JP5215549B2 - シートベルト巻き取り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータによりシートベルトを巻き取る機能を有するシートベルト巻き取り装置に関する。
自動車等の車両に装備されているシートベルト装置は、車両衝突時等の緊急時に、シートベルトで乗員を拘束することにより乗員がシートから飛び出すのを防止する。シートベルト装置においては、シートベルトを巻き取るシートベルト巻き取り装置を備えている。このシートベルト巻き取り装置では、シートベルトは非装着時にはスプールに巻き取られているが、装着時には引き出されて乗員に装着される。そして、車両衝突時等にシートベルト巻き取り装置のロック手段が作動してスプールのベルト引出方向の回転を阻止することにより、シートベルトの引出しが阻止される。これにより、緊急時にシートベルトは乗員を拘束する。
シートベルト巻き取り装置においては、余分に引き出されたシートベルトを、人間の体にフィットするまで確実に巻き取ることが必要である。人間が装着しない場合においては、引き出されたシートベルトを確実に収納部に収納するまで巻き取ることが望ましい。また、正常に装着した状態で乗員の胸部等に不必要な圧追感を与えないようにすることが望ましい。
しかしながら、単一のリターンスプリングの付勢力を利用したシートベルト巻き取り装置においては、装着時における乗員の胸部への圧迫感を小さくするために付勢カの弱いスプリングを使用すると、ベルト巻き取り時(収容時)の巻込み力が弱くなり、操作性、格納性が低下する。反対に、巻き取り時に充分な巻き取り力を発揮するために付勢力の強いスプリングを使用すると、正常装着時における乗員の胸部への圧追感が大きくなってしまうという問題があった。
このような問題点を解決する方法として、リターンスプリングによる巻き取り力に加え、モータによりシートベルトを巻き取るシートベルト巻き取り装置の技術が、例えば、特許文献1又は特許文献2に記載されている。
特許文献3には、シートベルト巻き取り時に、シートベルトが何かに引っかかった場合にも、シートベルトの全量巻き取りが可能なシートベルトの巻き取り方法の技術が記載されている。特許文献3の技術は、シートベルトのバックルとタングの係合が外れて、モータが巻き取りを開始してから最初に停止するまでの時間が第1の所定値以上であれば、巻き取りを停止した状態を維持し、モータが巻き取りを開始してから最初に停止するまでの時間が第1の所定値未満であるときには、モータが巻き取り動作を行った総時間が第2の所定値以上となるまで、巻き取り動作が停止する毎に巻き取り動作を再開する。
特開平3−552号公報 特開2001−225720号公報 特開2006−88868号公報
特許文献3のように、巻き取り開始からの時間によって、段階的に巻き取り速度を変化させて、シートベルトの収納を行う方法では、巻き取り開始からの時間で巻き取り速度を制御しているので、乗員の体格の違いによって、シートベルトの引出量が異なる場合に対応できない。例えば、標準的に設定された巻き取り時間に対して、体格が小さく引出量が小さい場合は、巻き取り完了が近いにもかかわらず巻き取り速度が速いため、シートベルトタングがピラー等に強く当たる可能性がある。体格が大きく引出量が大きい場合は、途中で巻き取り速度が遅くなるので、巻き取り時間が長くかかることになる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、乗員の体格の差に拘わらず、シートベルトを素早く格納するとともに、シートベルト固定具がピラー等に強く当たるのを防止するシートベルト巻き取り装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るシートベルト巻き取り装置は、乗員の体格を表す指標を検出する体格指標検出手段と、前記体格指標検出手段で検出した指標に基づいて、前記乗員が装着するシートベルトを、前記シートベルトのバックルとタングの係合が解除された場合に巻き取るための第1の制御量と、前記シートベルトを前記バックルとタングの係合が解除された場合に巻き取るときに前記第1の制御量を超えた後に到る第2の制御量と、を設定する制御量設定手段と、前記シートベルトを巻き取る速度が、速い速度と遅い速度の少なくとも2段階の巻き取り速度を有する駆動手段と、前記シートベルトのバックルとタングの係合が解除された場合に、前記駆動手段が前記シートベルトの巻き取りを開始してから、前記第1の制御量になるまで、前記駆動手段の巻き取り速度を前記速い速度に設定し、前記第1の制御量を超えたときに、前記駆動手段の巻き取り速度を前記遅い速度に設定し、前記第2の制御量を超えたのち前記シートベルトの巻き取り動作を停止する巻き取り速度調節手段と、を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記体格指標検出手段は、前記シートベルトの引出量を検出する引出量検出手段であり、前記制御量設定手段は、前記シートベルトのバックルとタングの係合が解除された場合に巻き取るための第1のシートベルト引出量と、前記シートベルトを前記バックルとタングの係合が解除された場合に巻き取るときに、前記第1のシートベルト引出量を超えた後に到る第2のシートベルト引出量と、を設定し、前記巻き取り速度調節手段は、前記シートベルトのバックルとタングの係合が解除された場合に、前記シートベルトの巻き取りを開始してから、前記シートベルトの引出量が前記第1のシートベルト引出量以下になるまで、前記駆動手段の巻き取り速度を前記速い速度に設定し、前記引出量が前記第1のシートベルト引出量以下になったときに、前記駆動手段の巻き取り速度を前記遅い速度に設定し、前記引出量が前記第2のシートベルト引出量以下になったときに、前記シートベルトの巻き取り動作を停止する、ことを特徴とする。
