JP2001030557A - カッタ付きプリンタ - Google Patents

カッタ付きプリンタ

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JP2001030557A
JP2001030557A JP11203833A JP20383399A JP2001030557A JP 2001030557 A JP2001030557 A JP 2001030557A JP 11203833 A JP11203833 A JP 11203833A JP 20383399 A JP20383399 A JP 20383399A JP 2001030557 A JP2001030557 A JP 2001030557A
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JP
Japan
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recording paper
blade
movable blade
cover
printer
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JP11203833A
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English (en)
Inventor
Akemasa Koya
明正 香谷
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カッタの刃をカバーして安全性を高める。 【解決手段】 画像記録後の記録紙2を、カッタ19に
より1枚のシート状に切断する。カッタ19を、可動刃
20と、板状の固定刃21とから構成する。可動刃20
を、保護カバー31に回転自在に取り付ける。固定刃2
1の刃先21aに、袋状の一対の伸縮カバー42,43
を記録紙2の幅方向に伸縮自在に取り付ける。伸縮カバ
ー42,43の一端を固定刃21に、他端を回転刃保護
カバー31にそれぞれ固定する。可動刃210が移動す
ると、これに伸縮カバー42,43の一方が伸び、他方
が縮む。可動刃20及び固定刃21が保護カバー31,
42,43で覆われ、メンテナンスの時に指等が刃に触
れることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を記録した後
の記録紙をカッタで切断するカッタ付きプリンタに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】特開平7−107228号には、カッタ
付きのファクシミリ装置が開示されている。このファク
シミリ装置のカッタは、記録紙を挟んで配置された可動
刃と固定刃とから構成されている。可動刃は、搬送方向
に対して直交方向となる記録紙の幅方向に移動する。固
定刃は、記録紙の幅方向に沿った板状固定刃となってい
る。可動刃が固定刃に沿って移動することで、ロール形
態の記録紙を1枚のシートに切断する。固定刃には、固
定刃被覆部材が設けられている。紙詰まり等のときに
は、メンテナンス用の外装カバーが開かれる。固定刃被
覆部材は、外装カバーの開閉に連動して固定刃を覆う位
置と露呈する位置との間で回動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したファクシミリ
装置では、外装カバーを開いたときだけ固定刃被覆部材
が固定刃を覆う。したがって、外装カバーを閉じている
時には、固定刃被覆部材が固定刃を露呈している。この
ため、例えばカッタを排出口の近傍に配置している場
合、排出口から手を入れると、固定刃に触れてしまうお
それがある。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、外装カバーの開閉に関わらずカッタの刃を保護す
るようにしたカッタ付きプリンタを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のカッタ付きプリンタでは、固定刃の刃先
を覆う保護カバーを伸縮部材から構成し、この伸縮部材
の一方の端部を可動刃側に取り付けるとともに、伸縮部
材の他方の端部を固定刃の一方の端部に取り付けたもの
である。また、請求項2記載のカッタ付きプリンタで
は、記録紙を搬送手段により送り、この記録紙の搬送路
に、記録紙の送り方向に直交する方向に刃先が沿うよう
に請求項1記載の固定刃を配置し、請求項1記載の可動
刃を記録紙の搬送路から退避した退避位置と記録紙の搬
送路に入り記録紙を切断する切断位置との間で移動自在
