JP4430358B2 - 熱転写シート用カセット - Google Patents

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Description

本発明は熱転写シートからなるシート体を収納する熱転写シート用のカセットに関する。
従来より巻取コアと、供給コアと、熱転写シートとを有するシート体が知られている。このシート体は巻取コアの保持部と、供給コアの保持部を有するコア保持体と、このコア保持体を覆う蓋体とを備えた熱転写シート用カセット内に収納される(例えば特許文献1参照)。また、熱転写シート用カセット内に収納された巻取コアと供給コアは、通常スプリングによって一方向に押圧されている。
不使用時には、一方向に押圧されることにより、巻取コアと供給コアはカセットに設けられた係合部に係止される。
他方、使用時には、外部の駆動機構により巻取コアと供給コアはスプリングの力に抗して移動し、係合部から解放される。これによって、巻取コアと供給コアは回転可能となり、駆動機構により回転される。次に、供給コアから熱転写シートが繰り出され、巻取コアに巻き取られる。この間、熱転写シートがサーマルヘッドにより加熱されて熱転写シートから画像が受像シートに転写される。
USP5110228号公報
ところで、熱転写シート用カセット内に取り付けるスプリングは小さく、そして変形しやすい。
そのため、熱転写シート用カセットに取り付ける際、位置決めおよび取り付けが困難であり、場合によってはスプリングが破損してしまうこともある。このため、コア保持体と一体からなるスプリングも考えられたが、このようにすると、スプリングが破損した場合、熱転写シート用カセット全体を廃棄しなければならない。
他方、スプリングを取り外し自在にした場合、スプリングの取り付けおよび位置決めが難しい。また、スプリングが確実に取り付けられたか確認したい場合がある。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、スプリングの位置決め、取り付けおよび取り外しが容易であり、外観からスプリングの有無を確認することができる熱転写シート用カセットを提供することを目的とする。
本発明は、巻取コアと、供給コアと、巻取コアと供給コアとに巻き付けられサーマルヘッドにより加熱される熱転写シートとからなるシート体を収納する熱転写シート用カセットにおいて、巻取コアの保持部と、供給コアの保持部と、これら巻取コアの保持部と供給コアの保持部を連結する一対の連結部とを有するコア保持体と、巻取コアの保持部と供給コアの保持部とを覆う蓋体とを備え、コア保持体の巻取コアの保持部と供給コアの保持部は各々スプリングホルダーを有し、各々のスプリングホルダー内に一方向にコアを押圧するスプリングが設けられ、このスプリングは板バネ部と、板バネ部の両側に配置された一対の肩部とを有し、各肩部にはスプリングホルダーに係合してスプリングを位置決めするための切欠が形成されていることを特徴とする熱転写シート用カセットである。
本発明は、巻取コアと、供給コアと、巻取コアと供給コアとに巻き付けられサーマルヘッドにより加熱される熱転写シートとからなるシート体を収納する熱転写シート用カセットにおいて、巻取コアの保持部と、供給コアの保持部と、これら巻取コアの保持部と供給コアの保持部を連結する一対の連結部とを有するコア保持体と、巻取コアの保持部と供給コアの保持部とを覆う蓋体とを備え、コア保持体の巻取コアの保持部と供給コアの保持部は各々スプリングホルダーを有し、各々のスプリングホルダー内に一方向にコアを押圧するスプリングが設けられ、このスプリングは板バネ部と、板バネ部の両側に配置された一対の肩部とを有し、スプリングの板バネ部は外方に突出する突起を有し、スプリングホルダーは板バネ部の突起に係合する穴を有し、この突起を穴に嵌込むことにより、スプリングはスプリングホルダーに固定されることを特徴とする熱転写シート用カセットである。
本発明は、コア保持体の巻取コアの保持部と供給コアの保持部とに開孔が設けられ、この開孔により、スプリングホルダーの穴にスプリングの突起が嵌込まれているか否かを外観から確認することができることを特徴とする熱転写シート用カセットである。
