JP4589188B2 - シート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体 - Google Patents

シート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体 Download PDF

Info

Publication number
JP4589188B2
JP4589188B2 JP2005210462A JP2005210462A JP4589188B2 JP 4589188 B2 JP4589188 B2 JP 4589188B2 JP 2005210462 A JP2005210462 A JP 2005210462A JP 2005210462 A JP2005210462 A JP 2005210462A JP 4589188 B2 JP4589188 B2 JP 4589188B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
thermal transfer
transfer sheet
supply
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005210462A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007022001A (ja
Inventor
田 英 正 開
山 渉 大
永 直 央 吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ATL CO., LTD.
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
ATL CO., LTD.
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ATL CO., LTD., Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical ATL CO., LTD.
Priority to JP2005210462A priority Critical patent/JP4589188B2/ja
Publication of JP2007022001A publication Critical patent/JP2007022001A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4589188B2 publication Critical patent/JP4589188B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

本発明は、熱転写シートと熱転写シートを巻き付ける巻取コアおよび供給コアとからなるシート体と、シート体を収納する熱転写シート用カセットとを備えた組合せ体に関する。
従来、巻取コアと、供給コアと、熱転写シートとを有するシート体が知られている。このシート体は巻取コアのコア保持部と、供給コアのコア保持部とを有するコア保持体と、これらのコア保持体を覆う蓋体とを備えた熱転写シート用カセット内に収納される(例えば特許文献1参照)。また、熱転写シート用カセット内に収納された巻取コアと供給コアは、通常スプリングによって一方向に押圧されている。
不使用時には、一方向に押圧されることにより、巻取コアと供給コアはカセットに設けられた係合部に係止される。これによって、巻取コアと供給コアが空回りし、巻取コアと供給コアに巻き付けられた熱転写シートが弛むことはない。
他方、使用時には、外部の駆動機構により巻取コアと供給コアはスプリングの力に抗して移動し、係合部から解放される。これによって、巻取コアと供給コアは回転可能となり、駆動機構により回転させられる。次に、供給コアから熱転写シートが繰り出され、巻取コアに巻き取られる。この間、熱転写シートがサーマルヘッドにより加熱されて熱転写シートから画像が受像シートに転写される。
USP5110228号公報
特許文献1においては、板バネとして機能するスプリングがコア保持体と一体として設けられている。しかしながら、コアをコア保持体に取り付ける際に板バネを反らす必要があり、このとき板バネが折れてしまう事がある。この場合、コア保持体全体を廃棄しなければならないという不具合がある。また、折れることのないようにスプリングを柔軟なものにした場合、組合せ体を使用していくうちにスプリングの弾発力が低下してコアの押圧力が不十分となり、さらには、コアがコア保持体から外れてしまうという不具合も生じる。
