JP2010203105A - 施解錠表示機構付き鍵および施解錠表示機構付き鍵の握り部 - Google Patents

施解錠表示機構付き鍵および施解錠表示機構付き鍵の握り部 Download PDF

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Abstract

【課題】リバーシブル型の鍵においても施解錠表示を適切に行うことができると共に、この施解錠表示をより簡易かつコンパクトな機構で実現する。
【解決手段】施解錠表示機構を、握り部の回転角度に応じて鍵ブランク2の長手方向と直交する方向に移動可能な単一の移動体50と、移動体の移動範囲を制限すると共に移動体が移動できる第1、第2の領域を備えかつ握り部に固定された案内部材40と、案内部材に対して鍵ブランクの長手方向に接近・離間でき、接近時、移動体を案内部材との間で挟持して保持することができると共に第1の領域にのみ進入可能な突起部を有し、かつ、自己の一部を鍵ブランクの先端方向に向かって握り部の外へと露出して錠前への挿入の有無をセンスするスイッチ部材20と、スイッチ部材を鍵ブランクの先端方向へと常時付勢するスプリング60と、スイッチ部材の長手方向位置を判断する表示窓11およびマーキング25aで構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、施解錠の状態を表示する機能を備えた鍵に関する。
従来、施解錠表示機構付き鍵に関する技術として、例えば、特許文献1〜3に記載のものがある。
特許文献1に記載の技術は、錠前側と鍵側の双方に磁石を組み込み、この磁石の組み合わせによって施解錠の表示を切り換えるというものである。
また、特許文献2に記載の技術は、鍵の挿入方向と直行する方向に形成された溝内に重力によって移動することができる小球を配置しておき、更にこの溝の途中をスライド可能な仕切り(突起部)で仕切っておく。この仕切りはバネにより付勢され通常は溝を仕切っているが、鍵を錠前に挿入した際、その挿入反力によって仕切りがスライドし、小球が移動可能となるように構成されている。即ち、鍵を差し込んだ状態でこの鍵を回すと、解放された溝内を小球が重力によって下方向に移動するため、この小球の位置によって施解錠の状態を表示するというものである。
特開平10−196175号公報 特開2006−16946号公報
しかしながら、上記特許文献1の鍵にあっては、錠前側と鍵側の双方に磁石を組み込む必要があり、既存の鍵に施解錠の表示を容易に追加することができない。
また、上記特許文献2の鍵にあっては、表裏(上位下)関係なく使用されるリバーシブル型の鍵に適用した場合、必ずしも正確に施解錠を表示することができないといった問題がある。
このような問題点を考慮し、出願人は既に、特願2008−127839において、「鍵ブランクに結合された把持部の内部空間に、錠前に対する鍵ブランクの差し込み方向に直交する方向に移動可能なボール体を収納し、施解錠操作時に前記鍵ブランクを回転させることにより、前記ボール体を重力で移動させて保持し、その保持された位置に応じて施錠または解錠の位置が表示されるように構成されたことを特徴とする、施解錠表示機構付き鍵」の発明、並びに、「錠前の鍵穴に抜き差しされる鍵ブランクと、該鍵ブランクに結合され内部に空間を形成した把持部と、該把持部の内部空間に設けた施解錠表示手段と、を具備する施解錠表示機構付き鍵であって、前記施解錠表示手段を、前記鍵ブランクの長手軸線における延長上の前記内部空間に設けたボール体、該ボール体の移動を許容して保持する保持部、該保持部に対向する前記把持部に形成され、前記保持部を移動する前記ボール体を解錠位置および施錠位置へガイドする案内溝、および該保持部と係脱自在に設けられ前記鍵ブランクが抜き差しされる方向に直交する方向に移動可能なスライダで形成し、前記鍵ブランクを前記錠前の鍵穴に差し込んで施解錠操作するときのみ、前記スライダが前記保持部に対する係合から解脱する一方で、前記保持部と前記スライダとによる前記ボール体の拘束が解除され、前記鍵ブランクの回転に連動して前記スライダと共に前記ボール体が前記鍵ブランクの挿入方向に対して直交する方向へ重力により落下することにより、前記ボール体が施錠位置または解錠位置に移動して保持されるように構成したことを特徴とする、施解錠表示機構付き鍵」の発明、更には、「錠前の鍵穴に抜き差しされる鍵ブランクと、該鍵ブランクに結合され内部に空間を形成した把持部と、該把持部の内部空間に設けた施解錠表示手段と、該施解錠表示手段に係脱する係脱作動手段と、を具備する施解錠表示機構付き鍵であって、前記施解錠表示手段を、前記鍵ブランクの長手軸線における延