JP5156277B2 - グラスライニング用上ぐすり組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、化学工業、医薬品工業、食品工業等における厳しい使用条件に耐え得る鋼板あるいはステンレス系鋼板を基材としたグラスライニング機器に施釉するためのグラスライニング用上ぐすり組成物、及び該グラスライニング用上ぐすり組成物を施釉することにより得られるグラスライニング施釉層に関するものである。
グラスライニング施釉層は、金属基材表面上に下ぐすり組成物を施釉し、次に、上ぐすり組成物を施釉することにより得られる。上ぐすり組成物としては、例えばSiO+TiO+ZrO:55〜70質量%、ただし、SiO:55〜70質量%、TiO:0〜10質量%、ZrO:0〜12質量%;RO(R=Na、KまたはLi):5〜22質量%、ただし、NaO:5〜22質量%、KO:0〜16質量%、LiO:0〜10質量%;R’O(R’=Ca、BaまたはMg):0〜8質量%、ただし、CaO:0〜8質量%、BaO:0〜6質量%、MgO:0〜6質量%;B+Al:0〜22質量%、ただし、B:0〜22質量%、Al:0〜6質量%;CoO:0〜5質量%の組成を有するフリットから構成される。
従来の上ぐすり施釉層の色相は、濃紺ないし青色または白色であったが、上ぐすり施釉層が濃い色相であると、グラスライニング機器の内部が暗くなり、内部の汚れを確認しずらく、また、上ぐすり施釉層の亀裂や剥離等の損傷を見つけ難いといった問題点があった。また、上ぐすり施釉層が白色であると、グラスライニング機器の内部は、濃紺ないし青色に着色されたものに比べて明るいが、白色系結晶などによる汚れを確認し難い。
そこで、特許文献1には、母材金属をグラスライニング層で被覆したグラスライニング機器であって、グラスライニング層(6)の表面色が、淡色であることを特徴とするグラスライニング機器(請求項1);グラスライニング層の表面色が、不透明な淡色である請求項1記載のグラスライニング機器(請求項2);グラスライニング層の表面色が、淡青色である請求項1又は2記載のグラスライニング機器(請求項3);淡青色の明度が、マンセル表色系の表示で5.5〜8.5の範囲にある請求項3記載のグラスライニング機器(請求項4);淡青色の発色成分が、2価のコバルト化合物、2価の銅化合物、3価のチタン化合物、又は2価の鉄化合物の少なくともいずれかである請求項3又は4記載のグラスライニング機器(請求項5);C.I.G.NameでB−1からB−28に相当する色の無機顔料で表色させたものである請求項3乃至5のいずれかに記載のグラスライニング機器(請求項6);グラスライニング層の表面色が、淡緑色である請求項1又は2記載のグラスライニング機器(請求項7);淡緑色の明度が、マンセル表色系の表示で5.5〜8.5の範囲にある請求項7記載のグラスライニング機器(請求項8);淡緑色の発色成分が、3価のクロム化合物、4価のマンガン、及び鉄と銅の酸化物である請求項7又は8記載のグラスライニング機器(請求項9);淡緑色の発色が、請求項3乃至5に記載の淡青色のグラスライニング層を銀処理したものである請求項7又は8記載のグラスライニング機器(請求項10);C.I.G.NameでG−1からG−50に相当する色の無機顔料で表色させたものである請求項7乃至10のいずれかに記載のグラスライニング機器(請求項11);乳濁剤としてCeO、ZrO、SiZrO、TiOが0.5〜5.0重量%(質量%)含有されている請求項2乃至11のいずれかに記載のグラスライニング機器(請求項12)が開示されている。
また、特許文献2には、金属基板上に設けた下釉ほうろう層の上に、乳白フリットを主剤とする上釉ほうろう層を設け、この上釉ほうろう層の上に、透明フリットと顔料を主剤とし前記上釉ほうろう層よりも低明度の環状部と、該環状部により包囲され該環状部よりもさらに低明度の核状部とで構成された斑点状ほうろう層を点在させたことを特徴とする自然石調ほうろう製品(請求項1);金属基板上に設けた下釉ほうろう層の上に、乳白フリットを主剤とする上釉ほうろう層を設け、この上釉ほうろう層の上に、透明フリットと顔料を主剤とし前記上釉ほうろう層よりも低明度の環状部と、該環状部により包囲され該環状部よりもさらに低明度の核状部とで構成された斑点状ほうろう層を点在させるとともに、前記上釉ほうろう層と前記斑点状ほうろう層の上に、粒径2mm以下で前記上釉ほうろう層より高明度の白色の小斑点状ほうろう層を点在させたことを特徴とする自然石調ほうろう製品(請求項2);金属基板上に設けた下釉ほうろう層の上に、乳白フリットを主剤とし水で調製した成る上釉薬を施釉し、湿潤状態の前記上釉薬の施釉層の上に、透明フリットと顔料を主剤としアルコールで調製して成る釉薬をスティップル打ち後、焼成することを特徴とする自然石調ほうろう製品の製造方法(請求項3);金属基板上に設けた下釉ほうろう層の上に、乳白フリットを主剤とし水で調製して成る上釉薬を施釉し、湿潤状態の前記上釉薬の施釉層の上に、透明フリットと顔料を主剤とし発色助剤として金属硝酸塩を添加しアルコールで調製して成る釉薬をスティップル打ち後、焼成することを特徴とする自然石調ほうろう製品の製造方法(請求項4)が開示されている。
