JP5171029B2 - 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は光走査装置及びそれを用いた画像形成装置に関し、電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタ(LBP)やデジタル複写機やマルチファンクションプリンタ(多機能プリンタ)等の画像形成装置に好適なものである。
従来よりレーザービームプリンタ(LBP)やデジタル複写機やマルチファンクションプリンタ等には光走査装置が用いられている。この光走査装置においては画像信号に応じて光源手段から光変調され出射した光束(光ビーム)を、例えば回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成る光偏向器により周期的に偏向させている。そして偏向された光束をfθ特性を有する結像光学系によって感光性の記録媒体(感光ドラム)面上にスポット状に集束させ、その面上を光走査して画像記録を行っている。
また従来から装置全体のコンパクト化を目的として結像光学系を1枚の結像レンズで構成した光走査装置が種々と提案されている(特許文献1から5参照)。
図35は結像光学系を1枚の結像レンズで構成した従来の光走査装置の要部概略図である。図36は図35の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。
図35、図36において光源手段1から出射した単一又は複数の発散光束はコリメータレンズ3により平行光束に変換され、絞り2によって該光束を制限して副走査方向にのみ特定の屈折力を有するシリンドリカルレンズ4に入射している。シリンドリカルレンズ4に入射した平行光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で射出する。また副走査断面内においては集束してポリゴンミラーから成る光偏向器5の偏向面(反射面)5aに線像として結像している。
そして光偏向器5の偏向面5aで偏向された光束をfθ特性を有する結像レンズ6を介して被走査面としての感光ドラム面8上に導光する。そして光偏向器5を矢印A方向に回転させることによって、単一又は複数の光束で感光ドラム面8上を矢印B方向(主走査方向)に光走査して画像情報の記録を行っている。尚、図35において18は同期検出用のミラー、19は同期検出用のセンサー、図36において9はモータ、10はモータ基板、11は光学箱、12は光走査装置である。
特許文献4には結像光学系として1枚の結像レンズの一つの面を反射面としたインミラーレンズを用いた光走査装置が開示されている。このインミラーレンズは、レンズ肉厚(透過面と反射面との距離)を小さくすることで、厚肉レンズ成形時に発生する問題(内部歪みや成形時間の増大)を改善している。また光路を折り曲げることで装置全体の小型化を図っている。
特許文献5には光偏向器後の光学系に、それぞれ自由曲面の透過面と反射面を備え、透過面を透過した光偏向器からの光束を反射面で反射して、透過面を再透過させた光走査装置が開示されている。
特開平8−248308号公報 特開平10−48552号公報 特開平10−288745号公報 特開平9−68664号公報 特開平2003−287695号公報
従来から提案されている1枚の結像レンズを用いた光走査装置には次に挙げる課題が存在する。
一般に1枚の結像レンズを用いてfθ補正と像面湾曲の補正を両立させようとすると、設計自由度の少なさから偏向手段(光偏向器)から被走査面までの距離が長くなる傾向がある。
光走査装置自体をよりコンパクトにするためには、
(1)偏向手段から被走査面までの光学的な距離を短くする、
(2)画像形成装置本体の配置に合うように光路をミラー等で折りたたむ、
などの方法がある。
上記方法(1)では通常、偏向手段としてのポリゴンミラーの面数を少なくし、走査画角を広げて光路を短くする光学系が考えられる。このような光学系で問題となるのは画像端部での主走査方向の焦点深度である。主走査断面内において画像端部に入射する光束の主光線と被走査面に垂直な面とのなす角度をα(°)とするとき、焦点深度はcosαに比例して減少する。
一般に角度αが40°より大きくなると、結像レンズの製造誤差によるピントのバラツキや、光走査装置と感光ドラムとの間の距離のバラツキなどを焦点深度内に抑えることが困難となる。
また、このような光学系をマルチビームレーザー光源を用いて使用した場合、感光ドラム面に斜め方向から複数の光束が入射することにより発生する主走査方向のジッターが大きく発生することになる。さらにはポリゴンミラーの面数を少なくしてしまうと、高速化の観点から不利になってしまう。
また結像光学系のレンズ枚数を増やして設計自由度を上げ、角度αを抑えつつ光路長を短縮する方法も考えられる。しかしながら、レンズが増えた分、重量が重くなり、かつ大型化になってしまう。
さらに偏向手段に入射する光束を平行光束から収束光束にすることで光路長を短くすることも考えられる。しかしながら、強い収束度をもつ光束を偏向手段に入射させてしまうと、偏向面の偏心誤差により発生する主走査方向のジッターが問題となる。よって、収束度が強い光束を入射させた光走査装置では、ポリゴンミラー等の光偏向器の加工精度を上げる必要があり、製造上、難しくなってしまう。
上記方法(2)では、上述した焦点深度や主走査方向のジッターの問題を回避することができる。しかしながら、反射ミラーの数が増えれば増えるほどその分、装置全体が複雑化になってしまう。またミラーの面精度や配置誤差によるピントズレ、ミラーの振動によるピッチムラなどの画像劣化の問題が生じる。よって、この場合においても、画質やサイズを全て満たす光走査装置を製造することは非常に困難となっている。
特許文献4のインミラーレンズは1枚で構成されており、装置全体をコンパクトに構成できるが、主走査方向のパワー(屈折力)が主に反射面に付いているため、該インミラーレンズの配置敏感度や特に反射面の面精度敏感度や配置敏感度が非常に高くなる傾向にあった。
特許文献5においては特許文献4と同様に主走査方向のパワーが主に反射面に付いているため、該反射面の面精度敏感度や配置敏感度が非常に高くなるという問題点があった。
尚、特許文献4、5の他にも曲面ミラーを用いて光路を折り畳み、装置全体をコンパクトにした光走査装置が従来より種々と提案されているが、これらは全て曲面ミラーに主走査方向のパワーが集中しており、実現するのに困難を伴うものばかりであった。
また一般に光走査装置においては、副走査断面内において光偏向器の偏向面に対し斜め方向から光束を入射させると、偏向面のシフト偏心誤差により副走査方向にピッチムラが発生してしまう。よって、ポリゴンミラー等の光偏向器の加工精度を上げる必要が生じてくる。
本発明は光学部品の配置敏感度や面精度敏感度を低くでき、また装置全体の小型化を図ることができ、さらには高速で高画質な画像を得ることができる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とする。
本発明に係る光走査装置の代表的な構成は、光源手段と、偏向手段と、前記光源手段から出射した光束を前記偏向手段に入射させる入射光学系と、前記偏向手段の偏向面にて偏向走査された光束を被走査面上に結像させる少なくとも1枚の透過型の結像光学素子を備えた結像光学系と、前記透過型の結像光学素子と前記被走査面との間の光路中に少なくとも1枚の反射型光学素子と、を有する光走査装置であって、前記透過型の結像光学素子は、前記偏向手段の偏向面にて偏向走査された光束が前記透過型の結像光学素子の第一の透過面及び前記透過型の結像光学素子の第二の透過面の順で前記透過型の結像光学素子を通過し、前記反射型光学素子の反射面にて反射された後、前記透過型の結像光学素子の第三の透過面及び前記透過型の結像光学素子の第四の透過面の順で前記透過型の結像光学素子を再通過しており、前記光束が再通過する少なくとも1枚の透過型の結像光学素子の透過面の主走査断面内の軸上合成パワーをφ、前記少なくとも1枚の反射型光学素子の反射面の主走査断面内の軸上合成パワーをφMとするとき、|φM/φ|<0.1なる条件を満足し、更に、前記光束が再通過する透過型の結像光学素子の第一の透過面及び第二の透過面の主走査断面内の軸上合成パワーをφL、前記光束が再通過する透過型の結像光学素子の第一の透過面の主走査断面内の軸上パワーをφ1とするとき、−2.0<φ1/φL<0.5なる条件を満足することを特徴とする。
