JP5164695B2 - 内燃機関及びその動弁機構 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関及びその動弁機構に関し、特に、一端部がピボット部で揺動自在に支持され、他端部がバルブの軸先端部に係合するロッカアームを備え、カムの回転運動に伴ってロッカアームが揺動してバルブをその軸線方向に駆動する内燃機関及びその動弁機構に関する。
ロッカアーム式動弁機構においては、ロッカアームの一端部がピボット部で揺動自在に支持され、ロッカアームの他端部がバルブの軸先端部に係合し、ロッカアームの中間部にはローラが回転自在に支持され、カムの外周面がローラの外周面に当接している。カムの回転運動に伴って、ローラが回転しながら略上下方向に移動し、ロッカアームがピボット部を支点として揺動することで、バルブがその軸線方向に駆動されて開閉する。ピボット部においては、ロッカアームの揺動運動の際に、ロッカアームの一端部に設けられた揺動部材の接触面がロッカアームの一端部を支持する受け部材の接触面に対して摺動し、揺動部材の接触面と受け部材の接触面との間には潤滑油が供給される。揺動部材の接触面と受け部材の接触面との接触は、面圧が高く摺動速度が遅いため、これらの接触面間に形成される油膜の厚さはきわめて薄くなる。
特開2004−183589号公報 特開2004−35737号公報 特開2007−169640号公報 特開昭61−38257号公報 山本英継他、「ディーゼルエンジンオイル中のすすの硬さに関する研究」、日本機械学会 年次大会講演論文集、2003年8月5日、Vol.2003,No.3
内燃機関においては、潤滑油に異物が混入することがある。例えば圧縮自着火式内燃機関(ディーゼルエンジン)においては、燃焼に伴って発生するカーボンスーツが潤滑油に混入する。カーボンスーツは一次粒子径が数十nm程度(例えば特許文献2,3参照)であり、これらが凝集して油中に存在する。エンジンの運転時間が増えるにつれて潤滑油に混入するカーボンスーツの割合が増加し、混入割合が増加するとともに凝集体が摩耗に対して有害なサイズに成長する。このカーボンスーツは非常に硬くて研削性があるため、上記のロッカアーム式動弁機構において、接触面圧の高い滑り運動をする揺動部材の接触面と受け部材の接触面との間に有害なサイズのカーボンスーツの凝集体が介在すると、定常摩耗に比べて摩耗速度の速い異常摩耗が発生し、耐久性が損なわれる場合がある。
特許文献1には、この異常摩耗を回避するために、摺動面の表面硬さを材質と熱処理で向上させることで、耐摩耗性と耐久性の確保を図る技術が提案されている。しかし、カーボンスーツの硬さはビッカース硬度でHv1500以上(例えば非特許文献1参照)と報告されており、材質や熱処理等で摺動面の表面を硬くする方法は、摩耗速度の低減には効果があるものの、異常摩耗の防止に対しては充分な効果が得られない。
本発明は、ロッカアームの一端部を揺動自在に支持するピボット部の摺動面に異常摩耗が発生するのを防止することができる内燃機関及びその動弁機構を提供することを目的とする。
本発明に係る内燃機関及びその動弁機構は、上述した目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係る内燃機関の動弁機構は、一端部がピボット部で揺動自在に支持され、他端部がバルブの軸先端部に係合するロッカアームを有し、カムの回転運動に伴ってロッカアームが揺動してバルブをその軸線方向に駆動する内燃機関の動弁機構であって、ピボット部においては、ロッカアームの一端部に設けられた揺動部材の接触面がロッカアームの一端部を支持する受け部材の接触面に対して摺動し、揺動部材の接触面上及び受け部材の接触面上の少なくとも一方に、これらの接触面よりも低い硬さのなじみ促進層が設けられており、なじみ促進層の硬さがビッカース硬度でHv300以上であることを要旨とする。
本発明の一態様では、なじみ促進層の硬さがビッカース硬度でHv300以上且つHv500以下であることが好適である。本発明の一態様では、前記内燃機関が圧縮自着火式内燃機関であることが好適である。
