JP2003326783A - カッタ付きプリンタ - Google Patents

カッタ付きプリンタ

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JP2003326783A
JP2003326783A JP2002134983A JP2002134983A JP2003326783A JP 2003326783 A JP2003326783 A JP 2003326783A JP 2002134983 A JP2002134983 A JP 2002134983A JP 2002134983 A JP2002134983 A JP 2002134983A JP 2003326783 A JP2003326783 A JP 2003326783A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、切断した切屑と切断済みの記
録紙の振り分けを行う。 【解決手段】 ロータリー方式のカッタ装置の下流側に
は、排紙ガイド機構が設けられている。排紙ガイド機構
は、排紙ガイド部材71と可動フラップ72とからな
る。可動フラップ72は、屑箱37の開口37aを閉じ
る閉じ位置と、それを開放する開き位置との間で回動す
る。連動部材73により、円板刃42を保持するキャリ
ッジ43と可動フラップ72とを連動させる。固定刃4
1と可動フラップ72との間隔は、固定刃41から突き
出される記録紙11の前端部が可動フラップ72の回動
経路内に進入しないように決められる。記録紙11の余
白を切断途中に回動しても、可動フラップ72と記録紙
11とが接触することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙を切断する
カッタを備えたカッタ付きプリンタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】長尺の記録紙をロール状に巻いた記録紙
ロールを使用するプリンタが知られている。このプリン
タは、カッタを備えており、記録紙ロールから記録紙を
引き出して画像を記録した後、その記録済み部分を切断
してシートに切り離す。切断されたシートは、プリンタ
外に排出される。
【0003】前記記録紙として、加熱により発色する感
熱記録紙を使用する感熱プリンタが知られている。この
感熱プリンタは、感熱記録紙を搬送する搬送手段と、前
記感熱記録紙に圧接してこれを加熱することにより画像
を発色記録するサーマルヘッドと、熱記録済みの感熱記
録紙に対して定着光を照射して光定着する光定着器とを
備えている。サーマルヘッドと対向する位置には感熱記
録紙を裏面から支持するプラテンローラが配置されてい
る。前記搬送ローラ対によって感熱記録紙を搬送させな
がら、前記サーマルヘッド及び光定着器を通過させてプ
リント画像の熱記録及び光定着が行われる。
【0004】このような感熱プリンタで余白の無い縁な
しプリントを得るためには、1回のプリント毎に、記録
紙ロールから引き出した感熱記録紙の前端部を切断する
必要がある。というのは、感熱記録紙の先端ギリギリま
で記録しようとすると、誤作動により感熱記録紙がサー
マルヘッドからはずれた場合、サーマルヘッドがプラテ
ンローラを直接加熱してしまうおそれがある。これはロ
ーラ故障の原因となるため、前記前端部分にサーマルヘ
ッドとプラテンローラが感熱記録紙を挟み込むためのニ
ップ代を確保する必要がある。このニップ代は余白とな
るため、この部分を切断して切屑として廃棄している。
【0005】このような感熱プリンタには、カッタの下
方位置に、切断した切屑(余白)を収納する切屑収納部
として屑箱が設けられている。これにより、プリンタ内
に切屑が散乱してしまうことを防止している。切断され
たシートは、カッタの下流側に設けられた排紙ローラへ
送られて、排紙口から排紙される。
【0006】ところで、記録紙ロールから引き出された
カラー感熱記録紙には巻癖がついているため、排紙すべ
きシートが排紙ローラへ向かわずに、誤って前記屑箱な
どに進入してしまい、いわゆるジャミングが発生してし
まうことがある。これを防止するためには、カッタの下
流側に、前記シートを排紙ローラへ案内するガイド部材
を設ける必要がある。しかし、このガイド部材を設ける
と、それによって前記屑箱の開口が覆われてしまい、前
記切屑が屑箱に落下する道筋を遮断してしまうおそれが
あった。
【0007】そこで、例えば、特開平5−155479
号公報に記載されたロール紙切断装置の可動搬送路を応
用して、前記ガイド部材を回動自在に設けることによ
り、前記カット屑と前記シートとの振り分けを行うこと
が検討されている。
【0008】前記ロール紙切断装置は、プリントを行う
前に記録紙ロールから引き出した記録紙の前端部を切断
する。前記可動搬送路は、記録紙の前端部をカットする