また、上記光走査装置を用いた画像形成装置も本発明の他の一側面を構成する。
但し、前記光束が再通過する透過型の結像光学素子の主走査断面内の軸上合成パワーは、前記偏向手段の偏向面にて偏向走査された光束が入射する前記第一の透過面及び前記第一の透過面を通過した光束が入射する前記第二の透過面及び前記少なくとも1枚の反射型光学素子の反射面にて反射された光束が再入射する前記第三の透過面及び前記第三の透過面を通過した光束が再入射する前記第四の透過面の4つの光学面の合成パワーである。
本発明によれば光学部品の配置敏感度や面精度敏感度を低くでき、また装置全体の小型化を図ることができ、さらには高速で高画質な画像を得ることができる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を達成することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例1の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。
尚、以下の本実施例の説明において、結像光学系の光軸または軸上とは被走査面の中心で被走査面に垂直方向の軸のことである。言い方を換えれば、光軸または軸上とは結像光学素子のレンズ面頂点を通り被走査面に垂直方向の軸のことである。
主走査方向(Y方向)とは偏向手段の回転軸及び結像光学系の光軸(X方向)に垂直な方向(偏向手段で光束が反射偏向(偏向走査)される方向)である。副走査方向(Z方向)とは偏向手段の回転軸と平行な方向である。
主走査断面とは光軸と主走査方向とを含む平面である。副走査断面とは主走査断面に垂直な断面である。
図中、1は光源手段であり、例えば半導体レーザー等より成っている。3は集光レンズ(コリメータレンズ)であり、光源手段1から出射された発散光束を弱収束光束に変換している。尚、集光レンズ3は入射光束を収束光束に限らず、平行光束もしくは発散光束に変換しても良い。2は開口絞りであり、通過光束を制限してビーム形状を整形している。
4はレンズ系(シリンドリカルレンズ)であり、副走査断面内(副走査方向)にのみ特定のパワーを有しており、開口絞り2を通過した光束を副走査断面内で後述する光偏向器5の偏向面(反射面)5aに線像として結像させている。
尚、集光レンズ3とシリンドリカルレンズ4を1つの光学素子(アナモフィックレンズ)として一体的に構成しても良い。また集光レンズ3、開口絞り2、そしてシリンドリカルレンズ4等の各要素は入射光学系(集光光学系)LAの一要素を構成している。
5は偏向手段としての光偏向器(ポリゴンミラー)であり、モーター等の駆動手段(不図示)により図中矢印A方向に一定速度で回転している。
LBは結像光学系であり、fθ特性を有する透過型の結像光学素子としての1枚の結像レンズ(プラスチックレンズ)6と反射型光学素子としての1枚のミラー7を有している。透過型の結像光学素子としては、屈折光学素子と回折光学素子等を含むが、本実施例では全て屈折光学素子で構成されている。
本実施例におけるミラー7は主走査方向及び副走査方向ともにノンパワーの平面ミラーより成っている。
結像光学系LBを複数の透過型の結像光学素子と複数の反射型光学素子を有するように構成しても良い。
結像光学系LBは、光偏向器5によって偏向走査された画像情報に基づく光束を主走査断面内(主走査方向)において被走査面としての感光ドラム面8上にスポットに結像させている。また副走査断面内において光偏向器5の偏向面5aと感光ドラム面8との間を光学的に共役関係にすることにより、面倒れ補正を行っている。
通常、ポリゴンミラーなどの複数の偏向面が存在する光偏向器の場合、偏向面毎に副走査方向への偏向面の倒れ角が異なるため、面倒れ補正光学系を採用することが一般的である。
8は被走査面としての感光ドラム面、9はモータ、10はモータ基板、11は光学箱、12は光走査装置である。
本実施例において半導体レーザー1から出射した発散光束は、集光レンズ3により弱収束光束に変換され、開口絞り2によって該光束(光量)が制限され、シリンドリカルレンズ4に入射している。シリンドリカルレンズ4に入射した平行光束のうち主走査断面においてはそのままの状態で射出し、光偏向器5の偏向面5aに入射する。このとき偏向面5aに入射する光束を結像レンズ6の光軸と該光束の主光線とのなす角度γがγ=78°となるように入射させている。
また副走査断面内においては更に収束して光偏向器5の偏向面5aに線像(主走査方向に長手の線像)として結像している。このとき偏向面5aに入射する光束を光偏向器5の偏向面5aに対して垂直方向から入射させている。
そして光偏向器5の偏向面5aで反射偏向された光束は結像レンズ6を通過し、平面ミラー7で反射されて、再度結像レンズ6を入射方向とは逆方向から入射している。
そして結像レンズ6を通過した光束は、感光ドラム面8上にスポット状に結像され、該光偏向器5を矢印A方向に回転させることによって、該感光ドラム面8上(感光体上)を矢印B方向(主走査方向)に等速度で光走査している。これにより記録媒体としての感光ドラム面8上に画像記録を行なっている。
本実施例においては上記の如く光偏向器5の偏向面5aで偏向された光束が結像レンズ6を1度通過した後、平面ミラー7で折り返され、再度入射方向とは逆方向から結像レンズ6を通過(再通過)している。このように構成することにより、本実施例では装置全体のコンパクト化を図っている。
図2は本発明の実施例1の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。同図において図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
偏向面5aに入射する光束(偏向光束)は主走査断面内においては上記の如く角度γ=78°で入射するが、副走査断面内においては偏向面5aに対して垂直方向から入射する。偏向面5aに垂直方向から光束が入射することで、該偏向面5aのシフト偏心によるピッチムラは原理的に発生しない。
また本実施例では図2に示すように平面ミラー7を光偏向器5の回転軸に対して副走査方向にβ=4°傾けて配置している。これにより平面ミラー7で反射された光束が光偏向器5に干渉することなく、被走査面8に導くことができる。
次に本実施例におけるレンズ面形状及び光学配置を表1に示す。
Figure 0005171029
結像レンズ6の光偏向器5側にあるレンズ入射面601、平面ミラー7側にあるレンズ出射面602の母線形状は、10次までの関数として表せる非球面形状により構成している。結像レンズ6のそれぞれのレンズ面と結像レンズ6の光軸との交点を原点とし、光軸方向をX軸、主走査断面内において光軸と直交する軸をY軸としたとき、主走査方向と対応する母線方向が、
Figure 0005171029
(但し、Rは母線曲率半径,K,B4,B6,B8,B10,は非球面係数)
なる式で表されるものである。
非球面係数B4,B6,B8,B10は光走査装置の半導体レーザー1が配置されている側(B4s,B6 s,B8 s,B10 s)と半導体レーザー1が配置されていない側(B4e,B6 e,B8 e,B10 e)とで数値を異ならせることで、主走査方向に非対称な形状を表現することができる。
また、子線頂点を連ねた母線が以下に定義された関数で湾曲している。但し、Zの原点は偏向面5aと入射光束の主光線との交点としている。
Figure 0005171029
また、副走査方向と対応する子線方向が、
Figure 0005171029
なる式で表されるものである。Sは母線方向の各々の位置における母線の法線を含み主走査面と垂直な面内に定義される子線形状である。
ここで主走査方向に光軸からY離れた位置における副走査方向の曲率半径(子線曲率半径)Rs*が、
Figure 0005171029
(但し、Rsは光軸上の子線曲率半径,D2,D4,D6,D8,D10は子線変化係数)
なる式で表されるものである。
こちらも主走査形状と同様に、非球面係数D2,D4,D6,D8,D10は光走査装置の半導体レーザー1が配置されている側(D2s,D4s,D6 s,D8 s,D10 s)と半導体レーザー1が配置されていない側(D2e,D4e,D6 e,D8 e,D10 e)とで数値を異ならせることで、主走査方向に非対称な形状を表現することができる。
本実施例では、表1に示した通り結像レンズ6の光偏向器5側にあるレンズ入射面601、平面ミラー7側にあるレンズ出射面602の主走査方向における形状を、それぞれ上記に示した一つの関数からなる形状より形成している。
