JP5184019B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、遊技状況に応じて様々な演出を実施するスロットマシンに関する。
従来より、例えば、内部抽選により内部当選役を決定し、決定された内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させるスロットマシンがある。このスロットマシンでは、成立した内部当選フラグに対応する役のみが、入賞可能な状態に設定される。多くのスロットマシンでは、小役等に対応する内部当選フラグは成立したゲームにおいてのみ有効であり、入賞の有無に関わらず次のゲームまでに消去される一方、ボーナス役に対応するボーナスフラグは入賞するまで順次、次のゲームに持ち越される。このようなスロットマシンでは、ボーナス役が一旦、内部当選すれば、ボーナス確定状態となり、その後、必ずボーナス役の入賞が発生し得る。
上述したようなスロットマシンでは、小役やボーナス役などの内部当選フラグのフラグ状態が遊技者にとっての関心事になっている。そこで、内部当選フラグのフラグ状態に応じて各種の演出を実施するように構成されたスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。なかでも、ボーナスフラグのフラグ状態は、遊技者にとっての最大の関心事となっている。それ故、ボーナスフラグが成立している可能性が高いことを示唆する演出ほど、発生頻度が低く設定される傾向にある。このように発生頻度の低い、いわゆるレア演出は、ボーナスフラグへの期待感を煽るだけでなく、発生自体によってスロットマシンの愛好家を満足させ、目を楽しませることができる。レア演出を発生させること自体が、スロットマシンの遊技の楽しみのひとつにもなっている。
しかしながら、上述した従来のスロットマシンでは、次のような問題がある。すなわち、スロットマシンに関する雑誌等によりレア演出の存在が紹介される一方、このようなレア演出は実際の遊技ではなかなか発生しないため、遊技者が不満を感じたり、本当に存在しているのかといった疑念を感じるおそれがあり、遊技の興趣を却って阻害するおそれがある。また、最近では、レア演出が発生した場合に写真を撮影してコレクションしたり、友人に見せたり、ウェブ上に公開したりして楽しむファンが多く存在しているが、突発的に発生するレア演出を確実性高く写真撮影することは非常に困難である。
特開2000−176084号公報
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、スロットマシンに設定された様々な演出をより多くの遊技者が楽しむことができる優れた特性のスロットマシンを提供しようとするものである。
本発明は、図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する変動表示部を備えた図柄変動表示手段と、
ゲームを開始させるために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
該ゲーム開始操作手段の操作に応じて、複数種類の小役を含む役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実施する内部抽選手段と、
該内部抽選手段が決定した内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させるフラグ制御手段と、
前記変動表示部における図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
該停止操作手段が操作されたときに、成立中の前記内部当選フラグに対応する役の図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の図柄表示領域に停止表示された図柄が所定の入賞図柄であるか否かを判定する入賞判定手段と、
入賞役に対して予め設定された特典を遊技者側に付与する特典付与手段と、
ボーナス役に対応する内部当選フラグであるボーナスフラグのフラグ状態を示唆する複数種類の演出を実施可能なように構成された遊技演出手段と、
内部当選あるいは入賞した小役の種類と、前記ボーナスフラグのフラグ状態との組合せに応じて、前記複数種類の演出の中から前記遊技演出手段に実施させる演出を選択する演出選択手段と、を備え、
前記フラグ制御手段は、前記複数種類の小役のうちの少なくともいずれかに対応する内部当選フラグを所定数の遊技媒体と引き換えに強制的に成立させ得るように構成されており、
前記特典付与手段は、前記内部当選フラグが強制的に成立されたゲームで当該内部当選フラグに対応する役が内部当選役として決定された場合、遊技者側に特典を付与するように構成されていることを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
本発明のスロットマシンにおける前記遊技演出手段は、内部当選あるいは入賞した小役の種類と、前記ボーナスフラグのフラグ状態との組合せに応じて前記演出選択手段が選択した演出を実施する。また、前記スロットマシンが備える前記フラグ制御手段は、前記内部抽選手段による内部抽選の結果に応じて前記内部当選フラグを成立させるだけではない。前記フラグ制御手段は、前記複数種類の小役のうちの少なくともいずれかに対応する内部当選フラグを所定枚数の遊技媒体と引き換えに強制的に成立させ得る。
前記スロットマシンでは、いずれかの小役に対応する内部当選フラグを強制的に成立させたり、あるいは当該内部当選フラグに対応する小役を入賞させることにより、当該小役に関連する演出を発生させ易くできる。前記スロットマシンによれば、前記内部当選フラグを強制的に成立させることで、いずれかの演出の発生確率を高めることができる。さらに、前記スロットマシンにおいては、いずれかの小役の内部当選フラグを強制的に成立した状態で前記演出選択手段がどのような演出を選択するかに応じて、前記ボーナスフラグのフラグ状態を推測し得る。
