JP5081595B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、リプレイ役の入賞確率を高めた遊技状態を発生させるスロットマシンに関する。
従来より、内部当選役を抽選により決定する内部抽選手段を備えたスロットマシンが知られている。このようなスロットマシンとしては、内部当選役として決定された役が入賞可能であることを表す内部当選フラグが設定されたスロットマシンもある。このスロットマシンでは、リプレイ役を含む小役等に対応する内部当選フラグについては、入賞したか否かに関わらず内部当選役として決定されたゲームの終了に応じて消去される一方、ボーナス役に対応する内部当選フラグについては、入賞するまで次のゲームに持ち越しされる場合が多い。
上述のように内部当選フラグを取り扱えば、内部当選役として決定されたゲームで入賞しなかった小役等については、そのまま取りこぼしとなる。一方、ボーナス役については、一度、内部当選すれば、入賞するまでその内部当選状態が維持され得る。そこで、ボーナス役の内部当選に応じて成立したボーナスフラグを一旦、ストックしてボーナス役の入賞を規制し、所定ゲーム数が消化されたときにボーナスフラグを放出(ボーナス役の入賞)するスロットマシンも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このようなストック機能を備えたスロットマシンでは、例えば、前記所定ゲーム数の選択対象として複数段階のゲーム数が設定され、段階毎に選択確率が相違している。このスロットマシンの遊技では、段階毎の選択確率の高低に応じて、ストックされたボーナスフラグが放出される可能性が高く期待度の高い遊技期間、いわゆる熱いゾーン、及びボーナスフラグが放出される可能性が低く期待度の低い遊技期間、いわゆる寒いゾーンが形成され得る。
しかしながら、上述した従来のスロットマシンでは、次のような問題がある。すなわち、このスロットマシンでは、ボーナスフラグを一旦、ストックするストック機能を前提としており、ストック機能を持たないスロットマシンでは、期待度の高い熱いゾーンや期待度の低い寒いゾーンが形成されず遊技が単調となり遊技の興趣を十分に確保できないおそれがある。
特開2003−236064号公報
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、ボーナスフラグのストック機能を前提とせずに期待度の高い熱いゾーン及び期待度の低い寒いゾーンを実現し、起伏に富み、遊技の興趣の高いスロットマシンを提供しようとするものである。
本発明は、複数種類の図柄を所定の配列に従って図柄表示領域に変動表示する変動表示部を複数備えた図柄変動表示手段と、
ゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
遊技媒体が投入された状態で前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行し、当該内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる内部抽選手段と、
前記変動表示部による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
該停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段により停止表示された図柄の組合せが所定の入賞図柄であるか否かを判定する入賞判定手段と、
該入賞判定手段により入賞図柄であると判定されたときに、当該入賞図柄に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、を備えたスロットマシンにおいて、
通常状態において前記図柄変動表示手段により停止表示された図柄の組合せが第1特定図柄である場合に、リプレイ役の内部当選確率が第1確率に設定された第1RT状態を発生し、当該第1RT状態において第1所定ゲーム数を消化した場合に通常状態へ復帰させる第1RT状態発生手段と、
通常状態において前記図柄変動表示手段により停止表示された図柄の組合せが第2特定図柄である場合に、リプレイ役の内部当選確率が前記第1確率よりも高い第2確率に設定されて前記第1RT状態よりも遊技者側にとって有利となる第2RT状態を発生し、当該第2RT状態において第2所定ゲーム数を消化した場合に通常状態へ復帰させる第2RT状態発生手段と、
前記第2特定図柄に対応する役の内部当選フラグの成立を遊技者に報知するためのフラグ報知動作を実行可能なフラグ報知手段と、
該フラグ報知手段にフラグ報知動作を実行させる報知制御手段と、
前記第1RT状態から通常状態への復帰に応じてフラグ報知動作を実行するか否かを抽選により決定する報知抽選手段と、
該報知抽選手段により前記フラグ報知動作の実行が決定されたことを示唆するための特別演出を実行する特別演出実行手段と、を備えており、
前記報知制御手段は、前記報知抽選手段によりフラグ報知動作の実行が決定された場合に、通常状態における前記第2特定図柄に対応する内部当選フラグの成立に応じて前記フラグ報知手段にフラグ報知動作を実行させるように構成され、
前記特別演出実行手段は、前記報知抽選手段がフラグ報知動作の実行を抽選により決定した場合に、通常状態への復帰後、フラグ報知動作が実行されるまでの遊技期間内に前記特別演出を実行するように構成されていることを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
