JP2019202550A - ラベルプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙装填時やカッター清掃時にカッターを分離した状態において、作業が安全かつ容易にでき、切断性能が低下されないラベルプリンタを提供する。【解決手段】固定刃と可動刃、可動刃昇降手段および制御手段を有する可動刃ユニットとからなるオートカッターを搭載したラベルプリンタにおいて、固定刃を、可動刃ユニットを収容するボックスに近接した切断待機位置と、ボックスから離間した固定刃清掃位置との間を移動可能に取付け、固定刃の至近位置に固定刃の刃先を隠蔽する隠蔽位置と、その刃先を露出させる露出位置との間を移動可能な固定刃カバーを備え、固定刃を切断待機位置に移動したときは固定刃カバーを露出位置に移動させ、固定刃を固定刃清掃位置に移動したときは固定刃カバーを隠蔽位置に移動させる固定刃カバー移動部材をボックスに設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、ロール状のラベル用紙に印刷後、ラベル用紙をカットしてラベルを発行するラベルプリンタに関する。
ラベルプリンタは、ロール状のラベル用紙に印刷した後、ラベル用紙をオートカッターによりカットしてラベルを発行する。そのオートカッターは、固定刃と可動刃ユニット(可動刃、可動刃昇降手段および制御手段からなるユニット)とで構成されていて、可動刃ユニットはボックスに収容されているのが、通例である。
そして、ラベルプリンタでは、オートカッターの固定刃と可動刃にラベルの糊が付着して、用紙切断不良が発生するため、定期的な糊の除去等の清掃が必要となる。
そこで、ラベル用紙の装填時の用紙セットとカッターの清掃を容易にできるようにするため、固定刃と可動刃ユニットを収容しているボックスとを、その間の距離を開けることができるように(分離可能に)取付けたラベルプリンタが提案されている。さらに詳しくは、ラベルプリンタのベースフレームの上部に回転開閉可能に取付けられたアッパーフレームに固定刃を設け、ベースフレームの前部に回転開閉可能に取付けられたフロントフレームにボックスを設けている。
ラベル用紙装填時は、アッパーフレームを上方に回転して固定刃をボックス(可動刃)から分離し大きく開放して、ラベル用紙をセットすることとなる。
可動刃は、切断動作時以外は、可動刃昇降手段によりボックス内に収納されるので、収納位置に存在する可動刃の清掃を可能にするため、ボックスの背面上部に可動刃への清掃部材の接触を可能にする開口部が形成されている。しかし、ラベル用紙装填時には、可動刃の刃先に手が触れることはない。
これに対して、固定刃は、ボックスの上方に分離されると、固定刃の刃先が露出されるため、ラベル用紙装填時に作業者の手が刃先へ触れてしまう可能性がある。このため、従来は、ラベル用紙装填時に固定刃を変位させて、その刃先を隠し、手が触れないようにする安全構造が取られている。
特開2012− 51344号公報 特開2011−102015号公報
しかし、カッターを分離した状態においては、両刃先への接触ができないので、安全性は確保されているが、刃先に接触できないため、清掃が困難であり、カッターの切断性能を低下させることがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、用紙装填やカッター清掃の作業時にカッターを分離した状態において、作業が安全かつ容易にでき、切断性能が低下されないラベルプリンタを提供することを目的とする。
本発明のラベルプリンタの一側面は、アッパーフレームに設けられた固定刃ユニットと、フロントフレームに設けられた可動刃ユニットとを有するオートカッターを搭載したラベルプリンタであって、前記固定刃ユニットは、固定刃と、前記アッパーフレームの閉状態において前記固定刃を露出させ、前記アッパーフレームの開状態において自重により前記固定刃を隠蔽するが、使用者が前記固定刃を露出させる操作が可能な隠蔽手段とを備え、前記可動刃ユニットは、可動刃と、自然状態において前記可動刃を保護し、湾曲されたとき前記可動刃を露出する保護手段とを備え、前記アッパーフレームおよび前記フロントフレームの開状態において使用者が前記保護手段を湾曲させることが可能となることを特徴とする。
前記保護手段は、弾性シートであることが望ましい。
