JP2004338141A - カッタ付きプリンタ - Google Patents

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JP2004338141A JP2003135052A JP2003135052A JP2004338141A JP 2004338141 A JP2004338141 A JP 2004338141A JP 2003135052 A JP2003135052 A JP 2003135052A JP 2003135052 A JP2003135052 A JP 2003135052A JP 2004338141 A JP2004338141 A JP 2004338141A
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Shigeto Kobayashi
繁人 小林
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】切断屑がプリンタ内に溢れることでプリント動作に支障をきたす不都合を未然に防止する。
【解決手段】プリンタにカッタが内蔵されている。カッタは、画像記録後に記録紙の前後端余白を切断し、切断した屑片をプリンタ内に配した容器16に貯める。記録紙は、マガジン18にセットして装填室19に装填する。装填室19は、取っ手17に手を掛けて装填蓋11を引き出すことで露呈する。装填蓋11に容器16を一体的に取り付ける。記録紙を交換するときに、装填蓋11を引き出すと、自動的に容器16が引き出され、容器16の内部が外部に露呈する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録紙の一部を切断するカッタ付きプリンタに関するものであり、更に詳しくは、切断された切屑を収容する収納部を備えたプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
サーマルヘッドによりカラー感熱記録紙を加熱して3色面順次でフルカラー画像を記録するカラー感熱プリンタが知られている。カラー感熱プリンタでは、搬送ローラでニップした状態でカラー感熱記録紙の往復動が行われる。サーマルヘッドは、搬送ローラに近い位置に配置されているが、搬送ローラとサーマルヘッドとの間の距離に相当する部分には、画像を記録することができない。また、サーマルヘッドは、プラテンローラとの間でカラー感熱記録紙をニップしているが、カラー感熱記録紙からはみ出ているサーマルヘッドの部分でプラテンローラを加熱すると、プラテンローラが熱変形したり、寿命が劣化したりする。そこで、カラー感熱記録紙の端部に余白を残し、その内側に画像を記録している。これらの理由からプリント済みのカラー感熱記録紙には、搬送方向に沿った画像記録エリアの前後端及び両側端には余白が形成される。
【0003】
最近は余白のないプリントを望むユーザーが増えており、この要望に応じるため、前後端余白カッタと両側端余白カッタとを備えて画像記録エリアの全周の余白を切断するカッタ付きプリンタが提案されている(特許文献1)。このカッタ付きプリンタには、カッタの下方位置に、切断した切屑を収納する容器が設けられている。これにより、プリンタ内に切屑が散乱してしまうことを防止している。容器はプリンタに着脱自在に設けられており、切屑が溜まったときには容器をプリンタ本体から取り外して切屑が廃棄される。
【0004】
また、ロール記録紙を用い、帯状に引き出した記録紙に画像を記録するプリンタも知られている(特許文献2)。この特許文献2記載のプリンタにも、画像記録後にシート状に切り離すためのカッタが設けられている。このカッタは、シート状に切り離す切断に加えて、前回シート状に切り離す切断を行った記録紙先端と今回記録した画像記録エリアの先端との間の前端余白を切断する。このため切断した余白を収納する容器が必要となる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−63166号公報
【特許文献2】
特開2000−335029号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したようなカッタ付きプリンタでは、一々容器を取り出して満杯か否かを確認する作業が面倒である。また、その作業を怠ると、容器が切屑で満杯になり、満杯になると切屑が溢れてプリンタ内に散らばり、これによってカッタの切断動作やプリンタの記録紙搬送動作などを妨げるおそれがある。また、容器やプリンタの内部に満杯を検知するセンサを設けるとコストが高く付く。
【0007】
