JPH0835408A - アジャストスクリュー - Google Patents

アジャストスクリュー

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Publication number
JPH0835408A
JPH0835408A JP17574894A JP17574894A JPH0835408A JP H0835408 A JPH0835408 A JP H0835408A JP 17574894 A JP17574894 A JP 17574894A JP 17574894 A JP17574894 A JP 17574894A JP H0835408 A JPH0835408 A JP H0835408A
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JP
Japan
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screw
socket
adjusting screw
rocker arm
adjusting
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Application number
JP17574894A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Murase
博之 村瀬
Takeshi Nakakohara
武 中小原
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH0835408A publication Critical patent/JPH0835408A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/12Transmitting gear between valve drive and valve
    • F01L1/18Rocking arms or levers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2810/00Arrangements solving specific problems in relation with valve gears
    • F01L2810/02Lubrication

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 アジャストスクリューを構成するスクリュー
とソケットとの摺動面における両者の損傷を抑制し、磨
耗を抑制するとともに、使用耐久性に優れ、メンテナン
スの容易なアジャストスクリューを提供すること。 【構成】 アジャストスクリューAS1は、ロッカアー
ムに取着されるスクリュー20と、スクリュー20と組
み合わされるとともにクロスヘッドと接触するソケット
25を備えている。また、スクリュー20とソケット2
5とは、カバー30によって組み合わされており、スク
リューの係合部22、ソケットの係合受部26、カバー
のリップ部33によって形成された空間には、一般的な
エンジンオイルOLが潤滑部材として充填されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関におけるタペ
ットクリアランスを調整するためのアジャストスクリュ
ーに関し、さらに詳細には、スクリューとソケットから
構成されるアジャストスクリューに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、エンジンにおける動
弁系のタペットクリアランスを調整するため、バルブロ
ッド先端と接触するロッカアームの先端部分には、ネジ
作用によってロッカアームとバルブとのクリアランスを
調整するアジャストスクリューが取着されている。な
お、タペットクリアランスとは、以下、ロッカアームと
バルブ、あるいは、クロスヘッド、若しくは、タペット
とカムとの間に設けられている空間をいうものとする。
【0003】この種のアジャストスクリューの一例を図
1及び図8に示す。なお、図1はアジャストスクリュー
の配置位置を示すための説明図であり、アジャストスク
リューの構成を示すものではない。
【0004】図に示すように、ロッカアーム10に取着
されるスクリュー50と、バルブ15と接触するソケッ
ト55と、スクリュー50とソケット55とを摺動可能
に組み合わせるためのカバー59とから構成されるアジ
ャストスクリューAS4が実用化されている。
【0005】ここに、スクリュー50は、SCM43
5、S45等の合金鋼からなり、ロッカアーム10に取
着されるネジ状取着部51と、ソケットの係合受部56
に係合される係合部52と、ドライバ等を介してクリア
ランスを調整するための操作部53とを有している。ま