本実施例では、結像レンズ6の光偏向器5側にあるレンズ入射面601は、第一の透過面及び第四の透過面より構成される。また、平面ミラー7側にあるレンズ出射面602は、第二の透過面及び第三の透過面より構成される。
本実施例では、レンズ入射面601を構成する第一の透過面、レンズ出射面602を構成する第二の透過面、レンズ入射面602を構成する第三の透過面(レンズ再入射面)、レンズ出射面601を構成する第四の透過面(レンズ再出射面)の4つのレンズ面で光束が屈折されることになる。
本発明では、4つの面(レンズ入射面(第一の透過面)601、レンズ出射面(第二の透過面)602、レンズ再入射面(第三の透過面)602、レンズ再出射面(第四の透過面)601)を夫々を独立に定義した面で構成しても良い。そうすると光偏向器5側にあるレンズ出射面601及び平面ミラー7側にあるレンズ出射面602に大きな段差が生じる場合がある。特に主走査方向の形状を個別に最適化してしまうと、大きな段差が生じることが予想される。よって、本実施例は少なくとも主走査方向においては、係数を含めて一つの関数からなるレンズ形状を採用している。
尚、本実施例では面形状を上記定義式により関数を定義したが、本発明の権利の範囲はこれを制限するものではない。
本実施例では光束の発振波長λがλ=790nmの赤外光源を光源手段1として用いている。また像高Yと偏向反射角θとの比例係数κ(Y=κθ)はκ=120(rad/mm)である。
図3は本発明の実施例1の主走査方向と副走査方向の像面湾曲を表すグラフである。図3においてdmが主走査方向の像面湾曲、dsが副走査方向の像面湾曲を示している。画像の有効幅(W=220mm)において、主走査方向の像面湾曲は0.42mm、副走査方向の像面湾曲は0.43mmであり、ともに良好に低減されていることが分かる。
図4は本発明の実施例1のfθ特性を表すグラフである。図4においては実際に光束が到達する位置から理想像高を引いた差分を示している。最大で0.396mmのズレが生じている。このままで使用するには多少大きい値であるが、画像クロックを各像高に合わせて変化させることで、fθ特性を低減させることは可能である。ただ、fθ特性のズレが大きくなりすぎると、主走査方向のスポット径自体が変化してしまう。
本実施例では潜像の深さに影響を及ぼすスポット径に対しては十分問題ないレベルのfθ特性を示している。
図5は各像高におけるスポットの断面形状を示した説明図である。図5においては各像高におけるスポットのピーク光量の2%、5%、10%、13.5%、36.8%、50%のスライスで切った断面を示している。
通常、副走査断面内において斜め方向から光束を入射させる光走査装置では、波面収差の捩れによりスポットが回転する現象が見られる。本実施例においては各面のパワー配置、レンズのチルト量、シフト量及び母線の副走査方向への湾曲量を最適化することで波面収差の捩れを低減している。
結像レンズ6のチルト量に関しては、偏向面5aと入射光束の主光線との交点を原点としたとき、座標(16.130,0.000,1.500)を中心に副走査方向へ図2に示す矢印方向へδ=3.5°チルトさせている。
図6は本発明の実施例1の被走査面に到達する走査線湾曲を表すグラフである。通常、モノクロの画像形成装置においては走査線湾曲は0.2mm以内に抑える必要がある。本実施例においては走査線湾曲を0.106mmに抑えており、問題ないレベルとなっている。
このように本実施例では上記の如く結像レンズ6を通過した光束を平面ミラー7で折り返し、再度結像レンズ6を通過させることで、光走査装置全体をコンパクトにしている。光走査装置全体をコンパクトにするとは図1に示す光学箱11の端部から被走査面8までの距離Lbを短くすることである。
本実施例では距離Lb=114.8mmであり、非常にコンパクトな光走査装置を実現している。従来は光偏向器の駆動モーター9や駆動モーター基板10が光路外へ出っ張る為、距離Lbが短くならなかった(図36参照のこと)。本実施例はそのようなメカ部品を光路の内側に配置することができるので、従来より大幅にコンパクトにすることが可能となる。
本実施例において結像レンズ6の主走査断面内の軸上合成パワーをφ、平面ミラー7の主走査断面内の軸上パワーをφMとするとき、
|φM/φ|<0.1 ・・・(1)
なる条件を満足させている。
但し、結像レンズ6の主走査断面内の軸上合成パワーは、光偏向器5の偏向面にて偏向走査された光束が入射する第一の透過面及び第一の透過面を通過した光束が入射する第二の透過面及び平面ミラー7の反射面にて反射された光束が再入射する第三の透過面602及び第三の透過面602を通過した光束が再入射する第四の透過面601の4つの光学面の合成パワーである。
条件式(1)は結像レンズ6の主走査断面内の軸上合成パワーφと平面ミラー7の主走査断面内の軸上合成パワーφMとの比に関するものである。条件式(1)を外れると平面ミラー7にパワーが付き過ぎてしまい、配置誤差や面精度誤差により、ピントシフト、波面収差の捩れ、及びfθ特性のズレなどの性能劣化が激しくなるので良くない。よって平面ミラー7の代わりに曲面ミラーを用いたとしても条件式(1)の範囲内に抑えることが製造上重要である。
本実施例におけるミラー7は上述した如く主走査方向及び副走査方向ともにノンパワーの平面ミラーより成っている。よって、
|φM/φ|=0
となり、これは条件式(1)を満足している。
さらに望ましくは上記条件式(1)を次の如く設定するのが良い。
|φM/φ|<0.05 ・・・(1a)
本実施例においては、結像レンズを通過した光束を平面ミラー7で折り返し、再度結像レンズに入射するレンズの枚数は、1枚であるが、本発明は1枚に限定されない。
本実施例では、結像レンズを通過した光束を平面ミラー7で折り返し、再度結像レンズに入射するレンズの枚数は、2枚以上でも良い。
再度結像レンズに入射するレンズの枚数が2枚以上である場合、条件式(1)のφは以下のように定義されることになる。
主走査断面内の軸上合成パワーφは、「1枚の結像レンズの4つの光学面の合成パワー×再度結像レンズに入射するレンズの枚数」と定義されることになる。
本実施例においては、結像レンズを通過した光束を再度結像レンズに入射させる平面ミラーの枚数は、光路中に1枚であるが、本実施例において、平面ミラーの枚数は、1枚に限定されない。
本実施例では、結像レンズを通過した光束を再度結像レンズに入射させる平面ミラーの枚数は、2枚以上でも良い。
結像レンズを通過した光束を再度結像レンズに入射させる平面ミラーの枚数が2枚以上である場合、条件式(1)のφMは以下のように定義されることになる。
主走査断面内の軸上合成パワーφMは、「1枚の平面ミラーのパワー×結像レンズを通過した光束を再度結像レンズに入射させる平面ミラーの枚数」と定義されることになる。
また平面ミラー7は厚みが5mm程度の板ガラスから作製されることが一般的である。A4サイズ程度の板ガラスの表面をアルミやクロムなどの物質で蒸着し、そこから短冊状のミラーを複数枚切り出すなどの方法をとることで製造を容易にしている。よって配置や面精度などの敏感度の低減という観点以外にも、製造面においても平面ミラーを使用することはメリットを有する。
また本実施例においては主走査断面内において画像端部に入射する光束の主光線と被走査面8に垂直な面とのなす角度αが小さくなるように構成している。これにより画像端部での主走査方向の焦点深度幅を確保している。
本実施例においては結像光学系LBを通過した光束により形成される被走査面8上における主走査方向の画像の有効幅をW(mm)、被走査面8から光学的に最も遠い平面ミラー7から該被走査面8までの軸上光束に沿った距離をL(mm)、主走査断面内において被走査面(被走査面上)8の画像端部に入射する光束の主光線と被走査面8に垂直な法線とのなす角度をα(°)とするとき、
20°<α・W/L<100° ・・・(2)
なる条件を満足させている。
尚、本明細書において、「光学的に」とは、「光路を展開したときの状態において」のことである。
条件式(2)は装置全体のコンパクト化を図りつつ画像端部での主走査方向の焦点深度幅を確保するための条件である。条件式(2)の下限値を超えると光走査装置自体がコンパクトになっておらず、そのような大きさの光走査装置なら本実施例の構成をとらなくても達成できるものとなってしまうので良くない。条件式(2)の上限値を超えると光走査装置自体は十分コンパクトになるが、画像端部での深度減少が大きくなるので良くない。前述したように焦点深度幅はcos3αに比例するため、条件式(2)の上限値を超えてしまうと、極端に深度幅が減少するようになるので良くない。