本発明は、上記課題を考慮してなされたもので、容器が満杯か否かを確認する作業を簡便に行えるように工夫したカッタ付きプリンタをローコストで提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のカッタ付きプリンタでは、記録紙又は記録紙を収納するマガジンを装填するときに開閉する装填蓋と、カッタで切断した屑を受ける位置と一部が外部に露呈する位置との間で移動自在に設けた容器とを一体的に取り付けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
カッタ付きプリンタ10は、図1ないし図2に示すように、直方体の上面を一段凹ました形状をしている。上面には装填蓋11が、一段凹んだ面には排出口12、排出トレイ13、及び操作部14などが配されている。操作部14は、電源スイッチ、プリントボタン、及び余白有り無しの何れか一方を選択する選択ボタンなどで構成されている。プリンタ10の正面には、図示していないスロットが配されている。スロットにはメモリカードなどの記録媒体がセットされる。
【0010】
プリンタ10の背面には、屑取り出し蓋15が引き出し自在に設けられている。屑取り出し蓋15には、カッタで切断しときに生じる切屑を収容する容器16が一体的に取り付けられているとともに、装填蓋11も一体的に取り付けられている。屑取り出し蓋15と装填蓋11とは、プリンタ10の外面を構成する六面のうちの隣接する面にそれぞれ設けられており、互いの開き位置への引き出し方向が同じになっている。
【0011】
屑取り出し蓋15には、外面に取手17が設けられている。取手17に手を掛けて、マガジン18を収納する装填室19を露呈するように装填蓋11を一方向に向けて引き出すと、屑取り出し蓋15も一緒に引き出され、容器16の一部が外部に露呈する。プリンタ10は、記録媒体に書き込まれた画像データを読み出し、読み出した画像データを記録手段で記録紙に記録し、画像記録済みの記録紙をシート形態で排出口12から排出トレイ13の上に排出する。
【0012】
プリンタ10には、装填蓋11を閉じ位置と開き位置とでクリック止めするクリック機構が設けられている。閉じ位置では装填室19が塞がれかつ容器16がプリンタ10の内部に完全に収納される。開き位置では、装填室19が完全に露呈されかつ容器16の一部が露呈される。そして、図3に示すように、開き位置でのクリック止めを解除してさらに装填蓋11を引き出すと、装填蓋11とともに容器16をプリンタ10から完全に分離することができる。また、プリンタ10の背面には、容器16をプリンタの内部に出入りさせる開口21が形成されている。開口21は、屑取り出し蓋15で塞がれる。
【0013】
なお、装填蓋11をバネ等の付勢手段で引き出し方向に向けて付勢し、その付勢に抗してロック機構で装填蓋11を閉じ位置に保持する構成にしてもよい。この場合には、プリンタ10の外部にロック解除ボタンを設け、そのボタンを操作することに連動して前記ロック機構のロックを解除するのが望ましい。このようにすれば、ボタン操作を行うだけで装填蓋11が付勢手段の付勢により自動的に引き出されるので記録紙装填操作及び屑取り出し操作を簡便に行える。
【0014】
プリンタ10には、安全装置用のスイッチ20が設けられている。装填蓋11を閉じ位置に操作すると前記スイッチ20がONして閉じ位置が検知され、プリントの作動が許容される。また、閉じ位置以外ではスイッチ20がOFFしてプリントの作動が禁止される。
【0015】
プリンタ10の内部には、図4に示すように、装填室19、プリント部22、及び容器16とが配されている。装填室19には、マガジン18が装填される。マガジン18には、給紙口23が設けられており、また、記録紙24をロール状に巻回したロール記録紙24aが収納され、さらに、給紙ローラ26を含む送り出し機構が内蔵されている。ロール記録紙24aは軸24bに回転自在にセットされており、軸24bはマガジン18に着脱自在に支持されている。送り出し機構は、プリンタ10の内部から伝達される駆動を利用して給紙ローラ26を回転する。給紙ローラ26は、ロール記録紙24aの外周に接して、ロール記録紙24aを送り出し方向に回転することで記録紙24の先端を給紙口23を通してプリント部22の搬送路27に向けて送り出し、また巻き取り方向に回転することでロール記録紙24aの外周に記録紙24を巻き取る。
【0016】