に配置し、退避位置の可動刃を覆う位置に可動刃保護カ
バーを取り付け、メンテナンス時には可動刃を退避位置
にセットするようにしたものである。
【0006】請求項3記載のカッタ付きプリンタでは、
可動刃を記録紙の搬送路から退避した退避位置と記録紙
の搬送路に入り記録紙を切断する切断位置との間で移動
する移動部材に取り付け、可動刃を覆うように、可動刃
保護カバーを前記移動部材に取り付けたものである。
【0007】請求項4記載のカッタ付きプリンタでは、
一方を退避位置と移動部材との間の刃先を覆う第1伸縮
部材と、他方を退避位置と反対側の切断位置と移動部材
との間の刃先を覆う第2伸縮部材とからなる伸縮部材で
可動刃保護カバーを構成したものである。
【0008】請求項5記載のカッタ付きプリンタでは、
伸縮部材を多数個の保護リングとこれの連結部材とから
構成し、この伸縮部材が刃先を覆う伸びた状態で指が入
り込まないピッチで保護リングを連結部材により配置し
たものである。また、請求項6記載のカッタ付きプリン
タでは、伸縮部材を複数個の保護リングと、この保護リ
ングに取り付けた可撓性又は伸縮性のカバー部材とから
構成したものである。
【0009】請求項7記載のカッタ付きプリンタでは、
固定刃の刃先を覆う保護カバーを可撓性部材から構成
し、可動刃の移動により保護カバーを撓ませて、可動刃
を固定刃の刃先に接触させるようにしたものである。ま
た、請求項8記載のカッタ付きプリンタでは、記録紙を
搬送手段により送り、この記録紙の搬送路に、記録紙の
送り方向に直交する方向に請求項7記載の刃先が沿うよ
うに固定刃を配置し、可動刃を記録紙の搬送路から退避
した退避位置と記録紙の搬送路に入り記録紙を切断する
切断位置との間で移動部材により移動自在に取り付け、
可動刃を覆うように、可動刃保護カバーを移動部材に取
り付け、この可動刃保護カバーにより固定刃用の保護カ
バーを撓ませるようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施したカラー
感熱プリンタの概略を示すものである。このカラー感熱
プリンタでは、長尺のカラー感熱記録紙(以下、記録紙
という)2が用いられる。記録紙2は、ロール状に巻か
れた記録紙ロール3としてカラー感熱プリンタにセット
される。記録紙ロール3の外周面には、給紙ローラ4が
当接されており、搬送モータ6により駆動される。給紙
ローラ4が図中時計方向に回転すると、記録紙ロール3
は図中反時計方向に回転され、記録紙2が記録紙ロール
3から送り出される。逆に、給紙ローラ4が図中反時計
方向に回転されると、記録紙ロール3は図中時計方向に
回転され、記録紙2は記録紙ロール3に巻き戻される。
【0011】なお、記録紙ロール3から記録紙2が送り
出されると、記録紙ロール3の直径は細くなるが、給紙
ローラ4は記録紙ロール3に当接する方向に対して移動
自在とされ、記録紙ロール3に確実に当接するようにバ
ネ付勢されているため、記録紙ロール3の直径に係わら
ず記録紙2を確実に送り出すことができる。また、給紙
ローラ4を移動させずに、記録紙ロール3が給紙ローラ
4に接近する方向に移動自在となるようにしてもよい。
【0012】記録紙2は、周知のように、支持体上にシ
アン感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、及びイエロー感
熱発色層が順次層設されている。最上層となるイエロー
感熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーで
イエローに発色する。最下層となるシアン感熱発色層は
熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色
する。また、イエロー感熱発色層は、420nmの近紫
外線が照射されたときに、発色能力が消失する。マゼン
タ感熱発色層は、イエロー感熱発色層とシアン感熱発色
層との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、3
65nmの紫外線が照射されたときに発色能力が消失す
る。なお、記録紙2に、例えばブラック感熱発色層を設
けて4層構造にしてもよい。また、ブラック感熱発色層
だけを設けて1層構造にしてもよい
【0013】給紙ローラ4の送り出し方向の下流側に
は、搬送ローラ対8が配置されている。この搬送ローラ
対8は、キャプスタンローラ9とピンチローラ10とか
らなる。キャプスタンローラ9は、記録紙2の下方に配
置されており、搬送モータ6で駆動される。ピンチロー
ラ10は、キャプスタンローラ9に圧接される。そし