本発明は、巻取コアと、供給コアと、巻取コアと供給コアとに巻き付けられサーマルヘッドにより加熱される熱転写シートとからなるシート体を収納する熱転写シート用カセットにおいて、巻取コアの保持部と、供給コアの保持部と、これら巻取コアの保持部と供給コアの保持部を連結する一対の連結部とを有するコア保持体と、巻取コアの保持部と供給コアの保持部とを覆う蓋体とを備え、コア保持体の巻取コアの保持部と供給コアの保持部は各々スプリングホルダーを有し、各々のスプリングホルダー内に一方向にコアを押圧するスプリングが設けられ、このスプリングは板バネ部と、板バネ部の両側に配置された一対の肩部とを有し、両肩部の上端は板バネ部の上端より上方に位置することを特徴とする熱転写シート用カセットである。
本発明によれば、スプリングにはスプリングホルダーに係合する切欠が形成されているため、スプリングホルダーにスプリングを容易に位置決めすることができる。
また、スプリングホルダーにスプリングが位置決めされた際、スプリングホルダーの穴に嵌込まれる突起がスプリングに設けられているので、スプリングを位置決めされた位置に確実に固定することができる。
さらに、両肩部の上端は板バネ部の上端より上方に位置するので、スプリングを押込部材等を用いてスプリングホルダーに押し込んで取り付ける際、押込部材等は高剛性のスプリングの両肩部のみに接触し、破損しやすい板バネ部には接触しないので、スプリングの取り付け中にスプリングを破損してしまうことはない。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図8は、本発明による熱転写シート用カセットの一実施の形態を示す図である。
図1乃至図6に示すように、熱転写シート用カセット10は巻取コア2と、供給コア3と、巻取コア2と供給コア3とに巻付けられた熱転写シート5とからなるシート体1を収納するものである。
熱転写シート用カセット10内の熱転写シート5は、供給コア3から繰り出されて巻取コア2に巻取られ、この間熱転写シート5はサーマルヘッド5bにより加熱され、受像シート5aに画像が転写される(図6)。
なお、巻取コア2および供給コア3は、いずれもフランジ2b,3bを有している。また巻取コア2および供給コア3は、位置決め用のラチェット2a,3aを有している。
このような構成からなるシート体1を収納する熱転写シート用カセット10は、巻取コア2を保持する巻取コアの保持部12と、供給コア3を保持する供給コアの保持部13と、これら巻取コアの保持部12と供給コアの保持部13とを連結する一対の連結部17とを有するコア保持体11と、このコア保持体11の巻取コアの保持部12と供給コアの保持部13とを覆う一対の蓋体20,21とを備えている。
このうち蓋体20は巻取コアの保持部12を覆うものであり、蓋体21は供給コアの保持部13を覆うものである。
またコア保持体11の巻取コアの保持部12は、巻取コア2の軸2cを保持するとともに上方に開口した開口軸受12aを有し、供給コアの保持部13は供給コア3の軸3cを保持するとともに上方に開口した開口軸受13aを有している。
開口軸受け12a,13aは、いずれも上方へ開口するとともに、上方から嵌め込まれる巻取コア2の軸2cおよび供給コア3の軸3cを嵌合して支持するようになっている。
また、コア保持体11の一対の連結部17間に、熱転写シート5に当接してこの熱転写シート5を案内するロッド30が設けられている。ロッド30は熱転写シート5に対して、サーマルヘッド5bと反対側に配置されており、かつロッド30は熱転写シート5に対してコア保持体11側へ配置されている(図6)。
またロッド30は、各連結部17に設けられ上方が開口した開口支持部31により回転自在に支持されており、開口支持部31の開口部は蓋体22の内側に設けられた密閉リブ32により覆われて密閉される。
このように、ロッド30を熱転写シート5に対してサーマルヘッド5bと反対側に、かつ熱転写シート5に対してコア保持体11側へもってきたことにより、熱転写シート5をサーマルヘッド5bが押圧した場合、ロッド30はコア保持体11側へ向かうことになり、サーマルヘッド5bの押圧時にロッド30がコア保持体11の外方へ押圧されてコア保持体11から外れることはない。
また、ロッド30は開口支持部31内へ保持されるので、ロッド30を開口支持部31へ上方から挿入するだけで、ロッド30を容易に開口支持部31へ収納することができる。さらに、蓋21をコア保持体11の供給コアの保持部13へ被せるだけで、開口支持部31を蓋21の密閉リブ32により密閉することにより、開口支持部31と密閉リブ32によりロッド30を保持することができる。