本発明のスロットマシンでは、通常状態のほか、前記第1RT状態及び前記第2RT状態が発生し得る。前記第1RT状態は、通常状態において前記第1特定図柄が停止表示された場合に発生し、前記第1所定ゲーム数の消化により終了する。前記第2RT状態は、通常状態において前記第2特定図柄が停止表示された場合に発生し、前記第2所定ゲーム数の消化により終了する。前記第2RT状態は、前記第1RT状態と比べてリプレイ役の内部当選確率が高く遊技者側に有利な遊技状態である。
前記スロットマシンは、フラグ報知動作を実行可能な前記フラグ報知手段と、フラグ報知動作を実行させるか否かを抽選する前記報知抽選手段と、該フラグ報知手段を制御する前記報知制御手段と、前記特別演出を実行する前記特別演出実行手段と、を備えている。前記報知抽選手段は、前記第1RT状態から通常状態に復帰する毎にフラグ報知動作を実行させるか否かを抽選により決定する。前記報知制御手段は、該報知抽選手段によりフラグ報知動作の実行が決定された場合に、通常状態における前記第2特定図柄に対応する役の内部当選フラグの成立に応じて前記フラグ報知手段にフラグ報知動作を実行させる。
さらに、前記特別演出実行手段は、フラグ報知動作の実行が決定された場合に、通常状態への復帰後、フラグ報知動作が実行されるまでの遊技期間内に前記特別演出を実行する。ここで、上述のごとくフラグ報知動作が実施されれば、前記第2特定図柄を停止表示させて前記第2RT状態を発生できる可能性が高まる。それ故、通常状態に復帰してからフラグ報知動作が実施されるまでの遊技期間内に実行される前記特別演出は、遊技者側に有利な第2RT状態に対する期待度の高いことを示唆する演出となり得る。
前記スロットマシンでは、前記第2RT状態に対する期待度が高い旨を示唆する前記特別演出の実行に応じて期待度の高い、いわゆる熱いゾーンを発生させることができる。さらに、前記特別演出は、前記報知抽選手段による抽選結果に応じて実行され得る。それ故、前記スロットマシンでは、前記第2RT状態に対する期待度の高い熱いゾーンがランダムな周期で発生することになり、起伏に富んだ遊技性が実現される。
以上のように、本発明のスロットマシンによれば、ボーナス役の内部当選フラグであるボーナスフラグをストックするストック機能を前提とせずに、期待度の高い熱いゾーンと期待度の低い寒いゾーンを発生でき、起伏に富む遊技性により遊技の興趣を高めることができる。
本発明のスロットマシンとしては、メダルやコインを遊技媒体とした狭義のスロットマシンのほか、パチンコ玉を遊技媒体としたパロット(R)などであっても良い。
また、前記第1RT状態の有利度合いとしては、通常状態よりも高くても良いし、通常状態よりも低くても良い。好ましくは、前記第1RT状態の有利度合いを通常状態と同程度に設定することが良い。さらには、前記第1RT状態における払出率を100%以上に設定することもできる。
また、上記第2図柄としては、いずれかの役の入賞図柄であっても良く、いずれかの役の取りこぼし図柄であっても良い。上記第2図柄が入賞図柄である場合であっても取りこぼし図柄である場合であっても、当該第2図柄に対応する役が存在することになる。
また、通常状態及び前記第1RT状態においては、遊技媒体の投入数に対する払出数の割合を示す払出率が100%未満に設定され、前記第2RT状態においては、前記払出率が100%以上に設定されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、前記第2RT状態に対する遊技者の期待感が一層、大きなものとなり、前記特別演出による演出効果が一層、高くなる。そして、当該特別演出を契機とした熱いゾーンにおける遊技者の期待感が一層、高揚され得る。
また、前記報知抽選手段は、前記第2RT状態から通常状態への復帰に応じてフラグ報知動作を実行するか否かを抽選により決定することも良い(請求項3)。
この場合には、前記第2RT状態から通常状態へ復帰した際にもフラグ報知動作が実行され得るように構成できる。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、リプレイ役の入賞確率を高めた遊技状態を発生させるスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図8を用いて説明する。
本例のスロットマシン1は、複数種類の図柄を所定の配列に従って図柄表示領域110L、C、Rに変動表示する変動表示部21(以下、リール21という。)を3基、備えた図柄変動表示手段2と、ゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段62(以下、スタートレバー62という。)と、遊技媒体が投入された状態でスタートレバー62が操作されたときに、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行し、当該内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる内部抽選手段42と、リール21による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段61(以下、ストップボタン61という。)と、ストップボタン61が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで図柄表示領域110に停止表示させる表示制御手段45と、図柄変動表示手段2により停止表示された図柄の組合せが所定の入賞図柄であるか否かを判定する入賞判定手段49と、入賞判定手段49により入賞図柄であると判定されたときに、当該入賞図柄に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段47と、を備えたスロットマシンである。
