JP4727932B2 - 後入れランナ - Google Patents
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Description
ル内で組み立てる構成の後入れランナが開示されている。(例えば、特許文献2参照。)。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、調整することなくワンタッチで取付け作業を容易に行い得るカーテンレール用の後入れランナを提供するようにしたものである。
車輪8を回転可能に支持しかつカーテンレール2の長手方向に沿わせることによりレール溝3に挿通可能な車輪部5と、レール溝3に挿通されるガイド部6と、カーテンを掛け止め可能とした掛止部7と、前記車輪部5と掛止部7とを連結しかつガイド部6を鉛直に穿った孔13内を回動可能に貫通した柱部10とを有し、
さらに、ガイド部6をレール溝3内に配置して掛止部7及び柱部10を介して前記車輪部5をレール溝3と直交して車輪8が前記レール面11の上を転動する状態に回動させたときに、その回動位置23で柱部10をガイド部6に戻り回動を規制した状態に保持する保持手段14を、前記ガイド部6と柱部10との間に設けているとされている点にある。
なお、ガイド部6の下端部がレール溝3幅より広い幅で、レール溝3の下面に当接するフランジ部12を有することが好ましい。
図1〜図2は本発明の後入れランナ1の実施の一形態を示すものである。
すなわち、図1は、後入れランナ1をカーテンレール2の長手方向に沿って形成されるレール溝3に挿通する前の、後入れランナ1とカーテンレール2との斜視図である。ただし、カーテンレール2は、レール溝3に直角な端面で示している。図2は、後入れランナ1が挿通された、後入れランナ1とカーテンレール2との斜視図である。矢印方向に、後入ランナ1が移動することとなる。
車輪部5は、カーテンレール2の長手方向に沿って形成されるレール溝3の両側において、カーテンレール2の内底面に形成されたレール面11の上を転動する車輪8と、その車輪8を回転可能に支持する車軸9とから構成されている。
ガイド部6は、その幅がレール溝3内に配置される部分と、その下端部がレール溝3幅より広い幅のフランジ部12から構成されている。そして、ガイド部6の中央近傍には、後述の図4及び図6に示すように、鉛直に孔13が穿かれている。
図1に示すように、後入れランナ1をレール溝3に挿通する前は、車輪部5とガイド部6の側面は、レール溝3に沿って挿通されるようにレール溝3の長手方向に平行である。一方、図2に示すように、後入れランナ1が挿通された後は、ガイド部6の側面は引き続きレール溝3の長手方向に平行であるが、車輪部5とガイド部6は直交している。
ち、ガイド部6を鉛直に穿った孔13内面に凹部17A、17Bを形成する。柱部10外表には凹部17A、17Bに係合する凸部18Aを形成する。
図5に該当する後入れランナ1の挿入位置22は、レール溝3の下方よりカーテンレール2内に車輪部5とガイド部6を挿入する後入れランナ1の状況である。前記挿入位置22において、孔13に形成された凹部17Aと、柱部10に形成された凸部18Aとが係合している。車輪8がレール面11の上を転動する回動位置23まで柱部10が回動したとき、孔13に形成された凹部17Bと、柱部10に形成された凸部18Aとが係合する。
図6に示すように、前記凹部17Aは、柱部10の回動方向に前記凸部18Aが脱出可能なように、凹部17Aの深さが回動方向に次第に浅くなっている。一方、前記凹部17Bは、前記回動位置23において、柱部10の戻り回動を規制する回動規制部24Aに該当する。すなわち、凹部17Bの深さは、回動方向並びにその逆方向のいずれにも深さゼロから急激に直角に深くなっており、その深さは、凸部18Aの高さより深くなっており、従って、凹部17Bと凸部18Aとの係合は外れ難い。
図7は、第2実施形態を示しており、後入れランナ1の保持手段が第1実施形態と相違している。ガイド部6を直角に穿った孔13内面に凹部17Cを形成する。柱部10外表面には凹部17Cに係合する凸部18Bを形成する。すなわち、第2実施形態の保持手段14においては、凸部18Bが下方にひっかかり部20を有する楔型をしており、柱部10を押し上げ、同じく楔型をした凹部17Cに楔型同志が係合し柱部10が反対方向である下方に戻らないようになっている。この凸部18Bと凹部17Cとの係合が柱部10の周方向にも係合するため、柱部10の下げと回動とが同時に規制され回動規制部24Bを形成する。
柱部10をレール溝3の下方よりカーテンレール2内に車輪部5とガイド部6を挿入する挿入位置から車輪部5の車輪8が前記レール面11の上を転動する回動位置23(図7に示す状態。)まで回動し、さらにガイド部6に向けて掛止部7を押し上げたときに、楔型をした前記凸部18Bと凹部17Cとが係合する。この凸部18Bと凹部17Cとの係合が、前記柱部10が下方へ戻るのを規制しかつ柱部10が回動位置23から戻り回動するのを規制する前記回動規制部24Bとなっている。
また、凹部17Dは、図8〜10に示すように、ストッパ31の突出部34Aが係合し易いように、あるいは逆に係合が解除可能なように、柱部10の長手方向が長く、幅はストッパ31の幅より広く、深さはストッパ31の突出部34Aが入るに十分なような長方体である。なお、ストッパ31は、鋼で作成されたもので、その厚みは1.2mmである。