際に屑箱に向けて回動して、切屑を屑箱に落下させる。
他方、前端部切断済みの記録紙を搬送する際には前記可
動搬送路は初期位置に復帰して記録紙を搬送ローラに向
けて案内する。可動搬送路は、専用のアクチュエータに
よって駆動される。コントローラは、カッタを駆動する
際に、前記アクチュエータを駆動して、前記可動搬送路
を動かす。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ロ
ール紙切断装置では、カッタ駆動部とは別に前記可動搬
送路の専用のアクチュエータが必要になるため、部品コ
ストが増加するとともに、CPUが実行する制御プログ
ラムが複雑になるなど、構成が複雑になるという問題が
あった。
【0010】また、上記ロール紙切断装置を用いて、前
端部を切断した後にプリント済み部分をシートに切り離
す場合には、コントローラが、カッタによって切断され
る対象(前端部かシートか)を判定した上で、その対象
に応じて可動搬送路を動かすか否かを決定する必要が生
じる。すなわち、切断対象が前端部の場合には、可動搬
送路を動かして切屑を屑箱に落下させる。他方、切断対
象がシートの場合には、可動搬送路を動かさず、シート
を通過させる。
【0011】そのため、CPUが切断対象を判定するた
めの装置が必要になるとともに、さらにカッタの切断動
作に連動して可動搬送路を動かすモードと可動搬送路を
動かさないモードの2つの動作モードを設けるととも
に、これらを切り替える機構が必要になる。こうする
と、さらに、構成が複雑化してしまうという問題があっ
た。
【0012】本発明のカッタ付きプリンタは、簡単な構
成で、切断した切屑と切断済みの記録紙の振り分けを行
うことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のカッタ付きプリンタは、記録紙の幅方向に
延びた固定刃と、第1の位置と第2の位置との間を往復
動する可動刃とからなり、前記可動刃が前記第1の位置
から第2の位置へ移動する間に、記録紙の少なくとも前
端を切断するカッタを備えたカッタ付きプリンタにおい
て、前記カッタの下方に配置され、切断された切屑を収
納する切屑収納部と、この切屑収納部に設けられた開口
の少なくとも一部を覆うことにより、前端切断済みの記
録紙が前記開口に進入することを防ぐ閉じ位置と、前記
開口を開放して、前記切屑を前記開口から前記切屑収納
部内へ落下させる開き位置との間で変位自在に設けられ
たフラップと、前記可動刃の第1の位置から第2の位置
への往動に連動して前記フラップを前記閉じ位置から前
記開き位置へ変位させるとともに、前記可動刃の前記第
2の位置から前記第1の位置への復動に連動して前記開
き位置から閉じ位置へ変位させる連動機構とを備えたこ
とを特徴とする。
【0014】前記カッタにより、前記記録紙の前端部を
切断した後に、さらに、前記記録紙のプリント済み部分
を所定サイズのシートに切り離する場合に、このカッタ
の下流側に、前記シートを排紙口へ送るための排紙ロー
ラを設け、前記カッタが前記記録紙の前端部を切断する
際には前記固定刃からその下流側に向けて突きだした前
端部が前記フラップの変位経路内に進入することがな
く、かつ、前記記録紙をシートに切り離す際には前記固
定刃からその下流側に向けて突きだしたシートが前記フ
ラップの変位経路内に進入するように、前記フラップと
前記カッタとを配置することにより、前記カッタが前記
記録紙をシートに切り離す際に、前記フラップが前記閉
じ位置から前記開き位置へ変位する途中に前記変位経路
内に進入したシートと当接してこれを前記排紙ローラへ
押しつけるようにする。
【0015】前記フラップには、前記排紙ローラととも
に前記シートをニップする従動ローラが設けられている
ことが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施したカラー
感熱プリンタの概略を示すものである。このカラー感熱
プリンタ10には、長尺のカラー感熱記録紙11(以
下、記録紙という)をロール状に巻いた記録紙ロール1
2がセットされる。給紙ローラ13は、この記録紙ロー
ル12から記録紙11を引き出して給紙する。引き出さ
れた記録紙11に対してプリントが行われる。プリント
がなされたプリント済み部分は、シート16に切り離さ
れて、ケース17に形成された排紙口17aから排紙さ
れる。
【0017】記録紙11は、周知のように、支持体上に
シアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱
発色層が順次層設されている。最上層となるイエロー感
熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーでイ
エローに発色する。最下層となるシアン感熱発色層は熱