以上のように本発明のスロットマシンによれば、遊技者が見たい演出の発生頻度を遊技者の関与により高めることができ、多くの遊技者が様々な演出を発生させて楽しむことができる。さらに、前記スロットマシンでは、前記内部当選フラグを強制的に成立させることで、対応する小役の図柄を狙って停止させるという、いわゆる目押しの練習が可能である。
本発明のスロットマシンとしては、メダルやコインを遊技媒体とした狭義のスロットマシンのほか、パチンコ玉を遊技媒体としたパロット(R)などであっても良い。
また、内部当選した小役の種類に応じて選択された演出を実施する場合には、内部当選が発生したゲームにおいてその演出を実施することが好ましく、入賞した小役に応じて選択された演出を実施する場合には、入賞したゲームの次のゲームにおいてその演出を実施することが好ましい。このようなタイミングで演出を実施すれば、遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
また、前記複数種類の演出が前記ボーナスフラグのフラグ状態を示唆することの意味は、前記ボーナスフラグが成立しているか否かに応じて前記複数種類の演出の発生確率が相違しており、当該複数種類の演出の発生に応じて前記ボーナスフラグのフラグ状態が類推可能である旨を意味している。例えば、前記ボーナスフラグが成立している場合に発生確率が高くなる設定の演出であれば、前記ボーナスフラグが成立している旨を示唆する演出となり得る。一方、前記ボーナスフラグが成立している場合に発生確率が低くなる設定の演出であれば、前記ボーナスフラグの成立をあまり期待できない旨を示唆する演出になり得る。
また、前記ボーナスフラグが成立している旨を遊技者側に報知するボーナス告知演出を実施する場合には、当該ボーナス告知演出の実施後、当該ボーナスフラグに対応するボーナス役が入賞するまでの間、前記複数種類の演出をいずれも実施しないように構成しても良い。
また、予め設定された所定の条件の成立に応じて、前記内部当選フラグを強制的に成立させ得る状態を発生するように構成されていることも良い(請求項)。
これらの場合には、前記内部当選フラグを強制的に成立可能な遊技期間を制限したり、限定的に発生させることで、発生頻度の低い、いわゆるレア演出の実施回数を抑制でき、その希少性に基づく演出価値を高く保持できるようになる。
なお、前記所定の条件としては、特定の役の入賞や、ミニゲームの達成を設定することができる。
また、前記特典付与手段は、前記内部当選フラグが強制的に成立されたゲームで当該内部当選フラグに対応する役が内部当選役として決定された場合、遊技者側に特典を付与するように構成されている
前記内部当選フラグを強制的に成立させた場合、内部抽選に応じて当該内部当選フラグに対応する役が内部当選するかも知れないという疑念が遊技者に生じるおそれがある。このような疑念が生じると遊技の興趣が損なわれるおそれがある。そこで、強制的に成立させた内部当選フラグに対応する役が内部当選した場合に特典を付与すれば、上述したような疑念を払拭できる。
また、前記特典付与手段では、入賞に応じた遊技媒体の払出数が小役毎に予め規定されており、
前記フラグ制御手段では、前記内部当選フラグを強制的に成立させるのに必要な前記所定数として、当該内部当選フラグに対応する小役の入賞に応じた遊技媒体の払出数が設定されていることが好ましい(請求項)。
この場合には、前記内部当選フラグを強制的に成立させ得るという遊技性が遊技者にとって理解し易くなると共に、遊技場側から見た遊技媒体の収支バランスが良好になる。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、複数種類の演出を実施可能なスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図11を用いて説明する。
本例のスロットマシン1は、図1及び図2に示すごとく、図柄表示領域110において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する変動表示部21(以下、リール21という。)を3基、備えた図柄変動表示手段2と、ゲームを開始させるために遊技者が操作するゲーム開始操作手段62(以下、スタートレバー62という。)と、スタートレバー62の操作に応じて、複数種類の小役を含む役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実施する内部抽選手段42と、該内部抽選手段42が決定した内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させるフラグ制御手段41と、リール21における図柄20の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段61(以下、ストップボタン61という。)と、ストップボタン61が操作されたときに、成立中の内部当選フラグに対応する役の図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで図柄表示領域110に停止表示させる表示制御手段45と、図柄変動表示手段2の図柄表示領域110に停止表示された図柄が所定の入賞図柄であるか否かを判定する入賞判定手段49と、入賞役に対して予め設定された特典を遊技者側に付与する特典付与手段43と、ボーナス役に対応する内部当選フラグであるボーナスフラグのフラグ状態を示唆する複数種類の演出を実施可能なように構成された遊技演出手段53と、内部当選あるいは入賞した小役の種類と、前記ボーナスフラグのフラグ状態との組合せに応じて、前記複数種類の演出の中から遊技演出手段53に実施させる演出を選択する演出選択手段46と、を備えている。
