JP2005345719A - 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 反射部材の表面に付着するゴミ、キズ、トナーなどの影響による画像スジ、濃度ムラを出にくくし、常に良好なる画像が得られる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を得ること。
【解決手段】 光源手段1から出射した光束を偏向手段に導光する第1の光学系と、第1の光学系からの光束を反射偏向する偏向手段5と、偏向手段で反射偏向された光束をn枚(nは1以上の整数)の反射部材9を有する反射手段を介して被走査面8上に導光する第2の光学系と、を具備し、第2の光学系の主走査断面内の射出側のFナンバーをFno主、第2の光学系の光軸上を通過する光束がn枚の反射部材で反射するときの反射面上でのビーム面積のうち、最小値をSmin(mm)とするとき、70<Fno主、(0.004(mm)/Smin)×n<0.03なる条件を満足すること。
【選択図】 図1

Description

本発明は光走査装置及びそれを用いた画像形成装置に関し、特に光源手段から出射した光束を光偏向器としてのポリゴンミラーにより偏向させた後、fθ特性を有する走査光学系を介して被走査面上を光走査して画像情報を記録するようにした、例えば電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタやデジタル複写機、マルチファンクションプリンタ(多機能プリンタ)等の画像形成装置に好適なものである。
従来よりレーザービームプリンタ等の走査光学装置においては光源手段から画像信号に応じて光変調され出射した光束を、例えば回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成る光偏向器により周期的に偏向させ、fθ特性を有するfθレンズ系によって感光性の記録媒体(感光ドラム)面上にスポット状に収束させ、該記録媒体面上を光走査して画像記録を行なっている(特許文献1参照)。
図10は従来の走査光学装置の要部概略図である。同図において光源手段71から出射した発散光束はコリメーターレンズ73によって略平行光束もしくは収束光束とされ、開口絞り72によって該光束(光量)を整形して副走査方向のみに屈折力を有するシリンドリカルレンズ74に入射している。シリンドリカルレンズ74に入射した光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で出射し、副走査断面内においては収束して回転多面鏡(ポリゴンミラー)から成る光偏向器75の偏向面75a近傍にほぼ線像として結像している。
そして光偏向器75の偏向面75aで反射偏向された光束をfθ特性を有するfθレンズ系(走査光学系)76を介して被走査面78としての感光ドラム面上へ導光し、該光偏向器75を矢印A方向に回転させることによって該感光ドラム面78上を矢印B方向(主走査方向)に光走査して画像情報の記録を行っている。
通常、光走査装置には、コンパクト化またはレジ調整などの点から折り返しミラーが配置されている。図11〜図14は各々画像形成装置の要部断面図であり、図11は光走査装置200内に折り返しミラーが無い例を示しており、図12〜図14は各々光走査装置200内に折り返しミラーを少なくとも1枚以上配置し、該折り返しミラーによって光路を折り畳んだ例を示している。
図11に示す画像形成装置は、本体に無駄なスペース(斜線部)が多く、また光路長を短縮させるために走査レンズの数も多くなり、コンパクト化及び低コスト化の点で不利である。光走査装置内の各部品の配置にもよるが、一般的に折り返しミラーの枚数が増えるに従い、光路の取り回しの自由度が増し、装置全体をよりコンパクトなものにすることができる。
また従来、光源手段として使用される半導体レーザーは赤外レーザー(発振波長780nm)または赤色レーザー(発振波長675nm)であったが、高解像度化の要求から発振波長が500nm以下の短波長レーザーを用い、微小スポット形状が得られる光走査装置の開発が進められている。短波長レーザーを用いる利点は、走査光学系の射出側のFナンバーを従来並に保ったまま、従来の約半分の微小なスポット径を達成することができる点である。
また従来と同じサイズのスポット径であれば、走査光学系の射出側のFナンバーを約2倍大きくできるため、感光ドラム面上での焦点深度が格段に増加する(焦点深度は使用する光源の波長に比例し、走査光学系の射出側のFナンバーの2乗に比例する。)。よって、各部品の部品精度を緩めたり、従来必要であった調整機構を省略するといったコストダウンが行える。
図15、図16は各々発振波長λ=780nmの赤外レーザー81、発振波長λ=405nmの青紫色レーザー1を用いて主走査方向に60μmのスポット径を形成した光走査装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。
図17、図18は各々図15、図16に対応する焦点深度を表したグラフである。各グラフにおいて横軸は走査光学系の像高、縦軸は走査光学系の光軸方向(ディフォーカス方向)を示しており、スライスレベルを75μmとした場合の深度曲線を表している。この深度曲線からも分かるように光源の発振波長を短波長にするほど、スポット径を同じに保ったまま深度を格段に広くすることが可能となる。
特開2003−121773号公報