た、ソケットの係合受部と摺動する係合部52には、表
面硬度を高くするために焼入処理が施されている。
【0006】また、ソケット55は、クロム鋼、クロム
−モリブデン鋼に浸炭焼入処理を施した合金材からな
り、スクリューの係合部52を受ける係合受部56と、
バルブ15と接触する面状のバルブ接触部57と、カバ
ー59の装着凸部59aが装着される装着溝58を有し
ている。また、カバー59は、金属製材、ナイロン等の
合成樹脂材から形成されている。
【0007】このような構成を備えるアジャストスクリ
ューAS4では、係合部52が係合受部56で摺動する
ことにより、運動軌跡の異なるロッカアーム10とバル
ブ15の動作を調整し、両者52、56の安定した圧接
状態を維持している。
【0008】また、かかるアジャストスクリューAS4
において、バルブ15と接触するのはソケット55であ
り、そのバルブ接触部57は面状に形成されているの
で、バルブ15とバルブ接触部57とは面接触となり、
接触応力が低くなる。したがって、球状のバルブ接触部
を有するアジャストスクリューと比較して、摺動面(摺
動点)にかかる荷重が小さくなり、両者の損傷、磨耗を
大幅に軽減できるという利点を有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構成を備えるアジャストスクリューAS4では、スク
リューの係合部52とソケットの係合受部56との接触
面において、擦りきず、ひっかききず等の損傷や、磨耗
が生じるという問題があった。すなわち、運動軌跡の異
なる部材を互いに接触させたまま作動させる際には、い
ずれかの接触面における摺動を避けることができず、ア
ジャストスクリューAS4では、可動部であるスクリュ
ーの係合部52とソケットの係合受部56において摺動
が行われるのである。
【0010】また、アジャストスクリューはエンジン作
動時、高温環境下に置かれるため、スクリューの係合部
52とソケットの係合受部56の摺動面温度は、室温環
境下に置かれた場合と比較して高温になり易い。そのた
め、少なくとも係合部52、または、係合受部56のい
ずれかに耐焼付処理が施されていない場合には、摺動面
の摩擦抵抗が大きくなり、これに伴う損傷、磨耗が発生
し易くなるという問題があった。
【0011】ここで、両者の摺動面には、エンジン作動
中、最大で100kg以上の荷重がかかる上、スクリュ
ーの係合部52とソケットの係合受部56には、両者を
組み合わせるためのカバー59が装着されている。した
がって、両者の摺動面には、エンジンが作動した場合に
も潤滑部材としてのオイルが入り難く、たとえ入ったと
しても、ロッカアーム10の作動に伴い排出されてしま
うため、係合部52と係合受部56とは潤滑効果を得る
ことなく、直接接触し合うこととなる。
【0012】また、ディーゼルエンジンの場合には、軽
油の燃焼に伴い、カーボンスーツ等の燃焼生成物がエン
ジン内部に発生し、かかるカーボンスーツをエンジンオ
イルによって洗い流している。したがって、エンジンオ
イル中には、不純物であるカーボンスーツが混在してお
り、このようなオイルが摺動面に供給された場合には、
カーボンスーツを介在させたまま係合部52と係合受部
55とが摺動することとなり、摺動面に損傷を与えてし
まうこととなる。
【0013】さらに、従来、ソケットに用いられてい
る、浸炭焼入処理が施されたクロム鋼等は、使用時当初
は耐磨耗性に優れているものの、浸炭焼入処理は、表面
加工に留まるため、表面磨耗が一定レベル以上進むと、
素地が現れ加速度的に磨耗が広がるという問題があっ
た。
【0014】このように、係合部と係合受部とが互いに
摺動し、徐々に損傷、磨耗していくと、やがて、タペッ
トクリアランス量が大きくなり、カム13からクロスヘ
ッド14に至までのいずれかの接点において、打撃音が
発生する。この打撃音は、エンジンノイズとして問題と
なるとともに、各部材が打撃し合うことは、部品耐久性
の側面からも望ましくない。
【0015】また、磨耗が進めば、アジャストスクリュ
ーAS4を回転させることによって、タペットクリアラ
ンスを調整しなければならず、磨耗の進行が早い場合に
は、頻繁にタペットクリアランスを調整しなければなら
ず、メンテナンス性に劣るという問題がある。
【0016】さらに、磨耗が著しく進行した場合には、
アジャストスクリューAS4を回転させることによって
は、タペットクリアランスを調整することができなくな
り、アジャストスクリューAS4を交換しなければなら
ないという問題があった。
【0017】本発明は、前記従来の問題点を解消するた
めになされたものであり、アジャストスクリューを構成
するスクリューとソケットとの摺動面における両者の損
傷を抑制し、磨耗を抑制することを目的とする。また、
使用耐久性に優れ、メンテナンスの容易なアジャストス