このスロットマシン1は、通常状態において図柄変動表示手段2により停止表示された図柄の組合せが第1特定図柄である場合に、リプレイ役の内部当選確率が第1確率に設定された第1RT状態を発生し、当該第1RT状態において第1所定ゲーム数を消化した場合に通常状態へ復帰させる第1RT状態発生手段431と、通常状態において図柄変動表示手段2により停止表示された図柄の組合せが第2特定図柄である場合に、リプレイ役の内部当選確率が前記第1確率よりも高い第2確率に設定されて前記第1RT状態よりも遊技者側にとって有利となる第2RT状態を発生し、当該第2RT状態において第2所定ゲーム数を消化した場合に通常状態へ復帰させる第2RT状態発生手段432と、前記第2特定図柄に対応する役の内部当選フラグの成立を遊技者に報知するためのフラグ報知動作を実行可能なフラグ報知手段441と、フラグ報知手段441にフラグ報知動作を実行させる報知制御手段442と、第1RT状態から通常状態への復帰に応じてフラグ報知動作を実行するか否かを抽選により決定する報知抽選手段443と、報知抽選手段443によりフラグ報知動作の実行が決定されたことを示唆するための特別演出を実行する特別演出実行手段46と、を備えている。
報知制御手段442は、報知抽選手段443によりフラグ報知動作の実行が決定された場合に、通常状態における前記第2特定図柄に対応する内部当選フラグの成立に応じてフラグ報知手段441にフラグ報知動作を実行させる。
特別演出実行手段46は、報知抽選手段443がフラグ報知動作の実行を抽選により決定した場合に、通常状態への復帰後、フラグ報知動作が実行されるまでの遊技期間内に前記特別演出を実行する。
以下、この内容について詳しく説明する。
まず、このスロットマシン1の役、内部当選役、入賞役について、図1〜図3を用いて説明する。本例のスロットマシン1では、図3に示すごとく、BIGボーナスゲーム(BBゲーム)の契機役である2種類のBIGボーナス役(BB役)、シングルボーナスゲーム(SBゲーム)の契機役である2種類のSB役、10枚役等の小役、及びリプレイ役が設定されている。
図3では、左列に、それぞれの役の名称を、中列に、それぞれの図柄20の組合せである入賞図柄を、右列に、入賞に応じて遊技者に付与する特典(利益)を示してある。スロットマシン1では、内部抽選手段42により内部当選した役が内部当選役になる。この内部当選役に対応する入賞図柄が入賞ラインに沿って成立したとき、その役が入賞役となる。さらに、本例のスロットマシン1では、SB役に対応する内部当選フラグが成立したにも関わらずSB役に対応する入賞図柄を入賞ラインに沿って成立させることができない場合に、SB役の入賞図柄に代えて入賞ライン上に停止表示させる取りこぼし図柄が設定されている。
次に、本例のスロットマシン1の遊技性について説明する。スロットマシン1では、通常状態、2種類のBIGボーナスゲーム、及び2種類の第2RT状態A、Bのほか、第1RT状態、及びSBゲームが発生し得る。ここで、第2RT状態A、Bは、リプレイ役の入賞確率を高めた遊技者にとって有利となる遊技状態である。一方、第1RT状態は、リプレイ役の内部当選確率が通常状態よりも若干高められて前記第1確率となっているのみで遊技者にとっては通常状態との区別が困難な遊技状態であり、遊技者にとって潜在的に発生する遊技状態である。SBゲームは、SB役が入賞した次の1ゲームに限り発生する遊技状態であり、8枚役の内部当選確率が通常状態よりも若干高められているのみで、遊技者側にとっての有利度合いは通常状態とほぼ同等である。
第1RT状態の発生契機となる第1特定図柄として、SB役の取りこぼし図柄(図3参照。)が設定されている。また、第1RT状態の終了条件となる第1所定ゲーム数としては100ゲームが設定されている。第2RT状態であるリプレイタイムの発生契機となる第2特定図柄としては、SB役の入賞図柄(第2RT状態Aの契機図柄)、及び10枚役の入賞図柄(第2RT状態Bの契機図柄)が設定されている。また、第2RT状態Aの終了条件となる第2所定ゲーム数としては100ゲームが設定されており、第2RT状態Bの終了条件となる第2所定ゲーム数としては3000ゲームが設定されている。
なお、図3に示すごとく、10枚役の入賞図柄では、右リール21Rについてのみ図柄「チェリー」が規定され、他のリール21については任意の図柄となっている。一方、右リール21Rでは、図4に示すごとく、図柄「チェリー」が6図柄間隔で配置されている。それ故、4図柄相当の引込範囲でリール21を停止させる表示制御手段45の引込制御によれば、10枚役の内部当選フラグが成立した場合に必ず、10枚役の入賞図柄が図柄表示窓11に停止表示され得る。
さらに、本例のスロットマシン1では、表示制御手段45による引込制御と、各リール21における図柄配列との組み合わせにより、SB役の内部当選フラグが成立したゲームにおいては、SB役の入賞図柄か、SB役の取りこぼし図柄のいずれか一方が必ず停止表示され得る。なお、表示制御手段45による引込制御の内容については、後で詳しく説明する。