長上の前記内部空間に設けたボール体、前記長手軸線に直交する方向に指向すると共に該ボール体を着座させる保持部、該保持部に対向する前記把持部に形成され、前記保持部を移動する前記ボール体を解錠位置および施錠位置へガイドする案内溝、および該保持部と係脱可能に設けられ前記長手軸線に対して直交する方向に移動可能なスライダで形成し、施解錠操作をしないとき、前記スライダは前記保持部と前記係脱作動手段との間に挟持されて移動を拘束され、かつ、前記ボール体は前記保持部および前記スライダにより移動を拘束され、前記鍵ブランクを鍵穴に差し込んで施錠操作または解錠操作をするときには、前記係脱作動手段が前記錠前に衝合することにより、前記係脱作動手段が前記スライダから離反して前記スライダの拘束を解除し、かつ、鍵ブランクの回転に連動して前記スライダと共にボール体が重力により落下することにより、前記ボール体が前記案内溝にガイドされて解錠位置または施錠位置に移動し、前記スライダおよび前記保持部により拘束保持されるように構成したことを特徴とする、施解錠表示機構付き鍵」の発明を提案し、施解錠表示機構を、リバーシブル型の鍵に適用することを実現している。
しかしながらこの提案済の発明は、部品点数が多く組み付けに手間とコストがかかる。また、これら部品点数の多い複雑な機構部分が鍵の握り部に集中しているため握り部が必然的に大きくなり、操作面において更には意匠面において自由度が制限されるという改良の余地があった。
更に、施解錠表示が鍵の握り部の上面(端面)に備わっていることから、施解錠の表示を一見してわかるように大きく表示しようとすれば、それは握り部の厚みを大きくすることに等しく、操作面および意匠面との兼ね合いから自由度が低いといった改良の余地があった。
本発明は、上記改良点を考慮に入れ、更に優れた施解錠表示機構を備えた鍵(およびその握り部)を提供するべくなされたものであって、リバーシブル型の鍵においても施解錠表示を適切に行うことができると共に、この施解錠表示をより部品点数が少なくかつコンパクトな機構で実現することをその課題としている。
本発明は、鍵ブランクと該鍵ブランクを支持すると共に施解錠表示機構を収めた握り部を備える鍵であって、前記施解錠表示機構が、前記鍵ブランクを錠前に挿入することにより錠前側に当接して前記鍵ブランクの長手方向にスライドするスライド部材と、該スライド部材を前記鍵ブランクの先端方向へと常時付勢する付勢部材と、該スライド部材のスライド位置を握り部の回転方向の操作に応じて異なる位置に固定するロック機構と、前記スライド部材のスライド位置を判断する位置判断手段と、を有してなることを特徴とする。
即ち、握り部の回転によって移動する小球などの位置によって施解錠の状態を外部に表示するのではなく、鍵ブランクを錠前に挿入することによってスライドするスライド体そのものを所定の条件下で所定の位置に固定し、この固定された位置によって施解錠の状態を判断しようとするものである。例えば、鍵を錠前に挿入するとスライド部材の一部が錠前に当接して初期位置からスライド移動する。このスライドした状態で握り部を回転させると、その回転方向や回転角度などの諸条件を勘案して一定の条件を満たした場合にのみロック機構が働き、このスライド体の位置を初期位置とは異なる位置に固定する。一方、一定の条件を満たさない場合には固定せずスライド体が付勢部材による付勢によって初期位置まで戻される。その結果、スライド体の位置を見ることで施解錠の状態を判断できる。なお、ロック機構が解除される場合も同様である。
より具体的には、鍵ブランクと該鍵ブランクを支持すると共に施解錠表示機構を収めた握り部を備える鍵であって、前記施解錠表示機構が、前記握り部の回転角度に応じて重力により前記鍵ブランクの長手方向と直交する方向に移動可能な単一の移動体と、該移動体の移動範囲を制限すると共に前記握り部の回転方向に応じて前記移動体が移動する第1、第2の領域を備えかつ前記握り部に固定された案内部材と、前記案内部材に対して前記鍵ブランクの長手方向に接近・離間でき、接近時、前記移動体を前記案内部材との間で挟持して保持することができると共に前記第1の領域にのみ進入可能な突起部を有し、かつ、自己の一部を前記鍵ブランクの先端方向に向かって前記握り部の外へと露出して錠前への挿入の有無をセンスするスイッチ部材と、該スイッチ部材を前記鍵ブランクの先端方向へと常時付勢する付勢部材と、前記スイッチ部材の前記長手方向位置を判断する位置判断手段と、を有して構成する。