クリューを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係るアジャストスクリューは、ロッカーアーム
に取着されるとともに、摺動自在に係合されるスクリュ
ーとソケットから構成されるタペットクリアランス調整
用のアジャストスクリューにおいて、前記スクリューと
前記ソケットとの係合部には、潤滑部材が介在されてい
ることを特徴とする。
【0019】また、本発明に係る他のアジャストスクリ
ューは、ロッカーアームに取着されるとともに、摺動自
在に係合されるスクリューとソケットから構成されるタ
ペットクリアランス調整用のアジャストスクリューにお
いて、 前記アジャストスクリューを構成するスクリュ
ーまたはソケットのうち少なくともいずれか一方に炭化
物が析出するとともに表面硬化処理が施された合金鋼を
用いたことを特徴とする。
【0020】
【作用】上記構成を備えた本発明に係るアジャストスク
リューは、スクリューを回転させることにより、ロッカ
アームとアジャストスクリュー先端との距離が可変し、
タペットクリアランスが調整される。また、面状に形成
されているソケットの底部は、バルブロッド、クロスヘ
ッド、あるいは、プッシュロッドといったバルブ駆動部
材と面接触し、これらバルブ駆動部材に作動力を伝達
し、あるいは、これらバルブ駆動部材から作動力を受け
る。
【0021】そして、エンジンが始動し、ロッカアーム
が作動すると、スクリューとソケットとの係合部におい
て、スクリューがソケット上を摺動する。すなわち、ス
クリュー、ソケット共に可動方向が制限されており、ロ
ッカアームに取着されているスクリューは、その移動に
際し円弧を描き、一方のソケットは、その移動に際し直
線を描く。したがって、可動方向が制限されている中
で、軌跡の異なる両者が接点を保ちつつ移動するために
は、その接点においては、摺動(回転)動作が必要不可
欠となる。
【0022】ところで、スクリューとソケットとの係合
部に、潤滑部材が介在されている場合には、スクリュー
とソケットとの係合部における摺動が円滑に行われるの
で、スクリュー、ソケットにおける各摺動面の損傷、磨
耗が大幅に抑制される。
【0023】また、スクリューまたはソケットのうち少
なくともいずれか一方に炭化物が析出するとともに表面
硬化処理が施された合金鋼を用いた場合には、摺動面の
硬度が高くなり、各摺動面における損傷、磨耗が抑制さ
れる。
【0024】
【実施例】以下、本発明をアジャストスクリューに具体
化したいくつかの実施例について図面を参照して説明す
る。
【0025】先ず、各実施例を説明する前に、アジャス
トスクリューASの配置位置を図1を参照して説明す
る。なお、図1はバルブ15が閉塞している状態を示し
ている。
【0026】図面中央上方には、ロッカアーム10がロ
ッカアームシャフト11に軸着されて配置されており、
ロッカアーム10の一端は、カムシャフト12に軸着さ
れているカム13と接した状態にある。一方、ロッカア
ーム10の他端は、クロスヘッド14の上方まで延びて
おり、その先端部分にアジャストスクリューASが装着
されている。
【0027】また、アジャストスクリューASの下端
は、バルブ15が閉塞した状態では、クロスヘッド14
の上端部からタペットクリアランス分だけ離れて位置し
ている。すなわち、タペットクリアランスを設けること
で、エンジンの作動に伴い発生する熱によりバルブ15
が熱膨張した場合に、クロスヘッド14がロッカアーム
10を突き上げる事態を回避するのである。
【0028】但し、バルブ15が稼働状態にあるとき、
すなわち、わずかでもリフトしているときは、アジャス
トスクリューAS下端部とクロスヘッド14上端部とは
互いに接しており、アジャストスクリューASは、クロ
スヘッド14を押圧した状態にある。
【0029】さらに、クロスヘッド14の下端部は、ス
プリング16によって付勢されている斜め前後の各バル
ブ15の上端と圧接されている。次に、第1実施例に係
るアジャストスクリューAS1の構成について図2〜図
4を参照して説明する。
【0030】アジャストスクリューAS1は、ロッカア
ーム10に取着されるスクリュー20と、スクリュー2
0と組み合わされるとともにクロスヘッド14と接触す
るソケット25と、スクリュー20とソケット25とを
組み合わせるとともに、充填されるエンジンオイルOL
をシールするカバー30とを備えている。
【0031】スクリュー20は、ロッカアーム10に取
着されるネジ状取着部21と、ソケットの係合受部26
に係合される球状の係合部22と、ドライバ等を介して
クリアランスを調整するための操作部23とを有してい
る。そして、操作部23をドライバ等によって回転させ
るとネジ状装着部21がロッカアーム10に対して螺
進、あるいは螺退し、タペットクリアランスが調整され
る。
【0032】また、スクリュー20には、カーボン量が
0.35〜0.55%である炭素鋼、低合金鋼のうち、
S45鋼を用いた。そして、球状の係合部22には、例
