JP5324851B2 - ブラインド - Google Patents

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Description

本発明は、ブラインドに関し、特に、ブラインドの高さ寸法を調整することが可能なブラインドに関する。
従来この種のブラインドとしては、特許文献1に記載されたものが知られている。このブラインドでは、ラダーコードの下端部の前後の垂直コードまたは該前後の垂直コードを連結する中段コードを、ボトムレールに取付け及び取り外し可能となったホルダに形成される係止部に固定し、該ホルダをボトムレールに取り付けることにより、ラダーコードにボトムレールを連結するようになっている。ボトムレールから取り外したホルダを、水平面内で半回転毎に回転させて、ホルダの係止部に係止されるラダーコードの長さを変化させることにより、ホルダとボトムレールとの間に収容されるラダーコードの量が変化し、ホルダから導出されるラダーコードの垂直コードの長さが変化するため、ブラインドの高さ寸法を調整することができる。
特開2001−323753号公報
しかしながら、特許文献1に記載のブラインドにおいては、ラダーコードの長さを調整する際に、ホルダをボトムレールから取り外し、ホルダをボトムレールから完全に分離させた状態で使用者がホルダを水平面内で回転させて、前後の垂直コードを互いに捻じる必要があり、このとき、ホルダは使用者によってのみ支持されており、つまり使用者は常にホルダを支持しながら回転しなければならず、作業しにくいという問題がある。
また、ホルダのボトムレールへの取付けは、ホルダの前後に形成された第2係止部をボトムレールの前後に突設された被係止部に係止することによって行われており、この係止はホルダを安定した状態で保持するために、ある程度の強い係止力で保持する必要がある。このため、ホルダをボトムレールから取り外すためには、治具などを使用する必要があり、作業性に問題がある。
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、ブラインドの高さ調整を簡単に行うことができるブラインドを提供することをその目的とする。また、本発明の他の目的は、ホルダのボトムレールからの解放を容易に行うことができるブラインドを提供することである。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ヘッドボックスから吊り下げられたラダーコードによって多数のスラットが整列状態に支持され、ラダーコードの下端部がボトムレール内に配置される巻取軸に巻取り及び巻解き可能に連結されたブラインドにおいて、
巻取軸は、ボトムレールに取り付けられるホルダと一体回転可能に設けられ、ホルダは、ラダーコードをボトムレールと共に保持する保持状態と、ボトムレールから離反してラダーコードの保持を解除する保持解除状態と、に切換え可能であり、ホルダの保持解除状態において、巻取軸はボトムレールからの完全分離が防止されてホルダを巻取軸に支持させつつボトムレールに対して巻取軸とホルダとが一体に回転可能となることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、ホルダが、ボトムレールに対する相対移動操作により、保持状態と保持解除状態とに切換えられることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のものにおいて、ホルダが保持状態にあるときに、ホルダはボトムレールの下面に圧接されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のものにおいて、巻取軸が、ホルダを前記保持状態にする第1位置と、ホルダを前記保持解除状態にする第2位置との間で係合位置を切換え可能な係合部を備えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載のものにおいて、巻取軸が、ボトムレールに定位置で軸支されており、ホルダは、巻取軸に対して垂直方向にのみ相対移動可能になったホルダ部と、巻取軸及びホルダ部に対して水平方向及び垂直方向に相対移動可能になったスライダ部と、を有し、スライダ部のホルダ部に対する水平方向の相対移動によって、前記ホルダが保持状態と保持解除状態とに切換えられることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載のものにおいて、スライダ部が、係合部と係合してホルダを第1位置にする第1段部と、係合部と係合してホルダを第2位置にする第2段部と、を備えることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項4記載のものにおいて、ホルダは、巻取軸と一体的に構成され、ボトムレール内には、係合部と係合してホルダを第1位置にする第1段部と、係合部に係合してホルダを第2位置にする第2段部とが設けられることを特徴とする。
