JP5061906B2 - 伝達比可変装置及び操舵装置 - Google Patents

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Description

本発明は、波動歯車機構を用いた伝達比可変装置並びに操舵装置に関するものである。
従来、波動歯車機構を差動機構として用いることにより、ステアリング操作に基づく入力軸の回転に、モータ駆動に基づく回転を付加して出力軸に伝達する伝達比可変装置がある。そして、このような伝達比可変装置には、ハウジングが入力軸とともに一体回転するハウジング一体回転型のもの(例えば、特許文献1参照)と、ハウジングが車両の非回転部位に固定されるハウジング固定型のもの(例えば、特許文献2参照)とがある。
波動歯車機構は、例えば、一対のサーキュラスプラインの内、何れか一方のサーキュラスプラインに、フレキシブルスプラインの歯数よりも大きな歯数を設定し、噛合部の回転に伴って発生するとともにその歯数差に起因する回転差を、減速比として取り出すものである。
通常、こうした波動歯車機構を用いた伝達比可変装置には、フェールセーフのため、或いは車両のイグニッションオフ時に、波動発生器に連結されたモータシャフトとハウジングとを相対回転不能にロックするロック装置が備えられている。そして、同ロック装置の作動により、モータシャフトの自由回転を規制して、入力軸と出力軸との間のトルク伝達が不能となることを防止するようになっている。
特開2004−9982号公報 特開2004−175336号公報
ハウジング一体型の装置は、ハウジングと入力軸とが一体回転するように構成されている。そのため、ロック装置の作動によって、モータシャフトに連結された波動発生器は停止状態となり、波動歯車機構の作動が停止する。すなわち、一対のサーキュラースプライン、フレキシブルスプラインおよび波動発生器が一体回転する。言い換えると、モータシャフトと入出力軸が一体回転する。
しかしながら、ハウジング固定型の装置においては、ハウジングとモータシャフトとをロックすることで、操舵トルク或いは反力トルクの入力時におけるモータシャフトの自由回転は防止されるものの、波動歯車機構の作動が停止するわけではない。ハウジング固定型の装置においては、ロック装置の作動によって、モータシャフトに連結された波動発生器の自由回転は停止するものの、入出力軸はステアリング操作に伴い回転する。このため、見かけ上、波動発生器のフレキシブルスプライン押圧部位は、フレキシブルスプラインの内側において同フレキシブルスプラインと反対方向に回転し、これに伴い、フレキシブルスプラインとサーキュラスプラインとの噛合部が回転する。
この噛合部が回転する際の、フレキシブルスプラインの外歯のサーキュラスプラインの内歯間への没入・脱離は、その外歯及び内歯の側面間が摺接しながら行われ、その噛合部に大きなトルクが作用した場合、これに起因する歯飛び、即ち、ラチェッティングが発生する可能性があることが分かった。このように、ロック作動時におけるフレキシブルスプラインとサーキュラスプラインとの噛合部の回転が、ハウジング固定型特有の問題を引き起こす可能性がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ロック作動時のステアリング操作に起因するフレキシブルスプラインとサーキュラスプラインとの間の歯飛びを効果的に抑制することのできる伝達比可変装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本願発明の第1の態様によれば、ステアリング操作に基づく入力軸の回転にモータ駆動に基づく回転を付加して出力軸に伝達する差動機構と、前記差動機構及び駆動源であるモータを収容するとともに非回転部位に固定されるハウジングと、該ハウジングと前記モータの回転軸とを相対回転不能にロックするロック装置とを備え、前記差動機構には、同軸上に並置された一対のサーキュラスプラインと、前記各サーキュラスプラインの内側において該各サーキュラスプラインと部分的に噛み合うように同軸上に配置される筒状のフレキシブルスプラインと、モータによって駆動されることにより前記フレキシブルスプラインの噛合部を回転させる波動発生器とからなる波動歯車機構が用いられた伝達比可変装置が提供される。その伝達比可変装置において、前記各サーキュラスプラインのうち前記出力軸と連結されるサーキュラスプラインの歯数を前記入力軸と連結されるサーキュラスプラインの歯数よりも大としたこと、を要旨とする。
