JP5064539B2 - 縫製装置の目飛び糸切れチェック装置 - Google Patents

縫製装置の目飛び糸切れチェック装置 Download PDF

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Description

本発明は、縫製運転時に縫い糸の弛み部分を検知することにより、布に対する縫い糸の目飛びや糸切れを高い精度で検出できるように改良した縫製装置の目飛び糸切れチェック装置に関する。
縫製用のミシンでは、縫い針の上下変位と針板の下方に位置する釜の回転運動との組合せにより、縫い針が布を貫通するに伴い、上糸が下糸と絡み合って縫い目を形成する。
この際、縫い糸により布に縫い目が所定の間隔で連続形成されるが、縫製運転に伴い、縫い目の途中で縫い目が1目あるいは数目にわたって形成されない目飛びと称する縫い目のむら生じる場合がある。
目飛びの発生原因としては、糸撚りや布の厚さむらにより、ミシンの動作に適合しないことをはじめ、縫い針と釜のセットゲージの不適切や縫い針の上下動と釜回転のタイミングの不一致などが挙げられる。
いずれにせよ、布の縫い目に目飛びが生じた場合には、ミシンの運転を停止して、目飛び部分の状態に応じた補修を行う必要がある。
縫製運転時に目飛びを検出するものに、特許文献1に目飛び検出装置が記載されている。この目飛び検出装置は、針糸と糸案内に針糸が摺接して生じる摩擦音を検出する検知センサを備えている。
具体的には、検知センサにおいて、連続的に入力される1針毎の摩擦音の発生時間を比較し、前回と今回との摩擦音の発生時間差に基づく糸移動量差を求めるとともに、回転検出センサによってミシンの回転数を検出し、エンコダーから連続入力される1針毎の回転数を比較し、前回と今回との回転数差に基づく糸移動量差を求め、回転数差に基づく糸移動量差と摩擦音の発生時間差に基づく糸移動量差とを比較している。この比較結果に基づいて目飛びを判別することにより、摩擦音の発生時間のばらつきが大きい場合でも、目飛びの検出を誤ることなく行えるようにしている。
また、特許文献2では、ミシンにおける縫製時の糸切れおよび目飛び検出方法が開示されている。特許文献2の目飛び検出方法は、目飛びの発生時、釜剣先が上糸ループを掛け損じるため、上糸が釜を一周する長さだけ弛むという知見に基づいて構成されている。
この時、天秤と針との間に存する上糸の張力を歪みゲージ(ストレインゲージ)で検出することにより目飛びの発生を確認している。具体的には、上糸をループ状のガイド環に通し、ガイド環に対する上糸の摺接圧を歪みゲージに伝え、その歪み量の大小の設定値によって目飛びの有無を判定している。
特開平8−276088号公報 特開昭50−54457号公報
しかしながら、特許文献1の目飛び検出装置では、検知センサの構成が複雑でコスト高を招き易くなる虞れがある。併せて、回転数差による糸移動量差と摩擦音発生時間差による糸移動量差とを比較する際、縫製状況や縫製条件によっては、比較条件を調整する必要が生じ、縫製用の布によっては、目飛びの判別の設定値を変更することも考えられることから判別精度が不安定になる虞れがある。
特許文献2では、縫製運転時にガイド環に対する上糸の摺接圧は変わり易いため、歪みゲージの歪み量が、確実には目飛び発生の有無に繋がらないことも考えられ、判定の設定値が難しくなって、特許文献1と同様に判別精度が不安定になる虞れがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、目飛びの検出を簡素な構造でコスト的に有利に実現させ、目飛びや糸切れの検出精度が向上し、ひいては作業効率がよくなり、生産性の向上に寄与する縫製装置の目飛び糸切れチェック装置を提供することにある。
(請求項1について)
縫製装置における縫い針は、布に対して縫い目形成を行うために往復運動する。押圧機構は、縫い針に係合した縫い糸に張力を付与する。天秤機構は、縫い糸に係合して縫い針と連動する往復運動を行う。
検出装置は、縫い糸に対して張力を付与する張力付与手段と、縫製運転に伴って縫い糸に生じた弛み部分を張力付与手段により屈曲変形させて弛み部分の位置を検出する検出手段とを有するものであって、押圧機構から縫い針の先端までの糸経路内に設けられている。