また、本発明の参考例に係る圧縮自着火式内燃機関の動弁機構は、一端部がピボット部で揺動自在に支持され、他端部がバルブの軸先端部に係合するロッカアームを有し、カムの回転運動に伴ってロッカアームが揺動してバルブをその軸線方向に駆動する圧縮自着火式内燃機関の動弁機構であって、ピボット部においては、ロッカアームの一端部に設けられた揺動部材の接触面がロッカアームの一端部を支持する受け部材の接触面に対して摺動し、揺動部材の接触面及び受け部材の接触面の少なくとも一方の表面粗さがRz0.4μm以下であることを要旨とする。
また、本発明に係る内燃機関は、本発明に係る動弁機構を備えることを要旨とする。
本発明によれば、揺動部材の接触面と受け部材の接触面との間の隙間を狭くすることができ、潤滑油に混入する異物がこの隙間に侵入するのを防止することができる。その結果、揺動部材の接触面及び受け部材の接触面に異常摩耗が発生するのを防止することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下実施形態という)を図面に従って説明する。
「実施形態1」
図1,2は、本発明の実施形態1に係る内燃機関の動弁機構の概略構成を示す図であり、ロッカアーム式動弁機構を示す。図1では、動弁機構を備える内燃機関の具体的構成の図示を省略しているが、例えば圧縮自着火式内燃機関(ディーゼルエンジン)等、公知の構成で実現可能である。ロッカアーム3の一端部はピボット部5で揺動自在に支持されており、ロッカアーム3の他端部8はバルブ9の軸先端部に冠着されたキャップ11に係合している。ロッカアーム3の中央部にはローラ4が回転自在に支持されており、カム2の外周面(カム面)がローラ4の外周面に当接している。ここでのバルブ9及びカム2は、それぞれ吸気弁及び吸気カムであってもよいし、排気弁及び排気カムであってもよい。
ピボット部5においては、ロッカアーム3の一端部に揺動部材10が設けられており、ロッカアーム3の一端部(揺動部材10)を支持し且つカム2とローラ4間の隙間を調整する受け部材として油圧式アジャスタ部材14がその下部をシリンダヘッド1に挿入して固定されている。図2では、ロッカアーム3と油圧式アジャスタ部材14とを分けて図示している。揺動部材10には、油圧式アジャスタ部材14と接触する接触面として球状凹曲面10cが油圧式アジャスタ部材14側へ向けて形成されている。油圧式アジャスタ部材14の先端部には、揺動部材10の球状凹曲面10cと接触する接触面として球状凸曲面14cが球状凹曲面10cと対向して形成されている。揺動部材10(球状凹曲面10c)及び油圧式アジャスタ部材14(球状凸曲面14c)の材質としては、例えば炭素鋼または合金鋼を用いることができ、焼き入れ焼き戻し等の熱処理により、球状凹曲面10c及び球状凸曲面14cの表面硬さを例えばビッカース硬度でHv650以上にすることができる。揺動部材10の球状凹曲面10c及び油圧式アジャスタ部材14の球状凸曲面14cは、エンジン運転前の初期状態(摩耗前の状態)では所定の表面粗さに加工されている。例えば、球状凹曲面10c及び球状凸曲面14cの表面粗さを、十点平均粗さでRz3μm程度に設計することができる。揺動部材10の球状凹曲面10cと油圧式アジャスタ部材14の球状凸曲面14cとの間には潤滑油が供給される。
動弁機構を備える内燃機関の運転時には、カム2の回転運動に伴って、ローラ4が回転しながら図1の略上下方向に移動し、ロッカアーム3がピボット部5を支点として揺動する。このロッカアーム3の揺動運動により、バルブ9がその軸線方向に駆動されて開閉する。ロッカアーム3の揺動運動の際には、揺動部材10の球状凹曲面10cが油圧式アジャスタ部材14の球状凸曲面14cに対し摺動する。
