(第2確率)となっている。つまり、本例のスロットマシン1では、第1RT状態<通常状態<第2RT状態の順にリプレイ役の内部当選確率が高くなる有利な遊技状態となっている。
ROM33に格納された短縮抽選テーブルは、図6に示すごとく、第1RT状態の未消化ゲーム数の短縮抽選に用いるデータテーブルである。未消化ゲーム数の短縮抽選は、第1RT状態で8枚役が入賞する毎に実施される。本例の短縮抽選テーブルでは、第1RT状態の消化ゲーム数に応じて当選確率及び短縮ゲーム数の設定が変更されている。
消化ゲーム数1〜10ゲームの場合は、64/128の当選確率で未消化ゲーム数が100ゲーム短縮され、同11〜400ゲームの場合は、4/128の当選確率で50ゲーム短縮される。消化ゲーム数401〜500ゲームの場合は、8/128の当選確率で次回第1RT状態の未消化ゲーム数が50ゲーム短縮される。つまり、第1RT状態においては短縮抽選に当選する毎に累積的に未消化ゲーム数(消化ゲーム数が401〜500ゲームの場合は次回の第1RT状態の未消化ゲーム数)が短縮されることになる。このように、本例では、短縮抽選に当選する毎に累積的に未消化ゲーム数を短縮するように設定したが、これに代えて、1回の第1RT状態における短縮抽選の当選回数を1回に制限することも可能である。
乱数抽出部35は、図1に示すごとく、内部抽選用の乱数及び短縮抽選用の乱数を抽出する部分である。乱数抽出部35は、乱数発生部350が発生する整数の中から乱数を抽出する。乱数発生部350は、図5及び図6に示すごとく、内部抽選用の乱数として0〜65535(十進数表示)の範囲に属する整数を発生させ、短縮抽選用の乱数として0〜127(十進数表示)の範囲に属する整数を発生させる。乱数抽出部35は、スタートレバー62の操作に応じたゲーム開始信号をトリガー(契機)として乱数発生部350が発生する0〜65535の整数から内部抽選用の乱数を抽出する。また、乱数抽出部35は、第1RT状態の発生中における8枚役の入賞に応じて乱数発生部350が発生する0〜127の整数から短縮抽選用の乱数を抽出する。
内部抽選手段42は、図1に示すごとく、内部抽選により内部当選役を決定し、その内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる手段である。内部抽選手段42は、当選乱数テーブルに規定された各役の当選乱数に対して乱数抽出部35が抽出した内部抽選用の乱数を照合し、内部当選役を決定する。内部抽選手段42は、例えば、図5の当選乱数テーブルのうちのいずれかを、遊技状態に応じて選択的に利用する。
フラグ制御手段41は、図1に示すごとく、各役が入賞可能な状態を表す内部当選フラグを制御する手段である。フラグ制御手段41は、ボーナス役以外の他の役の内部当選フラグについては、当該内部当選フラグが初めて成立したゲームで入賞したか否かに関わらず次のゲームを開始するまでにオフ状態(ゼロ)にリセットする。したがって、ボーナス役以外の各役が内部当選したゲームで入賞しなかった場合、全て取りこぼしとなる。一方、ボーナス役の内部当選フラグであるボーナスフラグについては、入賞するまで、内部当選フラグの成立状態が次回のゲームに順次、持ち越され、入賞に応じてオフ状態にリセットされる。
表示制御手段45は、図1及び図2に示すごとく、前記ゲーム開始信号に応じてリール21の図柄変動を開始すると共に、前記変動停止信号に応じてリール21の図柄変動を停止させる手段である。表示制御手段45は、リール駆動部22を構成するステッピングモータに制御パルスを入力し、1パルス毎に1ステップずつステッピングモータを回転させる。表示制御手段45は、リール駆動部22に入力した制御パルス数、すなわち、ステッピングモータが回転したステップ数をカウントする。特に、本例の表示制御手段45では、各リール21の基準位置片の検知信号を取り込むごとにステップ数をゼロリセットすることで、直近の検知信号の後に生じたステップ数をカウントしている。
