JP5056304B2 - 伝達比可変装置 - Google Patents

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本発明は、ステアリングの操舵角に対する操舵輪の転舵角を運転状況に応じて変更する伝達比可変装置に関するものである。
一般に、伝達比可変装置は、ステアリングに連結される入力軸と操舵輪等の転舵系に連結される出力軸との間の伝達比をモータの回転駆動でもって変更することにより、ステアリングの操舵角に対する操舵輪の転舵角を変更する。また、当該伝達比可変装置はロック機構を備えており、このロック機構は、出力軸にギヤ機構等を介し連結されたモータ軸にトルクリミット機構を介して配設されるロックホルダと、入力軸にハウジング等を介し連結されて当該入力軸と一体に回転するロックレバーとを備えている。当該ロック機構は、ロックホルダのロック溝にロックレバーの係合爪部を係合させることにより、入力軸と出力軸とを連結(ロック)して伝達比を固定する。
上記トルクリミット機構は、モータ軸とロックホルダとの間のトルクの伝達を制限する役割を果たすもので、このトルクリミット機構に関する技術として、例えば、下記特許文献1に示す、電動式舵取装置における操舵補助用モータの回転軸(モータ軸)の一端を回転可能に支持する軸受とモータハウジングの嵌合孔との間に配される弾性体が知られている。この弾性体は、半円形断面を有する複数の突起の弾性変形によってモータ軸をその他端方向に付勢している。これにより、モータ軸の他端に結合された駆動ギヤを被駆動ギヤに隙間をなくすように接触させることで、駆動ギヤ等の部品の寸法誤差や組立精度等に影響されることなくバックラッシュを良好になくしている。
特開2001−163229号公報
ところで、ロックホルダのロック溝にロックレバーの係合爪部を係合させるとき(以下、ロック時ともいう)、このロックホルダからトルクリミット機構を介しモータ軸に対して反回転方向のトルクが伝達される。この伝達トルクが所定の制限値以上になる場合、ロックホルダの破損を防止するために、トルクリミット機構が作動してロックホルダをモータ軸に対し反回転方向に滑らせて上記伝達トルクを緩和している。
しかしながら、例えば、ロック時に大きな衝撃トルクがロックホルダに瞬間的に生じたとき等、当該伝達トルクが上記所定の制限値未満であっても、トルクリミット機構が作動してロックホルダがモータ軸に対し反回転方向にずれてしまう場合がある。そうすると、トルクリミット機構による伝達トルクの制限が予定されていない通常使用領域(伝達トルクが上記所定の制限値未満である領域)でのロックにもかかわらず、ロックホルダの係合溝がモータ軸に対して反回転方向に位置ずれすることとなり、ステアリングの中心位置のずれや、ロックホルダの係合溝にロックレバーの係合爪部がスムーズに係合しない等の問題が生じる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ロック時の伝達トルクを緩和するとともに通常使用領域での位置ずれを防止し得る伝達比可変装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の伝達比可変装置では、ステアリング(12)と操舵輪(FR,FL)とを連結する車両の操舵系(14,16)の途中に設けられ、前記ステアリング側の入力軸(14)の回転に応じて回転するモータ(34)であって、このモータのモータ軸(34A)を前記操舵輪側の出力軸(16)に連結して当該モータの回転駆動により前記入力軸と前記出力軸との間の伝達比を変化させるモータと、前記モータ軸の外周部に配設された被係合部材(71)の係合溝部(71a)に前記入力軸および前記出力軸のいずれか一方に連結された係合片(76)を係合させてロックしたことにより前記入力軸と前記出力軸とを連結するロック機構(70)と、前記モータ軸の外周面(35)と前記被係合部材の内周面(71b)との間に配設され、前記モータ軸と前記被係合部材との間のトルクの伝達を制限するトルクリミット機構(80,80a,80b,80