JP2010195640A - グラスライニング組成物 - Google Patents
グラスライニング組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010195640A JP2010195640A JP2009043835A JP2009043835A JP2010195640A JP 2010195640 A JP2010195640 A JP 2010195640A JP 2009043835 A JP2009043835 A JP 2009043835A JP 2009043835 A JP2009043835 A JP 2009043835A JP 2010195640 A JP2010195640 A JP 2010195640A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- glass lining
- microns
- frit
- lining composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】本発明の上ぐすり用グラスライニング組成物は、珪石、アルミナ及び窒化アルミニウムからなる群から選択される1種または2種以上の無機質耐火性粉体をフリット100質量%に対して外割で1〜20質量%含有することを特徴とし、また、本発明の下ぐすり用グラスライニング組成物は、珪石、アルミナ及び窒化アルミニウムからなる群から選択される1種または2種以上の無機質耐火性粉体をフリット100質量%に対して外割で20〜120質量%含有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
(A)SiO2+TiO2+ZrO2:46〜67質量%
ただし、
SiO2:46〜67質量%
TiO2:0〜18質量%
ZrO2:0〜12質量%
なお、成分(A)についての質量%表示はSiO2換算量である;
(B)R2O(RはNa、KまたはLiを表す):8〜22質量%
ただし、
Na2O:8〜22質量%
K2O:0〜16質量%
Li2O:0〜10質量%
なお、成分(B)についての質量%表示はNa2O換算量である;
(C)R’O(R’はCa、Ba、ZnまたはMgを表す):0.9〜7質量%
ただし、
CaO:0.9〜7質量%
BaO:0〜6質量%
ZnO:0〜6質量%
MgO:0〜5質量%
なお、成分(C)についての質量%表示はCaO換算量である;
(D)B2O3+Al2O3:1.2〜22質量%
ただし、
B2O3:1.2〜22質量%
Al2O3:0〜6質量%
なお、成分(D)についての質量%表示はB2O3換算量である;
(E)CoO+NiO+MnO2:0〜5質量%
ただし、
CoO:0〜5質量%
NiO:0〜5質量%
MnO2:0〜5質量%
なお、成分(E)についての質量%表示はCoO換算量である;
(A)SiO2+TiO2+ZrO2:41〜72質量%
ただし、
SiO2:41〜72質量%
TiO2:0〜10質量%
ZrO2:0〜10質量%
なお、成分(A)についての質量%表示は、SiO2換算量である;
(B)R2O(RはNa、KまたはLiを表す):8〜22質量%
ただし、
Na2O:8〜22質量%
K2O:0〜16質量%
Li2O:0〜10質量%
なお、成分(B)についての質量%表示は、Na2O換算量である;
(C)R’O(R’はCa、Ba、ZnまたはMgを表す):1〜7質量%
ただし、
CaO:1〜7質量%
BaO:0〜6質量%
ZnO:0〜6質量%
MgO:0〜5質量%
なお、成分(C)についての質量%表示は、CaO換算量である;
(D)B2O3+Al2O3:1〜18質量%
ただし、
B2O3:1〜18質量%
Al2O3:0〜6質量%
なお、成分(D)についての質量%表示は、B2O3換算量である;
の組成を有するフリット、及び珪石、アルミナ及び窒化アルミニウムからなる群から選択される1種または2種以上の無機質耐火性粉体をフリット100質量%に対して外割で1〜20質量%含有することを特徴とする。
(E)CoO+NiO+MnO2:0〜6質量%
ただし、
CoO:0〜6質量%
NiO:0〜5質量%
MnO2:0〜5質量%
なお、成分(E)についての質量%表示は、CoO換算量である
(A)SiO2+TiO2+ZrO2:41〜72質量%
ただし、
SiO2:41〜72質量%
TiO2:0〜10質量%
ZrO2:0〜10質量%
なお、成分(A)についての質量%表示は、SiO2換算量である;
(B)R2O(RはNa、KまたはLiを表す):8〜22質量%
ただし、
Na2O:8〜22質量%
K2O:0〜16質量%
Li2O:0〜10質量%
なお、成分(B)についての質量%表示は、Na2O換算量である;
(C)R’O(R’はCa、Ba、ZnまたはMgを表す):1〜7質量%
ただし、
CaO:1〜7質量%
BaO:0〜6質量%
ZnO:0〜6質量%
MgO:0〜5質量%
なお、成分(C)についての質量%表示は、CaO換算量である;