移動体は、握り部の回転方向や角度に応じて第1の領域若しくは第2の領域のいずれかの位置に移動する。その後、鍵ブランクを錠前から抜くと、付勢部材によってスイッチ部材が鍵ブランクの先端方向へと押し戻されるが、移動体が第1の領域に在るときは、スイッチ部材に形成された突起部が移動体に当接する。一方、移動体が第2の領域に在るときは、スライド部材の突起部は第1の領域内に進入できる。即ち、移動体が第1の領域に在るときと第2の領域に在るときで、移動体を両部材が挟持する相対位置(案内部材とスイッチ部材との相対位置)が変化する(ロック機構)。案内部材は握り部側に固定されているので、その相対位置の変化はスイッチ部材の位置の変化として現れる。このスイッチ部材の位置の変化を見ることによって、施解錠の状態を判断することが可能となっている。
なお、施解錠を表示するための機構の主要部分を、単一の移動体、案内部材、スイッチ部材、付勢部材という僅か4つの部材で実現しているため、部品点数が少なく組み付けが容易であり、更にパンタグラフ構造のような部材の複雑な動きも伴わないため、繰り返し精度を高く維持することができ、耐久性にも優れている。
また、前記位置判断手段を、前記握り部に形成された表示窓と、前記スライド部材における当該表示窓から視認できる位置に形成されたマーキングと、を有した構成とすることが望ましい。
このような構成とすれば、表示窓に表示されるマーキングの有無、あるいはマーキングの種類を見るだけでスイッチ部材の位置、更には施解錠の状態を判断することができる。なお、このマーキングは、例えば、文字、図形、記号、若しくはこれらの結合であってもよく、更に、スイッチ部材自体の形状、模様、色彩、若しくはこれらの組み合わせであってもよい。
また、前記表示窓を、握り部の表面または裏面のいずれか、もしくは両方に形成することによって、見やすく、判断しやすい施解錠表示を実現できる。また、表示窓が握り部の表面または/および裏面に設けられていることから、例えば表示窓を大きくしてより見やすく構成した場合でも、握り部の厚みを大きくする必要はなく、操作面、意匠面において自由度が制限されることもない。
また、前記案内部を、平面視略矩形の有底四角筒体であって、前記移動体の移動範囲を制限する壁面の四辺中央がそれぞれ内側に隆起して隆起部を形成し、かつ、短辺側の前記隆起部を結ぶ仮想線上であって長辺側の前記隆起部を結ぶ仮想線との交点から等距離の位置に、前記移動体の移動をガイドするガイド突起が1つずつ形成するように構成することが望ましい。
このような構成とすることによって、移動体が移動する第1、第2の領域を形成できると共に、移動体を、移動体の初期位置、握り部の回転方向および回転角度によって、適切に第1、第2の領域のいずれかに振り分けて案内することが可能となっている。また、樹脂などを用いて容易に一体成形することも可能であり、部品点数の増加を防止している。
具体的には、前記短辺側の前記隆起部を結ぶ仮想線を境として一方側を前記第1の領域、他方側を第2の領域とし、更に、前記第1、第2の領域を、前記長辺側の前記隆起部を結ぶ仮想線を境に反転して構成する。
即ち、交点を中心にX字状に四方に分岐する4つの移動領域のうちクロス配置される一対の領域の一方が第1の領域であり、他方が第2の領域となっている。このように構成することで、リバーシブル型の鍵への適用も問題とならない。
また、前記第1の領域には、前記スイッチ部材に形成された突起部を貫通させることが可能な貫通孔を形成しておくことが望ましい。
貫通孔を形成しておくことによって、(スイッチ部材の)突起部が案内部材に誤って接触してしまうことを未然に防止できると共に、突起部を長く構成することが可能となり、移動体の有無による相対位置(案内部材とスイッチ部材が移動体を挟持する位置)の差を大きく確保することができる。
また、前記ガイド突起の少なくとも前記交点側の側面を円弧状に形成することが望ましい。または、前記ガイド突起を、平面視丸型に形成することが望ましい。
このように構成することで、移動体の移動をスムーズにガイドし、施解錠表示の正確性を向上させることが可能となる。
また、前記移動体を、棒状部材の両端部のみが大きく形成された骨型に形成することが望ましい。
このような構成とすることで、移動体を単一体で構成することができると共に、2つの球体の動きで実現していた機能を単一の移動体でも実現することができる。また、樹脂などにより一体成形することも容易であり、部品点数の増加を防止している。。
