JP5898753B1 - 縫製不良検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】縫製不良が発生した時に決まった方向に弛みが生じ、これを簡単な装置で検知できる縫製不良検知装置とする。【解決手段】複数針4と複数糸Lを用いるミシン1に取り付けられ、糸Lの弛みで縫製不良を検知する縫製不良検知装置10で、ミシン1は複数針4が設けられて上下動する針棒3とその上方位置に設けられて針棒3と上下動する天秤5とこれに向けて糸Lを同時に繰り出す糸繰り6と糸Lをそれぞれ保持している糸巻き7を有し、糸Lは糸巻き7から糸繰り6を介して斜め上方の天秤に送り略垂直下方の針4に送り、糸Lは不良を起こした際には天秤5が下方へ移動するときに天秤5から糸繰り6の間の糸Lが外側にバルーニング現象を起こし、天秤5と糸繰り6の間に糸Lが外側に弛んだことを検知するセンサ20が取り付けられ、センサ20で当該検知して不良が生じたと判断する制御装置30を有する。【選択図】図1

Description

この発明は、複数の針を用いて縫製するミシンに取り付けられ、当該ミシンの縫製不良を検知する縫製不良検知装置に関するものである。
従来、ミシンでの縫製の際に、目飛びや糸切れ、縫い調子ムラ等の縫製不良が発生することがある。このような縫製不良に対しては、従来、目視にて不良の有無、不良箇所の特定を行っていた。
これに対し、糸巻きから様々な箇所を経由して針に向かって供給されている糸が、正常なら所定のテンションでピンと張った状態となっているところ、縫製不良が発生するとテンションが弛んでしまうことを利用して、当該糸の弛みを検知することで、縫製不良が生じたと判断する検知装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5064539号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の検知装置では、縫製不良が発生したときに、糸の弛みを検知するに際し、そのままでは弛みが生じる方向がバラバラで検知できないため、弛んだ糸をセンサの検知部に送り込む仕組みが必要であった。そして、そのためのエア供給装置を有し、当該エア供給装置で常に糸がセンサの検知部の方向になびくように風を送ることで、縫製不良が発生したときに弛んだ糸がセンサの検知部に送り込まれて検知が可能となるようになっていた。このように、従来の検知装置では、縫製不良が発生したことを示す糸の弛みを検知するために、エア供給装置などの特別な装置を必要としており、当該装置の設置場所の確保や特別な装置設置によるコストの増加が問題となっていた。
ここで、特許文献1に示すような1本針ミシンでは、縫い代が単純なため、実際には、縫製不良を特許文献1に示す検知装置で検知するよりも目視で検知した方が縫製不良の検知率が高く、特許文献1に示す検知装置を用いる必要がなかった。これに対し、2〜3本針等の複数本針ミシンでは、縫い代が複雑になるため、目視での縫製不良の検知が難しく、そのため、検知装置による縫製不良の検知が必要となるが、特許文献1に示すような検知装置を複数本針ミシンに適用しようとすると、前記したエア供給装置などの特別な装置の大型化が必要であったり、当該特別な装置が糸毎に必要であったりと、設置場所や設置コストの問題が生じることとなっていた。
そこで、この発明は、縫製不良が発生したときに、決まった方向に所定量の弛みが生じ、これを簡単な装置で検知することができる縫製不良検知装置を提供することを課題としている。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、布に対して、複数の針及び複数の糸を同時に用いて縫製するミシンに取り付けられ、糸の弛みを検知することで縫製不良を検知する縫製不良検知装置であって、前記ミシンは、下方位置に前記複数の針が設けられて上下動する針棒と、該針棒の上方位置に設けられて前記針棒と共に上下動する天秤と、前記針棒の動きに連動して前記天秤に向けて前記複数の糸を同時に繰り出す糸繰りと、前記複数の糸をそれぞれ保持して当該複数の糸が前記糸繰りによって引き出される複数の糸巻きとを有しており、前記複数の糸は、所定のテンションを有した状態で、前記複数の糸巻きから前記糸繰りを介して斜め上方に位置する前記天