さらに、前記引出量検知手段は、前記シートベルトの引出量を、前記第1のシートベルト引出量と前記第2のシートベルト引出量の少なくとも2段階で検知することを特徴とする。
前記引出量検知手段は、前記シートベルトの引出量を、引出量に比例して連続的に検知してもよい。
好ましくは、前記駆動手段は、連続的に可変の巻き取り速度を有し、前記巻き取り速度調節手段は、前記シートベルトの引出量が前記所定の第1の長さ以下になった場合に、シートベルト引出量に比例して連続的に巻き取り速度を遅くすることを特徴とする。
なお、前記体格指標検出手段は、乗員の重量もしくはシート位置、または乗員の重量およびシート位置を検出し、前記制御量設定手段は、前記乗員の重量もしくはシート位置、または前記乗員の重量およびシート位置から算出されるシートベルト引出量に基づいて、前記シートベルトのバックルとタングの係合が解除された場合に巻き取るための第1の巻き取り時間と、前記シートベルトを前記バックルとタングの係合が解除された場合に巻き取るときに前記第1の巻き取り時間を超えた後に到る第2の巻き取り時間と、を設定し、前記巻き取り速度調節手段は、前記シートベルトのバックルとタングの係合が解除された場合に、前記駆動手段が前記シートベルトの巻き取りを開始してから、前記第1の巻き取り時間になるまで、前記駆動手段の巻き取り速度を前記速い速度に設定し、前記第1の巻き取り時間を超えたときに、前記駆動手段の巻き取り速度を前記遅い速度に設定し、前記第2の巻き取り時間を超えたのち前記シートベルトの巻き取り動作を停止する構成としてもよい。
本発明のシートベルト巻き取り装置によれば、乗員の体格の差に拘わらず、シートベルトを素早く格納するとともに、シートベルト固定具がピラー等に強く当たるのを防止することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態に係るシートベルト装置19の構成を示す模式図である。図1に示すように、シートベルト装置19は、シートベルト巻き取り装置1、シートベルト3、ベルトアンカー3a、ガイドアンカー16、タング17及びバックル18から構成される。以下、シートベルト巻き取り装置1を、リトラクタ1と称することがある。
シートベルト3は、ベルトアンカー3aが先端に形成され、ベルトアンカー3aが車体の床あるいは車両シート15に固定される。ガイドアンカー16は、リトラクタ1から引き出されたシートベルト3を乗員の一方の肩の上ヘガイドする。シートベルト3は、装着していないときには、リトラクタ1に巻き取られ、ベルトアンカー3aからガイドアンカー16までと、ガイドアンカー16からリトラクタ1までの長さだけ、リトラクタ1から引き出されている。
タング17は、ガイドアンカー16からガイドされてきたシートベルト3に摺動自在に支持される。バックル18は、車両シート15を挟んでベルトアンカー3aと反対側の車体の床あるいは車両シート15に固定される。バックル18にはタング17が係脱可能に挿入係合される。乗員がシートベルト3を装着したときは、シートベルト3は、ベルトアンカー3a、ガイドアンカー16及びバックル18の3点で支持される。
車両シート15は、シートセンサ21と、シート位置センサ22を備えていてもよい。シートセンサ21は車両シート15にかかる重量を計測する。シート位置センサ22は、乗員の体格に合わせて運転姿勢を調節したときの車両シート15の位置を計測する。シート位置としては、前後のスライド位置だけでなく、車両シート15の上下高さ、背もたれの角度及びヘッドレストの高さなどを検出できるようにしてもよい。
図2は、本発明にかかるシートベルト巻き取り装置1の一例を模式的に示す図である。シートベルト巻き取り装置1は、コ宇状のフレーム2、シートベルト3、スプール4、スプリング5、電動モータ6、伝達機構7、回転センサ8及びコントローラ9から構成される。
スプール4は、フレーム2に回転自在に支持されてシートベルト3を巻き取る。スプリング5は、フレーム2に支持されてスプール4を常時巻取り方向に付勢する。電動モータ6はフレーム2に支持され、伝達機構7を介してスプール4を回転するための駆動手段である。伝達機構7は、フレーム2に支持されて電動モータ6の動力を変速してスプール4に伝達する。回転センサ8は、フレーム2に支持されてスプール4の回転量を検出する。スプール4の回転量によって、シートベルト3の引出量がわかる。コントローラ9は、回転センサ8から入力される回転量検出信号に基づいて電動モータ6を制御する。
(実施の形態1)
図3は、実施の形態1に係るコントローラ9の構成を示すブロック図である。コントローラ9に回転センサ8が接続されている。コントローラ9は、制御部20と、モータ駆動部23、及び電流計24から構成される。制御部20はCPU(Central Processing Unit)と記憶部等から構成され、記憶部に記憶されているプログラムに従って、後述するシートベルト3の巻き取り処理を実行する。