なお、本発明は、見方を変えると、施解錠表示機構を収めた鍵の握り部であって、前記施解錠表示機構が、前記握り部の回転角度に応じて取り付けられる鍵ブランクの長手方向と直交する方向に移動可能な単一の移動体と、該移動体の移動範囲を制限すると共に前記握り部の回転方向に応じて前記移動体が移動する第1、第2の領域を備えかつ前記握り部に固定された案内部材と、前記案内部材に対して前記鍵ブランクの長手方向に接近・離間でき、接近時、前記移動体を前記案内部材との間で挟持して保持することができると共に前記第1の領域にのみ進入可能な突起部を有し、かつ、自己の一部を前記鍵ブランクの先端方向に向かって前記握り部の外へと露出して錠前への挿入の有無をセンスするスイッチ部材と、該スイッチ部材を、常時、前記鍵ブランクの先端方向へと付勢する付勢部材と、前記スイッチ部材の前記長手方向位置を判断する位置判断手段と、を有してなることを特徴とする鍵の握り部として捉えることも可能である。
即ち、鍵ブランクを適宜取り替えることによって様々な形態の鍵に対応することができ、また、既存の鍵ブランクに対してこの握り部を取り付けることによって、容易に施解錠表示機構を備えた鍵を提供することが可能である。
本発明によれば、少ない部品点数で施解錠表示機構を実現できるため、組み付け作業が容易となりコストも削減できる。また、少ない部品点数でコンパクトに構成できるため、握り部の設計の自由度が向上し操作面および意匠面に優れた鍵(握り部)を提供できる。
本発明の実施形態の一例を示す施解錠表示機構を備えた鍵の正面(表面)図である。 鍵の内部構造を示した一部分解斜視図である。 スイッチ部材(スライド部材)の斜視図である。 (a)はスイッチ部材(スライド部材)の右側面図である、(b)はスイッチ部材(スライド部材)の正面図である、(c)は図4(b)の矢視c−c線に沿う断面図、(d)は図4(b)の矢視d−d線に沿う断面図である、(e)はスイッチ部材(スライド部材)の背面図である。 (a)は案内部材の斜視図である、(b)は同平面図である、(c)は図5(b)の矢視c−c線に沿う断面図である (a)は移動体の斜視図である、(b)は同正面図である、(c)は同底面図である。 ストッパの斜視図である 握り部の回転に応じて、移動体が案内部材に案内される過程を示した図であって、(a)は初期状態を示した図である、(b)は握り部を右に90°回転させた状態を示した図である、(c)は(b)の状態から左に90°回転させて握り部を元の位置に戻した状態を示した図である、(d)は初期状態から握り部を左に90°回転させた状態を示した図である、(c)は(d)の状態から右に90°回転させて握り部を元の位置に戻した状態を示した図である、(e)は鍵を錠前に挿入する際に移動体が上方に位置していた場合を示した図である。 鍵ブランクが錠前に差し込まれた状態を示す一部分解斜視図である。 鍵ブランクが錠前に差し込まれていない状態を示す一部分解斜視図であって、移動体が第1の領域に位置している場合の状態を示した図である。 鍵ブランクが錠前に差し込まれていない状態を示す一部分解斜視図であって、移動体が第2の領域に位置している場合の状態を示した図である。 握り部の回転角度に応じて案内部材と移動体の位置関係を示した概略図である。 案内部材内を移動体が移動する過程を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例を示す施解錠表示機構を備えた鍵の正面図、図2は、鍵の内部構造を示した一部分解斜視図である。
〈施解錠表示機構を備えた鍵の構成〉
施解錠表示機構付き鍵(以下、単に「鍵」ともいう)1の外観は、図1に示している通り、主に、鍵ブランク2と、鍵ブランク2を支持固定する握り部3とからなる。また、握り部3の内部には施解錠表示機構4が設けられている。
鍵ブランク2は、加工し易く耐摩耗性を有する金属、例えば、洋白等から形成され、錠前(図示していない)の鍵穴に挿し込んで所要角度回動して施錠または解錠を行う。本実施形態の場合、鍵1は水平な状態にして鍵穴に差し込み、この状態から時計回り(右)または半時計回り(左)へ90°回転することで施解錠操作ができるリバーシブル鍵である。
握り部3は、合成樹脂材料、例えばABS樹脂などによって構成され、内部空間5が形成されている。また握り部3は表面側および裏面側で分割される2ピース構造のケース10を主体に構成され、ケース10の表面側には表示窓11が形成されている。なお符号70は、紐などを通して鍵1を係止するため紐通し部材である。
ケース10の内部には、施解錠表示機構4が収容されている。この施解錠表示機構4は、スイッチ部材20、案内部材40、移動体50、コイルバネ(付勢部材)60および位置判断手段6から構成されている。
スイッチ部材20は、図3および図4に示しているように、略矩形平板状の挟持板21と、マーキング25aが施された表示部25と、ケース10の外に一部を露出して、錠前への挿入の有無をセンスする検知部27(27a、27b)と、挟持板21と表示部25とを繋ぐステム部24を有してなる。本実施形態ではこれらは全て樹脂により一体成形されている。またこのスイッチ部材20は、ケース10内を所定の範囲で、鍵ブランク2の長手方向に進退動可能とされている。