本実施例では角度α=31.4°、画像の有効幅W=220mm、平面ミラー7から被走査面8まで軸上光束に沿った距離L=116.1mmである。よって、
α・W/L=59.5°
となり、これは条件式(2)を満足している。
さらに望ましくは上記条件式(2)を次の如く設定するのが良い。
30°<α・W/L<90° ・・・(2a)
また本実施例ではコンパクト及び小型化の観点から結像レンズ6を1枚としている。即ち、光束が2度通過する結像レンズ6は1枚からなっている。
従来、本実施例と同じサイズの光走査装置を実現させるには1枚の結像レンズを1度通過させる従来からの結像光学系では実現が難しい。
本実施例は1枚の結像レンズ6であるにもかかわらず、2度光束を通過させることで、2枚の結像レンズからなる結像光学系と同じ設計自由度を確保している。特に中間画像領域から端部画像領域にかけて、光束が1度しか通過しない領域が存在する(図1の点線で囲った領域S)。
軸上では光束が2度通過するため、1度目の光束と2度目の光束の両方を考慮したレンズ面にしなければならない。しかしながら、領域Sのレンズ面は平面ミラー7で折り返された光束のみについて最適化すればよい。これは特に収差補正が難しい中間画像領域から端部画像領域にかけて、2枚の結像レンズと同じ設計自由度を得ていることと同じである。
また2度光束が通過する結像レンズ6の後方に更に長尺のレンズ1枚を加えて構成してもよい。つまり図7に示すように被走査面8と結像レンズ6との間にレンズ63を配置し、副走査方向のパワーを長尺レンズ63に集中させることで、結像光学系LBの副走査方向の倍率(副走査倍率)を下げることができる。これは光偏向器の面倒れによるピッチムラなどの敏感度を下げる点で有利に作用する。また平面ミラー7は1枚である必要はなく、画像形成装置本体の配置上の制約から図7に示すように平面ミラー71を追加しても構成しても良い。
また本実施例において光偏向器5から測った光学的な距離が結像レンズ6よりも遠い位置に配置されている平面ミラー7の反射面と該光偏向器5の回転軸とが成す副走査断面内における傾き角度をβ(°)とするとき、
2°≦β≦10° ・・・(5)
なる条件を満足させている。
条件式(5)は上記傾き角度βを規定するための条件である。条件式(5)の下限値を超えてしまうと、平面ミラー7で反射された光束と光偏向器が干渉してしまう可能性があるので良くない。また条件式(5)の上限値を超えてしまうと、結像レンズ6に入射する光束の斜入射角度が大きすぎて、波面収差の捩れに起因するスポットの回転や走査線湾曲等を低減することが難しくなるので良くない。
本実施例において傾き角度βは上記の如くβ=4°であり、これは条件式(5)を満足している。これにより図2に示したように光束とメカ部品との干渉もなく、また図5に示したように波面収差が低減されたきれいなスポットを可能としている。
また本実施例において主走査断面内における光偏向器5の偏向面5aに入射する入射光学系LAから出射した光束の主光線と結像光学系LBの光軸とのなす角度をγ(°)とするとき、
60°≦γ≦90° ・・・(6)
なる条件を満足させている。
条件式(6)は上記角度γを規定するための条件である。条件式(6)の下限値を超えてしまうと、光偏向器5へ入射する入射光束と結像レンズ6が干渉してしまう可能性があるので良くない。また条件式(6)の上限値を超えてしまうと、光偏向器5で入射光束をけってしまう可能性が出てくるので良くない。
本実施例において角度γは上記の如くγ=78°であり、これは条件式(6)を満足している。これにより図1に示したように結像レンズ6との干渉もなく、また従来から使用されている外接円半径10mmの4面ポリゴンミラーを使用することも可能となる。
また本実施例では光束が2度通過する結像レンズ6の第一の透過面及び第二の透過面の主走査断面内の軸上合成パワーをφL、該結像レンズ6の光偏向器5側のレンズ入射面601を構成する第一の透過面の主走査断面内の軸上パワーをφ1とするとき、
−2.0<φ1/φL<0.5 ・・・(3)
なる条件を満足させている。
図8は表1に示した数値実施例において、各レンズ面位置を固定し、軸上の曲率半径を変化させることでφ1/φLを変化させ、そのときの3次収差係数Vを計算したときの説明図である。
図9は各状態での軸上曲率半径からなる主走査断面図であり、ミラーが無いとした場合での展開図である。同図において状態A〜Cは、レンズ面601が凹面、レンズ面602が凸面であり、状態Cは設計値の状態を示している。状態Dはレンズ面601が平面、レンズ面602が凸面である。状態Eはレンズ面601が凸面、レンズ面602が平面である。状態Fはレンズ面601が凸面、レンズ面602が凹面である。
図8に示した通り、状態Aから状態Fに行くに従い、3次収差係数Vの値が減少している。結像光学系においてはfθ特性を確保するための理論値として、3次収差係数VをV=V1=2/3に設定することが知られている。状態C(設計値)ではφ1/φL=−0.46、V=0.679であり、理論値V1に近いことが分かる。φ1/φLは条件式(3)を満足している。
fθ特性は、近年前述した如く電気的な補正技術の発展により、多少のズレを生じても問題なくなってきている。但し、あまりに大きなズレを生じると主走査方向のスポット径が変化してしまうため、理論値に対して下記の条件式(a)を満足するように20%の誤差に抑えておく必要はある。
0.8V1<V<1.2V1 ・・・(a)
上記条件式(3)はそのような状況を鑑みて導き出されたものである。条件式(3)を満たすレンズ形状にしておけば、3次収差係数Vの値を理論値に対して±20%の範囲内に入れることができる。
本実施例において光束が2度通過する透過型の結像光学素子は、主走査断面内の曲率の符号が有効径内において、反転する面を有している。このときの反転する面の軸上の形状は、光偏向器5側(偏向手段側)に凹形状である。
主走査断面内の曲率の符号を変化させることによって、肉厚を薄くしつつfθ補正と主走査方向の像面湾曲補正を容易にしている。また、肉厚を薄くしつつfθ補正と主走査方向の像面湾曲補正を良好に行うためには、主走査断面内の曲率の符号が有効径内において反転する面の軸上の形状は光偏向器5側に凹形状をしていた方が良い。光偏向器5側のレンズ面かその反対側の面のどちらか一方がこのような面になっていれば、肉厚を薄くする効果が発揮される。もちろん、両面ともこのような面にしても構わない。
また本実施例では上述した如くコリメータレンズ3から出射した光束を弱収束光束とすることで光路長の短縮化を図っている。
本実施例において光偏向器5に入射する光束の収束度mを以下のように定義する。
m=1−Sk/f
Sk:主走査断面内において結像光学系LBの後側主平面から被走査面8までの距離(mm)
f:結像光学系LBの主走査断面内の焦点距離(mm)
図10には結像光学系内にミラーが無いとした場合の展開図(主走査断面図)を示している。同図において図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
偏向面5aに平行光束を入射させた場合、Sk=fとなり、収束度m=0なる。0<mの場合は収束光束、m<0の場合は発散光束、m=1の場合はいわゆるポストオブジェクト型の光走査装置である。また、1<mの場合は結像光学系LBの焦点距離fが負となり、結像光学系LBが無いとした場合の入射光束の集束点が被走査面8よりも光偏向器5側に位置することになる。
収束度mを強くすればするほど光路長を短縮することは可能であるが、あまりにも強すぎると、偏向面5aのシフト偏心誤差により発生する主走査方向のジッターが問題となる。
本実施例では収束度mを
−0.1<m<0.5 ・・・(4)
なる条件を満足するように設定している。
条件式(4)は収束度mを規定するための条件である。条件式(4)の下限値を超えると光路長が長くなり光走査装置自体をコンパクトにすることが難しくなるので良くない。条件式(4)の上限値を超えると偏向面のシフト偏心誤差により発生する主走査ジッターが大きく発生するので良くない。
本実施例における収束度mはm=0.118であり、これは条件式(4)を満足している。
さらに望ましくは上記条件式(4)を次の如く設定するのが良い。
−0.05<m<0.3 ・・・(4a)