記録紙24は、周知のように、支持体上にシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層が順次層設されている。最上層となるイエロー感熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーでイエローに発色する。最下層となるシアン感熱発色層は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色する。また、イエロー感熱発色層は、420nmの近紫外線が照射されたときに、発色能力が消失する。マゼンタ感熱発色層は、イエロー感熱発色層とシアン感熱発色層との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、365nmの紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。記録紙2に、例えばブラック感熱発色層を設けて4層構造にしてもよい。
【0017】
プリント部22は、搬送ローラ対30、カッタ31、分岐機構32、サーマルヘッド33、プラテンローラ34,及び光定着器35などで構成されている。
【0018】
搬送ローラ対30は、キャプスタンローラ36と、このキャプスタンローラ36の上方で回転自在とされたピンチローラ37とを備えている。キャプスタンローラ36は、記録紙24の下方に配置されており、図示していないパルスモータ等の記録紙送りモータの駆動により正逆回転する。ピンチローラ37は、キャプスタンローラ36から離れた位置と圧接した位置との間で移動する。そして、搬送ローラ対30は、位置センサ38によって記録紙24の先端を検出すると、ピンチローラ37の圧接によって記録紙24を挟み込み、キャプスタンローラ36の回転によって記録紙24を給紙側から排紙側へ向けた順方向と、排紙側から給紙側へ向けた逆方向とに交互に搬送する。なお、記録紙24の往復搬送の間はマガジン18に設けた給紙ローラ26も正逆回転される。
【0019】
ピンチローラ37の回転軸にはエンコーダ39が設けられている。エンコーダ39は、ピンチローラ37の回転数を検出して記録紙24の搬送量を計測する。
【0020】
カッタ31は、搬送ローラ対30とサーマルヘッド33との間の搬送路27の上に配され、画像記録後の記録紙24の前・後端余白を切断する。カッタ31の下には容器16が配されている。容器16は、落下する切屑や余白屑などを収納する。分岐機構32は、カッタ31とサーマルヘッド33との間に配され、カッタ31の作動に連動してガイド板40を回転し、余白切断時には屑片を容器16に落ちるようにガイドし、また、1枚のシートに切り離なした後には切り離された記録紙24を搬送路27から排出口12に分岐する。
【0021】
サーマルヘッド33には、プラテンローラ34が搬送路27を挟んで対向する側に配置されている。サーマルヘッド33には、多数の発熱素子をライン状に配列した発熱素子アレイ33aが設けられている。このサーマルヘッド33は、支持軸33bを支点にして、プラテンローラ34に記録紙24を押圧するプリント位置と、プラテンローラ34から離れた退避位置との間で揺動する。
【0022】
搬送路のうちの順方向送りの最下流側には、光定着器35が配置されている。この光定着器35は、発光ピークが420nmの近紫外線を発生するイエロー用紫外線ランプ41と、発光ピークが365nmの紫外線を発生するマゼンタ用紫外線ランプ42と、これらの背後を覆うリフレクタ43とから構成されている。
【0023】
カッタ31は、記録紙24を幅方向に沿って切断して、画像記録エリアの順方向送りの下流側余白(以下、「前端余白」という)と、画像記録エリアの順方向送りの上流側余白(以下、「後端余白」という)とを切り離す。
【0024】
カッタ31は、図5に示すように、円板刃45、固定刃46、刃物台47、刃物台ガイド48、及び刃物台待機位置検出器49等から構成されている。固定刃46は、薄板状に構成されており、その長手方向を記録紙24の幅方向に沿わして固定され、薄板面の長辺上端部が刃先46aとされている。刃先46aは、搬送路27よりも僅かに下がった位置にある。円板刃45は、刃物台47に回転自在に取り付けられており、固定刃46の刃先46aに接触する。刃物台ガイド48は、刃物台47を記録紙24の幅方向に移動自在に支持している。刃物台47には、ベルト50の一部が固定されている。
【0025】
ベルト50は、一対のプーリ51,52に掛けられている。一対のプーリ51,52は、記録紙24の幅方向の両側に配置されている。一方のプーリ52には、カッタモータ53の駆動が伝達される。ベルト50は、プーリ52を介してカッタモータ53により正逆回転される。これにより、刃物台47が記録紙24の幅方向で往復動する。刃物台待機位置検出器49は、刃物台47に設けた遮光板54と、透過型の光電センサ55とで構成されており、光電センサ55により遮光板54を検出することで刃物台47が待機位置に戻った旨の信号を制御部56に送る。刃物台47の待機位置は記録紙24の通過を許容する位置となっている。
【0026】