一方、スプリングをコア保持体とは別体のコイルバネとした場合、コア保持体とコアとの間に取り付ける際にコイルバネを圧縮して縮めなければならない。このため、コイルバネの取り付け時に、弾け飛んでしまうという不具合がある。また、このようなコイルバネは小さく、そして変形しやすいため、取り付け時に変形させてしまうこともある。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、コアおよびコイルバネをコア保持体へ容易に取り付けることができるシート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体を提供することを目的とする。
本発明は、両端部近傍に一対のフランジを有する巻取コアと、両端部近傍に一対のフランジを有する供給コアと、巻取コアの一対のフランジ間と供給コアの一対のフランジ間とに巻き付けられサーマルヘッドにより加熱される熱転写シートとからなるシート体と、シート体を収納する熱転写シート用カセットとを備えた組合せ体において、熱転写シート用カセットは、巻取コアを回転自在に保持する巻取コア保持部と、供給コアを回転自在に保持する供給コア保持部と、これら巻取コア保持部と供給コア保持部とを連結する一対の連結部とを有するコア保持体と、コア保持体に装着される蓋体とを有し、巻取コアおよび供給コアのうち少なくとも一方のコアに関し、当該コアのコア保持部は当該コアの端部を受ける支持部材を有し、この支持部材は板バネとして機能し、支持部材とフランジとの間に、支持部材とフランジとの間で圧縮されるコイルバネを配置し、蓋体は一対の側板を有し、蓋体をコア保持体に装着させた場合、蓋体の一方の側板はコア保持部の外壁と支持部材との間に配置され、支持部材の外方への動きを規制することを特徴とするシート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体である。
本発明は、支持部材は開孔を有しており、当該コアの端部はこの開孔に挿入されることを特徴とするシート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体である。
本発明は、支持部材はコア保持部の外方に傾斜して上方に延びる案内部を有することを特徴とするシート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体である。
本発明は、当該コアのコア保持部は支持部材の近傍に上方が開口した軸受をさらに有し、軸受は当該コアを下方から支持することを特徴とするシート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体である。
本発明によれば、コアの片側の端部をコア保持部の開口に挿入し、支持部材が設けられた側の端部を下方に押し込むだけで、容易にコアをコア保持部に取り付けることができる。このとき、支持部材側の端部の外周にはコイルバネが取り付けられており、これによりコイルバネをコア保持体とコアとの間に容易に取り付けることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図6は、本発明によるシート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体の一実施の形態を示す図である。
図1乃至図3に示すように、組合せ体1は、両端部近傍に一対のフランジ12,13を有する巻取コア11と、両端部近傍に一対のフランジ22,23を有する供給コア21と、巻取コア11の一対のフランジ12,13間と供給コア21の一対のフランジ22,23間とに巻き付けられサーマルヘッド5bにより加熱される熱転写シート5とからなるシート体10と、シート体10を収納する熱転写シート用カセット30とを備えている。
次に、シート体10について説明する。シート体10の熱転写シート5は、供給コア21から繰り出されて巻取コア11に巻取られ、この間熱転写シート5はサーマルヘッド5bにより加熱され、受像シート5aに画像が転写される(図4)。このような熱転写シート5は、例えば、ポリエチレンテレフタラートからなる基材シート上に膜厚1μm程度のインクを塗布してなる。
次に、シート体10の巻取コア11および供給コア21について説明する。本実施の形態において、巻取コア11と供給コア21は同一の形状からなっており、図6に熱転写シートを巻き付けていない巻取コア11および供給コア21を示す。図6に示すように巻取コア11および供給コア21は、一対のフランジ12,13,22,23間に配置され、熱転写シート5を巻き付ける円柱状または円筒状の巻き付け部11a,21aと、巻き付け部11a,21aと同軸上に配置され、一対のフランジ12,13,22,23の両外方にそれぞれ延びる円柱状の一方の端部14,24と、円筒状の他方の端部15,25とからなっている。
また、図6に示すように、一方の端部14,24側のフランジ12,22の外側側面12a,22aには円筒状の円筒部材16,26が設けられている。円筒部材16,26は一方の端部14,24と同軸上に配置され、一方の端部14,24は円筒部材16,26の内側に配置されている。
他方の端部15,25は円筒状からなり、また、他方の端部15,25側のフランジ13,23の外側側面13a,23a周縁部には一定間隔をおいて配置される凹部13b,23bが複数設けられている。