モータ駆動部23は、制御部20の指令から電動モータ6を駆動する電圧などを発生し、電動モータ6を駆動する。例えば、制御部20は電動モータ6の回転速度を信号のパルス幅で制御し、モータ駆動部23は、制御部20から指令された信号のパルス幅をモータ駆動電圧に変換する。
電流計24は、電動モータ6に流れる電流の値を検出し、制御部20に入力する。制御部20は、電動モータ6に流れる電流の値を用いてフィードバック制御することができる。また、シートベルト3の巻き取りが障害物によって停止した場合、電動モータ6の電流が大きくなるので、制御部20はシートベルト3が停止したことを判定できる。
図4は、回転センサ8の構成の一例を示す模式図である。図4の回転センサ8は、減速機構27と、カム26と、スイッチ25A、25Bから構成される。減速機構27は、スプール4の回転を減速して、減速機構27の先に取り付けられたカム26に伝達する。スイッチ25A、25Bは、カム26の回転に従ってオン・オフする。理解を容易にするために、減速機構27のギアは一点鎖線で表されている。減速機構27は、シートベルト3を収納した状態から最大に引き出した状態までのスプール4の回転が、カム26の1回転以下になるように減速する。
図4は、シートベルト3が収納された状態を示す。シートベルト3が引き出されるときに、スプール4は図4で時計回りに回転し、そのときカム26も時計回りに回転すると、まず、スイッチ25Bがオンになり、次にスイッチ25Aがオンになる。スイッチ25Bがオンになる位置と、スイッチ25Aがオンになる位置の2段階で、引出量を検出できる。さらにシートベルト3が引き出された場合に、スイッチ25Bがオフになるように構成してもよい。スイッチ25Aとスイッチ25Bの状態の組み合わせによって、シートベルト3の引出量がどの範囲にあるかを判断できる。
引出量を検出するスイッチとして、光の透過又は反射によってオン・オフする光センサを用いてもよい。また、スイッチをさらに増やして、引出量の検知を多段階にすることができる。概して、体格の大きい乗員の場合はシートベルト3の引出量が長く、体格の小さい乗員の場合は引出量が短い。その意味で、シートベルト引出量の段階が乗員の体格を表す指標になっている。
図5は、シートベルト3の巻き取り動作における、回転センサ8の状態と巻き取り速度(電動モータ6の回転速度)を示すグラフである。横軸はシートベルト3の引出量であり、図5のグラフは右が収納位置Tを表し、左にいくほど引出量が長い。各スイッチのグラフは上がオン(1)、下がオフ(0)の状態を表す。巻き取り速度のグラフの左の立ち上がり点が、巻き取りを開始したときのシートベルト3の引出量、すなわち装着していたときのシートベルト引出量を示す。
図5では、スイッチ25Aとスイッチ25Bがオンの状態から巻き取りを開始している。さらにシートベルト3が引き出されて、スイッチ25A=オン、スイッチ25B=オフの状態から開始する場合もある。また、スイッチを3個以上設置して多段階にしていてもよい。スイッチ25Aがオンの状態が高速巻き取り領域である。スイッチ25Aがオフでスイッチ25Bがオンの状態は、減速領域である。スイッチ25A及びスイッチ25Bがオフの領域は、収納位置Tに近い低速領域である。
図5の場合、巻き取り開始点Sはスイッチ25Aがオンで、シートベルト引出量が減速領域より長く高速巻き取り領域にあるので、高速で巻き取り動作を開始する。例えば、制御部20はモータ駆動部23へデューティ比の大きい(パルス幅の大きい)パルスを出力し、電動モータ6の駆動電圧を高くして高速で駆動する。
巻き取り動作を行って、スイッチ25Aがオフになったところで、巻き取り動作を遅くする。例えば、制御部20はモータ駆動部23へ出力するパルスのデューティ比を中程度にして、電動モータ6を減速する。さらに、スイッチ25Bがオフになったところで、巻き取り動作を微速度に減速する。例えば、制御部20はモータ駆動部23へ出力するパルスのデューティ比を小さくして、電動モータ6を微速度で駆動する。
スイッチ25Bがオフになったのち、シートベルト3がスプール4に巻き取られて、電動モータ6の回転が止まると、電動モータ6に流れる電流が大きくなるので、電動モータ6の駆動を停止する。例えば、制御部20は、モータ駆動部23へのパルス出力を停止する。
スイッチ25Aがオンになる点からシートベルト3の装着位置(巻き取り開始点S)までは、乗員の体格によって差があるが、例えば、50〜80cm程度である。スイッチ25Bがオンになる点からスイッチ25Aがオンになる点まで(減速領域)のシートベルト引出量は、高速で動作していた電動モータ6が充分減速できる長さに設定する。例えば、減速領域を30〜50cmの範囲で設定する。
シートベルト3の引出量とスイッチの設定は、シートベルト装置19が装備される車両によって異なる。特に、ガイドアンカー16の位置(高さ)を調節できる車両では、シートベルト収納位置Tがガイドアンカー16の位置によって変わるので、その変動を含めてスイッチ25Bのシートベルト引出量を設定する。すなわち、ガイドアンカー16が調節範囲のどこにあっても、図5でシートベルト収納位置Tがスイッチ25Bの動作点の右になるように、スイッチ25Bの位置を設定する。収納位置Tからスイッチ25Bがオンになる点までのシートベルト引出量を、例えば、3〜15cm程度に設定する。
