JP6053101B2 - ロール紙用ホルダ - Google Patents

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Description

本発明はロール紙用ホルダに関するものである。
従来より、トイレットペーパ等のロール紙を保持しておくロール紙用ホルダとして下記特許文献1が知られている。ここにはホルダー本体にトイレットペーパを保持する支持アームを設け、この支持アームを水平面内で旋回させてトイレットペーパを使用可能な状態と交換可能な状態とに使い分けるようにした構成が開示されている。
このホルダーにおいては、支持アームがホルダ本体から下向きに垂下された一対の支柱のうちの一方側に旋回可能に取り付けられ、支持アームの自由端側を他方の支柱に設けられたロック受け部に係止させてトイレットペーパを使用可能な状態に保持するようにしている。
特開2004−344394号公報
しかし、上記公報のものでは、ロック受け部に弾性変形可能な係止爪が形成され、支持アームを係止させる際には、係止爪を弾性変形させることで支持アームの自由端側と係止させるようになっている。したがって、支持アームのロック及びその解除が長期間に亘って繰り返されると、係止爪の弾性が低下しロック機能が損なわれてしまう虞があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、支持アームのロック機能を長期間に亘って保持することができるロール紙用ホルダを提供することを目的とする。
本発明のロール紙用ホルダは、壁面に取り付けられるホルダ本体と、
前記ホルダ本体から下向きに延出し軸心周りに回転可能に支持される縦アーム部とこの縦アーム部の下端から水平方向に延出しその自由端からロール紙の軸心部へ挿通可能な横アーム部とから形成され、かつ、前記縦アーム部を中心として前記ロール紙を使用可能位置と交換可能位置との間に亘って水平面内で旋回可能な支持アームと、
前記横アーム部の自由端に形成されたロック部と、
前記ホルダ本体に形成され前記ロック部と係止することで、前記支持アームを前記使用可能位置に保持するロック受け部とを備え、
前記ロック受け部は、前記ロック部と高さ方向にラップする抜け止め壁を有しその奥部に前記ロック部を保持する凹部が形成されており、前記支持アームが前記使用可能位置に至るときには前記ロック部が前記抜け止め壁の頂部を通過するよう前記支持アームが変位して前記凹部内へ係止する構成であるとともに、
前記抜け止め壁あるいは前記ロック部の少なくともいずれか一方には、相手側と摺接して前記支持アームが前記抜け止め壁の頂部を通過するときの変位動作を案内するガイド面が形成され、
かつ前記抜け止め壁あるいは前記ロック部の少なくともいずれかに形成された前記ガイド面は、前記支持アームが前記使用可能位置に向けて水平面内で旋回したときの高さが、前記相手側と当たって摺接可能となる高さに設定され
前記支持アームは前記ホルダ本体に対して許容されている組み付け上のがたつきにより、前記抜け止め壁の頂部を乗り越える変位動作が可能となっていることを特徴とする。
本発明によれば、ロール紙をホルダ本体にセットする場合には、支持アームを交換可能位置へ旋回させ、自由端側からロール紙を挿通させる。その後、支持アームを使用可能位置へ向けて旋回させる。そして、ロック部がロック受け部における抜け止め壁の頂部を通過するように支持アームを変位させて凹部へ落し込ませる。これにより、ロック部は抜け止め壁の背後において高さ方向にラップした状態で係止し、抜け止めがなされた状態で保持される。逆に、ロール紙を交換する場合には、上記とは逆順にして凹部からロック部を外しつつ、抜け止め壁を通過するように支持アームを変位させれば、支持アームを交換可能位置へと旋回させることができる。
このように、本発明によれば、ロック受け部とロック部とを係止させる構造に弾性変形を伴う構造を利用しないため、長期間に亘る使用においてもへたり、変形の事態を生じない。したがって、支持アームのロック及びその解除を長期間に亘って安定して行うことができる。
また、ロック部と抜け止め壁とがガイド面上を摺接することで、支持アームの変位動作を案内することができる。したがって、使用者は支持アームに対し水平方向の力を付加するだけで支持アームに対するロックの操作を行うことができるため、使用者は戸惑うことなくロール紙の交換を行うことができる。