このような光走査装置において、高精度な画像情報の記録を行うためには、被走査面全域に渡って像面湾曲が良好に補正されていること、画角θと像高Yとの間に等速性をともなう歪曲特性(fθ特性)を有していること、像面上でのスポット径が各像高において均一であること等が必要である。前述したように図15、図16は赤外レーザーと青紫色レーザーとでスポットサイズ60μmとした場合の光走査装置の主走査断面図であり、より短波長な青紫色レーザーを使用している図16の光走査装置の方が光束幅が細いことが見て分かる。
青紫色レーザーを使用した光走査装置は、赤外レーザーより焦点深度を広げることができ、部品精度の緩和などのコストダウン効果が得られる反面、光束幅が細いことにより各光学部品の表面についたキズやゴミ、または飛散してくるトナーなどの影響に対して敏感になってしまう。
図19は折り返しミラーの表面についたキズやゴミ、トナーなどを表した説明図であり、このような折り返しミラーを使用して画像出力を行ったときの画像を図20に描いている。通常は、画像を書き込むときにレーザー(光源)が点灯しているので、ゴミなどで光束が遮られると、その場所だけ濃度が薄く、最悪では白く抜けたスジになることもありうる。
また一般的に知られているように光束の波長が短くなればなるほど散乱の影響が効いてくる。トナーなど数ミクロンレベルの粒子がミラー表面に付着した場合、散乱によって走査光の一部が感光ドラム表面に届かなくなる現象が発生する。
よって青紫色レーザーを使用するだけでも、トナーなどの微小な粒子がミラーに付着することによる濃度ムラが問題となる。またこのような光走査装置を使ったカラー画像形成装置の場合は、色ムラとして画像に現われる。従って、青紫色レーザーを使用した光走査装置においては、今まで以上にゴミ、キズの管理を厳しく行わなければならず、コストアップの要因になっていた。
本発明は光学部品(例えば折り返しミラー等の反射部材)の表面に付着するゴミ、キズ、トナーなどの影響を低減し、高品位で高画質な画像が得られる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1の発明の光走査装置は、
光源手段から出射した光束を偏向手段に導光する第1の光学系と、
該第1の光学系からの光束を反射偏向する偏向手段と、
該偏向手段で反射偏向された光束をn枚(nは1以上の整数)の反射部材を有する反射手段を介して被走査面上に導光する第2の光学系と、
を具備する光走査装置において、
該第2の光学系の主走査断面内の射出側のFナンバーをFno主、
該第2の光学系の光軸上を通過する光束が該n枚の反射部材で反射するときの反射面上でのビーム面積のうち、最小値をSmin(mm)とするとき、
70<Fno主
(0.004(mm)/Smin)×n<0.03
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項2の発明は請求項1の発明において、
前記偏向手段により反射偏向される光束の偏向点から前記被走査面までの距離をL(mm)、該偏向点から前記n枚の反射部材までの距離を各々Xi(i=1,2,‥‥n)(mm)とするとき、該n枚の反射部材は
Xi<L−0.77・Fno主(mm)
なる条件を満足する位置に設けられていることを特徴としている。
請求項3の発明は請求項1又は2の発明において、
前記第2の光学系の副走査方向の結像倍率をβとするとき
0.5<|β|
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項4の発明は請求項3の発明において、
前記n枚の反射部材のうち、少なくとも1枚の反射部材は、前記第2の光学系内のうち副走査方向のパワーが最も強い光学素子よりも、前記偏向手段側に配置されていることを特徴としている。
請求項5の発明は請求項1乃至4の何れか1項の発明において、
前記光源手段から発せられる光束の主波長は500nm以下であることを特徴としている。
請求項6の発明の光走査装置は、
光源手段から発せられた光束を偏向手段に導光する第1の光学系と、
該第1の光学系からの光束を反射偏向する偏向手段と、
該偏向手段で反射偏向された光束をn枚(nは1以上の整数)の反射部材を有する反射手段を介して被走査面上に導光する第2の光学系と、
を具備する光走査装置において、
該光源手段から発せられる光束の主波長は500nm以下であり、
該第2の光学系の光軸上を通過する光束が該n枚の反射部材で反射するときの反射面上でのビーム面積のうち、最小値をSmin(mm)とするとき、
(0.004(mm)/Smin)×n<0.03
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項7の発明は請求項6の発明において、
前記第2の光学系の主走査断面内の射出側のFナンバーをFno主、前記偏向手段により反射偏向される光束の偏向点から前記被走査面までの距離をL(mm)、該偏向点から前記n枚の反射部材までの距離を各々Xi(i=1,2,‥‥n)(mm)とするとき、該n枚の反射部材は
Xi<L−0.77・Fno主(mm)
なる条件を満足する位置に設けられていることを特徴としている。
請求項8の発明は請求項6又は7の発明において、
前記第2の光学系の副走査方向の結像倍率をβとするとき
0.5<|β|
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項9の発明は請求項8の発明において、
前記n枚の反射部材のうち、少なくとも1枚の反射部材は、前記第2の光学系内のうち副走査方向のパワーが最も強い光学素子よりも、前記偏向手段側に配置されていることを特徴としている。
請求項10の発明は請求項1乃至9の何れか1項の発明において、
前記反射部材は、折り返しミラーであることを特徴としている。