特開2005−60746号公報 特開平2−166286号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載されているような淡色のグラスライニング施釉層では、グラスライニング焼成工程での表面の凹凸が判り難い;施釉工程での釉薬接合面や乾燥が不十分であることにより発生する色ムラ現象や気泡等の欠陥が判り難い;焼成中に発生するヘアーライン、カラーライン等の欠陥色調が判り難い;グラスライニング施釉層の腐食初期の光沢の変化が判り難い;薬液、付着物等による汚れが充分には観察できないといった問題点がある。
また、特許文献2は、建材等に使用することを意図した自然石調ほうろう製品に関するものであり、自然石調をだすために透明フリットと顔料を主剤とする釉薬で模様付けするものであるが、このようなほうろう製品は、化学工業、医薬品工業、食品工業等に使用されるグラスライニング機器に要求される耐食性等を具備するものではなく、また、特許文献1と同様も問題も存在する。
従って、本発明の目的は、グラスライニング機器の品質管理と生産技術の大幅な改善を提供できるグラスライニング用上ぐすり組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、白色系釉薬粒子と着色系釉薬粒子とからなるグラスライニング用上ぐすり組成物を用いて施釉することにより、白色地に着色されたドットが混在するグラスライニング施釉層が得られ、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、グラスライニング用上ぐすり組成物において、白色系釉薬粒子と着色系釉薬粒子とから構成され、
白色系釉薬粒子が下記の(A)〜(F)からなる組成を有し、
(A)SiO +TiO :60〜80質量%
ただし、SiO :60〜80質量%
TiO :0〜10質量%
なお、(A)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
(B)ZrO :4〜12質量%
なお、(B)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
(C)R O(RはNa、KまたはLiを表わす):8〜20質量%
ただし、Na O:8〜20質量%
O:0〜12質量%
Li O:0〜10質量%
なお、(C)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
(D)R’O(R’はCa、Ba、ZnまたはMgを表わす):0.9〜7質量%
ただし、CaO:0.9〜7質量%
BaO:0〜6質量%
ZnO:0〜6質量%
MgO:0〜5質量%
なお、(D)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
(E)B +Al :0.5〜5質量%
ただし、B :0.5〜5質量%
Al :0〜4.5質量%
なお、(E)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
(F)Sb +CeO :1〜4質量%
ただし、Sb :0〜3質量%
CeO:1〜4質量%
なお、(F)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
且つ白色系釉薬粒子の粒径が0.1〜250μmの範囲内にあり、白色系釉薬粒子の50%粒子径が20〜28μmの範囲内にあり、
着色系釉薬粒子が、下記の(A)〜(E)及び(G)からなる組成を有し、
(A)SiO +TiO :60〜80質量%
ただし、SiO :60〜80質量%
TiO :0〜10質量%
なお、(A)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
(B)ZrO :4〜12質量%
なお、(B)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
(C)R O(RはNa、KまたはLiを表わす):8〜20質量%
ただし、Na O:8〜20質量%
O:0〜12質量%
Li O:0〜10質量%
なお、(C)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
(D)R’O(R’はCa、Ba、ZnまたはMgを表わす):0.9〜7質量%
ただし、CaO:0.9〜7質量%
BaO:0〜6質量%
ZnO:0〜6質量%
MgO:0〜5質量%