両支持アームが使用可能位置にある状態を示す斜視図 片方の支持アームが交換可能位置にある状態を示す斜視図 ロール紙用ホルダの分解斜視図 カッタ部材の仮保持状態を示す断面図 カッタ部材がトイレットペーパの外周面に当接している状態を示す断面図 縦アーム部と横アーム部との連結構造を示す断面図 ロック部とロック受け部との係止動作を示す断面図 実施例2に係るロール紙用ホルダの斜視図
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
支持アームはホルダ本体に対して許容されている組み付け上のがたつきにより、抜け止め壁の頂部を乗り越える変位動作が可能となっている。
このような構成によれば、支持アームはガイド面の摺接による案内作用を受けて抜け止め壁の頂部を乗り越える変位動作が自動的になされる。
また、凹部の上部にはロック部と係止してロック部が上方へ変位するのを規制する外れ止め面が形成される構成としてもよい。
このような構成によれば、ロール紙の使用中に支持アームに上向きの力が作用しても、ロック部が外れ止め面に係止するため、不用意にロック部がロック受け部から外れてしまう事態が回避される。
さらに、横アーム部には、長さ方向へ間隔をあけて複数のリング状突部が形成されるようにしてもよい。
このような構成によれば、芯管を持たないロール紙を繰り出す際にロール紙とはリング状突部のみが接するため、摩擦抵抗の軽減により繰り出し操作を円滑に行うことができる。
<実施例1>
図1乃至図7は本発明の実施例1を示している。実施例1では、図1に示すように、硬質紙よりなる芯管付きのトイレットペーパPを2本横並びの状態で装着できるタイプのロール紙用ホルダHを図示し説明する。ホルダHは合成樹脂製のホルダ本体1を備えている。ホルダ本体1は背板2、天板3、蓋板4および幅方向両端に形成された一対の側板5とを有している。
図6に示すように、ホルダH全体をトイレの壁面にねじ止めによって固定できるよう、背板2にはねじ6の通し孔7が幅方向に2か所、貫通して形成されている。図3に示すように、一方の通し孔7(図示右側に位置するもの)は幅方向へ長い長穴となっている。
両側板5は上方へ開口する中空構造となっていて、背板2と天板3のそれぞれに連続するようにして形成されている。両側板5の下縁は円弧状に抉られるようにして形成され、側面視においてトイレットペーパPの側面全体が視認することができるようになっており、側面視における残量確認を容易にしている。
図3に示すように、天板3の下面における幅方向の中央部には仕切り板8が下向きかつ一体に形成されている。仕切り板8の上部は、背板2と天板3とに接続されている。仕切り板8の前部は下向きに延び、全体が下向きの略逆L字形状に形成されている。仕切り板8はホルダ本体1の内部を左右二室に仕切っており、両室はトイレットペーパPを横向き姿勢で収容可能である。また、両室において天板3の下面にはそれぞれカッター部材9が配されている。
カッター部材9は合成樹脂製であり、側面視で略円弧状に形成されている。カッター部材9の前端には幅方向のほぼ全範囲に亘って鋸刃状のカッター10が取付けられている。カッター部材9は奥側両端に支軸11が突出し、これらが側板5及び仕切り板8にそれぞれ支持されることにより、カッター部材9は支軸11周りに回動可能である。カッター部材9の下面の前半部には重錘12が取り付けられていて、カッター部材9の先端部を常時トイレットペーパPの周面へ押し付けるように作用している。
図4に示すように、仕切り板8の両側面には仮保持爪20が突出している。仮保持爪20はカッター部材9の側縁下面を引っ掛けて、カッター部材9をほぼ水平姿勢に仮保持する。カッター部材9が仮保持されているときの高さ位置は、カッター部材9は未使用状態で最大径のトイレットペーパPに対しても上方に離間するような高さとしてある。
ホルダ本体1の幅方向両端部でかつ前端部寄りにはトイレットペーパPを保持するための一対の支持アーム13が組み付けられている。支持アーム13は合成樹脂製のパイプ状に形成されていて、縦アーム部14と横アーム部15とから構成され、全体としてL字状をなすように形成されている。ホルダ本体1への支持アーム13の組み付け構造は、主として図3に示すようになっている。
ホルダ本体1における両側板5の前端寄りの上面には一対の差し込み孔16が開口しており、縦アーム部14を上方から差し込み可能である。縦アーム部14の上端には差し込み孔16より大径のフランジ14Aが張り出し形成され、差し込み孔16の上面側開口縁周りに突設されたC字状リング縁17の内側に嵌り込む。これにより、縦アーム部14はホルダ本体1に対して下方への抜け止めがなされた状態で軸心周りに回動可能であるとともに、リング縁17によって縦アーム部14の傾動角度が規制されている。