請求項11の発明は請求項1乃至10の何れか1項の発明において、
前記光源手段から発せられた光束は前記偏向手段の偏向面に該偏向面の主走査方向の幅より広い状態で入射していることを特徴としている。
請求項12の発明の画像形成装置は、
請求項1乃至11の何れか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴としている。
請求項13の発明の画像形成装置は、
請求項1乃至11の何れか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴としている。
請求項14の発明のカラー画像形成装置は、
各々が請求項1乃至11の何れか1項に記載の光走査装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴としている。
請求項15の発明は請求項14の発明において、
外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々の光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴としている。
本発明によれば短波長光源を用いた光走査装置において、折り返しミラーなどの反射部材の枚数及びその配置を適切にする設定することにより、該反射部材の表面に付着するゴミ、キズ、トナーなどの影響による画像スジ、濃度ムラを出にくくし、常に良好なる画像が得られる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を達成することができる。
またこの光走査装置を用いたカラー画像形成装置においても、画像スジ、濃度ムラ、色ムラのない良好なる画像を得ることができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の光走査装置の実施例1の主走査断面内(主走査方向)の要部断面図(主走査断面図)、図2は本発明の光走査装置の実施例1の副走査断面内(副走査方向)の要部断面図(副走査断面図)である。
ここで、主走査方向とは偏向手段の回転軸及び走査光学素子の光軸に垂直な方向(偏向手段で光束が反射偏向(偏向走査)される方向)を示し、副走査方向とは偏向手段の回転軸と平行な方向を示す。また主走査断面とは主走査方向に平行で走査光学系の光軸を含む平面を示す。また副走査断面とは主走査断面と垂直な断面を示す。
同図において1は光源手段であり、例えば発振波長(主波長:光束の中心波長)λ=405nm(500nm以下)の短波長光源より成る青紫色レーザーより成っている。2は開口絞りであり、通過光束を制限してビーム形状を整形している。3は光束変換素子(コリメーターレンズ)であり、開口絞り3で整形された光束を略平行光束(もしくは略発散光束もしくは略収束光束)に変換している。4は光学系(シリンドリカルレンズ)であり、副走査方向にのみ所定のパワーを有しており、コリメーターレンズ3を通過した光束を副走査断面内で後述する光偏向器5の偏向面(反射面)5aにほぼ線像として結像させている。尚、開口絞り2、コリメーターレンズ3、そしてシリンドリカルレンズ4等の各要素は第1の光学系(入射光学系)の一要素を構成している。
5は偏向手段としての光偏向器であり、例えば4面構成のポリゴンミラー(回転多面鏡)より成っており、モーター等の駆動手段(不図示)により図中矢印A方向に一定速度で回転している。
67は集光機能とfθ特性とを有する第2の光学系としての走査光学系(fθレンズ系)であり、第1、第2の2枚のfθレンズ6,7より成り、光偏向器5によって反射偏向された画像情報に基づく光束を後述する折返しミラー9を介して被走査面としての感光ドラム面8上に結像させ、かつ副走査断面内において光偏向器5の偏向面5aと感光ドラム面8との間を共役関係にすることにより、倒れ補正機能を有している。本実施例における走査光学系67の主走査断面内の射出側のFナンバーはFno主=87.2(70以上)である。
8は被走査面としての感光ドラム面、9は反射手段としての反射部材であり、折り返しミラーより成っている。
本実施形態において半導体レーザー1から出射した光束は開口絞り2により所望のスポット径が得られるように光束幅が制限され、コリメーターレンズ3により略平行光束に変換され、シリンドリカルレンズ4に入射している。シリンドリカルレンズ4に入射した略平行光束のうち主走査断面においてはそのままの状態で射出する。また副走査断面内においては収束して光偏向器5の偏向面5aにほぼ線像(主走査方向に長手の線像)として結像している。そして光偏向器5の偏向面5aで反射偏向された光束は第1、第2のfθレンズ6,7により折返しミラー9を介して感光ドラム面8上にスポット状に結像され、該光偏向器5を矢印A方向に回転させることによって、該感光ドラム面8上を矢印B方向(主走査方向)に等速度で光走査している。これにより記録媒体としての感光ドラム面8上に画像記録を行なっている。
ここで、本実施例における光学配置及び面形状を表1に示す。
第1、第2のfθレンズ6、7の入射面、出射面の母線形状は、10次までの関数として表せる非球面形状により構成している。fθレンズと光軸との交点を原点とし、光軸方向をX軸、主走査断面内において光軸と直交する軸をY軸としたとき、主走査方向と対応する母線方向が、
(但し、Rは母線曲率半径,K,B4,B6,B8,B10,は非球面係数)
なる式で表されるものである。
また副走査方向と対応する子線方向が、
なる式で表されるものである。Sは母線方向の各々の位置における母線の法線を含み主走査面と垂直な面内に定義される子線形状である。