本実施形態では、図2に示すように、揺動部材10の球状凹曲面10c上には、なじみ促進表面層13が形成されており、ロッカアーム3の揺動運動の際には、なじみ促進表面層13が油圧式アジャスタ部材14の球状凸曲面14cに対し摺動する。ここでのなじみ促進表面層13の表面硬さは、揺動部材10の球状凹曲面10cの表面硬さ及び油圧式アジャスタ部材14の球状凸曲面14cの表面硬さよりも低い。そのため、ロッカアーム3の揺動運動の際に球状凸曲面14cに対するなじみ促進表面層13の摺動が繰り返されると、図3に示すように、主になじみ促進表面層13が摩耗(初期摩耗)し、初期摩耗後(なじみ後)においては、なじみ促進表面層13の摩耗量が球状凸曲面14cの摩耗量よりも大きくなる。ここで、図3は、なじみ促進表面層13及び球状凸曲面14cの表面粗さを考慮した拡大図を示し、図3(A)はなじみ前の状態を示し、図3(B)はなじみ後の状態を示す。その結果、初期摩耗後(なじみ後)においては、主になじみ促進表面層13の表面粗さが初期状態と比べて小さくなることで、なじみ促進表面層13(球状凹曲面10c)と球状凸曲面14cとの接触面積が初期状態と比べて増大し、なじみ促進表面層13と球状凸曲面14cとの間の隙間が初期状態と比べて小さくなる。なお、なじみ促進表面層13は、例えば厚さ約20μm程度の薄膜により形成することができ、初期状態でのなじみ促進表面層13の表面粗さは、初期状態での球状凹曲面10cの表面粗さとほぼ同等である。また、なじみ促進表面層13については、例えば、ニッケルめっきにより形成することもできるし、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)分散ニッケルめっきや鉄めっきにより形成することもできるし、あるいは、それ以外の材料を用いて形成することもできる。
例えば圧縮自着火式内燃機関(ディーゼルエンジン)においては、燃焼に伴って発生するカーボンスーツ(異物)が潤滑油に混入する。潤滑油に混入するカーボンスーツの割合はエンジンの運転時間が増えるにつれて増加し、混入割合が増加するとともにカーボンスーツの凝集体が成長する。なじみ促進表面層13が設けられていない場合は、球状凹曲面10cと球状凸曲面14cが高い接触面圧で滑り運動するために、一般的に表面硬さを高くして耐摩耗性を確保するので、球状凹曲面10cと球状凸曲面14cがなじむ(初期摩耗する)までに長い時間が必要になる。そして、高い接触面圧で滑り運動する球状凹曲面10cと球状凸曲面14cとの間には、表面粗さ、形状公差、油膜で僅かな隙間が存在しており、隙間が広いほど大きなカーボンスーツの凝集体が入り込む可能性が高くなる。図4の表面粗さを考慮した球状凹曲面10c及び球状凸曲面14cの拡大図に示すように、大きなカーボンスーツの凝集体15が球状凹曲面10cと球状凸曲面14cとの間に入り込むと、滑り運動の際の隙間変化によりカーボンスーツの凝集体15を噛み込み、面圧が高いため噛み込みが深くなる。カーボンスーツは非常に硬くて研削性があるため、カーボンスーツの凝集体15が深く噛み込むと、定常摩耗に比べて摩耗速度の速い異常摩耗が球状凹曲面10c及び球状凸曲面14cに発生する場合がある。
これに対して本実施形態では、カーボンスーツの凝集体15(潤滑油に混入する異物)が有害なサイズに成長する前に、なじみ促進表面層13のなじみ(初期摩耗)が促進されてその表面粗さが小さくなり、摺動するなじみ促進表面層13(球状凹曲面10c)と球状凸曲面14cとの間の隙間を狭くすることができる。そのため、有害なサイズのカーボンスーツの凝集体15が生成されても、なじみ促進表面層13と球状凸曲面14cとの間の隙間に侵入するのを防ぐことができる。さらに、仮に有害なサイズのカーボンスーツの凝集体15がなじみ促進表面層13(球状凹曲面10c)と球状凸曲面14cとの間の隙間に入り込んだ場合でも、図5の表面粗さを考慮したなじみ促進表面層13及び球状凸曲面14cの拡大図に示すように、表面粗さの大きい球状凸曲面14c側の窪み部にカーボンスーツの凝集体15が収納されるので、表面粗さの小さいなじみ促進表面層13(球状凹曲面10c)との間で噛み込む可能性が極めて低い。したがって、本実施形態によれば、球状凹曲面10c及び球状凸曲面14cに異常摩耗が発生するのを防止することができ、球状凹曲面10c及び球状凸曲面14cの耐久性を向上させることができる。なお、なじみ促進表面層13は下地の部材(揺動部材10)に比べて硬さが低いため摩耗速度が比較的速いが、球状凸曲面14cとの摺動面がなじみ促進表面層13から下地の揺動部材10へなじみ状態を維持したまま移行することにより、耐異常摩耗を継続することができ、下地の硬さの硬い揺動部材10が摺動面になれば、定常摩耗に対しても摩耗速度を遅くすることができる。また、なじみ促進表面層13の厚さについては、上記の約20μmに限るものではなく、摺動面が下地の部材に移行するのに必要な厚さであればよい。