c)と、を備える伝達比可変装置(30)であって、前記トルクリミット機構は、前記モータ軸の外周面および前記被係合部材の内周面のいずれか一方に摩擦接触可能な薄肉筒状のリング部(81,86)と、前記リング部から突出する複数の弾性片(82,83,84,87)とを備えており、前記モータ軸の外周面または前記被係合部材の内周面には、複数の溝部(35a,71c,77c)と、これら複数の溝部の各底部側にて前記弾性片の先端部(82a,83a,84a,87a)にそれぞれ嵌合可能な複数の嵌合部(35b,71d,77d)と、が設けられており、前記複数の溝部は、前記複数の嵌合部にそれぞれ嵌合した前記弾性片の根元部(82b,83b,84b,87b)が弾性変形状態で当接するように形成されることを技術的特徴とする。
請求項1の発明では、伝達比可変装置は、入力軸と出力軸との間の伝達比を変化させるモータのモータ軸の外周面と、入力軸と出力軸とを連結(ロック)するロック機構の被係合部材の内周面との間に配設されて、これらモータ軸と被係合部材との間のトルクの伝達を制限するトルクリミット機構を備えている。当該トルクリミット機構は、モータ軸の外周面および被係合部材の内周面のいずれか一方に摩擦接触可能な薄肉筒状のリング部と、リング部から突出する複数の弾性片とを備えている。そして、モータ軸の外周面または被係合部材の内周面には、複数の溝部と、これら複数の溝部の各底部側にて弾性片の先端部にそれぞれ嵌合可能な複数の嵌合部と、が設けられている。各溝部は、各嵌合部にそれぞれ嵌合した弾性片の根元部が弾性変形状態で当接するように形成されている。
トルクリミット機構は、リング部をモータ軸の外周面および被係合部材の内周面のいずれか一方に摩擦接触させるとともに各弾性片を各嵌合部にそれぞれ嵌合させるように、モータ軸と被係合部材との間に配設されている。このため、被係合部材の係合溝に係合片を係合させるとき(以下、ロック時ともいう)、衝撃トルクが被係合部材に生じ、この衝撃トルクにより、各嵌合部に嵌合するトルクリミット機構の各弾性片の先端部が、回転しているモータ軸に対して反回転方向に相対回転する。
このとき、各弾性片の根元部は、被係合部材を介して伝達される伝達トルクにより各溝部に当接するまで弾性変形することとなる。この根元部の弾性変形により上述の伝達トルクが緩和されるとともに、被係合部材がモータ軸に対し反回転方向に相対回転することとなる。そして、各弾性片の根元部が各溝部に当接して上述の弾性変形が抑制されると、これら各弾性片と被係合部材との回転方向の相対位置が固定される。
このとき、上述のように緩和された伝達トルクがリング部における摩擦接触面に発生する摩擦トルクより小さい場合には、被係合部材とモータ軸との間に滑りが生じることはない。そして、被係合部材と係合片との係合解除等により、弾性変形している各弾性片の根元部が元の形状に復帰する。このため、ロック時に生じた被係合部材とモータ軸との間の相対回転がなくなることとなる。
一方、上記伝達トルクが上記摩擦トルクより大きい場合には、被係合部材とモータ軸との間で滑りが生じて被係合部材とモータ軸との間の相対回転が許容される。
このようにロック時の伝達トルクが緩和されるので、通常使用領域でのロック時に大きな衝撃トルクが被係合部材に瞬間的に発生等しても、被係合部材とモータ軸との間に回転方向の位置ずれが生じることもない。
したがって、ロック時の伝達トルクを緩和するとともに通常使用領域での被係合部材とモータ軸との位置ずれを防止することができる。
また、請求項2に記載の発明のように、トルクリミット機構のリング部がモータ軸の外周面に摩擦接触可能に形成されるとともに、複数の弾性片がリング部の外周面から外方へ突出するように形成されてもよい。このとき、複数の溝部と複数の嵌合部は、被係合部材の内周面に形成される。
また、請求項3に記載の発明のように、トルクリミット機構のリング部が被係合部材の内周面に摩擦接触可能に形成されるとともに、複数の弾性片がリング部の内周面から内方へ突出するように形成されてもよい。このとき、複数の溝部と複数の嵌合部は、モータ軸の外周面に形成される。