即ち、ロック作動状態におけるステアリング操作時、出力軸と連結されたサーキュラスプラインの回転方向と波動発生器の回転方向とは互いに逆向きとなる。しかし、同サーキュラスプラインには、その操舵トルクに対抗する反力トルク、つまり波動発生器の回転方向と同方向のトルクが入力されることになる。このため、フレキシブルスプラインの外歯は、その側面がサーキュラスプラインの内歯の側面と摺接しながら、同サーキュラスプラインの隣接する内歯の間から脱離する方向、即ち径方向内側に変位する状態となり、フレキシブルスプラインは、このサーキュラスプラインの外歯がその内歯の間から離脱する際の摩擦によって径方向内側に引き込まれる形となる。従って、上記構成によれば、ロック作動時のステアリング操作に起因するフレキシブルスプラインとサーキュラスプラインとの間の歯飛びを効果的に抑制することができる。
第1の態様において、前記出力軸と連結されるサーキュラスプラインの厚みを前記入力軸と連結されるサーキュラスプラインの厚みよりも大とすることが望ましい。
出力軸と連結される側のサーキュラスプラインの歯数を大とすることで、操舵輪の縁石への衝突時等、大きな逆入力荷重が印加された場合の歯飛びが問題となる。しかしながら、こうした逆入力荷重は、瞬間的に極めて大きな値をとるものの、その印加時間は極短いものであり、こうした衝撃荷重に対しては、サーキュラスプラインの剛性を高めることで対処できる。従って、上記構成によれば、出力軸と連結されたサーキュラスプラインの剛性を高めて、逆入力荷重印加時における歯飛びを効果的に抑制することができる。
本願発明の第の態様によれば、ステアリングホイールに連結された入力軸と、ラックシャフトに噛合するピニオンシャフトと、伝達比可変機構と、前記入力軸を支持し、ピニオンシャフト及び伝達比可変機構を収容するハウジングとを有する操舵装置が提供される。その操舵装置における前記伝達比可変機構は、ステータ及びモータシャフトを備えたモータと、第1及び第2のサーキュラスプライン及びフレキシブルスプラインを有する波動歯車減速装置と、出力軸とを備えている。前記第1のサーキュラスプラインには前記入力軸が連結され、第2のサーキュラスプラインには出力軸が連結され、前記フレキシブルスプラインには前記モータシャフトが連結され、前記出力軸とピニオンシャフトとはトーションバーを介して連結されている。前記第2のサーキュラスプラインの歯数は第1のサーキュラスプラインの歯数よりも多く設定されている。
第1の実施形態の伝達比可変装置の概略構成を示す断面図。 (a),(b)歯飛び(ラチェッティング)の発生メカニズムを示す説明図。 第2の実施形態の伝達比可変装置を示す断面図。 図3の4−4線における断面図。
第1の実施形態
以下、本発明をハウジング固定型の伝達比可変装置に具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、伝達比可変装置1は、駆動源であるモータ2と、ステアリング操作に基づく入力軸3の回転にモータ駆動に基づく回転を付加して出力軸4に伝達する差動機構5と、これらモータ2及び差動機構5を収容するハウジング6とを備えている。
詳述すると、本実施形態のハウジング6は、略円筒状に形成されている。入力軸3及び出力軸4は、それぞれ、その端部がハウジング6内に配置された状態で同ハウジング6の両開口端近傍に設けられた各軸受7,8により、同ハウジング6に対して相対回転可能に支持されている。具体的には、入力軸3は、ハウジング6のステアリングホイール側、即ち、同図1中、上側の開口端近傍に設けられた軸受7により支持されている。出力軸4、詳しくは出力軸4の端部に設けられた連結部材4aは、ステアリングホイールとは反対側、即ち、図1の下側の開口端近傍に設けられた軸受8により支持されている。そして、ハウジング6内に配置された入力軸3及び出力軸4の端部は、それぞれハウジング6内に収容された差動機構5に連結されている。