て、搬送ローラ対8は、ピンチローラ10の圧接によっ
て記録紙2を挟み込み、キャプスタンローラ9の回転に
よって記録紙2を送り出し方向と巻き戻し方向とに往復
搬送する。
【0014】ピンチローラ10の回転軸にはエンコーダ
11が設けられている。エンコーダ11は、ピンチロー
ラ9の回転数を検出して記録紙2の搬送量を計測する。
【0015】搬送ローラ対8の送り出し方向の下流側に
は、サーマルヘッド12とプラテンローラ13とが配置
されている。プラテンローラ13は、外周が記録紙2の
搬送路に接するように回転自在に配置されている。サー
マルヘッド12は、発熱素子をライン状に配列した発熱
素子アレイ12aを記録面側に対面して配置されてお
り、発熱素子アレイ12aをプラテンローラ13に圧接
する記録位置とプラテンローラ13から離す非記録位置
との間で軸14を中心に揺動される。そして、記録紙2
の巻き戻し方向への搬送中に各色の画像を面順次で記録
する。
【0016】サーマルヘッド12の送り出し方向の下流
側には、記録面側に対面して光定着器15が配置されて
いる。この光定着器15は、イエロー用紫外線ランプ1
6とマゼンタ用紫外線ランプ17と、リフレクタ18と
からなる。イエロー用紫外線ランプ16は、発光ピーク
が420nmの近紫外線を放出し、マゼンタ用紫外線ラ
ンプ17は発光ピークが365nmの紫外線を放出す
る。そして、これらの紫外線ランプ16,17は、記録
紙2のイエロー感熱発色層及びマゼンタ感熱発色層を加
熱されても発色しないように定着する。
【0017】光定着器15の送り出し方向の下流側に
は、カッタ19が配置されている。カッタ19は、画像
記録後に記録紙2を幅方向に切断してシート状に切り離
す。
【0018】カッタ19の記録紙送り出し方向の下流側
には、排紙ローラ対23が配置されている。排紙ローラ
対23は、排紙用モータ24で駆動されるキャプスタン
ローラ25と、キャプスタンローラ25に圧接されるピ
ンチローラ26とからなり、シート状の記録紙2をニッ
プして排出口27から外部に排紙する。
【0019】カッタ19は、図2及び図3に示すよう
に、可動刃に相当する可動刃20、固定刃21、刃物台
30、可動刃用保護カバー31、刃物台ガイド32、固
定刃用保護カバー33、及び刃物台待機位置検出スイッ
チ34,35等から構成されている。
【0020】可動刃20は、記録面側に対面して配置さ
れており、固定刃21は、搬送路を挟んで可動刃20に
対向して配置されている。固定刃21は、記録紙2の幅
よりも長い刃先21aを有しており、記録紙2の幅方向
に沿って配置されている。この刃先21aは、搬送路2
aよりも僅かに下がった位置になるように取り付けられ
ている。可動刃20は、円板状の回転刃から構成されて
おり、画像記録後に記録紙2の幅方向に一往復移動して
固定刃21との間で記録紙2をカットする。
【0021】固定刃21と刃物台ガイド32とは、板金
を断面コ字形に折り曲げて一体に構成れている。そし
て、上部水平板が固定刃21とされており、その他のL
字形部分が刃物台ガイド32とされている。刃物台ガイ
ド32のガイド本体32aには、刃物台30がまたいで
乗っている。刃物台30は、移動部材を構成しており、
ガイド本体32aにガイドされて記録紙2の幅方向に移
動自在となっている。
【0022】可動刃20は、可動刃用保護カバー31に
回転自在に取り付けられている。可動刃20は、固定刃
21の刃先21aに接触している。可動刃用保護カバー
31には、可動刃20を上方、記録紙2の搬送方向、及
び記録紙2の幅方向からそれれぞれ覆うように、ベース
カバー31aと蓋部材31bとの2部品で断面コ字状に
構成され、そのベースカバー31aに刃物台30が一体
に形成されている。この可動刃用保護カバー31には、
可動刃20の一部を露呈する開口36が形成されてい
る。開口36は、往動時に可動刃20が固定刃21との
間で記録紙2を切断することができるように、搬送路2
aの側で、且つ可動刃20の往動方向側に設けられてい
る。
【0023】刃物台30には、ベルト37の一部が固定
されている。ベルト37は、一対のプーリ38,39に
掛けられている。一対のプーリ38,39は、記録紙2
の幅方向の両側に回動自在に配置されている。この一対
のプーリ38,39は、刃物台ガイド32のガイド本体
32aとこれに対峙する連結板32bとで保持されてい
る。一方のプーリ38には、カッタモータ40の駆動が
伝達される。ベルト37は、プーリー38を介してカッ
タモータ40により正逆回転される。これにより、刃物
台30が記録紙2の幅方向に往復動し、可動刃20が記
録紙の搬送路から退避した退避位置と記録紙の搬送路に