えば、高周波による焼入処理が施されており、かかる係
合部22の硬度は、ビッカース硬度(HV10kg)で
HV450〜HV850である。なお、焼入処理の方法
は、高周波法に限られず、例えば、低カーボンの炭素
鋼、低合金鋼に浸炭焼入をする方法もある。
【0033】ソケット25は、スクリュー20の球状係
合部22を受ける球面状の係合受部26と、係合受部2
6の底面に凹状に形成された油ため26aと、カバー3
0を装着するため側周面に沿って形成されたカバー装着
部27と、クロスヘッド接触部28として機能する平滑
な底面を有している。また、ソケット25は、クロム
鋼、クロム−モリブデン鋼に浸炭焼入処理を施した円柱
形状の材料から形成されており、本実施例では、SCM
415鋼に浸炭焼入したものを用いた。
【0034】カバー30は、ソケット25のカバー装着
部27に装着される円周壁部31と、スプリング32に
よって付勢され、スクリュー20の球状係合部22に圧
接されるリップ部33とを有している。そして、スクリ
ューの係合部22、ソケットの係合受部26、カバーの
リップ部33によって形成された空間には、一般的なエ
ンジンオイルOLが潤滑部材として充填されている。
【0035】なお、潤滑部材としては、エンジンオイル
のほかにグリース等の油脂を充填してもよい。また、か
かるカバー30としては、オイルシール、ガスケット等
が好適である。
【0036】続いて、上記構成を備えたアジャストスク
リューAS1の作用について同じく図を参照して説明す
る。エンジンが始動し、カムシャフト12が回転する
と、カムシャフト12に軸着されているカム13は、所
定のタイミングでロッカアーム10の一端を上方に押し
上げる。ここで、ロッカアーム10は、その中央部分に
おいてロッカアームシャフト11によって軸支されてい
るので、一端が押し上げられるとロッカアームシャフト
11を軸にして回転する。すると、ロッカアーム10の
他端は、アジャストスクリューAS1を介してクロスヘ
ッド14を押し下げる。
【0037】このとき、スクリュー20は、ロッカアー
ム10によってその可動方向が制限されており、スクリ
ュー20の移動により描かれる軌跡は円弧である。一方
のソケット25は、クロスヘッド14によってその可動
方向が制限されており、ソケット25の移動により描か
れる軌跡は直線である。したがって、軌跡の異なる両者
の接点である係合部22、係合受部26では、係合部2
2が係合受部26を摺動することによって両者が接する
状態が維持される。
【0038】ここで、本実施例では、係合部22、係合
受部26、及び、カバー30により形成された空間に、
エンジンオイルOLが充填されているので、係合部22
と係合受部26との摺動は、円滑に行われる。すなわ
ち、係合部22と係合受部26とがエンジンオイルOL
を介して間接的に摺動することにより、直接摺動した場
合と比較して、両者22、26の摺動面における摩擦抵
抗が低減されるからである。
【0039】したがって、係合部22の摺動面と係合受
部26の摺動面とが摺動する際に生じる、摩擦による両
者の損傷が抑制される。その結果、後述する磨耗試験結
果により明らかにされるように、本実施例に係るアジャ
ストスクリューAS1を構成するソケットの係合受部2
6における磨耗量は、従来例に係るアジャストスクリュ
ーを構成するソケットの磨耗量と比較して大幅に抑制さ
れることとなる。
【0040】次に、第2実施例に係るアジャストスクリ
ューAS2について図を参照して説明する。先ず、第2
実施例に係るアジャストスクリューAS2の構成につい
て図5を参照して説明する。
【0041】本実施例に係るアジャストスクリューAS
2は、ロッカアーム10に装着されるスクリュー20
と、スクリュー20と組み合わされるとともにクロスヘ
ッド14と接触するソケット40と、スクリュー20と
ソケット40を組み合わせるためのカバー45とを備え
ている。また、本実施例に係るアジャストスクリューA
S2は、ソケット40を構成する材料に耐磨耗性に優れ
る焼入した合金鋼を用い、さらに、かかる合金鋼に対し
て軟窒化処理を施した点に特徴を有している。
【0042】したがって、この特徴は外観構成に現れ
ず、スクリュー20、及びソケット40の外観構成は、
第1実施例に係るアジャストスクリューAS1を構成す
るスクリュー20、及びソケット25と基本的に同一で
ある。また、同一の構成、または、実質的に同一の構成
については、第1実施例において用いた符号と同じ符号
を付し、その説明を省略する。
【0043】スクリュー20には、カーボン量が0.3
5〜0.55%である炭素鋼、低合金鋼のうち、SCM
435鋼を用いた。そして、球状の係合部22には、焼
入処理が施されており、かかる係合部22の硬度は、ビ
ッカース硬度(HV10kg)でHV450〜HV85
0である。
【0044】ソケット40は、カーボン(C)1〜1.