実施の形態1では、引出量検出手段としての回転センサ8が、乗員の体格を表す指標を検出する体格指標検出手段であり、同時に、巻き取り動作のための制御量(この場合は、シートベルト引出量)を設定する制御量設定手段でもある。
次に、シートベルト巻き取り装置1の動作について説明する。図6は、シートベルト巻き取り装置1の動作の一例を示すフローチャートである。シートベルト3のバックル18とタング17の係合が解除されて、巻き取り動作が開始されると、まず、高速(巻き取り速度=大)で巻き取りを開始する(ステップA1)。
制御部20は電動モータ6の電流と回転センサ8のスイッチを監視し、モータ電流が増大して停止したと判断される場合は(ステップA2;Yes)、電動モータ6を一定時間停止したのち巻き取りを再開する(ステップA3)。
電動モータ6が停止せずに(ステップA2;No)、スイッチ25Aがオフになるまで、すなわちシートベルト3の引出量が、スイッチ25Aのオンになる長さ(第1の長さ)より長い間(ステップA4;Yes)、高速で巻き取り動作を継続する。
シートベルト3の引出量が第1の長さ以下になったときに(ステップA4;No)、巻き取り速度を減速(巻き取り速度=中)にする(ステップA5)。高速巻き取り動作と同じく、制御部20は電動モータ6の電流と回転センサ8のスイッチを監視し、モータ電流が増大して停止したと判断される場合は(ステップA6;Yes)、一定時間電動モータ6を停止したのち巻き取りを再開する(ステップA7)。
電動モータ6が停止せずに(ステップA6;No)、スイッチ25Bがオフになるまで、すなわちシートベルト3の引出量が、スイッチ25Bのオンになる長さ(第2の長さ)より長い間(ステップA8;Yes)、巻き取り速度=中で巻き取り動作を継続する。
シートベルト3の引出量が第2の長さ以下になったときに(ステップA8;No)、巻き取り動作の停止処理を行う(ステップA9)。すなわち、電動モータ6を微速度で駆動して電動モータ6の電流を監視し、モータ電流が増大したところで巻き取り動作を停止する。なお、減速領域で巻き取り動作を開始した場合は、ステップA2、A4を経由して直ちにステップA5の減速動作に移行する。
上述のとおり、シートベルト巻き取り装置1は、減速領域に到るまでは高速で巻き取り、一定の範囲(減速領域)で減速し、低速の状態で停止動作に到る。その結果、シートベルト3を装着する乗員の体格によらず、シートベルト3を素早く格納するとともに、シートベルト固定具がピラー等に強く当たるのを防止することができる。
(実施の形態2)
図7は、実施の形態2に係るシートベルト巻き取り装置1の一例を模式的に示す図である。実施の形態2では、回転センサ8以外のリトラクタ1の構成は、実施の形態1と同じである。
実施の形態2における回転センサ8は、回転円板10、ホール素子12及びカバー13から構成されている。回転円板10は、スプール4と一体回転可能に支持される。磁気検出手段であるホール素子12は、フレーム2にブラケット11により支持される。カバー13は、回転円板10およびホール素子12を覆っている。ホール素子12はコントローラ9に電気的に接続されている。なお、ホール素子12はカバー13に支持することもできる。
図8は、図7の回転センサ8の構造の一例を示す。図8(a)および(b)に示すように、回転円板10の表面の一面側には、多数の磁石14が回転円板10の外周縁部に沿って回転円板10と同心の円環状に配設されている。これらの磁石14は、N極磁石14NとS極磁石14Sとから構成され、いずれの磁石14N、14Sも円周方向に所定角度の周方向幅で形成されている。そして、各磁石14N、14Sがそれぞれ交互に隙間なく配置されている。したがって、各磁石14N、14Sはそれぞれ周方向幅と同じ所定間隔をおいて配設されている。その場合、磁石14は、N極およびS極を周方向に交互にかつ隙間なく着磁したプラスチック磁石(フェライト磁石や希土類磁石の粉末をプラスチックに混ぜて成形した磁石)を回転円板10に貼付することにより構成されている。なお、回転円板10と磁石14とは一体成形で形成することもできる。
また、図8(c)および(d)に示すように、ホール素子12は第1ホール素子12aと第2ホール素子12bの2個、それぞれ所定位置に来た対応する磁石14に対向するように円環状の磁石14の円周方向に沿って所定間隔を置いてブラケット11に取り付けられている。その場合、2個の第1および第2ホール素子12a、12bの円周方向の間隔は、隣接する2つの磁石14N、14Sの円周方向の間隔(2つの磁石14の周方向中心間の距離)の[奇数+(1/2)]倍(図示例では、3.5倍であるが、これに限定されない)に設定されている。
なお、第1および第2ホール素子12a、12bの円周方向の間隔は、2つの磁石14N、14Sの円周方向の間隔の[偶数+(1/2)]倍に設定することもできる。つまり、第1および第2ホール素子12a、12bの円周方向の間隔は、2つの磁石14N、14Sの円周方向の間隔の[自然数+(1/2)]倍に設定することもできる。以下の説明では、図8(c)に示すように第1および第2ホール素子12a、12bの円周方向の間隔が、2つの磁石14N、14Sの円周方向の間隔の[奇数+(1/2)]倍に設定するものとして説明する。