入り記録紙を切断する切断位置との間で移動する。
【0024】刃物台待機位置検出スイッチ34,35
は、スイッチ片が可動刃用保護カバー31の移動路に入
り込むように、記録紙2の幅方向の両側に配置されてい
る。スイッチ34,35は、記録紙2の通過を妨げない
待機位置と往動完了位置とに刃物台30が移動すること
を検出する。カッタモータ40は、スイッチ34,35
から得られる信号に基づいて正逆回転のタイミング、及
び回転駆動の停止とが制御される。
【0025】固定刃用保護カバー33は、詳しくは図4
及び図5に示すように、一対の伸縮カバー42,43か
らなる。伸縮カバー42,43は、固定刃21の刃先2
1aを覆うように断面C字状で形成されており、搬送路
2aに対峙する面が平面とされている。伸縮カバー4
2,43の開放側の両端は、固定刃21に設けられたガ
イド溝44,45に係合している。ガイド溝44,45
は、記録紙2の幅方向に沿って形成されており、これに
より伸縮カバー42,43は記録紙2の幅方向に伸び縮
みする。
【0026】各伸縮カバー42,43は、取付ブラケッ
ト42a,42b,43a,43bによって取り付けら
れている。取付ブラケット42aは、伸縮カバー42の
一端を固定刃21の一端21bに取り付けている。取付
ブラケット42bは、伸縮カバー42の他端を可動刃用
保護カバー31の一端31aに取り付けている。また、
取付ブラケット43a,43bも、伸縮カバー43の一
端を固定刃21の他端21cに、また、伸縮カバー43
の他端を可動刃用保護カバー31の他端31bにそれぞ
れ取り付けている。これにより、伸縮カバー42,43
は、伸縮カバー42が圧縮されたときに伸縮カバー43
が伸張され、また、伸縮カバー42が伸張されたときに
伸縮カバー43が圧縮されるように、可動刃20の移動
に連係して伸縮する。なお、取付ブラケット42b,4
3bは、記録紙2の通過を妨げない位置、すなわち搬送
路2aよりも下方側の位置で、伸縮カバー42,43と
可動刃用保護カバー31とを固定している。
【0027】伸縮カバー42,43は、図6に示すよう
に、複数の保護リング47と、保護リング47をそれぞ
れ連結する可撓性の伸縮シート48とからなる。保護リ
ング47は、C字形に構成されており、その上端部を平
坦にされている。そして、その断面C字状の開放端がガ
イド溝44,45に係合している。伸縮シート48は、
複数の保護リング47を所定間隔離して連結した袋状の
シートとなっており、保護リング47との間が折り畳ま
れることにより、伸縮カバー42,43が伸縮する。
【0028】次に、上記実施形態の作用について説明す
る。プリント開始操作がなされると、搬送モータ6が回
転を開始する。この搬送モータ6の回転は、給紙ローラ
4及び搬送ローラ対8に伝達される。プリント開始時に
は、搬送ローラ対8のピンチローラ9がキャプスタンロ
ーラ10から離れる位置にセットされている。また、サ
ーマルヘッド12も非記録位置にセットされている。さ
らに、排紙ローラ対23のピンチローラ26もキャプス
タンローラ25から離れる位置にセットされており、記
録紙2の通路が開放された状態となっている。
【0029】給紙ローラ4は、図中時計方向に回転し
て、記録紙ロール3から記録紙2を送り出す。記録紙ロ
ール3から送り出された記録紙2は、搬送ローラ対8の
ピンチローラ9とキャプスタンローラ10との間に送り
込まれる。そして、図示しないセンサにより、記録紙2
の先端がピンチローラ9とキャプスタンローラ10との
間を通過したことが検出されると、ピンチローラ9をキ
ャプスタンローラ10に圧接する位置に移動させ、ピン
チローラ9とキャプスタンローラ10とで記録紙2を挟
み込む。これにより、搬送ローラ対8は、キャプスタン
ローラ10の回転によって、記録紙2をサーマルヘッド
12とプラテンローラ13との間に向けて搬送する。
【0030】記録紙2は、サーマルヘッド12とプラテ
ンローラ13との間を通過して、更に送り出し方向に搬
送される。この間、エンコーダ11は、ピンチローラ9
の回転数から記録紙2の搬送量を計測する。記録紙2の
搬送が1シートに相当する長さ分となった時点で搬送モ
ータ6の回転を停止し、その後にサーマルヘッド12を
記録位置にセットする。これにより、サーマルヘッド1
2は、プラテンローラ13との間で記録紙2を挟み込
む。
【0031】次に、搬送モータ6が逆方向に回転し、搬
送ローラ対8、及び給紙ローラ4を逆方向に回転させ
て、記録紙2を巻き戻し方向に向けて搬送する。そし
て、記録エリアの先端がサーマルヘッド18に到達した
時点で、発熱素子アレイ12aを発熱し、イエロー感熱
発色層にイエロー画像を1ラインずつ熱記録する。