前記フラグ制御手段41は、複数種類の小役のうちの少なくともいずれかに対応する内部当選フラグを所定数の遊技媒体(以下、メダルという。)と引き換えに強制的に成立させ得るように構成されている。
以下、この内容について詳しく説明する。
まず、このスロットマシン1の役、内部当選役、入賞役について、図1〜図3を用いて説明する。図3では、左列にそれぞれの役の名称を、中列にそれぞれの役の図柄20の組合せである入賞図柄を、右列に入賞により遊技者側に付与する特典を示してある。本例のスロットマシン1では、ボーナス役、リプレイ役のほか、小役であるベル役、スイカ役及びチェリー役が入賞役として設定されている。このスロットマシン1では、リプレイ役及び全ての小役が、1回のゲームでボーナス役と同時に当選し得る。スロットマシン1では、内部抽選手段42により内部当選した役が内部当選役になる。そして、内部当選役に対応する入賞図柄が入賞ラインに沿って揃ったとき、その役が入賞役となる。
本例のスロットマシン1は、図2に示すごとく外観的な構成を備えている。スロットマシン1では、遊技者に対面する前面部分が、略矩形状の図柄表示窓11を略中央に設けた前面枠体10によって形成されている。前面枠体10は、図柄表示窓11の上側に、液晶表示部532、左右一対のスピーカ520及びランプ部560を配置してなる。前面枠体10は、図柄表示窓11の下側に、スロットマシン1の基部をなすベース部100を有してなる。
ベース部100は、図2に示すごとく、遊技者から奥まって位置する図柄表示窓11に対して、遊技者に向って相対的に張り出すように形成されている。ベース部100は、図柄表示窓11に隣り合う上端部にテーブル状の操作面14を有し、下端部にメダルを払い出すメダル受け皿15を有し、操作面14の下側に操作パネル13を有している。
操作面14には、図1及び図2に示すごとく、クレジット(貯留)されたメダルを賭けるためのベットボタン64と、内部当選フラグを強制的に成立させる強制フラグセットボタン67と、クレジットされたメダル等を払い出させるためのクレジット精算ボタン65と、遊技に賭けるメダルを投入するメダル投入口630とが配置されている。操作パネル13には、リール21の図柄変動を開始させるためのスタートレバー62と、図柄変動を停止させるためのストップボタン61とが配置されている。
ベットボタン64は、図1及び図2に示すごとく、賭け数としてマックスベットである3ベットを設定するための操作ボタンである。ベットボタン64は、賭け数3を表す3ベット信号を発生する。ベットボタン64は、クレジットが3未満である場合には、クレジットされた枚数に応じて2ベット信号あるいは1ベット信号を発生する。
強制フラグセットボタン67は、図1及び図2に示すごとく、小役に対応する内部当選フラグを強制的に成立させるための操作ボタンである。強制フラグセットボタン67としては、チェリーフラグセットボタン671、スイカフラグセットボタン672及びベルフラグセットボタン673の3つのボタンがある。チェリーフラグセットボタン671は、チェリー役の内部当選フラグであるチェリーフラグを強制的に成立させる操作ボタンである。スイカフラグセットボタン672は、スイカ役の内部当選フラグであるスイカフラグを強制的に成立させる操作ボタンである。ベルフラグセットボタン673は、ベル役の内部当選フラグであるベルフラグを強制的に成立させる操作ボタンである。
なお、本例では、いずれかの強制フラグセットボタン67の操作に応じて内部当選フラグを強制的に成立させた後は、全ての強制フラグセットボタン67が無効化されるように設定してある。さらに、本例の強制フラグセットボタン67は、ボーナスゲームフラグがオン状態である場合、すなわちボーナスゲームの実施中においても無効化される。
スタートレバー62は、図1及び図2に示すごとく、リール21の制御信号であるゲーム開始信号を遊技者が操作したタイミングで発生する操作レバーである。スロットマシン1では、メダルが直接投入されるか、ベットボタン64の操作により3枚のメダルがベットされた際、スタートレバー62が有効状態に設定される。
ストップボタン61は、リール21の制御信号である変動停止信号を遊技者が操作したタイミングで発生する操作ボタンである。本例のストップボタン61は、左リール21Lに対応する左ストップボタン61L、中リール21Cに対応する中ストップボタン61C、右リール21Rに対応する右ストップボタン61Rを組み合わせてなる。
液晶表示部532は、図1及び図2に示すごとく液晶ディスプレイよりなり、後述する表示制御基板531と共に遊技演出手段53を構成している。液晶表示部532は、遊技の進行に応じて遊技を演出する様々な演出画面を表示する。本例の液晶表示部532は、背景画像として、時間的に連続するゲーム間の区切りなく所定の動画による演出画面を表示する。また、各役の内部当選フラグのフラグ状態に応じて後述する演出A〜演出Iの演出を選択的に差し替えて実施するように構成されている。
図柄表示窓11は、図2に示すごとく、図柄表示領域110L、C、Rを含む表示窓である。それぞれ縦方向に3図柄を表示する図柄表示領域110を、横方向に3箇所、並列配置した図柄表示窓11によれば、3行3列よりなる2次元マトリクス状に配列された9個の図柄20を表示可能である。図柄表示窓11のうち各図柄表示領域110に当たる部分は、遊技者側から図柄20が見えるように透明な樹脂プレートにより形成されている。2次元マトリクス状に配置された9個の図柄20に対しては、入賞の対象となる図柄の並び方向である入賞ライン111〜115が設定されている。入賞ラインとしては、水平方向の入賞ライン111〜113と、対角方向の入賞ライン114、115とがある。