表示制御手段45は、図1に示すごとく、規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)等が定める所定の引込範囲内の図柄を入賞ライン上に停止させる、いわゆる引込制御を実施する手段である。本例では、前記引込範囲として4図柄分に相当する範囲が設定されている。表示制御手段45は、変動停止信号を取り込みした際のステップ数に基づいて、入賞ライン212上に瞬間的に位置する図柄20であるビタ図柄を計算する。さらに、そのビタ図柄及び引込範囲に属する4図柄の合計5図柄の中から停止すべき図柄を決定する。表示制御手段45は、以上のように決定した(停止すべき)図柄を引き込んでリール21を停止させる。
入賞判定手段47は、図1及び図2に示すごとく、3基のリール21L、C、Rが停止表示する図柄の組合せが所定の入賞図柄であるか否かを判定する手段である。具体的には、入賞判定手段47は、3基のリール21L、C、Rを横断するように設定された入賞ライン211〜215上に停止した図柄の組合せに応じて入賞役を判定する。入賞判定手段47は、各リール21L、C、Rが停止した後、各リール21L、C、Rに対応する各ステッピングモータ(リール駆動部22)に関するステップ数を取り込む。入賞判定手段47は、このステップ数を基にして入賞ライン211〜215上に停止した図柄20の種類を求め、その図柄20の組み合わせについて入賞役が成立するか否かを判定する。
入賞利益付与手段48は、入賞判定手段47により判定された入賞役に応じた利益を付与する。例えば、ボーナス役が入賞役である場合には、ボーナスゲームの発生という利益を付与する。また、15枚役が入賞役であった場合には、15枚のメダルの払い出しという利益を付与する。
遊技状態移行手段43は、図1に示すごとく、第1RT状態発生手段431及び第2RT状態発生手段432を含み、第1RT状態及び第2RT状態など、各種の遊技状態を発生させる手段である。遊技状態移行手段43では、スロットマシン1が実行する遊技状態を制御するための制御フラグが設定されている。制御フラグとしては、通常状態に対応する通常フラグ、第1RT状態に対応する第1RTフラグ、第2RT状態に対応する第2RTフラグ、及びボーナス状態に対応するボーナスゲームフラグ等がある。
第1RT状態発生手段431は、通常状態でのリプレイ役の入賞に応じて第1RTフラグをオン状態に切り換えると共に、第1規定ゲーム数の消化あるいはボーナスフラグの成立に応じて第1RT状態を終了させる手段である。第1RT状態発生手段431は、第1RTフラグがオン状態であるとき、第1RT状態を発生させる。第1RT状態は、図5(A)に例示される第1RT状態テーブルを利用して内部当選役が決定される遊技状態である。
第2RT状態発生手段432は、通常状態における8枚役の入賞に応じて第2RTフラグをオン状態に切り換えると共に、第2規定ゲーム数の消化あるいはボーナスフラグの成立に応じて第2RT状態を終了させる手段である。第2RT状態発生手段432は、第2RTフラグがオン状態であるとき、第2RT状態を発生させる。第2RT状態は、図5(C)に例示される第2RT状態テーブルを利用して内部当選役が決定される遊技状態である。
遊技状態移行手段43は、ボーナスゲームフラグがオン状態であるとき、ボーナス状態を発生させる。一方、遊技状態移行手段43は、第1RTフラグ、第2RTフラグ、ボーナスゲームフラグ等が全てオフ状態である場合には、通常フラグをオン状態にし、通常状態を発生させる。
特典付与手段44は、図1及び図3に示すごとく、第1RT状態の発生中に8枚役が入賞する毎(8枚役の入賞図柄の停止表示毎。)に短縮抽選を実施し、当選に応じて未消化ゲーム数の短縮という特典を付与する手段である。本例では、未消化ゲーム数の短縮抽選により当選した際、図6に示す短縮抽選テーブルに規定された短縮ゲーム数分、第1規定ゲーム数を少なく設定変更することで、第1RT状態の消化ゲーム数との差である未消化ゲーム数を短縮している。特典付与手段44は、前記のごとく乱数抽出部35が第1RT状態における8枚役の入賞に応じて抽出する0〜127の乱数を取得し、この乱数を利用して短縮抽選を実行する。なお、内部抽選用の乱数を利用して短縮抽選を実行することも可能である。