本実施形態の伝達比可変装置1は、ステアリングコラムに設けられる所謂コラム式の伝達比可変装置であり、入力軸3及び出力軸4は、それぞれ、ステアリングホイール(図示略)が連結されるコラムシャフトの入力側及び出力側を構成する。そして、ハウジング6は、非回転部位である車両のボディ(図示略)に固定されている。
本実施形態では、差動機構5には波動歯車機構10が採用されている。波動歯車機構10は、同軸上に並置された一対のサーキュラスプライン11,12、各スプライン11,12と噛み合うように同軸上に配置された筒状のフレキシブルスプライン13、及び、フレキシブルスプライン13の内側に配置された波動発生器14により構成されている。
各サーキュラスプライン11,12には、互いに異なる歯数が設定されている。フレキシブルスプライン13は、略楕円状に撓ませられた状態で、各サーキュラスプライン11,12の内側に配置され、その外歯が該各サーキュラスプライン11,12の内歯とそれぞれ部分的に噛合されている。そして、波動発生器14は、モータ2によって駆動されることにより、撓ませられた略楕円形状のフレキシブルスプライン13、即ち、両サーキュラスプライン11,12との噛合部を回転させる。
駆動源であるモータ2には中空状のモータシャフト15を有するブラシレスモータが採用されている。同モータ2は、波動歯車機構10のステアリングホイール側において、入力軸3と同軸上に配置されている。モータシャフト15は、軸受16a,16bに軸支されることにより、ハウジング6内に回転可能に収容されている。同モータシャフト15に固着されたロータ18の外側には、ハウジング6に固定されたステータ19が設けられている。モータシャフト15のステアリングホイール側の端部近傍には、同モータシャフト15の回転角を検出するためのレゾルバ20が設けられている。そして、このモータシャフト15のステアリングホイールとは反対側の端部は、波動歯車機構10を構成する波動発生器14に連結されている。
入力軸3はこのモータシャフト15に挿通され、かつ、内側連結部材3aを介して、両サーキュラスプライン11,12のうち、出力軸4側に配置された第1サーキュラスプライン11と連結されている。そして、入力軸3側に配置された第2サーキュラスプライン12は、内側連結部材3aの径方向外側に位置する外側連結部材4aを介して出力軸4に固定されている。
ステアリング操作に伴う入力軸3の回転は、入力軸3に連結された第1サーキュラスプライン11からフレキシブルスプライン13を介して第2サーキュラスプライン12に伝達され、これにより出力軸4へと伝達される。そして、フレキシブルスプライン13の内側に配置された波動発生器14がモータ2によって駆動され、撓ませられた楕円形状のフレキシブルスプライン13の、両サーキュラスプライン11,12との噛合部が回転することにより、モータ駆動に基づく回転がステアリング操作に基づく回転に付加される。即ち、入力軸3と出力軸4との間の回転伝達比が変更される。
また、本実施形態の伝達比可変装置1は、モータ2の回転軸であるモータシャフト15とハウジング6とを相対回転不能にロック可能なロック装置21を備えている。詳述すると、モータシャフト15のステアリングホイール側の端部には、モータシャフト15とともに一体回転する略円環状のロックホルダ22が固定されている。ロックホルダ22の周面には、軸方向に延びる複数の係合溝22aが凹設されている。また、ロックホルダ22の外側において、ハウジング6には、モータシャフト15の軸線に沿って平行に延びる回動軸23が固定されている。同回動軸23には、先端にロックホルダ22の係合溝22aと係合可能な係合爪24aを備えたロックアーム24が回動可能に支持されている。そして、ロック装置21は、ロックホルダ22及びロックアーム24、並びに同ロックアーム24を回動させる捻りコイルバネ及びソレノイド(図示略)により構成されている。
