JP2009011749A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技性を損なったり、ハードウェア資源に対する負担を増大させることなく、遊技状態に応じて遊技者側の有利度合いを変更でき、起伏に富んだ遊技性を呈する優れた特性のスロットマシンを提供すること。
【解決手段】表示制御手段45は、同時当選小役と特定役とが同時当選した場合、特定役を優先して引き込んで停止させる。通常遊技状態では、特定役と同時当選小役とが同時に内部当選する同時当選確率については、第1の賭け数のゲームの方が第2の賭け数のゲームよりも低く設定され、遊技媒体の投入数に対する払出数の割合である払出率については、第1の賭け数のゲームの方が第2の賭け数のゲームよりも高く設定されている。特定役及びボーナス役が内部当選しない所定の遊技状態における払出率については、第1の賭け数のゲームの方が第2の賭け数のゲームよりも低く設定されている。
【選択図】図1
【解決手段】表示制御手段45は、同時当選小役と特定役とが同時当選した場合、特定役を優先して引き込んで停止させる。通常遊技状態では、特定役と同時当選小役とが同時に内部当選する同時当選確率については、第1の賭け数のゲームの方が第2の賭け数のゲームよりも低く設定され、遊技媒体の投入数に対する払出数の割合である払出率については、第1の賭け数のゲームの方が第2の賭け数のゲームよりも高く設定されている。特定役及びボーナス役が内部当選しない所定の遊技状態における払出率については、第1の賭け数のゲームの方が第2の賭け数のゲームよりも低く設定されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ゲーム毎の内部抽選により内部当選役を決定すると共に、内部当選役として決定された役を入賞可能に設定するスロットマシンに関する。
従来より、例えば、特有の遊技演出の実施によりボーナス役の入賞可能性が高い旨を表示し、遊技者の期待感を煽るスロットマシンや、特有の遊技演出の実施によりボーナス役に内部当選した旨を報知するスロットマシンがある。このようなスロットマシンでは、ボーナス役の内部当選に遊技者が気づくまでに時間を要したり、あるいは内部当選に気づいてもボーナス役の図柄を目押し停止できなかったり等、ボーナス役が内部当選してもなかなかボーナス役の図柄を停止できず入賞できないようなケースが頻繁に発生している。このような内部当選したボーナス役が入賞するまでのフラグ持越状態では、ボーナス役が内部当選する可能性がないため、遊技者が一方的に不利益を被ることになってしまう。
そこで、例えば、小役と同時に内部当選可能であって、かつ、当該小役よりも入賞価値が低く、通常遊技状態では小役よりも優先して入賞する特定役を設定したスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このスロットマシンでは、フラグ持越状態等、ボーナス役が内部当選する可能性がない所定の遊技状態において上記特定役の内部当選を禁止することで、当該所定の遊技状態における小役の入賞確率を高めて遊技者の不利益を補填しようとしている。
しかしながら、上記従来のスロットマシンでは、次のような問題がある。すなわち、上記所定の遊技状態において小役の入賞確率を高めて遊技者の不利益を補填するためには、その分、通常遊技状態における特定役の入賞頻度を高く設定する必要があり、それ故、通常遊技状態における出目が単調となって遊技性に乏しくなるという問題がある。一方、上記特定役を複数設定すれば通常遊技状態における出目を多彩にできるが遊技者側にとって特定役の判別が難しくなったり、複数種類の特定役を設定するために記憶すべきデータ量が増大し、ハードウェア資源に対する負担が過大となるおそれがある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、遊技性を損なったり、ハードウェア資源に対する負担を増大させることなく、遊技状態に応じて遊技者側の有利度合いを変更でき、起伏に富んだ遊技性を呈する優れた特性のスロットマシンを提供しようとするものである。
本発明は、複数の入賞ライン上において所定の配列に従って図柄を変動表示する図柄表示部を複数、備えた図柄変動表示手段と、
1回のゲームに対する遊技媒体の投入数である賭け数を遊技者の選択に応じて設定する賭け数設定手段と、
ゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
特定役、及び当該特定役よりも入賞価値が高く、かつ、1回のゲームで当該特定役と同時に内部当選可能な同時当選小役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を上記賭け数に応じて実行し、決定された内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる内部抽選手段と、
上記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させようとする遊技者の操作を受け付ける停止操作手段と、
上記停止操作手段に対する遊技者の停止操作に応じて、予め規定された引込範囲内の図柄を引き込んで入賞ライン上に停止表示させ、上記内部当選フラグに対応する役の図柄組合せがいずれかの入賞ラインに沿って表示されることを許容する一方、上記内部当選フラグが成立していない役の図柄組合せが入賞ラインに沿って表示されないように上記図柄変動表示手段を制御する表示制御手段と、
入賞ラインに沿って停止表示された図柄の組合せが所定の入賞図柄の組合せであるか否かを判定する入賞役判定手段と、を備え、
上記表示制御手段は、上記内部抽選手段により上記同時当選小役と上記特定役とが同時に内部当選役として決定された場合、当該特定役の図柄を優先して引き込み、上記同時当選小役が入賞しないように上記図柄変動表示手段を制御するように構成され、上記内部抽選手段は、通常遊技状態以外の所定の遊技状態では上記特定役及びボーナス役を上記内部当選役として決定しないように構成されており、
通常遊技状態では、上記特定役と上記同時当選小役とが同時に内部当選する同時当選確率については、第1の賭け数のゲームの方が第2の賭け数のゲームよりも低く、遊技媒体の払出数に関する期待値の上記賭け数に対する比率である払出率については、上記第1の賭け数のゲームの方が上記第2の賭け数のゲームよりも高く設定され、
上記所定の遊技状態における上記払出率については、上記第1の賭け数のゲームの方が上記第2の賭け数のゲームよりも低く設定されていることを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
1回のゲームに対する遊技媒体の投入数である賭け数を遊技者の選択に応じて設定する賭け数設定手段と、
ゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
特定役、及び当該特定役よりも入賞価値が高く、かつ、1回のゲームで当該特定役と同時に内部当選可能な同時当選小役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を上記賭け数に応じて実行し、決定された内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる内部抽選手段と、
上記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させようとする遊技者の操作を受け付ける停止操作手段と、