(D)B2O3+Al2O3:1〜18質量%
ただし、
B2O3:1〜18質量%
Al2O3:0〜6質量%
なお、成分(D)についての質量%表示は、B2O3換算量である;
の組成を有するフリット、及び珪石、アルミナ及び窒化アルミニウムからなる群から選択される1種または2種以上の無機質耐火性粉体をフリット100質量%に対して外割で20〜120質量%含有することを特徴とする。
(E)CoO+NiO+MnO2:0〜6質量%
ただし、
CoO:0〜6質量%
NiO:0〜5質量%
MnO2:0〜5質量%
なお、成分(E)についての質量%表示は、CoO換算量である
(A)SiO2+TiO2+ZrO2:41〜72質量%
ただし、
SiO2:41〜72質量%
TiO2:0〜10質量%
ZrO2:0〜10質量%
なお、成分(A)についての質量%表示は、SiO2換算量である;
(B)R2O(RはNa、KまたはLiを表す):8〜22質量%
ただし、
Na2O:8〜22質量%
K2O:0〜16質量%
Li2O:0〜10質量%
なお、成分(B)についての質量%表示は、Na2O換算量である;
(C)R’O(R’はCa、Ba、ZnまたはMgを表す):1〜7質量%
ただし、
CaO:1〜7質量%
BaO:0〜6質量%
ZnO:0〜6質量%
MgO:0〜5質量%
なお、成分(C)についての質量%表示は、CaO換算量である;
(D)B2O3+Al2O3:1〜18質量%
ただし、
B2O3:1〜18質量%
Al2O3:0〜6質量%
なお、成分(D)についての質量%表示は、B2O3換算量である;
(E)CoO+NiO+MnO2:0〜6質量%
ただし、
CoO:0〜6質量%
NiO:0〜5質量%
MnO2:0〜5質量%
なお、成分(E)についての質量%表示は、CoO換算量である。
上ぐすり用グラスライニング組成物及び下ぐすり用グラスライニング組成物に使用したフリットの原料配合割合を以下の表1に示す。
上記下ぐすり用フリット100質量%に、表2に記載する添加割合(外割)の粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)の珪石粉、CMC0.05質量%(外割)、亜硝酸ソーダ0.3質量%(外割)及び水を添加してスリップを作成し、厚さ4.5mm、100mm角の鉄素地に焼成厚みで0.25mmとなるように施釉した。
焼成は850℃で25分間行い、焼成後の外観を観察した。その後、上ぐすり用グラスライニング組成物を施釉せずに、850℃×120分間の熱処理を施し、下ぐすり施釉層の焼成バテ現象を観察して焼成熱負荷への耐久性を検討した。得られた結果を表2に示す。
この結果より、珪石粉をフリット100質量%に対して外割で20〜120質量%添加すると、0.25mmのような薄い施釉厚みでも焼成バテを防止することができることが判る。
上記下ぐすり用フリット100質量%に、粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)の珪石粉30質量%(外割)、表3に記載する添加割合(外割)の粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)のアルミナ粉または窒化アルミニウム、CMC0.05質量%(外割)、亜硝酸ソーダ0.3質量%(外割)及び水を添加してスリップを作成し、厚さ4.5mm、100mm角の鉄素地に焼成厚みで0.25mmとなるように施釉した。
焼成は850℃で25分間行い、焼成後の外観を観察した。その後、上ぐすり用グラスライニング組成物を施釉せずに、850℃×120分間の熱処理を施し、下ぐすり施釉層の焼成バテ現象を観察して焼成熱負荷への耐久性を検討した。得られた結果を表3に示す。
上記下ぐすり用フリット100質量%に、粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)の珪石粉30質量%(外割)、表4に記載する添加割合(外割)の直径12ミクロン、長さ700ミクロン、長さ/直径の形状比58のシリカ繊維または直径3ミクロン、長さ300ミクロン、長さ/直径の形状比100のアルミナ繊維、CMC0.05質量%(外割)、亜硝酸ソーダ0.3質量%(外割)及び水を添加してスリップを作成し、厚さ4.5mm、100mm角の鉄素地に焼成厚みで0.25mmとなるように施釉した。
焼成は850℃で25分間行い、焼成後の外観を観察した。その後、上ぐすり用グラスライニング組成物を施釉せずに、850℃×120分間の熱処理を施し、下ぐすり施釉層の焼成バテ現象を観察して焼成熱負荷への耐久性を検討した。得られた結果を表4に示す。
上記下ぐすり用フリット100質量%に、粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)の珪石粉30質量%(外割)、表5に記載する添加割合(外割)の直径1ミクロン、長さ700ミクロン、長さ/直径の形状比700の白金繊維または直径0.8ミクロン、長さ500ミクロン、長さ/直径の形状比625の金繊維、CMC0.05質量%(外割)、亜硝酸ソーダ0.3質量%(外割)及び水を添加してスリップを作成し、厚さ4.5mm、100mm角の鉄素地に焼成厚みで0.25mmとなるように施釉した。