各図柄表示領域110L、C、Rの裏側には、図2及び図4に示すごとく、図柄変動表示手段2を構成するリール21L、C、Rがそれぞれ配置されている。リール21L、C、Rは、略円柱形状をなし、その外周面に略一定の間隔を空けて複数種類の21個の図柄20を配置した回転式のリールである。各リール21L、C、Rは、その回転方向における1カ所の基準位置に基準位置片(図示略)を有している。この基準位置片は、後述する基準位置検知部66が検知する被検知片である。なお、リール21としては、本例の回転式のリールに代えて、液晶ディスプレイに図柄を変動表示する画像式のリールを採用することもできる。
図柄表示窓11の右側には、クレジット表示部551と払出数表示部552とが配置されている。クレジット表示部551は、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダル枚数を表示する表示部である。払出数表示部552は、入賞時に払出メダル枚数を表示する表示部である。
次に、本例のスロットマシン1は、図1に示すごとく、機械的な構成を備えている。
図1及び図2を用いて、スロットマシン1の全体動作を制御する制御基板3、及びこの制御基板3に電気的に接続された各部について説明する。制御基板3に対しては、上述した構成のほか、遊技媒体として投入されたメダルを検知する投入メダル検知部63、リール21と共に図柄変動表示手段2を構成するリール駆動部22、リール21の回転位置を検知する基準位置検知部66、メダルを払い出すメダル払出部54、ランプ部560を点灯制御するランプ制御基板56、遊技者の有利度合いを表す設定値を設定する設定値操作部68、スピーカ520(音声出力部)を制御する音声制御基板52、クレジット表示部551、払出数表示部552を含む各種表示部55、及び液晶表示部532と共に遊技演出手段53を構成する表示制御基板531を電気的に接続してある。
投入メダル検知部63は、図1及び図2に示すごとく、メダル投入口630からメダルが投入されるごとに、インサート信号を出力するように構成されている。なお、本例のスロットマシン1では、メダル投入口630を介してメダルが投入されるか、ベットボタン64の操作等に応じて3枚のメダルがベットされたとき、スタートレバー62が有効な状態に設定されゲームを開始可能な状態となる。
リール駆動部22は、リール21を回転駆動する手段である。リール駆動部22は、図1に示すごとく、ステップ単位で制御可能なステッピングモータ(図示略)を含み、このステッピングモータの回転駆動力によりリール21を回転駆動する。ステッピングモータは、制御基板3から制御パルスを取り込む毎に、1ステップずつ回転する。
基準位置検知部66は、図1及び図2に示すごとく、各リール21L、C、Rについて、前記基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
メダル払出部54は、制御基板3の制御により所定枚数のメダルをメダル受け皿15に払い出すように構成されている。
設定値操作部68は、設定キー680を利用して、ボーナス役等の当選確率を段階的に設定する設定値を変更するための操作部である。
表示制御基板531は、演出選択手段46が選択した演出を液晶表示部532の表示画面に表示させるための制御基板である。表示制御基板531は、液晶表示部532と共に遊技演出手段53を構成している。
制御基板3は、図1及び図2に示すごとく、CPU31と、メモリ手段であるROM33、RAM34と、入出力インターフェースとしてのI/O部32とを有している。CPU31は、ROM33から読み込みしたソフトウェアプログラムを実行することにより、乱数を抽出する乱数抽出手段48、入賞役を判定する入賞判定手段49、図柄変動表示手段2を制御する表示制御手段45、内部当選役を抽選する内部抽選手段42、内部当選フラグ等を制御するフラグ制御手段41、ベット数及びクレジット数等をカウントするカウント手段44、遊技演出手段53に実施させる演出の種類を選択する演出選択手段46、及び入賞役に対して特典を付与する特典付与手段43、としての各機能を実現するように構成されている。
メモリ手段としてのROM33は、図1に示すごとく、内部抽選手段42が内部当選役の抽選に用いる当選乱数テーブルを記憶している。当選乱数テーブルは、各役が当選するための当選乱数を規定したデータテーブルである。当選乱数テーブルとしては、通常遊技状態に適用される当選乱数テーブル(図示略)、ボーナスゲームに適用される当選乱数テーブル(図示略)等がある。なお、本例のスロットマシン1では、設定値毎に当選乱数テーブルが準備されている。
さらに、ROM33は、図1及び図2に示すごとく、リール21を停止制御する際に用いる図示しない停止テーブルを記憶している。停止テーブルは、リール21に配列された各図柄に対して引込図柄数(スベリコマ数)を規定したデータテーブルである。引込図柄数は、ストップボタン61が操作された瞬間、対応する図柄が入賞ライン112上に位置した場合に実際にリール21を停止させるまでの変動図柄数である。
乱数抽出手段48は、図1及び図2に示すごとく、CPU31の内部演算により乱数を抽出する手段である。本例の乱数抽出手段48は、スタートレバー62の操作に応じて乱数を抽出し、内部抽選手段42に入力する。
内部抽選手段42は、図1に示すごとく、内部抽選により内部当選役を決定する手段である。内部抽選手段42は、図示しない当選乱数テーブルに規定された各役の当選乱数に対して乱数抽出手段48が抽出した乱数を照合することにより内部当選役を決定する。なお、本例の内部抽選手段42は、強制的に内部当選フラグがオン状態に設定されたゲームでは、内部抽選により決定された小役の内部当選フラグを成立させないように構成されている。