制御部56は、ピンチローラ37の回転数をエンコーダ39が計測することに基づいて記録紙24のカット位置を特定し、記録紙24の搬送を停止してからカットするように記録紙送りモータ57とカッタモータ53との駆動を個別に制御する。なお、符号70,71は、制御部56の指令に基づいて記録紙送りモータ57とカッタモータ53とを駆動するドライバである。
【0027】
分岐機構32は、平面40bを有するガイド板40、ガイド板40を回転自在に支持する支持部、及び刃物台47の移動に連動してガイド板40を回転させる連動機構58などから構成されている。刃物台47は、図6に示すように、待機位置を挟んでリターン位置と戻し位置との間で直線往復移動する。リターン位置は、待機位置から記録紙24を幅方向に切断完了する位置である。戻し位置は、待機位置に対してリターン位置に向かう方向とは逆方向に設定されている。
【0028】
連動機構58は、刃物台47が待機位置のときに、ガイド板40を初期位置に保持している。ガイド板40の初期位置は、平面40bで記録紙24を下方からガイドしながら記録紙24の搬送路27に向けての通過を許容する位置となっている。
【0029】
刃物台47が待機位置とリターン位置との間で移動するときには、図7に示すように、ガイド板40を初期位置と軸40aを中心として下向きに回転させた下向き位置との間で回転する。下向き位置では、平面40bの裏面が搬送路27に対して略90度下向きとなるため、円板刃45で切断した屑片60が容器16に向って落ちるようにガイドされる。
【0030】
刃物台47が待機位置と戻し位置との間で移動するときには、図8に示すように、軸40aを中心としてガイド板40が初期位置と上向き位置との間で回転する。上向き位置では、平面40bが搬送路27に露呈して、記録紙24を搬送路27から排出口12に向けて分岐する。
【0031】
次に上記実施形態の作用について図9を参照しながら説明する。プリンタ10の初期状態は、サーマルヘッド33がプラテンローラ34から離れた退避位置にセットされ、また、搬送ローラ対30のピンチローラ37がキャプスタンローラ36から離れた位置にセットされている。カッタ31の刃物台47は、待機位置にセットされており、これに連動してガイド板40は初期位置に保たれている。
【0032】
プリントを開始する前に、マガジン18を装填する。装填するときには、取手17に手を掛けて装填蓋11を引き出す。これにより、装填室19が露呈するから、装填室19にロール記録紙24aをセットしたマガジン18を装填する。このとき、装填蓋11と一緒に屑取り出し蓋15が引き出され、容器16の一部が露呈する。これによって、容器16の内部の屑片の量を目視により確認することができる。
【0033】
操作部14でカット選択スイッチで余白カットの可否を選択的に入力する。カット選択スイッチで余白カットを選択した後にプリントボタンを操作すると、まず、制御部56は、記録紙送りモータ57を駆動して給紙ローラ26とキャプスタンローラ36とを回転する。給紙ローラ26の回転によりロール記録紙24aが送り出し方向に回転し、記録紙24の先端がマガジン18から送り出されて搬送ローラ対30に向けて給紙される。
【0034】
送り出された記録紙24は、図4において記録面を下に向けた状態で送り出され、ピンチローラ37とキャプスタンローラ36との間に送り込まれる。そして、位置センサ38により、記録紙24の先端がピンチローラ37とキャプスタンローラ36との間を通過したことが検出されると、いったん記録紙送りモータ57の駆動を停止して、ピンチローラ37をキャプスタンローラ36に圧接する位置に移動させ、ピンチローラ37とキャプスタンローラ36とで記録紙24を挟み込む。その後に再び記録紙送りモータ57が駆動され、キャプスタンローラ36を回転させて記録紙24を順方向に向けて搬送する。
【0035】
この搬送中に、制御部56はエンコーダ39から得られる記録紙送り量を監視して、位置センサ38で記録紙24の先端が検知してから画像記録エリアの搬送方向に沿う長さ(以下、画像記録エリアの長手方向の長さ)に相当するパルス分だけ記録紙送りモータ57の駆動を継続する。これにより、画像記録エリアの順方向送りの後端(以下、画像記録エリアの後端)がサーマルヘッド33に位置する。
【0036】
次にサーマルヘッド33をプリント位置へ移動し、次に記録紙送りモータ57を逆転駆動して記録紙24を逆方向に向けて送りながらサーマルヘッド33を駆動して記録紙24の画像記録エリア内にイエロー画像を1ラインずつ熱記録する。
【0037】
イエロー画像の熱記録が終了すると、サーマルヘッド33が退避位置に移動され、その後に、画像記録エリアの長手方向の長さに相当するパルス分だけ記録紙送りモータ57を正転駆動して画像記録エリアの後端がサーマルヘッド33の位置に到達するまで記録紙24を順方向に向けて戻し搬送する。この戻し搬送中に、光定着器35のイエロー用紫外線ランプ41が点灯し、熱記録済みのイエロー感熱発色層を光定着する。