即ち、本実施形態では、ロックアーム24は、捻りコイルバネの弾性力により、その係合爪24aがロックホルダ22に向かって回動するよう付勢されており、非ロック時には、ソレノイドの駆動力によって、その係合爪24aがロックホルダ22の径方向外側に保持されている。そして、ロック時には、ソレノイドへの通電を停止し、ロックアーム24の係合爪24aをロックホルダ22の係合溝22aと係合させることにより、モータシャフト15とハウジング6とが相対回転不能にロックされる。これにより、操舵トルク或いは反力トルクの入力時におけるモータシャフト15の自由回転が規制され、入力軸3と出力軸4との間のトルク伝達が不能となることが防止される。
さて、上述のように、本実施形態の伝達比可変装置1のようなハウジング固定型の装置においては、ハウジング6とモータシャフト15とをロックしても、入力軸3の回転により、モータシャフト15に対して入力軸3が相対回転することになる。
即ち、ハウジング6とモータシャフト15とがロックされた状態では、見かけ上は、波動発生器14が、フレキシブルスプライン13の内側において同フレキシブルスプライン13及び第1,第2サーキュラスプライン11,12と反対方向に回転する状態となる。そして、このような状態において、大トルクが入力された場合、特にイグニッションオフ状態での操舵輪の据え切り時のように、比較的長時間にわたってその大トルク入力状態が継続する場合には、第1、第2サーキュラスプライン11,12のうちの歯数の大きな方と、フレキシブルスプライン13との噛合部における歯飛び(ラチェッティング)が発生しやすいという問題がある。
こうした大トルク入力状態における歯飛びの発生要因について、本願出願人は、実験により次のような知見を得た。
はじめに、波動発生器WGの自由回転が規制された波動歯車機構において、歯数の大きな一つのサーキュラスプラインCS側からトルクの入力を行った場合の、歯数の大きなサーキュラスプラインCSの内歯Tcについて説明する。図2(a)に示すように、歯数の大きな一つのサーキュラスプラインCSと波動発生器WGとが見かけ上、反対方向に回転した場合において、サーキュラスプラインCSに対するトルク入力方向T1が、波動発生器WGの見かけ上の回転方向R2と反対方向である場合には、フレキシブルスプラインFSの外歯Tfは、その側面TfaがサーキュラスプラインCSの内歯Tcの側面Tcaと摺接しながら、同サーキュラスプラインCSの隣接する2つの内歯Tcの間に没入する方向、即ち、矢印S1で示すように径方向外側に向かって変位する状態となる。このため、サーキュラスプラインCSは、その内歯Tcの間にフレキシブルスプラインFSの外歯Tfが没入する際、その摩擦によって径方向外側L1に押し広げられ、その結果として上述の歯飛びが発生することになる。
次に、波動発生器WGの自由回転が規制された波動歯車機構において、歯数の小さなサーキュラスプライン側からトルクの入力を行った場合の、歯数の大きなサーキュラースプラインCSの内歯Tcについて説明する。図2(b)に示すように、サーキュラスプラインCSに対するトルク入力方向T2が、波動発生器WGの見かけ上の回転方向R2と同一方向である場合、即ちサーキュラスプラインCSの回転がフレキシブルスプラインFSの回転に伴う従属的なものであり、サーキュラスプラインCSには、これに対する反力トルクが印加されるような場合、フレキシブルスプラインFSの外歯Tfは、その側面TfaがサーキュラスプラインCSの内歯Tcの側面Tcaと摺接しながら、同サーキュラスプラインCSの隣接する2つの内歯Tcの間から脱離する方向、即ち、矢印S2で示すように径方向内側に変位する状態となる。このため、サーキュラスプラインCSは、その内歯Tcの間からフレキシブルスプラインFSの外歯Tfが脱離する際、その摩擦によって径方向内側L2に引き込まれる形となる。従って、上述のような歯飛びの問題は発生しにくい。
以上の知見を踏まえ、本実施形態の伝達比可変装置1では、出力軸4と連結された第2サーキュラスプライン12の歯数は、入力軸3と連結された第1サーキュラスプライン11(及びフレキシブルスプライン13)の歯数よりも大と設定されている。具体的には、第1サーキュラスプライン11及びフレキシブルスプライン13の歯数は100に設定され、出力軸4と連結された第2サーキュラスプライン12の歯数は102に設定されている。