本実施形態では、図6に示すように、油圧式アジャスタ部材14の球状凸曲面14c上になじみ促進表面層13を形成することもできる。図6でも、ロッカアーム3と油圧式アジャスタ部材14とを分けて図示している。図6に示す構成例においても、カーボンスーツの凝集体15が有害なサイズに成長する前に、なじみ促進表面層13のなじみ(初期摩耗)が促進され、なじみ促進表面層13(球状凸曲面14c)と球状凹曲面10cとの間の隙間を狭くすることができる。そのため、有害なサイズのカーボンスーツの凝集体15が生成されても、なじみ促進表面層13と球状凹曲面10cとの間の隙間に侵入するのを防ぎ、球状凹曲面10c及び球状凸曲面14cに異常摩耗が発生するのを防止することができる。
また、本実施形態では、揺動部材10の球状凹曲面10c上及び油圧式アジャスタ部材14の球状凸曲面14c上の両方になじみ促進表面層13を形成することもできる。この構成例においても、カーボンスーツの凝集体15が有害なサイズに成長する前に、なじみ促進表面層13のなじみ(初期摩耗)が促進され、球状凹曲面10cと球状凸曲面14cとの間の隙間を狭くすることができるので、この隙間にカーボンスーツの凝集体15が侵入するのを防ぐことができる。なお、球状凹曲面10c上及び球状凸曲面14c上の両方になじみ促進表面層13を形成する場合は、いずれか一方のなじみ促進表面層13のなじみをより促進させて表面粗さを小さくするために、球状凹曲面10c上のなじみ促進表面層13と球状凸曲面14c上のなじみ促進表面層13とで、表面硬さを異ならせることが好ましい。
次に、本願発明者が行った実験結果について説明する。揺動部材10の球状凹曲面10c上または油圧式アジャスタ部材(HLA)14の球状凸曲面14c上になじみ促進表面層13が形成された動弁機構を備える内燃機関(ディーゼルエンジン)を連続運転し、その後、球状凹曲面10c及び球状凸曲面14cに異常摩耗が発生したか否かを調べる耐久試験を行った。その実験結果を下表に示す。実験の際には、揺動部材10(球状凹曲面10c)及び油圧式アジャスタ部材14(球状凸曲面14c)の材質を合金鋼とし、その表面硬さをビッカース硬度でHv650とし、エンジン運転前における球状凹曲面10c及び球状凸曲面14cの表面粗さを十点平均粗さでRz3μmとした。そして、なじみ促進表面層13については、1)クロメートめっきにより形成し、その表面硬さがビッカース硬度でHv100の場合、2)ニッケルめっきにより形成し、その表面硬さがビッカース硬度でHv300の場合、3)ニッケルめっきにより形成し、その表面硬さがビッカース硬度でHv500の場合、4)PTFE分散ニッケルめっきにより形成し、その表面硬さがビッカース硬度でHv300の場合、5)PTFE分散ニッケルめっきにより形成し、その表面硬さがビッカース硬度でHv500の場合、の5通りの仕様に対して実験を行った。また、内燃機関の運転条件については、エンジン回転数を3600rpm、エンジン運転時間を100時間とし、潤滑油中のカーボンスーツ割合が増加する特別な燃料噴射条件で実施した。
Figure 0005164695
2)なじみ促進表面層13がニッケルめっきで表面硬さがHv300の場合、3)なじみ促進表面層13がニッケルめっきで表面硬さがHv500の場合、4)なじみ促進表面層13がPTFE分散ニッケルめっきで表面硬さがHv300の場合、5)なじみ促進表面層13がPTFE分散ニッケルめっきで表面硬さがHv500の場合は、エンジン運転後(耐久試験後)において、なじみ促進表面層13が形成された面の表面粗さは、十点平均粗さでRz0.2〜0.4μm程度まで減少し、なじみ促進表面層13が形成されていない面の表面粗さは、十点平均粗さでRz3μm(エンジン運転前の初期状態)からRz0.4μm以下に減少した。つまり、上表に示すように、2)〜5)の場合は、エンジン運転後において、球状凹曲面10c及び球状凸曲面14cに異常摩耗は発生しなかった。ただし、1)なじみ促進表面層13がクロメートめっきで表面硬さがHv100の場合は、エンジン運転後において、なじみ促進表面層13が形成された面及びなじみ促進表面層13が形成されていない面の表面粗さは、十点平均粗さでRz10μm程度まで増大した。この実験結果を考慮すると、なじみ促進表面層13の表面硬さが低すぎると、異常摩耗の防止効果が減少すると考えられる。そのため、本実施形態において、異常摩耗の防止効果を向上させるためには、上記の実験結果から、なじみ促進表面層13の表面硬さがビッカース硬度でHv300以上であることが好ましい。さらに、なじみ促進表面層13の表面硬さがビッカース硬度でHv300以上且つHv500以下であることが好ましい。