天板3には上方から蓋板4が被せ付けられている。蓋板4は全周に周壁4Aを有している。蓋板4の下面にはかぎ状に形成された複数の引っ掛け片18が突出し、これらが天板3の上面の対応位置に設けられた突片19に係止することで、蓋板4が天板3に対して取付けられる。蓋板4が取り付けられた状態では、蓋板4の下面が縦アーム部14のフランジ14Aを押さえ付け、縦アーム部14が上方へ抜け出ないようにしている。
横アーム部15は一方の端部が上方へ屈曲して形成され、上端部には二股状に分岐した一対の接続部21が形成されている。接続部21は互いに接近する方向(窄み方向)への弾性変形が可能であるとともに、上縁部には係止縁22が張り出し形成されている。また、接続部21の付け根部には一対の回り止め部23が径方向外方へ突出して形成されている。一方、縦アーム部14の内部には、図6に示すように、係止受け縁24が形成され、横アーム部15の係止縁22が縦アーム部14の係止受け縁24に係止することによって、縦アーム部14と横アーム部15とが連結状態となる。また、横アーム部15の両回り止め部23が縦アーム部14の下端の対応位置に形成されたスリット25に嵌り込むことで、両アーム部14,15が回り止めされた状態となる。
横アーム部15が縦アーム部14に接続された状態では、横アーム部15は水平方向へ向けて延出する。横アーム部15は自由端からトイレットペーパPの芯管へ挿通可能である。
以上の結果、支持アーム13は縦アーム部14を中心として水平面内で旋回可能であり、図1に示すようなトイレットペーパPを使用可能な使用可能位置と、図2の左側の支持アーム13に示されるような、トイレットペーパPを交換可能な交換可能位置との間を変位することができる。なお、支持アーム13の交換可能位置とは、支持アーム13がホルダ本体1から前方へ引き出されてトイレットペーパPの交換が可能になる全ての旋回位置を言う。
次に、支持アーム13を使用可能位置で保持するための構成を説明する。両支持アーム13における横アーム部15の自由端の端面にはロック部26が一体に突出形成されている(図2、図7参照)。ロック部26は、図7に示すように、横アーム部15の自由端側の端面の中心部に形成された基部27とこの基部27の外周側に形成された周端部28とからなっている。基部27は外周面の一部が円弧面となっており、また次述するロック受け部29と対向する側の部位は円弧面に連続する傾斜面が形成され、ロック部側ガイド面30とされている。周端部28は、ロック部側ガイド面30と反対側において基部27と連続し、外周側に向けて広がる扇形状に形成されており、その外周面は横アーム部15の外周面と面一に形成されている。
仕切り板8における下端部は前方へ向けてほぼ直角に屈曲し、その両側面には一対のロック受け部29が側方へ張り出すようにして形成されている。図7に示すように、両ロック受け部29における前面下部には抜け止め壁31が形成されている。ロック受け部29には、この抜け止め壁31の奥側にロック部26を係止させる凹部32が形成されている。
ロック部26とロック受け部29とは、図7に示すように、高さ方向においてラップする位置関係に設定されている。具体的には、支持アーム13がホルダ本体1から離れて自然状態にあるときには、抜け止め壁31とロック部26の基部27とは干渉し合う高さ関係となっている。抜け止め壁31は側面視において山形形状に形成され、その手前側と奥側の面は受け部側ガイド面33となっている。手前側に位置する受け部側ガイド面33はロック部側ガイド面30と略同一勾配に設定されている。
凹部32は斜め上前方へ向けて開口するように形成され、その内部にロック部26の基部27を収容可能である。また、凹部32の内周面は、ロック部26の基部27の外周面にほぼ適合するように形成されている。ロック受け部29は、底部の奥部から真っ直ぐ上方に立ち上がった後、前方へ向けて折り返し状に延び、ロック部26の上方への移動を規制する外れ止め面34となっている。この外れ止め面34の上端は凹部32の中心のほぼ真上に位置するようになっていて、ロック部26が凹部32内に収容された状態では外れ止め面34の先端部がロック部26における周端部28の端面にほぼ当接可能としてある。
次に、上記のように構成された実施例1の作用効果を説明する。トイレットペーパPを交換して使用状態にセットする場合には、まず、交換の対象となる側のカッター部材9を支軸11を中心として上方へ回動させ、仕切り板8に形成された仮保持爪20に対してカッター部材9の側縁を引っ掛けておく。こうすることで、カッター部材9を図4に示すような水平姿勢で仮保持しておく。