感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色す
る。また、イエロー感熱発色層は、ピーク波長が420
nm付近の青紫色の光であるイエロー定着光が照射され
たときに、発色能力が消失する。マゼンタ感熱発色層
は、イエロー感熱発色層とシアン感熱発色層との中間程
度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、ピーク波長が3
65nm付近の近紫外線であるマゼンタ定着光が照射さ
れたときに発色能力が消失する。なお、記録紙11に、
例えばブラック感熱発色層を設けて4層構造にしてもよ
い。
【0018】給紙ローラ13の下流側には、搬送ローラ
対21,サーマルヘッド22、イエロー及びマゼンタの
各光定着器23,24,カッタ装置26,排紙ガイド機
構27が順に配置されている。これらは、コントローラ
31により統括的に制御される。
【0019】搬送ローラ対21は、キャプスタンローラ
21aと、ピンチローラ21bとからなり、これら各ロ
ーラ21a,21bによって記録紙11をニップして、
給紙側から排紙側へ向かう順方向と、排紙側から給紙側
へ向かう逆方向とに搬送する。ピンチローラ21bは、
シフト機構(図示せず)により、キャプスタンローラ2
1aとともに記録紙11をニップするニップ位置と、記
録紙11から離れる退避位置との間で移動する。キャプ
スタンローラ21aは、搬送モータ28により駆動さ
れ、ピンチローラ21bは従動回転する。
【0020】搬送モータ28としては、例えば、与えら
れた駆動パルスの個数に応じて回転量が決まるパルスモ
ータが使用される。給紙時にフォトセンサ29が記録紙
11の先端を検出すると、その検出信号が、コントロー
ラ31に送られる。コントローラ31は、検出信号に基
づいて駆動パルスのカウントを開始する。そして、この
駆動パルスをアップ及びダウンカウントすることによ
り、記録紙11の順方向及び逆方向の搬送量を制御する
とともに、記録紙11の現在位置を特定する。
【0021】サーマルヘッド22は、記録紙11と圧接
して各感熱発色層を加熱することによりイエロー,マゼ
ンタ,シアンの各色の画像を熱記録する。サーマルヘッ
ド22と対向する位置には、サーマルヘッド22からの
押圧を受けた記録紙11を裏面から支持するプラテンロ
ーラ32が設けられている。記録紙11は、これらサー
マルヘッド22とプラテンローラ32とで挟み込まれた
状態で熱記録される。
【0022】サーマルヘッド22には、多数の発熱素子
をライン状に配列した発熱素子アレイが設けられてい
る。このサーマルヘッド22は、発熱素子アレイが記録
紙11と圧接するプリント位置と、それが記録紙11か
ら離れる退避位置との間で揺動する。
【0023】記録紙11が給紙されると、記録紙11が
順方向に搬送されて画像記録エリアがいったんサーマル
ヘッド22を通過する。その後、搬送方向を逆転させ
て、記録紙11を逆方向に搬送しながら熱記録が行われ
る。記録紙11の前端部は、サーマルヘッド22及びプ
ラテンローラ32のニップ代として確保されるため、画
像が記録されない余白となる。
【0024】イエロー用光定着器23は、イエロー定着
光を発光するイエロー用定着ランプ23aと、リフレク
タ23bとからなり、イエロー画像を記録済みのイエロ
ー感熱発色層に対してイエロー定着光を照射して光定着
する。マゼンタ用光定着器24は、マゼンタ定着光を発
光するマゼンタ用定着ランプ24aと、リフレクタ24
bとからなり、マゼンタ画像を記録済みのマゼンタ感熱
発色層に対してマゼンタ定着光を照射して光定着する。
各リフレクタ23b,24bは、イエロー用及びマゼン
タ用の各定着ランプ23a,24aが発光したそれぞれ
の光を記録紙11に向けて反射する。
【0025】カッタ装置26には、熱記録及び光定着が
終了したプリント済み部分が送られる。カッタ装置26
は、記録紙11を停止させた状態で切断する。カッタ装
置26は、記録紙11の前端部(余白)を切断するとと
もに、プリント済み部分を所定サイズに切断してシート
16に切り離す。排紙ガイド機構27は、シート16を
挟み込んで排紙する。カッタ装置26の下方には、切断
された切屑36を収納する切屑収納部として屑箱37が
設けられている。
【0026】図2に示すように、カッタ装置26は、記
録紙11の幅方向に延びた固定刃41と、円板刃42と
からなるロータリー式のカッタを備えている。円板刃4
2は、回転しながら固定刃41に沿って第1の位置(ホ
ームポジション)と第2の位置とを往復動する可動刃で
ある。円板刃42は、キャリッジ43によって保持され
る。
【0027】キャリッジ43は、断面が略コの字形のガ
イドレール44に沿って移動する。このガイドレール4
4は、刃物台としても機能し、その下面に固定刃41が
取り付けられる。キャリッジ43はベルト46に取り付