また、第1および第2ホール素子12a、12bと回転円板10上の磁石14との間には所定のギャップGが形成されて配置されている。
実施の形態1と同様に(図3参照)、回転センサ8の第1および第2ホール素子12a、12bはいずれもコントローラ9に電気的に接続されている。このように構成されたこの例の回転センサ8においては、スプール4がベルト引出し方向αに回転すると、第1ホール素子12aがN極磁石14NおよびS極磁石14Sのいずれか一方の磁石14を検出するので、第1ホール素子12aがオンになって所定値以上の大きさの電流による検出信号をコントローラ9に出力する。その後、スプール4がベルト引出し方向αに更に4°回転すると、第2ホール素子12bがN極磁石14NおよびS極磁石14Sのいずれか一方の磁石14を検出し、同様にして第2ホール素子12bがオンになって電流による検出信号をコントローラ9に出力する。
スプール4がベルト引出し方向αに更に回転すると、第1ホール素子12aはこの一方の磁石14を検出しなくなりオフとなった後、続いてN極磁石14NおよびS極磁石14Sのいずれか他方の磁石14を検出するので、第1ホール素子12aがオンになって前述と逆極性の所定値以上の大きさの電流による検出信号をコントローラ9に出力する。すなわち、第1ホール素子12aからの検出信号の電流の極性が切り替わる。その後、スプール4がベルト引出し方向αに更に4°回転すると、第2ホール素子12bがN極磁石14NおよびS極磁石14Sのいずれか他方の磁石14を検出し、同様にして第2ホール素子12bがオンになって前述と逆極性の電流による検出信号をコントローラ9に出力する。すなわち、第2ホール素子12aからの検出信号の電流の極性が切り替わる。
そして、コントローラ9は、第1および第2ホール素子12a、12bからの検出信号の電流の極性の切り替え回数をカウントすることで、スプール4の回転量を検出する。また、スプール4がベルト引出し方向αに回転するときは、第1ホール素子12aからの検出信号の位相が第2ホール素子12bからの検出信号の位相より4°先に進んでいる。したがって、コントローラ9は、第1ホール素子12aの磁石14の検出がN極磁石14NおよびS極磁石14Sのいずれか一方から他方へ切り替わるときに、第2ホール素子12bがN極磁石14NおよびS極磁石14Sのいずれか一方を検出していると判断したときは、スプール4の回転方向がベルト引出し方向αであると判断する。
また、スプール4がベルト巻取り方向βに回転するときは、第2ホール素子12bからの検出信号の位相が第1ホール素子12aからの検出信号の位相より4°先に進んでいる。したがって、コントローラ9は、第1ホール素子12aの磁石14の検出がN極磁石14NおよびS極磁石14Sのいずれか一方から他方へ切り替わるときに、第2ホール素子12bがN極磁石14NおよびS極磁石14Sのいずれか他方を検出していると判断したときは、スプール4の回転方向がベルト巻取り方向βであると判断する。
なお、この例では、各磁石14N、14Sの周方向幅が4°であるとしているが、2つの第1および第2ホール素子12a、12bによるスプール4の回転方向の検出は、各磁石14N、14Sの周方向幅を前述の4°の半分の2°程度まで小さく設定し、この2°の角度を第1および第2ホール素子12a、12bで検出して、それらの検出値の差から演算して求めることもできる。
コントローラ9は、シートベルト収納位置Tからホール素子12の出力パルスをカウントすることによって、シートベルト3の引出量を知ることができる。シートベルト3の長さに対して磁石14の間隔を充分小さくすることによって、シートベルト引出量の検出を連続的とみなすことができる。
回転センサ8として、図4の減速機構27に付けたカム26の代わりにロータリエンコーダを用いて、シートベルト3の引出量を連続的に検出してもよい。なお、例えば図4の回転センサ8のスイッチ25Bのように、スプール4の絶対的な回転位置を検出するデバイスをホール素子12による検出と組み合わせて用いることによって、原点となる位置を認識するようにしてもよい。
図9は、実施の形態2に係るシートベルト3の巻き取り動作における、シートベルト引出量と巻き取り速度(電動モータ6の回転速度)を示すグラフである。横軸はシートベルト3の引出量であり、図9のグラフは右が収納状態を表し、左にいくほど引出量が長い。図9の上のグラフは、収納位置Tからの回転センサ8のパルス数を表す。巻き取り速度のグラフの左の立ち上がり点が、巻き取りを開始したときのシートベルト3の引出量、すなわち装着していたときのシートベルト引出量を示す。
実施の形態2では、回転センサ8の所定のパルス数の引出量で、巻き取り速度を制御する。例えば図9では、点Uのパルス数を第1の長さ、点Vのパルス数を第2の長さと設定する。点Uより長い引出量の領域を高速巻き取り領域とする。点Uから点Vまでの領域を減速領域とする。点Vより短い長さの領域を低速領域とする。
高速領域での動作は、実施の形態1(図5参照)と同様である。図9の場合、巻き取り開始点Sは高速巻き取り領域にあるので、高速で巻き取り動作を開始する。例えば、制御部20はモータ駆動部23へデューティ比の大きい(パルス幅の大きい)パルスを出力し、電動モータ6の駆動電圧を高くして高速で駆動する。