上記停止操作手段に対する遊技者の停止操作に応じて、予め規定された引込範囲内の図柄を引き込んで入賞ライン上に停止表示させ、上記内部当選フラグに対応する役の図柄組合せがいずれかの入賞ラインに沿って表示されることを許容する一方、上記内部当選フラグが成立していない役の図柄組合せが入賞ラインに沿って表示されないように上記図柄変動表示手段を制御する表示制御手段と、
入賞ラインに沿って停止表示された図柄の組合せが所定の入賞図柄の組合せであるか否かを判定する入賞役判定手段と、を備え、
上記表示制御手段は、上記内部抽選手段により上記同時当選小役と上記特定役とが同時に内部当選役として決定された場合、当該特定役の図柄を優先して引き込み、上記同時当選小役が入賞しないように上記図柄変動表示手段を制御するように構成され、上記内部抽選手段は、通常遊技状態以外の所定の遊技状態では上記特定役及びボーナス役を上記内部当選役として決定しないように構成されており、
通常遊技状態では、上記特定役と上記同時当選小役とが同時に内部当選する同時当選確率については、第1の賭け数のゲームの方が第2の賭け数のゲームよりも低く、遊技媒体の払出数に関する期待値の上記賭け数に対する比率である払出率については、上記第1の賭け数のゲームの方が上記第2の賭け数のゲームよりも高く設定され、
上記所定の遊技状態における上記払出率については、上記第1の賭け数のゲームの方が上記第2の賭け数のゲームよりも低く設定されていることを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
本発明のスロットマシンでは、上記第1の賭け数によるゲームと上記第2の賭け数によるゲームとで、上記払出率や上記同時当選確率等に差を設けてある。上記通常遊技状態における上記同時当選確率については、上記第1の賭け数のゲームの方が上記第2の賭け数のゲームよりも低く設定されている。上記払出率については、上記通常遊技状態では上記第1の賭け数のゲームの方が高く、上記所定の遊技状態では上記第1の賭け数のゲームの方が上記第2の賭け数のゲームよりも低くなるように設定されている。
そのため、上記スロットマシンでは、ゲームに対する賭け数を工夫することで遊技性と有利度合いとを両立できる可能性がある。すなわち、上記通常遊技状態において上記第1の賭け数により遊技すれば、上記同時当選小役と同時に上記特定役が内部当選する上記同時当選確率を抑制でき、当該特定役の入賞頻度を抑えて出目が単調になって遊技性が損なわれるおそれを抑制できる。一方、上記特定役及びボーナス役が内部当選する可能性がない上記所定の遊技状態では、上記払出率が高くなる上記第2の賭け数によって遊技することで、ボーナス役が内部当選する可能性がないという遊技者側の不利益を抑制できる。
以上のように本発明のスロットマシンは、遊技性を損なったり、ハードウェア資源に対する負担を抑制しながら上記所定の遊技状態において遊技者に特典を付与でき、ボーナス役に内部当選する可能性がないという遊技者の不利益をある程度、補填し得るという優れた遊技性を備えている。
本発明のスロットマシンとしては、メダルやコインを遊技媒体とした狭義のスロットマシンのほか、パチンコ玉を遊技媒体としたパロット(R)などであっても良い。
また、2種類以上の役が同時に内部当選するとは、厳密に時間的に一致して2種類以上の役が内部当選することを意味するものではなく、同一のゲーム内で2種類以上の役が並列して内部当選することを意味している。
また、2種類以上の役が同時に内部当選するとは、厳密に時間的に一致して2種類以上の役が内部当選することを意味するものではなく、同一のゲーム内で2種類以上の役が並列して内部当選することを意味している。
また、上記所定の遊技状態では、上記特定役が入賞する可能性がゼロであるため、その入賞により上記同時当選小役の入賞が阻害されるおそれがない。それ故、上記所定の遊技状態では、他の遊技状態に対して上記同時当選小役の内部当選確率を変更しなくても当該同時当選小役の入賞確率を高めることができ、遊技者側の有利度合いを高めることができる。このように、上記所定の遊技状態では、他の遊技状態とは異なる遊技性を実現でき、遊技の興趣を高めることができる。特に、上記所定の遊技状態を除く遊技状態において100%の確率で上記特定役と同時に内部当選する同時当選小役を設定しておけば、当該同時当選小役が上記所定の遊技状態でのみ入賞可能な役となる。この場合には、上記所定の遊技状態における入賞役の種類を増加させることが可能になり、遊技の興趣を一層、向上できる。
また、上記払出数に関する期待値は、払い出しを期待できる遊技媒体の数を意味している。この期待値は、例えば、各役の内部当選確率と、各役の入賞に応じた遊技媒体の払出数との乗算値の総和として算出可能な値である。ここで、各役の入賞に応じた払出数は、小役の入賞に応じた払い出しなど、入賞したゲームで払い出しされる遊技媒体の数だけではない。例えば、ボーナス役の入賞に応じて発生するボーナスゲーム中の払い出しなど、入賞に起因してその後、払い出しを受け得ることが確定した遊技媒体の数についても、上記各役の入賞に応じた払出数に含まれる。
また、上記同時当選小役としては、複数の小役が設定されており、当該各同時当選小役は、互いに1回のゲームで同時に内部当選することがないように設定され、
少なくともいずれかの上記図柄表示部は、2種類以上の同時当選小役にそれぞれ対応する図柄が上記引込範囲内に同時に属さないように上記所定の配列が構成されており、
上記同時当選小役に対応する内部当選フラグを遊技者側に報知する報知手段を備えていることが好ましい(請求項2)。
少なくともいずれかの上記図柄表示部は、2種類以上の同時当選小役にそれぞれ対応する図柄が上記引込範囲内に同時に属さないように上記所定の配列が構成されており、
上記同時当選小役に対応する内部当選フラグを遊技者側に報知する報知手段を備えていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、2種類以上の同時当選小役を狙って停止させる、いわゆる目押しが不可能となる一方、上記同時当選小役の内部当選フラグを報知することで当該同時当選小役を入賞できる確率を格段に高めることが可能になる。各役の内部当選確率を何ら変更することなく、上記報知手段により内部当選フラグを報知するか否かに応じて上記払出率、すなわち遊技者側の有利度合いを効率良く制御可能となる。
また、上記所定の遊技状態は、上記ボーナス役の内部当選フラグが成立してから入賞するまでのフラグ持越状態、及び上記ボーナス役が入賞してから当該ボーナス役に対応するボーナスゲームが終了するまでのボーナス状態のうちの少なくともいずれかであることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記フラグ持越状態、及び上記ボーナス状態のうちの少なくともいずれかの遊技状態において、上記同時当選小役の入賞頻度を高めることができる。特に、上記所定の遊技状態として上記フラグ持越状態を設定すれば、例えば、上記ボーナス役の内部当選フラグが成立したにも関わらず、なかなかボーナス役を入賞できない遊技者の不利益をある程度、補填し得る。
この場合には、上記フラグ持越状態、及び上記ボーナス状態のうちの少なくともいずれかの遊技状態において、上記同時当選小役の入賞頻度を高めることができる。特に、上記所定の遊技状態として上記フラグ持越状態を設定すれば、例えば、上記ボーナス役の内部当選フラグが成立したにも関わらず、なかなかボーナス役を入賞できない遊技者の不利益をある程度、補填し得る。