ここで主走査方向に光軸からY離れた位置における副走査方向の曲率半径(子線曲率半径)Rs*が、
(但し、Rsは光軸上の子線曲率半径,D2,D4,D6,D8,D10は子線変化係数)
なる式で表されるものである。
尚、本実施例では面形状を上記数式にて定義したが、本発明の権利の範囲はこれを制限するものではない。
本実施例では上記の如く発振波長λ=405nmの短波長光源を用い、有効走査領域全域において主走査断面内のスポット径が60μm、副走査断面内のスポット径が70μmとなるようにしている。
尚、ここでスポット径とは、ピーク光量の1/eでスライスした直径を表している。
図1に示す本実施例と図15に示す従来例(発振波長λ=780nmの赤外レーザー)とを比較すると、本実施例における光束の光束幅は約半分に成っていることが分かる。
本実施例では図2に示すように折り返しミラー9で1回副走査方向に光路を折り曲げることにより装置全体のコンパクト化を達成している。折り返す回数が増えれば、それだけ配置自由度が増していくが、同時に反射面に付くゴミ、キズ、トナーなどの影響も増えていく。
そこで本実施例では折り返しミラーの数をn(nは1以上の整数)、走査光学系67の光軸上を通過する光束の該折り返しミラーの反射面上(位置)での各々のビーム面積のうち、最小値をSmin(mm)とするとき、
(0.004(mm)/Smin)×n<0.03 ‥‥(1)
なる条件を満足するようにしている。尚、本実施例ではn=1である。
本実施例における折り返しミラー9は後述する条件式(2)を満足するように偏向点Pから測って101.2(mm)の位置に配置している。その位置(反射面上)での走査光学系67の光軸上を通過する光束のビーム面積Sは、
S=0.4139×0.3539×π=0.46(mm
であるので、
(0.004/0.46)×1=0.0087<0.03
となる。これは上記条件式(1)を満足する。
ここで上記0.4139及び0.3539は、表1に開示のレンズデータを用いて、被走査面上での光軸上のスポット径が主走査60μm、副走査70μmとなるときの光束幅を、光学CADを用いて計算された値である。尚、後述する実施例2に記載した値0.4268及び0.3214、実施例3に記載した値0.4900及び0.4231も同様である。
ここで上記条件式(1)の導出について説明する。
折り返しミラーなどの光学部品上に付くゴミ、キズはφ0.07以下のものを視認することが非常に難しく、ゴミ、キズの面積として0.004mmが通常管理できる限界値であった。また現像、定着などの電子写真プロセスの要因に依存するところもあるが、急峻な光量変化として3%を超えると画像スジとして現われる。よって折り返しミラーに付着するゴミ、キズなどによる光量低下の割合(条件式(1)の左辺)を3%以下に抑えることが重要である。
上記条件式(1)の数値範囲を外れると折り返しミラーの表面に付着するゴミ、キズ、トナーなどの影響による画像スジ、濃度ムラが現れてくるので良くない。
更にゴミ、キズ、トナーなどの影響による画像スジ、濃度ムラを出にくくするためには、走査光学系67の主走査方向の射出側のFナンバーをFno主、光偏向器5により偏向される光束の偏向点Pから被走査面8までの距離をL(mm)、該偏向点Pから折り返しミラー9までの距離をXi(i=1,2,‥‥n)(mm)とするとき、
Xi<L−0.77・Fno主(mm) ‥‥(2)
なる条件を満足する範囲内に折り返しミラー9を配置するのが良い。
本実施例の走査光学系67の主走査断面内の射出側のFナンバーは上記の如くFno主=87.2、偏向点Pから被走査面8までの距離はL=173.36(mm)である。
そこで本実施例では条件式(2)を満足する範囲内に折り返しミラー9を偏向点Pから測って
Xi<L−0.77・Fno主=106.2(mm)
なる範囲内に配置している。本実施例では上記の如くX1=101.2(mm)である。
上記条件式(2)の導出は次のように行っている。
キズやゴミなどで遮光される折り返しミラー上での面積が、該折り返しミラーの位置でのビーム面積の1%以下となるためには、ビーム面積が0.004(mm)×100=0.4(mm)以上であればよい。
偏向点から折り返しミラーまでの距離と、該折り返しミラーから被走査面までの距離の比を(1−m):mとするとき、被走査面から測った折り返しミラーまでの距離はmLとなる。折り返しミラーの位置でのビーム面積S´は
S´=(mL/Fno主)×(mL/Fno副)×π/4 ・・・(A)
となる。
また通常、主走査方向及び副走査方向のスポット径は主走査方向に小さい楕円形状をしており、その比率を6対7とすると、副走査断面内での射出側のFナンバー(Fno副)は、Fno副=1.166・Fno主となる。上記関係式(A)=0.4(mm)をmについて解くと、
m=0.77・Fno主(mm)/L
となる。
よって偏向点から測った折り返しミラーまでの距離Xi(i=1,2,‥‥n)(mm)を
Xi<L−mL=L−0.77・Fno主(mm)
なる条件を満足する範囲内に折り返しミラーを配置すれば、1枚の折り返しミラーに付着したゴミやキズなどによる光量低下を1%に抑えることができ、また複数の折り返しミラーを用いても、画像スジなどの画質劣化を防止することが可能となる。
上記条件式(2)の数値範囲を越えた領域に折り返しミラーを配置すると、該折り返しミラーについたキズやゴミ等の管理を厳しくしなければならず、折り返しミラーの選別などのコストアップになってしまうので良くない。また飛散してくるトナーなどが折り返しミラーの表面に堆積しないような対策を施す必要も生じ、こちらもコストアップにつながってしまうので良くない。