フラグ制御手段41は、図1に示すごとく、各役が入賞可能な状態を表す内部当選フラグ、遊技状態を制御するための状態フラグを制御する手段である。フラグ制御手段41は、内部当選役が内部抽選により決定された際、あるいは、強制フラグセットボタン67が操作された際、対応する内部当選フラグを成立させる。フラグ制御手段41では、強制フラグセットボタン67の操作に応じて内部当選フラグを強制的に成立させる際の対価として、その内部当選フラグに対応する小役が入賞した際のメダルの払出枚数が設定されている。フラグ制御手段41は、内部当選フラグを強制的に成立させる際、対価に当たる枚数のメダルをクレジットから引き落とす。
フラグ制御手段41は、ボーナス役の内部当選フラグであるボーナスフラグを除く他の内部当選フラグ(強制的に成立させたものも含む。)については、当該内部当選フラグがオン状態に設定されたゲームで入賞したか否かに関わらず次のゲームを開始するまでにオフ状態に切り換える。一方、ボーナスフラグについては、入賞するまで次のゲームに持ち越しする。このようなフラグ制御手段41の制御により、内部当選したボーナス役は必ず入賞可能である一方、ボーナス役以外の役は内部当選したゲームで入賞しなかった場合には全て取りこぼしとなる。
フラグ制御手段41が制御する状態フラグとしては、ボーナスゲームに対応するボーナスゲームフラグがある。ボーナスゲームフラグは、ボーナス役の入賞に応じて1(オン状態)が設定され、所定のボーナス終了条件の成立に応じてゼロ(オフ状態)にリセットされる。
カウント手段44は、図1に示すごとく、ゲームに対してベットされたメダル枚数を表すベット数、及び遊技者が獲得して電子的に貯留されたメダル枚数を表すクレジット数をカウントする手段である。カウント手段44は、ベット数をカウントするベットカウンタ及びクレジット数をカウントするクレジットカウンタを備えている。ベットカウンタは、マックスベット数である3枚までの値をベット数としてカウントする。クレジットカウンタは、クレジット上限である50枚までの値をクレジット数としてカウントする。
表示制御手段45は、図1及び図2に示すごとく、リール駆動部22を介してリール21L、C、Rの図柄変動を制御する手段である。表示制御手段45は、前記ゲーム開始信号に応じてリール21の図柄変動を開始すると共に、前記変動停止信号に応じてリール21の図柄変動を停止させる。表示制御手段45は、リール駆動部22をなすステッピングモータに制御パルスを入力し、1パルス毎に1ステップずつステッピングモータを回転させる。表示制御手段45は、リール駆動部22に入力した制御パルス数、すなわち、ステッピングモータが回転したステップ数をカウントしている。特に、本例では、各リール21について、前記基準位置片の検知信号を取り込むごとに前記ステップ数をゼロリセットすることで、基準位置片を基準としたステップ数のカウントを可能としている。
表示制御手段45は、図1に示すごとく、規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)等が定める引込範囲内の図柄を入賞ライン上に停止させる、いわゆる引込制御を実施する。本例では、前記引込範囲として、4図柄分に相当する範囲が設定されている。表示制御手段45は、変動停止信号を取り込み時のステップ数に基づいて、入賞ライン112上に瞬間的に位置する図柄20であるビタ図柄を計算し、当該ビタ図柄を前記停止テーブルと照合する。そして、ビタ図柄に対して規定された引込図柄数を取得し、その引込図柄数分の図柄を引き込んでリール21を停止させる。
入賞判定手段49は、図1及び図2に示すごとく、各リール21L、C、Rが停止した後、各リール21L、C、Rに対応するステッピングモータ(リール駆動部22)について前記ステップ数を取り込む。入賞判定手段49は、このステップ数を基にして入賞ライン111〜115上に停止した図柄20の種類を求め、その図柄20の組み合わせについて入賞役が成立するか否かを判定する。入賞判定手段49は、入賞役の種類に応じたメダルの払出数(図3参照。)をメダル払出部54に向けて出力する。
演出選択手段46は、図1及び図5に示すごとく、再生中の演出と差し替えて遊技演出手段53に実施させる演出を、複数種類の演出の中から選択する手段である。複数種類の演出としては、演出A〜Iがある。演出選択手段46では、図5に示すごとく、内部抽選手段42による内部抽選結果に応じた所定の選択確率でそれぞれの演出が選択される。
図5から知られるように、ボーナス役以外の役の内部抽選結果に応じた各演出の選択確率が、ボーナスフラグのフラグ状態に応じて相違している。例えば、ベル役が内部当選した場合の演出Aの選択確率は、ボーナスフラグのフラグ状態に応じて大きく相違している。その選択確率は、ボーナスフラグがオフ状態であって、ベルフラグがオン状態であるときが2%であり、ボーナスフラグ及びベルフラグが共にオン状態であるときは20%となっている。したがって、ベルフラグが成立したゲームで演出Aが発生した場合には、ボーナスフラグが成立している可能性が高いと予測でき、ボーナス入賞への期待感が煽られることになる。
例えば、スイカ役が内部当選した場合の演出Aの選択確率は、ボーナスフラグの成立に応じて却って低くなっている。その選択確率は、ボーナスフラグがオフ状態であって、スイカフラグがオン状態であるときが20%であるが、ボーナスフラグ及びスイカフラグが共にオン状態であるときには5%となっている。したがって、スイカフラグが成立した状態で演出Aが発生した場合には、ボーナスフラグが成立している可能性が低いかも知れず、ボーナス入賞への期待感を高く維持できなくなる。
また、例えば、リプレイ役が内部当選した場合の演出A〜Eの選択確率は、いずれも、ボーナスフラグが成立しているか否かによってほとんど変化しない。それ故、リプレイ役が内部当選したゲームで演出A〜Eのいずれかが発生しても、ボーナス入賞に対する遊技者の期待感が別段、煽られるということがない。