請求項1に係る発明によれば、固定刃および可動刃の清掃を安全かつ容易に実施できる。
また、請求項2に係る発明によれば、容易に清掃ができ、かつ確実に安全性を保つことができる。
さらに、従来と異なり、固定刃を変位させる構造が要らないので、安易な構造となり、製造コストを抑えることが可能となる。また、清掃が容易なため、カッターは寿命まで良好な切断性能を保つことができ、オペレータが用紙交換時にカッター刃に接触することを防止することが可能となる。
本発明の実施の形態に係るラベルプリンタの印刷待機状態における縦断面図である。 図1のラベルプリンタの用紙切断時の縦断面図である。 図1のラベルプリンタのアッパーフレームを開けた状態の縦断面図である。 図3のラベルプリンタを左側上方から見た斜視図である。 図3のラベルプリンタにラベル用紙を装填し、セットした状態の縦断面図である。 図5のラベルプリンタを右側上方から見た斜視図である。 可動刃ユニットを取り付けたフロントフレームの背面を右側上方から見た斜視図である。 図7のフロントフレームの背面を右側からほぼ水平方向に見た斜視図である。 図7のフロントフレームの側面図である。 図7のフロントフレームに取付けてある可動刃ユニットの保護カバーの上部を開けた状態を示す斜視図である。 図10のフロントフレームを右側から水平方向に見た斜視図である。 図11のフロントフレームの側面図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明に係るラベルプリンタLPは、概括的には、ベースフレーム1と、アッパーフレーム2と、フロントフレーム3とを有する。
ベースフレーム1は、底面に下方に突出する脚11aを備えた底板11と、その底板11の左右(図面上は前後)両端部から起立する側板12(図6),13とを有する。
側板12,13の後半部(図面上は左側部分)の間に、ロール状のラベル用紙Pを上方から装填できる用紙収容部(以下、ホッパという。)Hが設けられている。また、側板12,13の前半部(図面上は右側部分)の間の下部には、用紙搬送用のモータ14が、同じく前半部の上側には、用紙搬送用のフィードローラ15、プラテンローラ16,リバースローラ17が配設され、フィードローラ15とプラテンローラ16の間に用紙ガイド部材18が設けられている。さらに、モータ14とフィードローラ15、プラテンローラ16、および用紙ガイド部材18との間に、後述される印刷ヘッドをプラテンローラ16に対して押圧・退却させるための手段、たとえば、カム19、リンク110等が設けられているが、これらは本発明の要旨に関係ないので、詳細な説明は省略する。
アッパーフレーム2は、左右の側板21(図6),22を連結板23で連結してなり、側板21, 22の後端部(図面上は左端部)に設けられた孔に、ベースフレーム1の側板12,13の後端部に支持している軸111を貫通することにより、その軸111を中心して回転開閉可能に取付けられている。
そして、アッパーフレーム2の側板21,22の中間部よりもやや前側(図1,2において右側)の部分とアッパーフレーム2の前部との間にピンチローラ24と、用紙ガイド部材25と、サーマルヘッド等の印刷ヘッド26とが設けられている。さらに、印刷ヘッド26よりも前側、すなわち、アッパーフレーム2の前端部(図面上は右端部)の近傍に連結板23の下面に固着された固定部材27を介してオートカッターの一構成部材である固定刃B1が、その刃先を下向きにして取り付けられている。
その固定刃B1の前側の至近位置に固定刃カバー28が備えられている。固定刃カバー28は、一例として横帯状に形成され、下端部がL字形に屈曲されて、隠ぺい部28aが形成されている。そして、固定刃カバー28の上端部に長手方向両側に突出する軸(不図示)をアッパーフレーム2の側板21,22に形成してある孔(不図示)に回転可能に挿入することにより、固定刃カバー28は自重によりその軸を中心として下方に回転可能に支持されている。
アッパーフレーム2は、ラベルプリンタLPの待機状態および用紙切断状態においては、図1,2に示すように、ベースフレーム1の上側に載せ置かれて水平状態、すなわち閉状態に保持される。また、用紙装填時およびカッター清掃時には、図3〜5に示すように、アッパーフレーム2の前部を持ち上げ、ベースフレーム1とアッパーフレーム2の間を開放すると、アッパーフレーム2の側板21,22の後端部に直角方向に屈曲して形成された係止片29がベースフレーム1の側板12,13の後端部に係止されて、起立した状態、すなわち開状態が保持される。このとき、図5に示すように、固定刃カバー28は自重により軸を中心に下方に回転して、隠ぺい部28aが固定刃B1の刃先を隠ぺいする。固定刃カバー28と隠ぺい部28aが隠蔽手段に相当する。