即ち、ハウジング6とモータシャフト15とがロックされた状態で、操舵トルクが入力される時、第2サーキュラスプライン12が入力軸3とともに一体回転することにより、見かけ上、波動発生器14は、その回転方向と反対方向、つまり、第2サーキュラスプライン12に対するトルク入力方向と反対方向に回転することになる。一方、出力軸4と連結された第2サーキュラスプライン12と波動発生器14との関係については、その回転方向は逆向きとなるものの、その入力トルクは、操舵トルクに対抗する反力トルクである。つまり、第2サーキュラスプライン12には、波動発生器14の回転方向と同方向のトルクが入力される。そして、本実施形態では、この出力軸4と連結された第2サーキュラスプライン12の歯数を大とすることにより、イグニッションオフに伴うロック作動時の操舵輪の据え切り等、ロック作動時のステアリング操作による歯飛びの発生を防止するようになっている。
尚、このように出力軸4と連結された第2サーキュラスプライン12の歯数を大とすることで、縁石への操舵輪の衝突時等、大きな逆入力荷重が印加された場合の歯飛びが問題となる。しかしながら、こうした逆入力荷重は、瞬間的に極めて大きな応力が第2サーキュラスプライン12とフレキシブルスプライン13との噛合部に印加されるものの、その印加時間は極短いものであり、こうした衝撃荷重に対しては、第2サーキュラスプライン12の剛性を高めることで対処することが可能である。そこで、本実施形態では、図1に示すように出力軸4と連結された第2サーキュラスプライン12の厚みd1を入力軸3と連結された第1サーキュラスプライン11の厚みd2よりも大とすることで、その高い剛性を確保するように構成されている。
また、各スプラインの歯形は、その噛合部の噛み合い率の向上を図るため、特開昭5−115943号公報、並びに特開平5−172195号公報の記載を参照して定められている。
第1の実施形態では、同軸上に並置された一対のサーキュラスプライン11,12を有するフラット型の波動歯車機構10を用いることとしたが、一つのサーキュラスプラインとカップ状のフレキシブルスプラインとを有するカップ型の波動歯車機構を用いる構成としてもよい。そして、この場合には、出力軸にサーキュラスプラインを連結する構成とすればよい。

第2の実施形態
次に、本発明を具体化した第2の実施形態について、図面に従って詳細に説明する。
図3に示すように、本実施形態の車両用操舵装置において、ステアリングホイール52が固定されるステアリングシャフト53の一部を構成する伝達軸60は、ラックアンドピニオン機構54により、ラックシャフト55と連結されている。ステアリング操作に伴うステアリングシャフト53の回転は、ラックアンドピニオン機構54によりラックシャフト55の往復直線運動に変換される。
伝達軸60の下端に形成されたピニオン歯60aは、ラックシャフト55のラック歯55aと噛合されている。そして、ステアリングシャフト53の回転に伴うラックシャフト55の往復直線運動が、ラックシャフト55の両端に連結されたタイロッドを介してナックル(図示略)に伝達されることにより、車両の操舵輪の舵角、即ち車両の進行方向が変更される。
ラックシャフト55はラックハウジング63に収容されている。伝達軸60には、操舵系のパワーアシスト制御に用いる操舵トルクを検出するためのトルクセンサ66が設けられている。また、伝達軸60には、ステアリングホイール52と操舵輪の間の伝達比(ギヤ比)を可変可能な伝達比可変装置68が設けられている。
本実施形態では、ラックハウジング63の上面には、略円筒状に形成されたピニオンハウジング70が固定されている。伝達軸60は、このピニオンハウジング70内に挿通されることにより、その下端に形成されたピニオン歯60aがラックシャフト55のラック歯55aと噛合された状態で回転自在に支承されている。
ピニオンハウジング70は、ラックハウジング63の上部に固定された第1ハウジング73と、第1ハウジング73の上端に連結された第2ハウジング74とにより構成されている。そして、前記トルクセンサ66及び伝達比可変装置68は、このピニオンハウジング70内に収容されている。