次に、上述した構成からなるシート体10を収納する熱転写シート用カセット30について説明する。
熱転写シート用カセット30は巻取コア11を回転自在に保持する巻取コア保持部41と、供給コア21を回転自在に保持する供給コア保持部51と、これら巻取コア保持部41と供給コア保持部51とを連結する一対の連結部61とを有するコア保持体31と、コア保持体31に装着される蓋体34,37とからなっている。
このうち蓋体34は巻取コア保持部41を覆うものであり、蓋体37は供給コア保持部51を覆うものである。また蓋体34,37は一対の側板35a,35b,38a,38bを有しており、このうち一方の側板35a,38aの内面にはリブ74,77が設けられている(図1,図5(c))。リブ74,77はリブ高さhが一定の当接部74a,77aと、当接部74a,77aの下方に位置するとともに傾斜する案内部74b,77bとからなっている。案内部74b,77bは下方に向かって、すなわち当接部74a,78aから離れるにしたがって徐徐にリブ高さhが低くなっている。
次に、コア保持体31について説明する。コア保持体31の巻取コア保持部41および供給コア保持部51は、それぞれ巻取コア11および供給コア21の円筒部材16,26を受ける軸受42,52を有している。軸受42,52は上方に開口しており、円筒部材16,26を下方から回転自在に支持するとともに横方向への移動を規制する。
また、図2および図3に示すように、巻取コア保持部41および供給コア保持部51は両端に一対の外壁41a,41b,51a,51bを有しており、一方の外壁41a,51aと軸受42,52との間に、巻取コア11および供給コア21の一方の端部14,24を受ける支持部材43,53が設けられている。
図5(a),(b),(c)に示すように、支持部材43,53は、上方に延びる支持部43a,53aと、支持部43a,53aの上部に配置され外方に傾斜して上方に延びる案内部43b,53bと、案内部43b,53bの上方に配置され上方に延びる先端部43c,53cとを有する。支持部材43,53は全体として板状バネからなり、支持部43a,53aの基端部43e,53eを中心として外方(コアから離れる向きであって、図5において左向き)および内方(コアに近づく向きであって、図5において右向き)に反ることができる。また、支持部43a,53aには、上下方向に延びる細長い開孔43d,53dが設けられ、この開孔43d,53d内に巻取コア11および供給コア21の一方の端部14,24が挿入される。
また、図1に示すように、巻取コア保持部41および供給コア保持部51の他方の外壁41b,51bには、巻取コア11および供給コア21の他方の端部15,25を受ける開口軸受44,54が設けられている。この開口軸受44,54と軸受42,52とによって巻取コア11および供給コア21はそれぞれ巻取コア保持部41および供給コア保持部51に回転自在に支持される。
また、コア保持体31の一対の連結部61間に、熱転写シート5に当接してこの熱転写シート5を案内するロッド62が設けられている。ロッド62は熱転写シート5に対して、サーマルヘッド5bと反対側に配置されており、かつロッド62は熱転写シート5に対してコア保持体31側へ配置されている(図4)。
またロッド62は、各連結部61に設けられ上方が開口した開口支持部63により回転自在に支持されており、開口支持部63の開口部は蓋体37の内側に設けられた密閉リブ64により覆われて密閉される。
このように、ロッド62を熱転写シート5に対してサーマルヘッド5bと反対側に、かつ熱転写シート5に対してコア保持体31側へもってきたことにより、熱転写シート5をサーマルヘッド5bが押圧した場合、ロッド62はコア保持体31側へ向かうことになり、サーマルヘッド5bの押圧時にロッド62がコア保持体31の外方へ押圧されてコア保持体31から外れることはない。
また、ロッド62は開口支持部63内へ保持されるので、ロッド62を開口支持部63へ上方から挿入するだけで、ロッド62を容易に開口支持部63へ収納することができる。さらに、蓋37をコア保持体31の供給コア保持部51へ被せるだけで、開口支持部63を蓋37の密閉リブ64により密閉することにより、開口支持部63と密閉リブ64によりロッド62を保持することができる。
また、図5に示すように、シート体10が熱転写シート用カセット30内に収納された場合、巻取コア11および供給コア21の一方の端部14,24と円筒部材16,26との間にコイルバネ71,72が挿入される。コイルバネ71,72は一方の端部14,24の長さと略同一の自然長を有し、一方の端部14,24外周に取り付けられるとともに、フランジ12,22と支持部材43,53との間で圧縮される。これにより、巻取コア11および供給コア21は一方の端部14,24側から他方の端部15,25側に向かって、すなわち図2および図3において左側から右側に向かって押圧される。なお、この場合のコイルバネ71,72の弾発力は、巻取コア保持部41および供給コア保持部51の板バネとして機能する支持部材43,53の反り返りからの復元力よりも弱くなっている。