さらに、例えば、演出F〜Iについては、ボーナスフラグが成立した状態においてのみ選択される可能性がある。すなわち、演出F〜Iの演出は、ボーナス確定演出となっている。特に、演出F〜Hについては、ボーナスフラグが成立した状態であっても発生確率が1%未満であって、かつ、小役のいずれかが内部当選したゲームにおいてのみ発生し得るというレア演出となっている。遊技者にあっては、例えば、ボーナスフラグが成立している可能性が高いことを知り得たとき、小役の内部当選フラグを強制的に成立させることによりレア演出が発生する可能性を生じさせることができる。
なお、本例の演出選択手段46は、演出F〜Iのボーナス確定演出の実施後では、必ず差替えなし(図5参照。)を選択するように構成されている。ボーナス確定演出を実施した後、ボーナス役入賞までのボーナス確定期間において、演出A〜Iの実施をいずれも禁止すれば、例えば、演出F〜Hのようなレア演出が無駄に発生するおそれを回避し、その希少的な演出価値を高く維持できるようになる。なお、逆の考え方に基づき、遊技者に対してレア演出を提示できるよう、ボーナス確定期間においても図5に示す発生確率で演出A〜Iを発生させることも良い。
特典付与手段43は、図1及び図3に示すごとく、所定の条件の成立に応じて遊技者側に特典を付与する手段である。特典付与手段43は、いずれかの役が入賞したとき、図3に規定された特典を付与する。
次に、上述のように構成された本例のスロットマシン1の動作について、図6〜図11を用いて説明する。図6は、スロットマシン1が実施するゲームの大まかな流れを示すフローである。図7は、メダル検出処理P1の流れを示すフローである。図8は、強制フラグセット処理P2の流れを示すフローである。図9は、メダル精算処理P3の流れを示すフローである。図10は、ゲーム開始処理P4の流れを示すフローである。図11は、入賞処理P5の流れを示すフローである。
本例のスロットマシン1は、図6に示すごとく、メダル検出処理P1〜入賞処理P5を、この順番で処理することによりゲームを実施する。
図7に示すごとくメダル検出処理P1では、まず、ステップS101のごとくメダルの投入が判断される。メダルの投入があった場合には、まず、ステップS111のごとく背景画像の再生中であるか否かが判断される。背景画像が再生されていない場合には、ステップS121に移行し、背景画像が再生される。続いて、ステップS102のごとくべットカウンタが2枚以下であるか否かが判断される。べットカウンタが2枚以下である場合には、ステップS103のごとくベットカウンタが1枚加算される。
一方、ベットカウンタが3枚である場合には、ステップS113のごとくクレジットカウンタが50枚未満であるか否かが判断される。クレジットカウンタが50枚未満である場合には、ステップS114のごとくクレジットカウンタが1枚加算される。一方、クレジットカウンタが50枚である場合(ステップS113)には、ステップS115のごとくメダル排出口が開放され、投入されたメダルがメダル受け皿15に戻される。
次に、図8を用いて強制フラグセット処理P2の流れを説明する。ステップS201、S211、S221のごとく、強制フラグセットボタン67の操作が判断される。チェリーフラグセットボタン671が操作された場合(ステップS201)には、ステップS202のごとくクレジットカウンタが4枚以上あるか否かが判断される。クレジットカウンタが4枚以上ある場合には、チェリーフラグがオン状態(1)に設定された後、クレジットカウンタが4枚減算される(ステップS203、S204)。
スイカフラグセットボタン672が操作された場合(ステップS211)には、ステップS212のごとく、クレジットカウンタが5枚以上あるか否かが判断される。クレジットカウンタが5枚以上ある場合には、スイカフラグがオン状態(1)に設定された後、クレジットカウンタが5枚減算される(ステップS213、S214)。
一方、ベルフラグセットボタン673が操作された場合(ステップS221)には、ステップS222のごとくクレジットカウンタが10枚以上あるか否かが判断される。クレジットカウンタが10枚以上ある場合には、ベルフラグがオン状態(1)に設定された後、クレジットカウンタが10枚減算される(ステップS223、S224)。その後、ステップS205のごとく強制フラグセットボタン67の操作が無効化され、ステップS206のごとくメダル排出口が閉鎖される。
次に、図9を用いてメダル精算処理P3の流れを説明する。ステップS301では、スタートレバー62が操作されるまでの間におけるクレジット精算ボタン65の操作が判断される。クレジット精算ボタン65が操作された場合には、ステップS302、S312、S322のごとくチェリー役、スイカ役、ベル役の内部当選フラグであるチェリーフラグ、スイカフラグ、ベルフラグのフラグ状態が判断される。チェリーフラグがオン状態(1)である場合(ステップS302)には、チェリーフラグがオフ状態(ゼロ)にリセットされ、メダルが4枚払い出される(ステップS303、S304)。
スイカフラグがオン状態(1)である場合(ステップS312)には、スイカフラグがオフ状態(ゼロ)にリセットされ、メダルが5枚払い出される(ステップS313、S314)。ベルフラグがオン状態(1)である場合(ステップS322)には、ベルフラグがオフ状態(ゼロ)にリセットされ、メダルが10枚払い出される(ステップS323、S324)。その後、ステップS305に移行して強制フラグセットボタン67の操作が有効に検出され得る状態となり、ステップS306のごとくメダル排出口が閉鎖される。
チェリーフラグ、スイカフラグ及びベルフラグがいずれも成立していない場合(ステップS332)には、ベットカウンタのカウンタ値が判断される。ベットカウンタが1枚以上である場合には、ベットカウンタ分のメダルが払い出された後、ベットカウンタがゼロリセットされる(ステップS333、S334)。ベットカウンタがゼロである場合(ステップS332)には、ステップS342のごとくクレジットカウンタのカウンタ値が判断される。クレジットカウンタが1枚以上の場合には、クレジットカウンタ分のメダルが払い出された後、クレジットカウンタがゼロリセットされる(ステップS343、S344)。その後、ステップS306に移行し、メダル排出口が閉鎖される。