また、上記内部抽選手段は、上記第1の賭け数によるゲームでは、上記特定役を内部当選役として決定しないように構成されており、通常遊技状態における上記同時当選確率がゼロであることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記第1の賭け数により遊技することで上記特定役の入賞を未然に回避でき、遊技者側の有利度合いを高く確保することができる。さらに、上記特定役の入賞を回避できれば、通常遊技状態における出目が遊技者にとって理解し易いものとなる。
この場合には、上記第1の賭け数により遊技することで上記特定役の入賞を未然に回避でき、遊技者側の有利度合いを高く確保することができる。さらに、上記特定役の入賞を回避できれば、通常遊技状態における出目が遊技者にとって理解し易いものとなる。
また、上記特定役は、当該特定役の入賞ゲームにおける遊技媒体の払出数がゼロである一方、当該入賞ゲームの次のゲームにおいて上記内部抽選手段が通常状態とは異なる抽選確率で上記内部当選役を決定するという特典を与える役であることが好ましい(請求項5)。
この場合には、いわゆるシングルボーナス役を上記特定役として設定できる。
この場合には、いわゆるシングルボーナス役を上記特定役として設定できる。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、ボーナス役が内部当選してからボーナスゲームが終了するまでの遊技期間における小役の入賞確率を高めたスロットマシンに関する例である。この内容について、図1〜図13を用いて説明する。
本例のスロットマシン1は、図1〜図3に示すごとく、複数の入賞ライン上において所定の配列に従って図柄を変動表示する図柄表示部21(以下、リール21という。)を複数、備えた図柄変動表示手段2と、1回のゲームに対する遊技媒体(以下、メダルという。)の投入数である賭け数を遊技者の選択に応じて設定する賭け数設定手段44と、ゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段62(以下、スタートレバー62という。)と、特定役(本例ではSB役。)、及び当該特定役よりも入賞価値が高く、かつ、1回のゲームで当該特定役と同時に内部当選可能な同時当選小役(本例では12種類の15枚役。)を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を賭け数に応じて実行し、決定された内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる内部抽選手段42と、図柄変動表示手段2による図柄20の変動表示を停止させようとする遊技者の操作を受け付ける停止操作手段61(以下、ストップボタン61という。)と、ストップボタン61に対する遊技者の停止操作に応じて、予め規定された引込範囲内の図柄を引き込んで入賞ライン上に停止表示させ、内部当選フラグに対応する役の図柄組合せがいずれかの入賞ラインに沿って表示されることを許容する一方、内部当選フラグが成立していない役の図柄組合せが入賞ラインに沿って表示されないように図柄変動表示手段2を制御する表示制御手段45と、入賞ラインに沿って停止表示された図柄の組合せが所定の入賞図柄の組合せであるか否かを判定する入賞役判定手段49と、を備えている。
(実施例1)
本例は、ボーナス役が内部当選してからボーナスゲームが終了するまでの遊技期間における小役の入賞確率を高めたスロットマシンに関する例である。この内容について、図1〜図13を用いて説明する。
本例のスロットマシン1は、図1〜図3に示すごとく、複数の入賞ライン上において所定の配列に従って図柄を変動表示する図柄表示部21(以下、リール21という。)を複数、備えた図柄変動表示手段2と、1回のゲームに対する遊技媒体(以下、メダルという。)の投入数である賭け数を遊技者の選択に応じて設定する賭け数設定手段44と、ゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段62(以下、スタートレバー62という。)と、特定役(本例ではSB役。)、及び当該特定役よりも入賞価値が高く、かつ、1回のゲームで当該特定役と同時に内部当選可能な同時当選小役(本例では12種類の15枚役。)を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を賭け数に応じて実行し、決定された内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる内部抽選手段42と、図柄変動表示手段2による図柄20の変動表示を停止させようとする遊技者の操作を受け付ける停止操作手段61(以下、ストップボタン61という。)と、ストップボタン61に対する遊技者の停止操作に応じて、予め規定された引込範囲内の図柄を引き込んで入賞ライン上に停止表示させ、内部当選フラグに対応する役の図柄組合せがいずれかの入賞ラインに沿って表示されることを許容する一方、内部当選フラグが成立していない役の図柄組合せが入賞ラインに沿って表示されないように図柄変動表示手段2を制御する表示制御手段45と、入賞ラインに沿って停止表示された図柄の組合せが所定の入賞図柄の組合せであるか否かを判定する入賞役判定手段49と、を備えている。
上記表示制御手段45は、内部抽選手段42により同時当選小役と特定役とが同時に内部当選役として決定された場合、当該特定役の図柄を優先して引き込み、同時当選小役が入賞しないように図柄変動表示手段2を制御するように構成されている。また、上記内部抽選手段42は、通常遊技状態以外の所定の遊技状態では特定役及びボーナス役を内部当選役として決定しないように構成されている。
上記のような構成のスロットマシン1が実施する通常遊技状態では、特定役と同時当選小役とが同時に内部当選する同時当選確率については、第1の賭け数のゲームの方が第2の賭け数のゲームよりも低く設定され、メダルの払出数に関する期待値の上記賭け数に対する比率である払出率については、第1の賭け数のゲームの方が第2の賭け数のゲームよりも高く設定されている。また、上記所定の遊技状態における払出率については、第1の賭け数のゲームの方が第2の賭け数のゲームよりも低く設定されている。
上記のような構成のスロットマシン1が実施する通常遊技状態では、特定役と同時当選小役とが同時に内部当選する同時当選確率については、第1の賭け数のゲームの方が第2の賭け数のゲームよりも低く設定され、メダルの払出数に関する期待値の上記賭け数に対する比率である払出率については、第1の賭け数のゲームの方が第2の賭け数のゲームよりも高く設定されている。また、上記所定の遊技状態における払出率については、第1の賭け数のゲームの方が第2の賭け数のゲームよりも低く設定されている。
なお、本例では、上記第1の賭け数として賭け数3を設定し、上記第2の賭け数として賭け数2を設定してある。
また、上記所定の遊技状態としては、ボーナス役の内部当選フラグが成立してからボーナス役が入賞するまでのフラグ持越状態、及びボーナス役が入賞してからボーナスゲームが終了するまでのボーナス状態を設定してある。
以下、この内容について詳しく説明する。
また、上記所定の遊技状態としては、ボーナス役の内部当選フラグが成立してからボーナス役が入賞するまでのフラグ持越状態、及びボーナス役が入賞してからボーナスゲームが終了するまでのボーナス状態を設定してある。
以下、この内容について詳しく説明する。