図11は偏向面にシフト偏心誤差を10μm与えたときの主走査方向のジッターを表した説明図である。図11に示すように主走査方向のジッターは最大でも3.7μmであり、問題ないレベルまで抑えることができている。
また本実施例では光偏向器として複数の偏向面を有するポリゴンミラー(光偏向器)を使用した場合を説明してきた。しかしながら、最近では一つの偏向面を往復振動させる共振型の光偏向器の開発が盛んである。この共振型光偏向器を用いることで、前述した面倒れによるピッチムラや面偏心による主走査ジッターといった問題を解決することが可能となる。よって本実施例は共振型光偏向器と組み合わせて使用することで、その効果を更に発揮させることが可能となる。
結像光学系LBを構成する透過型の結像光学素子を1つで構成すれば構成が簡素化できる。また結像光学系LBを構成する結像光学素子(透過型と反射型を含む)を2以上設けても良い。そして光束が2度通過する透過型の結像光学素子を2以上としても良い。これによれば収差補正が容易となる。
図12は本発明の実施例2の主走査方向の要部断面図(主走査要部断面図)、図13は本実施例の実施例2の副走査方向の要部断面図(副走査要部断面図)である。図12、図13において図1、図2に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において前述の実施例1と異なる点は走査画角を広げ、さらにコンパクト化を図ったことである。その他の構成及び光学的作用は実施例1と同様であり、これにより同様な効果を得ている。
本実施例においても前述の実施例1と同様に主走査断面内において結像レンズ6の光軸と偏向面5aに入射する光束の主光線との成す角度γがγ=78°で入射するように設定している。また図13に示すように平面ミラー7を光偏向器5の回転軸に対して副走査方向にβ=4°傾けて配置している。
次に本実施例におけるレンズ面形状及び光学配置を表2に示す。
Figure 0005171029
尚、ここに用いた非球面表現式は前述の実施例1と同様である。
本実施例では、表2に示した通り結像レンズ6の光偏向器5側にあるレンズ入射面601、平面ミラー7側にあるレンズ出射面602の主走査方向における形状を、それぞれ上記に示した一つの関数からなる形状より形成している。これにより前述の実施例1と同様な効果を得ている。
本実施例では前述の実施例1と同様に光束の発振波長λがλ=790nmの赤外光源を光源手段1として用いている。また像高Yと偏向反射角θとの比例係数κ(Y=κθ)はκ=100(rad/mm)である。
図14は本発明の実施例2の主走査方向と副走査方向の像面湾曲を表すグラフである。画像の有効幅(W=220mm)において、主走査方向の像面湾曲は0.50mm、副走査方向の像面湾曲は0.76mmであり、ともに良好に低減されていることが分かる。
図15は本発明の実施例2のfθ特性を表すグラフである。図15においては実際に光束が到達する位置から理想像高を引いた差分を示している。最大で0.761mmのズレが生じている。このままで使用するには多少大きい値であるが、画像クロックを各像高に合わせて変化させることで、fθ特性を低減させることは可能である。ただ、fθ特性のズレが大きくなりすぎると、主走査方向のスポット径自体が変化してしまう。
本実施例では潜像の深さに影響を及ぼすスポット径に対しては十分問題ないレベルのfθ特性を示している。
図16は各像高におけるスポットの断面形状を示した説明図である。図16においては各像高におけるスポットのピーク光量の2%、5%、10%、13.5%、36.8%、50%のスライスで切った断面を示している。
通常、副走査断面内において斜め方向から光束を入射させる光走査装置では、波面収差の捩れによりスポットが回転する現象が見られる。本実施例においては各面のパワー配置、レンズのチルト量、シフト量及び母線の副走査方向への湾曲量を最適化することで波面収差の捩れを低減している。
結像レンズ6のチルト量に関しては偏向面5aと入射光束の主光線との交点を原点としたとき、座標(12.900,0.200,1.350)を中心に副走査方向へ図13に示す矢印方向へδ=5.5°チルトさせている。
図17は本発明の実施例2の被走査面に到達する走査線湾曲を表すグラフである。通常、モノクロの画像形成装置においては走査線湾曲は0.2mm以内に抑える必要がある。
本実施例においては走査線湾曲を0.449mmであり、このままでは使用することが難しい。しかし最近では副走査方向の位置ズレ(走査線傾きや走査線曲がり)においても、像高毎に画像データを副走査方向にずらすことで補正が可能となっている。また反射ミラーなどの光学部品を曲げることでも走査線曲がりを補正することが可能である。
このように本実施例では上記の如く結像レンズ6を通過した光束を平面ミラー7で折り返し、再度結像レンズ6を通過させることで、光走査装置全体をコンパクトにしている。
本実施例では図12に示す光学箱11の端部から被走査面8までの距離LbがLb=88.9mmであり、前述の実施例1よりさらにコンパクトな光走査装置を実現している。
本実施例におけるミラー7は前述の実施例1と同様に主走査方向及び副走査方向ともにノンパワーの平面ミラーより成っている。よって、
|φM/φ|=0
となり、これは条件式(1)を満足している。
また本実施例においては主走査断面内において画像端部に入射する光束の主光線と被走査面8に垂直な面とのなす角度α=35.5°、画像の有効幅W=220mm、平面ミラー7から被走査面8までの軸上光束に沿った距離L=89.9mmである。よって、
α・W/L=86.9
となり、これは条件式(2)を満足している。
また本実施例において平面ミラー7の副走査断面内における傾き角度βは上記の如くβ=4°であり、これは条件式(5)を満足している。これにより図13に示したように光束とメカ部品との干渉もなく、また図16に示したように波面収差が低減されたきれいなスポットを可能としている。
また本実施例において入射光学系LAから出射した光束の主光線と結像光学系LBの光軸とのなす角度γは上記の如くγ=78°であり、これは条件式(6)を満足している。これにより本実施例では図12に示したように結像レンズ6との干渉もなく、また従来から使用されている外接円半径10mmの4面ポリゴンミラーを使用することも可能となる。
また本実施例では前述の実施例1と同様に条件式(3)を満足するように各要素を設定している。
図18は表2に示した数値実施例において、各レンズ面位置を固定し、軸上の曲率半径を変化させることでφ1/φLを変化させ、そのときの3次収差係数Vを計算したときの説明図である。
図19は各状態での軸上曲率半径からなる主走査断面図であり、ミラーが無いとした場合での展開図である。同図において状態A〜Cは、レンズ面601が凹面、レンズ面602が凸面であり、状態Cは設計値の状態を示している。状態Dはレンズ面601が平面、レンズ面602が凸面である。状態Eはレンズ面601が凸面、レンズ面602が平面である。状態Fはレンズ面601が凸面、レンズ面602が凹面である。
図18に示した通り、状態Aから状態Fに行くに従い、3次収差係数Vの値が減少している。結像光学系においては、上述した如くfθ特性を確保するための理論値として、3次収差係数VをV=V1=2/3に設定することが知られている。状態C(設計値)ではφ1/φL=−0.27、V=0.67であり、理論値V1に近いことが分かる。φ1/φLは条件式(3)を満足している。
また本実施例では前述の実施例1と同様にコリメータレンズ3から出射した光束を弱収束光束とすることで光路長の短縮化を計っている。
また本実施例における収束度mはm=0.248であり、これは条件式(4)を満足している。
図20は偏向面のシフト偏心誤差を10μm与えたときの主走査方向のジッターを表した説明図である。図20に示すように主走査方向のジッターは最大でも8.7μmであり、問題ないレベルまで抑えることができている。
図21は本発明の実施例2の光走査装置を光偏向器(ポリゴンミラー)5を挟んで両側に配置し、カラー画像形成装置に応用したときの副走査断面図である。
図21において光偏向器5で偏向反射した偏向光束は結像レンズ6を通過後、平面ミラー7Aにより折り返され、再度逆方向から結像レンズ6を通過する。結像レンズ6を通過した光束は平面ミラー7Bにより上側に折り返され、被走査面である感光ドラム8(Y、M、C、Bk)に導かれる。このように構成することで、感光ドラム8から光走査装置(光学箱11)までの距離を短縮することが可能であり、更なるコンパクト化が実現できる。