けられる。このベルト46は、一対のプーリ47,48
に取り付けられる。カッタモータ49は、プーリ48を
回転させてベルト46を駆動することにより、キャリッ
ジ43を移動させる。
【0028】カッタモータ49が正転すると、プーリ4
7側の第1の位置からプーリ48側の第2の位置に向け
て円板刃42が往動(X方向)する。この往動の際に記
録紙11が切断される。反対に、カッタモータ49が逆
転すると、円板刃27bが第2の位置から第1の位置に
向けて復動(Y方向)する。
【0029】第1の位置には、マイクロスイッチ51
が、他方、第2の位置には、マイクロスイッチ52がそ
れぞれ設けられている。これら各マイクロスイッチ5
1,52は、キャリッジ43の位置を検出するための位
置検出手段である。マイクロスイッチ51,52は、一
対の金属接片を有しており、キャリッジ43の上部に形
成された突出部53との当接により、両接片が接触して
オンする。各マイクロスイッチ51,52は、コントロ
ーラ31に接続されており、それらがオンしたときに検
出信号をコントローラ31に送る。なお、この検出手段
としては、マイクロスイッチの代わりに、例えば、フォ
トセンサなどを使用してもよい。
【0030】固定刃41の下方には、紙押さえ部材56
が設けられている。紙押さえ部材56は、記録紙11を
切断するときに、記録紙11を固定刃41に押しつけ
る。これにより、切断時に記録紙11がズレてしまうこ
とを防止している。
【0031】紙押さえ部材56は、軸57を中心に揺動
自在に設けられており、記録紙11を固定刃41に押し
つける押しつけ位置と、この押しつけ位置から退避する
退避位置との間で揺動する。軸57には、バネ59が取
り付けられており、紙押さえ部材56は、このバネ59
によって押しつけ位置に付勢される。また、紙押さえ部
材56には、回動自在な押しつけローラ58が設けられ
ている。押しつけ位置にあるときには、この押しつけロ
ーラ58が記録紙11を押圧する。記録紙11との接触
部分を押しつけローラ58とすることにより、記録面に
キズがつかないようにしている。
【0032】図3に示すように、この紙押さえ部材56
は、キャリッジ43と連動する。紙押さえ部材56に
は、第1の位置側の端部に係合部61が設けられてい
る。他方、キャリッジ43には、紙押さえ部材56と対
面する面にカム部材62が設けられている。カム部材6
2,係合部61及びバネ59により、紙押さえ部材56
とキャリッジ43とを連動させる紙押さえ連動機構が構
成される。
【0033】図3(A)に示すように、キャリッジ43
が第1の位置にあるときには、係合部61とカム部材6
2とが係合して、紙押さえ部材56をバネ59の付勢に
抗して退避位置に保持する。他方、図3(B)に示すよ
うに、キャリッジ43が第1の位置から往動(X方向)
を開始した直後に、係合部61とカム部材62との係合
が外れて、紙押さえ部材56がバネ59の付勢により押
しつけ位置に揺動する。紙押さえ部材56は、円板刃4
2が記録紙11の側端と接触する切断開始位置に至る前
に、記録紙11を固定刃41に押さえつける。そして、
キャリッジ43が再び第1の位置に復帰するまで、紙押
さえ部材56は、記録紙11を押さえ続ける。
【0034】キャリッジ43が第1の位置に復帰する時
には、カム部材62に形成された斜面と係合部61とが
当接する。この当接により、キャリッジ43がY方向へ
移動するのに伴って、紙押さえ部材56が押しつけ位置
から退避位置に向けて揺動する。
【0035】この紙押さえ部材56を設けたことによ
り、切断開始から終了に至るまで記録紙11が固定刃4
1に押さえつけられるので、切断中に記録紙11がズレ
てしまうようなことはない。また、紙押さえ部材56
を、前記紙押さえ連動機構によってキャリッジ43と連
動させたから、専用のアクチュエータを用いる必要がな
い。これにより、構成を簡単化することができる。
【0036】排紙ガイド機構27は、排紙ガイド部材7
1と、可動フラップ72と、連動部材73とから構成さ
れる。排紙ガイド部材71は、可動フラップ72ととも
に、カッタ装置26によって切断されたシート16を排
紙口17aに向けて案内する。
【0037】排紙ガイド部材71の上部には、排紙ロー
ラ76が設けられている。排紙ガイド部材71には、開
口71aが形成されており、この開口71aから排紙ロ
ーラ76の下部が搬送路側に露呈される。
【0038】この排紙ローラ76は軸78によって回動
自在に保持されている。軸78の一端には、駆動ギヤ7
9が設けられている。排紙ローラ76は、カッタモータ
49によって駆動される。カッタモータ49の回転力
は、ギヤトレイン77を介して駆動ギヤ79へ伝達され
る。
【0039】排紙ローラ76は、カッタモータ49が逆
転する際、すなわち、キャリッジ43を第2の位置から
第1の位置へ復動させる際に図2上時計方向に回転す
る。この回転により記録紙11が排紙口17aに向けて