挟持板21の下面(図4において下面)側には、当該挟持板21の長手方向両端から突起部23がそれぞれ形成されている。この突起部23はいずれも挟持板21から検知部27の方に向かって(即ち下方に向かって)延在して形成される。また、一方の突起部23aは正面側に寄って形成され、他方の突起部23bは背面側に寄って形成されている。即ち、段違いとなるように形成されている。また同様に挟持板21の下面には、略小判型の2つの凸面部22が形成されている。図面からも容易に理解できるように、この凸面部22は突起部23よりも短く(低く)形成されている。
挟持板21の正面側端の中央から下方に伸びるステム部24は、その断面が略三角形とされており、後述する案内部材40の外周面の凹部45(詳細は後述する)に丁度嵌り込める形状となっている。
表示部25は、ステム部24に比べて幅広に構成され、正面側の上部にはマーキング25aが施されている。このマーキング25aは、施解錠の状態をケース10に設けられた表示窓11を介して外部に表示する役割を果たす。また、マーキング25aは、図面上ではクロスハッチングとして示しているが、これに限定されず、「開」、「閉」等の文字やそれを意味する図形、記号、更にはこれらを組み合わせたものであってもよい。更には、表示部25自体の形状や、模様、色彩やこれらの組み合わせによって表現されていてもよい。
検知部27は、2股に分かれた構成とされ、第1の検知部27aと第2の検知部27bとからなる。両検知部27a、27bの間の隙間Gは、鍵ブランク2が挿入される部分であり、鍵ブランク2に対する「逃げ」の役割を果たす。また、両検知部27a、27bの先端面は円弧状に形成されている。
なお、符号26は張出部であり、ケース10の内面に摺動可能な程度に当接し、ケース10に対するスイッチ部材20の位置決め(図2において上下方向の位置決め)を行う。
このスイッチ部材20は、図2に示しているように、ケース10の内部空間5に収容される。但し、検知部27の先端に限ってはケース10がら外部へと露出している。この露出は、鍵ブランク2のイ根本から鍵ブランク2にそって先端方向へと延在するように露出している。また、スイッチ部材20の張出部26は、ケース10の第1ガイド壁10aに当接するように組み込まれる。また、スイッチ部材20の挟持板21の両側面が、第2ガイド壁10bに当接するように組み込まれる。このように、スイッチ部材20は、鍵ブランク2の長手方向には進退動(スライド)することができるが、長手方向と直交する方向には殆ど動くことができない構成とされている。
案内部材40は、図5に示しているように、平面視略矩形の有底四角筒体である。底面41を全周に渡ってとり囲むように壁面42が形成されている。この壁面42は、移動体(詳細は後述する)50の移動範囲を制限する機能を有している。壁面42の四辺中央がそれぞれ内側に所定の角度で隆起して隆起部42を形成し、かつ、短辺側の隆起部42aを結ぶ仮想線v1上であって長辺側の隆起部42bを結ぶ仮想線v2との交点cpから等距離の位置に、移動体50の移動をガイドするガイド突起43が1つずつ形成されている。また、底面41における短辺側の隆起部42a近傍にはそれぞれ貫通孔44が形成されている。この貫通孔44は、スイッチ部材20の挟持板21に形成された突起部23を貫通させるための孔である。
また、案内部材40においては、上記2本の仮想線v1、v2によって4つに仮想的に区画されるが、このうち貫通孔44の大部分が位置している領域が第1の移動領域α、それ以外が第2の移動領域βである。即ち、短辺側の隆起部42aを結ぶ仮想線v1を境として一方側が第1の領域αであり他方側が第2の領域βであり、更に、この第1、第2の領域α、βが、長辺側の隆起部42bを結ぶ仮想線v2を境に反転して位置している。
なお、この案内部材40はケース10に固定されている。また外周面に形成された2つの凹部45のいずれか一方に、スイッチ部材20のステム24が嵌り込む態様で、かつ、底面41が鍵ブランク2の先端方向に位置するようにケース10内に配置されて組み込まれている。その結果、スイッチ部材20が鍵ブランク2の先端方向に移動すると挟持板21が案内部材40側に接近するような構成とされている。この時、後述する移動体50が案内部材40の第1の領域αに在るときは突起部23が移動体50に当接するためこの当接した位置で固定されるような構成とされ、一方、移動体50が案内部材40の第2の領域βに在るときは、突起部23は貫通孔44を貫通してより案内部材40に接近し、凸面部22が移動体50に当接した時点で固定されるような構成とされている。