図22は本発明の実施例3の主走査方向の要部断面図(主走査要部断面図)、図23は本実施例の実施例3の副走査方向の要部断面図(副走査要部断面図)である。図22、図23において図1、図2に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において前述の実施例1と異なる点は結像レンズの光偏向器側の面を、偏向面で偏向された光束が通過する位置と、平面ミラーで折り返された光束が通過する位置とで、副走査断面内の屈折力が異なる形状としたことである。その他の構成及び光学的作用は実施例1と同様であり、これにより同様な効果を得ている。
即ち、図中、16は結像レンズであり、レンズ面601がレンズ入射面601A(第一の透過面)とレンズ再出射面601B(第四の透過面)とに分けられ、それぞれ副走査断面内の形状が互いに異なる多段トーリック面より成っている。
本実施例においては偏向面5aに入射する光束(偏向光束)が主走査断面内において結像レンズ16の光軸と該光束の主光線との成す角度γがγ=70°で入射するように設定している。また本実施例では図23に示すように平面ミラー7を光偏向器5の回転軸に対して副走査方向にβ=4.5°傾けて配置している。
次に本実施例におけるレンズ面形状及び光学配置を表3及び表4に示す。
Figure 0005171029
Figure 0005171029
尚、ここに用いた非球面表現式は前述の実施例1と同様である。
本実施例では、表3及び表4に示した通り結像レンズ16の光偏向器5側にあるレンズ入射面601Aとレンズ再出射面601Bとで副走査断面内の屈折力が異なる形状より形成している。しかしながら、入射面601Aとレンズ再出射面601B、両面とも主走査断面内における形状を同じ(屈折力が同じ)にしているため、レンズ面で大きな段差が生じることはない。
結像レンズ16の平面ミラー7側にあるレンズ出射面602の主走査方向における形状は前述の実施例1、2と同じように上記に示した一つの関数からなる形状より形成している。
本実施例では前述の実施例1と同様に光束の発振波長λがλ=790nmの赤外光源を光源手段1として用いている。また像高Yと偏向反射角θとの比例係数κ(Y=κθ)はκ=180(rad/mm)である。
図24は本発明の実施例3の主走査方向と副走査方向の像面湾曲を表すグラフである。画像の有効幅(W=220mm)において、主走査方向の像面湾曲は0.29mm、副走査方向の像面湾曲は0.07mmであり、ともに良好に低減されていることが分かる。
図25は本発明の実施例3のfθ特性を表すグラフである。図25においては実際に光束が到達する位置から理想像高を引いた差分を示している。最大で0.248mmのズレが生じている。このままで使用するには多少大きい値であるが、画像クロックを各像高に合わせて変化させることで、fθ特性を低減させることは可能である。ただ、fθ特性のズレが大きくなりすぎると、主走査方向のスポット径自体が変化してしまう。
本実施例では潜像の深さに影響を及ぼすスポット径に対しては十分問題ないレベルのfθ特性を示している。
図26は各像高におけるスポットの断面形状を示した説明図である。図26においては各像高におけるスポットのピーク光量の2%、5%、10%、13.5%、36.8%、50%のスライスで切った断面を示している。
通常、副走査断面内において斜め方向から光束を入射させる光走査装置では、波面収差の捩れによりスポットが回転する現象が見られる。本実施例においては各面のパワー配置、レンズのチルト量を最適化することで波面収差の捩れを低減している。
結像レンズ16のチルト量に関しては偏向面5aと入射光束の主光線との交点を原点としたとき、座標(27.150,0.300,0.000)を中心に副走査方向へ図23に示す矢印方向へδ=9.7°チルトさせている。
図27は本発明の実施例3の被走査面に到達する走査線湾曲を表すグラフである。通常、モノクロの画像形成装置においては走査線湾曲は0.2mm以内に抑える必要がある。
本実施例においては走査線湾曲を0.024mmに抑えており、問題ないレベルと成っている。
このように本実施例では上記の如く結像レンズ16を通過した光束を平面ミラー7で折り返し、再度結像レンズ16を通過させることで、光走査装置全体をコンパクトにしている。
本実施例では6面ポリゴンミラーを使用しておきながら図22に示す光学箱11の端部から被走査面8までの距離LbがLb=163.2mmであり、前述の実施例1と同様に非常にコンパクトな光走査装置を実現している。
本実施例におけるミラー7は前述の実施例1、2と同様に主走査方向及び副走査方向ともにノンパワーの平面ミラーより成っている。よって、
|φM/φ|=0
となり、これは条件式(1)を満足している。
また本実施例においては主走査断面内において画像端部に入射する光束の主光線と被走査面8に垂直な面とのなす角度α=24.4°、画像の有効幅W=220mm、平面ミラー7から被走査面8までの軸上光束に沿った距離L=165.0mmである。よって、
α・W/L=32.5
となり、これは条件式(2)を満足している。
また本実施例において平面ミラー7の副走査断面内における傾き角度βは上記の如くβ=4.5°であり、これは条件式(5)を満足している。これにより図23に示したように光束とメカ部品との干渉もなく、また図26に示したように波面収差が低減されたきれいなスポットを可能としている。
また本実施例において入射光学系LAから出射した光束の主光線と結像光学系LBの光軸とのなす角度γは上記の如くγ=70°であり、これは条件式(6)を満足している。これにより本実施例では図22に示したように結像レンズ6との干渉もなく、また従来から使用されている外接円半径20mmの6面ポリゴンミラーを使用することも可能となる。
また本実施例では前述の実施例1と同様に条件式(3)を満足するように各要素を設定している。
図28は表3及び表4に示した数値実施例において、各レンズ面位置を固定し、軸上の曲率半径を変化させることでφ1/φLを変化させ、そのときの3次収差係数Vを計算したときの説明図である。
図29は各状態での軸上曲率半径からなる主走査断面図であり、ミラーが無いとした場合での展開図である。同図において状態A〜Cは、レンズ面601が凹面、レンズ面602が凸面であり、状態Cは設計値の状態を示している。状態Dはレンズ面601が平面、レンズ面602が凸面である。状態Eはレンズ面601が凸面、レンズ面602が平面である。状態Fはレンズ面601が凸面、レンズ面602が凹面である。
図28に示した通り、状態Aから状態Fに行くに従い、3次収差係数Vの値が減少している。結像光学系においては、上述した如くfθ特性を確保するための理論値として、3次収差係数VをV=V1=2/3に設定することが知られている。状態C(設計値)ではφ1/φL=−1.43、V=0.725であり、理論値V1に近いことが分かる。φ1/φLは条件式(3)を満足している。
また本実施例では前述の実施例1と同様にコリメータレンズ3から出射した光束を弱収束光束とすることで光路長の短縮化を計っている。
また本実施例における収束度mはm=0.239であり、これは条件式(4)を満足している。
図30は偏向面のシフト偏心誤差を10μm与えたときの主走査方向のジッターを表した説明図である。図30に示すように主走査方向のジッターは最大でも5.3μmであり、問題ないレベルまで抑えることができている。
次に本実施例に使用した多段トーリック面について説明する。
図31は結像レンズ16周辺の副走査断面図である。光偏向器(不図示)5側の面601を上下で形状の異なる面601A(第一の透過面)及び601B(第四の透過面)とし、副走査断面内のパワーを601B側に多く配分することで、結像光学系LBの副走査倍率の低減を図っている。
本実施例において平面ミラー7側の面ではなく光偏向器5側の面を多段トーリック面としたのは、図31に図示している通り、光偏向器5で偏向された光束と平面ミラー7で折り返された光束との距離が離れているからである。
マージナル光線間の副走査方向の距離は1.16mmであり、レンズ面601Aとレンズ面601Bの境界点からそれぞれ約0.5mm離れている。光学部品の配置誤差やレンズ面の成形時に発生するクセなどの影響を考えても、0.5mm程度離間していれば問題はない。しかしながら、平面ミラー7側の面においては、マージナル光線同士の距離が0.5mm以下であり、こちらの面を多段トーリック面とするには、製造上無理がある。よって、光偏向器5側の面のみを多段トーリック面とし、設計自由度を上げている。