このように本実施例では上述した如く条件式(1)、さらには条件式(2)を満足させ、光束のビーム幅が極端に細くなる感光ドラム面8近傍には折り返しミラーを配置せず、光偏向器5と感光ドラム面8との間に配置される折り返しミラーの数を極力減らすことにより(望ましくは3枚以下が良い。)、ゴミ、キズ、トナーが原因となって発生する画像スジや濃度ムラなどの画像不良を改善することができる。
図3は本発明の実施例2の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)、図4は本発明の実施例2の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。図3、図4において図1、図2に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において前述の実施例1と異なる点は、入射光学系をオーバーフィルド走査光学系(OFS)より構成した点、反射手段を3枚の折り返しミラー91,92,93より構成した点である。その他の構成及び光学的作用は実施例1と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
即ち、本実施例では光源手段1から出射した光束を光偏向器5の偏向面に該偏向面の主走査方向の幅より広い状態で入射させ、光偏向器5の偏向面以上の領域を入射光束がカバーできるように構成している。さらに本実施例では光源手段1から出射した光束を主走査断面内において光偏向器5の偏向角の略中央から入射させ(正面入射)、且つ副走査断面内において該光偏向器5の回転軸と直交する面に対して所定の角度をなすように、該光偏向器5の偏向面5aに入射させている(斜入射光学系)。91,92,93は各々反射手段としての第1、第2、第3の折り返しミラーであり、光路を折り曲げている。
また本実施例では走査光学系67の副走査方向の結像倍率をβとするとき
0.5<|β| ・・・(3)
なる条件を満足するように設定している。本実施例では結像倍率βを0.52としている。
図5(A),(B)は各々副走査方向の結像倍率βと副走査方向の光束の光束幅との関係を模式的に表した要部断面図であり、同図(A)は|β|<0.5の場合、同図(B)は|β|>0.5の場合を示している。同図(A),(B)において図3に示した要素と同一要素には同符番を付している。
同図(A),(B)より同じ位置に折り返しミラー9を配置した場合、副走査倍率|β|が大きい光学系の方が副走査方向の光束幅が広く、光束幅が広い領域も多いことがわかる。
また一般的にオーバーフィルド走査光学系はアンダーフィルド走査光学系(UFS)に比べて偏向点から被走査面までの距離が長いため、折り返しミラーで複数回光路を折り曲げることによって各光学部品を画像形成装置内にコンパクトに収めている。よって折り返しミラーの数が多いオーバーフィルド走査光学系で、特に副走査倍率|β|が小さい場合は、ゴミ・キズ・トナーなどの影響が敏感に画像スジとして現れてしまう。
そこで本実施例では上記の如く副走査倍率|β|を0.5<|β|とすることにより光束幅が広い領域を多く作り、折り返しミラーの数が多くても画像スジが現われ難い光走査装置を達成している。
ここで本実施例における光学配置及び面形状を表2に示す。
本実施例では走査光学系67をガラス製の球面レンズ6、ガラス製のシリンダーレンズ7、そしてプラスチック製のトーリックレンズ10の3枚のレンズで構成しており、副走査方向に0.8度の角度を持った光源手段からの光束がガラス製のシリンダーレンズ7とガラス製の球面レンズ6を通過してポリゴンミラーの偏向面に入射する、ダブルパス構成の斜入射光学系を採用している。尚、トーリックレンズ10の面形状は前述の実施例1に示した非球面式を用いている。
本実施例では光源手段1として発振波長λ=405nmの短波長光源を用い、有効走査領域全域において主走査断面内のスポット径が53μm、副走査断面内のスポット径が70μmとなるようにしている。
本実施例では折り返しミラーの数をn(n=3)、走査光学系67の光軸上を通過する光束の該折り返しミラーの反射面上での各々のビーム面積のうち、最小値をSmin(mm)とするとき、
(0.004(mm)/Smin)×n<0.03 ‥‥(1)
なる条件を満足するようにしている。
本実施例では第1、第2、第3の折り返しミラー91,92,93を条件式(2)を満足する位置に各々配置しており、その位置(反射面上)での走査光学系67の光軸上を通過する光束のビーム面積のうち、最小値Sminが、
Smin=0.4268×0.3214×π=0.43(mm
であるので、
(0.004/0.43)×3=0.028<0.03
となる。これは上記条件式(1)を満足しており、これによりゴミ、キズ等はもちろんのこと、トナーなどの微小な粒子による画像劣化を防止することができる。
また本実施例では図4に示すように第1、第2、第3の3枚の折返しミラー91,92,93を光偏向器5と感光ドラム8との間の光路内に各々配置して光路の取り回しの自由度を高めている。
本実施例ではこの第1、第2、第3の3枚の折返しミラー91,92,93のうち、第1、第2の2枚の折返しミラー91,92を、走査光学系67内で副走査方向に最もパワーの強いトーリックレンズ10よりも、ポリゴンミラー5側に配置している。これにより主走査方向及び副走査方向ともに光束が太い領域で折り曲げられるようにしている。
本実施例の走査光学系67の主走査断面内の射出側のFナンバーはFno主=91.74と非常に暗い光学系であるが、本実施例では第1、第2、第3の折返しミラー91,92,93を各々
Xi<L−0.77・Fno主(mm)=396.6(mm) ‥‥(2)