まず、このスロットマシン1の役、内部当選役、入賞役について、図1〜図3を用いて説明する。本例のスロットマシン1では、図3(A)〜(C)に示すごとく、賭け数に応じて入賞役の設定が異なっている。図3(A)に示すごとく、賭け数がメダル3枚のゲームでは、ボーナス役、リプレイ役、12枚役などの小役のほか、BB(ビッグボーナス)ゲーム中にのみ入賞可能なRB(レギュラーボーナス)役が設定されている。図3(B)に示すごとく、賭け数がメダル2枚のゲームでは、ボーナス役、通常遊技状態よりも払出率が低いSBゲームの契機役であるSB役、12種類の15枚役、12枚役、リプレイ役が設定されている。図3(C)に示すごとく、RBゲーム中にのみ有効となる賭け数である賭け数1のゲームでは、12枚役が設定されている。
図3では、左列にそれぞれの役の名称を、中列にそれぞれの図柄20の組み合わせを、右列に賞品として付与する特典を示してある。スロットマシン1では、内部抽選手段42により内部当選した役が内部当選役になる。この内部当選役を構成する図柄20である役図柄が入賞ラインに沿って揃ったとき、その役が入賞役となる。
本例のスロットマシン1は、図2に示すごとく外観的な構成を有している。スロットマシン1では、遊技者に対面する前面部分が、略矩形状の図柄表示窓11を略中央に設けた前面枠体10によって形成されている。前面枠体10は、図柄表示窓11の上側に、液晶表示部530、左右一対のスピーカ520及び左右一対のランプ部560を配設してなる。前面枠体10は、図柄表示窓11の下側に、スロットマシン1の基部をなすベース部100を有してなる。
ベース部100は、図2に示すごとく、遊技者から奥まって位置する図柄表示窓11に対して、遊技者に向って相対的に張り出すように形成されている。ベース部100は、図柄表示窓11に隣り合う上端部にテーブル状の操作面14を有し、下端部にメダルを払い出すメダル受け皿15を有し、操作面14とメダル受け皿15との間に操作パネル13を有している。
操作面14には、図1及び図2に示すごとく、クレジット(貯留)されたメダルを賭けるためのベットボタン64と、クレジットされたメダルを払い出させるためのクレジット精算ボタン65と、遊技に賭けるメダルを投入するメダル投入口630とが配置されている。操作パネル13には、リール21の図柄変動を開始させるためのスタートレバー62と、図柄変動を停止させるためのストップボタン61とが配置されている。
ベットボタン64としては、図1及び図2に示すごとく、賭け数としてマックスベット数を設定するMAX投入ボタン643と、賭け数として2ベット(2枚)を設定する2枚投入ボタン642と、賭け数として1ベット(1枚)を設定する1枚投入ボタン641とがある。MAX投入ボタン643は、マックスベット数に相当するベット信号を発生するボタンである。2枚投入ボタン642は、賭け数2を表す2ベット信号を発生するボタンである。1枚投入ボタン641は、賭け数1を表す1ベット信号を発生するボタンである。なお、本例のMAX投入ボタン643が設定するベット数は、遊技状態に応じて変動する。マックスベット数が2ベットであるSBゲーム中、及びマックスベット数が1ベットであるRBゲーム中では、MAX投入ボタン643の操作により2ベット(2枚)又は1ベット(1枚)を設定でき、それ以外の遊技状態では3ベット(3枚)を設定できる。
スタートレバー62は、図1及び図2に示すごとく、リール21の制御信号であるゲーム開始信号を遊技者が操作したタイミングで発生する操作レバーである。スロットマシン1では、メダルが直接投入されるか、ベットボタン64の操作によりメダルがベットされたことを前提としてスタートレバー62が有効状態に設定される。
ストップボタン61は、リール21の制御信号である変動停止信号を遊技者が操作したタイミングで発生する操作ボタンである。本例のストップボタン61は、左リール21Lに対応する左ストップボタン61L、中リール21Cに対応する中ストップボタン61C、右リール21Rに対応する右ストップボタン61Rを組み合わせてなる。
図柄表示窓11は、図2に示すごとく、3行3列の2次元マトリクス状に配置された9個の図柄20を表示するための表示窓である。前面枠体10における図柄表示窓11に当たる部分は、遊技者側から図柄20が見えるように透明な樹脂プレートにより形成されている。上記2次元マトリクス状に配列された9個の図柄20に対しては、入賞の対象となる図柄の並び方向である水平方向の3本の入賞ライン211〜213と、対角方向の入賞ライン214及び215とが設定されている。賭け数が3あるいは2のゲームでは、全ての入賞ライン211〜215が有効となる。賭け数1のゲームでは、水平方向中段の入賞ライン212のみが有効となる。
図柄変動表示手段2は、入賞ライン上において図柄を変動表示させる手段である。図柄変動表示手段2を構成するリール21は、図1、図2及び図4に示すごとく、左リール21Lと、中リール21Cと、右リール21Rとよりなる。各リール21L、C、Rは、略円柱形状をなし、その外周面に7種類21個の図柄20を略一定の間隔を設けて配置した回転式のリールである。各リール21L、C、Rは、その回転方向における1カ所の基準となる位置に基準位置片(図示略)を有している。基準位置片は、後述する基準位置検知部66が検知する被検知片としての部材である。なお、本例では、回転式のリール21を採用したが、これに代えて、液晶ディスプレイに図柄を変動表示する画像式のリールを採用することもできる。
左リール21Lは、図1、図2及び図4に示すごとく、図柄表示窓11に表示する3行×3列の2次元マトリクスにおける左端の一列をなす。右リール21Rは、2次元マトリクスにおける右端の一列をなす。中リール21Cは、2次元マトリクスにおける中央の一列をなしている。特に、本例の左リール21Lでは、特定役であるSB役に対応する図柄「R」の間隔を4図柄以内に設定してある。また、中リール21C及び右リール21Rでは、SB役に対応する図柄「ベル」の間隔を4図柄以内に設定してある。それ故、本例のスロットマシン1では、SB役が内部当選した場合には、必ず入賞し得る。
さらに、左リール21Lでは、同時当選小役である15枚役のいずれかに対応する図柄「白抜き7」、「ハッチング7」及び「塗り潰し7」が同時に停止表示されることがないように、6図柄おき等間隔の3箇所に配置してある。また、中リール21C及び右リール21Rでは、いずれかの15枚役に対応する図柄「白プラム」及び「黒プラム」が同時に停止表示されることがないように、9図柄あるいは10図柄おきの2箇所に配置してある。このように15枚役に対応する図柄を配置したことにより、スロットマシン1では、12種類の15枚役に対応する図柄の組合せが入賞ラインに沿って択一的に停止表示され、入賞ライン上に沿って同時に2種類以上の15枚役が揃う可能性はゼロ%である。
液晶表示部530は、図1及び図2に示すごとく液晶ディスプレイよりなる。液晶表示部530は、遊技を演出する様々な演出画面を表示するように構成されている。本例の液晶表示部530は、同時当選小役の内部当選フラグの報知画面であるAT演出画面(図9参照。)を表示するように構成されている。なお、AT演出画面の構成については、報知手段47の説明と共に後述する。
次に、本例のスロットマシン1は、図1に示すごとく、機械的な構成を備えている。
図1及び図2を用いて、スロットマシン1の全体動作を制御する制御基板3、及びこの制御基板3に電気的に接続された各部について説明する。制御基板3に対しては、上記の構成のほか、遊技媒体として投入されたメダルを検知する投入メダル検知部63、リール21を回転駆動する図柄変動表示手段2、リール21の回転位置を検知する基準位置検知部66、メダルを払い出すメダル払出部54、遊技を演出するための各種表示部55、ランプ部560を点灯制御するランプ制御基板56、遊技者の有利度合いを表す設定値を設定する設定値操作部68、スピーカ520(音声出力部)を制御する音声制御基板52、及び液晶表示部530を制御する表示制御基板53を電気的に接続してある。