本例のスロットマシン1では、BIGボーナスゲームから通常状態へ復帰した際、SB役に対応する内部当選フラグのフラグ報知動作が実行される。また、第1RT状態あるいは第2RT状態から通常状態へ復帰した際には、SB役に対応する内部当選フラグのフラグ報知動作を実行するか否かが抽選により決定される。さらに、その抽選によりフラグ報知動作の実行が決定された場合には、フラグ報知動作に先立って、その旨を遊技者に報知するための特別演出が実施され得る。したがって、スロットマシン1の遊技においては、特別演出に応じて、第2RT状態が発生する可能性が高く期待度の高い、いわゆる熱いゾーンが発生し得る。
次に、本例のスロットマシン1は、図2に示すごとく外観的な構成を有している。スロットマシン1では、遊技者に対面する前面部分が、略矩形状の図柄表示窓11を略中央に設けた前面枠体10によって形成されている。前面枠体10は、図柄表示窓11の上側に、液晶表示部53、左右一対のスピーカ520及び装飾ランプ部56を配置してなる。前面枠体10は、図柄表示窓11の下側に、スロットマシン1の基部をなすベース部100を有している。図柄表示部11の右側には、クレジット表示部551及び払出数表示部552が配置されている。
ベース部100は、図2に示すごとく、遊技者から奥まって位置する図柄表示窓11に対して、遊技者に向って相対的に張り出すように形成されている。ベース部100は、図柄表示窓11に隣り合う上端部にテーブル状の操作面14を有し、下端部にメダルを払い出すメダル受け皿15を有し、操作面14とメダル受け皿15との間に操作パネル13を有している。
操作面14には、図1及び図2に示すごとく、クレジット(貯留)されたメダルを賭けるためのベットボタン64と、クレジットされたメダルを払い出させるためのクレジット精算ボタン65と、遊技に賭けるメダルを投入するメダル投入口630とが配置されている。操作パネル13には、リール21の図柄変動を開始させるためのスタートレバー62と、図柄変動を停止させるためのストップボタン61とが配置されている。
ベットボタン64は、図1及び図2に示すごとく、遊技賭け数としてマックスベット数である3ベットを指定するためのボタンである。このベットボタン64は、基本的には、遊技者による操作に応じて遊技賭け数3を表す3ベット信号を発生する。ただし、残りのクレジットが2又は1である場合には、2ベット信号又は1ベット信号を発生し、クレジットがゼロの場合は、ベット信号を発生しない。
スタートレバー62は、図1及び図2に示すごとく、リール21の制御信号であるゲーム開始信号を遊技者が操作したタイミングで発生する操作レバーである。スロットマシン1では、メダルが直接投入されるか、ベットボタン64の操作によりメダルがベットされたことを前提としてスタートレバー62が有効状態に設定される。
ストップボタン61は、リール21の制御信号である変動停止信号を遊技者が操作したタイミングで発生する操作ボタンである。本例のストップボタン61は、左リール21Lに対応する左ストップボタン61L、中リール21Cに対応する中ストップボタン61C、右リール21Rに対応する右ストップボタン61Rを組み合わせてなる。
図柄表示窓11は、図2に示すごとく、図柄表示領域110L、C、Rを含む表示窓である。各図柄表示領域110L、C、Rは、3図柄分の図柄表示領域である。図柄表示窓11全体では、3行3列よりなる2次元マトリクス状に配置された9図柄分の図柄表示領域が形成されている。図柄表示窓11は、遊技者側から図柄20が見えるよう、窓全体が透明な樹脂プレートにより形成されている。2次元マトリクス状に配置された9個の図柄20に対しては、入賞の対象となる入賞図柄の並び方向である入賞ライン211〜215が設定されている。入賞ラインとしては、水平方向の入賞ライン211〜213と、対角方向の入賞ライン214、215とがある。
各図柄表示領域110L、C、Rの裏側には、図2及び図4に示すごとく、図柄変動表示手段2を構成するリール21L、C、Rがそれぞれ配置されている。リール21L、C、Rは、略円柱形状をなし、その外周面に略一定の間隔を空けて21個の図柄20を配置した回転式のリールである。各リール21L、C、Rは、その回転方向における1カ所の基準位置に基準位置片(図示略)を有している。この基準位置片は、後述する基準位置検知部66が検知する被検知片としての部材である。なお、リール21としては、本例の回転式のリールに代えて、液晶ディスプレイに図柄を変動表示する画像式のリールを採用することもできる。
スピーカ520及び装飾ランプ部56は、音あるいは光により遊技を演出するための演出手段である。
クレジット表示部551は、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダル枚数を表示する表示部である。
払出数表示部552は、入賞時の払出メダル枚数を表示する表示部である。
液晶表示部53は、図1及び図2に示すごとく液晶ディスプレイよりなる。液晶表示部53は、遊技を演出する様々な演出画面を表示可能である。通常状態及び第1RT状態では、図5に示すごとく、演出画面70が表示される。この演出画面70では、遊技進行に応じて各種の演出画像が表示される。第2RT状態A、Bでは、図6に示すごとく、第2RT状態である旨を表すモード表示欄711を上部に配置すると共に、第2RT状態の残りゲーム数を表示するゲーム数表示欄712及び第2RT状態の発生中に獲得したメダル数を表示するメダル数表示欄713を下部に配置した表示画面71が表示される。表示画面71では、表示画面70と同様、遊技進行に応じて各種の演出画像が表示される。