図32は本発明の実施例3の光走査装置を光偏向器(ポリゴンミラー)5を挟んで両側に配置し、カラー画像形成装置に応用したときの副走査断面図である。図32において図21に示した要素と同一要素には同符番を付している。
図32において前述した図21に示したカラー画像形成装置と異なる点は、光学箱11を1つにして部品点数を削減したことである。その他の構成及び光学的作用は図21に示したカラー画像形成装置と同様であり、これにより同様な効果を得ている。
図32におけるカラー画像形成装置において光偏向器5で偏向反射した偏向光束は結像レンズ16を通過後、平面ミラー7Aにより折り返され、再度入射方向とは逆方向から結像レンズ16を通過する。結像レンズ16を通過した光束は平面ミラー7Bにより上側に折り返され、被走査面である感光ドラム8(Y、M、C、Bk)に導かれる。このように構成することで、感光ドラム8から光走査装置(光学箱11)までの距離を短縮することが可能であり、更なるコンパクト化が実現できる。
[画像形成装置]
図33は、本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査方向の要部断面図である。図において、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117からコードデータDcが入力する。このコードデータDcは、装置内のプリンタコントローラ111によって、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画像データDiは、実施例1〜3のいずれかに示した構成を有する光走査ユニット100に入力される。そして、この光走査ユニット100からは、画像データDiに応じて変調された光ビーム103が出射され、この光ビーム103によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走査される。
静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム101は、モータ115によって時計廻りに回転させられる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交する副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方には、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ102が表面に当接するように設けられている。そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラム101の表面に、前記光走査ユニット100によって走査される光ビーム103が照射されるようになっている。
先に説明したように、光ビーム103は、画像データDiに基づいて変調されており、この光ビーム103を照射することによって感光ドラム101の表面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するように配設された現像器107によってトナー像として現像される。
現像器107によって現像されたトナー像は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対向するように配設された転写ローラ108によって被転写材たる用紙112上に転写される。用紙112は感光ドラム101の前方(図33において右側)の用紙カセット109内に収納されているが、手差しでも給紙が可能である。用紙カセット109端部には、給紙ローラ110が配設されており、用紙カセット109内の用紙112を搬送路へ送り込む。
以上のようにして、未定着トナー像を転写された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図33において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加圧ローラ114とで構成されている。そして転写部から搬送されてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ114の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ローラ113の後方には排紙ローラ116が配設されており、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せしめる。
図33においては図示していないが、プリントコントローラ111は、先に説明したデータの変換だけでなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部や、後述する光走査ユニット内の駆動モータなどの制御を行う。
本発明で使用される画像形成装置の記録密度は、特に限定されない。しかし、記録密度が高くなればなるほど、高画質が求められることを考えると、1200dpi以上の画像形成装置において本発明の実施例1〜3の構成はより効果を発揮する。
[カラー画像形成装置]
図34は本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施例は、光走査装置(光結像光学系)を4個並べ各々並行して像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図34において、60はカラー画像形成装置、91,92,93,94は各々実施例1〜3に示したいずれかの構成を有する光走査装置、21,22,23,24は各々像担持体としての感光ドラム、31,32,33,34は各々現像器、51は搬送ベルトである。尚、図34においては現像器で現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器(不図示)と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器(不図示)とを有している。
図34において、カラー画像形成装置60には、パーソナルコンピュータ等の外部機器52からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ53によって、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。これらの画像データは、それぞれ光走査装置91,92,93,94に入力される。そして、これらの光走査装置からは、各画像データに応じて変調された光ビーム41,42,43,44が射出され、これらの光ビームによって感光ドラム21,22,23,24の感光面が主走査方向に走査される。
本実施例におけるカラー画像形成装置は光走査装置(91,92,93,94)を4個並べ、各々がC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各色に対応している。そして各々平行して感光ドラム21,22,23,24面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
本実施例におけるカラー画像形成装置は上述の如く4つの光走査装置91,92,93,94により各々の画像データに基づいた光ビームを用いて各色の潜像を各々対応する感光ドラム21,22,23,24面上に形成している。その後、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。
前記外部機器52としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置60とで、カラーデジタル複写機が構成される。