なお、(D)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
(E)B +Al :0.5〜5質量%
ただし、B :0.5〜5質量%
Al :0〜4.5質量%
なお、(E)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
(G)CoO+Cr +Fe :1〜4質量%
ただし、CoO:1〜4質量%
Cr :0〜3質量%
Fe :0〜3質量%
なお、(G)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
且つ着色系釉薬粒子の粒径が0.1〜3360μmの範囲内にあり、着色系釉薬粒子の50%粒子径が30〜100μmの範囲内にあり、且つ白色系釉薬粒子と着色系釉薬粒子の配合割合が、白色系釉薬粒子100質量部に対し、1種または2種以上の着色系釉薬粒子を外割で3〜30質量部の範囲内であることを特徴とするグラスライニング用上ぐすり組成物を提供することにある。
また、本発明は、金属製支持体上に施釉された下ぐすり層の上に、上記のグラスライニング用上ぐすり組成物を施釉することにより得られるグラスライニング施釉層であって、白色地に着色された円相当径が20〜500μmのドット模様を有してなり、かつ着色されたドットの合計面積がグラスライニング面積あたり2〜25%の範囲内にあることを特徴とするグラスライニング施釉層を提供することにある。
本発明のグラスライニング用上ぐすり組成物を用いて得られた着色されたドット模様を有するグラスライニング施釉層は、グラスライニング焼成工程で表面の凹凸が光の干渉作用により観察し易く、焼成状態:焼甘(凹凸大)、適正(平滑)、過度(波打ち状)等の判断がし易い。
また、施釉工程での釉薬接合面や乾燥不十分によって発生する色ムラ現象や気泡等の欠陥が観察し易い。
更に、焼成中に発生するヘアーライン、カラーライン等の欠陥色調が観察し易く、欠陥色調を検出して適正な焼成対処を行うことができる。
また、グラスライニング機器が客先で使用される際に、その表面が若干腐食された場合、初期の腐食は光沢の変化が軽微で見過ごすことがあるが、着色されたドット模様のグラスライニング表面は光の干渉作用で、腐食状況を見極め易く、メンテナンスが容易となる。
更に、グラスライニング施釉層を着色されたドット模様にすると、薬液、結晶物等の付着についても、同様に観察し易い。
本発明のグラスライニング用上ぐすり組成物において、白色系釉薬粒子と着色系釉薬粒子とから構成され、白色系釉薬粒子の粒径が0.1〜250μmの範囲内にあり、白色系釉薬粒子の50%平均粒径が20〜28μmの範囲内にあり、着色系釉薬粒子の粒径が0.1〜3360μmの範囲内にあり、着色系釉薬粒子の50%平均粒径が30〜100μmの範囲内にあり、且つ白色系釉薬粒子と着色系釉薬粒子の配合割合が、白色系釉薬粒子100質量部に対し、1種または2種以上の着色系釉薬粒子を外割で3〜30質量部の範囲内であることを特徴とするものである。
ここで、白色系釉薬粒子は、下記の(A)〜(F)からなる組成を有する:
(A)SiO+TiO:60〜80質量%
ただし、SiO:60〜80質量%
TiO:0〜10質量%
なお、(A)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
(B)ZrO:4〜12質量%
なお、(B)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
(C)RO(RはNa、KまたはLiを表わす):8〜20質量%
ただし、NaO:8〜20質量%
O:0〜1質量%
LiO:0〜10質量%
なお、(C)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
(D)R’O(R’はCa、Ba、ZnまたはMgを表わす):0.9〜7質量%
ただし、CaO:0.9〜7質量%
BaO:0〜6質量%
ZnO:0〜6質量%
MgO:0〜5質量%
なお、(D)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
(E)B+Al:0.5〜5質量%
ただし、B:0.5〜5質量%
Al:0〜4.5質量%
なお、(E)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
(F)Sb+CeO:1〜4質量%
ただし、Sb:0〜質量%
CeO:1〜4質量%
なお、(F)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である。
ここで、(A)成分の配合割合が80質量%を超えると、フリットの溶融粘性が高くなり過ぎるために好ましくなく、また、60質量%未満であると、耐酸性及び耐水性が低下するために好ましくない。なお、(A)成分の好適な配合割合は、67〜72質量%の範囲内である。また、SiO源としては、例えばSiO、SiO・ZrO等を使用することができ、TiO源としては、例えばTiO等を使用することができる。