したがって、図5に示すように、アッパーフレーム2を開けて、ホッパHにラベル用紙Pを装填し、そのラベル用紙の先端を後述されるフロントフレーム3の上部を通過した位置まで引き延ばす用紙セット作業を、固定刃B1の刃先にオペレータが手を触れることなく、安全迅速に行うことができる。
図1,2は、固定刃B1が切断待機位置に移動された時の状態を示し、図5は、固定刃B1が固定刃清掃位置に移動された時の状態を示している。
フロントフレーム3は、左右の縦帯状の側板31,32の上部の間に可動刃ユニットを収容するボックス33を固着して構成されている。側板31,32は、下端部に外側に突出する支軸34,35を有する。その支軸34,35をベースフレーム1の側板12,13の前部の下端部に形成してある孔または溝112(図4,6)に挿入することにより、図1〜6において、フロントフレーム3を支軸34,35を中心として反時計方向に回転すると、図1〜3に示すように、ベースフレーム1の前面に近接した状態(閉状態)とすることができ、また、フロントフレーム3を時計方向に回転すると、図4に示すように、ベースフレーム1の前面から離間した状態(開状態)とに移動させることができる。
そして、フロントフレーム3の左右の側板31,32の中間部側面に突出する係止突起36,37(図7,8)が設けてあり、フロントフレーム3を閉状態にすると、図6に示すように、係止突起36,37がベースフレームの側板12,13に回転可能に取付けられているレバー113の先端に形成してあるフック114に係止され、フロントフレーム3は図1〜3,5,6に示すように、閉状態に保持される。
アッパーフレーム2の前部側面に突設してある係合部材210には下方に開口する半円状の溝211が形成されている。また、アッパーフレーム2の前部側面に係合部材210の至近位置に回動可能なフック212,213が設けてある。他方、フロントフレーム3の左右の側板31,32の上端部側面に係止突起38,39(図7,8)が突設されている。
したがって、フロントフレーム3を閉状態に保持したまま、アッパーフレーム2を閉めると、アッパーフレーム2の係合部材210の孔211にフロントフレーム3の係止突起38,39が嵌合する。これと同時に、アッパーフレーム2のフック212,213がフロントフレーム3の係止突起38,39を捕捉する。こうして、閉められたアッパーフレーム2とフロントフレーム3が相互に連結され、ベースフレーム1に固定される。
また、フロントフレーム3の側板31,32は、ボックス33の上面よりも上方に延長され、その延長部分により固定刃カバー移動部材310,311が形成されている。そして、アッパーフレーム2を閉めたときは、自重で固定刃隠蔽位置に垂下していた固定刃カバー28が露出位置まで押し上げられる(図1,2参照)。なお、固定刃カバー28の隠蔽部材28aは、その両端部が固定刃カバー28の本体よりも若干短く形成されているので、図1,2においては、固定刃カバー28の隠蔽部材28aの下端部が固定刃カバー移動部材310,311の上端面よりもわずかに低い位置に存在している。
また、アッパーフレーム2のフック212,213をフロントフレーム3の係止突起38,39から外し、アッパーフレーム2を開けた後、フロントフレーム3を閉状態に保っているレバー113のフック114を外し、フロントフレーム3の上部を持って手前に引くと、フロントフレーム3の上部がベースフレーム1の前部から手前側に離れる。そして、図4に示すように、フロントフレーム3の左右の側板31,32の下端部に下方に突出する係止部材38,39がベースフレーム1の底板11の前端11bに係止されるため、手前側に引かれたフロントフレーム3は所定の開放位置に維持される。
フロントフレーム3に取付けられたボックス33に収容されている可動刃ユニット4は、V字形の刃先を上向きにした可動刃B2と、可動刃昇降手段(図示省略) と、その可動刃昇降手段の駆動を制御する制御手段(図示省略)とからなる。可動刃昇降手段は既知のものであり、可動刃B2をその刃先がボックス33の背面上部に形成してある開口33a(図7,11)から上方の固定刃B1の刃先と切断作用をする位置まで上昇させ、かつ、その刃先がボックス33の開口33a内に収容される位置まで下降させる。