【0038】
戻し搬送が終了すると、再びサーマルヘッド33をプリント位置に移動させ、記録紙24を逆方向に向けて搬送し、この搬送中にサーマルヘッド33によるマゼンタ画像の熱記録が行われる。
【0039】
マゼンタ画像の熱記録が終了すると、同様にしてサーマルヘッド33を退避位置に移動し、その後に画像記録エリアの長手方向の長さに相当するパルス分だけ記録紙送りモータ57を逆転駆動して画像記録エリアの後端がサーマルヘッドの位置に到達するまで記録紙24を順方向に向けて戻し搬送する。この戻し搬送中に、光定着器35のマゼンタ用紫外線ランプ42が点灯し、熱記録済みのマゼンタ感熱発色層を光定着する。
【0040】
戻し搬送が終了すると、再びサーマルヘッド33をプリント位置に移動させ、記録紙を逆方向に向けて搬送し、この搬送中にサーマルヘッド33によるシアン画像の熱記録が行われる。
【0041】
シアン画像の熱記録が終了すると、サーマルヘッド33の位置に画像記録エリアの順方向に沿う先端(以下、画像記録エリアの先端)が合った状態となっている。このとき、画像記録エリア内には、3色面順次によってフルカラー画像が形成されている。そして、シアン画像の熱記録の終了後には、サーマルヘッド33が退避位置に移動される。なお、シアン感熱発色層は通常の保管状態では発色しない熱感度を有しているので、光定着は行わない。
【0042】
画像記録終了後には、画像記録エリアの先端をカッタ31の切断位置に合わせる送り長さに相当するパルス分だけ記録紙送りモータ57を駆動する。画像記録エリアの先端がカッタ31の切断位置に到達すると、搬送を停止し、その後に、カッタモータ53を駆動して刃物台47を待機位置からリターン位置に向けて移動させる。これにより、記録紙24の先端余白が切断される。また、刃物台47の移動に連動して連動機構58がガイド板40を下向き位置に向けて回転させる。そして、刃物台47がリターン位置に到達すると、カッタモータ53の駆動が停止される。このとき、ガイド板40が下向き位置に回転しているので、切断した屑片が容器16の内部に確実に収納することができる。
【0043】
前端余白を切断した後には、制御部56がカッタモータ53を逆転駆動して刃物台47をリターン位置から待機位置を通過して戻し位置に戻す。そして、刃物台47が戻し位置に到達した時点でカッタモータ53の駆動を停止する。このとき、連動機構58がガイド板40を上向き位置に回転させる。
【0044】
刃物台47を戻し位置にセットした後には、制御部56は、画像記録エリアの後端がカッタ31の切断位置に合う位置まで記録紙送りモータ57を駆動して記録紙24を順方向に搬送する。このとき、ガイド板40が上向き位置となっているので、記録紙24は、ガイド板40の傾斜した平面40bに沿って上向きに分岐して排出口12から外部に排出されていく。
【0045】
記録紙送りモータ57の駆動を停止すると、画像記録エリアの後端がカッタ31の切断位置に合っている。その後、再びカッタモータ53を一往復動分だけ駆動する。これにより、帯状記録紙24から画像記録済みの記録紙24が1枚のシート状に切り離される。切り離されたシートは、その大部分が排出口12から露呈しているので、排出口12から排出トレイ13の上に載っかる。その後、記録紙送りモータ57を逆転駆動して帯状記録紙24の先端をマガジン18の内部に巻き戻す。
【0046】
なお、本実施例では、カッタを搬送路の端ではなく、搬送路の途中の搬送ローラ対30とサーマルヘッド33との間に配し、その隣に分岐機構を設けてプリント時に用いる搬送路とは別の通路を通して排紙するように構成しているため、カッタに手が触れることがなく安全である。
【0047】
連続してプリントする場合には、帯状記録紙24の先端をサーマルヘッド33の位置で止め、前述と同じようにして次の画像を記録する。また、プリント作業を終了すると、帯状記録紙24の先端がマガジン18の内部に巻き戻されていることを確認してから、マガジン18の給紙口23を遮蔽する。これにより、カラー感熱記録紙24の防湿が行える。
【0048】
ロール記録紙24aの残量が少なくなると、その径を検知するセンサによりプリンタ10の外部にその旨を表す表示が点灯する。その表示を視認してロール記録紙の交換が行われる。ロール記録紙24aの交換は、取手17に手を掛けて装填蓋11を引き出す。このとき、容器16の一部が外部に露呈されるから、記録紙交換時に容器16に溜まった切屑の残量を視認することができる。ここで、容器16にまだ余裕がある場合には記録紙24を交換したマガジン18だけを装填室19にセットして装填蓋11を再び閉じ位置まで押し込んでセットする。切屑が一杯の場合には、装填蓋11をプリンタ10から完全に取り外して切屑を捨て再びセットすればよい。