また、(B)成分の配合割合が12質量%を超えると、焼成時に施釉層が結晶化し易くなり、且つフリットの溶融粘性が高くなり過ぎるために好ましくなく、また、4質量%未満であると、耐水性及び耐アルカリ性が低下するために好ましくない。なお、(B)成分の好適な配合割合は、6〜10質量%の範囲内である。また、ZrO源としては、例えばZrO、SiO・ZrO等を使用することができる。
更に、(C)成分の配合割合が20質量%を超えると、耐水性が低下するために好ましくなく、また、8質量%未満であると、フリットの溶融粘性が高くなり過ぎるために好ましくない。なお、(C)成分の好適な配合割合は、14〜18質量%の範囲内である。また、NaO源としては、例えばNaCO等を使用することができ、KO源としては、例えばKCO等を使用することができ、LiO源としては、例えばLiCO等を使用することができる。
また、(D)成分の配合割合が7質量%を超えたり、0.質量%未満であると、耐酸性が低下するために好ましくない。なお、(D)成分の好適な配合割合は、2〜6質量%の範囲内である。また、CaO源としては、例えばCaCO等を使用することができ、BaO源としては、例えばBaCO等を使用することができ、ZnO源としては、例えばZnCO等を使用することができ、MgO源としては、例えばMgCO等を使用することができる。
更に、(E)成分の配合割合が5質量%を超えると、耐酸性が低下するために好ましくなく、また、0.5質量%未満であると、フリットの溶融粘性が高くなり過ぎるために好ましくない。なお、(E)成分の好適な配合割合は、1〜3質量%の範囲内である。また、B源としては、例えばNa・10HO等を使用することができ、Al源としては、例えばAl等を使用することができる。
また、(F)成分の配合割合が4質量%を超えると、発泡するために好ましくなく、また、1質量%未満であると、白色が不足するために好ましくない。(F)成分の好適な配合割合は、1〜2質量%の範囲内である。また、Sb源としては、例えばSb等を使用することができ、CeO源としては、例えばCeO等を使用することができる。
また、着色系釉薬粒子の組成は、上記(A)成分ないし(E)成分に、下記の(G)成分を配合してなるものである:
(G)CoO+Cr+Fe:1〜4質量%
ただし、CoO:1〜4質量%
Cr:0〜3質量%
Fe:0〜3質量%
なお、(G)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である。
ここで、(G)成分の配合割合が4質量%を超えると、発泡するために好ましくなく、また、1質量%未満であると、充分に着色することができないために好ましくない。なお、(G)成分の好適な配合割合は、1〜2質量%の範囲内である。また、CoO源としては、例えばCoO等を使用することができ、Cr源としては、例えばCr等を使用することができ、Fe源としては、例えばFe等を使用することができる。
本発明のグラスライニング用上ぐすり組成物において、上記白色系釉薬粒子と着色系釉薬粒子の配合割合は、白色系釉薬粒子100質量部に対して着色系釉薬粒子を外割で3〜30質量部、好ましくは4〜20質量部の範囲内である。ここで、着色系釉薬粒子の配合割合が30質量部を超えると、後述するように本発明のグラスライニング用上ぐすり組成物を施釉して得られた施釉層の着色されたドット模様の合計面積が25%を超えるために好ましくなく、また、3質量部未満では、着色されたドット模様の割合が2%未満となるために好ましくない。
なお、白色系釉薬粒子の粒径は、250μm(フルイメッシュNo.60全通)以下であり、スプレー施釉作業性を配慮すると、177μm(フルイメッシュNo.80全通)以下が好ましい。白色系釉薬粒子は、通常のボールミルで粉砕することができ、粒径の下限は特に限定されないが、通常0.1μm程度である。従って、白色系釉薬粒子の粒径は0.1〜250μm、好ましくは0.1〜177μmの範囲内である。また、白色系釉薬粒子の50%粒子径は、20〜28μm、好ましくは24〜26μmの範囲内が好ましい。
また、着色系釉薬粒子は、白色地に着色されたドット模様を形成するために、白色系釉薬粒子に比べて粗い粒子として使用することが好ましく、粒径が3360μm(フルイメッシュNo.6全通)以下のものを使用することができ、好ましくは595μm(フルイメッシュNo.30全通)以下のものが好ましい。着色系釉薬粒子は、通常のボールミルで粉砕することができ、粒径の下限は特に限定されないが、通常0.1μm程度である。従って、着色系釉薬粒子の粒径は0.1〜3360μm、好ましくは74〜595μm、より好ましくは250〜500μmの範囲内である。また、着色系釉薬粒子の50%粒子径は、30〜100μm、好ましくは35〜65μmの範囲内が好ましい。なお、白色系釉薬粒子及び着色系釉薬粒子の粒径や50%粒子径を調節することにより、着色されたドット模様の寸法等を適宜制御することができる。