本例の特典付与手段44では、8枚役の入賞時点での第1RT状態の消化ゲーム数によって付与する特典が異なっている。前述したように、消化ゲーム数1〜10ゲームの場合には、現在発生中の今回の第1RT状態の未消化ゲーム数を100ゲーム短縮するという特典を付与し、消化ゲーム数11〜400ゲームの場合には、未消化ゲーム数を50ゲーム短縮するという特典を付与する。消化ゲーム数401〜500ゲームの範囲内で短縮抽選に当選した場合には、次回の第1RT状態の未消化ゲーム数を50ゲーム短縮するという特典を付与する。本例では、短縮抽選に当選する毎に累積的に未消化ゲーム数が短縮されるように設定してある。これに代えて、未消化ゲーム数の短縮は1回を限度とし、累積的に未消化ゲーム数が短縮されないような構成であっても良い。
報知手段46は、図7及び図8に示すごとく、第1RT状態における未消化ゲーム数の短縮抽選の結果、及び第2RT状態において成立した内部当選フラグを報知する手段である。報知手段46は、図7に示すごとく、第1RT状態発生中における8枚役の入賞に応じて、短縮抽選の結果を報知する報知画面530を所定の確率で液晶表示部53に表示する。報知手段46は、図8に示すごとく、第2RT状態において内部当選フラグを報知する報知画面531を表示する。
報知画面530は、図7に示すごとく、8枚役の入賞に応じて未消化ゲーム数の短縮抽選が実施された旨を8枚役の入賞図柄により報知する表示部530aと、左側4つの無印の丸及び右側4つの「当」印の丸を1直線状に配置してなる表示部530bとを含む画面である。表示部530bは、点灯状態の丸の位置が左側から右側へ流れるように繰り返し移動した後、停止した位置によって短縮抽選の抽選結果を報知するルーレット形式の表示部である。左側4つの無印の丸のいずれかでの停止が短縮抽選に外れたことを意味し、右側4つの「当」印の丸のいずれかでの停止が当選を意味している。
本例の報知手段46は、短縮抽選に当選した場合には90%の確率で当選を示す報知画面530を表示し、短縮抽選に当選しなかった場合には30%の確率で非当選を示す報知画面530を表示する。それ故、スロットマシン1の遊技では、8枚役の入賞時に報知画面530が表示されなくても短縮抽選に当選している可能性があるということになる。
報知画面531は、図8に示すごとく、第2RT状態である旨を表す「REPLAY TIME!!!」の表示部531aと、入賞図柄により内部当選役の種類を報知する表示部531bと、例えば、「残り 99ゲーム」等の表示により残りゲーム数を表示する表示部531cとを含む画面である。なお、本例では、全ての内部当選フラグを報知するように構成したが、内部当選役が発生したゲームの一部においてのみ内部当選フラグを報知することも良い。
次に、以上のように構成した本例のスロットマシン1の動作について、図9のフロー図を用いて説明する。図9は、遊技状態を移行するための状態移行処理の流れを示すフロー図である。
この状態移行処理では、まず、全リール21が停止しているか否かが判断される(S101)。全リール21が停止している場合には(S101:YES)、入賞ライン上に停止した図柄が判断される(S102、S122、S132)。小役の入賞図柄が停止表示されている場合には(S102:YES)、8枚役の入賞図柄であるか否かが判断される(S103)。8枚役の入賞図柄が停止表示されている場合には(S103:YES)、通常フラグがオン状態であるか否かが判断される(S104)。
通常フラグがオン状態である場合には(S104:YES)、第2RTフラグがオン状態に設定され(S105)、通常フラグがオフ状態に設定される(S106)。一方、通常フラグがオフ状態である場合には(S104:NO)、第1RTフラグがオン状態であるか否かが判断される(S144)。第1RTフラグがオン状態である場合には(S144:YES)、第1RT状態の未消化ゲーム数の短縮抽選を含む第1RT短縮処理P1が実行される。
小役の入賞図柄が停止表示されてない場合には(S102:NO)、リプレイ役の入賞図柄が停止表示されているか否かが判断される(S122)。リプレイ役の入賞図柄が停止表示されている場合には(S122:YES)、通常フラグがオン状態であるか否か判断される(S123)。通常フラグがオン状態である場合には(S123:YES)、第1RTフラグがオン状態に設定され(S124)、通常フラグがオフ状態に設定される(S125)。