5%、クロム(Cr)6〜10%、モリブデン(Mo)
0.7〜1.3%、バナジウム(V)0.2〜0.5%
を組成成分として含有し、粒子径が5〜150μmの微
細な炭化物が、面積比で1〜10%析出した合金鋼を原
材料としている。
【0045】そして、かかる合金鋼に焼入処理を施し、
その後、軟窒化処理を施すことによって、ソケット40
の表面に図5に示す化合物層41(鉄(Fe)の窒化物
(Fe2 N、Fe3 N、Fe4 N)層) が得られるもの
である。この材質は、ビッカース硬度計(HV100
g)で測定した表面硬さがHV500〜1200であ
り、また、ビッカース硬度計(HV10kg)で測定し
た表面直下(0.5mm程度の深さ)の硬さがHV45
0〜850である。
【0046】ここで、析出した炭化物の粒子径を5〜1
50μmとしたのは、粒子径が5μm未満では、耐磨耗
性が不足し、一方、粒子径が150μmを超えると、相
手攻撃性が高くなり、スクリューの係合部22を削って
しまうからである。また、炭化物の析出量を面積比で1
〜10%としたのは、1%未満では耐磨耗性に欠け、一
方、10%を超えると相手攻撃性が高くなるからであ
る。このように、炭化物の粒子径、炭化物の析出量を定
めることによって、通常、相反する耐磨耗性と相手攻撃
性を両立したのである。
【0047】上記した条件を有する合金鋼を得るため、
添加するカーボン量を1〜1.5%として、基地強化お
よび炭化物の析出量を考慮している。すなわち、1%未
満では炭化物が十分に析出せず、一方、1.5%を超え
ると相手攻撃性が高くなり、スクリューの係合部22に
おける磨耗を助長してしまうからである。
【0048】また、添加するクロム量を6〜10%とし
て、焼入性、軟窒化性の向上および炭化物の析出量を考
慮している。すなわち、6%未満では炭化物が十分に析
出せず、一方、10%を超えると、析出される炭化物の
大きさが大きくなるとともに、析出量が多くなるので相
手攻撃性が高くなり、スクリューの係合部22における
磨耗を助長してしまうからである。さらに、添加するモ
リブデン量を0.7〜1.3%として、焼入性、軟窒化
性の向上および炭化物の析出量を考慮している。すなわ
ち、0.7%未満では炭化物が十分に析出せず、一方、
1.3%を超えると、相手攻撃性が高くなるからであ
る。
【0049】またさらに、添加するバナジウム量を0.