また、図2および図3に示すように、巻取コアの保持部12は壁面12bを有し、この壁面12bと開口軸受12aとの間にスプリングホルダー40を有している。また、このスプリングホルダー40内に、巻取コア2を一方向(右側)に向かって押圧するスプリング34が設けられている。一方、供給コアの保持部13は壁面13bを有し、この壁面13bと開口軸受13aとの間にスプリングホルダー50を有している。また、このスプリングホルダー50内に、供給コア3を一方向(右側)に向かって押圧するスプリング44が設けられている。
図2に示すように、スプリングホルダー40,50は、スプリング34,44を囲んで保持し、保持部12,13の開口軸受12a,13a側が開口した平面略コ字状の形状を有している。図8に示すように、スプリングホルダー40,50は保持部12,13の壁面12b,13b側に穴40a,50aを有している。また、コア保持体11の保持部12の壁面12bおよび保持部13の壁面13bには、スプリングホルダー34,44の穴40a,50aと一直線上に揃うよう開孔12c,13cが設けられている。
各々のスプリング34,44は、図7に示すように、板バネ部36,46と、板バネ部36,46の両側に配置された平面L字状の一対の肩部35,45とからなっている。また、板バネ部36,46はコア2,3を押圧するコア押圧用バネ37,47と、スプリング34,44をスプリングホルダー40,50に取り外し自在に固定するためのスプリング固定用バネ38,48と、コア押圧用バネ37,47とスプリング固定用バネ38,48との間に配置された接続部39,49とからなっている。このうち、接続部39,49によって板バネ部36,46は両肩部35,45に連結され、板バネ部36,46と両肩部35,45は一体としてスプリング34,44は構成されている。
スプリング34,44のコア押圧用バネ37,47は平板材を折曲部37a,47aにおいて折り曲げたものである。また、折曲部37a,47aに隣接する当接面37b,47bはコア2,3の軸2c,3cに当接するようになっている。当接面37b,47bの幅は、折曲部37a,47aより接続部39,49側の部分に比べて幅広となっている。
コア押圧用バネ37,47の当接面37b,47bは折曲部37a,47aを軸にして容易に揺動することができる。また、スプリングホルダー40,50の高さはスプリング34,44の接続部39,49の高さと略同一となっており、コア押圧用バネ37,47全体としても接続部39,49を軸として保持部12,13の壁面12b,13b側に揺動することができる。これによって、図8に二点鎖線で示すように、コア押圧用バネ37,47の当接面37b,47bは保持部12,13の開口軸受12a,13a側から壁面12b,13b側へ移動できる。また、上述したように、スプリングホルダー40,50はコア2,3の軸2c,3c端側が開口したコ字状形状をしているため、当接面37b,47bが大きく移動したとしても、当接面37b,47bがスプリングホルダー40,50に干渉することはない。
スプリング34,44をスプリングホルダー40,50に取り付けた場合、スプリング34,44が弾性変形し、コア2,3の軸2c,3cはスプリング34,44から遠ざかる方向に押圧され続ける。
ところでスプリング固定用バネ38,48の下方端近傍に外方に突出する突起38a,48aが設けられている。後述するように、スプリング34,44がスプリングホルダー40,50に対して取り付けられた場合、スプリング34,44のスプリング固定用バネ38,48の突起38a,48aがスプリングホルダー40,50の穴40a,50aに嵌込まれる。
上述のようにスプリング固定用バネ38,48は接続部39,49を軸として揺動することができる。したがって、スプリングホルダー40,50内にスプリング34,44を取り付ける場合、スプリング固定用バネ38,48は接続部39,49を軸として揺動し、この状態でスプリング固定用バネ38,48の突起38a,48aがスプリングホルダー40,50内壁を摺動する。
また図7に示すように、スプリング34,44の肩部35,45はL字状からなっており、スプリング35,45全体の剛性を高めている。肩部35,45の側面の下方には切欠35a,45aが形成されている。この切欠35a,45aの深さは、スプリングホルダー40,50の上端部40b,50bの高さと同一となっている。したがって、スプリング34,44をスプリングホルダー40,50に押し込むだけで、切欠35a,45aとスプリングホルダー40,50の上端部40b,50bとが係合して自動的に位置決めされるとともに、目視で確認することもできる。