【0049】
プリント途中で装填蓋11又は屑取り出し蓋15を引き出すとスイッチ20がOFFし、その信号を制御部56が受け取ると直ちにプリント動作を中断する。本実施形態では、装填蓋11に屑取り出し蓋15及び容器16を一体に設けているから開き位置への操作を検知するスイッチが1個だけで済み、例えば別々に開閉される装填蓋11と屑取り出し蓋15又は容器16とにそれぞれ設けるのと比べてコストダウンになる。
【0050】
上記実施形態では、装填蓋11、屑取り出し蓋1、及び容器16とを一体に設けているが、別々に設けて一体的に取り付ける構成でもよい。これにより組立作業を省略でき、コストダウンになる。また、上記実施形態では、装填蓋11を引き出すことで装填室19を露呈する構成にしているが、装填蓋11と一緒にマガジン18を引き出す構成にしてもよい。
【0051】
また、上記実施形態では、容器16と装填蓋11とを一体的に取り付けているが、代わりに、容器16と装填蓋11とを別々に設け、装填蓋11の開き動作に連動して容器16を一部が外部に露呈するように連動して移動させる構成にしてもよい。さらに、装填蓋11を引き出し方式で構成しているが、装填蓋11をヒンジにより回転式に開閉する構成にし、その開閉操作に連動して容器16を出入りさせる構成としてもよい。
【0052】
なお、上記実施形態では、記録紙24aを収納したマガジン18を装填する場合を例にとって説明したが、この他に、マガジン18を用いることなく、ロール状記録紙24aを直接にプリンタに装填する場合にも、本発明を適用することができる。
【0053】
上記実施形態では、カラー感熱プリンタとしたが、この他に、銀塩式写真プリンタやそれに用いる印画紙の給紙マガジン、さらにはファクシミリなどに本発明を実施してもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、本発明のカッタ付きプリンタでは、記録紙交換時に開閉される装填蓋と、切屑を収容する容器とを一体的に取り付けたから、装填蓋を開位置に操作すると容器が一緒に出てくるため、記録紙の交換又は記録紙を収納するマガジンを装填するときに、必ず容器に溜まった切屑の容量を視認することができる。このため、プリンタの動作に生じる不都合を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタの背面側の外観を示す斜視図である。
【図2】装填蓋を引き出した状態を示す斜視図である。
【図3】装填蓋を完全に取り外した状態を示す斜視図である。
【図4】プリンタの内部構造を概略的に示す説明図である。
【図5】カッタと分岐機構との概略を示す斜視図である。
【図6】刃物台が待機位置のときのガイド板の姿勢を示す斜視図である。
【図7】刃物台がリターン位置のときのガイド板の姿勢を示す斜視図である。
【図8】刃物台が戻し位置のときのガイド板の姿勢を示す斜視図である。
【図9】カッタの動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
10 プリンタ
11 装填蓋
16 容器
17 取手
18 マガジン
19 装填室
31 カッタ
40 ガイド板

Claims (1)

  1. 記録紙の一部を切断するカッタと、前記カッタの切断により生じる屑を収容する容器とを内蔵したカッタ付きプリンタにおいて、
    前記記録紙又は記録紙を収納するマガジンを装填するときに開閉する装填蓋と、前記切屑を受ける位置と一部が外部に露呈する位置との間で移動自在に設けた容器とを一体的に取り付けたことを特徴とするカッタ付きプリンタ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055047A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Noritsu Koki Co Ltd プリンタ
KR101088957B1 (ko) 2008-01-10 2011-12-01 캐논 가부시끼가이샤 카트리지 및 프린터 장치
JP2014124803A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Seiko Epson Corp 記録装置
JP2015189076A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 三菱電機株式会社 プリンタ

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