続いて、交換可能位置にある支持アーム13に対し横アーム部15の先端(自由端)へ新しいトイレットペーパPを挿通させ横アーム部15の先端部がトイレットペーパPから外方へ突出する状態としておく。この状態のまま、支持アーム13を縦アーム部14を中心としてホルダ本体1へ向けて水平面内で旋回する。
旋回に伴い、まず、ロック部26がロック受け部29の前方において対向する(図7(I)状態)。このときには、ロック部26とロック受け部29とは高さ方向にラップする高さ関係となっているため、支持アーム13の旋回がさらに進むと、ロック部26における基部27のロック部側ガイド面30が抜け止め壁31に形成された受け部側ガイド面33とほぼ面当たり状態で突き当たる(同図(II)状態)。
このまま支持アーム13に対する水平方向の押圧操作が継続すると、支持アーム13の横アーム部15は、支持アーム13に許容されているがたつき(差し込み孔16周りのがた付き)により、両ガイド面30,33の摺接による案内作用を受けて自動的に上方へ変位する。そして、ロック部26の基部27は抜け止め壁31の頂部に至り(同図(III)状態)、これを乗り越えると凹部32内に落ち込んで保持される(同図(IV)状態)。この状態では、ロック部26の基部27の前方には抜け止め壁31が位置するため、ロック部26が不用意に凹部32を脱してしまう事態は回避されている。かくして支持アーム13は使用可能位置に保持される。なお、この間、カッター部材9は仮保持位置に保持されているため、支持アーム13の旋回の途中でトイレットペーパPと干渉してしまうことはない。したがって、トイレットペーパPのセッティングを円滑に行うことができる。
上記したようにしてトイレットペーパPのセッティングが完了すると、続いて、カッター部材9の先端部に指を掛けて強く押し下げる。すると、カッター部材9に対する仮保持爪20の係止が強制的に解除される。これにより、カッター部材9は重錘12により支軸11を中心として下向きに回動してカッター10がトイレットペーパPの外周面に当接した状態となって、トイレットペーパPの交換が完了する。
こうしてセットされたトイレットペーパPはロールから繰り出してカッター10にて切り取られる。この際に、トイレットペーパPには持ち上げ方向の力が作用するため、これに伴い横アーム部15が持ち上げられてしまうことがある。そのような場合にもロック部26における基部27が外れ止め面34に当接してロック部26の上方への変位を規制する。したがって、ロック受け部29とロック部26との係止状態が不用意に解除されてしまうことはない。
一方、使い切ってしまったトイレットペーパPを新しいものと交換する場合には、上記と逆順の操作にて支持アーム13を交換可能位置へ移動させ、横アーム部15から芯管を抜き取った後に新しいトイレットペーパPと交換すればよい。
ロック部26を凹部32から外す場合にも、横アーム部15に指を掛けて手前側に水平に引き操作が行われる。すると、ロック部26の基部27が抜け止め壁31の奥側に位置する受け部側ガイド面33によって案内作用を受けるため、横アーム部15は自動的に持ち上げられて、抜け止め壁31を円滑に乗り越えることができる。
ところで、実施例1ではロック部26とロック受け部29との間の係止機構に弾性ロック機構を利用していない。したがって、繰り返しの使用によっても弾性が損なわれるといった心配もないから、長期間に亘って安定して支持アーム13に対するロック及びその解除を行うことができる。
また、実施例1では、支持アーム13を使用可能位置から交換可能位置に移動させる場合にも、横アーム部15に対して水平方向に押し引きの操作をするだけでよい。すなわち、支持アーム13を使用可能位置と交換可能位置との間を移動させる際に、横アーム部15に対して水平方向に操作力を加えるだけでよい。つまり、使用者が支持アーム13に対する使い勝手を知らない場合でも、水平方向に押し・引き操作することは真っ先に試みられるため、ホルダの使用経験のない人にとっても使い勝手がよく戸惑うことはない。このことは支持アーム13に無理な力が加えられることがないということも意味するため、支持アーム13の係止機構を損傷してしまうことも回避される。
また、実施例1ではトイレットペーパPを横並びにセットでき、かつ支持アーム13も水平面内で旋回するようにしたため、トイレットペーパPを含めホルダの下方において他の用途に活用可能な空きスペースを確保することもできる。
<実施例2>