本発明によれば、巻取軸はボトムレールからの脱落が防止されており、ホルダをラダーコードの保持を解除する保持解除状態にしても、巻取軸は、ボトムレールからの完全分離が防止されているために、ホルダを巻取軸に支持させながら巻取軸と共に回転させることができる。このため、ホルダを操作し易く、巻取軸へのラダーコードの巻取り/巻解き作業が容易になり、ブラインドの高さ寸法を簡単に調整することができる。ホルダを回転操作することで、巻取軸へのラダーコードの巻取り/巻解き作業ができるので、治具を不要にすることができる。
請求項2記載の発明によれば、ボトムレールに対する相対移動操作により、ホルダのボトムレールへの保持状態と保持解除状態とを切換えることができるため、簡単に調整作業を行うことができるようになる。
請求項3記載の発明によれば、ホルダが保持状態にあるときに、ホルダはボトムレールの下面に圧接されているために、ホルダをボトムレールに確実に一体的に取り付けることができ、ラダーコードの保持も確実に行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、巻取軸の係合部の係合位置を第1位置と第2位置との間で切換えるだけで、ホルダを保持状態と保持解除状態との間で切換えることができ、ホルダをボトムレールから簡単に解放することができるようになる。
請求項5及び6記載の発明によれば、巻取軸の位置が定位置であるため、巻取軸にラダーコードを巻取るまたは巻解く作業中にラダーコードは左右に移動することがなく、ホルダの回転操作を安定的に行うことができる。また、スライダ部の水平方向の相対移動によってホルダが保持状態と保持解除状態とに切換えられるために、治具を使用することなく、簡単にホルダの切換を行うことができ、ホルダをボトムレールから解放することができるようになる。
請求項7記載の発明によれば、ホルダの水平方向の相対移動によってホルダが保持状態と保持解除状態とに切換えられるために、治具を使用することなく、簡単にホルダの切換を行うことができ、ホルダをボトムレールから解放することができるようになる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施形態を実施したブラインドの正面図である。
ブラインド10は、壁面または天井面にブラケット11を介して取り付けられるヘッドボックス12を有しており、ヘッドボックス12内のラダーコード支持装置17から吊下げられるラダーコード14によって、多数段のスラット16が傾動可能に支持されている。即ち、ラダーコード14は、図5に示したように、前後の垂直コード14bと、該垂直コード14bを連結する多数の中段コード14aとを有しており、各中段コード14aにスラット16が載置される。
ラダーコード支持装置17は、例えば、ヘッドボックス12内に長手方向に伸びて、回動可能に軸支されるシャフト18と、ラダーコード14の上端が巻取り及び巻解き可能に連結されるドラム20とからなる。シャフト18は図示しない回転伝達機構を介して、ヘッドボックス12から下方に伸びる操作棒22に連結されている。
スラット16の最下端部にはボトムレール24が配置される。ボトムレール24の下面には貫通孔24a(図4参照)が形成されており、この貫通孔24aに相当して、ボトムレール24の下面にはホルダ30が取り付けられて、ラダーコード14の下端部がホルダ30とボトムレール24との間で保持される。ラダーコード14の下端部は、ブラインドの高さ寸法を調整するために、後述のボトムレール24内に配置される巻取軸36に巻取り/巻解き可能に連結される。
また、ボトムレール24の上面には上部貫通孔24bが形成され、図4に示されるように、この上部貫通孔24bから昇降コード26の一端が挿入されてその一端に形成された結び目26aが上部貫通孔24bに係止されている。昇降コード26の他端は、各スラット16を挿通して、ヘッドボックス12内に導入され、ヘッドボックス12の幅方向一端側へ案内されてヘッドボックス12から導出されて操作つまみ27に連結される。
次に、図2〜図5を参照しながら、ホルダ30付近の詳細構造を以下に説明する。