2〜0.5%として、炭化物の析出量および耐磨耗性の
向上を考慮している。すなわち、0.2未満では、炭化
物が十分に析出せず、一方、バナジウム炭化物はクロム
炭化物、モリブデン炭化物と比較して硬いので、0.5
%を超えると相手攻撃性が高くなるからである。
【0050】このような成分特性を満足させる鋼材とし
て、例えば、愛知製鋼製のSX5が好適である。続い
て、上記成分特性を有する合金鋼に対し焼入処理を施
し、さらに、軟窒化処理を施す。この軟窒化処理を施す
ことにより、合金鋼表面には、極めて硬質かつ耐焼付性
に優れた特性を示す、鉄の窒化物(Fe2 N、Fe3
N、Fe4 N)からなる化合物層41が形成される。
【0051】ここに、アジャストスクリューAS2は、
エンジン作動時に高温環境下(150度以下)にさらさ
れるので、スクリューの係合部22とソケットの係合受
部42との摺動面温度が上昇するが、かかる化合物層4
1が形成されることにより、摺動面温度の上昇に起因す
る高温摺動時の耐焼付性が向上する。
【0052】次に、第3実施例に係るアジャストスクリ
ューAS3について説明する。第3実施例に係るアジャ
ストスクリューAS3は、第2実施例において用いられ
た成分特性を有するスクリュー20、及びソケット40
を用い、両者を第1実施例において用いたカバー30に
よって組み合わせてなる構成を備える。そして、スクリ
ューの係合部22、ソケットの係合受部42、カバー3
0によって形成された空間には、グリースGRが充填さ
れている。なお、これら各構成、各材料特性、及び作用
については、既に第1、第2実施例において説明済みで
あるから、その説明を省略する。
【0053】次に、上記にて説明した各実施例において
用いられたアジャストスクリューAS1、AS2、AS
3の耐久試験結果について説明する。耐久試験は、直列
6気筒4300ccのディーゼルエンジンを用い、モー
タによってクランクシャフト(図示しない)を回転させ
ることにより、カム13を回転させ、ロッカアーム1
0、アジャストスクリューAS1、AS2、AS3の疑
似作動状態を実現した。エンジン回転数は、5500r
pmを維持し、評価時間は100時間とし、エンジン各
所の潤滑のために用いるエンジンオイルには、他の耐久
試験において用いられ、既にカーボンスーツが8%入っ
ているものを用いた。
【0054】この結果を図7中のグラフに示す。このグ
ラフは、縦軸にソケットの球面座における磨耗量を表
し、横軸に試験サンプルを表している。は、第1実施
例に係るアジャストスクリューAS1であり、スクリュ
ー20の材料には、S45鋼に焼入処理を施したもの
を、ソケット25の材料にSCr415鋼に浸炭焼入処
理を施したものを用いている。そして、スクリューの係
合部22と、ソケットの係合受部26の間には、潤滑部
材としてエンジンオイルOLが充填されている。
【0055】この第1実施例に係るアジャストスクリュ
ーAS1におけるソケット25の球面座磨耗量は、12
μmであった。は、第3実施例に係るアジャストスク
リューAS3であり、スクリュー20の材料には、SC
M435鋼に焼入処理を施したものを、ソケット40の
材料には、SX5鋼に焼入処理、軟窒化処理を施したも
のを用いている。そして、スクリューの係合部22と、
ソケットの係合受部42の間には、潤滑部材としてグリ
ースGRが充填されている。
【0056】この第3実施例に係るアジャストスクリュ
ーAS3におけるソケット40の球面座磨耗量は、7μ
mであった。は、第2実施例に係るアジャストスクリ
ューAS2であり、スクリュー20の材料には、SCM
435鋼に焼入処理を施したものを、ソケット40の材
料には、SX5鋼に焼入処理、軟窒化処理を施したもの
を用いている。また、スクリューの係合部22と、ソケ
ットの係合受部40の間には、潤滑部材は充填されてお
らず、係合部と係合受部との間の潤滑油は、ロッカアー
ム等の周辺から僅かに補給されるのみである。
【0057】この第2実施例に係るアジャストスクリュ
ーAS2におけるソケット40の球面座磨耗量は、9μ
mであった。は、第1の従来例に係るアジャストスク
リューAS4であり、スクリュー50の材料には、SC
45鋼に焼入処理を施したものを、ソケット55の材料
には、SCr415鋼に浸炭焼入処理を施したものを用
いており、共に特別に耐磨耗性、耐損傷性を備えている
材料ではない。また、スクリューの係合部52と、ソケ
ットの係合受部56の間の潤滑油は、周辺から僅かに補
給されるのみである。
【0058】この第1従来例に係るアジャストスクリュ
ーAS4におけるソケットの球面座磨耗量は、29μm