図8は本発明の実施例2を示している。実施例1では芯管付きのトイレットペーパに適用したホルダを示したが、実施例2では芯管のないトイレットペーパP´に適用するホルダを例示する。本実施例が実施例1と相違する点は、横アーム部40の構成のみであり、他の構成は実施例1と同様であるため、重複した説明は省略する。
横アーム部40は、縦アーム部14との連結を行うためのエルボ部41を有している。エルボ部41の縦アーム部14側の端部は図示はしないが、実施例1と同様の接続部が形成されている。エルボ部41の他端側にはアームシャフト42が水平かつ一体に延出している。アームシャフト42は軸方向に直交する断面形状において十字形状に形成されている。また、アームシャフト42には長さ方向へ間隔をあけつつ複数のリング状突部43が形成されている。各リング状突部43はアームシャフト42の各端面によって形成される外径よりも大きな外径を有しており、幅方向の両側縁部は面取り44が施されている。
なお、このアームシャフト42の自由端の端面には実施例1と同様のロック部26が形成されている。
このように構成された実施例2では、芯管のないトイレットペーパP´の中心孔にアームシャフト42を挿通させた場合、トイレットペーパP´の孔面に対してアームシャフト42が全長に亘って接するのではなく、もっぱらリング状突部43の外周面のみが局部的に接するだけである。したがって、トイレットペーパP´の繰り出しに伴ってトイレットペーパP´が回転する場合に摩擦力を低く抑えることができるから、トイレットペーパP´の繰り出しが円滑になされる。
他の構成は実施例1と同様であり、同様の作用効果を発揮することができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、トイレットペーパP,P´の交換に際して、支持アーム13の旋回角度範囲を規制する手段を設定していないが、一定の角度で旋回が規制されるようにしてもよい。
(2)上記実施例では2本のトイレットペーパP,P´を横並びでセットできるホルダを示したが、個数は限定されるべきものではなく、縦に並列される形式であってもよい。
(3)上記実施例ではロール紙としてトイレットペーパP,P´を例示したが、これ以外のロール紙であってもよい。
1…ホルダ本体
13…支持アーム
14…縦アーム部
15,40…横アーム部
26…ロック部
29…ロック受け部
30…ロック部側ガイド面(ガイド面)
31…抜け止め壁
32…凹部
33…受け部側ガイド面(ガイド面)
43…リング状突部
P,P´…トイレットペーパ(ロール紙)

Claims (3)

  1. 壁面に取り付けられるホルダ本体と、
    前記ホルダ本体から下向きに延出し軸心周りに回転可能に支持される縦アーム部とこの縦アーム部の下端から水平方向に延出しその自由端からロール紙の軸心部へ挿通可能な横アーム部とから形成され、かつ、前記縦アーム部を中心として前記ロール紙を使用可能位置と交換可能位置との間に亘って水平面内で旋回可能な支持アームと、
    前記横アーム部の自由端に形成されたロック部と、
    前記ホルダ本体に形成され前記ロック部と係止することで、前記支持アームを前記使用可能位置に保持するロック受け部とを備え、
    前記ロック受け部は、前記ロック部と高さ方向にラップする抜け止め壁を有しその奥部に前記ロック部を保持する凹部が形成されており、前記支持アームが前記使用可能位置に至るときには前記ロック部が前記抜け止め壁の頂部を通過するよう前記支持アームが変位して前記凹部内へ係止する構成であるとともに、
    前記抜け止め壁あるいは前記ロック部の少なくともいずれか一方には、相手側と摺接して前記支持アームが前記抜け止め壁の頂部を通過するときの変位動作を案内するガイド面が形成され、
    かつ前記抜け止め壁あるいは前記ロック部の少なくともいずれかに形成された前記ガイド面は、前記支持アームが前記使用可能位置に向けて水平面内で旋回したときの高さが、前記相手側と当たって摺接可能となる高さに設定され
    前記支持アームは前記ホルダ本体に対して許容されている組み付け上のがたつきにより、前記抜け止め壁の頂部を乗り越える変位動作が可能となっていることを特徴とするロール紙用ホルダ。
  2. 前記凹部の上部には前記ロック部と係止して前記ロック部が上方へ変位するのを規制する外れ止め面が形成されていることを特徴とする請求項1記載のロール紙用ホルダ。
  3. 前記横アーム部には、長さ方向へ間隔をあけて複数のリング状突部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のロール紙用ホルダ。
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