張力付与手段は、天秤機構と縫い針とを結ぶ直線上に位置し、縫い糸が挿通する透孔を形成した案内辺と、案内辺の一側部に透孔に連通するよう取り付けられ、縫製運転時に縫い糸に空気を吹きかけて常に張力を付与するエア供給装置と、案内辺の他側部に形成され、透孔に連通してエア供給装置の先端に対向するように配されて内外に通じる開口部とを備える。
検出手段は、開口部の外部で該開口部の内外方向に沿って並行で互いに所定の距離だけ離間する状態に配置された発光素子および受光素子を備えた光電スイッチから成り、目飛びや糸切れ現象が生じた場合、エア供給装置により弛み部分が開口部を介して発光素子と受光素子との間に侵入して発光素子からの光照射を遮断する。
縫製運転に伴って発生する目飛び現象は、種々の原因により、釜剣先が縫い糸の上糸ループを掛け損じるため、縫い糸が釜を一周する長さだけ弛むようになり、縫い糸に所定長さの弛み部分が生じる。弛み部分の位置を検出装置により検出する構成のため、所定長さの弛み部分を検出することになり、弛み部分の位置の検出が目飛びや糸切れの有無に確実に対応し、目飛びや糸切れの検出を誤ることなく、高い精度で実現し、目飛びや糸切れ現象を確実に判別することができる。
しかも、検出装置は、縫い糸に張力を付与できるだけの簡易な張力付与手段と検出手段から成る簡素な構造でよく、目飛びや糸切れの検出をコスト的に有利に実現させることができる。
請求項1の張力付与手段は、縫製運転時に所定の風圧を縫い糸に連続的に付与するエア供給装置であるため、目飛びや糸切れの発生時には、弛み部分が吹き飛ばされて屈曲変形状態で検出される。また、張力付与手段は、エア供給装置により天秤機構から縫い針の間の縫い糸に連続的にエアーを付与するため、目飛び等の縫製不良を発生しにくくする糸調子機構の役割も兼ねる。さらに、張力付与手段は、縫い糸に張力を付与できる簡易なエア供給装置でよいため、小型でよくコスト的に有利である。
請求項2について)
縫製装置における縫い針は、布に対して縫い目形成を行うために往復運動する。押圧機構は、縫い針に係合した縫い糸に張力を付与する。天秤機構は、縫い糸に係合して縫い針と連動する往復運動を行う。
検出装置は、縫い糸に対して張力を付与する張力付与手段と、縫製運転に伴って縫い糸に生じた弛み部分を張力付与手段により屈曲変形させて弛み部分の位置を検出する検出手段とを有するものであって、押圧機構から縫い針の先端までの糸経路内に設けられている。
張力付与手段は、天秤機構と縫い針とを結ぶ直線上に位置し、縫い糸が挿通する透孔を形成した案内辺と、案内辺の他側部に形成され、透孔に連通するように配されて内外に通じる開口部と、縫製運転時、負圧により縫い糸を開口部から連続的に吸引して縫い糸に張力を与える負圧供給装置とを有する。
検出手段は、開口部の外部で該開口部の内外方向に沿って並行で互いに所定の距離だけ離間する状態に配置された発光素子および受光素子を備え、これら発光素子および受光素子を仲立ちにして負圧供給装置を開口部に近接させる光電スイッチから成り、目飛びや糸切れ現象が生じた場合、負圧供給装置からの負圧により弛み部分が開口部を介して発光素子と受光素子との間に侵入して発光素子からの光照射を遮断する。
請求項2の張力付与手段は、縫製運転時に所定の負圧で縫い糸を連続的に吸引する負圧供給装置であるため、目飛びや糸切れの発生時には、弛み部分が吸引により屈曲変形状態で検出される。張力付与手段は、縫い糸に張力を付与できるだけの簡易な負圧供給装置でよいため、請求項1と同様に、小型でよくコスト的に有利である。
請求項3について)
縫い糸の弛み部分が発光素子からの光照射を遮断している時、ベルを鳴動させ続けるとともに、ランプを点灯させ続ける報知システムの制御回路を有している
このため、目飛びや糸切れが生じた場合、その旨を作業者などに報知することにより、縫製運転を停止して、目飛びや糸切れの状態に応じた補修を行うことができる。
(a)は布および釜とともに示し、紙面の裏側に90°の角度だけ回転させた態様の縫製ミシン頭部の側面図、(b)は布および釜とともに示す縫製ミシン頭部の正面図である(実施例1)。 (a)は検出手段のタイムチャートの模式図、(b)は検出手段の制御回路図である(実施例1)。 布および釜とともに示す縫製ミシン頭部の正面図である(実施例2)