焼成は850℃で25分間行い、焼成後の外観を観察した。その後、上ぐすり用グラスライニング組成物を施釉せずに、850℃×120分間の熱処理を施し、下ぐすり施釉層の焼成バテ現象を観察して焼成熱負荷への耐久性を検討した。得られた結果を表5に示す。
上記下ぐすり用フリット100質量%に、粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)の珪石粉30質量%(外割)、表6に記載する添加割合の粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)の金粉、粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)白金粉または粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)の銀粉、CMC0.05質量%(外割)、亜硝酸ソーダ0.3質量%(外割)及び水を添加してスリップを作成し、厚さ4.5mm、100mm角の鉄素地に焼成厚みで0.25mmとなるように施釉した。
焼成は850℃で25分間行い、焼成後の外観を観察した。その後、上ぐすり用グラスライニング組成物を施釉せずに、850℃×120分間の熱処理を施し、下ぐすり施釉層の焼成バテ現象を観察して焼成熱負荷への耐久性を検討した。得られた結果を表6に示す。
上記下ぐすり用フリット100質量%に、粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)の珪石粉60質量%(外割)、粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)の金粉5質量%(外割)、粘土2質量%(外割)、CMC0.05質量%(外割)、亜硝酸ソーダ0.3質量%(外割)及び水を添加してスリップを作成し、厚さ4.5mm、100mm角の鉄素地に焼成厚みで0.25mmとなるように施釉した。なお、焼成は850℃で25分間行った。
次に、上記上ぐすり用フリット100質量%に、表7に記載する添加割合の粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)の珪石粉、粘土2質量%(外割)、CMC0.05質量%(外割)、塩化バリウム0.2質量%(外割)及び水を添加してスリップを作成し、上記下ぐすり施釉層上に焼成厚みで0.4mmとなるように施釉し、下ぐすり施釉層と上ぐすり施釉層(グラスライニング層)の合計厚みが0.65mmのテストピースを得た。
焼成は800℃で35分間行い、焼成後の外観を観察した。その後、800℃×120分間の熱処理を施すことによりグラスライニング層を評価した。評価は、炭化珪素刃の高速カッターで、テストピースを垂直に切断し、その切断面の泡構造をキーエンス社製デジタルマイクロスコープで観察したものである。得られた結果を表7に示す。
また、総合評価において、×は、切断面に直径300ミクロン以上の気泡発生、△は、切断面に直径150〜300ミクロンの気泡発生、□は、切断面に75〜150ミクロンの気泡発生、○は、異状なし(切断面に直径75ミクロン未満の気泡発生)をそれぞれ示す。
実施例6と同様の下ぐすり用グラスライニング組成物を使用して厚さ4.5mm、100mm角の鉄素地に焼成厚みで0.25mmとなるように下ぐすりを施釉した。なお、焼成は850℃で25分間行った。
次に、上記上ぐすり用フリット100質量%に、粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)の珪石粉5質量%(外割)、表8に記載する添加割合(外割)の直径12ミクロン、長さ700ミクロン、長さ/直径の形状比58のシリカ繊維、粘土2質量%(外割)、CMC0.05質量%(外割)、塩化バリウム0.2質量%及び水を添加してスリップを作成し、上記下ぐすり施釉層上に焼成厚みで0.4mmとなるように施釉し、下ぐすり施釉層と上ぐすり施釉層(グラスライニング層)の合計厚みが0.65mmのテストピースを得た。
焼成は800℃で35分間行い、焼成後の外観を観察した。その後、800℃×120分間の熱処理を施すことによりグラスライニング層を評価した。評価は、実施例6と同様に観察したものである。得られた結果を表8に示す。
実施例6と同様の下ぐすり用グラスライニング組成物を使用して厚さ4.5mm、100mm角の鉄素地に焼成厚みで0.25mmとなるように下ぐすりを施釉した。なお、焼成は850℃で25分間行った。