図1及び図2を用いて、スロットマシン1の全体動作を制御する制御基板3、及びこの制御基板3に電気的に接続された各部について説明する。制御基板3に対しては、上記の構成のほか、遊技媒体として投入されたメダルを検知する投入メダル検知部63、リール21を回転駆動する図柄変動表示手段2、リール21の回転位置を検知する基準位置検知部66、メダルを払い出すメダル払出部54、遊技を演出するための各種表示部55、ランプ部560を点灯制御するランプ制御基板56、遊技者の有利度合いを表す設定値を設定する設定値操作部68、スピーカ520(音声出力部)を制御する音声制御基板52、及び液晶表示部530を制御する表示制御基板53を電気的に接続してある。
投入メダル検知部63は、図1及び図2に示すごとく、メダル投入口630からメダルが投入されるごとに、インサート信号を出力するように構成されている。なお、本例のスロットマシン1では、メダル投入口630を介してメダルが投入されるか、ベットボタン64の操作等に応じてスタートレバー62が有効な状態に設定され、ゲームを開始可能な状態となる。
図柄変動表示手段2は、上記リール21と、各リール21を回転駆動するリール駆動部22とを備えている。リール駆動部22は、図1に示すごとく、ステップ単位で制御可能なステッピングモータ(図示略)を含み、このステッピングモータの回転駆動力によりリール21を回転駆動する。ステッピングモータは、制御基板3から取り込む制御パルス毎に、1ステップずつ回転する。
基準位置検知部66は、図1に示すごとく、各リール21L、C、Rの上記基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力するように構成されている。
メダル払出部54は、図1に示すごとく、制御基板3の制御により所定枚数のメダルをメダル受け皿15に払い出すように構成されている。
設定値操作部68は、図1に示すごとく、設定キー680を利用して、ボーナス役等の当選確率を6段階に設定する設定値を変更するためのものである。
メダル払出部54は、図1に示すごとく、制御基板3の制御により所定枚数のメダルをメダル受け皿15に払い出すように構成されている。
設定値操作部68は、図1に示すごとく、設定キー680を利用して、ボーナス役等の当選確率を6段階に設定する設定値を変更するためのものである。
各種表示部55は、図1及び図2に示すごとく、クレジット表示部551及び払出数表示部552を有している。クレジット表示部551は、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダル枚数を表示する表示部である。払出数表示部552は、入賞時の払出メダル枚数を表示する表示部である。クレジット表示部551及び払出数表示部552は、図柄表示窓11の右側に配置されている。
上記制御基板3は、図1及び図2に示すごとく、CPU31と、メモリ手段であるROM33、RAM34と、入出力インターフェースとしてのI/O部32とを有している。CPU31は、ROM33から読み込みしたソフトウェアプログラムを実行することにより、乱数を抽出する乱数抽出手段48、入賞役を判定する入賞役判定手段49、リール21を制御する表示制御手段45、内部当選役を抽選する内部抽選手段42、内部当選フラグ等を制御するフラグ制御手段41、同時当選小役の内部当選フラグを遊技者側に報知する報知手段47、ゲームに対する賭け数をカウントする賭け数設定手段44、及び内部当選フラグの報知を選択する報知選択手段43としての各機能を実現するように構成されている。
メモリ手段としてのROM33は、図1及び図5〜図7に示すごとく、内部抽選手段42が内部当選役の抽選に用いる当選乱数テーブルを記憶している。当選乱数テーブルは、各役が当選するための当選乱数を規定したデータテーブルである。本例では、賭け数毎に異なる当選乱数テーブルが設定されている。上記第1の賭け数である賭け数3のゲームに適用される当選乱数テーブルとしては、図5(A)〜(C)に示すごとく3種類の当選乱数テーブルがある。賭け数1のREGボーナス(RB)ゲームに適用される当選乱数テーブルとしては、図6に示す当選乱数テーブルがある。上記第2の賭け数である賭け数2のゲームに適用される当選乱数テーブルとしては、図7(A)〜(D)に示すごとく4種類の当選乱数テーブルがある。
図5(A)の当選乱数テーブルは、通常遊技状態における賭け数3のゲームに適用される3Aテーブルである。この3Aテーブルが適用された場合の払出率は、およそ115%となっている。同図(B)の当選乱数テーブルは、BB役が内部当選した後、入賞するまでの遊技状態であるフラグ持越状態に適用される3Bテーブルである。この3Bテーブルは、図5(A)の3AテーブルからBB役の当選乱数を除外した乱数テーブルである。フラグ持越状態では、BB役が内部当選する可能性がなくなり、それ故、払出率が58%程度となる。同図(C)の当選乱数テーブルは、BBゲームに適用される3Cテーブルである。この3Cテーブルによれば、RB役が1/4程度の確率で当選し得る。
図6に示す当選乱数テーブルは、BBゲーム中のRB役の入賞に応じて実施される賭け数1のREGボーナス(RB)ゲームに適用される1Aテーブルである。この1Aテーブルでは、12枚役の当選乱数がほぼ100%を占めており、それ故、100%に近い確率で12枚役が当選し得る。
図7(A)の当選乱数テーブルは、通常遊技状態における賭け数2のゲームに適用される2Aテーブルである。この2Aテーブルでは、特定役であるSB役及びいずれかの15枚役の当選乱数として3277〜36045の乱数が規定されている。上記のごとくSB役が内部当選した場合には、当該SB役が入賞し、同時当選小役である15枚役が入賞できない。それ故、この2Aテーブルが適用された場合の払出率は、およそ44%となる。
同図(B)の当選乱数テーブルは、BB役が内部当選した後、入賞するまでの遊技状態であるフラグ持越状態に適用される2Bテーブルである。この2Bテーブルは、図7(A)の当選乱数テーブルからSB役の当選乱数を除外した乱数テーブルである。それ故、この2Bテーブルが適用された場合、15枚役が単独で内部当選可能である。本例のスロットマシン1では、上記のごとく15枚役は択一的に入賞可能なように設定されている。特定の15枚役が入賞するためには、その15枚役が内部当選しており、かつ、その15枚役の図柄の組合せが入賞ライン211〜213のいずれかに沿って停止する必要がある。
15枚役の内部当選フラグの報知がある場合、確実な目押しが可能であれば各15枚役の内部当選確率がそのまま入賞確率となる。一方、15枚役の内部当選フラグの報知がない場合、内部当選している15枚役の種類と、目押し対象の15枚役の種類とが合致しなければ入賞できないため入賞確率が低くなる。報知がある場合の払出率はおよそ417%となり、報知がない場合の払出率はおよそ75%となる。
同図(C)の当選乱数テーブルは、BBゲームに適用される2Cテーブルである。この2Cテーブルは、同図(B)の当選乱数テーブルの36045〜56558のハズレ乱数をリプレイ役の当選乱数に置換した乱数テーブルである。この2Cテーブルが適用された状態では、内部抽選のハズレがほとんど発生しなくなり、ほとんどのゲームでリプレイ役かいずれかの15枚役が内部当選し得る。同図(D)の当選乱数テーブルは、SB役の入賞に応じて実施される賭け数2のSBゲームに適用される2Dテーブルである。この2Dテーブルは、同図(A)の2Aテーブルに対して36045〜36774の12枚役の当選乱数を追加設定した乱数テーブルである。