であった。は、第2の従来例に係るアジャストスクリ
ューであり、スクリューの材料には、SCM435鋼に
焼入処理を施したものを、ソケットの材料には、SCr
415鋼に浸炭焼入処理を施したものを用いており、共
に特別に耐磨耗性、耐損傷性を備えている材料ではな
い。また、スクリューの係合部と、ソケットの係合受部
の間の潤滑油は、周辺から僅かに補給されるのみであ
る。
【0059】この第2従来例に係るアジャストスクリュ
ーにおけるソケットの球面座磨耗量は、28μmであっ
た。この試験結果から明らかなように。各実施例にかか
るアジャストスクリューAS1、AS2、AS3は、従
来例に係るアジャストスクリューAS4と比較して、大
幅に耐磨耗性を向上させている。
【0060】すなわち、第1実施例に係るアジャストス
クリューAS1では、スクリューの係合部22とソケッ
ト26の係合部の間にエンジンオイルOLを介在させる
ことにより、従来例に係るアジャストスクリューと比較
して半分以下の磨耗量を実現している。したがって、従
来から用いられているスクリュー、ソケットに、オイル
をシールするカバーを組み合わせ可能な構成とするだけ
で、耐磨耗性に優れた特性を示すアジャストスクリュー
AS1を得ることができる。
【0061】また、第2実施例に係るアジャストスクリ
ューAS2では、ソケット40に耐磨耗性に優れた特性
を示す合金鋼を用い、これに軟窒化処理を施すことで、
従来例に係るアジャストスクリューの磨耗量の1/3の
磨耗量を実現している。したがって、従来例に係るアジ
ャストスクリューを構成するスクリュー、あるいは、ソ
ケットの少なくともいずれか一方に、軟窒化処理を施し
た合金鋼を用いることにより、耐磨耗性に優れた特性を
示すアジャストスクリューAS2を得ることができる。
【0062】さらに、第3実施例に係るアジャストスク
リューAS3では、ソケット40に耐磨耗性に優れた特
性を示す合金鋼を用い、これに軟窒化処理を施すととも
に、スクリューの係合部22とソケットの係合部42の
間にグリースGRを介在させている。この結果、従来例
に係るアジャストスクリューの磨耗量の1/3の磨耗量
を実現している。
【0063】以上、いくつかの実施例に基づき詳細に説
明した通り、上記各実施例に係るアジャストスクリュー
AS1、AS2、AS3は、スクリューの係合部22と
ソケットの係合受部26、42との摺動面における各部
材の損傷、磨耗を大幅に抑制することができる。
【0064】したがって、タペットクリアランス量の調
整を頻繁に行う必要がなく、また、タペットクリアラン
ス量の増加に伴い、例えば、カム13とロッカアーム1
0のクリアランスが増加し、互いに打撃することにより
発生する、エンジンノイズを抑制することができる。
【0065】また、アジャストスクリューの耐磨耗性が
向上することで、タペットクリアランスの頻繁な調整が
不要となり、さらに、アジャストスクリューの耐用年数
を延ばすことが可能となり、メンテナンス性にも優れ
る。
【0066】次に、第1実施例に係るアジャストスクリ
ューAS1によれば、スクリューの係合部22と、ソケ
ットの係合受部26における摺動面の損傷、磨耗の低減
化をエンジンオイル等の潤滑部材によって実現している
ので、従来から用いられているスクリュー、ソケットに
容易に応用することができる。
【0067】次に、第2実施例に係るアジャストスクリ
ューAS2によれば、ソケット40を構成する材料に、
耐磨耗性に優れる合金鋼を用いるとともに、軟窒化処理
を施し化合物層41を形成させている。したがって、従
来例に係るアジャストスクリューにおいてソケットを構
成する合金鋼を切り換えることにより、極めて高い耐磨
耗性を実現することができる。
【0068】また、かかる合金鋼は、相反する耐磨耗性
と相手攻撃性とを両立させているので、スクリュー、あ
るいは、ソケットのいずれか一方、適用しやすい部材に
のみ用いることができ、製品コストを抑制することがで
きる。
【0069】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例になんら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形改良が
可能であることは容易に推察されるものである。
【0070】例えば、第1実施例では、オイルのシール
性に優れた特性を示すカバーを用いているが、従来例に
係るカバーを備え、その上方に傘状のおおいを装着し、
グリースを充填させてもよい。かかる場合には、従来構
造のアジャストスクリューに傘状のおおいを付加するだ
けで、第1実施例に係るアジャストスクリューと同等の
