JP4906070B2 - 印鑑 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉キャップ付きの印鑑に関し、ワンタッチ操作でキャップを開くことができ、特に開蓋状態においても開いたキャップを邪魔にならない位置によけておくことができて使い勝手に優れ、また壊れにくく多耐久性にも優れた印鑑に関するものである。
従来から、開閉キャップ付きの印鑑は種々の形式のものが知られており、最も原始的なものでは着脱自在なキャップタイプのものがある。しかしながら、この場合は取り外したキャップを紛失するおそれがあるため、開キャップした場合にもキャップが印鑑ケースに連結していて紛失しないようにした形式のものが開発されている。
このようなタイプのものとして、例えば特許文献1に示されるように、キャップを蝶番を介してケース上端部に取り付け、該蝶番を中心にキャップを180度反転させて開キャップ状態とし印面を露出させるようにしたものや、特許文献2に示されるように、キャップをケース上端部に設けたピンを中心に水平方向に回動自在に採り付け、該ピンを中心にキャップを水平方向に180度回動させて印面を露出させるようにしたもの等がある。
しかしながら、いずれのものも印面を露出させるのに、キャップを180度回動させ、ケースの軸方向に対し垂直方向に飛び出した状態で保持する構造であり、押印する際にキャップが邪魔になるという問題点や、キャップをぶつけて破損させる場合があるという問題点あった。
そこで本件出願人は特許文献3、4に示されるように、キャップをケースの軸方向に沿わせてスライド移動させキャップを開くようにしキャップ破損の防止を図ったものを開発し、先に出願したが、スライド機構が複雑で壊れやすいという問題点があった。
実開昭61−98064号公報 特開2004−230639号公報 実用新案登録第2580187号公報 特開平9−39353号公報
本発明は上記のような問題点を解決して、使用時においてキャップを開けて簡単に印面を露出させることができ、しかも、開蓋状態においてキャップを邪魔にならない位置によけておくことができ、また壊れにくく多耐久性にも優れた印鑑を提供することを目的として完成されたものである。
上記課題を解決するためになされた本発明の印鑑は、上端開口部に開閉自在なキャップを取り付けた筒状のケース本体内に印字体が収納され、使用時にキャップを開けて印面を露出させるようにしたキャップ付きの印鑑であって、前記印字体はケース本体内に内蔵される印字体保持シリンダーの先端に取り付けられているとともに、この印字体保持シリンダーの外側には昇降自在な保護シリンダーが装着されており、一方、前記キャップの一側には摺動子が延設されてキャップと摺動子とが、全体としてL字状をなすように構成されており、この摺動子をケース本体の側壁に設けられた円弧状の凹溝に案内させて、キャップがケース本体の開口部を閉じている水平な状態からケース本体の側壁に沿う位置へ移動し開口部を開けている垂直な状態まで円弧状に移動可能としたことを特徴とするものである。
本発明の印鑑は、印字体はケース本体内に内蔵される印字体保持シリンダーの先端に取り付けられているとともに、この印字体保持シリンダーの外側には昇降自在な保護シリンダーが装着されており、一方、キャップの一側には摺動子が延設されてキャップと摺動子とが、全体としてL字状をなすように構成されており、この摺動子をケース本体の側壁に設けられた円弧状の凹溝に案内させてキャップがケース本体の開口部を閉じている水平な状態から、ケース本体の側壁に沿う位置へ移動し開口部を開けている垂直な状態まで円弧状に移動可能としたので、ワンタッチ操作でキャップを開くことができるうえに、開蓋状態においても開いたキャップを邪魔にならない位置によけておくことができ、また壊れにくく優れた多耐久性も発揮できることとなる。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図1は本発明の印鑑を示す要部の正面図、図2は要部の側面図、図3は要部の斜視図、4は図1の断面図であり、図において1は筒状のケース本体、2はケース本体1内に収納された印字体、3は印字体1の上端開口部を開閉自在なキャップ、4はクリップであり、使用時においてキャップ3を開けて印字体2の印面を露出させるように構成したキャップ付きの印鑑である。
本発明では、図4に示されるように、前記印字体2はケース本体1内に内蔵される印字体保持シリンダー5の先端に取り付けられているとともに、この印字体保持シリンダー5の外側には昇降自在な保護シリンダー6が装着されている。一方、前記キャップ3の一側には摺動子7が延設されてキャップ3と摺動子7とが、全体としてL字状をなすように構成されており、この摺動子7をケース本体1の側壁に設けられた円弧状の凹溝8に案内させてキャップ3がケース本体1の開口部を閉じている水平な状態から、ケース本体1の側壁に沿う位置へ移動し開口部を開けている垂直な状態まで円弧状に移動可能とした構造となっている。
即ち、本発明ではキャップ3を円弧状の凹溝8に案内させることにより、キャップ3をケース本体1の軸方向に対して垂直方向から平行方向まで回動可能な構造としたものである。
より具体的には、前記円弧状の凹溝8は、印字体保持シリンダー5に取り付けられる半月状ブラケット9の外周に形成した段部9aと、クリップ4の上方に延設した円弧状の板体4aとにより形成されており、一方、前記キャップ3の一側には摺動子が延設されてキャップと摺動子とが、全体としてL字状をなすように構成されており、この摺動子7の裏面にはこの凹溝8に係合する係合突起7aが突設されていて、該係合突起7aが円弧状の凹溝8内を移動することにより、キャップ3が所定の軌跡で回動するよう構成されている。
