JP5221438B2 - カートリッジ式塗膜転写具 - Google Patents

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Description

本発明はカートリッジ式の塗膜転写具に関し、さらに詳細に言えば、カートリッジの取り外しが簡単に行え、カートリッジの交換が容易なカートリッジ式の塗膜転写具に関する。
従来から、文字の修正や接着剤の塗布を目的として、塗膜転写具が広く利用されている。そして、この塗膜転写具の中には、使用する修正テープや粘着テープをカートリッジとして構成することにより交換可能としたカートリッジ式のものがあり、その構成が例えば特開2005‐34994号等に開示されている。
このカートリッジ式塗膜転写具においては、塗膜転写具の後端に配置されたスライドする部材とカートリッジが係合し、それによりカートリッジを取り付けた際に本体からカートリッジが抜け落ちないようになっている。そのため、カートリッジの交換の際には、スライドする部材を後端側へ引いて両部材の係合を一旦外してから、カートリッジを取り替えた後再度スライド部材を先端側へスライドさせることにより、両部材を係合させるようになっている。したがって、このようなカートリッジ式塗膜転写具はカートリッジの交換に多くの操作を要し、交換が煩雑である。
特開2005‐34994号公報
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、簡単な操作でカートリッジの交換が可能なカートリッジ式塗膜転写具を提供することをその課題とする。
請求項1記載のカートリッジ式塗膜転写具は、ケース本体と、カートリッジケースと、該カートリッジケースに収受された、塗膜転写テープが巻かれた供給リールと、前記塗膜転写テープを巻き取る巻き取りリールと、前記塗膜転写テープが掛け回される転写ヘッドとを有し、前記ケース本体に着脱自在に取付けられるテープカートリッジと、を備えるカートリッジ式塗膜転写具であって、前記ケース本体と前記テープカートリッジの内どちらか一方は弾性変形可能な弾性部と、該弾性部の表面から突出した係合凸部とを有し、他方は前記係合凸部と係合する係合孔を有し、前記ケース本体にはスライド部材が設けられており、該スライド部材をスライドさせることにより、前記テープカートリッジを前記ケース本体に対して移動させ、前記係合凸部と前記係合孔との係合が外れることを特徴とする。本発明によれば、簡単な操作でテープカートリッジを取り外し、交換することができる。
請求項2記載のカートリッジ式塗膜転写具は、請求項1記載のカートリッジ式塗膜転写具において、前記スライド部材はテーパ面及び/又はアール状の凸面を有し、前記スライド部材をスライドさせたときに、該テーパ面及び/又はアール状の凸面が前記テープカートリッジに形成された当接部の下側に進入して当接し、前記テープカートリッジを持ち上げることにより前記係合凸部と前記係合孔との係合が外れることを特徴とする。これにより簡単な構成でスライド部材を構成することができる。
請求項3記載のカートリッジ式塗膜転写具は、請求項2記載のカートリッジ式塗膜転写具において、前記ケース本体と前記テープカートリッジは少なくとも前記転写ヘッド側の端部に前記係合凸部と前記係合孔が設けられており、前記当接部は前記テープカートリッジの、前記転写ヘッドと反対側の端部近くに設けられていることを特徴とする。これによりテープカートリッジを回転運動させて容易に取り外すことが可能となる。
請求項4記載のカートリッジ式塗膜転写具は、請求項2又は3記載のカートリッジ式塗膜転写具において、前記ケース本体の周壁と前記カートリッジケースの周壁はそれぞれ、互いに対面し、前記テープカートリッジの前記転写ヘッド側への移動を阻止し得る当接面を有し、該当接面は、前記スライド部材で前記テープカートリッジを持ち上げる際に前記テープカートリッジの移動の妨げにならない形状とされていることを特徴とする。これにより、テープカートリッジがより回転運動し易くなる。