組合せ体1の駆動時には、巻取コア保持部41および供給コア保持部51の他方の外壁に設けられた開口軸受44,54から図示しない駆動機構が挿入され、この駆動機構がコイルバネ71,72の力に抗して巻取コア11と供給コア21を図2および図3の左側へ移動させ、巻取コア11と供給コア21を回転駆動させる。
一方、熱転写シート5の繰り出しを停止する場合、巻取コア11および供給コア21から駆動機構が離れ、コイルバネ71,72によって巻取コア11および供給コア21を図2および図3の右側へ移動させる。このとき、巻取コア保持部41および供給コア保持部51の他方の外壁41b,51bの内側に設けられた図示しない係合突起が、巻取コア11および供給コア21の凹部13b,23bに係合して、巻取コア11および供給コア21を係止するようになっている。
さらにまた、巻取コア保持部41および供給コア保持部51の一対の外壁41a,41b,51a,51bの内面に上下方向に延びる凹状レール45,55と凹状レール45,55端に設けられた孔46,56とが各々設けられている。一方、蓋体34,37の一対の側板35a,35b,38a,38bには、この凹状レール45,55に係合して案内され、孔46,56に嵌込まれる爪36,39が各々設けられている。すなわち、コア保持体31に蓋体34,37を装着する際、蓋体34,37の爪36,39を対応する巻取コア保持部41および供給コア保持部51の凹状レール45,55に係合させて押し込む。このことにより、爪36,39は孔46,56に嵌め込まれ、コア保持体31の巻取コア保持部41と供給コア保持部51に蓋体34,37をスムースに装着することができる。
また、コア保持体31に蓋体34,37が装着された場合、蓋体34,37の一方の側板35a,38aは、巻取コア保持部41および供給コア保持部51の支持部材43,53と一方の外壁41a,51aとの間に配置されている(図5(c))。このとき、一方の側板35a,38aの外面が巻取コア保持部41および供給コア保持部51の一方の外壁41a,51aに当接し、一方の側板35a,38aの内面に設けられたリブ74,77の当接部74a,77aが支持部材43,53に当接する。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、コア保持体31の開口支持部63内にロッド62が取り付けられる。上述のように、開口支持部63は上方へ開口しているので、ロッド62を上方から開口支持部63に嵌込むだけで容易に取り付けることができる。
次に、巻取コア11を巻取コア保持部41に、供給コア21を供給コア保持部51に取り付け、シート体10をコア保持体31に収納する。
巻取コア11を巻取コア保持部41に取り付ける場合、まず巻取コア11の他方の端部15が巻取コア保持部41の開口軸受44に挿入される。このとき、一方の端部14と円筒部材16との間にコイルバネ71が挿入されるが、巻取コア11は他方の端部15を下方として傾斜した状態となっているので、作業者が特別の注意を払わなくてもコイルバネ71が巻取コア11から落下してしまうことはない。
その後、他方の端部15が開口軸受44に挿入されたまま、巻取コア11の円筒部材16が巻取コア保持部41の軸受42の上方開口内に収納されるように、巻取コア11の一方の端部14を巻取コア保持部41に向かって下げる。このとき、巻取コア11の一方の端部14の先端およびコイルバネ71の先端が、図5(a)に示すように、巻取コア保持部41の支持部材43の案内部43bに当接する。
次に、巻取コア11の一方の端部14側を下方に押し込む。このとき、円筒部材16が軸受42によって横方向(図5における紙面に対して奥行きの方向)へずれてしまうことを防止されるので、巻取コア11を真下に押し込むことができる。一方の端部14が下方に押し込まれると、一方の端部14は当接する支持部材43の案内部43bを外方(図5において左方)に向けて押圧する。これによって、図5(b)に示すように、支持部材43は基端部43eが固定された状態で外方に反る。その後、図5(c)に示すように、一方の端部14が支持部材43の支持部43aに設けられた開孔43dに嵌め込まれるとともに、円筒部材16が軸受42により下方から支持される。また、支持部材43は一方の端部14からの押圧が解除されて、元の位置に戻り、コイルバネ71が支持部材43と巻取コア11のフランジ12との間で圧縮される。
このようにして、他方の端部15を巻取コア保持部41の開口軸受44に挿入し、一方の端部14を押し込むだけで、容易に巻取コア11を巻取コア保持部41に取り付けることができる。このとき、一方の端部14はコイルバネ71を貫通しており、これにより、コイルバネ71を支持部材43とフランジ12との間に容易に取り付けることができる。