なる条件を満足する範囲内に配置することによって、ゴミ、キズの影響を受けない常に良好なる画像が得られるようにしている。
本実施例では偏向点Pから被走査面8までの距離LがL=467.24(mm)であり、偏向点Pから測った第1、第2、第3の折返しミラー91,92,93までの各々の距離X1,X2,X3は
X1=204.0(mm)、 X2=228.8(mm)、 X3=388.2(mm)
である。これらの値は上記条件式(2)を満足している。
図6は本発明の実施例3の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)、図7は本発明の実施例3の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。図6、図7において図1、図2に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において前述の実施例1と異なる点は、主走査断面内のスポットサイズを30μm、副走査断面内のスポットサイズを35μmとなるように開口絞り82の絞り径を形成した点、反射手段を2枚の折り返しミラー91,92より構成した点である。その他の構成及び光学的作用は実施例1と略同用であり、これにより同様な効果を得ている。
即ち、同図において82は開口絞りであり、主走査断面内のスポットサイズが30μm、副走査断面内のスポットサイズが35μmとなるように絞り径を形成している。91,92は各々反射手段としての第1、第2の折り返しミラーであり、光路を折り曲げている。
本実施例において走査光束自体は前記図15に示す従来例(赤外レーザーでスポットサイズが60μm×70μm)とほぼ同じサイズであるが、光源手段の発振波長が短波長化(λ=405(nm))したことにより、折り返しミラーの表面に付着するトナーなどの数μmレベルの汚れによる走査光の散乱の程度が悪化している。
そこで本実施例では前述の実施例1と同様に折り返しミラーの数をn(n=2)、走査光学系67の光軸上を通過する光束の該折り返しミラーの反射面上での各々のビーム面積のうち、最小値をSmin(mm)とするとき、
(0.004(mm)/Smin)×n<0.03 ‥‥(1)
なる条件を満足するようにしている。
本実施例では第1、第2の折り返しミラー91,92を条件式(2)を満足する位置に各々配置しており、その位置(反射面上)での走査光学系67の光軸上を通過する光束のビーム面積のうち、最小値Sminが、
Smin=0.4900×0.4231×π=0.65(mm
であるので、
(0.004/0.65)×2=0.0123<0.03
となる。これは上記条件式(1)を満足しており、これによりゴミ、キズ等はもちろんのこと、トナーなどの微小な粒子による画像劣化を防止することができる。
本実施例の走査光学系67の主走査断面内の射出側のFナンバーはFno主=43.6である。本実施例では第1、第2の折返しミラー91,92を各々
Xi<L−0.77・Fno主(mm)=139.8(mm) ‥‥(2)
なる条件を満足する範囲内に配置することによって、ゴミ、キズの影響を受けない常に良好なる画像が得られるようにしている。
本実施例では偏向点Pから被走査面8までの距離LがL=173.36(mm)であり、偏向点Pから測った第1、第2の折返しミラー91,92までの各々の距離X1,X2は
X1=90(mm) X2=130(mm)
である。これらの値は上記条件式(2)を満足している。
尚、実施例1,3では走査光学系67を2枚のレンズより、また実施例2では3枚のレンズより構成したが、これに限らず、例えば単一、もしくは4枚以上のレンズより構成しても良い。また走査光学系67を回折光学素子を含ませて構成しても良い。また各実施例を複数の発光部を有するマルチビーム光走査装置に適用しても良い。
[画像形成装置]
図8は、本発明の画像形成装置の実施形態を示す副走査方向の要部断面図である。図において、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117からコードデータDcが入力する。このコードデータDcは、装置内のプリンタコントローラ111によって、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画像データDiは、実施例2に示した構成を有する光走査ユニット100に入力される。そして、この光走査ユニット100からは、画像データDiに応じて変調された光ビーム103が出射され、この光ビーム103によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走査される。
静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム101は、モータ115によって時計廻りに回転させられる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交する副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方には、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ102が表面に当接するように設けられている。そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラム101の表面に、前記光走査ユニット100によって走査される光ビーム103が照射されるようになっている。