次に、上記上ぐすり用フリット100質量%に、粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)の珪石粉5質量%(外割)、表9に記載する添加割合(外割)の直径1ミクロン、長さ700ミクロン、長さ/直径の形状比700の白金繊維または直径0.8ミクロン、長さ500ミクロン、長さ/直径の形状比625の金繊維、粘土2質量%(外割)、CMC0.05質量%(外割)、塩化バリウム0.2質量%(外割)及び水を添加してスリップを作成し、上記下ぐすり施釉層上に焼成厚みで0.4mmとなるように施釉し、下ぐすり施釉層と上ぐすり施釉層(グラスライニング層)の合計厚みが0.65mmのテストピースを得た。
焼成は800℃で35分間行い、焼成後の外観を観察した。その後、800℃×120分間の熱処理を施すことによりグラスライニング層を評価した。評価は、実施例6と同様に観察したものである。得られた結果を表9に示す。
実施例6と同様の下ぐすり用グラスライニング組成物を使用して厚さ4.5mm、100mm角の鉄素地に焼成厚みで0.25mmとなるように下ぐすりを施釉した。なお、焼成は850℃で25分間行った。
次に、上記上ぐすり用フリット100質量%に、粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)の珪石粉5質量%(外割)、表10に記載する添加割合(外割)の粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)の金粉または粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)の銀粉、粘土2質量%(外割)、CMC0.05質量%(外割)、塩化バリウム0.2質量%(外割)及び水を添加してスリップを作成し、上記下ぐすり施釉層上に焼成厚みで0.4mmとなるように施釉し、下ぐすり施釉層と上ぐすり施釉層(グラスライニング層)の合計厚みが0.65mmのテストピースを得た。
焼成は800℃で35分間行い、焼成後の外観を観察した。その後、800℃×120分間の熱処理を施すことによりグラスライニング層を評価した。評価は、実施例6と同様に観察したものである。得られた結果を表10に示す。
実施例6と同様の下ぐすり用グラスライニング組成物を使用して厚さ4.5mm、100mm角の鉄素地に下ぐすりを施釉した。なお、焼成は850℃で25分間行った。
次に、上記上ぐすり用フリット100質量%に、粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)の珪石粉5質量%(外割)、粒径44ミクロン以下(325メッシュ以下)の金粉5質量%(外割)、粘土2質量%(外割)、CMC0.05質量%(外割)、塩化バリウム0.2質量%(外割)及び水を添加してスリップを作成し、上記下ぐすり施釉層上に上ぐすりを施釉してテストピースを得た。なお、焼成は800℃で35分間行った。
なお、慣用グラスライニングは、下ぐすりとして上記下ぐすり用フリット100質量%に、粘土2質量%(外割)、CMC0.05質量%(外割)、亜硝酸ソーダ0.3質量%(外割)及び水を添加してスリップとしてものを使用し、上ぐすりとして上記上ぐすり用フリット100質量%に、粘土2質量%(外割)、CMC0.05質量%(外割)、塩化バリウム0.2質量%(外割)及び水を添加してスリップとしたものを使用した。
次に、得られたテストピースを、図1に示すような構成にて600Wのヒーター(1)上に、鉄素地(2)及びグラスライニング層(3)から構成されるテストピースが、鉄素地(2)がヒーターと接するように配置し、その上に11℃の水100mlが入った1リットルパイレックス(登録商標)製のガラスビーカー(4)を載置し、ヒーター(1)により加熱してガラスビーカー(4)中の水の温度を温度計(5)にて監視して100℃に到達するまでの時間を測定した。得られた結果を表11に記載する。
Claims (14)
- (A)SiO2+TiO2+ZrO2:41〜72質量%
ただし、
SiO2:41〜72質量%
TiO2:0〜10質量%
ZrO2:0〜10質量%
なお、成分(A)についての質量%表示は、SiO2換算量である;
(B)R2O(RはNa、KまたはLiを表す):8〜22質量%
ただし、
Na2O:8〜22質量%
K2O:0〜16質量%
Li2O:0〜10質量%
なお、成分(B)についての質量%表示は、Na2O換算量である;
(C)R’O(R’はCa、Ba、ZnまたはMgを表す):1〜7質量%
ただし、
CaO:1〜7質量%
BaO:0〜6質量%
ZnO:0〜6質量%
MgO:0〜5質量%
なお、成分(C)についての質量%表示は、CaO換算量である;
(D)B2O3+Al2O3:1〜18質量%
ただし、
B2O3:1〜18質量%
Al2O3:0〜6質量%
なお、成分(D)についての質量%表示は、B2O3換算量である;
の組成を有するフリット、及び珪石、アルミナ及び窒化アルミニウムからなる群から選択される1種または2種以上の無機質耐火性粉体をフリット100質量%に対して外割で1〜20質量%含有することを特徴とする上ぐすり用グラスライニング組成物。 - フリットが更に成分(E)を含有する、請求項1記載の上ぐすり用グラスライニング組成物:
(E)CoO+NiO+MnO2:0〜6質量%
ただし、
CoO:0〜6質量%