この場合、一方の端部14に取り付けられたコイルバネは、円筒部材16に囲まれているので、一方の端部14を押し込む際にコイルバネ71が弾け飛んでしまうことはなく、また指でコイルバネ71を変形させてしまうこともない。また、取り付けが完了した際には、支持部材43が元の位置に跳ね戻り、これにより、作業者は巻取コア11が正しい位置に取り付けられたことを確認することができる。
その後、上述した巻取コア11の巻取コア保持部41への取り付けと同様にして、供給コア21が供給コア保持部51へ取り付けられる。このようにして、シート体10がコア保持体31に収納される。
次に、コア保持体31の巻取コア保持部41に蓋体34を装着し、供給コア保持部51に蓋体37を装着する。この場合、蓋体34,37の爪36,39を巻取コア保持部41および供給コア保持部51の凹状レール45,55に係合させて押し込むことにより、爪36,39は凹状レール45,55に案内されて、孔46,56に嵌込まれる。これにより、蓋体34,37をスムースにコア保持体31に装着することができる。
また、コア保持体31に蓋体34,37を装着した場合、蓋体34,37の一方の側板35a,38aが、巻取コア保持部41および供給コア保持部51の支持部材43,53と一方の外壁41a,51aとの間に配置される。同時に、一方の側板35a,38aの外面が巻取コア保持部41および供給コア保持部51の一方の外壁41a,51aに当接するとともに、一方の側板35a,38aのリブ74,77の当接部74a,77aが支持部材43,53の先端部43c,53cに当接する。これにより、支持部材43,53の外方への動きが規制され、一方の端部14,24が支持部材43,53の開孔43d,53dから抜けてしまうことを防止することができる。
ところで、図5(c)に示すように、リブ74,77は下方に向かって徐徐にリブ高さが低くなる案内部74b,77bを有している。したがって、蓋体34,37をコア保持体31に装着する際に、リブ74,77の案内部74b,77bに沿って支持部材43,53を当接部74a,77a側へ案内することができ、装着後において、この当接部74a,77aによって支持部材43,53の外方への動きを確実に規制することができる。
さらに、蓋体37の密閉リブ64が開口支持部63を密閉することにより、ロッド62を開口支持部63と密閉リブ64との間で係止して保持することができる。
このようにして、熱転写シート5を有するシート体10を熱転写シート用カセット30内に収納保持することができ、シート体10と熱転写シート用カセット30とからなる組合せ体1が得られる。
シート体10を熱転写シート用カセット30内に収納した後、この組合せ体1がプリンタに装着され、プリンタのサーマルヘッド5bにより熱転写シート5が加熱され画像が受像シート5aに転写される(図4)。
この場合、熱転写シート5はロッド62により熱転写シート用カセット30内を案内されるので、熱転写シート5が熱転写シート用カセット30内面に接触または当接することはない。このため熱転写シート5をスムースに供給コア21から繰り出して巻取コア11に巻取ることができる。また、ロッド62を熱転写シート5に対してサーマルヘッド5bと反対側に、かつ熱転写シート5に対してコア保持体31側へもってきたので、サーマルヘッド5bが熱転写シート5を押圧した場合、ロッド62はコア保持体31側へ向かうことになり、サーマルヘッド5bの押圧時にロッド62がコア保持体31の外方へ押圧されてコア保持体31から外れてしまうことはない。
また、使用中にコイルバネ71,72に不具合が生じた場合、コイルバネ71,72を取り替えることができる。この場合、まず該当するコア11,21側の蓋体34,37をコア保持体30から取り外す。次に、支持部材43の先端部43c,53cを押さえて支持部材43,53を外方に反らすとともに、コア11,21の一方の端部14,24側を上方に持ち上げる。これにより、容易にコイルバネ71,72を取り出して、新しいコイルバネに取り替えることができる。この場合、支持部材43,53とフランジ12,22との間で圧縮されたコイルバネ71,72は、支持部材43,53が反らされるのにしたがって徐徐に圧縮力が解除され、またコイルバネ71,72は円筒部材によって囲まれているので、コイルバネ71,72の弾け飛びを防止することができる。
一方、コア保持体31に蓋体34,37が装着されている間、支持部材43,53は蓋体34,37の側板35a,38aによって外方への動きを規制され、反っていない状態に保たれる。このため、組合せ体1がコア保持体31の一方の側壁41a,51a側を下方にして長時間置かれたとしても、支持部材43,53の板バネとしての復元力が弱まることはない。
以上のように本実施の形態によれば、他方の端部15,25を巻取コア保持部41または供給コア保持部51の開口軸受44,54に挿入し、一方の端部14,24を下方に押し込むだけで、容易に巻取コア11を巻取コア保持部41に、供給コア21を供給コア保持部51に取り付けることができる。このとき、一方の端部14,24の外周にはコイルバネ71,72が取り付けられており、これにより、コイルバネ71,72をコア保持体31の支持部材43,53とフランジ12,22との間に容易に取り付けることができる。