図3から明らかなように、ホルダ30は、互いに別部品から構成される、ホルダ部32と、該ホルダ部32に対してスライド可能となったスライダ部34とを有する。
ホルダ部32は、ボトムレール24の下面に合致するような形状をなしており、その前側と後側には、ラダーコード14の挿通する挿通溝32f、32fが形成されている。また、平面視でU字状の切欠32cが形成されており、このU字状の切欠32cの両腕に対応する部分に、お互いに対向するようにしてレール溝32aが形成されている。レール溝32aの先端部には、レール溝32a内に突出する突部32bが形成される。また、U字状の切欠32cの基部に相当する部分の下方には、直方体空間32d(図3において、その一部が見える)が画成されて、且つ直方体空間32dからその奥に、後述の押え部34e、34eが摺動するための摺動溝32e、32e(図4参照)が形成されている。
スライダ部34は、その前後面部に形成された一対のレール34cを有しており、これら一対のレール34cがホルダ部32のレール溝32aに摺動可能に嵌入されている。各レール34cの端部には前後に突出した抜止め突起34dが形成されており、この抜け止め突起34dが前記突部32bと当接することで、スライダ部34のホルダ部32からの脱落が防止される。スライダ部34には、さらに、ホルダ部32の前記直方体空間32d内に延びる一対の前記押え部34e、34eが形成されており、押え部34e、34eの中間部の斜面34fを境界として、基端側が押え部34e、34eの垂直方向の寸法が大きい第1段部34a、34aとなっており、先端側は押え部34e、34eの垂直方向の寸法が小さい第2段部34b、34bとなっている。
前記巻取軸36は、ホルダ30に一体回転可能且つ相対的に垂直方向に移動可能に設けられる。即ち、巻取軸36の下端部には、方形形状の係合部36aが形成されており、該係合部36aが前記ホルダ部32の直方体空間32dを相対回転不能に且つ相対的に垂直方向に摺動可能となっている。
巻取軸36は、ホルダ部32の切欠32cを貫通して、方形形状の係合部36aから上方に延びる概略円柱形状部分を有しており、その外周面の上端部には外径方向に突出する係止部36b、36bが形成されている。また、巻取軸36の上内部にはコード端部収容空間36dが形成されており、上端部の係止部36bが形成されていない部分から下方に延びるスリット36c、36cが形成されてコード端部収容空間36dと外部とを連通している。
巻取軸36は、上端部にある係止部36b、36bがボトムレール24内で固定された脱落防止部38に係止することで、ボトムレール24内において回転可能に且つボトムレール24から脱落が防止された状態で配置される。
脱落防止部38は、円筒形状をなしており、その周面に第1突起38a、38aが形成され、その下端部に水平方向に突出する第2突起38b、38bが形成され、抜き孔38dによって第1突起38a、38aは径方向に弾性可能となっている。脱落防止部38をボトムレール24の貫通孔24aに下方から挿入し、第1突起38aを弾性変形させながらボトムレール24の貫通孔24aを通過させると、第1突起38aと第2突起38bとでボトムレール24の貫通孔24aの周縁を把持するので、脱落防止部38をボトムレール24に固定することができる。
さらに、巻取軸36を脱落防止部38内に下方から挿入し、スリット36cを変形させながら、脱落防止部38の上部に形成された縮径の貫通孔38c内を通過させると、係止部36b、36bが脱落防止部38の上面に係止するので、巻取軸36は脱落防止部38からの脱落が防止される。
直方体空間32dへと延びるスライダ部34の押え部34e、34eは、直方体空間32d内において巻取軸36の係合部36aの上面と係合可能となっている。図2(c)に示されるように、スライダ部34の押え部34eの第1段部34aが係合部36aに当接して係合したスライダ部34の第1位置にある状態においては、係合部36aが相対的に直方体空間32dの下方へと押し付けられており、これによって、ホルダ部32は、相対的に上方へと押し付けられて、ボトムレール24の下面に圧接する。また、図2(d)に示されるように、スライダ34の押え部34eの第2段部34bが係合部36aに当接して係合したスライダ34の第2位置にある状態においては、ホルダ部32は、ボトムレール24の下面から離反して、ボトムレール24から解放され、圧接を解除する。
ラダーコード14はその下端部において、図4または図5に示したように、最下段の中段コード14aよりさらに下方に伸びている前後の垂直コード14bのそれぞれの下端が、ボトムレール24の下面に沿って貫通孔24aからボトムレール24内に導入され、巻取軸36のスリット36cを通過して、クリップ28によって互いに結合されて、巻取軸36のコード端部収容空間36d内に固定される。