秤に送り出された後、該天秤から略垂直下方の前記複数の針に対して送り出され、当該複数の針で布に対して縫製するようになっており、前記複数の糸は、縫製不良を起こした際には、前記針棒と共に前記天秤が上方から下方へ移動するときに、前記天秤から前記糸繰りの間の糸が、外側にバルーニング現象を起こすようになっており、前記天秤と前記糸繰りの間に、糸が外側に所定量弛んだときに、当該弛みを検知するセンサが取り付けられており、該センサで糸の弛みを検知することで、縫製不良が生じたと判断する制御装置を有しており、前記ミシンの本体にベース部材が取り付けられており、前記センサは、前記ベース部材から略平行に突出して相対する2本の棒状部材の略先端部に発光部と受光部を有するものであり、前記発光部と前記受光部の間を弛んだ糸が遮ることで、前記制御装置が、縫製不良が生じたと判断するようになっており、かつ、前記棒状部材は、前記ベース部材に対して、前記棒状部材の長手方向に所定量移動可能となっている縫製不良検知装置としたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、天秤と糸繰りの間にセンサを設けて、縫製不良を検知するようになっている。このような位置にセンサを設けることで、縫製不良が発生したときに、当該箇所の糸が外側にバルーニング現象を起こして糸が外側に所定量弛んだことを検知することができ、これにより縫製不良を検知することができる。このように、縫製不良の際に決まった方向に所定量の弛みが生じる箇所で当該弛みを検知することで、従来のように糸の弛みが生じる方向がバラつかないため、所定の方向に糸をなびかせるためのエア供給装置等などの特別な装置を設置する必要がなく、簡単な装置で縫製不良を検知することができる。
またセンサが、相対する2つの部材に発光部と受光部を有し、発光部と受光部の間を弛んだ糸が遮ることで、制御装置が、縫製不良が生じたと判断するようになっているため、簡単な構成のセンサで確実に縫製不良を検知することができる。
またミシンの本体に取り付けられたベース部材から略平行に突出して相対し、かつ、ベース部材に対して、長手方向に所定量移動可能となっている2本の棒状部材の略先端部にセンサの発光部と受光部を有するため、糸の種類や調整具合によって、センサの検知位置を微調整することができる。
この発明の実施の形態に係る縫製不良検知装置を備えたミシンの斜視図である。 同実施の形態に係る縫製不良検知装置のセンサ部分の拡大斜視図である。 図2において縫製不良が発生した際に天秤を上方から下方に移動させたときの拡大斜視図である。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3には、この発明の実施の形態を示す。
図1は、本実施の形態の縫製不良検知装置10を備えたミシン1を示す斜視図である。このミシン1は、3本の針4を上下動させて3本の縫い目を形成していく3本針ミシンである。このミシン1は、縫製する布を載置するベッド部2aと、該ベッド部2aの一端側に立設された脚柱部2bと、該脚柱部2bの上端側からベッド部2aと重なる方向にベッド部2aと略平行に延びるアーム部2cとを有する本体2を有している。
また、本体2における脚柱部2bが立設された側と反対側のアーム部2cの端部付近には、針棒3が配設されており、本体2における脚柱部2bには、糸巻き7が配設されており、本体2におけるアーム部2cの針棒3と糸巻き7との中間位置には、糸繰り6を有している。また、本体2における所定位置には、糸の弛みを検知して縫製不良を検知する縫製不良検知装置10のセンサ20が配設されている。
このうち、針棒3は、上下方向を長手方向として本体部2に取り付けられ、図示しないモータ等の駆動手段によって上下動可能に取り付けられている。また、針棒3の下方位置には、3本の針4が設けられており、ここでは、3本の針4が布の縫製方向(矢印A)と直交する方向に直線状に並んで配置されている。また、針棒3の上方位置には、天秤5が本体2の前側に突出するように配設されており、この天秤5には、縫製方向Aに沿って、糸Lを通す孔である3つの糸道5aが等間隔に設けられている。