本発明の実施例1の光走査装置の主走査断面図 本発明の実施例1の光走査装置の副走査断面図 本発明の実施例1の像面湾曲を表すグラフ 本発明の実施例1のfθ特性を表すグラフ 本発明の実施例1のスポットプロファイルの説明図 本発明の実施例1の走査線曲がりを表すグラフ 本発明の更にレンズとミラーを1枚追加した場合の副走査断面図 本発明の実施例1のレンズ配置におけるパワー比と3次収差係数Vの関係を示すグラフ 図8で用いたパワー比でのレンズ形状の説明図 本発明の実施例1の光走査装置の主走査方向の展開図 本発明の実施例1の主走査ジッターを表すグラフ 本発明の実施例2の光走査装置の主走査断面図 本発明の実施例2の光走査装置の副走査断面図 本発明の実施例2の像面湾曲グラフ 本発明の実施例2のfθ特性を表すグラフ 本発明の実施例2のスポットプロファイルの説明図 本発明の実施例2の走査線曲がりを表すグラフ 本発明の実施例2のレンズ配置におけるパワー比と3次収差係数Vの関係を示すグラフ 図18で用いたパワー比でのレンズ形状の説明図 本発明の実施例2の主走査ジッターを表すグラフ 本発明の実施例2の結像光学系を用いたカラー画像形成装置の要部断面図 本発明の実施例3の光走査装置の主走査断面図 本発明の実施例3の光走査装置の副走査断面図 本発明の実施例3の像面湾曲を表すグラフ 本発明の実施例3のfθ特性を表すグラフ 本発明の実施例3のスポットプロファイル 本発明の実施例3の走査線曲がりを表すグラフ 本発明の実施例3レンズ配置におけるパワー比と3次収差係数Vの関係を示すグラフ 図28で用いたパワー比でのレンズ形状の説明図 本発明の実施例3の主走査ジッターを表すグラフ 本発明の実施例3の結像レンズ部の副走査断面図 本発明の実施例3の結像光学系を用いたカラー画像形成装置の要部断面図 本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査断面図 本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図 従来の光走査装置の要部斜視図 従来の光走査装置の主走査断面図
符号の説明
1 光源手段(半導体レーザー)
2 開口絞り
3 集光レンズ(コリメータレンズ)
4 シリンドリカルレンズ
5 偏向手段
5a 偏向面
6、16 結像レンズ
7、7A,7B,71 ミラー
8 被走査面(感光ドラム)
9 モーター
10 モーター基板
11 光学箱
12 光走査装置
63 長尺レンズ
91,92,93,94 光走査装置
21、22、23、24 像担持体(感光ドラム)
31、32、33、34 現像器
41、42、43、44 光ビーム
51 搬送ベルト
52 外部機器
53 プリンタコントローラ
60 カラー画像形成装置
100 光走査装置
101 感光ドラム
102 帯電ローラ
103 光ビーム
104 画像形成装置
107 現像装置
108 転写ローラ
109 用紙カセット
110 給紙ローラ
111 プリンタコントローラ
112 転写材(用紙)
113 定着ローラ
114 加圧ローラ
115 モータ
116 排紙ローラ
117 外部機器

Claims (14)

  1. 光源手段と、偏向手段と、前記光源手段から出射した光束を前記偏向手段に入射させる入射光学系と、前記偏向手段の偏向面にて偏向走査された光束を被走査面上に結像させる少なくとも1枚の透過型の結像光学素子を備えた結像光学系と、前記透過型の結像光学素子と前記被走査面との間の光路中に少なくとも1枚の反射型光学素子と、を有する光走査装置であって、
    前記透過型の結像光学素子は、前記偏向手段の偏向面にて偏向走査された光束が前記透過型の結像光学素子の第一の透過面及び前記透過型の結像光学素子の第二の透過面の順で前記透過型の結像光学素子を通過し、前記反射型光学素子の反射面にて反射された後、前記透過型の結像光学素子の第三の透過面及び前記透過型の結像光学素子の第四の透過面の順で前記透過型の結像光学素子を再通過しており、
    前記光束が再通過する少なくとも1枚の透過型の結像光学素子の透過面の主走査断面内の軸上合成パワーをφ、前記少なくとも1枚の反射型光学素子の反射面の主走査断面内の軸上合成パワーをφMとするとき、
    |φM/φ|<0.1
    なる条件を満足し、
    更に、前記光束が再通過する透過型の結像光学素子の第一の透過面及び第二の透過面の主走査断面内の軸上合成パワーをφL、前記光束が再通過する透過型の結像光学素子の第一の透過面の主走査断面内の軸上パワーをφ1とするとき、
    −2.0<φ1/φL<0.5
    なる条件を満足することを特徴とする光走査装置。
    但し、前記光束が再通過する透過型の結像光学素子の透過面の主走査断面内の軸上合成パワーは、前記偏向手段の偏向面にて偏向走査された光束が入射する前記第一の透過面及び前記第一の透過面を通過した光束が入射する前記第二の透過面及び前記反射型光学素子の反射面にて反射された光束が再入射する前記第三の透過面及び前記第三の透過面を通過した光束が再入射する前記第四の透過面の4つの光学面の合成パワーである。
  2. 前記反射型光学素子は、全て平面ミラーで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記被走査面上における主走査方向の画像の有効幅をW(mm)、前記被走査面から光学的に最も遠い反射型光学素子から前記被走査面までの軸上光束に沿った距離をL(mm)、主走査断面内において前記被走査面上の画像端部に入射する光束の主光線と前記被走査面に垂直な法線とのなす角度をα(°)とするとき、
    20°<α・W/L<100°
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記光束が再通過する透過型の結像光学素子は1枚であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の光走査装置。
  5. 前記光束が再通過する透過型の結像光学素子の前記偏向手段側の面は、前記偏向面で偏向された光束が通過する位置と、前記少なくとも1枚の反射型光学素子の反射面にて反射された光束が通過する位置とで、副走査断面内のパワーが異なる形状より成ることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の光走査装置。
  6. 前記光束が再通過する透過型の結像光学素子の前記第一の透過面及び前記第三の透過面の主走査断面の形状は一つの関数で定義される形状より成り、前記第二の透過面及び前記第四の透過面の主走査断面の形状も一つの関数で定義される形状より成ることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の光走査装置。
  7. 前記光束が再通過する透過型の結像光学素子は、主走査断面内の曲率の符号が有効径内において、反転する面を有していることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の光走査装置。
  8. 前記反転する面の軸上の形状は、前記偏向手段側に凹形状であることを特徴とする請求項に記載の光走査装置。
  9. 主走査断面内における前記結像光学系の後側主平面から前記被走査面までの距離をSk(mm)、前記結像光学系の主走査断面内の焦点距離をf(mm)とし、
    m=1−Sk/f
    とおくとき、
    −0.1<m<0.5
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の光走査装置。
  10. 副走査断面内において、前記入射光学系から出射した光束は、前記偏向手段の偏向面に垂直に入射していることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の光走査装置。
  11. 光学的な距離が前記光束が再通過する透過型の結像光学素子から遠い位置に配置されている反射型光学素子の反射面と該偏向手段の回転軸とが成す副走査断面内における角度をβ(°)とするとき、
    2°≦β≦10°
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の光走査装置。
  12. 主走査断面内において、前記偏向手段の偏向面に入射する光束の主光線と前記結像光学系の光軸とのなす角度をγ(°)とするとき、
    60°≦γ≦90°
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の光走査装置。
  13. 請求項1乃至12の何れか一項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光束によって前記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1乃至12の何れか一項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴とする画像形成装置。
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