NiO:0〜5質量%
MnO2:0〜5質量%
なお、成分(E)についての質量%表示は、CoO換算量である - 無機質耐火性粉体の含有量は、フリット100質量%に対し外割で3〜10質量%の範囲内である、請求項1または2記載の上ぐすり用グラスライニング組成物。
- 無機質耐火性粉体の粒径が149ミクロン以下である、請求項1ないし3のいずれか1項記載の上ぐすり用グラスライニング組成物。
- 更に、直径0.2〜20ミクロン、長さ6〜1000ミクロン、長さ/直径の形状比30以上のシリカ繊維及びアルミナ繊維からなる群から選択される1種または2種の無機繊維をフリット100質量%に対し外割で0.1〜5質量%含有する、請求項1ないし4のいずれか1項記載の上ぐすり用グラスライニング組成物。
- 更に、直径0.1〜2ミクロン、長さ50〜1000ミクロン、長さ/直径の形状比50以上の白金繊維及び金繊維からなる群から選択される1種または2種の貴金属繊維をフリット100質量%に対し外割で0.1〜5質量%含有する、請求項1ないし5のいずれか1項記載の上ぐすり用グラスライニング組成物。
- 更に、直径44ミクロン以下の金、白金及び銀からなる群から選択される1種または2種以上の貴金属粉末をフリット100質量%に対し外割で1〜10質量%含有する、請求項1ないし6のいずれか1項記載の上ぐすり用グラスライニング組成物。
- (A)SiO2+TiO2+ZrO2:41〜72質量%
ただし、
SiO2:41〜72質量%
TiO2:0〜10質量%
ZrO2:0〜10質量%
なお、成分(A)についての質量%表示は、SiO2換算量である;
(B)R2O(RはNa、KまたはLiを表す):8〜22質量%
ただし、
Na2O:8〜22質量%
K2O:0〜16質量%
Li2O:0〜10質量%
なお、成分(B)についての質量%表示は、Na2O換算量である;
(C)R’O(R’はCa、Ba、ZnまたはMgを表す):1〜7質量%
ただし、
CaO:1〜7質量%
BaO:0〜6質量%
ZnO:0〜6質量%
MgO:0〜5質量%
なお、成分(C)についての質量%表示は、CaO換算量である;
(D)B2O3+Al2O3:1〜18質量%
ただし、
B2O3:1〜18質量%
Al2O3:0〜6質量%
なお、成分(D)についての質量%表示は、B2O3換算量である;
の組成を有するフリット、及び珪石、アルミナ及び窒化アルミニウムからなる群から選択される1種または2種以上の無機質耐火性粉体をフリット100質量%に対して外割で20〜120質量%含有することを特徴とする下ぐすり用グラスライニング組成物。 - フリットが更に成分(E)を含有する、請求項8記載の下ぐすり用グラスライニング組成物:
(E)CoO+NiO+MnO2:0〜6質量%
ただし、
CoO:0〜6質量%
NiO:0〜5質量%
MnO2:0〜5質量%
なお、成分(E)についての質量%表示は、CoO換算量である - 無機質耐火性粉体の含有量は、フリット100質量%に対し外割で40〜100質量%の範囲内である、請求項8または9記載の下ぐすり用グラスライニング組成物。
- 無機質耐火性粉体の粒径が149ミクロン以下である、請求項8ないし10のいずれか1項記載の下ぐすり用グラスライニング組成物。
- 更に、直径0.2〜20ミクロン、長さ6〜1000ミクロン、長さ/直径の形状比30以上のシリカ繊維及びアルミナ繊維からなる群から選択される1種または2種の無機繊維をフリット100質量%に対し外割で0.1〜5質量%含有する、請求項8ないし11のいずれか1項記載の下ぐすり用グラスライニング組成物。
- 更に、直径0.1〜2ミクロン、長さ50〜1000ミクロン、長さ/直径の形状比50以上の白金繊維及び金繊維からなる群から選択される1種または2種の貴金属繊維をフリット100質量%に対し外割で0.1〜5質量%含有する、請求項8ないし12のいずれか1項記載の下ぐすり用グラスライニング組成物。
- 更に、直径44ミクロン以下の金、白金及び銀からなる群から選択される1種または2種以上の貴金属粉末をフリット100質量%に対し外割で1〜20質量%含有する、請求項8ないし13のいずれか1項記載の下ぐすり用グラスライニング組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009043835A JP2010195640A (ja) | 2009-02-26 | 2009-02-26 | グラスライニング組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009043835A JP2010195640A (ja) | 2009-02-26 | 2009-02-26 | グラスライニング組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010195640A true JP2010195640A (ja) | 2010-09-09 |
Family