上述の構成を有する本発明のグラスライニング用上ぐすり組成物は、金属製支持体上に施釉された下ぐすり層の上に、慣用の操作により施釉することにより、グラスライニング施釉層を得ることができる。ここで、白色地に着色された円相当径が20〜500μmのドット模様を有してなり、かつ着色されたドット模様の合計面積がグラスライニング面積あたり2〜25%の範囲内にあることが好ましい。なお、着色されたドット模様の面積が25%を超えたり、2%未満では、着色されたドット模様が不鮮明となる。
なお、着色されたドット模様の面積は下記のようにして求めた。本発明のグラスライニング用上ぐすり組成物を用いて得られた施釉層表面をキーエンス社製のデジタルマイクロスコープを用いて100倍率で写真撮影し、着色されたドット部分の近似円相当直径を、20μm〜500μmまでの範囲で実測し、着色されたドット面積を算出した。なお、図1に五角形並びに三角形の着色されたドット模様(1)における近似円相当径の模式図を示す。
なお、本発明において、金属製支持体の材質や下ぐすりの組成は特に限定されるものではなく、公知・慣用の材質を使用することができる。
以下に実施例を挙げて本発明のグラスライニング用上ぐすり組成物を更に説明する。
実施例
まず、厚さ1mm、105mmφの鋼板上に、SiO+TiO+ZrO=41質量%、RO(NaCO+KCO+LiCO)=25質量%、R’O(CaCO+BaCO+MgCO+ZnCO)=11質量%、HBO+Al=21質量%、CoO+NiO+MnCO=2質量%の組成を有する下ぐすり100質量%に対して、粘土を外割で7質量%、珪石を外割で60質量%、亜硝酸ソーダを外割で0.3質量%、硼砂を外割で0.7質量%及び水を外割で50質量%配合して施釉した後、860℃で20分間焼成することにより下ぐすり層を形成した。
次に、以下の組成(質量%)を有する白色系釉薬粒子(粒径=0.1〜177μm;50%粒子径25μm)及び着色系釉薬粒子(粒径=0.1〜595μm;50%粒子径45μm)を調製した:
Figure 0005156277
次に、白色系釉薬粒子と着色系釉薬粒子を表2に示す割合で混合し、得られた混合物100質量%に対して、カルボキシメチルセルロース水溶液(濃度:1質量%)を外割で33質量%、塩化バリウム水溶液(濃度:1質量%)を外割で0.1質量%及び水を外割で15質量%添加してスリップを調製し、上記で作製した下ぐすり層の上に施釉して、800℃×20分間焼成する操作を3回反復(3回掛け)することにより、0.6〜0.7mm厚さの上ぐすり層を形成した。なお、下ぐすり層と上ぐすり層の合計厚さは約1.0mmであった。得られたグラスライニングの諸特性を表2に併記する。
Figure 0005156277
*1:着色されたドット部分の近似円相当直径を、20μm〜500μmの範囲内で実測 し、ドット面積を算出した。
*2:20%塩酸、107℃(b.p.)×14日
JIS R4301に規定されている沸騰耐酸試験装置を用いて試験した結果であ る。
*3:質量減耐食度を測定した後のテストピースの腐食されたグラスライニング表面を1 00Wのハンドランプを用いて目視観察した結果である:
[評価]
○:グラスライニング表面の腐食による光沢の低下が判る。
△:グラスライニング表面の腐食による光沢の低下が少し判る。
×:グラスライニング表面の腐食による光沢の低下が殆ど判らない。
次に、100mm×100mm×4.5mm厚さの平板鋼板の上に、上記と同様の操作にて下ぐすりを施釉して下ぐすり層を形成した後、上ぐすりを1回施釉することにより上ぐすり層を得た。上ぐすりの焼成条件により、上ぐすり層の表面状態を変化させた時の上ぐすり層表面の目視観察のし易さを観察した。得られた結果を表3に併記する。また、焼成条件による表面状態の変化を図2に記載する。
Figure 0005156277
[評価]
○:上ぐすり層の溶融表面変化が明確に判る。
△:上ぐすり層の溶融表面変化が観察角度を変えて見ると判る。
×:上ぐすり層の溶融表面変化が判り難い。
本発明のグラスライニング用上ぐすり組成物は、化学工業、医薬品工業、食品工業等における厳しい使用条件に耐え得るグラスライニング機器に好適に使用することができる。
五角形並びに三角形の着色されたドット模様(1)における近似円相当径の模式図である。 焼成状態を変化させた時の上ぐすり層の溶融表面を変化を示す模式図である。
符号の説明
1 着色されたドット模様
2 平板鋼板
3 下ぐすり層
4 上ぐすり層

Claims (2)