また、糸繰り6は、アーム部2cの略中間位置に配設されており、図示しないモータ等の駆動手段で糸巻き7から天秤5に向けて糸Lを繰り出す動作を行うようになっている。また、糸繰り6の駆動手段は、針棒3の駆動手段に連動して駆動するようになっており、針棒3が下方に移動する際に、その動きに連動して糸巻き7から天秤に向けて糸Lを繰り出す動作を行うようになっている。また、この糸繰り6の最も天秤側の端部には、天秤5の糸道5aと同じ向きに3つ並んだ糸道6aが設けられており、この糸道6aから天秤5の糸道5aが所定の角度(縫製不良が生じたときに、後述するバルーニング現象が発生しやすい角度)で斜め上方に位置するように配置されている。
また、糸巻き7は、糸Lを保持しておくと共に、当該糸Lが糸繰り6によって引き出されるように構成されたものであり、ここでは、上糸用の糸Lを保持しておく上糸用糸巻き7aを3つ有しており、下糸用の糸Lを保持しておく下糸用糸巻き7bを2つ有しており、合計5つの糸巻き7を有している。このうち、上糸用糸巻き7aから供給された糸Lは、糸繰り6を介して天秤5から針4へと糸Lを供給されるようになっている。なお、下糸用糸巻き7bから供給された糸Lの供給経路の説明は省略する。
また、前記した針棒3の駆動手段や糸繰り6の駆動手段等の駆動力を発生させるものについては、制御装置30にて制御しており、これにより各駆動手段の連動が正確に行われるようになっている。
また、縫製不良検知装置10は、センサ20と、当該センサ20からの信号に基づいて図示しない警告音発生装置に制御信号を送る構成の制御装置30を有しており、センサ20で糸Lの弛みを検知すると、制御装置30に検知信号が入り、当該制御装置30が検知信号を確認すると、当該制御装置30から図示しない警告音発生装置等に警告音発生信号を送り、警告音発生装置で警告音を発生させるようになっている。なお、ここでは、制御装置30は、針棒3の駆動手段や糸繰り6の駆動手段等を駆動させる制御装置30と兼用している。
このうち、センサ20は、ミシンの本体2に取り付けられたベース部材21に取り付けられた2つの棒状部材22の先端部に発光部23と受光部24を有しており、この発光部23から受光部24に向けてレーザ等の光を照射しており、これが弛んだ糸L等で遮られると、センサ20間の光通信が遮断され、その信号を制御装置30が受けると、当該制御装置30が縫製不良を検知したと判断するように構成されている。また、ここでは、センサ20は、天秤5の糸道5aと糸繰り6の糸道6aの間の斜めに配設された糸Lの所定量外側にセンサ20が配置されるようになっている。また、センサ20のレーザの照射方向(発光部23と受光部24を結ぶ線の方向)は、当該位置で3本の糸Lが並ぶ方向と同じ方向となるように配置されており、各糸の外側への弛みを1つのセンサ20で検知可能となっている。
具体的には、縫製不良の生じていない通常状態では、糸巻き7から供給された糸Lは、図2に示すように、糸繰り6を介して天秤5を経由して針4に至るまで、所定のテンションでピンと張った状態で送られるようになっている。そのときには、糸Lがセンサ20を遮ってしまうことはなく、縫製不良の検知はなされないこととなる。
これに対し、目飛び、糸切れ、縫い調子ムラ等の縫製不良が生じたときには、供給されたが縫われなかった糸Lが存在するため、その分だけ通常よりテンションが下がり、弛みが生じやすくなる。そして、そのときに針棒3と共に天秤5を上方から下方に下げる移動を行うと、その下方への移動の勢いによって、図3に示すように、弛んだ糸L(点線で示したもの)が外側(図3の右側)に膨らむバルーニング現象を生じさせる。そのとき、本実施の形態では、当該天秤5の糸道5aと糸繰り6の糸道6aの間の位置に、センサ20が配置されているため、このセンサ20の発光部23と受光部24の間のレーザ等の光が、少なくとも一瞬糸Lによって遮られ、この信号が制御装置30に送られ、当該制御装置30が縫製不良と判断して、警告音発生等の処理を行う。
なお、バルーニング現象は、所定の動作をしたときに必ず一定方向(ここでは、外側である右側)に糸Lが弛むようになるため、センサ20を当該位置に配置しておくだけで、特別な装置もなく、確実に縫製不良を検知することができる。