ID=42820771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009043835A Pending JP2010195640A (ja) | 2009-02-26 | 2009-02-26 | グラスライニング組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010195640A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013151401A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-08-08 | Ikebukuro Horo Kogyo Kk | グラスライニング組成物 |
CN105555728A (zh) * | 2013-08-05 | 2016-05-04 | 滕内多拉内马克有限公司 | 搪瓷粉、具有搪瓷涂层表面区段的金属构件及其制造方法 |
JP2016188396A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 株式会社神鋼環境ソリューション | 熱伝導性グラスライニング、熱伝導性グラスライニング製構造物及び熱伝導性グラスライニングの施工方法 |
CN109569472A (zh) * | 2019-01-23 | 2019-04-05 | 临沂宏业化工设备有限公司 | 一种高压防腐搪玻璃反应釜 |
CN115038813A (zh) * | 2020-02-12 | 2022-09-09 | 日本碍子株式会社 | 搪玻璃产品的制造方法 |
KR20230000143A (ko) * | 2021-06-24 | 2023-01-02 | 티와이 파우들러 주식회사 | 유리 라이닝을 위한 재보수 유약 조성물 |
Citations (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5761642A (en) * | 1980-09-29 | 1982-04-14 | Ngk Insulators Ltd | Ground coat frit composition for sheet steel enamel |
JPS6025380B2 (ja) * | 1980-11-18 | 1985-06-18 | 池袋琺瑯工業株式会社 | 無機繊維入りグラスライニング製品の製造方法 |
JPS63107837A (ja) * | 1986-10-23 | 1988-05-12 | Hakko Sangyo Kk | グラスライニング機器の製造法 |
JPS6433031A (en) * | 1987-07-30 | 1989-02-02 | Kawatetsu Kinzoku Kogyo | Production of enamelware having metallic tone |
JPS6451344A (en) * | 1987-08-21 | 1989-02-27 | Ngk Frit Kk | Enameled article |
JPH01141836A (ja) * | 1987-11-26 | 1989-06-02 | Nakashima:Kk | ガラス溶射用フリット |
JPH01219041A (ja) * | 1988-02-27 | 1989-09-01 | Asai Bussan Kk | パウダーコーティング用複合粉体 |
JPH048390B2 (ja) * | 1984-02-20 | 1992-02-14 | Ikebukuro Horo Kogyo Co | |
JPH05222552A (ja) * | 1992-02-15 | 1993-08-31 | Ngk Insulators Ltd | マットほうろう用釉薬及びその製法 |
JPH05262587A (ja) * | 1992-03-16 | 1993-10-12 | Toto Ltd | 装飾窯業製品の製造方法 |
JPH1081544A (ja) * | 1996-07-19 | 1998-03-31 | Ikebukuro Horo Kogyo Kk | 導電性グラスライニング組成物 |
JPH11116273A (ja) * | 1997-10-21 | 1999-04-27 | Ikebukuro Horo Kogyo Kk | 導電性グラスライニング組成物 |
JPH11189431A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Ikebukuro Horo Kogyo Kk | 導電性グラスライニング組成物 |
JP2003026443A (ja) * | 2001-07-11 | 2003-01-29 | Ikebukuro Horo Kogyo Kk | 導電性グラスライニング組成物 |
JP2005314194A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Hakko Sangyo Kk | ライニング組成物 |