  1. グラスライニング用上ぐすり組成物において、白色系釉薬粒子と着色系釉薬粒子とから構成され、
    白色系釉薬粒子が下記の(A)〜(F)からなる組成を有し、
    (A)SiO +TiO :60〜80質量%
    ただし、SiO :60〜80質量%
    TiO :0〜10質量%
    なお、(A)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
    (B)ZrO :4〜12質量%
    なお、(B)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
    (C)R O(RはNa、KまたはLiを表わす):8〜20質量%
    ただし、Na O:8〜20質量%
    O:0〜12質量%
    Li O:0〜10質量%
    なお、(C)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
    (D)R’O(R’はCa、Ba、ZnまたはMgを表わす):0.9〜7質量%
    ただし、CaO:0.9〜7質量%
    BaO:0〜6質量%
    ZnO:0〜6質量%
    MgO:0〜5質量%
    なお、(D)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
    (E)B +Al :0.5〜5質量%
    ただし、B :0.5〜5質量%
    Al :0〜4.5質量%
    なお、(E)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
    (F)Sb +CeO :1〜4質量%
    ただし、Sb :0〜3質量%
    CeO:1〜4質量%
    なお、(F)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
    且つ白色系釉薬粒子の粒径が0.1〜250μmの範囲内にあり、白色系釉薬粒子の50%粒子径が20〜28μmの範囲内にあり、
    着色系釉薬粒子が、下記の(A)〜(E)及び(G)からなる組成を有し、
    (A)SiO +TiO :60〜80質量%
    ただし、SiO :60〜80質量%
    TiO :0〜10質量%
    なお、(A)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
    (B)ZrO :4〜12質量%
    なお、(B)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
    (C)R O(RはNa、KまたはLiを表わす):8〜20質量%
    ただし、Na O:8〜20質量%
    O:0〜12質量%
    Li O:0〜10質量%
    なお、(C)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
    (D)R’O(R’はCa、Ba、ZnまたはMgを表わす):0.9〜7質量%
    ただし、CaO:0.9〜7質量%
    BaO:0〜6質量%
    ZnO:0〜6質量%
    MgO:0〜5質量%
    なお、(D)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
    (E)B +Al :0.5〜5質量%
    ただし、B :0.5〜5質量%
    Al :0〜4.5質量%
    なお、(E)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
    (G)CoO+Cr +Fe :1〜4質量%
    ただし、CoO:1〜4質量%
    Cr :0〜3質量%
    Fe :0〜3質量%
    なお、(G)成分についての質量%表示は、酸化物換算量である;
    且つ着色系釉薬粒子の粒径が0.1〜3360μmの範囲内にあり、着色系釉薬粒子の50%粒子径が30〜100μmの範囲内にあり、且つ白色系釉薬粒子と着色系釉薬粒子の配合割合が、白色系釉薬粒子100質量部に対し、1種または2種以上の着色系釉薬粒子を外割で3〜30質量部の範囲内であることを特徴とするグラスライニング用上ぐすり組成物。
  2. 金属製支持体上に施釉された下ぐすり層の上に、請求項1に記載のグラスライニング用上ぐすり組成物を施釉することにより得られるグラスライニング施釉層であって、白色地に着色された円相当径が20〜500μmのドット模様を有してなり、かつ着色されたドット模様の合計面積がグラスライニング面積あたり2〜25%の範囲内にあることを特徴とするグラスライニング施釉層。
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