次に、図4〜12を参照しながら、ラダーコード14の下端部を巻取軸36に巻取り/巻解きすることにより、ブラインドの高さ調整をする手順について説明する。
図4〜図6に示すように、通常使用時にはスライダ部34が第1位置にあり、ホルダ部32がボトムレール24の下面に圧接して、ボトムレール24とホルダ30とによりラダーコード14を保持している保持状態にある。このとき、ラダーコード14は、ホルダ30のホルダ部32の挿通溝32fを通過している。この保持状態から、図7に示すように、スライダ部34を第2位置に移動させると、ホルダ部32がボトムレール24の下面から離反して、図8に示すようにホルダ30がボトムレール24との圧接を解除し、ラダーコード14の保持を解除する保持解除状態となる。
この状態においては、ホルダ30はボトムレール24から解放されるので、図9に示すようにホルダ30を回転させると、ホルダ30と一体回転する巻取軸36が一緒に回転して、図11に示すように巻取軸36にラダーコード14の垂直コード14b、14bが巻取られて行く。ホルダ30の180度毎の回転に応じて、巻取軸36への垂直コード14bの巻取量が変わり、ブラインドの高さ寸法を調整することができる。
ブラインドの高さ寸法が所望の高さになるまでラダーコード14の垂直コード14b、14bを巻取軸36で巻取った後、図12に示すようにスライダ部34を第1位置に移動させると、図10及び図12に示されるように、ホルダ30は再び保持状態に戻るので、ラダーコード14がホルダ30とボトムレール24とによって保持される。こうして、ラダーコード14の垂直コード14b、14bを巻取った分だけブラインド高さ寸法を短くすることができる。また、逆にブラインドの高さ寸法を長くするときには、スライダ部34を第2位置に移動させた後、ホルダ30を先と逆の方向に回転させることで、巻取軸36からラダーコード14の垂直コード14bを巻解き、スライダ部34を第1位置に戻すことで、同様に調整することができる。
この調整手順におけるホルダ30の保持解除状態において、巻取軸36とホルダ30とはボトムレール24から離反するものの完全にボトムレール24から分離している訳ではなく、図8、9に示すようにボトムレール24に対して回転可能に支持されている。そして、ホルダ30の回転操作をするときには、脱落防止部38を介してボトムレール24に軸支されている巻取軸36を中心として回転することができるので、ホルダ30の操作がし易く、結果として、巻取軸36へのラダーコード14の巻取り/巻解き作業を容易に行うことができる。巻取軸36は定位置でボトムレール24に軸支されるために、巻取軸にラダーコードを巻取るまたは巻解く作業中にラダーコードは左右に移動することがなく、ホルダ30の回転操作も安定的に行うことができる。また、ホルダ30自体を持って回転操作することができるため、治具を使用することなく、簡単に調整作業を行うことができる。同様に、ホルダ30の切換も、スライダ部34のスライド操作で行うことができるため、治具を使用することなく、簡単にホルダ30をボトムレール24から解放することができる。
尚、この実施形態の変形例として、ホルダ30を、ホルダ部32とスライダ部34の二部品で構成する代わりに、一部品で構成することも可能である。ホルダ30が任意の手段によりボトムレール24に係止可能となっており、ホルダ30がボトムレール24に係止することにより、ボトムレール24に圧接してラダーコード14を保持する保持状態となり、ホルダ30とボトムレール24との係止を解除することにより(工具を用いてもよい)、ホルダ30を保持解除状態に切換えることができる。この場合であっても、ホルダ30が巻取軸36に対して軸支されてボトムレール24から完全分離が防止されるために、ホルダ30の回転操作がし易く、結果として、巻取軸36へのラダーコード14の巻取り/巻解き作業を容易に行うことができる。
次に、図13〜16は、本発明の第2の実施形態によるブラインドの要部を示す図である。要部以外の構成は、第1の実施形態と同様に構成することができるため、その説明を省略する。
この実施形態によるホルダ50は一部材で形成されており、さらにホルダ50と巻取軸52とが一体成形されている。
巻取軸52は、その下端部に係合部36aが存在しておらずホルダ50と一体となっていることを除き、巻取軸36と同様の構成とすることができる。即ち、その外周面の上端部に外径方向に突出する係合部52a、52aが形成され、巻取軸52の上内部にはコード端部収容空間52dが形成されており、上端部の係合部52aが形成されていない部分から下方に延びるスリット52c、52cが形成されてコード端部収容空間36dと外部とを連通している。