本実施形態の伝達軸60は、ステアリング操作に伴う回転が入力される入力軸75と、前記ピニオン歯60aが形成された従動軸76とにより構成されている。伝達比可変装置68は、これら入力軸75及び従動軸76の間に介在された差動機構77と、その差動機構77を駆動するモータ78とにより構成されている。
従動軸76は、第1ハウジング73に設けられた軸受79a,79bにより回転自在に支承され、その上端が第2ハウジング74内に突入している。また、駆動源であるモータ78には、中空状のモータシャフト80を有するブラシレスモータが採用されている。モータ78のステータ81は第2ハウジング74の内周に固定されることにより、非回転部位である同第2ハウジング74(ピニオンハウジング70)に対して相対回転不能に設けられている。第2ハウジング74内に突入された従動軸76の上端は、このモータシャフト80に挿通され、第2ハウジング74の上端部74a近傍まで延びている。
一方、入力軸75は、第2ハウジング74の上端部74aに設けられた軸受83により回転自在に支承されている。モータ78とともに伝達比可変装置68を構成する差動機構77は、同モータ78の軸線に沿ってモータ78と並置され、第2ハウジング74の上端部74a近傍に設けられている。
差動機構77には波動歯車機構95が用いられている。その波動歯車機構95は、同軸上に並置された一対の第1、第2のサーキュラスプライン91,92と、各サーキュラスプライン91,92と部分的に噛み合うように同軸上に配置された筒状のフレキシブルスプライン93と、モータ78の駆動によりフレキシブルスプライン93の噛合部を回転させる波動発生器94とからなる。
各サーキュラスプライン91,92には、互いに異なる歯数が設定されている。フレキシブルスプライン93は、略楕円状に撓ませられた状態で各サーキュラスプライン91,92の内側に配置され、それにより、その外歯が各サーキュラスプライン91,92の内歯とそれぞれ部分的に噛合される。波動発生器94は、フレキシブルスプライン93の内側に配置された状態で、その中心部分に形成された連結部94aがモータシャフト80とスプライン嵌合されている。従って、モータ78によって駆動される波動発生器94は、フレキシブルスプライン93を略楕円状に撓ませつつ、そのフレキシブルスプライン93の両サーキュラスプライン91,92との噛合部を回転させる。
そして、本実施形態では、モータ78の近傍に配置された第1のサーキュラスプライン91には、入力軸75が連結されている。第2ハウジング74の上端部74aの近傍に配置された第2のサーキュラスプライン92には、モータシャフト80に挿通されることにより両サーキュラスプライン91,92よりも上方に突出された従動軸76の上端が連結されている。
従動軸76と第2のサーキュラスプライン92との間には連結部材96が設けられている。連結部材96は、従動軸76の外周に嵌合される筒状部96aと、その外周から径方向外側に延設されて第2のサーキュラスプライン92の内周に嵌合されるフランジ部96bとを備えており、その連結部材96により、従動軸76が第2のサーキュラスプライン92に連結されている。
また、入力軸75の下端には、その内径が各サーキュラスプライン91,92の外径よりも大径に形成された筒状の拡径部75aが設けられている。入力軸75は、この拡径部75a内に波動歯車機構95及び連結部材96を収容した状態で、その内周が第1のサーキュラスプライン91の外周に嵌合されることにより、同第1のサーキュラスプライン91と連結されている。
そして、本実施形態では、このように入力軸75及び従動軸76、並びにモータシャフト80に対してそれぞれ連結された波動歯車機構95を、モータ78によって駆動することにより、ステアリングホイール52と操舵輪との間の伝達比(ギヤ比)を変更することが可能である。