また、一方の端部14,24が挿入された支持部材43,53は、蓋体34,37の一方の側板35a,38aによって外方への動きを規制されているため、支持部材43,53の板バネとしての復元力が弱まることを防止することができ、かつ一方の端部14,24が支持部材43,53の開孔43d,53dから抜けてしまうことを防止することができる。これによって、巻取コア11および供給コア21を熱転写シート用カセット30内に安定して保持することができる。
また、一方の端部14,24に取り付けられたコイルバネ71,72は円筒部材16,26に囲まれているので、一方の端部14,24を押し込む際にこのコイルバネ71,72が弾け飛んでしまうことはなく、また指でコイルバネ71,72を変形させてしまうこともない。
また、巻取コア11および供給コア21の取り付けが完了した際には、支持部材43,53が元の位置に跳ね戻り、これにより、作業者は巻取コア11または供給コア21が正しい位置に取り付けられたことを確認することができる。
本発明による組合せ体の一実施例を示す斜視図。 シート体を収納したコア保持体の平面図。 シート体を収納したコア保持体の正面図。 熱転写シートとロッドとサーマルヘッドとの関係を示す図。 コアの一方の端部の保持状態を示す部分断面図。 コアを示す平面図。
符号の説明
1 組合せ体
5 熱転写シート
5b サーマルヘッド
10 シート体
11 巻取コア
12 フランジ
13 フランジ
14 端部
16 円筒部分
21 供給コア
22 フランジ
23 フランジ
24 端部
26 円筒部分
30 熱転写シート用カセット
31 コア保持体
34 蓋体
35a 側板
35b 側板
37 蓋体
38a 側板
38b 側板
41 巻取コア保持部
41a 外壁
42 軸受
43 支持部材
43b 案内部
43d 開孔
43e 基端部
51 供給コア保持部
51a 外壁
51b 外壁
52 軸受
53 支持部材
53b 案内部
53d 開孔
53e 基端部
61 連結部
71 コイルバネ
72 コイルバネ

Claims (4)

  1. 両端部近傍に一対のフランジを有する巻取コアと、両端部近傍に一対のフランジを有する供給コアと、巻取コアの一対のフランジ間と供給コアの一対のフランジ間とに巻き付けられサーマルヘッドにより加熱される熱転写シートとからなるシート体と、
    シート体を収納する熱転写シート用カセットとを備えた組合せ体において、
    熱転写シート用カセットは、
    巻取コアを回転自在に保持する巻取コア保持部と、供給コアを回転自在に保持する供給コア保持部と、これら巻取コア保持部と供給コア保持部とを連結する一対の連結部とを有するコア保持体と、
    コア保持体に装着される蓋体とを有し、
    巻取コアおよび供給コアのうち少なくとも一方のコアに関し、当該コアのコア保持部は当該コアの端部を受ける支持部材を有し、この支持部材は板バネとして機能し、
    支持部材とフランジとの間に、支持部材とフランジとの間で圧縮されるコイルバネを配置し、
    蓋体は一対の側板を有し、蓋体をコア保持体に装着させた場合、蓋体の一方の側板はコア保持部の外壁と支持部材との間に配置され、支持部材の外方への動きを規制することを特徴とするシート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体。
  2. 支持部材は開孔を有しており、当該コアの端部はこの開孔に挿入されることを特徴とする請求項1記載のシート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体。
  3. 支持部材はコア保持部の外方に傾斜して上方に延びる案内部を有することを特徴とする請求項1記載のシート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体。
  4. 当該コアのコア保持部は支持部材の近傍に上方が開口した軸受をさらに有し、軸受は当該コアを下方から支持することを特徴とする請求項1記載のシート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体。
JP2005210462A 2005-07-20 2005-07-20 シート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体 Active JP4589188B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005210462A JP4589188B2 (ja) 2005-07-20 2005-07-20 シート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005210462A JP4589188B2 (ja) 2005-07-20 2005-07-20 シート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007022001A JP2007022001A (ja) 2007-02-01