また、巻取軸52のボトムレール24からの脱落を防止する脱落防止部54には、脱落防止部38と同様に、第1突起54cと第2突起54dとが形成されており、これら第1突起54cと第2突起54dとでボトムレール24の貫通孔24aの周縁を把持することで、脱落防止部54がボトムレール24に固定されている。
脱落防止部54の上端には、前記巻取軸52の係合部52aと係合する第1段部54aと第2段部54bとが形成されている。第1段部54aはボトムレール24の上面に近い位置に、第2段部54bはボトムレール24の下面に近い位置にそれぞれ位置している。
このため、図13に示される第1段部54aに係合部52aが係合された状態では、ホルダ50がボトムレール24の下面に圧接する第1位置に位置し、図14に示される第2段部54bに係合部52aが係合された状態では、ホルダ50がボトムレール24の下面への圧接が解除される第2位置に位置する。
次に、図13〜16を参照しながら、ラダーコード14の下端部を巻取軸52に巻取り/巻解きすることにより、ブラインドの高さ調整をする手順について説明する。
図13に示すように、通常使用時には、ホルダ50が第1位置にあり、係合部52aが第1段部54aに係合されており、ホルダ50がボトムレール24の下面に圧接して、ボトムレール24とホルダ50とによりラダーコード14を保持している保持状態にある。この保持状態から、図14に示すように、ホルダ50を第2位置にスライドさせて、係合部52aを第2段部54bに係合させる。これにより、ホルダ50が下方に移動するので、ボトムレール24との圧接を解除し、ラダーコード14の保持を解除する保持解除状態となる。
この状態においては、ホルダ50はボトムレール24から解放されるので、図15に示すようにホルダ50を回転させると、ホルダ50と一体の巻取軸52が回転して、巻取軸52にラダーコード14の垂直コード14b、14bが巻取られて行く。ホルダ50の180度毎の回転に応じて、巻取軸52への垂直コード14bの巻取量が変わり、ブラインドの高さ寸法を調整することができる。ブラインドの高さ寸法が所望の高さになるまで、ラダーコード14の垂直コード14b、14bを巻取軸52に巻取った後、図16に示すようにホルダ50を第1位置にスライドさせると、ホルダ50は再び保持状態に戻るので、ラダーコード14がホルダ50とボトムレール24とにより保持される。こうして、ラダーコード14の垂直コード14b、14bを巻取った分だけブラインド高さ寸法を短くすることができる。また、逆にブラインドの高さ寸法を長くするときには、ホルダ50を第2位置に移動させた後、ホルダ50を先と逆の方向に回転させることで、巻取軸52からラダーコード14の垂直コード14bを巻解き、ホルダ50を第1位置に戻すことで、同様に調整することができる。
この調整手順おけるホルダ50の保持解除状態においても、巻取軸52とホルダ50とはボトムレール24から離反するものの完全にボトムレール24から分離している訳ではなく、ボトムレール24に対して回転可能に支持されている。そして、ホルダ50の回転操作をするときには、脱落防止部54を介してボトムレール24に軸支されている巻取軸52を中心として回転することができるので、ホルダ50の操作がし易く、結果として、巻取軸52へのラダーコード14の巻取り/巻解き作業を容易に行うことができる。また、ホルダ50自体を持って回転操作することができるため、治具を使用することなく、簡単に調整作業を行うことができる。同様に、ホルダ50の切換も、ホルダ50のスライド操作で行うことができるため、治具を使用することなく、簡単に調整作業を行うことができる。
なお、第2の実施形態では、ホルダ50と巻取軸52とを一体成形としたが、これに限定されるものではなく、複数の部材により一体的に構成してもよい。
また、前記両実施の形態では、ラダーコード14の垂直コード14b、14bを巻取軸36、52に連結したが、これに限定されるものではなく、ラダーコード14の下端部の中段コード14aを巻取軸36、52に連結してもよい。
また、前記両実施形態では、ホルダの180度毎の回転に応じて、ホルダを保持状態と保持解除状態とに切り換え可能としているが、これに限るものではなく、90度毎あるいはその他の任意の角度にて切り換え可能としてもよい。