また、保護シリンダー6の上端面は三次元的な曲面形状に形成されているとともに、キャップの下端面も前記曲面形状に密接可能な三次元的な曲面形状に形成されている。実施例のものでは、キャップ3の移動方向に対して線対称であり、正面から見て摺動子7から遠い側に大きく上方側へ膨らんだ円弧とし、更にクリップ側に向けてなだらかに下降する円弧とした三次元の曲面形状となっている(図1、図6、図7参照)。
これにより、キャップ3を円弧状に移動させた際に保護シリンダー6の上端面と干渉し合うことがなく円滑に動くようになっている。
また、保護シリンダー6は、下部に装着したコイルバネ10によって、常に上方側に付勢されており、常時は印字体2の外周を覆って保護する位置にあり、一方、押印時においては下方側へ下降して印字体2を露出させるよう構成されている。なお、この下降動作は、キャップ3の開操作に伴って自動的に行われるよう構成されている。
具体的には、保護シリンダー6にはクリップ側に向けて係止片11が突設されており、前記摺動子7に取り付けられたロック操作ボタン12の下端部がキャップ3を開操作した際に係止片11に当接し、係止片11を押し下げることで保護シリンダー6を自動的に下降させる構造となっている(図4、図5参照)。
また、キャップの開閉時において、キャップ3の開閉状態をしっかりと保持するためのロック機構が設けられている。
このロック機構は、キャップ3を閉じた状態にある時、およびキャップ3を開いた状態にある時に、キャップ3を固定して使い勝手の向上を図るものであり、具体的には、半月状ブラケット9の表面に上部側位置決め用凹部9bと下部側位置決め用凹部9cが設けられていて、前記ロック操作ボタン12の裏面に取り付けた付勢ボール13がこれら凹部9b、9cに嵌ることにより、キャップ3を所定の位置に固定する構造である。
なお、このキャップ3の固定状態を解除するには、ロック操作ボタン12を矢印方向へ押圧すれば、梃子の作用により付勢ボール13が僅かに浮き上がるので、容易に付勢ボール13の嵌合を解除することができる。(図4、図5参照)。
以上のような構成からなる本発明の印鑑のキャップ開閉操作について説明する。
通常は図1に示すような状態にあり、キャップ3を開く場合は、ロック操作ボタン12を矢印方向(図4参照)へ押すと、付勢ボール13が凹部9bから離れる。これと同時に、キャップ3をクリップ側に向けて押し下げると、摺動子7が凹溝8に案内されてキャップ3が所定の軌跡で回動する(図6、7参照)。更に、キャップ3を押し下げていくと、開口部を完全に開けた垂直な状態まで移動し、ここで付勢ボール13が凹部9cに嵌合してキャップ3が固定される。なお、この時に保護シリンダー6の係止片11もロック操作ボタン12の下端部により押し下げられるため、保護シリンダー6が自動的に下降して印字体2を開口部より露出させた状態となる(図8、9参照)。
この状態で押印するが、キャップ3はケース本体1の側壁に沿う位置にあって邪魔にならず、またキャップ3は付勢ボール13により固定されているため節度感があり、非常に優れた使い勝手を奏することとなる。一方、キャップ3を閉める場合は、逆の操作を行えばよい。
以上の説明からも明らかなように、本発明の印鑑では使用時においてキャップを邪魔にならない位置によけておくことができ、使い勝手に優れた印鑑を提供できることとなる。また、キャップを開けても置き忘れや紛失などのおそれがないため、安心して使用することができるという利点や、壊れにくい構造で優れた多耐久性を発揮できるという利点もある。
よって本発明は従来の問題点を解決した有用な印鑑として、産業の発展に寄与するところ極めて大である。
本発明の実施の形態を示す要部の正面図である。 本発明の実施の形態を示す要部の側面図である。 本発明の実施の形態を示す要部の斜視図である。 図1の断面図である。 キャップを開く工程を示す断面図である。 キャップを開いた状態を示す正面図である。 図6の斜視図である。 キャップを完全に開いた状態を示す正面図である。 図8の斜視図である。
符号の説明
1 ケース本体
1a 開口部
2 印字体
3 キャップ
4 クリップ
4a 円弧状の板体
5 印字体保持シリンダー
6 保護シリンダー
7 摺動子
7a 係合突起
8 凹溝
9 半月状ブラケット
9a 段部
9b 上部側位置決め用凹部
9c 下部側位置決め用凹部
10スプリング
11 係止片
12 ロック操作ボタン
13 付勢ボール


Claims (5)

  1. 上端開口部に開閉自在なキャップを取り付けた筒状のケース本体内に印字体が収納され、使用時にキャップを開けて印面を露出させるようにしたキャップ付きの印鑑であって、前記印字体はケース本体内に内蔵される印字体保持シリンダーの先端に取り付けられているとともに、この印字体保持シリンダーの外側には昇降自在な保護シリンダーが装着されており、一方、前記キャップの一側には摺動子が延設されてキャップと摺動子とが、全体としてL字状をなすように構成されており、この摺動子をケース本体の側壁に設けられた円弧状の凹溝に案内させて、キャップがケース本体の開口部を閉じている水平な状態からケース本体の側壁に沿う位置へ移動し開口部を開けている垂直な状態まで円弧状に移動可能としたことを特徴とする印鑑。
  2. 保護シリンダーの上端面が曲面形状に形成されているとともに、キャップの下端面が前記曲面形状に密接可能な曲面形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の印鑑。
  3. 保護シリンダーは常に上方側に付勢されて印字体の外周を覆う位置にあり、押印時には下方側へ下降して印字体を露出させるよう構成されている請求項1または2に記載の印鑑。
  4. 保護シリンダーの下降は、キャップの開操作に伴って自動的に行われるよう構成されている請求項3に記載の印鑑。
  5. キャップの開閉時において、キャップの開閉状態を保持するためのロック機構が設けられている請求項1〜4のいずれかに記載の印鑑。
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