下降位置の可動刃B2の刃先は、開口33aに臨んでいるので、何ら造作をしない場合は、カッター清掃のためにフロントフレーム3を図4に示すように開けたときは、可動刃B2の刃先が露出され、清掃作業者の手がその刃先に接触する可能性がある。そこで、本発明の好ましい実施の形態においては、図7〜12に示すように、ボックス33の背面に、開口33aの上部を遮蔽して清掃作業者の手が可動刃B2の刃先に接触するのを防ぐ保護カバー314を設けた。この保護カバー314は、保護手段に相当する。なお、図面には保護カバー314の形状を明瞭にするため、密な斜線を加入してある。
保護カバー314は、非清掃時は可動刃B2の刃先へのアクセスを阻止し、清掃時はアクセスを許容するものであって、しかも、アクセス阻止とアクセス許容を容易にできるものであることが望ましい。その要望に応える第1案は、図示のように、保護カバー314を弾性シートで矩形状に作り、その矩形のたとえば下側半分をボックス33の背面に固着して、可動刃B2の刃先の清掃時は、図10,11に示すように、上側半分を手前側に引いて湾曲変形できるようにした。
こうして、保護カバー314を湾曲変形させて、開口33aを大きく開放することにより、可動刃B2の刃先に清掃部材(図示省略)を容易に接触させて清掃を容易に行うことができる。清掃が終わった時は保護カバー314を把持していた手を開放すれば、保護カバー314は当初の状態に復帰する。したがって、工具等の使用が不要である。
上記要望に応える第2案は、保護カバー314を弾性シートで作ることに代えて、保護カバー314を合成樹脂または金属の薄板で作り、その保護カバー314の下端をピンナックルなどでボックス33に開閉可能に取付け、かつ、保護カバー314の上端部またはその近辺に、もしくは、ボックス33の背面に、閉じた保護カバー314をボックス33に吸着させる磁石を設けることである。
この例の場合は、保護カバー314を開放状態に放置できるので、清掃作業がさらに容易になる。
1 ベースフレーム
2 アッパーフレーム
B1 固定刃
28 固定刃カバー
28a 隠蔽部材
3 フロントフレーム
33 ボックス
310,311 固定刃カバー移動部材
4 固定刃ユニット
B2 可動刃
本発明は、ロール状のラベル用紙に印刷後、ラベル用紙をカットしてラベルを発行するラベルプリンタに関する。
ラベルプリンタは、ロール状のラベル用紙に印刷した後、ラベル用紙をオートカッターによりカットしてラベルを発行する。そのオートカッターは、固定刃と可動刃ユニット(可動刃、可動刃昇降手段および制御手段からなるユニット)とで構成されていて、可動刃ユニットはボックスに収容されているのが、通例である。
そして、ラベルプリンタでは、オートカッターの固定刃と可動刃にラベルの糊が付着して、用紙切断不良が発生するため、定期的な糊の除去等の清掃が必要となる。
そこで、ラベル用紙の装填時の用紙セットとカッターの清掃を容易にできるようにするため、固定刃と可動刃ユニットを収容しているボックスとを、その間の距離を開けることができるように(分離可能に)取付けたラベルプリンタが提案されている。さらに詳しくは、ラベルプリンタのベースフレームの上部に回転開閉可能に取付けられたアッパーフレームに固定刃を設け、ベースフレームの前部に回転開閉可能に取付けられたフロントフレームにボックスを設けている。
ラベル用紙装填時は、アッパーフレームを上方に回転して固定刃をボックス(可動刃)から分離し大きく開放して、ラベル用紙をセットすることとなる。
可動刃は、切断動作時以外は、可動刃昇降手段によりボックス内に収納されるので、収納位置に存在する可動刃の清掃を可能にするため、ボックスの背面上部に可動刃への清掃部材の接触を可能にする開口部が形成されている。しかし、ラベル用紙装填時には、可動刃の刃先に手が触れることはない。
これに対して、固定刃は、ボックスの上方に分離されると、固定刃の刃先が露出されるため、ラベル用紙装填時に作業者の手が刃先へ触れてしまう可能性がある。このため、従来は、ラベル用紙装填時に固定刃を変位させて、その刃先を隠し、手が触れないようにする安全構造が取られている。