請求項4の発明では、溝部は、円周方向の幅が被係合部材の内周面に近づくほど徐々に広がるように形成される。これにより、ロック時に弾性変形した各弾性片の根元部が、各溝部にそれぞれ均等に面接触するように当接するので、各根元部が各溝部にそれぞれ当接したときの応力集中を防止することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る伝達比可変装置を車両制御装置について図を参照して説明する。図1は、本第1実施形態に係る伝達比可変装置30を適用した車両制御装置10の構成概要を示す説明図である。
車両制御装置10は、主に、ステアリングホイール12、第1ステアリングシャフト14、第2ステアリングシャフト16、トルクセンサ18、ピニオンギヤ20、ラック軸22、ロッド24、伝達比可変装置30、ECU90等から構成されている。
図1に示すように、ステアリングホイール12は、第1ステアリングシャフト14に固定され、第1ステアリングシャフト14は伝達比可変装置30の入力側に接続されており、第2ステアリングシャフト16は伝達比可変装置30の出力側に接続されている。トルクセンサ18は、第2ステアリングシャフト16の途中に設けられる図略のトーションバー等のねじれ量から操舵トルクや操舵角を検出し、これら操舵トルクや操舵角に対応した検出信号をECU90へ出力する。
第2ステアリングシャフト16の先端のピニオンギヤ20は、ラック軸22に噛合しており、第2ステアリングシャフト16の回転運動がラック軸22の直線運動に変換されている。このラック軸22の両端にはロッド24が連結され、さらにこのロッド24の端部には図略のナックル等を介して操舵輪FR、FLが連結されている。これにより、第2ステアリングシャフト16が回転すると、ラック軸22、ロッド24等を介して操舵輪FR、FLの転舵角を変化させることができるので、第2ステアリングシャフト16の回転量および回転方向に従った操舵輪FR、FLの操舵を可能にしている。
図2は、伝達比可変装置30の断面図である。
伝達比可変装置30は、操舵角に対する操舵輪FR、FLの転舵角を操舵状況に応じて変更する装置である。当該伝達比可変装置30は、一体に結合されているハウジング52、54、56内に、第1ステアリングシャフト14と第2ステアリングシャフト16との間の伝達比を回転駆動により変化させるモータ34と、ギヤ機構としての波動歯車機構40と、第1ステアリングシャフト14と第2ステアリングシャフト16とを連結可能とするロック機構70とが設けられ、ハウジング52外にはスパイラルケーブルユニット38が設けられている。第1ステアリングシャフト14の下端14aは、伝達比可変装置30の入力側となるハウジング52に接続され、これによりハウジング52と第1ステアリングシャフト14とが一体として回転するようになっている。一方、第2ステアリングシャフト16の上端16aが伝達比可変装置30の出力側に接続されている。
モータ34は、そのモータハウジング46にてハウジング54内に固定されることによりハウジング52、54を介して第1ステアリングシャフト14に連結されてこの第1ステアリングシャフト14とともに一体として回転する。モータハウジング46は、モータハウジング本体46aとモータエンドプレート46bとから構成されており、モータハウジング本体46aの第2ステアリングシャフト16側の中央には、カップ状の軸孔46cが形成されている。モータハウジング本体46aの第1ステアリングシャフト14側には、モータハウジング本体46aの開口部を塞ぐようにモータエンドプレート46bが固定されている。
モータハウジング本体46aの内周面にはステータ34Sが固定されており、このステータ34S内には当該ステータ34Sによって回転駆動されるロータ34Rが設けられている。ロータ34R内にはモータ軸34Aが相対回転不能に固定されており、当該モータ軸34Aはロータ34Rの両端から軸方向に突出されている。また、モータ軸34Aの一端34aはモータエンドプレート46bとの間に設けたボール軸受48により支承されており、モータ軸34Aの他端34bはモータハウジング本体46aの軸孔46cとの間に設けたボール軸受58により支承されている。これにより、モータ軸34Aはモータハウジング本体46a、ハウジング52、54、56に対して同軸で回転可能になっている。