なお、本実施の形態では、ミシン1の本体2に上下2枚の板状部材からなるベース部材21が取り付けられており、この上下のベース部材21に2本の棒状部材22が略平行に突出して相対するように挟持されて、上下のベース部材21同士がネジ止めされている。また、上下のベース部材21同士の相対する面(内側面)とそこに挟持された2本の棒状部材22は、それぞれ研削により滑りが良くなっており、ベース部材21のネジを緩めると、2本の棒状部材22が長手方向である棒状部材22の突出方向と引っ込み方向に所定量移動可能となっている。そして、2本の棒状部材22の略先端部にセンサ20の発光部23と受光部24が設けられており、棒状部材22の移動により、センサ20の発光部23と受光部24の位置を微調整できるようになっている。このベース部材21に対する棒状部材22の微調整により、糸Lの種類やセンサ20の調整具合に応じて、センサ20の検知位置を微調整することができるようになっている。
次に、本実施の形態の作用について説明する。
まず、縫製不良が発生していない通常状態の作用について説明する。まず、図1に示すように、糸巻き7のうちの3つの上糸用糸巻き7aには、3本の針それぞれに対応した糸Lが保持されており、2つの下糸用糸巻き7bには、それぞれ下糸に対応した糸Lが保持されている。そして、作業者がミシン1の図示しないペダル等を踏んで作業を開始すると、駆動手段によって針棒3が上下動することとなり、これに連動するように、糸繰り6が駆動手段によって駆動する。
その結果、上糸用糸巻き7aに保持された糸Lは、それぞれ糸繰り6の糸道6aを介して、糸繰り6の糸道6aの斜め上方に位置して針棒3に取り付けられた天秤5の糸道5aに送り出され、この天秤5の糸道5aを通った糸Lは、2箇所の糸道8,9を通りつつ、その略垂直下方に設けられて針棒3に取り付けられた針4に向かって送り出される。その後、複数の針4により、布に対して縫製が行われる。なお、下糸用糸巻き7bに保持された糸Lが送り出される経路については、説明を省略する。
そして、このとき、糸巻き7から糸繰り6、天秤5、針4に至るまでの糸Lは、図2に示すように、全体で所定のテンションを有していてピンと張った状態となっており、所定量以上の糸の弛みは生じていないため、センサ20で糸の弛みを検知することはない。
これに対し、縫製不良が発生したときの縫製不良状態の作用について説明する。まず、図1に示すように、糸巻き7のうちの3つの上糸用糸巻き7aには、3本の針それぞれに対応した糸Lが保持されており、2つの下糸用糸巻き7bには、それぞれ下糸に対応した糸Lが保持されている。そして、作業者がミシン1の図示しないペダル等を踏んで作業を行っている間に、目飛びや糸切れ、縫い調整ムラ等の縫製不良が発生したときには、上糸用糸巻き7aから供給したが縫われていない糸Lが存在することとなり、この分だけ糸Lが余って弛むことになる。この弛みは糸巻き7から針4までの間のうち、特に天秤5の糸道5aと糸繰り6の糸道6aの間に出やすくなる。
そして、図3に示すように、針棒3と共に天秤5が上方位置から下方位置に移動する際に、弛んだ糸Lが、天秤5の糸道5aと糸繰り6の糸道6aの間でバルーニング現象を起こし、外側(ここでは、図3の右側)に膨らむ。この糸Lの膨らみがセンサ20の発光部23と受光部24の間のレーザ等の光を少なくとも一瞬遮り、これをセンサ20が検知して、制御装置30に信号を送る。制御装置30は当該信号を受けて、警告音発生装置に警告音の発生を指示し、警告音発生装置が警告音を発生させる。
なお、糸Lが弛んでいないときには、図3に示すように、針棒3と共に天秤5が上方位置から下方位置に移動して、糸Lが外側に膨らもうとしても、外側に膨らむだけの糸Lが存在していないため、センサ20に検知されることはない。
以上のように、本実施の形態の縫製不良検知装置10によれば、天秤5と糸繰り6の間にセンサ20を設けて、縫製不良を検知するようになっている。このような位置にセンサ20を設けることで、縫製不良が発生したときに、当該箇所の糸Lが外側にバルーニング現象を起こして糸Lが外側に所定量弛んだことを検知することができ、これにより縫製不良を検知することができる。このように、縫製不良の際に決まった方向に所定量の弛みが生じる箇所で当該弛みを検知することで、従来のように糸Lの弛みが生じる方向がバラつかないため、所定の方向に糸Lをなびかせるためのエア供給装置等などの特別な装置を設置する必要がなく、簡単な装置で縫製不良を検知することができる。