「実施形態2」
図7は、本発明の実施形態2に係る内燃機関の動弁機構の概略構成を示す図であり、ロッカアーム式動弁機構を示す。図7でも、ロッカアーム3と油圧式アジャスタ部材14とを分けて図示している。以下の実施形態2の説明では、実施形態1と同様の構成または対応する構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態では、揺動部材10の球状凹曲面10cの表面粗さをエンジン運転前の初期状態から小さくすることで、揺動部材10の球状凹曲面10cと油圧式アジャスタ部材14の球状凸曲面14cとの間の隙間を初期状態から狭くして、この隙間に有害なサイズのカーボンスーツの凝集体15が侵入するのを防止する。そのために、エンジン運転前の初期状態において、揺動部材10の球状凹曲面10cの表面粗さが十点平均粗さでRz0.4以下に設計されている。例えばラッピング加工により、球状凹曲面10cの加工を行うことができる。一方、油圧式アジャスタ部材14の球状凸曲面14cの表面粗さは、初期状態において、球状凹曲面10cの表面粗さよりも大きく設計されており、例えば十点平均粗さでRz3μm程度に設計されている。
ここで、本願発明者が行った実験結果について説明する。揺動部材10の球状凹曲面10cの表面粗さをそれぞれ異ならせた複数通りの動弁機構を対象として、内燃機関(ディーゼルエンジン)の連続運転後に揺動部材10の球状凹曲面10c及び油圧式アジャスタ部材(HLA)14の球状凸曲面14cに異常摩耗が発生したか否かを調べる耐久試験を行った。その実験結果を下表に示す。実験の際には、揺動部材10(球状凹曲面10c)及び油圧式アジャスタ部材14(球状凸曲面14c)の材質を合金鋼とし、その表面硬さをビッカース硬度でHv650とし、エンジン運転前における球状凸曲面14cの表面粗さを十点平均粗さでRz3μmとした。そして、エンジン運転前における球状凹曲面10cの表面粗さ(十点平均粗さ)については、1)Rz0.2μmの場合、2)Rz0.4μmの場合、3)Rz0.8μmの場合、4)Rz3μmの場合、5)Rz6μmの場合、の5通りの仕様に対して実験を行った。また、内燃機関の運転条件については、エンジン回転数を3600rpm、エンジン運転時間を100時間とし、潤滑油中のカーボンスーツ割合が増加する特別な燃料噴射条件で実施した。
Figure 0005164695
1)Rz0.2μmの場合は、エンジン運転後(耐久試験後)において、球状凹曲面10cの表面粗さはRz0.2μm(エンジン運転前の初期状態)がほぼ維持され、球状凸曲面14cの表面粗さはRz3μm(エンジン運転前の初期状態)からRz0.4μm以下に減少した。そして、2)Rz0.4μmの場合は、エンジン運転後において、球状凹曲面10cの表面粗さはRz0.2〜0.4μm程度であり、球状凸曲面14cの表面粗さはRz3μmからRz0.4μm以下に減少した。つまり、上表に示すように、1)、2)の場合は、エンジン運転後において、球状凹曲面10c及び球状凸曲面14cに異常摩耗は発生しなかった。ただし、3)Rz0.8μmの場合、4)Rz3μmの場合、5)Rz6μmの場合は、エンジン運転後において、球状凹曲面10c及び球状凸曲面14cの表面粗さはRz10μm程度まで増大し、異常摩耗が発生した。この実験結果から、本実施形態では、初期状態における球状凹曲面10cの表面粗さを十点平均粗さでRz0.4以下にして、カーボンスーツの凝集体15が有害なサイズに成長する前に、球状凹曲面10cと球状凸曲面14cとの間の隙間を狭くすることで、この隙間にカーボンスーツの凝集体15が侵入するのを防止することができる。さらに、仮に有害なサイズのカーボンスーツの凝集体15が球状凹曲面10cと球状凸曲面14cとの間の隙間に入り込んだ場合でも、表面粗さの大きい球状凸曲面14c側の窪み部にカーボンスーツの凝集体15が収納されるので、表面粗さの小さい球状凹曲面10cとの間で噛み込む可能性が極めて低い。したがって、本実施形態においても、球状凹曲面10c及び球状凸曲面14cに異常摩耗が発生するのを防止することができ、球状凹曲面10c及び球状凸曲面14cの耐久性を向上させることができる。