請求項5記載のカートリッジ式塗膜転写具は、請求項1乃至4のいずれか1記載のカートリッジ式塗膜転写具において、前記スライド部材が弾性体により前記転写ヘッドと反対側に付勢されることを特徴とする。これにより、手動でスライド部材を転写ヘッドと反対側に移動させる必要が無くなる。
請求項6記載のカートリッジ式塗膜転写具は、請求項1乃至5のいずれか1記載のカートリッジ式塗膜転写具において、前記スライド部材の少なくとも一部を前記ケース本体の外面より突出させたことを特徴とする。これにより、スライド部材の視認性及び操作性が向上する。
請求項7記載のカートリッジ式塗膜転写具は、請求項1乃至6のいずれか1記載のカートリッジ式塗膜転写具において、前記係合凸部は、前記ケース本体に前記テープカートリッジを装着する際に前記他方の内面に接触して前記弾性部を弾性変形させる傾斜面と、前記テープカートリッジを前記ケース本体から取外す際に前記他方の係合孔の縁部に接触して前記弾性部を弾性変形させる係合面とからなり、前記係合面の接線と前記弾性部の前記表面とのなす角が90度よりも大きいことを特徴とする。本発明によれば、テープカートリッジの取り外しが容易になる。
請求項8記載のカートリッジ式塗膜転写具は、請求項7記載のカートリッジ式塗膜転写具において、前記係合面は傾斜面及び/又は曲面であることを特徴とする。これにより、テープカートリッジの取り外しがさらに容易になる。
本発明によれば、カートリッジの交換作業を極めて容易に行うことができる。
本発明の具体的実施の形態に係る塗膜転写具2の正面図である。 ケース本体4の斜視図である。 テープカートリッジ70の斜視図である。 図1におけるA‐A線断面図である。 図1におけるB‐B線断面図を時計回りに90度回転させた図である。 図1においてスライド部材48を先端側にスライドさせた状態のA‐A線断面図である。
以下、図面に基づき本願発明の具体的な実施の形態について説明する。図1は本発明の具体的な実施の形態に係るカートリッジ式塗膜転写具2(以下単に「塗膜転写具」という)の正面図,図2はケース本体4の斜視図,図3はテープカートリッジ70の斜視図,図4は図1におけるA‐A線断面図である。図2においてケース本体4は後端側の一部(アッパーケース36)が切欠かれた状態で示されている。図1に示すように、塗膜転写具2はケース本体4とテープカートリッジ70とから大略構成されている。なお、以下特に断らない限り、「先端側」とは塗膜転写具2の転写ヘッド120側を意味し、「後端側」とはその反対側を意味するものとする。
まず図1,2,4を参照してケース本体4について説明する。ケース本体4はロワーケース6とアッパーケース36とから構成される。ロワーケース6は底壁8を備えており、この底壁8の形状は図2に示す通り、略中央部の幅が広く、そこから両側に向かって幅が狭くなっている。さらに、ロワーケース6は先端を除いて底壁8の外周に沿って略同じ高さの周壁10が立設され、上方に向かって開いた状態となっている。底壁8の先端には周壁10が立設されていないため、この部分に底壁8の先端側端縁及び周壁10の先端側端縁により断面略U字の開口14が形成される。また、周壁10の向かい合う先端側10a,bうちの一方10aには、開口14を形成している端縁部から一定の幅でさらに上方に伸びる延長部12が設けられている。
ロワーケース6の底壁8の略中央部にはケース本体4の内方に向かって略垂直に伸びる供給支軸16が一体的に形成されており、さらにこの供給支軸16よりも先端側に巻き取り支軸18が一体的に形成されている。符号20,22は供給支軸16,巻き取り支軸18の外側に嵌る中空軸部24,26を備えるプーリーであり、図4に示すように断面円形のゴムベルト28を介して連動して回転するようになっている。周壁10の一方の先端側10aのうち延長部12及びこれと連なる部分の外面には回転可能なヘッドカバー30が軸支されており、これを図1において時計回りに回動させることによりテープカートリッジ70の転写ヘッド120を保護することができるようになっている。これらの構成については既に公知のものであり、詳細な説明は省略する。底壁8の内面側には、略中央部よりも後端側において、底壁8の長手方向に対して横切るように所定の長さの略垂直な板状のばね受け部32が設けられている(図4参照)が、これについては後述する。