【0032】記録紙2の記録エリアの後端までイエロー
画像の熱記録が終了すると搬送モータ6の駆動が停止さ
れ、その後にサーマルヘッド12が非記録位置に移動さ
れる。次に、搬送モータ6を再び順方向に回転し、給紙
ローラ4及び搬送ローラ対8を回転させて記録紙2を送
り出し方向に搬送する。また、この搬送と同時に、光定
着器18のイエロー用紫外線ランプ16を点灯させ、記
録紙2のイエロー感熱発色層を定着する。
【0033】記録紙2の送り出し方向への搬送が所定量
となると、搬送モータ6の回転が停止され、これと同時
にイエロー用紫外線ランプ16が消灯される。これによ
り、イエロー感熱発色層の定着が終了する。その後に再
びサーマルヘッド12を記録位置にセットしてプラテン
ローラ13との間で記録紙2を挟み込む。そして、サー
マルヘッド12を記録位置にセットし、その後に、搬送
モータ6を逆方向に回転して記録紙2の巻き戻し方向へ
の2回目の搬送を行う。この搬送中に、イエロー画像記
録と同様にしてマゼンタ画像の熱記録を行う。熱記録後
は、マゼンタ用紫外線ランプ17の点灯により、記録紙
2のマゼンタ感熱発色層を定着する。
【0034】その後、同様にしてシアン画像の熱記録を
行う。この熱記録時にはマゼンタ用紫外線ランプ17の
点灯により未記録エリアが漂白される。この漂白中に、
記録紙2が送り出し方向に送られ、1シート分のカット
位置がカッタ19のカット位置に到達すると、搬送モー
タ6の駆動が停止される。次に、カッタ19の可動刃2
0が記録紙2の幅方向に一往復動して記録紙2を1シー
ト分の長さに切断する。
【0035】カッタ19の初期状態は、刃物台30が待
機位置にセットされ、可動刃20が退避位置にセットさ
れた状態となっている。固定刃21は、刃先21aが固
定刃用保護カバー33で隠されている。保護カバー33
は、一方の伸縮カバー42が刃物台30の待機位置に寄
った側で圧縮され、また、他方の伸縮カバー43が刃物
台30の往動完了位置の側で伸張されている。
【0036】カッタ19の作動は、まずカッタモータ4
0の正転駆動される。この駆動によりベルト37が一方
向に移動され、この移動に追従して刃物台30が待機位
置から往動完了位置に向けて移動する。この移動に連係
して一方の伸縮カバー42が伸張され、また、他方の伸
縮カバー43が縮圧される。これにより、可動刃20の
移動に伴って可動刃20に当接する固定刃21の部分が
露呈されてゆく。したがって、常に固定刃21をカバー
した状態で、可動刃20が固定刃21との間で記録紙2
を幅方向に切断していくことができる。
【0037】可動刃20が切断位置に移動すると、可動
刃用保護カバー31がスイッチ35を押圧する。これに
より、カッタモータ40の駆動が停止される。その後、
カッタモータ40が逆転駆動され、刃物台30が往動完
了位置から待機位置に向けて移動される。そして、可動
刃用保護カバー31がスイッチ34を押圧することでカ
ッタモータ40の駆動が停止され、可動刃20が退避位
置に戻ってカッタ19の作動が完了する。
【0038】カッタ19を作動した後には、排紙用モー
タ24が駆動され、キャプスタンローラ25が回転して
シート状の記録紙2を送り出し方向に向けて搬送する。
そして、シート状の記録紙2は、排出口27から外部に
排出される。排出後には、排紙ローラ対23のピンチロ
ーラ26がキャプスタンローラ25から離れる位置に移
動され、プリント動作が終了する。
【0039】継続してプリントを行わない場合には、記
録紙2は防湿のために記録紙ロール3に巻き戻される。
これにより、記録紙2の発色特性が湿気のために変化す
ることはなく、適性な色合いのカラープリントを得るこ
とができる。
【0040】なお、上記実施形態では、可動刃20の移
動方向の両側で固定刃21の刃先21aを2つの伸縮カ
バー42,43で覆うようにしていたが、片側のみを覆
うようにしてもよい。この場合には、可動刃21が退避
位置にあるときには、固定刃21の刃先21aが覆われ
るようになる。また、可動刃用保護カバー31を刃物台
30と一緒に移動させているが、これの代わりに、可動
刃用保護カバー31を固定刃20の待機位置の側に取り
付けて、待機位置のときのみ可動刃21を覆うように構
成してもよい。
【0041】また、伸縮カバー42,43を保護リング
47と伸縮シート48とから構成しているが、本発明で
はこれに限らず、伸縮シート48を省略してもよい。こ
の場合には、保護リング47を連結する連結部材を設
け、伸びたときに指等が入り込まない間隔となるように
複数の保護リングを連結部材で連結すればよい。
【0042】図7及び図8は、伸縮自在な固定刃用保護
カバー33の代わりに、可撓性カバー50を設けた例で