JP2009001458A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Ikebukuro Horo Kogyo Kk | グラスライニング用上ぐすり組成物 |
-
2009
- 2009-02-26 JP JP2009043835A patent/JP2010195640A/ja active Pending
Patent Citations (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5761642A (en) * | 1980-09-29 | 1982-04-14 | Ngk Insulators Ltd | Ground coat frit composition for sheet steel enamel |
JPS6025380B2 (ja) * | 1980-11-18 | 1985-06-18 | 池袋琺瑯工業株式会社 | 無機繊維入りグラスライニング製品の製造方法 |
JPH048390B2 (ja) * | 1984-02-20 | 1992-02-14 | Ikebukuro Horo Kogyo Co | |
JPS63107837A (ja) * | 1986-10-23 | 1988-05-12 | Hakko Sangyo Kk | グラスライニング機器の製造法 |
JPS6433031A (en) * | 1987-07-30 | 1989-02-02 | Kawatetsu Kinzoku Kogyo | Production of enamelware having metallic tone |
JPS6451344A (en) * | 1987-08-21 | 1989-02-27 | Ngk Frit Kk | Enameled article |
JPH01141836A (ja) * | 1987-11-26 | 1989-06-02 | Nakashima:Kk | ガラス溶射用フリット |
JPH01219041A (ja) * | 1988-02-27 | 1989-09-01 | Asai Bussan Kk | パウダーコーティング用複合粉体 |
JPH05222552A (ja) * | 1992-02-15 | 1993-08-31 | Ngk Insulators Ltd | マットほうろう用釉薬及びその製法 |
JPH05262587A (ja) * | 1992-03-16 | 1993-10-12 | Toto Ltd | 装飾窯業製品の製造方法 |
JPH1081544A (ja) * | 1996-07-19 | 1998-03-31 | Ikebukuro Horo Kogyo Kk | 導電性グラスライニング組成物 |
JPH11116273A (ja) * | 1997-10-21 | 1999-04-27 | Ikebukuro Horo Kogyo Kk | 導電性グラスライニング組成物 |
JPH11189431A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Ikebukuro Horo Kogyo Kk | 導電性グラスライニング組成物 |
JP2003026443A (ja) * | 2001-07-11 | 2003-01-29 | Ikebukuro Horo Kogyo Kk | 導電性グラスライニング組成物 |
JP2005314194A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Hakko Sangyo Kk | ライニング組成物 |
JP2009001458A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Ikebukuro Horo Kogyo Kk | グラスライニング用上ぐすり組成物 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013151401A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-08-08 | Ikebukuro Horo Kogyo Kk | グラスライニング組成物 |
CN105555728A (zh) * | 2013-08-05 | 2016-05-04 | 滕内多拉内马克有限公司 | 搪瓷粉、具有搪瓷涂层表面区段的金属构件及其制造方法 |
JP2016535714A (ja) * | 2013-08-05 | 2016-11-17 | ネマク,ソシエダ アノニマ ブルサーティリ デ カピタル バリアブレNemak, S.A.B. de C.V. | エナメル粉末、エナメルコーティングが設けられた表面部分を有する金属コンポーネント、およびこうした金属コンポーネントを製造するための方法 |