上記のような図5〜図7の各当選乱数テーブルに基づけば、各役の内部当選確率が図8に示すように設定される。同図(A)は、賭け数3のゲームにおける各役の内部当選確率を示し、同図(B)は、賭け数2のゲームにおける各役の内部当選確率を示している。本例では、通常遊技状態では、賭け数3の場合の払出率が賭け数2の場合の払出率よりも高くなる一方、フラグ持越状態では、賭け数2であって、かつ、同時当選小役の内部当選フラグを報知する場合の払出率に対して賭け数3の場合の払出率の方が低くなるように各役の内部当選確率を設定してある。さらに、フラグ持越状態の賭け数2のゲームであって、同時当選小役の内部当選フラグを報知しないゲームでの払出率が100%以下となるよう、各役の内部当選確率を設定してある。
ここで、通常遊技状態における賭け数3のゲームの払出率である上記の115%、及びフラグ持越状態における賭け数3のゲームの払出率である上記の58%を例に、払出率の算出方法について説明する。(1ゲームあたりの払出数の期待値)/(1ゲームあたりの投入数)である払出率は、図5(A)の3Aテーブルの場合(BB役の獲得メダル枚数を416枚に設定。)、次式によって算出される。すなわち、((BB役:1/240×416枚)+(12枚役:1/10×12枚)+(5枚役:1/80×5枚)+(2枚役:1/70×4枚)+(リプレイ役:1/7.3×3枚))÷3なる式により払出率が1.15となる。また、図5(B)の3Bテーブルの場合は、次式によって算出される。すなわち、((12枚役:1/10×12枚)+(5枚役:1/80×5枚)+(2枚役:1/70×4枚)+(リプレイ役:1/7.3×3枚))÷3なる式により払出率が0.58となる。
さらに、ROM33は、リール21を停止制御する際に用いる図示しない停止テーブルを記憶している。停止テーブルは、リールに配列された各図柄に対して引込図柄数(スベリコマ数)を規定したデータテーブルである。引込図柄数は、ストップボタンが操作された瞬間に対応する図柄が入賞ライン212上に位置した場合のリールを停止させるまでの変動図柄数である。
上記賭け数設定手段44は、ゲームに対して賭け数を設定する手段である。賭け数設定手段44は、ベットボタン64の操作、あるいはメダル投入口630からの投入により投入されたメダル枚数をカウントするための投入カウンタを備えている。賭け数設定手段44は、投入カウンタのカウンタ値を賭け数として設定する。SBゲーム及びRBゲームを除くゲームでは、賭け数2又は3を設定可能である。SBゲームは、賭け数2専用のゲームであり、RBゲームは、賭け数1専用のゲームである。
上記乱数抽出手段48は、図1及び図2に示すごとく、CPU31の内部演算により乱数を抽出する手段である。本例の乱数抽出手段48は、スタートレバー62の操作に応じて乱数を抽出し、内部抽選手段42に入力する。
上記内部抽選手段42は、図1に示すごとく、内部抽選により内部当選役を決定し、その内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる手段である。内部抽選手段42は、当選乱数テーブルに規定された各役の当選乱数に対して乱数抽出手段48が抽出した乱数を照合することにより内部当選役を決定する。本例の内部抽選手段42は、遊技状態及び賭け数に応じて図5〜図7に示す8種類の当選乱数テーブルのうちのいずれかを選択的に利用する。
上記フラグ制御手段41は、図1に示すごとく、各役が入賞可能な状態を表す内部当選フラグ、遊技状態を表す状態フラグを制御する手段である。フラグ制御手段41は、ボーナス役の内部当選フラグであるボーナスフラグを除く他の内部当選フラグについては、当該内部当選フラグが初めて設定されたゲームで入賞したか否かに関わらず次のゲームを開始するまでにオフに切り換える。このようなフラグ制御手段41の制御により、内部当選したゲームで入賞しなかったボーナス役以外の各役は全て取りこぼしとなる。一方、ボーナスフラグについては、入賞するまでのフラグ持越状態において、ボーナスフラグの成立状態が次のゲームに順次、持ち越される。
フラグ制御手段41が制御する上記状態フラグとしては、BBゲーム中を表すBBゲームフラグ、RBゲーム中を表すRBゲームフラグ、SBゲーム中を表すSBゲームフラグ、及びフラグ持越状態を表すBB役持越フラグが設定されている。各ゲームフラグは、対応するボーナス役の入賞に応じて1(オン状態)が設定され、所定の終了条件の成立に応じてゼロ(オフ状態)にリセットされる。BBゲームの終了条件としては、払出数の465枚超過を設定してある。RBゲームの終了条件としては、12ゲームを消化するか、及び入賞8回のうちのいずれかが実現されたことを設定してある。SBゲームの終了条件としては、1ゲーム消化を設定してある。BB役持越フラグについては、ボーナスフラグの成立後に1が設定され、BB役の入賞に応じてゼロにリセットされる。
上記報知手段47は、図1に示すごとく、成立状態にある内部当選フラグを報知する手段である。報知手段47は、液晶表示部530を利用して内部当選フラグを報知する。報知手段47は、図9に示すAT演出画面531を表示することで内部当選フラグを報知する。AT演出画面531は、内部当選フラグに対応する役の図柄組合せを表示する画面である。同図に例示するAT演出画面531は、「白抜き7」「黒プラム」「白プラム」と表示することで、対応する15枚役の内部当選フラグが成立している旨を報知する画面である。
上記報知選択手段43は、図1に示すごとく、内部当選フラグを報知するか否かを選択する手段である。本例の報知選択手段43は、フラグ持越状態あるいはBBゲーム中に同時当選小役である15枚役が内部当選した場合に内部当選フラグの報知を選択する。なお、これに代えて、フラグ持越状態あるいはBBゲームにおいて、15枚役の内部当選フラグを報知するか否かを抽選により選択しても良い。
上記表示制御手段45は、図1及び図2に示すごとく、リール駆動部22を介してリール21L、C、Rの図柄変動を制御する手段である。表示制御手段45は、上記ゲーム開始信号に応じてリール21の図柄変動を開始すると共に、上記変動停止信号に応じてリール21の図柄変動を停止させる。表示制御手段45は、リール駆動部22をなすステッピングモータに制御パルスを入力し、1パルス毎に1ステップずつステッピングモータを回転させる。表示制御手段45は、リール駆動部22に入力した制御パルス数、すなわち、ステッピングモータが回転したステップ数をカウントしている。特に、本例では、各リール21の上記基準位置片の検知信号を取り込むごとに上記ステップ数をゼロリセットすることで、直近の検知信号の後に生じたステップ数のカウントを可能としている。
表示制御手段45は、図1に示すごとく、規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)等が定める引込範囲内の図柄を入賞ライン上に停止させる、いわゆる引込制御を実施する手段である。本例では、上記引込範囲として、4図柄分に相当する範囲が設定されている。表示制御手段45では、上記ステップ数に基づいて各リール21L、C、Rが現在表示している図柄(入賞ライン上に位置する図柄。)を計算可能である。