縫製運転に伴って発生する目飛びや糸切れ現象は、上糸に所定長さの弛み部分を生じさせるが、本発明では、弛み部分の位置を検出手段により検出する構成のため、弛み部分の位置の検出が目飛びや糸切れの有無に確実に対応し、目飛びや糸切れの検出を誤ることなく、高い精度で行うことができ、目飛びや糸切れの現象を確実に判別することが可能となる。検出装置は、いずれも簡易で小型の張力付与手段と検出手段から成る簡素な構造のため、コスト的に有利となる。
以下、図1および図2を参照しながら本発明の実施例1を説明する。
図1は、縫製装置1の縫製ミシン頭部2を便宜上、紙面の裏側に90°の角度だけ回転させた態様を示す。図1の縫製装置1は縫製用のミシンであり、縫製ミシン頭部2には、糸巻スプール(図示せず)からの上糸3が糸通し部4、第1糸調子5、押圧機構としての第2糸調子6および天秤機構7を介して後述する検出装置8に導出されている。
検出装置8からの上糸3は、糸掛け部9を介して縫い針10の針穴10aに導かれている。縫い針10は布11に対して縫い目形成を行うために往復運動を行う。第2糸調子6は、縫い針10に係合した上糸3に張力を付与する。天秤機構7は、上糸3に係合して縫い針10と連動する往復運動を行う。
布11を支持する針板(図示せず)の下方には、ボビンケース12を有する外釜13を備えた釜14が配置されている。ボビンケース12内に収容されたボビン15からは、上糸3とともに縫い糸を成す下糸16が布11に供給されるようになっている。
検出装置8は、第2糸調子6から縫い針10の先端までの糸経路内の所定位置に設けたもので、天秤機構7の下方にプラスチック製あるいは金属製の案内辺17を取り付けている。案内辺17は、例えば、天秤機構7と縫い針10とを結ぶ線上に位置し、上糸3を挿通させた縦形の透孔17aを形成している。
案内辺17の図示左側部には、透孔17aに連通し、張力付与手段としてのエア供給装置19に連結されたエアブローパイプ18を取り付けている。エア供給装置19は縫製の運転開始・停止に連動して駆動・停止するようになっている。エア供給装置19は、上糸3に空気を吹きかけて張力を付与できる簡易な小型のものでよい。
案内辺17の図示右側部には、透孔17aに連通し、エアブローパイプ18の先端18aに対向し、内外に通ずる開口部17bを形成している。開口部17bの開口内周縁は、後述するように上糸3が摺動することを考慮して面取りなどにより滑らかな丸みを持たせている。
検出装置8の検出手段は、目飛び糸切れチェック装置として設けられたもので、発光素子21と受光素子22とを備えた光電スイッチ23から成る。発光素子21は、例えば発光ダイオード(LED)から成り、受光素子22は、例えば光ダイオード(PHD)から成り、発光素子21と受光素子22とは、開口部17bの外部で、開口部17bの内外方向に沿って並行で互いに所定の距離Lだけ離間する状態に配置されている。
縫製装置1の通常の縫製運転では、図1(a)に示すように、縫い針10の上下運動と釜14の回転運動との組合せにより、縫い針10が布11を貫通するに伴い、上糸3が下糸16と絡み合って縫い目Tを形成する。
この際、布11に縫い目Tが所定の間隔dで連続形成されるが、縫製運転に伴い、縫い目Tの途中で縫い目Tが1目あるいは数目にわたって形成されない目飛びSと称する縫い目Tのむらを生じる場合がある{図1(b)参照}。
目飛び現象は、種々の原因により釜剣先13aが上糸ループ3bを掛け損じた場合に、上糸3が釜14を一周する長さだけ弛むことにより生じる。
縫製運転と同時にエア供給装置19が駆動されており、空気がエアブローパイプ18から透孔17aを横切って上糸3に連続的に吹きかかって常に張力を付与している。目飛びや糸切れ現象が生じた場合、上糸3が弛むため、その弛み部分3aが外方に吹き飛ばされて、開口部17bの開口内周縁部を摺動し、図1(b)に二点鎖線で示す位置から実線で示す位置に所定の長さDだけ屈曲変形する。
これに伴い、弛み部分3aが光電スイッチ23の発光素子21と受光素子22との間に侵入して発光素子21からの光照射を遮断する。この結果、弛み部分3aが屈曲変形して光電スイッチ23の発光素子21と受光素子22との間に侵入した弛み部分3aの位置が検出される。