また、この図8〜9に示すように、第3実施形態では、後入れランナ1のガイド部6は長手方向に2分割されており、柱部10をその直径方向から包み込むようにして閉じるに際して、両者のリベット孔36にリベット(図示せず。)を挿入して、リベットを圧着して閉じるようにしている。位置合わせ突起41、並びに同孔(図示せず。)を、2分割ガイド部6の合わせ面に各々有して、両者を確実に閉じるようにしている。
なお、回動前の状態(挿入位置22。なお、図示は省略しているが、考え方は第1実施形態である図3の破線と実線の関係が援用できる。)の固定は、例えば車輪部5並びにガイド部6の各幅方向を同時にばね力で挟持しながら、車輪部5を上部から覆うコ字状保持器(図示せず。なお、プラスチック製である。)を用いる。後入れランナ1をカーテンレール2のレール溝3に挿通する時には、前記コ字状保持器を車輪部5の上方に取り外す。そして、レール溝3に後入れランナ1を挿通後、車輪部5と掛止部本体37をガイド部6に対して回動すれば、上記所定の保持手段が働くことになる。
なお、車輪部5とガイド部6をレール溝に挿入するに際して、ガイド部6の下端部に設けられたフランジ部12(第1〜第4実施形態)がレール溝3の下方に当接することによって、その適正な挿入状況が確認できるし、また、過大な挿入を防止することができる。
5 車輪部
6 ガイド部
7 掛止部
10 柱部
11 レール面
12 フランジ部
13 孔
14 保持手段
17A、17B、17C 凹部(孔内面)
17D 凹部(柱部外表)
18A、18B 凸部(柱部外表)
22 挿入位置
23 回動位置
24A、24B、24C 回動規制部
30 穴部
31 ストッパ
34A、34B、34C、34D 突出部
42 開口
51 ランナ(従来例)
Claims (6)
- カーテンレール(2)の長手方向に沿って形成されるレール溝(3)に挿通し、レール溝(3)の両側においてカーテンレール(2)の内底面に形成されるレール面(11)の上を車輪(8)が転動するランナにおいて、
車輪(8)を回転可能に支持しかつカーテンレール(2)の長手方向に沿わせることによりレール溝(3)に挿通可能な車輪部(5)と、レール溝(3)に挿通されるガイド部(6)と、カーテンを掛け止め可能とした掛止部(7)と、前記車輪部(5)と掛止部(7)とを連結しかつガイド部(6)を鉛直に穿った孔(13)内を回動可能に貫通した柱部(10)とを有し、
さらに、ガイド部(6)をレール溝(3)内に配置して掛止部(7)及び柱部(10)を介して前記車輪部(5)をレール溝(3)と直交して車輪(8)が前記レール面(11)の上を転動する状態に回動させたときに、その回動位置(23)で柱部(10)をガイド部(6)に戻り回動を規制した状態に保持する保持手段(14)を、前記ガイド部(6)と柱部(10)との間に設けていることを特徴とする後入れランナ。 - 前記保持手段(14)は、ガイド部(6)を鉛直に穿った孔(13)内面に形成された凹部(17A,17B)と、前記柱部(10)外表に形成されていて前記凹部(17A,17B)に係合する凸部(18A)とを有し、前記凹部(17A,17B)内には、柱部(10)をレール溝(3)の下方よりカーテンレール(2)内に車輪部(5)とガイド部(6)を挿入する挿入位置から車輪部(5)の車輪(8)が前記レール面(11)の上を転動する回動位置(23)まで回動したときに戻り回動を規制する回動規制部(24A)を設けていることを特徴とする請求項1記載の後入れランナ。
- 前記保持手段(14)は、ガイド部(6)を鉛直に穿った孔(13)内面に形成された凹部(17C)と、前記柱部(10)外表に形成されていて前記凹部(17C)に係合する凸部(18B)とを有し、前記凹部(17C)内には、柱部(10)をレール溝(3)の下方よりカーテンレール(2)内に車輪部(5)とガイド部(6)を挿入する挿入位置から車輪部(5)の車輪(8)が前記レール面(11)の上を転動する回動位置(23)まで回動してからガイド部(6)に向けて掛止部(7)を押し上げたときに前記凸部(18B)が係合可能になっており、この凸部(18B)と凹部(17C)との係合が前記柱部(10)が下方に戻るのを規制しかつ回動位置(23)から戻り回動するのを規制する回動規制部(24B)を形成していることを特徴とする請求項1記載の後入れランナ。
- 前記保持手段(14)は、ガイド部(6)を鉛直に穿った孔(13)への開口を持ったガイド部(6)中の穴部(30)内に設けられたストッパ(31)と、前記柱部(10)外表に形成されていてストッパ(31)の突出部(34A、34B,34C)が係合する凹部(17A,17B)とを有し、前記ストッパ(31)が設けられた穴部(30)内には、柱部(10)をレール溝(3)の下方よりカーテンレール(2)内に車輪部(5)とガイド部(6)を挿入する挿入位置から車輪部(5)の車輪(8)が前記レール面(11)の上を転動する回動位置(23)まで回動したときに戻り回動を規制する回動規制部(24B)を設けていることを特徴とする請求項1記載の後入れランナ。
- 前記ストッパ(31)の突出部(34A、34B,34C)を穴部(30)内に収容することにより、前記柱部(10)外表に形成された凹部(17A,17B)と前記ストッパ(31)の突出部(34A、34B,34C)との係合が解除されることを特徴とする請求項4記載の後入れランナ。
- ガイド部(6)の下端部がレール溝(3)幅より広い幅で、レール溝(3)の下面に当接するフランジ部(12)を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の後入れランナ。
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