ある。この可撓性カバー50は、断面が逆L字状をし、
記録紙2の幅方向に延びた形状となっている。可撓性カ
バー50の下端50aは、刃物台ガイド32に固定され
ている。可撓性カバー50の上端50bは、可動刃用保
護カバー31が位置していない部分では固定刃21を上
から塞ぐように刃先21aを覆っている。
【0043】可動刃用保護カバー31が位置している部
分では、図8に示すように、可動刃保護カバー31の当
接によって可撓性カバー50が撓んで、上端50bが捲
り上がっている。これにより、可動刃20が位置する部
分では、記録紙2の切断を妨げないように、固定刃21
の刃先21aが露呈される。刃物台30が往復動する
と、可動刃用保護カバー31が可撓性カバー50を押圧
してゆき、可撓性カバー50の上端50bの捲り上がり
が移動してゆく。可動刃用保護カバー31が通過した固
定刃21の部分では、可撓性カバー50の押圧が解除さ
れるから、上端50bが固定刃21を上から塞ぐ位置に
戻されてカバーされる。これにより、切断時にも固定刃
21をカバーすることができる。
【0044】上記実施例形態では、カッタ19を光定着
器15と排出ローラ対23との間に配置しているが、本
発明ではこれに限らず、給紙ローラ4と搬送ローラ対8
との間、又は搬送ローラ対8とサーマルヘッド12との
間、さらには排出ローラ対23と排出口27との間に配
置してもよい。
【0045】また、上記実施形態は、カラー感熱プリン
タについて説明したが、本発明は、イエロー,マゼン
タ,シアンのカラーインクシートを用いる昇華型,熱溶
融型の熱転写プリンタにも用いることができる。これら
の熱転写プリンタの場合には、光定着器は必要ない。ま
た、その他の各種プリンタにおいてもカッタを内蔵する
タイプであれば本発明を適用することができる。
【0046】また、記録紙ロールは、直接プリンタ内に
セットするようにしたが、記録紙ロールが装填された記
録紙マガジン、あるいは給紙ローラが組み込まれ、記録
紙ロールが装填された記録紙マガジンをセットするプリ
ンタにも、本発明を適用することができる。また、カッ
トシートを往復動するタイプのプリンタであって、プリ
ントエリアの周囲の余白を切断するカッタ、例えば前述
したように幅方向に沿って切断するカッタや搬送方向に
沿って切断するカッタ等を備えたプリンタにも本発明を
適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカッタ付
きプリンタによれば、固定刃を覆う保護カバーを伸縮部
材で構成し、可動刃の移動に伴って伸縮部材が伸縮して
固定刃を覆うから、メンテナンス時、又は排紙口から不
用意な挿入によって取扱者の手等を傷つけるような不都
合を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー感熱プリンタを示す外
略図である。
【図2】カッタを示す斜視図である。
【図3】カッタを示す断面図である。
【図4】保護カバーを示す斜視図である。
【図5】固定刃用保護カバーの図4におけるA−A線に
沿う断面図である。
【図6】固定刃用保護カバーの図5におけるB−B線に
沿う拡大断面図である。
【図7】可撓性カバーを用いた別の実施形態を示すカッ
タの断面図である。
【図8】保護カバーが捲り上がって固定刃を露呈した状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
2 記録紙 3 記録紙ロール 4 給紙ローラ 8 搬送ローラ対 12 サーマルヘッド 15 光定着器 19 カッタ 20 可動刃 21 固定刃 30 刃物台 31 可動刃用保護カバー 33,50 固定刃用保護カバー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙の切断方向に沿って刃先を配置し
    てなる固定刃と、この固定刃の前記刃先に接触して移動
    し前記記録紙を切断する可動刃とからなるカッタを有す
    るカッタ付きプリンタにおいて、 前記固定刃の刃先を覆う保護カバーを伸縮部材から構成
    し、 この伸縮部材の一方の端部を前記可動刃側に取り付ける
    とともに、伸縮部材の他方の端部を固定刃の一方の端部
    に取り付けたことを特徴とするカッタ付きプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記記録紙を搬送手段により送り、この
    記録紙の搬送路に、記録紙の送り方向に直交する方向に
    前記刃先が沿うように前記固定刃を配置し、前記可動刃
    を記録紙の搬送路から退避した退避位置と記録紙の搬送