モータ軸34Aの他端34bには、ハーモニックドライブ(登録商標)により構成される波動歯車機構40が接続されている。当該波動歯車機構40は、モータ軸34Aの他端34bが嵌入されてモータ軸34Aと一体回転可能なウェーブジェネレータ64を有している。このウェーブジェネレータ64は、軸直角断面が略楕円形状のカム64aと、このカム64aの外周に設けられたボール軸受64bとを備えている。ボール軸受64bの内輪はカム64aの外周に固定されており、ボール軸受64bの外輪はボールを介して弾性変形可能である。ウェーブジェネレータ64の外周にはボール軸受64bの外輪と一体的に弾性変形可能な環状のフレクスプライン66が設けられている。このフレクスプライン66の外周には外歯66aが形成されている。
また、ハウジング54内のモータ34側には環状のステイサーキュラスプライン68が形成されている。ステイサーキュラスプライン68の内周にはフレクスプライン66の外歯66aの歯数(100)より多い歯数(102)の内歯68aが形成され、これによりステイサーキュラスプライン68はフレクスプライン66と噛合している。
ハウジング54内の第2ステアリングシャフト16側にはステイサーキュラスプライン68と隣接する環状のドライブサーキュラスプライン69が、軸受メタル54aを介して回転可能に支承されている。ドライブサーキュラスプライン69の内周にはフレクスプライン66の外歯66aと同数(100)の内歯69aが形成され、これによりドライブサーキュラスプライン69もフレクスプライン66と噛合している。
モータハウジング本体46aと波動歯車機構40との間には保護プレート67が設けられている。そして、ドライブサーキュラスプライン69には第2ステアリングシャフト16の上端16aが固定されている。
即ち、第1ステアリングシャフト14と共にハウジング52、54、56が回転するように構成されており、上述したハーモニックドライブ(登録商標)からなる波動歯車機構40により、第1ステアリングシャフト14の回転は、50/51にされて第2ステアリングシャフト16を回転させる。一方、上述したようにモータ34の回転は、(1/50)×(50/51)に減速されて第2ステアリングシャフト16を回転させる。このモータ34による第2ステアリングシャフト16の回転に伴って左右の操舵輪FR、FLの転舵角が変更される。
図3は、図2に示す3−3線相当の切断面による断面図である。
ロック機構70は、モータ軸34Aをハウジング52にロック(連結)可能な機構であって、当該ロック機構70は、図2および図3に示すように、モータ軸34Aの一端34aの外周に伝達トルクを制限するトルクリミット機構であるトルクリミットリング80を介して配設されて当該モータ軸34Aと一体となって回転するロックホルダ71と、モータエンドプレート46bに固定される略円板状のロックベース72と、ハウジング52に対して軸心と平行なロックピン73回りで金属製のブッシュ74を介して揺動可能に軸支され、ソレノイド75により駆動される単一のロックレバー76とを有している。
ロックホルダ71の外周には、複数のロック溝部71aが形成されており、ロックレバー76の一端には各ロック溝部71aに係合可能な単一の係合爪部76aが形成されている。ロックピン73の周囲には、一端がハウジング52に固定され、他端がロックレバー76の反ロックベース72側に固定される第1ねじりコイルばね73aが設けられている。また、そのロックピン73の周囲には、一端がロックレバー76のロックベース72側に固定され、他端がロックベース72に固定される第2ねじりコイルばね73bが設けられている。これら第1、第2ねじりコイルばね73a、73bは、ロックレバー76の係合爪部76aがロックホルダ71に近接するように当該ロックレバー76を付勢している。