次に、本例のスロットマシン1は、図1に示すごとく、機械的な構成を備えている。
図1及び図2を用いて、スロットマシン1の全体動作を制御する制御基板3、及びこの制御基板3に電気的に接続された各部について説明する。制御基板3に対しては、上述の構成のほか、遊技媒体として投入されたメダルを検知する投入メダル検知部63、リール21と共に図柄変動表示手段2を構成するリール駆動部22、リール21の回転位置を検知する基準位置検知部66、メダルを払い出すメダル払出部54、クレジット表示部551や払出数表示部552を含む各種表示部55、装飾ランプ部56、遊技者の有利度合いを表す設定値を設定する設定値操作部68、スピーカ520を制御する音声出力部52、及び液晶表示部53が電気的に接続されている。
投入メダル検知部63は、図1及び図2に示すごとく、メダル投入口630から投入されたメダルの検知部である。投入メダル検知部63は、メダル投入口630からメダルが投入されるごとにインサート信号を出力する。なお、本例のスロットマシン1では、メダル投入口630を介してメダルが投入されるか、ベットボタン64の操作等に応じて3枚のメダルがベットされたとき、スタートレバー62が有効な状態に設定されゲームを開始可能な状態となる。
リール駆動部22は、図1に示すごとく、ステップ単位で制御可能なステッピングモータ(図示略)を含み、このステッピングモータの回転駆動力によりリール21を回転駆動する手段である。ステッピングモータは、制御基板3から取り込む制御パルス毎に、1ステップずつ回転する。
基準位置検知部66は、図1に示すごとく、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
メダル払出部54は、図1に示すごとく、制御基板3の制御により所定枚数のメダルをメダル受け皿15に払い出すように構成されている。
設定値操作部68は、図1に示すごとく、設定キー680を利用して、ボーナス役等の当選確率を6段階に設定する設定値を変更するための操作部である。
制御基板3は、図1及び図2に示すごとく、CPU31と、メモリ手段であるROM33、RAM34と、入出力インターフェースとしてのI/O部32とを有している。CPU31は、ROM33から読み込みしたソフトウェアプログラムを実行することにより、内部抽選用の乱数を抽出する乱数抽出手段48、入賞図柄を判定する入賞判定手段49、入賞に応じて遊技者に利益を付与する利益付与手段47、リール21を制御する表示制御手段45、内部当選役を抽選する内部抽選手段42、内部当選フラグを制御するフラグ制御手段41、前記第1RT状態発生手段431と前記第2RT状態発生手段432を含む遊技状態移行手段43、フラグ報知動作を実行するフラグ報知手段441、フラグ報知動作を制御する報知制御手段442、フラグ報知動作を実行するか否かを決定する報知抽選手段443、特別演出を実行する特別演出実行手段46としての各機能を実現するように構成されている。
メモリ手段としてのROM33は、図1及び図7に示すごとく、内部抽選手段42が内部当選役の抽選に用いる当選乱数テーブルを記憶している。当選乱数テーブルは、各役が当選するための当選乱数を規定したデータテーブルである。本例では、図7(A)〜(D)に示すごとく、遊技状態毎に異なる当選乱数テーブルが設定されている。同図(A)は、通常状態に適用される当選乱数テーブルである。同図(B)は、第1RT状態に適用される当選乱数テーブルである。同図(C)は、第2RT状態A、Bに適用される当選乱数テーブルである。同図(D)は、SBゲームに適用される当選乱数テーブルである。同図(B)〜(D)は、同図(A)の当選乱数テーブルに対して追加設定される当選乱数のみを示す図である。
同図(B)の当選乱数テーブルでは、リプレイ役の当選乱数としてわずかに2個の当選乱数が新たに追加されているのみであり、リプレイ役の内部当選確率が通常状態とほぼ同じ1/7.3(第1確率)となっている。それ故、第1RT状態は、同図(A)の当選乱数テーブルが適用される通常状態の有利度合いとほとんど同じである。同図(C)の当選乱数テーブルでは、リプレイ役の当選乱数として多数の当選乱数が新たに追加されており、これによりリプレイ役の内部当選確率が1/7.3から1/1.3(第2確率)に向上している。それ故、第2RT状態A、Bは、同図(A)の当選乱数テーブルが適用される通常状態と比べて、遊技者側に有利な遊技状態となっている。さらに、同図(D)の当選乱数テーブルでは、8枚役の当選乱数が1個、追加設定されているのみである。それ故、SBゲームは、遊技者側の有利度合いが通常状態とほとんど同じ遊技状態となる。
乱数抽出手段48は、図1及び図2に示すごとく、図示しない乱数発生手段が発生する所定範囲の乱数の中から内部抽選用の乱数を抽出する手段である。本例の乱数抽出手段48は、スタートレバー62の変動開始信号をトリガー信号として乱数を抽出し、内部抽選手段42に入力する。なお、本例の乱数発生手段は、内部抽選用の乱数として、十進数で0〜65535の範囲に属する整数を発生する。
内部抽選手段42は、図1に示すごとく、内部抽選により内部当選役を決定し、その内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる手段である。内部抽選手段42は、当選乱数テーブルに規定された各役の当選乱数に対して内部抽選用の乱数を照合することにより内部当選役を決定する。本例の内部抽選手段42は、図7(A)〜(D)に示す当選乱数テーブル等のうちのいずれかを、遊技状態に応じて選択的に利用する。