    路に入り記録紙を切断する切断位置との間で移動自在に
    配置し、前記退避位置の可動刃を覆う位置に可動刃保護
    カバーを取り付け、メンテナンス時には前記可動刃を退
    避位置にセットすることを特徴とする請求項1記載のカ
    ッタ付きプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記記録紙を搬送手段により送り、この
    記録紙の搬送路に、記録紙の送り方向に直交する方向に
    前記刃先が沿うように前記固定刃を配置し、前記可動刃
    を記録紙の搬送路から退避した退避位置と記録紙の搬送
    路に入り記録紙を切断する切断位置との間で移動する移
    動部材に取り付け、前記可動刃を覆うように、可動刃保
    護カバーを前記移動部材に取り付けたことを特徴とする
    請求項1記載のカッタ付きプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記記録紙を搬送手段により送り、この
    記録紙の搬送路に、記録紙の送り方向に直交する方向に
    前記刃先が沿うように前記固定刃を配置し、前記可動刃
    を記録紙の搬送路から退避した退避位置と記録紙の搬送
    路に入り記録紙を切断する切断位置との間で移動部材に
    より移動自在に取り付け、前記可動刃を覆うように、可
    動刃保護カバーを前記移動部材に取り付け、前記伸縮部
    材を複数設けて、一方を退避位置と移動部材との間の刃
    先を覆う第1伸縮部材とし、他方を前記退避位置と反対
    側の切断位置と移動部材との間の刃先を覆う第2伸縮部
    材としたことを特徴とする請求項1記載のカッタ付きプ
    リンタ。
  5. 【請求項5】 前記伸縮部材を多数個の保護リングとこ
    れの連結部材とから構成し、この伸縮部材が前記刃先を
    覆う伸びた状態で指が入り込まないピッチで前記保護リ
    ングを連結部材により配置したことを特徴とする請求項
    1ないし4いずれか1つ記載のカッタ付きプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記伸縮部材を複数個の保護リングと、
    この保護リングに取り付けた可撓性又は伸縮性のカバー
    部材とから構成したことを特徴とする請求項1ないし4
    いずれか1つ記載のカッタ付きプリンタ。
  7. 【請求項7】 記録紙の切断方向に沿って刃先を配置し
    てなる固定刃と、この固定刃の前記刃先に接触して移動
    し前記記録紙を切断する可動刃とからなるカッタを有す
    るカッタ付きプリンタにおいて、 前記固定刃の刃先を覆う保護カバーを可撓性部材から構
    成し、 前記可動刃の移動により保護カバーを撓ませて、前記可
    動刃を前記固定刃の刃先に接触させることを特徴とする
    カッタ付きプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記記録紙を搬送手段により送り、この
    記録紙の搬送路に、記録紙の送り方向に直交する方向に
    前記刃先が沿うように前記固定刃を配置し、前記可動刃
    を記録紙の搬送路から退避した退避位置と記録紙の搬送
    路に入り記録紙を切断する切断位置との間で移動部材に
    より移動自在に取り付け、前記可動刃を覆うように、可
    動刃保護カバーを前記移動部材に取り付け、この可動刃
    保護カバーにより前記固定刃用の保護カバーを撓ませる
    ことを特徴とする請求項7記載のカッタ付きプリンタ。
JP11203833A 1999-06-23 1999-07-16 カッタ付きプリンタ Pending JP2001030557A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016221839A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 株式会社デジアイズ ラベルプリンタ
JP2019202550A (ja) * 2019-08-08 2019-11-28 株式会社デジアイズ ラベルプリンタ

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JP2016221839A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 株式会社デジアイズ ラベルプリンタ
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