このように構成されたロック機構70は、ソレノイド75が励磁されることによりロックレバー76が図3において反時計回りに揺動し、ロックレバー76の係合爪部76aとロックホルダ71のロック溝部71aとの係合が解かれ、アンロック状態となる。また、ソレノイド75への励磁が停止されると、第1、第2ねじりコイルばね73a、73bの付勢力によってロックレバー76が時計回りに揺動し、ロックレバー76の係合爪部76aがロックホルダ71のロック溝部71aに係合して、第1ステアリングシャフト14とモータ軸34Aとがロック(連結)されたロック状態となる。なお、ソレノイド75の励磁の有無は、ECU90により制御される。
図4(A)は、アンロック状態におけるトルクリミットリング80の一部拡大図であり、図4(B)は、ロック状態におけるトルクリミットリング80の一部拡大図である。
図3および図4(A)に示すように、トルクリミットリング80は、弾性材である筒状鋼板により形成されるリング部81と、このリング部81の外周面から当該リング部81の幅方向が長手方向となるように外方へ突出する複数の弾性片82とを備えている。
リング部81は、その内周面にてモータ軸34Aの外周面35に摩擦接触可能に形成されている。また、各弾性片82は、形成時の容易性から、リング部81の一部を切り起こして形成されているが、リング部81に別部材を溶接等で取り付けて各弾性片82を形成するようにしてもよい。
また、図4(A)に示すように、ロックホルダ71の内周面71bには、モータ軸34Aの軸方向に対応する方向に凹設される複数の溝部71cと、これら各溝部71cの底部側にて各溝部71cと同様にモータ軸34Aの軸方向に対応する方向に凹設される複数の嵌合部71dとが設けられている。各嵌合部71dは、各弾性片82の先端部82aに嵌合可能に形成されている。各溝部71cは、各嵌合部71dに先端部82aをそれぞれ嵌合させた各弾性片82の根元部82bがロック時に弾性変形状態で当該各溝部71cの側壁に均等に面接触するように、回転方向の幅tがロックホルダ71の内周面71bに近づくほど徐々に広がるように形成されている。この内周面71bと各溝部71cとの間の角部71eは、各弾性片82の根元部82bが各溝部71cに当接したときの当該根元部82bに生じる応力集中を防止するために、R形状に形成されている。
トルクリミットリング80は、リング部81の内周面にてモータ軸34Aの外周面35に摩擦接触するとともに、各弾性片82の先端部82aにてロックホルダ71の各嵌合部71dにそれぞれ嵌合することにより、モータ軸34Aとロックホルダ71との間の回転方向のトルク伝達を制限する役割を果たす。アンロック時では、各弾性片82の根元部82bは、ロックホルダ71の溝部71cに当接しないように配置されている(図4(A)参照)。
スパイラルケーブルユニット38は、図示しない車体に保持される略筒状の筐体38aと、この筐体38aの内側に筐体38aに対して相対回転可能に設けられハウジング52外で当該ハウジング52に固定された内筒38bとを有している。また、筐体38aと内筒38bとの間には複数のリード線を絶縁被覆してなるフレキシブルフラットケーブル38cが設けられており、このフレキシブルフラットケーブル38cは、一端が内筒38bに接続されて当該内筒38bの周囲に巻回され、他端が筐体38aに接続されている。フレキシブルフラットケーブル38cと接続されて内筒38bから延出するリード線はモータ34のステータ34S等に接続され、フレキシブルフラットケーブル38cと接続されて筐体38aから延出するリード線は車体の図示しないバッテリ及びECU90にコネクタにより接続される。
ECU90は、モータ34を駆動制御するモータ駆動回路を含む制御装置であって、トルクセンサ18により検出される操舵トルクや操舵角等の操舵状況に応じてステアリングホイール12の操舵角に対する操舵輪FR、FLの転舵角が変化させるようにモータ34を駆動する。また、ECU90は、ステアリングホイール12の操舵角に対する操舵輪FR、FLの転舵角を変化させる場合にはロック機構70のソレノイド75を励磁し(アンロック状態)、ステアリングホイール12の操舵角に対する操舵輪FR、FLの転舵角の変化を一定にする場合にはロック機構70のソレノイド75の励磁を停止する(ロック状態)。