本発明の第1の実施形態を実施したブラインドの正面図である。 (a)〜(f)は、ホルダをボトムレールの下面に圧接した状態と圧接を解除した状態のときのホルダの状態をそれぞれ示した斜視図である。 ホルダ及び巻取軸の分解斜視図である。 ホルダ及びこれを取り付けたボトムレール近傍の断面図である。 ホルダ及びこれを取り付けたボトムレール近傍の断面図である。 ホルダが設けられているボトムレール近傍の斜視図である。 スライダ部をスライドさせた状態を示すボトムレール近傍の斜視図である。 ホルダとボトムレールとの圧接を解除した状態(保持解除状態)を示す斜視図である。 ホルダを回転させた状態を示すボトムレール近傍の斜視図である。 ボトムレールにホルダを圧接させた状態(保持状態)を示す斜視図である。 巻取軸にラダーコードが巻取られた状態を示す断面図である。 巻取軸にラダーコードが巻取られた後、ボトムレールにホルダを圧接させた状態(保持状態)を示す断面図である。 第2の実施形態のホルダがボトムレールに圧接された状態(保持状態)を示す断面図である。 第2の実施形態のホルダのボトムレールへの圧接が解除された状態(保持解除状態)を示す断面図である。 第2の実施形態のホルダのボトムレールへの圧接が解除され、巻取軸にラダーコードが巻取られた状態を示す断面図である。 第2の実施形態の巻取軸にラダーコードが巻取られ、ホルダがボトムレールに圧接された状態(保持状態)を示す断面図である。
符号の説明
12 ヘッドボックス
14 ラダーコード
14b、14b 垂直コード
14a 中段コード
16 スラット
24 ボトムレール
30、50 ホルダ
34a、54a 第1段部(第1位置)
34b、54b 第2段部(第2位置)
36、52 巻取軸
36a、52a 係合部
38、54 脱落防止部

Claims (7)

  1. ヘッドボックス(12)から吊り下げられたラダーコード(14)によって多数のスラット(16)が整列状態に支持され、ラダーコード(14)の下端部がボトムレール(24)内に配置される巻取軸(36、52)に巻取り及び巻解き可能に連結されたブラインドにおいて、
    巻取軸(36、52)は、ボトムレール(24)に取り付けられるホルダ(30、50)と一体回転可能に設けられ、ホルダは、ラダーコードをボトムレールと共に保持する保持状態と、ボトムレールから離反してラダーコードの保持を解除する保持解除状態と、に切換え可能であり、ホルダの保持解除状態において、巻取軸はボトムレールからの完全分離が防止されてホルダ(30、50)を巻取軸(36、52)に支持させつつボトムレール(24)に対して巻取軸(36、52)とホルダとが一体に回転可能となることを特徴とするブラインド。
  2. ホルダ(30,50)は、ボトムレール(24)に対する相対移動操作により、保持状態と保持解除状態とに切換えられることを特徴とする請求項1記載のブラインド。
  3. ホルダ(30,50)が保持状態にあるときに、ホルダ(30,50)はボトムレール(24)の下面に圧接されることを特徴とする請求項1又は2記載のブラインド。
  4. 巻取軸(36,52)は、ホルダ(30、50)を前記保持状態にする第1位置(34a、54a)と、ホルダ(30、50)を前記保持解除状態にする第2位置(34b、54b)との間で係合位置を切換え可能な係合部(36a、52a)を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のブラインド。
  5. 巻取軸(36)は、ボトムレールに定位置で軸支されており、ホルダ(30)は、巻取軸(36)に対して垂直方向にのみ相対移動可能になったホルダ部(32)と、巻取軸(36)及びホルダ部(32)に対して水平方向及び垂直方向に相対移動可能になったスライダ部(34)と、を有し、スライダ部(34)のホルダ部(32)に対する水平方向の相対移動によって、前記ホルダ(30)が保持状態と保持解除状態とに切換えられることを特徴とする請求項4記載のブラインド。
  6. スライダ部(34)は、係合部(36a)と係合してホルダ(30)を第1位置にする第1段部(34a)と、係合部(36a)と係合してホルダ(30)を第2位置にする第2段部(34b)と、を備えることを特徴とする請求項5記載のブラインド。
  7. ホルダ(50)は、巻取軸(52)と一体的に構成され、ボトムレール(24)内には、係合部(52a)と係合してホルダ(50)を第1位置にする第1段部(54a)と、係合部(52a)と係合してホルダ(50)を第2位置にする第2段部(54b)とが設けられることを特徴とする請求項4記載のブラインド。
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