即ち、ステアリング操作に伴う入力軸75の回転は、その入力軸75に連結された第1のサーキュラスプライン91からフレキシブルスプライン93を介して第2のサーキュラスプライン92に伝達され、これにより従動軸76へと伝達される。また、波動発生器94がモータ78によって駆動され、撓ませられたフレキシブルスプライン93と両サーキュラスプライン91,92との噛合部が回転することにより、両サーキュラスプライン91,92間の歯数差に基づく回転差が、モータの駆動に基づく回転として上記ステアリング操作に基づく回転に付加されて、従動軸76へと伝達される。そして、これにより、入力軸75と従動軸76との間の回転伝達比、即ちステアリングホイール52と操舵輪との間の伝達比(ギヤ比)が変更される。
また、本実施形態では、従動軸76は、その上端が波動歯車機構95に連結される中間シャフト98と、下端にピニオン歯60aが形成されたピニオンシャフト99とを、トーションバー100を介して連結することにより形成されている。そして、トルクセンサ66は、そのトーションバー100の捻れ角を測定することにより、操舵系に入力される操舵トルクを検出する。なお、中間シャフト98は波動歯車機構95の出力軸として機能する。
詳述すると、本実施形態では、中間シャフト98には、下方の軸端98aから軸線に沿って上方に延びる中空部101が形成され、トーションバー100は、この中空部101内に収容されている。一方、ピニオンシャフト99にもまた、上方の軸端99aから軸線に沿って下方に延びる中空部102が形成され、中間シャフト98の軸端98aの近傍がその中空部102内に遊嵌されている。中間シャフト98及びピニオンシャフト99は、上記軸受79a,79bによってそれぞれ独立に支承されており、これにより互いに相対回転可能である。トーションバー100は、その上端が中空部101の底部101aに固定されるとともに、その下端は中空部101から下方に突出されてピニオンシャフト99の中空部102の底部102aに固定されている。
また、第1ハウジング73内には、従動軸76と同軸上に位置するように並置された一対のレゾルバ103a,103bが収容されている。第1のレゾルバ103aは、中間シャフト98の外周を包囲する位置に配置され、第2のレゾルバ103bは、ピニオンシャフト99の外周を包囲する位置に配置されている。そして、トルクセンサ66は、各レゾルバ103a,103bの出力信号により検出される中間シャフト98及びピニオンシャフト99間の回転角の差に基づいて、トーションバー100の捻れ角を測定し、これにより操舵トルクを検出する。
また、本実施形態の伝達比可変装置は、モータ78のモータシャフト80とハウジング70とを相対回転不能にロック可能なロック装置111を備えている。詳述すると、モータシャフト80の下端部には、モータシャフト80とともに一体回転する略円環状のロックホルダ112が固定されている。ロックホルダ112の周面には、軸方向に延びる複数の係合溝112aが凹設されている。また、ロックホルダ112の外側において、ハウジング70には、モータシャフト80の軸線に沿って平行に延びる回動軸113が固定されている。同回動軸113には、先端にロックホルダ112の係合溝112aと係合可能な係合爪114aを備えたロックアーム114(図4参照)が回動可能に支持されている。そして、ロック装置111は、ロックホルダ112及びロックアーム114、並びに同ロックアーム114を回動させる捻りコイルバネ115及びソレノイド116により構成されている。
即ち、本実施形態では、ロックアーム114は、捻りコイルバネ115の弾性力により、その係合爪114aがロックホルダ112に向かって回動するよう付勢されている。アンロック時には、ソレノイド116への通電によって生じる駆動力によって、その係合爪114aが係合溝112aから離脱し、ロックホルダ112の径方向外側に保持される。そして、ロック時には、ソレノイド116への通電を停止し、捻りコイルバネ115の弾性力によってロックアーム114の係合爪114aをロックホルダ112の係合溝112aと係合させることにより、モータシャフト80とハウジング70とが相対回転不能にロックされる。これにより、操舵トルク或いは反力トルクの入力時におけるモータシャフト80の自由回転が規制され、入力軸75と従動軸76との間のトルク伝達が不能となることが防止される。