送られる。
【0040】図4は、シート16を切断する際の可動フ
ラップ72の機能を説明する説明図である。後述するよ
うに、可動フラップ72は、軸74を中心に回動自在に
設けられており、キャリッジ43に連動して回動する。
シート16を切断する際には、シート16が可動フラッ
プ72の回動経路内に進入する。そのため、可動フラッ
プ72は、それが開き位置へ回動する際にシート16と
当接して、シート16を排紙ローラ76へ押しつける。
可動フラップ72には、従動ローラ80が設けられてお
り、この従動ローラ80がシート16と当接する。この
従動ローラ80を設けることで、シート16の記録面に
キズがつかないようにしている。
【0041】可動フラップ72は、シート16をガイド
するガイド部材として機能するとともに、屑箱37の開
口37aを開閉するカバーとしても機能する。図5に示
すように、可動フラップ72は、キャリッジ43に連動
して、屑箱37の開口37aの大半を覆う閉じ位置と、
その開口37aを開放する開き位置との間で回動する。
この開き位置は、前記押しつけ位置に相当する。図5
は、記録紙11の余白を切断する際の可動フラップ72
の機能を示す説明図である。
【0042】可動フラップ72は、キャリッジ43が第
1の位置から第2の位置に移動(往動)する間に、閉じ
位置から開き位置に回動する。すなわち、可動フラップ
72は、余白を切断している途中に閉じ位置から開き位
置への移動を開始して、キャリッジ43が切断終了位置
に到達する前に開き位置に達して、開口37aを開放す
る。これにより、切断された切屑36は、開口37aへ
落下して、屑箱37内に収容される。
【0043】このように、可動フラップ72は、余白を
切断する途中に閉じ位置から開き位置へ回動を開始す
る。そのため、余白切断時にカッタ装置26から突きだ
した記録紙11が可動フラップ72と接触しないよう
に、可動フラップ72とカッタ装置26とが配置されて
いる。すなわち、固定刃41から突きだした記録紙11
の余白(前端部)が可動フラップ72の回動経路内に進
入することがないように、カッタ装置26と可動フラッ
プ72との間隔が決められている。
【0044】可動フラップ72とキャリッジ43との連
動は、連動部材73とバネ81とからなる可動フラップ
連動機構により行われる。連動部材73は、キャリッジ
43の移動に連動させて、可動フラップ72を閉じ位置
と開き位置との間で回動させる。
【0045】この連動部材73は、軸82を中心に回動
自在に設けられている。連動部材73は、その長手方向
が記録紙11の幅方向に沿って配置されている。連動部
材73には、アーム83が設けられている。バネ81の
一端はアーム83に掛けられており、他端が可動フラッ
プ72に形成されたフックに掛けられている。これによ
り、連動部材73と可動フラップ72とが連動する。連
動部材73は、アーム83がバネ81を介して可動フラ
ップ72の重さによって引っ張られるため、反時計方向
に回動する向き(可動フラップ72を閉じ位置に向けて
回動させる向き)に付勢される。
【0046】図6に示すように、連動部材73の下面
は、キャリッジ43に形成された係合部63と係合する
カム面86となっている。カム面86は、キャリッジ4
3の移動方向に沿って変化しており、第1の位置側より
も第2の位置側の方が固定刃41に近い。このため、キ
ャリッジ43が第1の位置(図6(A))から第2の位
置(図6(B))に移動するまでの間に、カム面86と
係合部63との係合により、連動部材73が時計方向に
回動して、可動フラップ72を開き位置に移動する。
【0047】図7は、キャリッジ43が第1の位置と第
2の位置との間を往復動する際の各部の連動関係を示す
タイミングチャートである。キャリッジ43が第1の位
置にあるときには、紙押さえ部材56は退避位置(図4
(A)及び図5(A)に示す)にあり、紙押さえ部材5
6と固定刃41との間を記録紙11が通過できるように
なっている。また、このとき、可動フラップ72は、閉
じ位置にある。シート16を切断する場合には、図4
(A)に示すように、カッタ装置26から記録紙11が
排紙口17aに向けて突き出す。可動フラップ72は閉
じ位置にあるから、カッタ装置26を通過した記録紙1
1の前端部が屑箱37に進入することはなく、記録紙1
1は、可動フラップ72や排紙ガイド部材71にガイド
されて、排紙口17aへ向かう。
【0048】カッタモータ49が正転して、キャリッジ
43が往動を開始すると、その直後に紙押さえ部材56
とキャリッジ43との係合が外れて、紙押さえ部材56
が押しつけ位置に揺動する。これにより、記録紙11が
固定刃41に押しつけられる。さらに、キャリッジ43
が往動して、記録紙11と接触する切断開始位置に達す
ると、切断が開始される。
【0049】切断が開始された後、キャリッジ43が切