以上のように構成されるロック機構70を作動させてロックホルダ71の嵌合部71dにロックレバー76の係合爪部76aを係合させるとき、即ちロック時、衝撃トルクがロックホルダ71に生じる。この衝撃トルクにより、ロックホルダ71およびこのロックホルダ71の嵌合部71dに嵌合するトルクリミットリング80の弾性片82の先端部82aが、回転しているモータ軸34Aに対して反回転方向に相対回転する。
このとき、トルクリミットリング80のリング部81はモータ軸34Aに摩擦接触して当該モータ軸34Aとともに回転しているから、弾性片82の根元部82bは、ロックホルダ71を介して伝達される伝達トルクによりロックホルダ71の溝部71cに当接するまで弾性変形することとなる。この根元部82bの弾性変形により上述の伝達トルクが緩和されるとともに、ロックホルダ71がリング部81に対し反回転方向に相対回転することとなる。そして、弾性片82の根元部82bが溝部71cに当接して上述の弾性変形が抑制されると、この弾性片82に連結するリング部81とロックホルダ71との回転方向の相対位置が固定される。
このとき、上述のように緩和された伝達トルクがリング部81の内周面とモータ軸34Aの外周面35との間の摩擦接触面に発生する摩擦トルクより小さい場合には、リング部81とモータ軸34Aとの間に滑りが生じることはない。そして、ロックホルダ71とロックレバー76との係合解除等により、弾性変形している弾性片82の根元部82bが元の形状に復帰する。このため、ロック時に生じたロックホルダ71とモータ軸34Aとの間の相対回転がなくなることとなる。
一方、上記伝達トルクが上記摩擦トルクより大きい場合には、リング部81とモータ軸34Aとの間で滑りが生じてロックホルダ71とモータ軸34Aとの間の相対回転が許容される。
ここで、ロック時に衝撃トルクがロックホルダ71に生じたときに、トルクリミットリング80により緩和されてモータ軸34Aに伝達される伝達トルクTについて図5を用いて説明する。図5は、ロックホルダ71とモータ軸34Aとの間における、相対回転の度合である相対角度θと伝達トルクTとの関係を示す説明図である。なお、図5において実線で示すTは、本発明を適用した場合の伝達トルクを示すものであり、波線で示すTは、比較例として従来技術を適用した場合の伝達トルクを示すものである。
図5から判るように、本発明を適用した場合、比較例の場合と比べて、相対角度θが増加しても伝達トルクTは急激に増加することなく緩やかに増加する。これは、ロック時に弾性片82の根元部82bが溝部71cに当接するまで弾性変形することにより、ロックホルダ71を介してトルクリミットリング80に伝達される伝達トルクTが緩和されるからである。
そして、根元部82bが溝部71cに当接すると、当該根元部82bの弾性変形が抑制されて伝達トルクTの緩和がなされないため、伝達トルクTが急激に増加する。このように急増する伝達トルクTが、トルクリミットリング80により伝達され得るトルクの制限値(以下、制限トルクTともいう)以上になると、リング部81とモータ軸34Aとの間で滑りが生じてロックホルダ71とモータ軸34Aとの間の相対回転が許容されて、伝達トルクTが制限トルクTで一定となるように制限されることとなる。
一方、比較例である従来のトルクリミットリングは伝達トルクTを積極的に緩和する機構を備えていないので、相対角度θの増加により伝達トルクTが制限トルクTまで急激に増加することとなる。