また、肩部35,45の上端は、板バネ部36,46の上端であるコア押圧用バネ37,47の折曲部37a,47aより上方に配置されている。すなわち、スプリング34,44をスプリングホルダー40,50に取り付ける際、スプリング34,44の上端をスプリングホルダー40,50に向けて押込部材または指で押し込んでも、押込部材または指は平面L字状で剛性を持つ肩部35,45の上端に接触するが、破損しやすい板バネ部37,47の折曲部37a,47aに接触することはない。
熱転写シート5の駆動時には、巻取コアの保持部12および供給コアの保持部13の図2,3における右側から図示しない駆動機構が挿入され、この駆動機構がスプリング34,44の力に抗して巻取コア2と供給コア3を図2および図3の左側へ移動させ、巻取コア2と供給コア3を回転駆動させる。
また熱転写シート5を停止する場合、巻取コア2と供給コア3から駆動機構が離れ、スプリング34,44によって巻取コア2と供給コア3を図2および図3の右側へ移動させ、巻取コア2と供給コア3のラチェット2a,3aを対応する巻取コアの保持部12の係合部(図示せず)と供給コアの保持部13の係合部(図示せず)に係合させて巻取コア2と供給コア3を係止するようになっている。
さらにまた、コア保持体11の保持部12と保持部13の内面に、上下方向に延びる凹状レール22,23が各々設けられ、蓋体20,21には、この凹状レール22,23に嵌込まれる爪24,25が各々設けられている。すなわちコア保持体11に蓋体20,21を被せる際、蓋体20,21の爪24,25を対応する保持部12と保持部13の凹状レール22,23内に嵌合させる。このことにより、コア保持体11の保持部12と保持部13に蓋体20,21をスムースに被せることができる。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、コア保持体11の開口支持部31内にロッド30を装着しておく。
次に、スプリング34,44の取り付け、取り外し作用について述べる。スプリング34,44が破損し使用できない場合には、破損したスプリング34,44を取り外し、新しいスプリング34,44をスプリングホルダー40,50に取り付ける。
スプリング34,44を取り外す場合、まずコア保持体11の開孔12c,13cから細長い棒を差し込み、スプリング34,44の突起38a,48aをスプリングホルダー40,50の穴40a,50aから外し、スプリング34,44をスプリングホルダー40,50から引き抜く。このとき突起38a,48aが設けられたスプリング固定用バネ38,48は、接続部39,49を軸として揺動することができるので、突起38a,48aをスプリングホルダー40,50の穴40a,50aから容易に外すことができる。これによって、スプリング34,44をスプリングホルダー40,50から取り外すことができる。
次に新しいスプリング34,44をスプリングホルダー40,50内へ押し込む。このときスプリング34,44のスプリング固定用バネ38,48は接続部39,49を軸として揺動し、突起38a,48aがスプリングホルダー40,50内壁を摺動する。これによって、スプリングホルダー40,50内にスプリング34,44を容易に挿入することができる。
この間、スプリング34,44の両肩部35,45の上端はコア押圧用バネ37,47の上端である折曲部37a,47aより上方に位置しているため、スプリング34,44を押し込む際、押込部材または指に接触するのは、高剛性の肩部35,45のみであり、破損しやすい板バネ部36,46のコア押圧用バネ37,47の折曲部37a,47aには接触しない。これによって、コア押圧用バネ37,47を確実に保護することができる。
次に、スプリング34,44の肩部35,45の切欠35a,45aがスプリングホルダー40,50の上端部40b,50bに係合してスプリング34,44がスプリングホルダー40,50に対して自動的に位置決めされる。また、この切欠35a,45aと上端部40b,50bとの係合を目視で確認することができる。これによって、スプリングホルダー40,50に対してスプリング34,44を容易に位置決めすることができるとともに、スプリング34,44を押し込み過ぎて、指を怪我したりスプリング34,44を破損してしまうことはない。
このようにして、スプリング34,44がスプリングホルダー40,50内の所定位置に位置決めされた場合、それまで揺動した状態にあるスプリング34,44のスプリング固定用バネ38,48が元の位置に戻り、スプリング固定用バネ38,48の突起38a,48aがスプリングホルダー40,50の穴40a,50aに嵌込まれる。これによって、スプリング34,44はスプリングホルダー40,50に位置決めされた状態で固定される。また、突起38a,48aが穴40a,50aに嵌込まれた状態は保持部12,13の開孔12c,13cから確認できる。