上記のように構成された第2の実施形態では、前記第1の実施形態と同様に、従動軸76と連結された第2のサーキュラスプライン92の歯数を、入力軸75に連結された第1のサーキュラスプライン91の歯数よりも多くすることにより、イグニッションオフに伴うロック作動時の操舵輪の据え切り等、ロック作動時のステアリング操作による歯飛びの発生を防止することができる。
また、第2の実施形態では、以下の効果が得られる。すなわち、トルクセンサ66を従動軸76の下端近傍において、その従動軸76及びハウジング70に取り付けたので、伝達比の可変制御と、電動パワーステアリングの制御との干渉が生じることがなく、操舵時に運転者が受ける感触を向上させることが可能になる。
ロック装置111をモータシャフト80の下端に設けたため、組付けが容易になる。具体的には、第1及び第2ハウジング73,74の組付け前に、第2ハウジング24の下部開口からロック装置111を組み付けることができる。
波動歯車機構95がモータ78と入力軸75との間に配置され、同軸上に多くの部品を配置する必要がなくなるため、装置全体の外径を小さくすることができる。

Claims (7)

  1. ステアリング操作に基づく入力軸の回転にモータ駆動に基づく回転を付加して出力軸に伝達する差動機構と、前記差動機構及び駆動源であるモータを収容するとともに非回転部位に固定されるハウジングと、該ハウジングと前記モータの回転軸とを相対回転不能にロックするロック装置とを備え、前記差動機構には、同軸上に並置された一対のサーキュラスプラインと、前記各サーキュラスプラインの内側において該各サーキュラスプラインと部分的に噛み合うように同軸上に配置される筒状のフレキシブルスプラインと、モータによって駆動されることにより前記フレキシブルスプラインの噛合部を回転させる波動発生器とからなる波動歯車機構が用いられた伝達比可変装置であって、
    前記各サーキュラスプラインのうち前記出力軸と連結されるサーキュラスプラインの歯数を前記入力軸と連結されるサーキュラスプラインの歯数よりも大とした伝達比可変装置。
  2. 請求項1に記載の伝達比可変装置において、
    前記出力軸と連結されるサーキュラスプラインの厚みを前記入力軸と連結されるサーキュラスプラインの厚みよりも大とした伝達比可変装置。
  3. ステアリングホイールに連結された入力軸と、ラックシャフトに噛合するピニオンシャフトと、伝達比可変機構と、前記入力軸を支持し、ピニオンシャフト及び伝達比可変機構を収容するハウジングとを有する操舵装置であって、
    前記伝達比可変機構は、
    ステータ及びモータシャフトを備えたモータと、
    第1及び第2のサーキュラスプライン及びフレキシブルスプラインを有する波動歯車減速装置と、
    出力軸とを備え、
    前記第1のサーキュラスプラインには前記入力軸が連結され、第2のサーキュラスプラインには出力軸が連結され、前記フレキシブルスプラインには前記モータシャフトが連結され、前記出力軸とピニオンシャフトとはトーションバーを介して連結され、
    前記第2のサーキュラスプラインの歯数は第1のサーキュラスプラインの歯数よりも多く設定されている操舵装置。
  4. 前記操舵装置はさらにトルクセンサを含み、そのトルクセンサは前記出力軸、ピニオンシャフト及びハウジングに取り付けられている請求項に記載の操舵装置。
  5. 前記伝達比可変機構はさらに、前記ハウジングとモータシャフトとを相対回転不能にロックするロック装置を有し、そのロック装置は、前記モータシャフトの下端に設けられたロックホルダと、ソレノイドによって駆動されるロックアームとを有する請求項に記載の操舵装置。
  6. 前記波動歯車減速機は、軸方向で前記モータと入力軸との間に配置されている請求項に記載の操舵装置。
  7. 前記モータシャフトは中空であり、
    前記第2のサーキュラスプラインは第1のサーキュラスプラインの上方に配置され、
    前記入力軸は拡径部を有し、その拡径部にて前記第1のサーキュラスプラインに連結され、
    前記出力軸は連結部を有し、その連結部にて前記第2のサーキュラスプラインに連結されるとともに前記モータシャフトを貫通している請求項に記載の操舵装置。
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