特開2012− 51344号公報 特開2011−102015号公報
しかし、カッターを分離した状態においては、両刃先への接触ができないので、安全性は確保されているが、刃先に接触できないため、清掃が困難であり、カッターの切断性能を低下させることがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、用紙装填やカッター清掃の作業時にカッターを分離した状態において、作業が安全かつ容易にでき、切断性能が低下されないラベルプリンタを提供することを目的とする。
本発明のラベルプリンタの一側面は、アッパーフレームに設けられた固定刃ユニットと、フロントフレームに設けられた可動刃ユニットとを有するオートカッターを搭載したラベルプリンタであって、前記固定刃ユニットは、固定刃と、前記アッパーフレームの閉状態において前記固定刃を露出する露出手段とを備え、前記可動刃ユニットは、可動刃と、自然状態において前記可動刃を保護し、湾曲されたとき前記可動刃を露出する保護手段とを備え、記フロントフレームの開状態におい前記保護手段を湾曲させることが可能となることを特徴とする。
発明によれば、固定刃および可動刃の清掃を安全かつ容易に実施できる。
本発明の実施の形態に係るラベルプリンタの印刷待機状態における縦断面図である。 図1のラベルプリンタの用紙切断時の縦断面図である。 図1のラベルプリンタのアッパーフレームを開けた状態の縦断面図である。 図3のラベルプリンタを左側上方から見た斜視図である。 図3のラベルプリンタにラベル用紙を装填し、セットした状態の縦断面図である。 図5のラベルプリンタを右側上方から見た斜視図である。 可動刃ユニットを取り付けたフロントフレームの背面を右側上方から見た斜視図である。 図7のフロントフレームの背面を右側からほぼ水平方向に見た斜視図である。 図7のフロントフレームの側面図である。 図7のフロントフレームに取付けてある可動刃ユニットの保護カバーの上部を開けた状態を示す斜視図である。 図10のフロントフレームを右側から水平方向に見た斜視図である。 図11のフロントフレームの側面図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明に係るラベルプリンタLPは、概括的には、ベースフレーム1と、アッパーフレーム2と、フロントフレーム3とを有する。
ベースフレーム1は、底面に下方に突出する脚11aを備えた底板11と、その底板11の左右(図面上は前後)両端部から起立する側板12(図6),13とを有する。
側板12,13の後半部(図面上は左側部分)の間に、ロール状のラベル用紙Pを上方から装填できる用紙収容部(以下、ホッパという。)Hが設けられている。また、側板12,13の前半部(図面上は右側部分)の間の下部には、用紙搬送用のモータ14が、同じく前半部の上側には、用紙搬送用のフィードローラ15、プラテンローラ16,リバースローラ17が配設され、フィードローラ15とプラテンローラ16の間に用紙ガイド部材18が設けられている。さらに、モータ14とフィードローラ15、プラテンローラ16、および用紙ガイド部材18との間に、後述される印刷ヘッドをプラテンローラ16に対して押圧・退却させるための手段、たとえば、カム19、リンク110等が設けられているが、これらは本発明の要旨に関係ないので、詳細な説明は省略する。
アッパーフレーム2は、左右の側板21(図6),22を連結板23で連結してなり、側板21, 22の後端部(図面上は左端部)に設けられた孔に、ベースフレーム1の側板12,13の後端部に支持している軸111を貫通することにより、その軸111を中心して回転開閉可能に取付けられている。
そして、アッパーフレーム2の側板21,22の中間部よりもやや前側(図1,2において右側)の部分とアッパーフレーム2の前部との間にピンチローラ24と、用紙ガイド部材25と、サーマルヘッド等の印刷ヘッド26とが設けられている。さらに、印刷ヘッド26よりも前側、すなわち、アッパーフレーム2の前端部(図面上は右端部)の近傍に連結板23の下面に固着された固定部材27を介してオートカッターの一構成部材である固定刃B1が、その刃先を下向きにして取り付けられている。