移動体50は、図6に示しているように、棒状の部材の両端部のみが平面視円形に大きく形成されており、その結果として、所謂「骨型」の形状に構成されている。即ち、2つの円柱部52とこれを繋ぐ連結部54とから構成されている。また、連結部54の厚み(図6において高さ方向の厚み)は円柱部52の厚みよりも薄く構成されており。これにより隙間G2が形成されている。なおこの隙間G2の高さは、前述した案内部材40のガイド突起43の高さより大きく形成され、移動体50が案内部材40の中で移動する際に、連結部54とガイド突起43とが接触しないように構成されている。また、両端部の形状は必ずしも円柱形状でなくともよく、例えば球体、半円体、半球体などの形で構成することも可能である。
なおこの移動体50は、今まで2つの球体で実現して機能を単一の部材で実現するためのものであり、謂わば、今までの2つの球体を連結部材でさせたものに相当する。またこの移動体50は、案内部材40の中に隙間G2を下方向にして組み込まれる。その結果、この移動体50は、案内部材40の底面41とスイッチ部材20の挟持板21によって挟持されることが可能な構成となっている。
コイルバネ(付勢部材)60は、図2に示しているように、スイッチ部材20を鍵ブランク2の先端方向へと常時付勢するためのものであり、スイッチ部材20の挟持板21の上面側に配置されている。バネレートは適宜選択可能であるが、スイッチ部材20を十分に付勢できると共に、鍵ブランク2を錠前に差し込む際に、過度の負担増加とならない程度に設定される。なお、本実施形態では挟持板21の上面側に配置されているが、必ずしもこの位置に配置されていることが要件とはならない。また、複数のコイルバネで構成してもよいし、スイッチ部材20を付勢できる限りにおいて、コイルバネ以外の弾性体(例えばゴム、板バネ、皿バネなど)を広く適用することも可能である。
位置判断手段6は、図1および図2に示しているように、本実施形態においては、スイッチ部材20の表示部25に施したマーキング25aと、このマーキング25aを外部から視認するためケース10の表示窓11とで構成される。即ち、施錠状態にあるか解錠状態にあるかによって表示窓11から視認できるマーキング25aが見えたり見えなくなったりするように構成されている。若しくは施錠状態で表示されるマーキング25aと解錠状態で表示されるマーキング25aとが変化するように構成されている。
なお符号80は、ストッパである(図7参照)。このストッパ80は、案内部材40に移動体50を収容した上で、案内部材40に蓋をする態様で取り付けられ、移動体50が案内部材40から飛び出すことを防止するための部材である。このストッパ80には、2つの凹部80aが形成されている。この凹部80aは、スイッチ部材20の挟持板21に形成されている凸面部22を逃がすためのものであり、この凹部80aを介して挟持板21が移動体50を挟持(案内部材40の底面41との間で挟持)することができる。
なお、握り部3はABSなどの合成樹脂材の他にも、アルミダイキャスト、粉末冶金で焼成して成形するなど、他の樹脂以外の素材を用いて形成することも可能である。
〈施解錠表示機構を備えた鍵の施解錠操作〉
続いて、図8〜図13を参照しつつ、鍵1の施解錠操作とそれに伴う作用について説明する。なお、以下の実施形態では、錠前の鍵穴に鍵1の握り部3を水平に把持した状態で挿入し、その状態から時計回り(右回り)に90°回転させた後90°戻す操作が解錠操作であり、一方、反時計回り(左回り)に90°回転させた後90°戻す操作が施錠操作となっている。また、鍵ブランク2は両面いずれの側も挿入することができるリバーシブル型を前提としている。もちろんリバーシブル型に適応でてき以上、挿入方向が決まっている非リバーシブル型の鍵ブランクにも当然適用可能である。
なお、図8においては、案内部材40と移動体50の動きを模式的に示しているため、細部を意図的に図示していない。また、案内部材40の周りに示すα、βの記号は、当該記号が付されている近傍が第1の領域αであるのか若しくは第2の領域βであるのかを示している(図9〜11において同じ)。
(初期状態)
以下、図8(a)の状態を、説明の都合上初期状態として説明する。ここでは移動体50が案内部材40の第1の領域αに位置しているため、スイッチ部材20の挟持板21に形成されている突起部23の先端が移動体50に当接し、スイッチ部材20はそれ以上鍵ブランク2の先端側に移動することができない。また、この状態の時は、表示窓11からマーキング25aは視認できず、スイッチ部材20の表示部25の地色が視認できるのみである。なおここではこの状態を解錠状態として説明するが、反対にこの状態を施錠状態としてもよい。