小役の入賞図柄及びリプレイ役の入賞図柄が停止表示されていない場合には(S102:NO、S122:NO)、ボーナス役の入賞図柄が停止表示されているか否かが判断される(S132)。ボーナス役の入賞図柄が停止表示されている場合には(S132:YES)、ボーナスゲームフラグ(図中、BIGフラグ。)がオン状態に設定され(S133)、通常フラグ、第1RTフラグ、及び第2RTフラグがオフ状態に設定される(S134)。
その後、第1RTフラグ又は第2RTフラグがオン状態であるか否かが判断される(S107)。第1RTフラグ又は第2RTフラグがオン状態である場合には(S107:YES)、第1規定ゲーム数あるいは第2規定ゲーム数に達したか否かが判断される(S108)。第1規定ゲーム数(第1RT状態の場合)あるいは第2規定ゲーム数(第2RT状態の場合)に達した場合には(S108:YES)、第1RTフラグ及び第2RTフラグがオフ状態に設定され(S109)、通常フラグがオン状態に設定される(S110)。なお、図示しないが、第1RT状態及び第2RT状態においてボーナス役が内部当選してボーナスフラグがオン状態となったときは第1RTフラグ及び第2RTフラグがオフ状態となり、通常フラグがオン状態となる。また、ボーナス状態が終了してボーナスゲームフラグがオフ状態となったときに、通常フラグがオン状態となる。
このように制御されるスロットマシン1では、遊技者にとって不利な第1RT状態の発生中において8枚役の入賞図柄が停止表示されると、遊技者に有利な第2RT状態が発生せず無駄となってしまう。このような場合、第1RT状態の発生により落胆している遊技者にさらに追い討ちをかけるような形となってしまい、遊技意欲が損なわれてしまうおそれがある。そこで、本例のスロットマシン1では、第1RT状態の発生中に8枚役の入賞図柄が停止表示される毎に短縮抽選を実行し、当選した場合に第1RT状態の未消化ゲーム数を短縮するという特典を付与している。このような特典によれば、遊技者の落胆を抑制でき、遊技意欲を高く維持し得る。
以上のように、本例のスロットマシン1によれば、第1RT状態で8枚役の入賞図柄が停止表示された場合に特典を付与することで遊技者の落胆を抑制しつつ、遊技意欲を高めることができる。
なお、本例では、第1RT状態におけるリプレイ役の内部当選確率が通常状態より低くなるように設定したが、これに代えて若干高くなるように設定しても良い。例えば、リプレイ役の内部当選確率が通常状態で1/7.3、第1RT状態で1/7.2にしても良い。つまり、第1RT状態におけるリプレイ役の内部当選確率が第2RT状態より低く設定されていれば良い。
また、本例では、リプレイ役の内部当選確率が異なる遊技状態として、通常状態、第1RT状態、第2RT状態の3種類を設定したが、4種類以上の遊技状態を設定することもできる。さらに、本例では、第1RT状態において8枚役の入賞図柄が停止表示された場合の特典として第1RT状態の未消化ゲーム数の短縮抽選を実施したが、遊技者にとって有利な特典であればどのような特典であっても良い。例えば、特典として、次回の通常状態における8枚役の内部当選確率を高めることも有効である。
またなお、本例では、第1RT状態の発生契機としてリプレイ役の入賞図柄の停止表示、第2RT状態の発生契機として8枚役の入賞図柄の停止表示を設定したが、これに代えて、入賞図柄と無関係な図柄の組み合わせの停止表示を第1RT状態及び第2RT状態の発生契機として設定しても良い。
またなお、本例では、第2RT状態において内部当選役の入賞図柄を表示することで内部当選役を報知した。これに代えて、内部当選役の入賞図柄を含む複数種類の図柄を表示することも良い。例えば、ボーナス役に対応する図柄「7」、15枚役に対応する図柄「太陽」、10枚役に対応する図柄「チェリー」を並列表示することで、3種類のうちのいずれかが内部当選役として決定された旨を報知することもできる。
また、本例では、第1RT状態において8枚役が入賞する毎に未消化ゲーム数の短縮抽選を実行するようにしたが、これに代えて、8枚役が複数回(例えば3回)入賞する毎に短縮抽選を実行するようにしても良い。