また、本実施の形態では、センサ20が、相対する2つの部材に発光部23と受光部24を有し、発光部23と受光部24の間を弛んだ糸Lが遮ることで、制御装置30が、縫製不良が生じたと判断するようになっているため、簡単な構成のセンサ20で確実に縫製不良を検知することができる。
また、本実施の形態では、ミシンの本体2に取り付けられたベース部材21から略平行に突出して相対し、かつ、ベース部材21に対して、長手方向に所定量移動可能となっている2本の棒状部材22の略先端部にセンサ20の発光部23と受光部24を有するため、糸Lの種類や調整具合によって、センサ20の検知位置を微調整することができる。
なお、以上説明した各実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。
例えば、前記した実施の形態では、ミシン1として3本針ミシンを例にして説明したが、これに限るものではなく、2本針ミシンや4本針ミシン等の他の複数の針で縫製するミシンにも、本願発明の縫製不良検知装置を適用しても良い。
また、前記した実施の形態では、針棒3の駆動手段や糸繰り6の駆動手段を駆動させるための制御装置30と、センサ20で糸Lの弛みを検知して警告音を出すための制御装置30とを兼用させていたが、これに限るものではなく、これらを別の制御装置で制御するようになっていても良い。
また、前記した実施の形態では、縫製不良を検知したときに、警告音を発生させるようになっていたが、これに限るものではなく、縫製不良を検知したときに、ランプを点灯又は点滅させたり、ミシンを強制的に停止させたりする等の別の対処がなされるようになっていても良い。ただし、複数本針ミシンの場合は、糸が複雑に絡まり合っているため、縫製不良が生じてミシンを止めても、縫い直しがきくものではないため、警告音とランプの一方又は双方を発しておき、後の製品検査等で見落としがないようにするための目安としておくことが一般的と考えられる。
また、特にセンサ及びバルーニング現象に絡む部分の糸の長さや角度等は、糸の種類やミシンの種類等に応じて適宜決定する必要があるものである。
また、センサとしては、発光部と受光部を有するレーザ等の光センサに限るものではなく、他のセンサを用いても良い。
1 ミシン
2 ミシンの本体
3 針棒
4 針
5 天秤
6 糸繰り
7 糸巻き
10 縫製不良検知装置
20 センサ
21 ベース部材
22 棒状部材
23 発光部
24 受光部
30 制御装置
L 糸

Claims (1)

  1. 布に対して、複数の針及び複数の糸を同時に用いて縫製するミシンに取り付けられ、糸の弛みを検知することで縫製不良を検知する縫製不良検知装置であって、
    前記ミシンは、下方位置に前記複数の針が設けられて上下動する針棒と、該針棒の上方位置に設けられて前記針棒と共に上下動する天秤と、前記針棒の動きに連動して前記天秤に向けて前記複数の糸を同時に繰り出す糸繰りと、前記複数の糸をそれぞれ保持して当該複数の糸が前記糸繰りによって引き出される複数の糸巻きとを有しており、
    前記複数の糸は、所定のテンションを有した状態で、前記複数の糸巻きから前記糸繰りを介して斜め上方に位置する前記天秤に送り出された後、該天秤から略垂直下方の前記複数の針に対して送り出され、当該複数の針で布に対して縫製するようになっており、
    前記複数の糸は、縫製不良を起こした際には、前記針棒と共に前記天秤が上方から下方へ移動するときに、前記天秤から前記糸繰りの間の糸が、外側にバルーニング現象を起こすようになっており、
    前記天秤と前記糸繰りの間に、糸が外側に所定量弛んだときに、当該弛みを検知するセンサが取り付けられており、
    該センサで糸の弛みを検知することで、縫製不良が生じたと判断する制御装置を有しており、
    前記ミシンの本体にベース部材が取り付けられており、前記センサは、前記ベース部材から略平行に突出して相対する2本の棒状部材の略先端部に発光部と受光部を有するものであり、前記発光部と前記受光部の間を弛んだ糸が遮ることで、前記制御装置が、縫製不良が生じたと判断するようになっており、かつ、前記棒状部材は、前記ベース部材に対して、前記棒状部材の長手方向に所定量移動可能となっていることを特徴とする縫製不良検知装置。
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