その固定刃B1の前側の至近位置に固定刃カバー28が備えられている。固定刃カバー28は、一例として横帯状に形成され、下端部がL字形に屈曲されて、隠ぺい部28aが形成されている。そして、固定刃カバー28の上端部に長手方向両側に突出する軸(不図示)をアッパーフレーム2の側板21,22に形成してある孔(不図示)に回転可能に挿入することにより、固定刃カバー28は自重によりその軸を中心として下方に回転可能に支持されている。
アッパーフレーム2は、ラベルプリンタLPの待機状態および用紙切断状態においては、図1,2に示すように、ベースフレーム1の上側に載せ置かれて水平状態、すなわち閉状態に保持される。また、用紙装填時およびカッター清掃時には、図3〜5に示すように、アッパーフレーム2の前部を持ち上げ、ベースフレーム1とアッパーフレーム2の間を開放すると、アッパーフレーム2の側板21,22の後端部に直角方向に屈曲して形成された係止片29がベースフレーム1の側板12,13の後端部に係止されて、起立した状態、すなわち開状態が保持される。このとき、図5に示すように、固定刃カバー28は自重により軸を中心に下方に回転して、隠ぺい部28aが固定刃B1の刃先を隠ぺいする。固定刃カバー28と隠ぺい部28aが隠蔽手段に相当する。
したがって、図5に示すように、アッパーフレーム2を開けて、ホッパHにラベル用紙Pを装填し、そのラベル用紙の先端を後述されるフロントフレーム3の上部を通過した位置まで引き延ばす用紙セット作業を、固定刃B1の刃先にオペレータが手を触れることなく、安全迅速に行うことができる。
図1,2は、固定刃B1が切断待機位置に移動された時の状態を示し、図5は、固定刃B1が固定刃清掃位置に移動された時の状態を示している。
フロントフレーム3は、左右の縦帯状の側板31,32の上部の間に可動刃ユニットを収容するボックス33を固着して構成されている。側板31,32は、下端部に外側に突出する支軸34,35を有する。その支軸34,35をベースフレーム1の側板12,13の前部の下端部に形成してある孔または溝112(図4,6)に挿入することにより、図1〜6において、フロントフレーム3を支軸34,35を中心として反時計方向に回転すると、図1〜3に示すように、ベースフレーム1の前面に近接した状態(閉状態)とすることができ、また、フロントフレーム3を時計方向に回転すると、図4に示すように、ベースフレーム1の前面から離間した状態(開状態)とに移動させることができる。
そして、フロントフレーム3の左右の側板31,32の中間部側面に突出する係止突起36,37(図7,8)が設けてあり、フロントフレーム3を閉状態にすると、図6に示すように、係止突起36,37がベースフレームの側板12,13に回転可能に取付けられているレバー113の先端に形成してあるフック114に係止され、フロントフレーム3は図1〜3,5,6に示すように、閉状態に保持される。
アッパーフレーム2の前部側面に突設してある係合部材210には下方に開口する半円状の溝211が形成されている。また、アッパーフレーム2の前部側面に係合部材210の至近位置に回動可能なフック212,213が設けてある。他方、フロントフレーム3の左右の側板31,32の上端部側面に係止突起38,39(図7,8)が突設されている。
したがって、フロントフレーム3を閉状態に保持したまま、アッパーフレーム2を閉めると、アッパーフレーム2の係合部材210の孔211にフロントフレーム3の係止突起38,39が嵌合する。これと同時に、アッパーフレーム2のフック212,213がフロントフレーム3の係止突起38,39を捕捉する。こうして、閉められたアッパーフレーム2とフロントフレーム3が相互に連結され、ベースフレーム1に固定される。
また、フロントフレーム3の側板31,32は、ボックス33の上面よりも上方に延長され、その延長部分により固定刃カバー移動部材310,311が形成されている。そして、アッパーフレーム2を閉めたときは、自重で固定刃隠蔽位置に垂下していた固定刃カバー28が露出位置まで押し上げられる(図1,2参照)。固定刃カバー28と固定刃カバー移動部材310,311とで、アッパーフレーム2の閉状態において固定刃B1を露出する露出手段が構成されている。なお、固定刃カバー28の隠蔽部材28aは、その両端部が固定刃カバー28の本体よりも若干短く形成されているので、図1,2においては、固定刃カバー28の隠蔽部材28aの下端部が固定刃カバー移動部材310,311の上端面よりもわずかに低い位置に存在している。