本実施形態では、エンジン運転前の初期状態において、油圧式アジャスタ部材14の球状凸曲面14cの表面粗さを十点平均粗さでRz0.4μm以下に設計するとともに、揺動部材10の球状凹曲面10cの表面粗さを球状凸曲面14cより大きくする(例えば十点平均粗さでRz3μm程度に設計する)こともできる。この構成例においても、カーボンスーツの凝集体15が有害なサイズに成長する前に、球状凹曲面10cと球状凸曲面14cとの間の隙間を狭くすることができ、この隙間にカーボンスーツの凝集体15が侵入するのを防ぎ、球状凹曲面10c及び球状凸曲面14cに異常摩耗が発生するのを防止することができる。なお、油圧式アジャスタ部材14の球状凸曲面14cの表面粗さを異ならせた場合でも、揺動部材10の球状凹曲面10cの表面粗さを異ならせた場合と同様の実験結果が得られた。すなわち、上表に示すように、球状凸曲面14cの表面粗さがRz0.2μm及びRz0.4μmの場合は異常摩耗が発生しなかったのに対して、球状凸曲面14cの表面粗さがRz0.8μm、Rz3μm、及びRz6μmの場合は異常摩耗が発生した。
また、本実施形態では、エンジン運転前の初期状態において、揺動部材10の球状凹曲面10cの表面粗さ、及び油圧式アジャスタ部材14の球状凸曲面14cの表面粗さの両方を十点平均粗さでRz0.4μm以下に設計することもできる。この構成例においても、カーボンスーツの凝集体15が有害なサイズに成長する前に、球状凹曲面10cと球状凸曲面14cとの間の隙間を狭くすることができ、この隙間にカーボンスーツの凝集体15が侵入するのを防ぎ、球状凹曲面10c及び球状凸曲面14cに異常摩耗が発生するのを防止することができる。
「実施形態3」
図8,9は、本発明の実施形態3に係る内燃機関の動弁機構の概略構成を示す図であり、ロッカアーム式動弁機構を示す。図8でも、動弁機構を備える内燃機関の具体的構成の図示を省略しているが、例えば圧縮自着火式内燃機関(ディーゼルエンジン)等、公知の構成で実現可能である。以下の実施形態3の説明では、実施形態1,2と同様の構成または対応する構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図8,9に示す構成のピボット部5においては、ロッカアーム3の一端部に機械式アジャスタ部材6が設けられており、ロッカアーム3の一端部(機械式アジャスタ部材6)を支持する受け部材7がシリンダヘッド1にねじで固定されている。図9では、ロッカアーム3と受け部材7とを分けて図示している。機械式アジャスタ部材6は、カム2とローラ4間の隙間調整及びロッカアーム3への固定を兼ねたねじ部6aと、受け部材7と接触する接触面として球状凸曲面6cが受け部材7側へ向けて形成された半球形状の揺動部材6bと、を含む。受け部材7には、機械式アジャスタ部材6の球状凸曲面6cと接触する接触面として球状凹曲面7cが球状凸曲面6cと対向して形成されている。機械式アジャスタ部材6(球状凸曲面6c)及び受け部材7(球状凹曲面7c)の材質としては、例えば炭素鋼または合金鋼を用いることができ、焼き入れ焼き戻し等の熱処理により、球状凸曲面6c及び球状凹曲面7cの表面硬さを例えばビッカース硬度でHv650以上にすることができる。機械式アジャスタ部材6の球状凸曲面6c及び受け部材7の球状凹曲面7cは、エンジン運転前の初期状態(摩耗前の状態)では所定の表面粗さに加工されている。例えば、球状凸曲面6c及び球状凹曲面7cの表面粗さを、十点平均粗さでRz3μm程度に設計することができる。機械式アジャスタ部材6の球状凸曲面6cと受け部材7の球状凹曲面7cとの間には潤滑油が供給される。