さらに、本例は、第1RT状態における第2特定図柄の停止表示に応じて第1規定ゲーム数を少なく設定変更することにより未消化ゲーム数を短縮するという特典を付与する例である。第1規定ゲーム数を少なく設定変更することに代えて、あるいは第1規定ゲーム数を少なく設定変更すると共に、第1RT状態での消化ゲーム数を実際よりも所定数だけ多く設定するようにしても良い。このような構成によっても第1RT状態の未消化ゲーム数を短縮することができる。
以上、実施例1のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形あるいは変更した技術を包含している。
実施例1における、スロットマシンのシステム的な構成を示すブロック図。 実施例1における、スロットマシンの外観を示す正面図。 実施例1における、スロットマシンの役、入賞図柄、特典を示す説明図。 実施例1における、リールにおける図柄の配列を展開して示す展開図。 実施例1における、当選乱数テーブルを例示する説明図。 実施例1における、短縮抽選による短縮ゲーム数を示す説明図。 実施例1における、短縮抽選画面を示す正面図。 実施例1における、内部当選役の報知画面を示す正面図。 実施例1における、状態移行処理の流れを示すフロー図。
符号の説明
1 スロットマシン
11 図柄表示窓
110 図柄表示領域
2 図柄変動表示手段
21 リール
20 図柄
3 制御部
35 乱数抽出部
350 乱数発生部
41 フラグ制御手段
42 内部抽選手段
43 遊技状態移行手段
431 第1RT状態発生手段
432 第2RT状態発生手段
44 特典付与手段
45 表示制御手段
46 報知手段
47 入賞判定手段
48 入賞利益付与手段
61 停止操作手段(ストップボタン)
62 ゲーム開始操作手段(スタートレバー)

Claims (2)

  1. 複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄表示領域を複数、備えた図柄変動表示手段と、
    ゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
    遊技媒体が賭けられた状態における前記ゲーム開始操作手段の操作に応じて、リプレイ役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
    前記図柄変動表示手段における図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
    該停止操作手段に対する操作に応じて、前記内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
    前記図柄変動表示手段により停止表示された図柄が所定の入賞図柄であるか否かを判定する入賞判定手段と、
    通常状態における第1特定図柄の停止表示に応じてリプレイ役の内部当選確率が第1確率に設定された第1RT状態を発生させると共に、消化ゲーム数が第1規定ゲーム数に達したときに当該第1RT状態を終了させる第1RT状態発生手段と、
    通常状態における第2特定図柄の停止表示に応じてリプレイ役の内部当選確率が前記第1確率よりも高い第2確率に設定された第2RT状態を発生させると共に、消化ゲーム数が第2規定ゲーム数に達したときに当該第2RT状態を終了させる第2RT状態発生手段と、
    前記第1RT状態の発生中に前記第2特定図柄が停止表示された場合に、前記第1規定ゲーム数と消化ゲーム数との差である未消化ゲーム数を短縮するという特典を遊技者に対して付与する特典付与手段と、を備え
    該特典付与手段は、前記第1RT状態の発生中に前記第2特定図柄が停止表示された時点における消化ゲーム数が所定数未満であるときは発生中の今回の第1RT状態の前記未消化ゲーム数を短縮するという特典を付与し、前記消化ゲーム数が所定数以上であるときは次回の第1RT状態の前記未消化ゲーム数を短縮するという特典を付与することを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記特典付与手段は、前記特典を付与するか否かを抽選により決定するように構成されていることを特徴とする請求項に記載のスロットマシン。
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