図2を参照すると、周壁10には後述するテープカートリッジ70の係合爪102a,b,cが嵌まり込む横長の係合孔34a,b,cが設けられている。具体的には、供給支軸16に相当する位置よりも僅かに先端側にずれた位置において向かい合うように2箇所、さらに周壁10の他方の先端側10bに1箇所設けられている。なお、係合孔34a,b,cの数は係合爪102a,b,c同様この数に限られず、任意の数とすることができる。
アッパーケース36は上壁38とその外周に沿う周壁47とから構成され、ロワーケース6の略中央部より右側部分をカバーするようになっている。図2に示す通り、上壁38はテープカートリッジ70を取り付けるために先端側が切欠かれており、その形状は周壁47側においてロワーケース6の供給支軸16を軸心として円弧状に切欠かれた円弧部40と、円弧部40の間において台形状に切欠かれた凹部42とから形作られる。
上壁38にはさらに、塗膜転写具2の前後方向に伸び、両端が同径の円弧状となっている溝44が形成されている。この溝44の中央には一定範囲に渡って孔46が形成され、この溝44及び孔46にスライド部材48が取り付けられている。スライド部材48はつまみ50と、ノック体58とから構成されており、つまみ50は図4に示すように傘部52と軸部56とからなる断面略T字状の部材であり、傘部52の先端側には図4において上方に盛り上がる隆起部54が形成されている。ノック体58は、つまみ50の軸部56が嵌まり込む筒部60と、この筒部60の下端に一体的に設けられ、下側が開口した箱状の台部62と、台部62の先端側の側壁から所定の角度で下方に向かって傾斜するテーパ部66とから構成される。テーパ部66は台部62の先端側側壁において上端から少し下がった位置から一体的に伸びており、これにより台部62にはテーパ部66と境界部分に段部64が形成されている。
スライド部材48は、孔46につまみ50の軸部56を挿入し、その軸部56をノック体58の筒部60に嵌め込むことによりアッパーケース36に取り付けられる。このとき、つまみ50の傘部52が孔46よりも前後方向に長くなっており、傘部52が溝44内に嵌ってその底の上に載り、スライド部材48は溝44に案内されて前後方向にスライドすることが可能となる。図4に示すように、台部62はその内側にロワーケース6の底壁8に形成されたばね受け部32を収受し、このばね受け部32と台部62の後端側内壁62aとの間に圧縮ばね68が設けられている。そのため、スライド部材48は通常塗膜転写具2の後端側に付勢された状態となる。なお、つまみ50の隆起部54はアッパーケース36の外面から突出した状態となっており、スライドさせる際の指掛かりとなる。
次に図1,3,4,5を参照してテープカートリッジ70について説明する。図5は図1におけるB‐B線断面図を時計回りに90度回転させた図である。テープカートリッジ70は、供給リール130及び巻き取りリール132を収受するカートリッジケース72と、転写ヘッド120とを備える。このうち、まずカートリッジケース72について説明する。カートリッジケース72はケース本体4に対してアッパーケース36の無い部分に嵌め込むことのできる形状となっており、アッパーカートリッジケース74とロワーカートリッジケース108とから構成される。
アッパーカートリッジケース74は、上壁76と、一部を除きその外周に沿うように垂下する周壁90とから構成される。図4を参照すると、上壁76にはケース本体4の供給支軸16,巻き取り支軸18に対応する位置に中空の供給リール受け筒82,巻き取りリール受け筒84が設けられており、これらに供給リール130,巻き取りリール132が回転可能に嵌め込まれるようになっている。また、上壁76の先端側中央には内方に窪んだヘッド固定部86が設けられている。