効果を得ることができる。すなわち、グリースによりカ
ーボンスーツを含有するエンジンオイルがスクリューと
ソケットの摺動面に浸入することが防止されるととも
に、グリースの潤滑作用により両者の摺動が円滑に行わ
れるのである。
【0071】また、第2実施例では、耐磨耗性に優れた
特性を示す合金鋼をソケットにのみ用い、この合金鋼に
対して軟窒化処理を施しているが、スクリューに用いて
もよい。かかる場合には、スクリューのネジ状部にメッ
キ処理等を施し、ネジ状部に軟窒化処理が施されること
を防止することにより、ネジ状部の精度を確保する必要
がある。
【0072】さらに、第2実施例では、条件に合致する
合金鋼としてSX5を用いているが、前記した条件に当
てはまる合金鋼であればこれに限られない。なお、特許
請求の範囲には、記載しなかったが、上記実施例から把
握される技術的思想として、ロッカーアームに取着され
るとともに、摺動自在に係合されるスクリューとソケッ
トから構成されるタペットクリアランス調整用のアジャ
ストスクリューにおいて、前記アジャストスクリューを
構成する前記スクリュー、前記ソケットの少なくともい
ずれか一方を炭化物が析出した合金鋼で構成するとも
に、前記スクリューと前記ソケットとの係合部には、潤
滑部材が介在されていることを特徴とするアジャストス
クリューがある。
【0073】かかる構成を備える場合には、潤滑部材に
よる潤滑作用によりスクリューとソケットの係合部にお
ける摩擦抵抗が軽減され、また、炭化物が析出した合金
鋼を用いることにより耐磨耗性が向上される。したがっ
て、これらの相互作用によりスクリューとソケットの係
合部における損傷、磨耗をさらに抑制することができ
る。
【0074】
【発明の効果】以上説明した通り本発明にかかるアジャ
ストスクリューは、アジャストスクリューを構成するス
クリューとソケットとの摺動面における両者の損傷を抑
制し、磨耗を抑制することができる。また、スクリュー
とソケットとの摺動面における損傷、磨耗が抑制される
ことにより、使用耐久性、メンテナンス性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アジャストスクリューの配置位置を説明する
ためのディーゼルエンジンの概略構成を示す説明図であ
る。
【図2】 アジャストスクリューが装着されたロッカア
ームの側面図である。
【図3】 第1実施例に係るアジャストスクリューの構
成を説明する断面図である。
【図4】 図4に示したアジャストスクリューにおける
スクリューの係合部とソケットの係合受部を拡大して示
す説明図である。
【図5】 第2実施例に係るアジャストスクリューの構
成を説明する断面図である。
【図6】 第3実施例に係るアジャストスクリューの構
成を説明する断面図である。
【図7】 各実施例に係るアジャストスクリュー、およ
び従来例に係るアジャストスクリューの耐久試験結果を
示すグラフである。
【図8】 従来例に係るアジャストスクリューの構成を
説明する断面図である。
【符号の説明】
10…ロッカアーム、14…クロスヘッド、15…バル
ブ、20…スクリュー、21…ネジ状装着部、22…係
合部、25…ソケット、26…係合受部、26a…油た
め、27…カバー装着部、28…クロスヘッド接触部、
30…カバー、31…円周壁部、32…スプリング、3
3…リップ部、AS1、AS2、AS3…アジャストス
クリュー、OL…オイル、GR…グリース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッカーアームに取着されるとともに、
    摺動自在に係合されるスクリューとソケットから構成さ
    れるタペットクリアランス調整用のアジャストスクリュ
    ーにおいて、 前記スクリューと前記ソケットとの係合部には、潤滑部
    材が介在されていることを特徴とするアジャストスクリ
    ュー。
  2. 【請求項2】 ロッカーアームに取着されるとともに、
    摺動自在に係合されるスクリューとソケットから構成さ
    れるタペットクリアランス調整用のアジャストスクリュ
    ーにおいて、 前記アジャストスクリューを構成するスクリューまたは
    ソケットのうち少なくともいずれか一方に炭化物が析出
    するとともに表面硬化処理が施された合金鋼を用いたこ
    とを特徴とするアジャストスクリュー。
JP17574894A 1994-07-27 1994-07-27 アジャストスクリュー Pending JPH0835408A (ja)

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