次に、図10を用いてゲーム開始処理P4の流れを説明する。ステップS401のごとく、スタートレバー62の操作が判断される。スタートレバー62が操作された場合には、内部当選役の抽選処理P41が実施される。ボーナス役が内部当選した場合(ステップS402)には、ステップS403のごとくボーナスフラグがオン状態(1)に設定される。続いて、ステップS404のごとく小役フラグ(チェリーフラグ、スイカフラグ、ベルフラグ)のフラグ状態が判断される。強制フラグセットボタン67がいずれも操作されず、小役フラグがいずれもオフ状態である場合には、ステップS405、S415、S425、S435においてリプレイ役を含めた小役等の内部当選状態が判断される。リプレイ役が内部当選している場合(ステップS405)には、リプレイフラグがオン状態(1)に設定される(ステップS406)。
一方、チェリー役が内部当選している場合(ステップS415)には、チェリーフラグがオン状態(1)に設定される(ステップS416)。スイカ役が内部当選している場合(ステップS425)には、スイカフラグがオン状態(1)に設定される(ステップS426)。ベル役が内部当選している場合(ステップS435)には、ベルフラグがオン状態(1)に設定される(ステップS436)。その後、各役の内部当選フラグのフラグ状態に基づき、前記演出選択手段46による演出抽選処理P42が実施される。続いてステップS407のごとく演出A〜Iのいずれかが当選したか否かが判断される。演出A〜Iのいずれかが当選して選択された場合には、ステップS417のごとく演出の差し替えが実施される。その後、ステップS408のごとく、リール21の回転が開始される。ステップS407において演出A〜Iが当選せず、いずれも選択されなかった場合には、ステップS417が迂回され演出の差し替えは実施されない。
次に、図11を用いて入賞処理P5の流れを説明する。ステップS501では、左リール21Lに対する停止操作、すなわち左ストップボタン61Lの押下操作が判断される。左ストップボタン61Lが押下操作された場合には、ステップS502のごとく変動停止信号が送信され、左リール21Lが停止される。ステップS521では、中リール21Cに対する停止操作、すなわち中ストップボタン61Cの押下操作が判断される。中ストップボタン61Cが押下操作された場合には、ステップS522のごとく変動停止信号が送信され、中リール21Cが停止される。ステップS531では、右リール21Rに対する停止操作、すなわち右ストップボタン61Rの押下操作が判断される。右ストップボタン61Rが押下操作された場合には、ステップS532のごとく変動停止信号が送信され、右リール21Rが停止される。そして、ステップS503のごとく、全てのリール21L、C、Rが停止するまで、上述の処理が繰り返し実施される。
全てのリール21が停止した後(ステップS503)、ステップS504のごとく入賞ライン上に停止した図柄が判定され、入賞役の有無が判断される。ステップS505のごとくリプレイ役が入賞している場合には、次ゲームについてリプレイゲームが設定される(ステップS506)。ステップS545のごとくボーナス役が入賞している場合には、ボーナスフラグがオフ状態(ゼロ)にリセットされ(ステップS546)、ボーナスゲームフラグがオン状態(1)に設定される(ステップS547)。そして、ステップS548のごとく強制フラグセットボタン67の操作が無効化される。
ステップS555のごとくチェリー役が入賞している場合には、メダルが4枚払い出される(ステップS556)。ステップS565のごとくスイカ役が入賞している場合には、メダルが5枚払い出される(ステップS566)。ステップS575のごとくベル役が入賞している場合には、メダルが10枚払い出される(ステップS576)。その後、ステップS507では、リプレイ役の内部当選フラグを含め、全ての小役フラグがオフ状態(ゼロ)にリセットされる。
ステップS509では、ボーナスゲームフラグのフラグ状態が判断される。ボーナスゲームフラグがオン状態である場合には、ステップS581のごとくボーナスゲームの終了条件が達成されたか否かが判断される。ボーナスゲームの終了条件が達成された場合には、ボーナスゲームフラグがオフ状態(ゼロ)にリセットされる(ステップS582)。そして、ボーナスゲームフラグがオフ状態(ゼロ)である場合(ステップS509、S582)、ステップS510のごとく強制フラグセットボタン67の操作が有効化される。
以上のように、本例のスロットマシン1では、内部当選フラグを強制成立させることでボーナスフラグのフラグ状態を探ったり、レア演出を発生させることができ、これにより、遊技の興趣が高められている。さらに、スロットマシン1では、強制的に成立させた内部当選フラグに対応する小役の図柄を狙って停止表示させる、いわゆる目押しの練習が可能である。
なお、本例では、メダルの賭け数を3枚に設定したが、メダルの賭け数は1枚であっても2枚であっても良い。さらに、遊技者の好みにより賭け数を選択できることも良い。
また、本例では、内部当選フラグの強制成立に必要なメダルの枚数と、その内部当選フラグに対応する小役の入賞によるメダルの払出枚数とを一致させているが、異なっていても良い。
本例は、いずれかの内部当選フラグを強制成立させたゲームでは、内部抽選により決定された小役の内部当選フラグを成立させないように構成した例である。これに代えて、内部当選フラグを強制成立させたゲームにおいても、内部抽選により決定された小役の内部当選フラグを成立させることも良い。