周壁90は上壁76の先端縁78及びケース本体4のアッパーケース36の円弧部40に対応する部分において設けられていない。その代わりに図4に示すように先端縁78にはわずかに内側にずれた位置において抜止壁80が立設されており、後述する転写ヘッド120がテープカートリッジ70から抜け出るのを防止する。周壁90はケース本体4のロワーケース6の延長部12を収受するために先端側の外面が僅かにえぐられ、薄肉部92が形成されている(図3参照)。薄肉部92の形状は延長部12に対応しており、テープカートリッジ70の交換の際、薄肉部92の縁が延長部12の縁に当たることによりテープカートリッジ70の移動が案内される。また、周壁90は上壁76のうちケース本体4の凹部42に対応する凸部88の端縁にも設けられているため、テープカートリッジ70をケース本体4に取り付ける際の位置合わせが容易となる。
周壁90には、ケース本体4のロワーケース6の係合孔34a,b,cそれぞれの両端に略対応する位置にそれぞれ2本ずつスリット94a,b,cが設けられており、これにより弾性変形が容易な弾性部96a,b,cが画成されている(ただし、スリット94b,c及び弾性部96b,cは図示されていない)。弾性部96a,b,cは、スリット94a,b,cにより分割された周壁90の一部分である壁部98と、その先端から後述するロワーカートリッジケース108の底壁110の位置まで伸びる薄肉の垂下部100とから構成される。
図3,5を参照すると、それぞれの垂下部100の下端には外方に凸となる係合爪102a,b,cが設けられており(ただし、係合爪102cは図示されていない)、係合爪102a,b,cは図5に示すように下方に行くに従って外方に傾く係合面104と、下方に行くに従って内方に傾く傾斜面106と、係合爪102a,b,cの中の最も盛り上がった部分であり、係合面104と傾斜面106とを繋ぐ頂部107を備えている。係合面104は垂下部100の表面に対して90度よりも大きな角度をもって形成され、初めは直線状に伸び、頂部107に近づくにつれて円弧状に伸びている。他方、傾斜面106は係合爪102a,b,cの頂部107から下方内側へ直線的に伸びている。これについては後述する。なお、本実施の形態においてはスリット94a,b,cを設けて壁部98を含めて弾性部96a,b,cを構成したが、壁部98を設けずに周壁90の縁部から垂下部100を伸ばして、垂下部のみで弾性部96a,b,cを構成してもよい。また、スリット94a,b,cの数は2本に限定されず、1本で壁部98を画成することもできる。さらに、弾性部96a,b,cは上記異なる構成の弾性部を混在させてもよい。
図5に示すように、ロワーカートリッジケース108は、アッパーカートリッジケース74の上壁76の平面形状を僅かに小さくした底壁110と、上壁76の凸部88に相当する位置から立設される側壁111とからなる。図に示す通り、底壁110には供給リール孔112及び巻き取りリール孔114が設けられており、テープカートリッジ70の取付け時にケース本体4のロワーケース6に設けられた供給支軸16と巻き取り支軸18が挿入されることとなる。底壁110の先端側にはアッパーカートリッジケース74のヘッド固定部86に対応する窪みであるヘッド固定部116が設けられ、ヘッド固定部116よりも先端側にはアッパーカートリッジケース74の抜止壁80に対応する抜止壁118が抜止壁80と一定のクリアランスをもつように設けられている。符号120は転写ヘッドであり、カートリッジケース72の外に突出している尖頭部122と、尖頭部122からカートリッジケース72内に伸びる軸部124(図4参照)とを備えている。
アッパーカートリッジケース74とロワーカートリッジケース108は、図4に示すように転写ヘッド120の軸部124の端部に設けられた球状の固定部126をヘッド固定部86,116に挟持した状態で取り付けられる。また、供給リール130,巻き取りリール132が供給リール受け筒82,巻き取りリール受け筒84の外側に嵌り込むように配置され、供給リール130及び巻き取りリール132をテープカートリッジ70内に収受する。なお、軸部124に抜止フランジ128が設けられており、これがアッパーカートリッジケース74の抜止壁80とロワーカートリッジケース108の抜止壁118に当接して転写ヘッド120を抜止する(図4参照)。