フラグ制御手段41は、図1に示すごとく、対応する役が入賞可能な状態を表す内部当選フラグを制御する手段である。フラグ制御手段41は、BB役以外の他の役の内部当選フラグについては、当該内部当選フラグが初めて成立したゲームで入賞したか否かに関わらず次のゲームを開始するまでにオフ状態(ゼロ)にリセットする。このようなフラグ制御手段41の制御によれば、BB役以外の各役が内部当選したゲームで入賞しなかった場合、全て取りこぼしとなる。一方、BB役の内部当選フラグについては、入賞するまで、内部当選フラグの成立状態が次のゲームに順次、持ち越される。なお、上述したように、SB役が内部当選したゲームでは、必ず、SB役の入賞図柄か、SB役の取りこぼし図柄(図3参照。)が停止表示され得る。
遊技状態移行手段43は、第1RT状態発生手段431、及び第2RT状態発生手段432を含み、BBゲーム、第1RT状態、第2RT状態等、各種の遊技状態へ移行させる手段である。遊技状態移行手段43では、スロットマシン1の遊技状態を制御するための状態フラグが設定されている。状態フラグとしては、BBゲームに対応するBBゲームフラグ、第1RT状態に対応する第1RTフラグ、第2RT状態に対応する第2RTフラグ、SBゲームに対応するSBゲームフラグ等がある。第2RTフラグとしては、第2RT状態Aに対応する第2RTフラグAと、第2RT状態Bに対応する第2RTフラグBとがある。
遊技状態移行手段43は、BB役の入賞に応じてBBゲームフラグをオン状態に切り換えると共に、BBゲーム中のメダルの累積払出数が規定数である465枚を超えたときにBBゲームフラグをオフ状態にリセットする。第1RT状態発生手段431としての遊技状態移行手段43は、第1特定図柄であるSB役の取りこぼし図柄(図3参照。)の停止表示に応じて第1RTフラグをオン状態に切り換えると共に、100ゲームを消化した後にオフ状態にリセットする。また、第2RT状態発生手段432としての遊技状態移行手段43は、第2特定図柄であるSB役の入賞図柄あるいは10枚役の入賞図柄の停止表示に応じて第2RTフラグをオン状態に切り換えると共に、所定数のゲームを消化した後にオフ状態にリセットする。
遊技状態移行手段43は、BBゲームフラグがオン状態である場合にBBゲームを発生させ、SBゲームフラグがオン状態である場合にSBゲームを発生させる。第1RT状態発生手段431は、第1RTフラグがオン状態である場合に第1RT状態を発生させる。第2RT状態発生手段432は、第2RTフラグA、Bがオン状態である場合に第2RT状態Aあるいは第2RT状態Bを発生させる。一方、遊技状態移行手段43は、BBゲームフラグ、SBゲームフラグ、第1RTフラグ、及び第2RTフラグA、Bの全てがオフ状態である場合に通常状態を発生させる。
入賞判定手段49は、図1及び図2に示すごとく、3基のリール21L、C、Rが停止表示する図柄の組合せが所定の入賞図柄であるか否かを判定する手段である。具体的には、入賞判定手段49は、3基のリール21L、C、Rを横断するように設定された入賞ライン211〜215上に停止した図柄の組合せに応じて入賞役を判定する。入賞判定手段49は、各リール21L、C、Rが停止した後、各リール21L、C、Rに対応するステッピングモータ(リール駆動部22)に関するステップ数を取り込む。入賞判定手段49は、このステップ数を基にして入賞ライン211〜215上に停止した図柄20の種類を求め、その図柄20の組み合わせについて入賞役が成立するか否かを判定する。
利益付与手段47は、入賞に応じてメダルを払い出す手段である。利益付与手段47は、入賞役の種類に応じた払出数(図3参照。)を遊技者に払い出すよう、メダル払出部54を制御する。
表示制御手段45は、図1及び図2に示すごとく、リール駆動部22を介してリール21L、C、Rの図柄変動を制御する手段である。表示制御手段45は、ゲーム開始信号に応じてリール21の図柄変動を開始すると共に、変動停止信号に応じてリール21の図柄変動を停止させる。表示制御手段45は、リール駆動部22をなすステッピングモータに制御パルスを入力し、1パルス毎に1ステップずつステッピングモータを回転させる。表示制御手段45は、リール駆動部22に入力した制御パルス数、すなわち、ステッピングモータが回転したステップ数をカウントしている。特に、本例では、基準位置検知部66による基準位置片の検知信号を取り込むごとに各リール21のステップ数をゼロリセットすることで、直近の検知信号の後に生じたステップ数のカウントを可能としている。
表示制御手段45は、図1に示すごとく、ストップボタン61の停止操作後、規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)等が定める引込範囲内でリール21を停止させる、いわゆる引込制御を実施する。本例では、引込範囲として4図柄変動分に相当する範囲が設定されている。表示制御手段45では、ステップ数に基づいて各リール21L、C、Rが現在表示している図柄(入賞ライン上に位置する図柄。)を計算可能である。
表示制御手段45は、変動停止信号を取り込み時のステップ数に基づいて、入賞ライン212上に瞬間的に位置する図柄20であるビタ図柄を計算し、ROM33に格納された停止テーブルと照合する。表示制御手段45は、ビタ図柄に対して規定された引込図柄数を取得し、その引込図柄数分の図柄を引き込んでリール21を停止させる。