次に巻取コア2と供給コア3と熱転写シート5からなるシート体1をコア保持体11に装着する。この場合、巻取コア保持部12と供給コア保持部13に、巻取コア2と供給コア3を各々挿着する。
上述のように、巻取コアの保持部12の開口軸受12aと、供給コアの保持部13の開口軸受13aは、いずれも上方へ開口しているので、巻取コア2の軸2cと供給コア3の軸3cを上方から開口軸受12a,13aに嵌込むだけで、巻取コア2の軸2cと供給コア3の軸3cを開口軸受12a,13aに容易に挿着することができる。
次にコア保持体11の巻取コアの保持部12に蓋体20を被せ、供給コアの保持部13に蓋体21を被せる。この場合、蓋体20,21の突起24,25をコア保持体11の保持部12および保持部13の凹状レール22,23に嵌込むことにより蓋体20,21をスムースにコア保持体11の巻取コアの保持部12と供給コアの保持部13に被せることができる。また蓋体21の密閉リブ32が開口支持部31を密閉することにより、ロッド30を開口支持部31と密閉リブ32との間で係止して保持することができる。
このようにして、熱転写シート5を有するシート体1を熱転写シート用カセット10内に収納保持することができる。
シート体1を熱転写シート用カセット10内に収納した後、この熱転写シート用カセット10がプリンタに装着され、プリンタのサーマルヘッド5bにより熱転写シート5が加熱され画像が受像シート5aに転写される(図6)。
この場合、熱転写シート5はロッド30により熱転写シート間カセット10内を案内されるので、熱転写シート5がカセット10内面に接触したり当接することはない。このため熱転写シート5をスムースに供給コア13から繰り出して巻取コア12に巻取ることができる。また、ロッド30を熱転写シート5に対してサーマルヘッド5bと反対側に、かつ熱転写シート5に対してコア保持体11側へもってきたので、サーマルヘッド5bが熱転写シート5を押圧した場合、ロッド30はコア保持体11側へ向かうことになり、サーマルヘッド5bの押圧時にロッド30がコア保持体11の外方へ押圧されてコア保持体11から外れてしまうことはない。
ところで、熱転写シート用カセットが正常に作動しない場合、上述のようにコア支持体11の保持部12,13の開孔12c,13cからスプリングの34,44の突起38a,48aがスプリングホルダー40,50の穴40a,50aに嵌込まれているかを確認できる。このように、コア保持体11から蓋体20,21を外さなくても、スプリング34,44の取り付け忘れ、またはスプリング34,44の位置決め不良を確認することができる。これによって、コア保持体11から蓋体20,21を頻繁に取り外すことを原因とする蓋体20,21の爪の破損等を防止することができる。
以上のように本実施の形態によれば、スプリング34,44にはスプリングホルダー40,50に係合する切欠35a,45aが形成されているので、スプリングホルダー40,50にスプリング34,44を目視で確認しながら容易に位置決めすることができる。これにより、スプリングを押し込み過ぎることはなく、指等の怪我を防止することができる。
また、スプリングホルダー40,50にスプリング34,44が位置決めされたとき、スプリング34,44の突起38a,48aがスプリングホルダー40,50の穴40a,50aに嵌込まれる。したがって、スプリングホルダー40,50にスプリング34,44が位置決めされた位置に固定される。また、この突起38a,48aが設けられたスプリング固定用バネ38,48は揺動可能となっているので、取り付けおよび取り外し時に突起38a,48aがスプリングホルダー40,50の内壁に引っ掛かることなく、スプリングホルダー40,50にスプリング34,44を容易に取り付けおよび取り外しすることができる。
さらに、スプリング34,44をスプリングホルダー40,50に押し込んで取り付ける際、押込部材または指は、平面L字状をなし高剛性のスプリング34,44の両肩部35,45のみに接触し、破損しやすい板バネ部37,47には接触しない。したがって、スプリング34,44の取り付け時に、板バネ部36,46を保護することができる。