図5を参照して、テープカートリッジ70のケース本体4への取り付けについて説明する。テープカートリッジ70は、供給支軸16及び巻き取り支軸18が供給リール130及び巻き取りリール132内に入り込むように位置合わせされて取り付けられる。このときテープカートリッジ70の垂下部100がケース本体4の周壁10の内側に沿って入り込み、係合爪102a,b,cの傾斜面106が周壁10の内側と接触することとなるが、弾性部96a,b,cが塗膜転写具2の内方に向かって弾性変形するため容易に取り付けることができる。そして、係合爪102a,b,cが係合孔34a,b,cに入り込んだときに、壁部98の下端とケース本体4の周壁10の上端が当接して位置決めされる。このとき、テープカートリッジ70とケース本体4は外面が略面一になっている。
次にテープカートリッジ70のケース本体4からの取り外しについて説明する。上述の通り係合爪102a,b,cは係合孔34a,b,cに入り込んだ状態にあり、係合爪102a,b,cの係合面104が係合孔34a,b,cの上側縁部に接触して引っ掛かるため、テープカートリッジ70がケース本体4から自然に外れるようなことはない。他方、図5に示す通り、係合面104が垂下部100に対して90度よりも大きな角度をもって形成されているため、手でテープカートリッジ70をある程度の力でケース本体4に対して垂直(図5において上方)に引っ張るだけで、係合爪102a,b,cが係合面104に沿って周壁10の内面に乗り上げ、両部材の係合を外すことができる。また、係合面104にはアール(円弧)が設けられているため、係合爪102a,b,cを容易に周壁10の内面に乗り上げることができ、ケース本体4からより容易にテープカートリッジ70を取り外すことが可能となる。なお、係合面104の形状は直線もしくは円弧状に統一させてもよい。
次に図4,6を参照して、スライド部材48の操作について説明する。図6はスライド部材48を先端側にスライドさせた状態のA‐A線断面図である。先に説明した通り、スライド部材48は圧縮ばね68の作用により、通常塗膜転写具2の後端側に付勢されており、この状態ではテープカートリッジ70とスライド部材48は接触していない。そして、図4に示すようにスライド部材48のテーパ部66は高さ方向においてテープカートリッジ70のロワーカートリッジケース108よりも下方まで伸びている。この状態から圧縮ばね68の反発力に抗してスライド部材48を先端側にスライドさせると、テープカートリッジ70の後端部がスライド部材48のテーパ部66に乗り上がった状態で段部64に当接するまで持ち上げられ、テープカートリッジ70の2つの係合爪102a,bと係合孔34a,bの係合を外すことができる。また、係合爪102cと係合孔34cとは、係合爪102cの係合面104の円弧状の部分で僅かに係合した状態となっており、直接手でテープカートリッジ70を引っ張る場合よりも容易にテープカートリッジ70を取り外すことができる。なお、本実施の形態においては貫通した係合孔34a,b,cを設けたが、係合爪102a,b,cが係合すれば良く、盲孔としてもよい。また、テーパ部66は楔効果を考慮し、傾斜角度を45度以下に設定するのが好ましい。さらに、本実施の形態においてはテープカートリッジ70を持ち上げるため直線状のテーパ面を設けたが、これをアール状の凸面としてもよい。
図2に示すように、ケース本体4の延長部12は、テープカートリッジ70の薄肉部92の縁と接触する角13a,bにアールが付けられ、また角13aから13bに向かって僅かに先端側へ傾斜しており、テープカートリッジ70が容易に外れるよう作用する。すなわち、スライド部材48により持ち上げられるテープカートリッジ70は、先端側の係合爪102cと係合孔34cを支点として図6に示すように回転運動(図6において反時計回り)をする。この際、角13a,bにアールを付けたり、角13aから13bに向かって傾斜させることにより、薄肉部92の縁と延長部12の縁とが干渉して回転運動を邪魔することがなく、テープカートリッジ70が滑らかに回転運動することができる。なお、スライド部材48を使わずに手で直接テープカートリッジ70を取り外す場合も、先端側の係合爪102cと係合孔34cを支点とした同様の回転運動をさせることにより、テープカートリッジ70を容易に取り外すことができる。
2 カートリッジ式塗膜転写具
4 ケース本体
6 ロワーケース
10 周壁
34a,b,c 係合孔