CN105555728B (zh) * | 2013-08-05 | 2019-10-08 | 尼玛克股份有限公司 | 搪瓷粉、具有搪瓷涂层表面区段的金属构件及其制造方法 |
JP2016188396A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 株式会社神鋼環境ソリューション | 熱伝導性グラスライニング、熱伝導性グラスライニング製構造物及び熱伝導性グラスライニングの施工方法 |
CN109569472A (zh) * | 2019-01-23 | 2019-04-05 | 临沂宏业化工设备有限公司 | 一种高压防腐搪玻璃反应釜 |
CN109569472B (zh) * | 2019-01-23 | 2023-12-22 | 临沂宏业化工设备有限公司 | 一种高压防腐搪玻璃反应釜 |
CN115038813A (zh) * | 2020-02-12 | 2022-09-09 | 日本碍子株式会社 | 搪玻璃产品的制造方法 |
KR20230000143A (ko) * | 2021-06-24 | 2023-01-02 | 티와이 파우들러 주식회사 | 유리 라이닝을 위한 재보수 유약 조성물 |
KR102562125B1 (ko) * | 2021-06-24 | 2023-08-01 | 티와이 파우들러 주식회사 | 유리 라이닝을 위한 재보수 유약 조성물 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010195640A (ja) | グラスライニング組成物 | |
US7854795B2 (en) | Non-adhesive coating composition and method of preparing the same | |
TW562781B (en) | Glass and conductive paste using the same | |
GB1578833A (en) | Articles having self-cleaning coatings | |
EP1290086A1 (en) | Hybrid coating compositions | |
JPWO2006030738A1 (ja) | 白金材料用コーティング材及び該コーティング材が被覆された白金材料並びにガラス製造装置 | |
JP5460367B2 (ja) | グラスライニング組成物 | |
CN103964690A (zh) | 一种用作搪瓷材料的组合物及其用途 | |
CN102070299A (zh) | 一种不锈钢高温表面防护技术 | |
JP3783742B2 (ja) | 導電性グラスライニング組成物 | |
JP5860713B2 (ja) | グラスライニング組成物 | |
CN105324341B (zh) | 玻璃运送用辊及其制造方法以及使用该玻璃运送用辊的平板玻璃的制造方法 | |
JP3432399B2 (ja) | 導電性グラスライニング組成物 | |
JP3907978B2 (ja) | 導電性グラスライニング組成物 | |
EP1230183B1 (en) | Water-resistant porcelain enamel coatings and method of manufacturing same | |
JP3894245B2 (ja) | 導電性グラスライニング組成物 | |
JP2670516B2 (ja) | ガラス溶射用材料 | |
CN1681742A (zh) | 耐水性搪瓷涂层及其制备方法 | |
JP7225469B2 (ja) | グラスライニング製品の製造方法 | |
JP2024052937A (ja) | グラスライニング製品及びその製造方法 | |
KR20200055513A (ko) | 코디에라이트를 함유한 저온 소결용 인덕션 유전체 세라믹 및 제조방법 | |
CN116081948B (zh) | 一种耐高温抗氧化陶瓷材料及其使用方法 | |
CN104058753A (zh) | 一种氧化锆二硼化锆碳质导液管的制备方法 | |
JPH0790619A (ja) | 高温耐熱部材 | |
TR201918797A2 (tr) | Mekanik özellikleri geliştirilmiş yeni nesil vitroseramik kaplama malzemesi |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120124 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130516 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130521 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130709 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140408 |