図8,9に示す構成でも、カム2の回転運動に伴って、ローラ4が回転しながら図の略上下方向に移動し、ロッカアーム3がピボット部5を支点として揺動する。このロッカアーム3の揺動運動により、バルブ9がその軸線方向に駆動されて開閉する。ロッカアーム3の揺動運動の際には、機械式アジャスタ部材6の球状凸曲面6cが受け部材7の球状凹曲面7cに対し摺動する。
本実施形態では、図9に示すように、機械式アジャスタ部材6の球状凸曲面6c上には、なじみ促進表面層13が形成されており、ロッカアーム3の揺動運動の際には、なじみ促進表面層13が受け部材7の球状凹曲面7cに対し摺動する。ここでのなじみ促進表面層13の表面硬さは、機械式アジャスタ部材6の球状凸曲面6cの表面硬さ及び受け部材7の球状凹曲面7cの表面硬さよりも低い。そのため、ロッカアーム3の揺動運動の際に球状凹曲面7cに対するなじみ促進表面層13の摺動が繰り返されると、主になじみ促進表面層13が摩耗(初期摩耗)し、初期摩耗後(なじみ後)においては、なじみ促進表面層13の摩耗量が球状凹曲面7cの摩耗量よりも大きくなる。その結果、初期摩耗後(なじみ後)においては、主になじみ促進表面層13の表面粗さが初期状態と比べて小さくなることで、なじみ促進表面層13と球状凹曲面7cとの間の隙間が初期状態と比べて小さくなる。
以上説明した本実施形態でも実施形態1と同様に、カーボンスーツの凝集体15が有害なサイズに成長する前に、なじみ促進表面層13のなじみ(初期摩耗)が促進されてその表面粗さが小さくなり、摺動するなじみ促進表面層13(球状凸曲面6c)と球状凹曲面7cとの間の隙間を狭くすることができる。したがって、有害なサイズのカーボンスーツの凝集体15が生成されても、なじみ促進表面層13と球状凹曲面7cとの間の隙間に侵入するのを防ぎ、球状凹曲面7c及び球状凸曲面6cに異常摩耗が発生するのを防止することができる。
本実施形態では、図10に示すように、受け部材7の球状凹曲面7c上になじみ促進表面層13を形成することもできる。図10でも、ロッカアーム3と受け部材7とを分けて図示している。図10に示す構成例においても、カーボンスーツの凝集体15が有害なサイズに成長する前に、なじみ促進表面層13のなじみ(初期摩耗)が促進され、なじみ促進表面層13(球状凹曲面7c)と球状凸曲面6cとの間の隙間を狭くすることができ、この隙間にカーボンスーツの凝集体15が侵入するのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、機械式アジャスタ部材6の球状凸曲面6c上及び受け部材7の球状凹曲面7c上の両方になじみ促進表面層13を形成することもできる。この構成例においても、カーボンスーツの凝集体15が有害なサイズに成長する前に、なじみ促進表面層13のなじみ(初期摩耗)が促進され、球状凸曲面6cと球状凹曲面7cとの間の隙間を狭くすることができ、この隙間にカーボンスーツの凝集体15が侵入するのを防ぐことができる。なお、球状凸曲面6c上及び球状凹曲面7c上の両方になじみ促進表面層13を形成する場合は、いずれか一方のなじみ促進表面層13のなじみをより促進させて表面粗さを小さくするために、球状凸曲面6c上のなじみ促進表面層13と球状凹曲面7c上のなじみ促進表面層13とで、表面硬さを異ならせることが好ましい。
「実施形態4」
図11は、本発明の実施形態4に係る内燃機関の動弁機構の概略構成を示す図であり、ロッカアーム式動弁機構を示す。図11でも、ロッカアーム3と受け部材7とを分けて図示している。以下の実施形態4の説明では、実施形態1〜3と同様の構成または対応する構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態では、エンジン運転前の初期状態において、機械式アジャスタ部材6の球状凸曲面6cの表面粗さが十点平均粗さでRz0.4以下に設計されている。一方、受け部材7の球状凹曲面7cの表面粗さは、初期状態において、球状凸曲面6cの表面粗さよりも大きく設計されており、例えば十点平均粗さでRz3μm程度に設計されている。
本実施形態でも実施形態2と同様に、カーボンスーツの凝集体15が有害なサイズに成長する前に、球状凸曲面6cと球状凹曲面7cとの間の隙間を狭くすることができ、この隙間にカーボンスーツの凝集体15が侵入するのを防止することができる。その結果、球状凸曲面6c及び球状凹曲面7cに異常摩耗が発生するのを防止することができる。