目飛びSや糸切れが生じた場合には、縫製運転を停止して、目飛び部分や糸切れの状態に応じた補修を行うので、目飛びSの発生を作業者などに報知する必要がある。
報知システムの一例を図2に示す。報知システムでは、図2(a)のタイムチャート(A、B、C、D)に示すように、発光素子21の光照射を遮断している時、光電スイッチ23が持続的に働いて、ベル24を鳴動し続けさせるとともに、ランプ25を点灯させ続けるように構成している。
図2(b)は報知システムの制御回路の一例である。この制御回路において、弛み部分3aにより発光素子21の光照射が遮断されると、光電スイッチ23が働いてOR回路27の一端入力部aがハイ(H)となり、OR回路27の出力部cがハイ(H)となる。
一方、電圧Vcが印加された押しボタン式のリセットスイッチ26が開成状態では、NOT回路28によりAND回路29の一端入力部aがハイ(H)となっており、AND回路29の他端入力部bがハイ(H)のため、その出力部cがハイ(H)となり、OR回路27の他端入力部bをハイ(H)にする。これにより、ベル24およびランプ25を駆動し続ける。
縫製運転停止後に、ベル24の鳴動およびランプ25の点灯を停止するためには、上糸3の弛み部分3aを発光素子21と受光素子22との間から抜き取って外部に排除してから、リセットスイッチ26を閉じる。これにより、NOT回路28のためAND回路29の一端入力部aがロー(L)となり、AND回路29の出力部cがロー(L)となり、OR回路27の他端入力部bがロー(L)となる。
この時点では、すでに光電スイッチ23の出力、つまりOR回路27の一端入力部aがロー(L)となっているので、OR回路27の出力部cがロー(L)となってベル24およびランプ25への電流が止まる。
なお、制御回路は図2(b)のものに限らず、結線方法により多様な制御構成にすることができる。ベル24とランプ25では、両方を同時に駆動する代りに、いずれか一方のみを駆動するようにしてもよい。ベル24やランプ25を継続的に駆動する代りに、ベル24を断続的に鳴動させたり、ランプ25を点滅させる構成でもよい。
上記構成では、縫製運転に伴って目飛びや糸切れ現象が発生するが、目飛びや糸切れ現象は上糸3に所定長さDの弛み部分3aを生じる。弛み部分3aの位置を検出装置8により検出する構成のため、所定長さDの弛み部分3aを検出することになり、弛み部分3aの位置の検出が目飛びSや糸切れの有無に確実に対応し、目飛びSや糸切れの検出を誤ることなく、高い精度で実現し、目飛びや糸切れ現象を確実に判別することができる。
しかも、検出装置8は、上糸3に張力を付与できる簡易なエア供給装置19と検出手段としての光電スイッチ23から成るので、小型で簡素な構造となりコスト的に有利になる。
図3は本発明の実施例2を示す。実施例2が実施例1と異なるところは、エア供給装置19に代わって負圧供給装置30を設けたことである。負圧供給装置30は、バッキュームパイプ31を連結しており、その先端部分31aを光電スイッチ23を仲立ちにして案内辺17の開口部17bに近接している。
負圧供給装置30は、縫製運転に伴って駆動され、所定の負圧で上糸3を開口部17bから連続的に吸引し、常に上糸3に張力を与える。このため、目飛びや糸切れ現象に起因して発生する弛み部分3aは、バッキュームパイプ31を介して透孔17aに働く負圧により開口部17bから外部に引き出され、屈曲変形して発光素子21と受光素子22との間に侵入する。
このように構成しても、実施例1と同様な効果が得られるが、負圧供給装置30は簡易なバキュームポンプでよいので、エア供給装置19と同様に、小型で簡素な構造になりコスト的に有利である
(変形例)
)上記実施例1、2では、釜14を有する本縫い単針の縫製装置を用いたが、2本針タイプや多針タイプの縫製装置に適用してもよい。本縫いタイプの縫製装置に限らず、単環縫いをはじめ、二重状純環縫い、縁かがり縫い、あるいは偏平縫いなどにも適用してもよい。
)検出手段としては、発光スイッチ23に限らず、近接センサ35、接触センサ、変位センサあるいは圧電(振動)センサなどであってもよく、要は屈曲変形する弛み部分3aの位置を検出できるものであればよい。