断終了位置に達する前に、連動部材73とキャリッジ4
3との係合により、可動フラップ72が閉じ位置から開
き位置へ回動する。
【0050】図4(B)に示すように、シート16を切
断する場合には、可動フラップ72が開き位置に回動す
る際に、可動フラップ72がシート16と当接して、シ
ート16を排紙ローラ76へ押しつける。
【0051】キャリッジ43が往動する際には、排紙ロ
ーラ76は反時計方向へ回転する。そのため、排紙ロー
ラ76に押しつけられたシート16には、カッタ装置2
6に向かうように力が働く。しかし、シート16は、紙
押さえ部材56によって固定刃41に押しつけられてい
る。この紙押さえ部材56の押しつけ力は、可動フラッ
プ72が排紙ローラ76へ押しつける力よりも強い。そ
のため、シート16が逆方向に搬送されてしまうことは
なく、切断中に切断位置がズレてしまうようなこともな
い。さらに、シート16は、その先端が下方に向くよう
に傾けられているので、シート16の自重によっても、
排紙ローラ76がシート16を逆送させようとする力は
減殺される。
【0052】他方、図5(B)に示すように、余白を切
断する場合には、可動フラップ72はシート16と接触
することなく、開き位置へ回動する。これにより、開口
37aが開放されて、切断された切屑36が屑箱37内
へ落下する。
【0053】キャリッジ43は、切断終了後、第2の位
置へ達する。マイクロスイッチ52からの検出信号に基
づいて、コントローラ31がカッタモータ49を逆転さ
せる。これにより、キャリッジ43が復動を開始する。
カッタモータ49が逆転すると、排紙ローラ76が時計
方向(排紙方向)に回転する。図4(B)に示すよう
に、シート16を切断する際には、シート16は排紙ロ
ーラ76と可動フラップ72とによって挟み込まれてい
るから、排紙ローラ76の時計方向の回転によって、シ
ート16が排紙方向へ送られる。
【0054】キャリッジ43の往動途中で、可動フラッ
プ72は、開き位置から閉じ位置へ回動しはじめる。そ
うすると、可動フラップ72が排紙ローラ76から離れ
はじめる。これにより、可動フラップ72によるシート
16の押しつけが解除される。シート16はその先端が
下方に向いているので、その自重によって排紙口17a
からケース17外へ落下する。キャリッジ43が第1の
位置に復帰すると、紙押さえ部材56が退避位置に復帰
する。
【0055】以下、上記構成による作用について説明す
る。プリント指示がなされると、搬送モータ28が回転
して、記録紙ロール12から記録紙11が引き出され
る。給紙された記録紙11は、搬送ローラ対21によっ
てニップされて、搬送路を順方向と逆方向とに交互に往
復搬送される。この搬送中に、サーマルヘッド22によ
る熱記録と、イエロー及びマゼンタの各光定着器23,
24による光定着とが行われる。プリントが終了する
と、記録紙11の記録済み部分がカッタ装置26に送ら
れる。
【0056】図5に示すように、カッタ装置26は、ま
ず、余白を切断する。図5(A)に示すように、コント
ローラ31は、固定刃41の刃先に、記録紙11の前端
部(余白)の切断位置が合ったところで、記録紙11の
搬送を停止する。コントローラ31は、カッタモータ4
9を正転させてキャリッジ43を往動させる。キャリッ
ジ43が往動を開始した直後、切断開始する前に、紙押
さえ部材56によって記録紙11が固定刃41に押しつ
けられる。
【0057】そして、切断が開始された後、切断が終了
するまでの間に、可動フラップ72が開き位置に向けて
回動する。カッタ位置26から余白部分が突きだしてい
るが、その部分は可動フラップ72の回動経路内に進入
していないので、可動フラップ72と記録紙11とが接
触してしまうことはない。可動フラップ72が開き位置
に回動すると、開口37aが開放される。キャリッジ4
3が切断終了位置に達すると、余白が切断されて、切断
された切屑36が、屑箱37内に落下する。
【0058】余白の切断が終了して、キャリッジ43が
第2の位置に達すると、カッタモータ49が逆転して、
キャリッジ43が第1の位置に復帰する。この復動途中
に可動フラップ72は、閉じ位置に復帰するとともに、
紙押さえ部材56も退避位置に復帰する。
【0059】次に、カッタ装置26は、図4に示すよう
に、記録紙11のプリント済み部分をシート16に切り
離す。コントローラ31は、マイクロスイッチ51から
の信号により、キャリッジ43が第1の位置に復帰した
ことを検出すると、搬送モータ28を回転させて、記録
紙11を排紙口17aへ向けて搬送する。この搬送の
際、可動フラップ72は、閉じ位置にあるので、記録紙
11の先端が屑箱37内に進入してしまうようなことは
ない。したがって、ジャミング等の発生が防止される。
記録紙11は、可動フラップ72と排紙ガイド部材71
とによって排紙口17aに案内される。コントローラ3