巻き取り動作を行って、シートベルト引出量が点Uになったところで、巻き取り速度を引出量に比例して減速させる。例えば、制御部20はモータ駆動部23へ出力するパルスのデューティ比を引出量に比例して小さくして、電動モータ6を減速する。減速する比例係数は、点Vで所定の巻き取り速度になるように設定する。シートベルト引出量が点Vになったところで、巻き取り動作を微速度に保持する。例えば、制御部20はモータ駆動部23へ出力するパルスのデューティ比を小さくして、電動モータ6を微速度で駆動する。
回転センサ8のパルス数のカウントが点Vになったのち、シートベルト3がスプール4に巻き取られて、電動モータ6の回転が止まると、電動モータ6に流れる電流が大きくなるので、電動モータ6の駆動を停止する。例えば、制御部20は、モータ駆動部23へのパルス出力を停止する。
点Uと点Vのシートベルト引出量はそれぞれ、実施の形態1のスイッチ25Aとスイッチ25Bの動作点の引出量と同様に設定する。シートベルト装置19を車両に取り付けて、シートベルト3を完全に収納した状態を原点として、スプール4が停止したところのパルス数のカウントを不揮発性メモリに記憶しておくことによって、シートベルト引出量を認識することができる。また、例えば図4の回転センサ8のスイッチ25Bと組み合わせて、原点となる位置を認識するようにしてもよい。
次に、リトラクタ1の動作について説明する。図10は、実施の形態2に係るリトラクタ1の動作の一例を示すフローチャートである。コントローラ9は回転センサ8のパルス数を常時カウントしていて、現在のシートベルト引出量を認識している。シートベルト3のバックル18とタング17の係合が解除されて、巻き取り動作が開始されると、まず、高速(巻き取り速度=大)で巻き取りを開始する(ステップB1)。
制御部20は電動モータ6の電流と回転センサ8のスイッチを監視し、モータ電流が増大して停止したと判断される場合は(ステップB2;Yes)、一定時間電動モータ6を停止したのち巻き取りを再開する(ステップB3)。電動モータ6が停止せずに(ステップB2;No)、シートベルト3の引出量が、第1の長さより長い間(ステップB4;Yes)、高速で巻き取り動作を継続する。
シートベルト3の引出量が第1の長さ以下になったときに(ステップB4;No)、巻き取り速度をシートベルト引出量に比例して減速する(ステップB5)。例えば、高速巻き取り動作の速度をV0、シートベルト引出量をL、比例定数をcとして、
巻き取り速度=V0−cL
の巻き取り速度とする。比例定数cは、前述のとおり、点Vの長さで所定の巻き取り速度になるように設定する。
高速巻き取り動作と同じく、制御部20は電動モータ6の電流と回転センサ8のスイッチを監視し、モータ電流が増大して停止したと判断される場合は(ステップB6;Yes)、一定時間電動モータ6を停止したのち巻き取りを再開する(ステップB7)。
電動モータ6が停止せずに(ステップB6;No)、シートベルト3の引出量が第2の長さより長い間(ステップB8;Yes)、シートベルト引出量に比例した減速度で巻き取り動作を継続する。
シートベルト3の引出量が第2の長さ以下になったときに(ステップB8;No)、巻き取り動作の停止処理を行う(ステップB9)。すなわち、電動モータ6を微速度で駆動して電動モータ6の電流を監視し、モータ電流が増大したところで巻き取り動作を停止する。なお、減速領域で巻き取り動作を開始した場合は、ステップB2、B4を経由して直ちにステップB5の減速動作に移行する。
上述のとおり、シートベルト巻き取り装置1は、減速領域に到るまでは高速で巻き取り、一定の範囲(減速領域)で減速し、低速の状態で停止動作に到る。その結果、シートベルト3を装着する乗員の体格によらず、シートベルト3を素早く格納するとともに、シートベルト固定具がピラー等に強く当たるのを防止することができる。さらに、減速領域でシートベルト引出量に比例して減速するので、巻き取り動作が滑らかである。
(実施の形態3)
実施の形態3では、シートベルト引出量以外の、乗員の体格を表す指標を用いる。再び図1を参照して、リトラクタ1は、シートセンサ21又はシート位置センサ22を含む。図11は、実施の形態3に係るコントローラ9の構成を示すブロック図である。制御部20に、回転センサ8の代わりにシートセンサ21及びシート位置センサ22が接続されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
シートセンサ21は車両シート15にかかる重量を検出する。シート位置センサ22は、乗員の体格に合わせて運転姿勢を調節したときの車両シート15の位置を検出する。シート位置としては、前後のスライド位置だけでなく、車両シート15の上下高さ、背もたれの角度及びヘッドレストの高さなどを検出できるようにしてもよい。
制御部20は、シートセンサ21から車両シート15にかかる重量を入力する。乗員は通常、足を床につけているので、シートセンサ21で検出する重量は乗員の体重とは異なるが、乗員の体格を表す指標となっている。また、コントローラ9は、シート位置センサ22から車両シート15の位置を入力する。運転するときは乗員の体格に合わせてシート位置を設定するので、シート位置は乗員の体格を表す指標となっている。乗員がシートベルト3を装着したときのシートベルト引出量は、乗員の重量又はシート位置と相関関係があり、統計的に重量又はシート位置に対する最小のシートベルト引出量を推定することができる。