本実施形態では、エンジン運転前の初期状態において、受け部材7の球状凹曲面7cの表面粗さを十点平均粗さでRz0.4μm以下に設計するとともに、機械式アジャスタ部材6の球状凸曲面6cの表面粗さを球状凹曲面7cより大きくする(例えば十点平均粗さでRz3μm程度に設計する)こともできる。この構成例においても、カーボンスーツの凝集体15が有害なサイズに成長する前に、球状凸曲面6cと球状凹曲面7cとの間の隙間を狭くすることができ、この隙間にカーボンスーツの凝集体15が侵入するのを防止することができる。
また、本実施形態では、エンジン運転前の初期状態において、機械式アジャスタ部材6の球状凸曲面6cの表面粗さ、及び受け部材7の球状凹曲面7cの表面粗さの両方を十点平均粗さでRz0.4μm以下に設計することもできる。この構成例においても、カーボンスーツの凝集体15が有害なサイズに成長する前に、球状凸曲面6cと球状凹曲面7cとの間の隙間を狭くすることができ、この隙間にカーボンスーツの凝集体15が侵入するのを防止することができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の実施形態1に係る内燃機関にて用いられる動弁機構の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る動弁機構の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る動弁機構の動作を説明する図である。 異常摩耗が発生する要因を説明する図である。 本発明の実施形態1に係る動弁機構の動作を説明する図である。 本発明の実施形態1に係る動弁機構の他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係る動弁機構の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態3に係る内燃機関にて用いられる動弁機構の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態3に係る動弁機構の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態3に係る動弁機構の他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態4に係る動弁機構の概略構成を示す図である。
符号の説明
1 シリンダヘッド、2 カム、3 ロッカアーム、4 ローラ、5 ピボット部、6 機械式アジャスタ部材、6c,14c 球状凸曲面、7 受け部材、7c,10c 球状凹曲面、9 バルブ、10 揺動部材、13 なじみ促進表面層、14 油圧式アジャスタ部材、15 カーボンスーツの凝集体。

Claims (4)

  1. 一端部がピボット部で揺動自在に支持され、他端部がバルブの軸先端部に係合するロッカアームを有し、カムの回転運動に伴ってロッカアームが揺動してバルブをその軸線方向に駆動する内燃機関の動弁機構であって、
    ピボット部においては、ロッカアームの一端部に設けられた揺動部材の接触面がロッカアームの一端部を支持する受け部材の接触面に対して摺動し、
    揺動部材の接触面上及び受け部材の接触面上の少なくとも一方に、これらの接触面よりも低い硬さのなじみ促進層が設けられており、
    なじみ促進層の硬さがビッカース硬度でHv300以上である、内燃機関の動弁機構。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の動弁機構であって、
    なじみ促進層の硬さがビッカース硬度でHv300以上且つHv500以下である、内燃機関の動弁機構。
  3. 前記内燃機関が圧縮自着火式内燃機関である請求項1または2に記載の内燃機関の動弁機構。
  4. 請求項1〜3のいずれか1に記載の動弁機構を備える、内燃機関
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