1は、図4(A)に示すように、記録済み部分の切断位
置が固定刃41の刃先に達したところで、記録紙11の
搬送を停止する。
【0060】コントローラ31は、カッタモータ49を
正転して、キャリッジ43を往動させる。キャリッジ4
3が往動を開始した直後、切断開始位置に達する前に、
紙押さえ部材56が押しつけ位置に揺動する。さらに、
キャリッジ43が往動して、切断が開始される。キャリ
ッジ43が往動する際に、可動フラップ72が開き位置
に向けて回動する。この回動途中に、可動フラップ72
の回動経路内に進入したシート16と当接して、シート
16を排紙ローラ76に押しつける。
【0061】切断が終了して、キャリッジ43が第2の
位置に達すると、マイクロスイッチ52がオンする。切
断されたシート16は、排紙ローラ76と可動フラップ
72とによってニップされる。コントローラ31は、カ
ッタモータ49を逆転させて、キャリッジ43を第1の
位置に向けて復動させる。
【0062】カッタモータ49が逆転すると、排紙ロー
ラ76が時計方向に回転してシート16が排紙される。
キャリッジ43の往動途中に可動フラップ72が開き位
置に復帰するとともに、紙押さえ部材56も退避位置に
復帰する。コントローラ31は、キャリッジ43が第1
の位置に復帰すると、マイクロスイッチ51からの信号
を検出する。コントローラ31は、搬送モータ28を逆
転させて、記録紙11の未記録部分を記録紙ロール12
へ巻き戻す。
【0063】このように、可動フラップを、連動部材及
びバネとからなる簡単な連動機構によってキャリッジの
動作と連動させたから、可動フラップを駆動するための
専用のアクチュエータを用いる必要がなくなる。このた
め、部品コストが増加したり、制御プログラムが複雑化
したりすることもない。
【0064】また、可動フラップとカッタ装置との間隔
を、固定刃から突きだされる余白の長さに応じて決めた
から、シートに切り離す場合と余白を切断する場合の可
動フラップの動作を変化させる必要がなくなる。このた
め、切断対象(シートか余白か)を判定する処理や、こ
の判定に応じて複数の動作モードを切り替える必要もな
いので、切断対象を判定する装置が不要になるととも
に、各部の制御プログラムを簡単にすることができる。
これにより、簡単な構成で、シートと切屑の振り分けを
することができる。
【0065】また、紙押さえ部材を、簡単な連動機構に
よってキャリッジの動作と連動させたから、紙押さえ部
材を駆動するための専用のアクチュエータを用いる必要
がなくなる。このため、部品コストが増加したり、制御
プログラムが複雑化したりすることもない。
【0066】上記実施形態では、可動フラップに従動ロ
ーラを設けた例で説明しているが、この従動ローラはな
くてもよい。また、上述した紙押さえ連動機構や、可動
フラップ連動機構は、一例であり、各部の形状や数等は
適宜変更することができる。
【0067】上記実施形態では、カッタとして、可動刃
(円板刃)を記録紙の幅方向に往復動させて切断するロ
ータリー式のカッタで説明しているが、本発明ではこれ
に限らず、記録紙の幅方向に刃先が延びた可動刃を用
い、この可動刃を固定刃に向けて移動させて記録紙を切
断するいわゆるギロチン式のカッタを採用してもよい。
【0068】上記実施形態では、感熱記録方式を用いた
サーマルプリンタを例に説明したが、本発明はこれに限
られず、インクリボンやインクシートを使用する熱転写
タイプのサーマルプリンタなど他のサーマルプリンタに
適用してもよい。また、サーマルプリンタに限らず、イ
ンクドット方式のプリンタや、レーザープリンタなどに
本発明を適用することもできる。
【0069】上記実施形態では、記録紙ロールから引き
出される記録紙を例に説明しているが、予め所定サイズ
にカットされたシートを使用してもよい。
【0070】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のカ
ッタ付きプリンタは、記録紙の幅方向に延びた固定刃
と、第1の位置と第2の位置との間を往復動する可動刃
とからなり、前記可動刃が前記第1の位置から第2の位
置へ移動する間に、記録紙の少なくとも前端を切断する
カッタを備えたカッタ付きプリンタにおいて、前記カッ
タの下方に配置され、切断された切屑を収納する切屑収
納部と、この切屑収納部に設けられた開口の少なくとも
一部を覆うことにより、前端切断済みの記録紙が前記開
口に進入することを防ぐ閉じ位置と、前記開口を開放し
て、前記切屑を前記開口から前記切屑収納部内へ落下さ
せる開き位置との間で変位自在に設けられたフラップ
と、前記可動刃の第1の位置から第2の位置への往動に
連動して前記フラップを前記閉じ位置から前記開き位置
へ変位させるとともに、前記可動刃の前記第2の位置か
ら前記第1の位置への復動に連動して前記開き位置から
閉じ位置へ変位させる連動機構とを備えたから、簡単な