乗員の体格を表す指標としては、車両シート15にかかる重量又はシート位置のいずれか一方のみでもよい。助手席では、乗員の体格に関係なくシート位置が設定される場合があり、後部座席ではシート位置が固定である場合が多い。それらの場合に、乗員の体格を表す指標としてシートセンサ21による重量のみを用いてもよい。
制御部20は、統計的に求めた表又は関係式を用いて、車両シート15にかかる重量もしくはシート位置、または車両シート15にかかる重量およびシート位置からシートベルト引出量を算出する。そのシートベルト引出量に対して、シートベルト3を巻き取るときの巻き取り開始から減速領域になるまでの時間(第1の時間)と、低速領域になるまでの時間(第2の時間)を設定する。
制御部20は、巻き取りを開始してから第1の時間が経過するまでは、高速で巻き取り動作を行う。制御部20は第1の時間が経過したときに巻き取り動作を遅くする。例えば、制御部20はモータ駆動部23へ出力するパルスのデューティ比を中程度にして、電動モータ6を減速する。さらに、第2の時間が経過したときに、巻き取り動作を微速度に減速する。例えば、制御部20はモータ駆動部23へ出力するパルスのデューティ比を小さくして、電動モータ6を微速度で駆動する。
第2の時間が経過して巻き取り動作を微速度にしたのち、シートベルト3がスプール4に巻き取られて、電動モータ6の回転が止まると、電動モータ6に流れる電流が大きくなるので、電動モータ6の駆動を停止する。例えば、制御部20は、モータ駆動部23へのパルス出力を停止する。
シートベルト引出量を、重量又はシート位置に対する統計的に求めた最小の値とすれば、そのシートベルト引出量に対応して第1の時間と第2の時間を設定するので、高速巻き取り動作でタング17がピラーなどに当たることを防止できる。また、乗員の体格に応じてシートベルト引出量が算出され、シートベルト引出量に応じて第1の時間が設定されるので、乗員の体格が大きい場合に巻き取り動作が遅くなりすぎることがない。
図12は、実施の形態3に係るリトラクタ1の動作の一例を示すフローチャートである。制御部20は、予め、車両シート15に係る重量又は車両シート15の位置から、シートベルト引出量を算出し、第1の時間と第2の時間を設定する。シートベルト3のバックル18とタング17の係合が解除されて、巻き取り動作が開始されると、まず、高速(巻き取り速度=大)で巻き取りを開始する(ステップC1)。
制御部20は電動モータ6の電流と回転センサ8のスイッチを監視し、モータ電流が増大して停止したと判断される場合は(ステップC2;Yes)、一定時間電動モータ6を停止したのち巻き取りを再開する(ステップC3)。停止している時間は、巻き取り時間に算入しない。電動モータ6が停止せずに(ステップC2;No)、第1の時間が経過するまで(ステップC4;Yes)、高速で巻き取り動作を継続する。
第1の時間が経過したときに(ステップC4;No)、巻き取り速度を減速(巻き取り速度=中)にする(ステップC5)。高速巻き取り動作と同じく、制御部20は電動モータ6の電流と回転センサ8のスイッチを監視し、モータ電流が増大して停止したと判断される場合は(ステップC6;Yes)、一定時間電動モータ6を停止したのち巻き取りを再開する(ステップC7)。停止している時間は、巻き取り時間に算入しない。電動モータ6が停止せずに(ステップC6;No)、第2の時間が経過するまで(ステップC8;Yes)、巻き取り速度=中で巻き取り動作を継続する。
第2の時間が経過したときに(ステップC8;No)、巻き取り動作の停止処理を行う(ステップC9)。すなわち、電動モータ6を微速度で駆動して電動モータ6の電流を監視し、モータ電流が増大したところで巻き取り動作を停止する。
上述のとおり、シートベルト巻き取り装置1は、第1の時間が経過するまでは高速で巻き取り、第1の時間から第2の時間で減速し、低速の状態で停止動作に到る。第1の時間及び第2の時間は乗員の体格を表す指標に基づいて設定される。その結果、シートベルト3を装着する乗員の体格によらず、シートベルト3を素早く格納するとともに、シートベルト固定具がピラー等に強く当たるのを防止することができる。
なお、各実施の形態で説明したシートベルト巻き取り装置1の構成と、動作のフローチャートは一例であり、任意に変更及び修正が可能である。乗員の体格を表す指標を検出する回転センサ8、シートセンサ21及びシート位置センサ22は、実施の形態で示したものがすべてではなく、これらに限定されるものではない。
本発明の実施の形態に係るシートベルト装置の構成を示す模式図である。 本発明にかかるシートベルト巻き取り装置の一例を模式的に示す図である。 実施の形態1に係るコントローラの構成を示すブロック図である。 回転センサの構成の一例を示す模式図である。 シートベルトの巻き取り動作における、回転センサの状態と巻き取り速度を示すグラフである。 シートベルト巻き取り装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るシートベルト巻き取り装置の一例を模式的に示す図である。 図7の回転センサの構造の一例を示す図である。 実施の形態2に係るシートベルトの巻き取り動作における、シートベルト引出量と巻き取り速度を示すグラフである。 実施の形態2に係るシートベルト巻き取り装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態3に係るコントローラの構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係るシートベルト巻き取り装置の動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 シートベルト巻き取り装置(リトラクタ)