(初期状態の鍵を錠前に押しつけた場合)
初期状態で鍵ブランク2を錠前に挿入すると、図9に示しているように、検知部27の先端面が錠前90に当接するため、スイッチ部材20がスライドする。その結果、初期状態で突起部23と案内部材40(の底面41)で挟持されていた移動体50の挟持が解除され、移動体50は自由に移動できるようになる。図8(a)で示したように、もともと移動体50が下側に位置していた場合には、解除後もそれ以上移動することはなく、それまでの位置関係を保ったままの状態となる。一方、図8(f)として示しているように、移動体50がもともと上方に位置していた場合には、解除により自由落下する。ただしこの場合でも、案内部材の隆起部42bおよびガイド突起43の存在によって、必ず第1の領域α側にのみ落下して移動するようになっている。その結果、図8(a)と同じ状態となる。
(初期状態から解錠操作を行った場合)
次に、a→b→cの流れとして図8に示されているように、初期状態、即ち、既に解錠状態となっている鍵を誤って更に解錠操作した場合について説明する。解錠操作は時計回り(右回り)に90°回転させた後90°戻されるが、時計回り(右回り)に90°回転させても図8(b)に示すように、案内部材40と移動体50との位置関係に何ら変化はない。その後90°戻した場合も同じであり、初期状態と同じ状態に戻るだけである。即ちこのまま錠前から鍵ブランク2を抜いても、施解錠表示に変化はなく、解錠表示がされたままの状態となる(図9参照)。このように誤って反対方向に操作した場合も、施解錠の表示が誤った表示となることがない。
(初期状態から施錠操作を行った場合)
次に、次に、a→d→eの流れとして図8に示されているように、初期状態、即ち、解錠状態となっている鍵を施錠操作した場合について説明する。施錠操作は反時計回り(左回り)に90°回転させた後90°戻される。反時計回り(左回り)に90°回転させると図8(d)に示すように、移動体50の一端(隆起部42aに係合している側の端)が重力より落下し、第2の領域β側に移動する。その後90°戻しても、図8(e)に示すように、移動体50は第2の領域βに位置したままとなる。この状態で錠前から鍵ブランク2を抜いた場合、スイッチ部材20の突起部23の先端は移動体50に当接することなく、案内部材40の底面41に形成された貫通孔44を貫通する(図11参照)。その結果、スイッチ部材20は、初期状態に比べて、より鍵ブランク2の先端方向に移動して固定されるため、表示窓11から視認できる位置にマーキング25aがスライドして移動する。即ち、施解錠表示が「施錠状態」となる。なお、図示していないが、施錠状態の鍵を更に施錠操作した場合も、解錠状態の鍵を更に解錠操作した場合と同じく、移動体50の在る領域が変化することはなく、施錠状態の表示が継続する。
なお、本実施形態の案内部材40と移動体50の組み合わせにより、中途半端な施解錠操作では移動体50が第1の領域αから第2の領域βに移動したり、反対に、第2の領域βから第1の領域αに移動したりしないようになっている。より具体的には、図12(a)に示しているように、案内部材40の傾き、即ち握り部3の回転角度θが30°程度の場合は、隆起部42aの存在によって移動体50の領域が変化することはない。領域の変化は、本実施形態では、図12(b)に示しているようにθが70°程度となった時点で行われる。この変化する程度の調整は、隆起部42aの隆起する程度や角度を調整することで適宜調整することが可能となっている。
また、図13に示しているように、移動体50が、重力によって上方から下方へと落下するように移動する場合においても、案内部材40に形成されているガイド突起43の側面形状によって、引っ掛かりが生じることなくスムーズな移動を実現している。また、誤って領域が変化してしまうこともない。即ち、第1の領域αに在った移動体は必ず第1の領域αへと、第2の領域βに在った移動体は必ず第2の領域βへと振り分けられる形状となっている。
このように、施錠確認表示機構付き鍵1の施解錠操作により、表示窓11を通して視認できるマーキング25a変化することで、施錠状態にあるか解錠状態にあるかを容易に判断でき便利である。
なお本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
1 鍵
2 鍵ブランク
3 握り部
4 施解錠表示機構
5 内部空間
10 ケース
11 表示窓
20 スイッチ部材(スライド部材)
21 挟持板
22 凸面部
23 突起部
24 ステム部
25 表示部
26 張出部
27 検知部
40 案内部材
45 凹部
50 移動体
60 スプリング(付勢部材)