表示制御手段45は、上記変動停止信号を取り込み時のステップ数に基づいて、入賞ライン212上に瞬間的に位置する図柄20であるビタ図柄を計算し、ROM33に格納された停止テーブルと照合する。表示制御手段45は、ビタ図柄に対して規定された引込図柄数を取得し、その引込図柄数分の図柄を引き込んでリール21を停止させる。
ここで、上記のごとく、本例のスロットマシン1では、各リール21において、各同時当選小役(15枚役)の図柄が少なくとも6図柄以上離れて配置されている。一方、上記のごとくスロットマシン1では、引込範囲が4図柄相当に設定されている。それ故、本例のスロットマシン1では、2種類以上の同時当選小役を狙って停止させることが物理的に不可能になっている。
上記入賞役判定手段49は、図1及び図2に示すごとく、各リール21L、C、Rが停止した後、各リール21L、C、Rに対応する各ステッピングモータ(リール駆動部22)に関する上記ステップ数を取り込む。入賞役判定手段49は、このステップ数を基にして入賞ライン211〜215上に停止した図柄20の種類を求め、その図柄20の組み合わせについて入賞役が成立するか否かを判定する。入賞役判定手段49は、入賞役の種類に応じたメダル払出数(図3参照。)をメダル払出部54に向けて出力する。
次に、上記のように構成された本例のスロットマシン1の動作について、図10〜図13を用いて説明する。図10は、スロットマシン1が実施するゲームの大まかな流れを示すフローである。図11は、ゲーム開始処理P1の流れを示すフローである。図12は、抽選及びリール回転開始処理P2の流れを示すフローである。図13は、入賞処理P3の流れを示すフローである。
まず、図10に示すごとく、本例のスロットマシン1は、ゲーム開始処理P1、抽選及びリール回転開始処理P2及び入賞処理P3を、この順番で処理することによりゲームを実施する。
図11に示すごとくゲーム開始処理P1では、まず、ステップS101のごとく開始操作、すなわちスタートレバー62の操作の受け付けが判断される。スタートレバー62が操作された場合には、ステップS102のごとく投入カウンタがゼロ超であるか否かが判断される。投入カウンタがゼロ超の場合には、ステップS103のごとくRBゲームフラグのフラグ状態が判断される。一方、投入カウンタがゼロである場合には、以降の各ステップが迂回される。
図11に示すごとくゲーム開始処理P1では、まず、ステップS101のごとく開始操作、すなわちスタートレバー62の操作の受け付けが判断される。スタートレバー62が操作された場合には、ステップS102のごとく投入カウンタがゼロ超であるか否かが判断される。投入カウンタがゼロ超の場合には、ステップS103のごとくRBゲームフラグのフラグ状態が判断される。一方、投入カウンタがゼロである場合には、以降の各ステップが迂回される。
RBゲームフラグが1である場合には、ステップS114のごとく投入カウンタが1であるかが判断される。投入カウンタが1である場合には、ステップS106のごとくゲーム開始信号が出力される。一方、投入カウンタが1以外の場合には、以降の処理が迂回される。一方、RBゲームフラグがゼロである場合(ステップS103)、ステップS104に移行して投入カウンタが判断される。投入カウンタが2の場合には、ステップS106に移行しゲーム開始信号が出力される。投入カウンタが3の場合には、ステップS105のごとくSBゲームフラグのフラグ状態が判断される。賭け数2のSBゲームのSBゲームフラグがゼロ(オフ状態)の場合には、ステップS106に移行してゲーム開始信号が出力される。一方、SBゲームフラグが1の場合には、ステップS106が迂回される。
次に、図12を用いて抽選及びリール回転開始処理P2の流れを説明する。ここでは、まず、ステップS201のごとくゲーム開始信号の受信が判断される。受信できた場合には、ステップS202のごとく乱数抽出手段48の乱数が取得される。続くステップS203では、SBゲームフラグのフラグ状態が判断される。SBゲームフラグが1(オン状態)である場合には、図7(D)の2Dテーブルにより乱数照合が実施(ステップS214)され、その後、SBゲームフラグがゼロリセット(ステップS215)される。
SBゲームフラグがゼロ(オフ状態)である場合(ステップS203)には、RBゲームフラグのフラグ状態が判断される(ステップS204)。RBゲームフラグが1である場合には、図6の1Aテーブルにより乱数照合が実施される(ステップS225)。一方、SBゲームフラグ及びRBゲームフラグがゼロである場合には、ステップS205のごとくBBゲームフラグのフラグ状態が判断される。
BBゲームフラグが1である場合には、投入カウンタのカウンタ値(ステップS236)に応じて当選乱数テーブルが選択される。投入カウンタが3の場合には、ステップS237のごとく図5(C)の3Cテーブルにより乱数照合が実施される。投入カウンタが2の場合には、ステップS247のごとく図7(C)の2Cテーブルにより乱数照合が実施される。
一方、BBゲームフラグがゼロの場合(ステップS205)には、ステップS206のごとくBB役持越フラグのフラグ状態が判断される。BB役持越フラグがゼロの場合には、ステップS207のごとく投入カウンタのカウンタ値が判断される。投入カウンタが3の場合には、ステップS208のごとく3Aテーブル(図5(A)参照。)により乱数照合が実施される。投入カウンタが2の場合には、ステップS278のごとく2Aテーブル(図7(A)参照。)により乱数照合が実施される。
BB役持越フラグが1の場合には、ステップS257のごとく投入カウンタが判断される。投入カウンタが3の場合には、ステップS258のごとく3Bテーブル(図5(B)参照。)により乱数照合が実施される。投入カウンタが2の場合には、ステップS268のごとく2Bテーブル(図7(B)参照。)により乱数照合が実施される。
その後、ステップS209のごとくBB役が内部当選したか否かが判断される。内部当選した場合には、ステップS210のごとくBB役持越フラグに1(オン状態)が設定される。ステップS211では、当選した役の内部当選フラグに1が設定される。そして、ステップS212に移行してリールの回転が開始される。
次に、図13を用いて入賞処理P3について説明する。ここでは、まず、ステップS301のごとく、リール停止操作、すなわちストップボタン61の押下操作の受け付けが判断される。ストップボタン61の押下操作が受け付けされた場合には、ステップS302のごとく図柄停止信号が送信され、リールが停止される。その後、ステップS303では、入賞役が判定される。
ステップS304のごとくBB役が入賞している場合には、BB役持越フラグがゼロにリセット(ステップS305)され、代わってBBゲームフラグに1が設定される(ステップS306)。一方、BB役が入賞してない場合(ステップS304)には、ステップS314に移行してRB役の入賞が判断される。RB役の入賞の場合には、ステップS315のごとくRBゲームフラグに1が設定される。RB役の入賞ではなくSB役の入賞である場合(ステップS325)には、ステップS326のごとくSBゲームフラグに1が設定される。その他の役に入賞した場合(ステップS336)には、払出処理P4が実施される。
その後、ステップS307のごとく、小役の内部当選フラグがゼロにリセットされる。ステップS308では、BBゲームの終了条件が達成されたか否かが判断される。BBゲームの終了条件が達成された場合には、ステップS309に移行してBBゲームフラグがゼロにリセットされる。また、ステップS310では、RBゲームの終了条件が達成されたか否かが判断される。RBゲームの終了条件が達成された場合には、ステップS311に移行してRBゲームフラグがゼロにリセットされる。