3 シートベルト
4 スプール
6 電動モータ(駆動手段)
8 回転センサ(体格指標検出手段、制御量設定手段、引出量検出手段)
9 コントローラ
10 回転円板
17 タング
18 バックル
19 シートベルト装置
20 制御部(制御量設定手段、巻き取り速度調節手段)
21 シートセンサ(体格指標検出手段)
22 シート位置センサ(体格指標検出手段)
23 モータ駆動部(駆動手段)

Claims (6)

  1. 乗員の体格を表す指標を検出する体格指標検出手段と、
    前記体格指標検出手段で検出した指標に基づいて、前記乗員が装着するシートベルトを、前記シートベルトのバックルとタングの係合が解除された場合に巻き取るための第1の制御量と、前記シートベルトを前記バックルとタングの係合が解除された場合に巻き取るときに前記第1の制御量を超えた後に到る第2の制御量と、を設定する制御量設定手段と、
    前記シートベルトを巻き取る速度が、速い速度と遅い速度の少なくとも2段階の巻き取り速度を有する駆動手段と、
    前記シートベルトのバックルとタングの係合が解除された場合に、前記駆動手段が前記シートベルトの巻き取りを開始してから、前記第1の制御量になるまで、前記駆動手段の巻き取り速度を前記速い速度に設定し、前記第1の制御量を超えたときに、前記駆動手段の巻き取り速度を前記遅い速度に設定し、前記第2の制御量を超えたのち前記シートベルトの巻き取り動作を停止する巻き取り速度調節手段と、
    を備えることを特徴とするシートベルト巻き取り装置。
  2. 前記体格指標検出手段は、前記シートベルトの引出量を検出する引出量検出手段であり、
    前記制御量設定手段は、前記シートベルトのバックルとタングの係合が解除された場合に巻き取るための第1のシートベルト引出量と、前記シートベルトを前記バックルとタングの係合が解除された場合に巻き取るときに、前記第1のシートベルト引出量を超えた後に到る第2のシートベルト引出量と、を設定し、
    前記巻き取り速度調節手段は、前記シートベルトのバックルとタングの係合が解除された場合に、前記シートベルトの巻き取りを開始してから、前記シートベルトの引出量が前記第1のシートベルト引出量以下になるまで、前記駆動手段の巻き取り速度を前記速い速度に設定し、前記引出量が前記第1のシートベルト引出量以下になったときに、前記駆動手段の巻き取り速度を前記遅い速度に設定し、前記引出量が前記第2のシートベルト引出量以下になったときに、前記シートベルトの巻き取り動作を停止する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシートベルト巻き取り装置。
  3. 前記引出量検知手段は、前記シートベルトの引出量を、前記第1のシートベルト引出量と前記第2のシートベルト引出量の少なくとも2段階で検知することを特徴とする請求項2に記載のシートベルト巻き取り装置。
  4. 前記引出量検知手段は、前記シートベルトの引出量を、引出量に比例して連続的に検知することを特徴とする請求項2に記載のシートベルト巻き取り装置。
  5. 前記駆動手段は、連続的に可変の巻き取り速度を有し、
    前記巻き取り速度調節手段は、前記シートベルトの引出量が前記第1のシートベルト引出量以下になった場合に、シートベルト引出量に比例して連続的に巻き取り速度を遅くする、
    ことを特徴とする請求項4に記載のシートベルト巻き取り装置。
  6. 前記体格指標検出手段は、乗員の重量もしくはシート位置、または乗員の重量およびシート位置を検出し、
    前記制御量設定手段は、前記乗員の重量もしくはシート位置、または前記乗員の重量およびシート位置から算出されるシートベルト引出量に基づいて、前記シートベルトのバックルとタングの係合が解除された場合に巻き取るための第1の巻き取り時間と、前記シートベルトを前記バックルとタングの係合が解除された場合に巻き取るときに前記第1の巻き取り時間を超えた後に到る第2の巻き取り時間と、を設定し、
    前記巻き取り速度調節手段は、前記シートベルトのバックルとタングの係合が解除された場合に、前記駆動手段が前記シートベルトの巻き取りを開始してから、前記第1の巻き取り時間になるまで、前記駆動手段の巻き取り速度を前記速い速度に設定し、前記第1の巻き取り時間を超えたときに、前記駆動手段の巻き取り速度を前記遅い速度に設定し、前記第2の巻き取り時間を超えたのち前記シートベルトの巻き取り動作を停止する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシートベルト巻き取り装置。
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