さらにまた、スプリング34,44の突起38a,48aがスプリングホルダー40,50の穴40a,50aに嵌込まれているか否かを開孔12c,13cにより確認することができる。これによって、コア保持体11に蓋体20,21を取り付けたままの状態で、スプリング34,44が所定位置に取り付けられているか否かを確認することができる。
本発明による熱転写シート用カセットの一実施例を示す斜視図。 熱転写シート用カセットの平面図。 熱転写シート用カセットの正面図。 図3のIV方向側面図。 図3のV方向側面図。 熱転写シートとロッドとサーマルヘッドとの関係を示す図。 スプリングを示す斜視図。 スプリングの取付部を示す断面図。
符号の説明
1 シート体
2 巻取コア
3 供給コア
5 熱転写シート
10 熱転写シート用カセット
11 コア保持体
12 巻取コアの保持部
12a 開口軸受
12b 壁面
12c 開孔
13 供給コアの保持部
13a 開口軸受
13b 壁面
13c 開孔
17 連結部
20,21 蓋体
34 スプリング
35 肩部
36 板バネ部
37 コア押圧用バネ
38 スプリング固定用バネ
38a 突起
40 スプリングホルダー
40a 穴
44 スプリング
45 肩部
46 板バネ部
47 コア押圧用バネ
48 スプリング固定用バネ
48a 突起
50 スプリングホルダー
50a 穴

Claims (3)

  1. 巻取コアと、供給コアと、巻取コアと供給コアとに巻き付けられサーマルヘッドにより加熱される熱転写シートとからなるシート体を収納する熱転写シート用カセットにおいて、
    巻取コアの保持部と、供給コアの保持部と、これら巻取コアの保持部と供給コアの保持部を連結する一対の連結部とを有するコア保持体と、
    巻取コアの保持部と供給コアの保持部とを覆う蓋体とを備え、
    コア保持体の巻取コアの保持部と供給コアの保持部は各々スプリングホルダーを有し、
    各々のスプリングホルダー内に一方向にコアを押圧するスプリングが設けられ、
    このスプリングは板バネ部と、板バネ部の両側に配置された一対の肩部とを有し、
    各肩部にはスプリングホルダーに係合してスプリングを位置決めするための切欠が、下方から形成され
    切欠の深さはスプリングホルダーの上端部の高さと同一にとなっており、これにより、スプリングをスプリングホルダーに押し込むだけで、切欠とスプリングホルダーの上端部とが係合してスプリングがスプリングホルダーに対して自動的に位置決めされることを特徴とする熱転写シート用カセット。
  2. 巻取コアと、供給コアと、巻取コアと供給コアとに巻き付けられサーマルヘッドにより加熱される熱転写シートとからなるシート体を収納する熱転写シート用カセットにおいて、
    巻取コアの保持部と、供給コアの保持部と、これら巻取コアの保持部と供給コアの保持部を連結する一対の連結部とを有するコア保持体と、
    巻取コアの保持部と供給コアの保持部とを覆う蓋体とを備え、
    コア保持体の巻取コアの保持部と供給コアの保持部は各々スプリングホルダーを有し、
    各々のスプリングホルダー内に一方向にコアを押圧するスプリングが設けられ、
    このスプリングは板バネ部と、板バネ部の両側に配置された一対の肩部とを有し、
    スプリングの板バネ部は外方に突出する突起を有し、
    スプリングホルダーは板バネ部の突起に係合する穴を有し、
    この突起を穴に嵌込むことにより、スプリングはスプリングホルダーに固定され
    コア保持体の巻取コアの保持部と供給コアの保持部とに開孔が設けられ、この開孔により、スプリングホルダーの穴にスプリングの突起が嵌込まれているか否かを外観から確認することができることを特徴とする熱転写シート用カセット。
  3. 巻取コアと、供給コアと、巻取コアと供給コアとに巻き付けられサーマルヘッドにより加熱される熱転写シートとからなるシート体を収納する熱転写シート用カセットにおいて、
    巻取コアの保持部と、供給コアの保持部と、これら巻取コアの保持部と供給コアの保持部を連結する一対の連結部とを有するコア保持体と、
    巻取コアの保持部と供給コアの保持部とを覆う蓋体とを備え、
    コア保持体の巻取コアの保持部と供給コアの保持部は各々スプリングホルダーを有し、
    各々のスプリングホルダー内に一方向にコアを押圧するスプリングが設けられ、
    このスプリングは板バネ部と、板バネ部の両側に配置された一対の肩部とを有し、
    両肩部の上端は板バネ部の上端より上方に位置することを特徴とする熱転写シート用カセット。
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