本発明では、縫製運転に伴って発生する目飛びや糸切れ現象は、上糸に所定長さの弛み部分を生じさせるが、弛み部分の位置を検出手段により検出する構成のため、弛み部分の位置の検出が目飛びや糸切れの有無に確実に対応し、目飛びや糸切れの検出を誤ることなく、高い精度で行うことができ、目飛びや糸切れの現象を確実に判別することが可能となる。このため、目飛びや糸切れ検出の有益性が業者の需要を喚起し、関連部品の流通を介して機械産業に適用することができる。
1 縫製装置
3 上糸(縫い糸)
3a 弛み部
5 第1糸調子
6 第2糸調子(押圧機構)
7 天秤機構
8 検出装
0 縫い針
14 釜
16 下糸(縫い糸)
19 エア供給装置(張力付与手段)
21 発光素子(検出手段)
22 受光素子(検出手段)
23 光電スイッチ(検出手段)
30 負圧供給装置(張力付与手段

Claims (3)

  1. 布に対して縫い目形成を行うために往復運動する縫い針と、
    前記縫い針に係合した縫い糸に張力を付与する押圧機構と、
    前記縫い糸に係合して前記縫い針と連動する往復運動を行う天秤機構を備えた縫製装置の目飛び糸切れチェック装置において、
    前記縫い糸に対して張力を付与する張力付与手段と、縫製運転に伴って前記縫い糸に生じた弛み部分を前記張力付与手段により屈曲変形させて前記弛み部分の位置を検出する検出手段とを有するものであって、前記押圧機構から前記縫い針の先端までの糸経路内に設けられた検出装置を具備し、
    前記張力付与手段は、
    前記天秤機構と前記縫い針とを結ぶ直線上に位置し、前記縫い糸が挿通する透孔を形成した案内辺と、
    前記案内辺の一側部に前記透孔に連通するよう取り付けられ、前記縫製運転時に前記縫い糸に空気を吹きかけて常に張力を付与するエア供給装置と、
    前記案内辺の他側部に形成され、前記透孔に連通して前記エア供給装置の先端に対向するように配されて内外に通じる開口部とを備え、
    前記検出手段は、
    前記開口部の外部で該開口部の内外方向に沿って並行で互いに所定の距離だけ離間する状態に配置された発光素子および受光素子を備えた光電スイッチから成り、目飛びや糸切れ現象が生じた場合、前記エア供給装置により前記弛み部分が前記開口部を介して前記発光素子と前記受光素子との間に侵入して前記発光素子からの光照射を遮断することを特徴とする縫製装置の目飛び糸切れチェック装置。
  2. 布に対して縫い目形成を行うために往復運動する縫い針と、
    前記縫い針に係合した縫い糸に張力を付与する押圧機構と、
    前記縫い糸に係合して前記縫い針と連動する往復運動を行う天秤機構を備えた縫製装置の目飛び糸切れチェック装置において、
    前記縫い糸に対して張力を付与する張力付与手段と、縫製運転に伴って前記縫い糸に生じた弛み部分を前記張力付与手段により屈曲変形させて前記弛み部分の位置を検出する検出手段とを有するものであって、前記押圧機構から前記縫い針の先端までの糸経路内に設けられた検出装置を具備し、
    前記張力付与手段は、
    前記天秤機構と前記縫い針とを結ぶ直線上に位置し、前記縫い糸が挿通する透孔を形成した案内辺と、
    前記案内辺の他側部に形成され、前記透孔に連通するように配されて内外に通じる開口部と、
    前記縫製運転時、負圧により前記縫い糸を前記開口部から連続的に吸引して前記縫い糸に張力を与える負圧供給装置とを有し、
    前記検出手段は、
    前記開口部の外部で該開口部の内外方向に沿って並行で互いに所定の距離だけ離間する状態に配置された発光素子および受光素子を備え、前記発光素子および前記受光素子を仲立ちにして前記負圧供給装置を前記開口部に近接させる光電スイッチから成り、目飛びや糸切れ現象が生じた場合、前記負圧供給装置からの負圧により前記弛み部分が前記開口部を介して前記発光素子と前記受光素子との間に侵入して前記発光素子からの光照射を遮断することを特徴とする縫製装置の目飛び糸切れチェック装置。
  3. 前記縫い糸の前記弛み部分が前記発光素子からの光照射を遮断している時、ベルを鳴動させ続けるとともに、ランプを点灯させ続ける報知システムの制御回路を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の縫製装置の目飛び糸切れチェック装置
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