さらに、強制成立させた内部当選フラグに対応する小役が内部抽選により重ねて決定された場合、遊技者側に何らかの特典を付与することも良い。そうすれば、内部抽選により成立するはずだった内部当選フラグに、対価を支払った遊技者の落胆をある程度、抑制できる。この場合の特典としては、例えば、メダルの払い出しや、数ゲームのAT(アシストタイム)の実施等、遊技者側に有利となり得る特典を設定することが良い。
またなお、強制的に内部当選フラグを成立可能なゲームを限定的に実施したり、強制成立可能な回数を制限することも良い。例えば、特定の役の入賞に応じて3回、ミニゲームの達成に応じて5回等の回数を設定することができる。
なお、本例では、液晶表示部532を利用した演出を実施しているが、これに代えて、音声出力部520を利用した音声による演出や、ランプ部560を利用した光による演出であっても良い。また、液晶表示部532による演出、音声出力部520による演出、及びランプ部560による演出のうちの少なくとも2つ以上を組み合わせた演出であっても良い。
なお、ボーナスフラグが成立している旨を遊技者側に報知するボーナス告知演出を実施することも良い。この場合には、演出F〜Iのボーナス確定演出の実施した場合と同様、当該ボーナスフラグに対応するボーナス役が入賞するまでの間、演出A〜Iを実施しないことが好ましい。
実施例1における、スロットマシンの機械的な構成を示すブロック図。 実施例1における、スロットマシンの外観を示す正面図。 実施例1における、スロットマシンの役、役図柄、払出枚数を示す説明図。 実施例1における、リールの図柄配列を展開して示す展開図。 実施例1における、演出テーブルを示す説明図。 実施例1における、ゲームの流れを示すフロー図。 実施例1における、メダル検出処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、強制フラグセット処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、メダル精算処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、ゲーム開始処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、入賞処理の流れを示すフロー図。
符号の説明
1 スロットマシン
11 図柄表示窓
2 図柄変動表示手段
21 図柄表示部(リール)
22 リール駆動部
20 図柄
3 制御基板
41 フラグ制御手段
42 内部抽選手段
43 特典付与手段
44 カウント手段
45 表示制御手段
46 演出選択手段
48 乱数抽出手段
49 入賞判定手段
53 遊技演出手段
61 ストップボタン(停止操作手段)
62 スタートレバー(ゲーム開始操作手段)
67 強制フラグセットボタン

Claims (3)

  1. 図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する変動表示部を備えた図柄変動表示手段と、
    ゲームを開始させるために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
    該ゲーム開始操作手段の操作に応じて、複数種類の小役を含む役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実施する内部抽選手段と、
    該内部抽選手段が決定した内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させるフラグ制御手段と、
    前記変動表示部における図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
    該停止操作手段が操作されたときに、成立中の前記内部当選フラグに対応する役の図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
    前記図柄変動表示手段の図柄表示領域に停止表示された図柄が所定の入賞図柄であるか否かを判定する入賞判定手段と、
    入賞役に対して予め設定された特典を遊技者側に付与する特典付与手段と、
    ボーナス役に対応する内部当選フラグであるボーナスフラグのフラグ状態を示唆する複数種類の演出を実施可能なように構成された遊技演出手段と、
    内部当選あるいは入賞した小役の種類と、前記ボーナスフラグのフラグ状態との組合せに応じて、前記複数種類の演出の中から前記遊技演出手段に実施させる演出を選択する演出選択手段と、を備え、
    前記フラグ制御手段は、前記複数種類の小役のうちの少なくともいずれかに対応する内部当選フラグを所定数の遊技媒体と引き換えに強制的に成立させ得るように構成され
    前記特典付与手段は、前記内部当選フラグが強制的に成立されたゲームで当該内部当選フラグに対応する役が内部当選役として決定された場合、遊技者側に特典を付与するように構成されていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 予め設定された所定の条件の成立に応じて、前記内部当選フラグを強制的に成立させ得る状態を発生するように構成されていることを特徴とする請求項に記載のスロットマシン。
  3. 前記特典付与手段では、入賞に応じた遊技媒体の払出数が小役毎に予め規定されており、
    前記フラグ制御手段では、前記内部当選フラグを強制的に成立させるのに必要な前記所定数として、当該内部当選フラグに対応する小役の入賞に応じた遊技媒体の払出数が設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。
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