上記のように構成された本例のスロットマシン1が実施するBBゲームでは、賭け数3又は賭け数2を選択可能である。賭け数3の場合には、図5(C)に示すごとく約1/4の確率でRB役が内部当選し、BBゲームの終了条件である払出数465枚に達するまでに約380枚のメダルを獲得可能である。賭け数2の場合には、RB役は内部当選しないが、12種類の15枚役のいずれかが高確率で内部当選し、かつ、15枚役の内部当選フラグが報知される。そのため、この場合には、BB条件の終了条件である払出数465枚に達するまでに最高416枚のメダルを獲得可能である。
本例のスロットマシン1によれば、通常遊技状態において賭け数3(第1の賭け数)で遊技すれば、同時当選小役である15枚役と同時に特定役であるSB役が内部当選する同時当選確率をゼロ%に設定できる。それ故、特定役入賞の頻発により出目が単調になって遊技性が損なわれるおそれを抑制できる。一方、特定役が内部当選する可能性がないフラグ持越状態では、内部当選フラグの報知を前提として払出率が高くなる賭け数2(第2の賭け数)で遊技すれば、ボーナスフラグが成立しているにも関わらずボーナス役を入賞できないという遊技者の不利益をある程度、補填できる。
以上のように、本例のスロットマシン1は、遊技性を損なったり、ハードウェア資源に対する負担を抑制しつつ上記フラグ持越状態における小役の入賞確率を高め、なかなかボーナス役を入賞できない遊技者の不利益を補填し得る優れた特性のスロットマシンである。なお、本例は、通常遊技状態での賭け数3のゲームにおける特定役の内部当選確率をゼロ%に設定し、同時当選小役である15枚役と同時当選しないように構成された例である。これに代えて、通常遊技状態での賭け数3のゲームにおいても特定役と同時当選小役とが同時当選するように構成することも良い。この場合には、フラグ持越状態での賭け数3のゲームにおいても同時当選小役の入賞確率を通常遊技状態よりも高くできる。
また、本例のスロットマシン1では、通常遊技状態、フラグ持越状態、BBゲームにおいて賭け数2又は賭け数3を遊技者が選択可能である。これに代えて、これらの各遊技状態において、賭け数1〜3のいずれかを選択可能であっても良い。さらに、本例では、図7(C)の2Cテーブルのごとく、賭け数2のBBゲームでは、RB役の入賞確率をゼロ%に設定してある。これに代えて、賭け数2のBBゲームにおいてもRB役が入賞可能なように設定することも可能である。
1 スロットマシン
11 図柄表示窓
2 図柄変動表示手段
21 図柄表示部(リール)
22 リール駆動部
20 図柄
3 制御基板
41 フラグ制御手段
42 内部抽選手段
44 賭け数設定手段
45 表示制御手段
47 報知手段
48 乱数抽出手段
49 入賞役判定手段
530 液晶表示部
531 停止図柄画面
61 ストップボタン
62 スタートレバー
11 図柄表示窓
2 図柄変動表示手段
21 図柄表示部(リール)
22 リール駆動部
20 図柄
3 制御基板
41 フラグ制御手段
42 内部抽選手段
44 賭け数設定手段
45 表示制御手段
47 報知手段
48 乱数抽出手段
49 入賞役判定手段
530 液晶表示部
531 停止図柄画面
61 ストップボタン
62 スタートレバー
Claims (5)
- 複数の入賞ライン上において所定の配列に従って図柄を変動表示する図柄表示部を複数、備えた図柄変動表示手段と、
1回のゲームに対する遊技媒体の投入数である賭け数を遊技者の選択に応じて設定する賭け数設定手段と、
ゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
特定役、及び当該特定役よりも入賞価値が高く、かつ、1回のゲームで当該特定役と同時に内部当選可能な同時当選小役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を上記賭け数に応じて実行し、決定された内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる内部抽選手段と、
上記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させようとする遊技者の操作を受け付ける停止操作手段と、
上記停止操作手段に対する遊技者の停止操作に応じて、予め規定された引込範囲内の図柄を引き込んで入賞ライン上に停止表示させ、上記内部当選フラグに対応する役の図柄組合せがいずれかの入賞ラインに沿って表示されることを許容する一方、上記内部当選フラグが成立していない役の図柄組合せが入賞ラインに沿って表示されないように上記図柄変動表示手段を制御する表示制御手段と、
入賞ラインに沿って停止表示された図柄の組合せが所定の入賞図柄の組合せであるか否かを判定する入賞役判定手段と、を備え、
上記表示制御手段は、上記内部抽選手段により上記同時当選小役と上記特定役とが同時に内部当選役として決定された場合、当該特定役の図柄を優先して引き込み、上記同時当選小役が入賞しないように上記図柄変動表示手段を制御するように構成され、上記内部抽選手段は、通常遊技状態以外の所定の遊技状態では上記特定役及びボーナス役を上記内部当選役として決定しないように構成されており、
通常遊技状態では、上記特定役と上記同時当選小役とが同時に内部当選する同時当選確率については、第1の賭け数のゲームの方が第2の賭け数のゲームよりも低く、遊技媒体の払出数に関する期待値の上記賭け数に対する比率である払出率については、上記第1の賭け数のゲームの方が上記第2の賭け数のゲームよりも高く設定され、
上記所定の遊技状態における上記払出率については、上記第1の賭け数のゲームの方が上記第2の賭け数のゲームよりも低く設定されていることを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1において、上記同時当選小役としては、複数の小役が設定されており、当該各同時当選小役は、互いに1回のゲームで同時に内部当選することがないように設定され、
少なくともいずれかの上記図柄表示部は、2種類以上の同時当選小役にそれぞれ対応する図柄が上記引込範囲内に同時に属さないように上記所定の配列が構成されており、
上記同時当選小役に対応する内部当選フラグを遊技者側に報知する報知手段を備えたことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1又は2において、上記所定の遊技状態は、上記ボーナス役の内部当選フラグが成立してから入賞するまでのフラグ持越状態、及び上記ボーナス役が入賞してから当該ボーナス役に対応するボーナスゲームが終了するまでのボーナス状態のうちの少なくともいずれかであることを特徴とするスロットマシン。
- 請求項1〜3のいずれか1項において、上記内部抽選手段は、上記第1の賭け数によるゲームでは、上記特定役を内部当選役として決定しないように構成されており、通常遊技状態における上記同時当選確率がゼロであることを特徴とするスロットマシン。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、上記特定役は、当該特定役の入賞ゲームにおける遊技媒体の払出数がゼロである一方、当該入賞ゲームの次のゲームにおいて上記内部抽選手段が通常状態とは異なる抽選確率で上記内部当選役を決定するという特典を与える役であることを特徴とするスロットマシン。
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