先に説明したように、光ビーム103は、画像データDiに基づいて変調されており、この光ビーム103を照射することによって感光ドラム101の表面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するように配設された現像器107によってトナー像として現像される。
現像器107によって現像されたトナー像は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対向するように配設された転写ローラ108によって被転写材たる用紙112上に転写される。用紙112は感光ドラム101の前方(図8において右側)の用紙カセット109内に収納されているが、手差しでも給紙が可能である。用紙カセット109端部には、給紙ローラ110が配設されており、用紙カセット109内の用紙112を搬送路へ送り込む。
以上のようにして、未定着トナー像を転写された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図8において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加圧ローラ114とで構成されており、転写部から搬送されてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ114の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ローラ113の後方には排紙ローラ116が配設されており、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せしめる。
図8においては図示していないが、プリントコントローラ111は、先に説明したデータの変換だけでなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部や、後述する光走査ユニット内のポリゴンモータなどの制御を行う。
[カラー画像形成装置]
図9は本発明の実施態様のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施形態は、光走査装置を4個並べ各々並行して像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図9において、60はカラー画像形成装置、11,12,13,14は各々実施例2に示した構成を有する光走査装置、21,22,23,24は各々像担持体としての感光ドラム、31,32,33,34は各々現像器、51は搬送ベルトである。
図9において、カラー画像形成装置60には、パーソナルコンピュータ等の外部機器52からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ53によって、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。これらの画像データは、それぞれ光走査装置11,12,13,14に入力される。そして、これらの光走査装置からは、各画像データに応じて変調された光ビーム41,42,43,44が出射され、これらの光ビームによって感光ドラム21,22,23,24の感光面が主走査方向に走査される。
本実施態様におけるカラー画像形成装置は光走査装置(11,12,13,14)を4個並べ、各々がC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各色に対応し、各々平行して感光ドラム21,22,23,24面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
本実施態様におけるカラー画像形成装置は上述の如く4つの光走査装置11,12,13,14により各々の画像データに基づいた光ビームを用いて各色の潜像を各々対応する感光ドラム21,22,23,24面上に形成している。その後、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。
前記外部機器52としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置60とで、カラーデジタル複写機が構成される。
本発明の実施例1の主走査断面図 本発明の実施例1の副走査断面図 本発明の実施例2の主走査断面図 本発明の実施例2の副走査断面図 本発明の実施例2の副走査倍率と光束幅の関係を説明する図 本発明の実施例3の主走査断面図 本発明の実施例3の副走査断面図 本発明の画像形成装置の実施形態を示す副走査断面図 本発明の実施態様のカラー画像形成装置の要部概略図 従来の光走査装置の要部概略図 従来の画像形成装置の副走査断面図 従来の画像形成装置の副走査断面図 従来の画像形成装置の副走査断面図 従来の画像形成装置の副走査断面図 赤外レーザーを用いた光走査装置の主走査断面図 青紫色レーザーを用いた光走査装置の主走査断面図 赤外レーザーを用いた光走査装置の深度曲線を示す図 青紫色レーザーを用いた光走査装置の深度曲線を示す図 ミラーに付いたゴミ・キズ・トナーの例を示す図 画像スジ、濃度ムラの例を示す図
符号の説明
1 光源手段
2 開口絞り
3 光束変換素子(コリメーターレンズ)
4 シリンドリカルレンズ
5 偏向手段(ポリゴンミラー)
6 第1の走査レンズ(fθレンズ)
7 第2の走査レンズ(fθレンズ)
67 第2の光学系(走査光学系)
8 被走査面(感光ドラム面)
9.91.92.93 折り返しミラー
11、12、13、14 光走査装置
21、22、23、24 像担持体(感光ドラム)
31、32、33、34 現像器