36 アッパーケース
48 スライド部材
66 テーパ部
70 テープカートリッジ
72 カートリッジケース
74 アッパーカートリッジケース
96a,b,c 弾性部
102a,b,c 係合爪
104 係合面
106 傾斜面
108 ロワーカートリッジケース
120 転写ヘッド

Claims (8)

  1. ケース本体と、
    カートリッジケースと、該カートリッジケースに収受された、塗膜転写テープが巻かれた供給リールと、前記塗膜転写テープを巻き取る巻き取りリールと、前記塗膜転写テープが掛け回される転写ヘッドとを有し、前記ケース本体に着脱自在に取付けられるテープカートリッジと、
    を備えるカートリッジ式塗膜転写具であって、
    前記ケース本体と前記テープカートリッジの内どちらか一方は弾性変形可能な弾性部と、該弾性部の表面から突出した係合凸部とを有し、
    他方は前記係合凸部と係合する係合孔を有し、
    前記ケース本体にはスライド部材が設けられており、
    該スライド部材をスライドさせることにより、前記テープカートリッジを前記ケース本体に対して移動させ、前記係合凸部と前記係合孔との係合が外れることを特徴とする、
    カートリッジ式塗膜転写具。
  2. 請求項1記載のカートリッジ式塗膜転写具において、
    前記スライド部材はテーパ面及び/又はアール状の凸面を有し、
    前記スライド部材をスライドさせたときに、該テーパ面及び/又はアール状の凸面が前記テープカートリッジに形成された当接部の下側に進入して当接し、前記テープカートリッジを持ち上げることにより前記係合凸部と前記係合孔との係合が外れることを特徴とする、
    カートリッジ式塗膜転写具。
  3. 請求項2記載のカートリッジ式塗膜転写具において、
    前記ケース本体と前記テープカートリッジは少なくとも前記転写ヘッド側の端部に前記係合凸部と前記係合孔が設けられており、
    前記当接部は前記テープカートリッジの、前記転写ヘッドと反対側の端部近くに設けられていることを特徴とする、
    カートリッジ式塗膜転写具。
  4. 請求項2又は3記載のカートリッジ式塗膜転写具において、
    前記ケース本体の周壁と前記カートリッジケースの周壁はそれぞれ、互いに対面し、前記テープカートリッジの前記転写ヘッド側への移動を阻止し得る当接面を有し、
    該当接面は、前記スライド部材で前記テープカートリッジを持ち上げる際に前記テープカートリッジの移動の妨げにならない形状とされていることを特徴とする、
    カートリッジ式塗膜転写具。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1記載のカートリッジ式塗膜転写具において、
    前記スライド部材が弾性体により前記転写ヘッドと反対側に付勢されることを特徴とする、
    カートリッジ式塗膜転写具。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1記載のカートリッジ式塗膜転写具において、
    前記スライド部材の少なくとも一部を前記ケース本体の外面より突出させたことを特徴とする、
    カートリッジ式塗膜転写具。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1記載のカートリッジ式塗膜転写具において、
    前記係合凸部は、前記ケース本体に前記テープカートリッジを装着する際に前記他方の内面に接触して前記弾性部を弾性変形させる傾斜面と、前記テープカートリッジを前記ケース本体から取外す際に前記他方の係合孔の縁部に接触して前記弾性部を弾性変形させる係合面とからなり、
    前記係合面の接線と前記弾性部の前記表面とのなす角が90度よりも大きいことを特徴とする、
    カートリッジ式塗膜転写具。
  8. 請求項7記載のカートリッジ式塗膜転写具において、
    前記係合面は傾斜面及び/又は曲面であることを特徴とする、
    カートリッジ式塗膜転写具。
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