70 紐通し部材
80 ストッパ

Claims (12)

  1. 鍵ブランクと該鍵ブランクを支持すると共に施解錠表示機構を収めた握り部を備える鍵であって
    前記施解錠表示機構が、
    前記鍵ブランクを錠前に挿入することにより錠前側に当接して前記鍵ブランクの長手方向にスライドするスライド部材と、
    該スライド部材を前記鍵ブランクの先端方向へと常時付勢する付勢部材と、
    該スライド部材のスライド位置を握り部の回転方向の操作に応じて異なる位置に固定するロック機構と、
    前記スライド部材のスライド位置を判断する位置判断手段と、を有してなることを特徴とする、
    鍵。
  2. 鍵ブランクと該鍵ブランクを支持すると共に施解錠表示機構を収めた握り部を備える鍵であって、
    前記施解錠表示機構が、
    前記握り部の回転角度に応じて重力により前記鍵ブランクの長手方向と直交する方向に移動可能な単一の移動体と、
    該移動体の移動範囲を制限すると共に前記握り部の回転方向に応じて前記移動体が移動する第1、第2の領域を備えかつ前記握り部に固定された案内部材と、
    前記案内部材に対して前記鍵ブランクの長手方向に接近・離間でき、接近時、前記移動体を前記案内部材との間で挟持して保持することができると共に前記第1の領域にのみ進入可能な突起部を有し、かつ、自己の一部を前記鍵ブランクの先端方向に向かって前記握り部の外へと露出して錠前への挿入の有無をセンスするスイッチ部材と、
    該スイッチ部材を前記鍵ブランクの先端方向へと常時付勢する付勢部材と、
    前記スイッチ部材の前記長手方向位置を判断する位置判断手段と、を有してなることを特徴とする、
    鍵。
  3. 前記位置判断手段が、前記握り部に形成された表示窓と、前記スライド部材における当該表示窓から視認できる位置に形成されたマーキングと、を有してなることを特徴とする、
    請求項2に記載の鍵。
  4. 前記表示窓が、握り部の表面または裏面のいずれか、もしくは両方に形成されていることを特徴とする、
    請求項3に記載の鍵。
  5. 前記案内部材が、平面視略矩形の有底四角筒体であって、前記移動体の移動範囲を制限する壁面の四辺中央がそれぞれ内側に隆起して隆起部を形成し、かつ、短辺側の前記隆起部を結ぶ仮想線上であって長辺側の前記隆起部を結ぶ仮想線との交点から等距離の位置に、前記移動体の移動をガイドするガイド突起が1つずつ形成されていることを特徴とする、
    請求項2〜4のいずれかに記載の鍵。
  6. 前記短辺側の前記隆起部を結ぶ仮想線を境として一方側が前記第1の領域であり他方側が第2の領域であることを特徴とする、
    請求項5に記載の鍵。
  7. 更に、前記第1、第2の領域が、前記長辺側の前記隆起部を結ぶ仮想線を境に反転していることを特徴とする、
    請求項6に記載の鍵。
  8. 前記第1の領域には、前記スイッチ部材に形成された突起部を貫通させることが可能な貫通孔が形成されていることを特徴とする、
    請求項7に記載の鍵。
  9. 前記ガイド突起の少なくとも前記交点側の側面が円弧状に形成されていることを特徴とする、
    請求項5〜8のいずれかに記載の鍵。
  10. 前記ガイド突起が、平面視丸型に形成されていることを特徴とする、
    請求項5〜8のいずれかに記載の鍵。
  11. 前記移動体が、棒状部材の両端部のみが大きく形成された骨型をなしていることを特徴とする、
    請求項2〜10のいずれかに記載の鍵。
  12. 施解錠表示機構を収めた鍵の握り部であって、
    前記施解錠表示機構が、
    前記握り部の回転角度に応じて取り付けられる鍵ブランクの長手方向と直交する方向に移動可能な単一の移動体と、
    該移動体の移動範囲を制限すると共に前記握り部の回転方向に応じて前記移動体が移動する第1、第2の領域を備えかつ前記握り部に固定された案内部材と、
    前記案内部材に対して前記鍵ブランクの長手方向に接近・離間でき、接近時、前記移動体を前記案内部材との間で挟持して保持することができると共に前記第1の領域にのみ進入可能な突起部を有し、かつ、自己の一部を前記鍵ブランクの先端方向に向かって前記握り部の外へと露出して錠前への挿入の有無をセンスするスイッチ部材と、
    該スイッチ部材を、常時、前記鍵ブランクの先端方向へと付勢する付勢部材と、
    前記スイッチ部材の前記長手方向位置を判断する位置判断手段と、を有してなることを特徴とする、
    鍵の握り部。
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