構成で、切断した切屑と切断済みの記録紙の振り分けを
行うことができる。
【0071】また、前記カッタで、前記記録紙の前端部
を切断した後に、さらに、前記記録紙のプリント済み部
分を所定サイズのシートに切り離す場合に、このカッタ
の下流側に、前記シートを排紙口へ送るための排紙ロー
ラを設け、前記カッタが前記記録紙の前端部を切断する
際には前記固定刃からその下流側に向けて突きだした前
端部が前記フラップの変位経路内に進入することがな
く、かつ、前記記録紙をシートに切り離す際には前記固
定刃からその下流側に向けて突きだしたシートが前記フ
ラップの変位経路内に進入するように、前記フラップと
前記カッタとを配置することにより、前記カッタが前記
記録紙をシートに切り離す際に、前記フラップが前記閉
じ位置から前記開き位置へ変位する途中に前記変位経路
内に進入したシートと当接してこれを前記排紙ローラへ
押しつけるようにしたから、さらに、構成を簡単化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタの全体構成図である。
【図2】カッタ装置と排紙ガイド機構の分解斜視図であ
る。
【図3】キャリッジと紙押さえ部材の連動機構の説明図
である。
【図4】記録紙をシートに切り離す際の可動フラップの
動作を説明する説明図である。
【図5】記録紙の余白を切断する際の可動フラップの動
作を説明する説明図である。
【図6】キャリッジが移動する時の連動部材の動作を説
明する説明図である。
【図7】キャリッジ,紙押さえ部材,可動フラップ,排
紙ローラのタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 カラー感熱プリンタ 11 カラー感熱記録紙 26 カッタ装置 27 排紙ガイド機構 41 固定刃 42 回転刃 43 キャリッジ 56 紙押さえ部材 71 排紙ガイド部材 72 可動フラップ 73 連動部材 76 排紙ローラ 80 従動ローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙の幅方向に延びた固定刃と、第1
    の位置と第2の位置との間を往復動する可動刃とからな
    り、前記可動刃が前記第1の位置から第2の位置へ移動
    する間に、記録紙の少なくとも前端部を切断するカッタ
    を備えたカッタ付きプリンタにおいて、 前記カッタの下方に配置され、切断された切屑を収納す
    る切屑収納部と、 この切屑収納部に設けられた開口の少なくとも一部を覆
    うことにより、前端部切断済みの記録紙が前記開口に進
    入することを防いでその進路を案内する閉じ位置と、前
    記開口を開放して、前記切断された切屑を前記開口から
    前記切屑収納部内へ落下させる開き位置との間で変位自
    在に設けられたフラップと、 前記可動刃の第1の位置から第2の位置への往動に連動
    して前記フラップを前記閉じ位置から前記開き位置へ変
    位させるとともに、前記可動刃の前記第2の位置から前
    記第1の位置への復動に連動して前記開き位置から閉じ
    位置へ変位させる連動機構とを備えたことを特徴とする
    カッタ付きプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記カッタは、前記記録紙の前端部を切
    断した後に、さらに、前記記録紙のプリント済み部分を
    所定サイズのシートに切り離すカッタであり、 このカッタの下流側には、前記シートを排紙口へ送るた
    めの排紙ローラが設けられており、 前記カッタが前記記録紙の前端部を切断する際には前記
    固定刃からその下流側に向けて突きだした前端部が前記
    フラップの変位経路内に進入することがなく、かつ、前
    記記録紙をシートに切り離す際には前記固定刃からその
    下流側に向けて突きだしたシートが前記フラップの変位
    経路内に進入するように、前記フラップと前記カッタと
    を配置することにより、 前記カッタが前記記録紙をシートに切り離す際に、前記
    フラップが前記閉じ位置から前記開き位置へ変位する途
    中に前記変位経路内に進入したシートと当接してこれを
    前記排紙ローラへ押しつけるようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のカッタ付きプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記フラップには、前記排紙ローラとと
    もに前記シートをニップするための従動ローラが設けら
    れていることを特徴とする請求項2記載のカッタ付きプ
    リンタ。
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