また、アッパーフレーム2のフック212,213をフロントフレーム3の係止突起38,39から外し、アッパーフレーム2を開けた後、フロントフレーム3を閉状態に保っているレバー113のフック114を外し、フロントフレーム3の上部を持って手前に引くと、フロントフレーム3の上部がベースフレーム1の前部から手前側に離れる。そして、図4に示すように、フロントフレーム3の左右の側板31,32の下端部に下方に突出する係止部材38,39がベースフレーム1の底板11の前端11bに係止されるため、手前側に引かれたフロントフレーム3は所定の開放位置に維持される。
フロントフレーム3に取付けられたボックス33に収容されている可動刃ユニット4は、V字形の刃先を上向きにした可動刃B2と、可動刃昇降手段(図示省略) と、その可動刃昇降手段の駆動を制御する制御手段(図示省略)とからなる。可動刃昇降手段は既知のものであり、可動刃B2をその刃先がボックス33の背面上部に形成してある開口33a(図7,11)から上方の固定刃B1の刃先と切断作用をする位置まで上昇させ、かつ、その刃先がボックス33の開口33a内に収容される位置まで下降させる。
下降位置の可動刃B2の刃先は、開口33aに臨んでいるので、何ら造作をしない場合は、カッター清掃のためにフロントフレーム3を図4に示すように開けたときは、可動刃B2の刃先が露出され、清掃作業者の手がその刃先に接触する可能性がある。そこで、本発明の好ましい実施の形態においては、図7〜12に示すように、ボックス33の背面に、開口33aの上部を遮蔽して清掃作業者の手が可動刃B2の刃先に接触するのを防ぐ保護カバー314を設けた。この保護カバー314は、保護手段に相当する。なお、図面には保護カバー314の形状を明瞭にするため、密な斜線を加入してある。
保護カバー314は、非清掃時は可動刃B2の刃先へのアクセスを阻止し、清掃時はアクセスを許容するものであって、しかも、アクセス阻止とアクセス許容を容易にできるものであることが望ましい。その要望に応える第1案は、図示のように、保護カバー314を弾性シートで矩形状に作り、その矩形のたとえば下側半分をボックス33の背面に固着して、可動刃B2の刃先の清掃時は、図10,11に示すように、上側半分を手前側に引いて湾曲変形できるようにした。
こうして、保護カバー314を湾曲変形させて、開口33aを大きく開放することにより、可動刃B2の刃先に清掃部材(図示省略)を容易に接触させて清掃を容易に行うことができる。清掃が終わった時は保護カバー314を把持していた手を開放すれば、保護カバー314は当初の状態に復帰する。したがって、工具等の使用が不要である。
上記要望に応える第2案は、保護カバー314を弾性シートで作ることに代えて、保護カバー314を合成樹脂または金属の薄板で作り、その保護カバー314の下端をピンナックルなどでボックス33に開閉可能に取付け、かつ、保護カバー314の上端部またはその近辺に、もしくは、ボックス33の背面に、閉じた保護カバー314をボックス33に吸着させる磁石を設けることである。 この例の場合は、保護カバー314を開放状態に放置できるので、清掃作業がさらに容易になる。
1 ベースフレーム
2 アッパーフレーム
B1 固定刃
28 固定刃カバー
28a 隠蔽部材
3 フロントフレーム
33 ボックス
310,311 固定刃カバー移動部材
4 固定刃ユニット
B2 可動刃

Claims (2)

  1. アッパーフレームに設けられた固定刃ユニットと、フロントフレームに設けられた可動刃ユニットとを有するオートカッターを搭載したラベルプリンタであって、
    前記固定刃ユニットは、固定刃と、前記アッパーフレームの閉状態において前記固定刃を露出させ、前記アッパーフレームの開状態において自重により前記固定刃を隠蔽するが、使用者が前記固定刃を露出させる操作が可能な隠蔽手段とを備え 、
    前記可動刃ユニットは、可動刃と、自然状態において前記可動刃を保護し、湾曲されたとき前記可動刃を露出する保護手段とを備え、前記アッパーフレームおよび前記フロントフレームの開状態において使用者が前記保護手段を湾曲させることが可能となる
    ことを特徴とするラベルプリンタ。
  2. 前記保護手段は、弾性シートである請求項1に記載のラベルプリンタ。
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