報知抽選手段443は、フラグ報知手段441にフラグ報知動作を実行させるか否かを抽選により決定する手段である。報知抽選手段443は、第1RT状態あるいは第2RT状態から通常状態への復帰に応じてフラグ報知動作を実行するか否かの抽選を実施する。なお、本例に代えて、第1RT状態から通常状態への復帰に応じたフラグ報知動作の抽選を実施する一方、第1RT状態から通常状態への復帰に応じてフラグ報知動作が実行されないように構成しても良い。なお、報知抽選手段443が抽選を実施するタイミングとしては、第1RT状態(第2RT状態)から通常状態への復帰時、第1RT状態(第2RT状態)への移行時、第1RT状態(第2RT状態)の発生中など、様々なタイミングを設定可能である。
特別演出実行手段46は、SB役の内部当選フラグに対するフラグ報知動作に先立って特別演出を実行する手段である。本例の特別演出実行手段46は、報知抽選手段443の抽選に当選した際、第1RT状態あるいは第2RT状態から通常状態への移行に応じて、熱いモードである旨を表す特別演出を実行する。本例の特別演出は、図8に示す特別演出画面72を液晶表示部53に表示する演出である。特別演出画面72は、「CHANCE TIME!!!」なる文字列を表示するモード表示欄721を含む画面である。
フラグ報知手段441は、SB役の内部当選フラグが成立した際、フラグ報知動作を実行する手段である。具体的には、フラグ報知手段441は、図9に示すフラグ報知画面73を液晶表示部53に表示することで、SB役の内部当選フラグが成立した旨を報知する。同図は、SB役1(図3参照。)の内部当選フラグを報知するフラグ報知画面73を例示する図である。このフラグ報知画面73は、「CHANCE TIME!!!」なる文字列により熱いモードである旨を表すモード表示欄721と、内部当選フラグに対応する役の入賞図柄を表示するフラグ報知欄722とを組み合わせた画面である。
報知制御手段442は、フラグ報知手段441にフラグ報知動作を実行させる手段である。報知制御手段442は、報知抽選手段443による抽選に当選した際、第1RT状態あるいは第2RT状態から復帰した通常状態の実施中にフラグ報知動作が実行されるよう、フラグ報知手段441を制御する。
次に、上述したように構成された本例のスロットマシン1の動作について、図10の状態遷移図を用いて説明する。
本例のスロットマシン1では、BBゲーム(同図中、(1)。以下、BBゲーム(1)と記載する。他の遊技状態についても同様に記載する。)の終了後、通常状態(2)に復帰した場合にSB役の内部当選フラグのフラグ報知動作が実施される。まず、通常状態(2)で10枚役が内部当選した場合、上述のごとく取りこぼしなく10枚役が入賞し得る。10枚役の入賞図柄は、第2RT状態Bの発生契機となる第2特定図柄となっている。それ故、10枚役が入賞した場合には、リプレイ役の内部当選確率が1/1.3と高く遊技者側に有利な第2RT状態B(3)が3000ゲームに渡って発生する。
通常状態(2)でSB役が内部当選した場合には、内部当選フラグのフラグ報知動作(図9参照。)が実行される。フラグ報知動作に応じてSB役を入賞できた場合には、まず、1ゲームのみのSBゲームが実施される。ここで、SB役の入賞図柄は、第2RT状態Aの発生契機となる第2特定図柄となっている。それ故、SB役が入賞した場合には、リプレイ役の内部当選確率が1/1.3と高く遊技者側に有利な第2RT状態A(4)が100ゲームに渡って発生する。
一方、フラグ報知動作にも関わらずSB役の取りこぼし図柄の停止表示により、SB役を取りこぼした場合には、SB役の内部当選フラグがオフ状態にリセットされる。ここで、SB役の取りこぼし図柄は、第1RT状態の発生契機となる第1特定図柄となっている。それ故、SB役を取りこぼした場合には、通常状態と同程度の有利度合いの第1RT状態(5)が100ゲームに渡って発生する。
第2RT状態(3)、(4)において継続ゲーム数が満了された場合、あるいは第1RT状態(5)において100ゲーム消化された場合には、報知抽選手段443によるフラグ報知動作の抽選が実施される。この抽選に当選した場合には、SB役の内部当選フラグのフラグ報知動作(図9参照。)が実行され得る通常状態(6の1)に移行する。このとき、通常状態(6の1)への移行時には、特別演出実行手段46による特別演出(図8参照。)が実行される。この特別演出によれば、遊技者は第2RT状態に移行できる可能性が高い熱いゾーンに入っていることを認識でき期待感が高揚され得る。
一方、報知抽選手段443による抽選に外れた場合には、フラグ報知動作が実行されない通常状態(6の2)に移行する。なお、通常状態(6の1)、(6の2)は、SB役、あるいは10枚役の入賞に応じて第2RT状態(3)、(4)に移行するか、あるいはSB役の取りこぼしに応じて第1RT状態(5)に移行するまで継続される。
以上のように、本例のスロットマシン1では、ボーナスフラグをストックするストック機能を前提とすることなく、期待感の高い熱いモードと期待感の低い寒いモードを実現できる。これにより、スロットマシン1では、起伏に富む遊技性が実現され、遊技の興趣が高くなっている。
なお、本例では、第1特定図柄としてSB役の取りこぼし図柄を設定してあるが、これに代えて、いずれかの役の入賞図柄等、他の図柄の組合わせを第1特定図柄として設定することもできる。また、本例では、第2特定図柄としてSB役の入賞図柄及び10枚役の入賞図柄を設定してあるが、これに代えて、8枚役や5枚役等の入賞図柄を設定することもできる。