41、42、43、44 光ビーム
51 搬送ベルト
52 外部機器
53 プリンタコントローラ
60 カラー画像形成装置
100 光走査装置
101 感光ドラム
102 帯電ローラ
103 光ビーム
104 画像形成装置
107 現像装置
108 転写ローラ
109 用紙カセット
110 給紙ローラ
111 プリンタコントローラ
112 転写材(用紙)
113 定着ローラ
114 加圧ローラ
115 モータ
116 排紙ローラ
117 外部機器

Claims (15)

  1. 光源手段から出射した光束を偏向手段に導光する第1の光学系と、
    該第1の光学系からの光束を反射偏向する偏向手段と、
    該偏向手段で反射偏向された光束をn枚(nは1以上の整数)の反射部材を有する反射手段を介して被走査面上に導光する第2の光学系と、
    を具備する光走査装置において、
    該第2の光学系の主走査断面内の射出側のFナンバーをFno主、
    該第2の光学系の光軸上を通過する光束が該n枚の反射部材で反射するときの反射面上でのビーム面積のうち、最小値をSmin(mm)とするとき、
    70<Fno主
    (0.004(mm)/Smin)×n<0.03
    なる条件を満足することを特徴とする光走査装置。
  2. 前記偏向手段により反射偏向される光束の偏向点から前記被走査面までの距離をL(mm)、該偏向点から前記n枚の反射部材までの距離を各々Xi(i=1,2,‥‥n)(mm)とするとき、該n枚の反射部材は
    Xi<L−0.77・Fno主(mm)
    なる条件を満足する位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記第2の光学系の副走査方向の結像倍率をβとするとき
    0.5<|β|
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記n枚の反射部材のうち、少なくとも1枚の反射部材は、前記第2の光学系内のうち副走査方向のパワーが最も強い光学素子よりも、前記偏向手段側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
  5. 前記光源手段から発せられる光束の主波長は500nm以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の光走査装置。
  6. 光源手段から発せられた光束を偏向手段に導光する第1の光学系と、
    該第1の光学系からの光束を反射偏向する偏向手段と、
    該偏向手段で反射偏向された光束をn枚(nは1以上の整数)の反射部材を有する反射手段を介して被走査面上に導光する第2の光学系と、
    を具備する光走査装置において、
    該光源手段から発せられる光束の主波長は500nm以下であり、
    該第2の光学系の光軸上を通過する光束が該n枚の反射部材で反射するときの反射面上でのビーム面積のうち、最小値をSmin(mm)とするとき、
    (0.004(mm)/Smin)×n<0.03
    なる条件を満足することを特徴とする光走査装置。
  7. 前記第2の光学系の主走査断面内の射出側のFナンバーをFno主、前記偏向手段により反射偏向される光束の偏向点から前記被走査面までの距離をL(mm)、該偏向点から前記n枚の反射部材までの距離を各々Xi(i=1,2,‥‥n)(mm)とするとき、該n枚の反射部材は
    Xi<L−0.77・Fno主(mm)
    なる条件を満足する位置に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の光走査装置。
  8. 前記第2の光学系の副走査方向の結像倍率をβとするとき
    0.5<|β|
    なる条件を満足することを特徴とする請求項6又は7に記載の光走査装置。
  9. 前記n枚の反射部材のうち、少なくとも1枚の反射部材は、前記第2の光学系内のうち副走査方向のパワーが最も強い光学素子よりも、前記偏向手段側に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の光走査装置。
  10. 前記反射部材は、折り返しミラーであることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の光走査装置。
  11. 前記光源手段から発せられた光束は前記偏向手段の偏向面に該偏向面の主走査方向の幅より広い状態で入射していることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の光走査装置。
  12. 請求項1乃至11の何れか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1乃至11の何れか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴とする画像形成装置。
  14. 各々が請求項1乃至11の何れか1項に記載の光走査装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  15. 外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々の光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴とする請求項14記載のカラー画像形成装置。
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