JP4589188B2 true JP4589188B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=37783377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005210462A Active JP4589188B2 (ja) 2005-07-20 2005-07-20 シート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4589188B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09254478A (ja) * 1996-03-22 1997-09-30 Sony Corp プリンタのインクリボンカセット
JPH09301643A (ja) * 1996-05-13 1997-11-25 Dainippon Printing Co Ltd ボビン
JPH10337923A (ja) * 1997-04-09 1998-12-22 Sony Corp プリントメディアカートリッジ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09254478A (ja) * 1996-03-22 1997-09-30 Sony Corp プリンタのインクリボンカセット
JPH09301643A (ja) * 1996-05-13 1997-11-25 Dainippon Printing Co Ltd ボビン
JPH10337923A (ja) * 1997-04-09 1998-12-22 Sony Corp プリントメディアカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007022001A (ja) 2007-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101892528B1 (ko) 테이프 카트리지
RU2543424C2 (ru) Ленточный картридж и ленточное печатающее устройство
JP4929477B2 (ja) 転写具
JP4376816B2 (ja) プラテンローラ保持構造および記録装置
JP2008509823A (ja) カセットの固定及び排出構成
JP4654146B2 (ja) インクシートカートリッジ
JP4589188B2 (ja) シート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体
JP4451149B2 (ja) シート体と熱転写シート用カセットとの組合せ体
JP2007314274A (ja) 給紙カセット
US7151555B2 (en) Cassette for a thermal transfer sheet
JP2005047054A (ja) 熱転写シート用カセット
JP4430358B2 (ja) 熱転写シート用カセット
JP5221438B2 (ja) カートリッジ式塗膜転写具
JP2006315362A (ja) インクシートカートリッジ
JP2006212819A (ja) 熱転写シート用カセット
JP4571526B2 (ja) インクリボンカセット
JP5076885B2 (ja) インクカートリッジ
JP2016221839A (ja) ラベルプリンタ
JP4324809B2 (ja) 給送装置、記録装置および液体噴射装置
JP2009119630A (ja) 熱転写シート用カセット
JP4589162B2 (ja) 供給コア収納体、熱転写シート体、および熱転写シート体と熱転写シート体用カセットとの組合せ体
JP5392597B2 (ja) 熱転写シート用カセット
JP2005067168A (ja) プリンタ
JP7279537B2 (ja) 載置台およびテープ印刷システム
JP2005081670A (ja) 熱転写シート用カセット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100816

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100820

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4589188

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250