なお、本例のように第2特定図柄としてSB役の入賞図柄を設定する場合には、次のような点で有利となる。すなわち、SB役が入賞したゲーム自体ではメダルの払い出しがないため、このSB役を契機としたSBゲームを潜在的に発生させれば、遊技者側から気づかれずに通常状態から第2RT状態へ移行させることができるという利点がある。
実施例1における、スロットマシンの機械的な構成を示すブロック図。 実施例1における、スロットマシンの外観を示す正面図。 実施例1における、スロットマシンの役、入賞図柄、特典を示す説明図。 実施例1における、リールの図柄配列を展開して示す展開図。 実施例1における、通常状態及び第1RT状態における演出画面を示す正面図。 実施例1における、第2RT状態における演出画面を示す正面図。 実施例1における、当選乱数テーブルを示す説明図。 実施例1における、特別演出による特別演出画面を示す正面図。 実施例1における、フラグ報知動作によるフラグ報知画面を示す正面図。 実施例1における、遊技状態が遷移する様子を示す遷移図。
符号の説明
1 スロットマシン
110 図柄表示領域
2 図柄変動表示手段
21 図柄表示部(リール)
22 リール駆動部
20 図柄
3 制御基板
41 フラグ制御手段
42 内部抽選手段
43 遊技状態移行手段
431 第1RT状態発生手段
432 第2RT状態発生手段
441 フラグ報知手段
442 報知制御手段
443 報知抽選手段
45 表示制御手段
46 特別演出実行手段
47 利益付与手段
48 乱数抽出手段
49 入賞判定手段
53 液晶表示部
61 停止操作手段(ストップボタン)
62 ゲーム開始操作手段(スタートレバー)

Claims (3)

  1. 複数種類の図柄を所定の配列に従って図柄表示領域に変動表示する変動表示部を複数備えた図柄変動表示手段と、
    ゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
    遊技媒体が投入された状態で前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行し、当該内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる内部抽選手段と、
    前記変動表示部による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
    該停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
    前記図柄変動表示手段により停止表示された図柄の組合せが所定の入賞図柄であるか否かを判定する入賞判定手段と、
    該入賞判定手段により入賞図柄であると判定されたときに、当該入賞図柄に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、を備えたスロットマシンにおいて、
    通常状態において前記図柄変動表示手段により停止表示された図柄の組合せが第1特定図柄である場合に、リプレイ役の内部当選確率が第1確率に設定された第1RT状態を発生し、当該第1RT状態において第1所定ゲーム数を消化した場合に通常状態へ復帰させる第1RT状態発生手段と、
    通常状態において前記図柄変動表示手段により停止表示された図柄の組合せが第2特定図柄である場合に、リプレイ役の内部当選確率が前記第1確率よりも高い第2確率に設定されて前記第1RT状態よりも遊技者側にとって有利となる第2RT状態を発生し、当該第2RT状態において第2所定ゲーム数を消化した場合に通常状態へ復帰させる第2RT状態発生手段と、
    前記第2特定図柄に対応する役の内部当選フラグの成立を遊技者に報知するためのフラグ報知動作を実行可能なフラグ報知手段と、
    該フラグ報知手段にフラグ報知動作を実行させる報知制御手段と、
    前記第1RT状態から通常状態への復帰に応じてフラグ報知動作を実行するか否かを抽選により決定する報知抽選手段と、
    該報知抽選手段により前記フラグ報知動作の実行が決定されたことを示唆するための特別演出を実行する特別演出実行手段と、を備えており、
    前記報知制御手段は、前記報知抽選手段によりフラグ報知動作の実行が決定された場合に、通常状態における前記第2特定図柄に対応する内部当選フラグの成立に応じて前記フラグ報知手段にフラグ報知動作を実行させるように構成され、
    前記特別演出実行手段は、前記報知抽選手段がフラグ報知動作の実行を抽選により決定した場合に、通常状態への復帰後、フラグ報知動作が実行されるまでの遊技期間内に前記特別演出を実行するように構成されていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 通常状態及び前記第1RT状態においては、遊技媒体の投入数に対する払出数の割合を示す払出率が100%未満に設定され、前記第2RT状態においては、前記払出率が100%以上に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記報知抽選手段は、前記第2RT状態から通常状態への復帰に応じてフラグ報知動作を実行するか否かを抽選により決定するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。
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