以上説明したように、本第1実施形態に係る伝達比可変装置30は、第1ステアリングシャフト14と第2ステアリングシャフト16との間の伝達比を変化させるモータ34のモータ軸34Aの外周面35と、第1ステアリングシャフト14と第2ステアリングシャフト16とを連結(ロック)するロック機構70のロックホルダ71の内周面71bとの間に配設されて、これらモータ軸34Aとロックホルダ71との間のトルクの伝達を制限するトルクリミットリング80を備えている。当該トルクリミットリング80は、モータ軸34Aの外周面35に摩擦接触可能な薄肉筒状のリング部81と、リング部81の外周面から外方へ突出する複数の弾性片82とを備えている。そして、ロックホルダ71の内周面71bには、複数の溝部71cと、これら複数の溝部71cの各底部側にて弾性片82の先端部82aにそれぞれ嵌合可能な複数の嵌合部71dと、が設けられている。各溝部71cは、各嵌合部71dにそれぞれ嵌合した弾性片82の根元部82bが弾性変形状態で当接するように形成されている。トルクリミットリング80は、リング部81をモータ軸34Aの外周面35に摩擦接触させるとともに各弾性片82をロックホルダ71の各嵌合部71dにそれぞれ嵌合させるように、モータ軸34Aとロックホルダ71との間に配設されている。
このため、ロック時にロックホルダ71に生じた衝撃トルクにより、ロックホルダ71の嵌合部71dに嵌合する弾性片82の先端部82aが、モータ軸34Aに摩擦接触しているリング部81に対して反回転方向に相対回転することとなる。このとき、弾性片82の根元部82bは、その弾性変形によりロックホルダ71を介して伝達される伝達トルクTを緩和する。そして、ロックホルダ71とロックレバー76との係合解除等により、弾性変形している弾性片82の根元部82bが元の形状に復帰すると、ロック時に生じたロックホルダ71とモータ軸34Aとの間の相対回転がなくなることとなる。
このようにロック時の伝達トルクTが緩和されるので、トルクリミットリング80による伝達トルクTの制限が予定されていない通常使用領域でのロック時に大きな衝撃トルクがロックホルダ71に瞬間的に発生等しても、ロックホルダ71とモータ軸34Aとの間に回転方向の位置ずれが生じることもない。
したがって、ロック時の伝達トルクTを緩和するとともに通常使用領域でのロックホルダ71とモータ軸34Aとの位置ずれを防止することができる。
また、本第1実施形態に係る伝達比可変装置30では、ロックホルダ71の溝部71cは、回転方向の幅tが当該ロックホルダ71の内周面71bに近づくほど徐々に広がるように形成されている。これにより、ロック時に弾性変形した各弾性片82の根元部82bが、各溝部71cの側壁にそれぞれ均等に面接触するように当接するので、各根元部82bが各溝部71cにそれぞれ当接したときの応力集中を防止することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図6(A)(B)を参照して説明する。図6(A)(B)は、本発明の第2実施形態に係る伝達比可変装置30のトルクリミットリング80aの要部を示す一部拡大図である。
本第2実施形態に係る伝達比可変装置30は、上記第1実施形態にて述べたトルクリミットリング80およびロックホルダ71に代えて、図6(A)(B)に示すトルクリミットリング80aを採用するとともに、このトルクリミットリング80aに対応するロックホルダ77を採用している点が、上記第1実施形態に係る伝達比可変装置と異なる。したがって、第1実施形態の伝達比可変装置と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
トルクリミットリング80aは、上記第1実施形態における弾性片82に対応する対の弾性片83,84がリング部81から外方に突出するように形成される点が上記トルクリミットリング80と異なる。
ロックホルダ77の内周には、上記ロックホルダ71の各溝部71cおよび各嵌合部71dに対応する各溝部77cおよび各嵌合部77dが設けられている。各嵌合部77dは、弾性片83の先端部83aのうち対となる弾性片84に対向しない側面と、弾性片84の先端部84aのうち対となる弾性片83に対向しない側面とがともに嵌合するように形成されている。各溝部77cは、各嵌合部77dに両先端部83a,84aをそれぞれ嵌合させた両弾性片83,84の根元部83b,84bのどちらか一方がロック時に弾性変形状態で当該各溝部77cの側壁に均等に面接触するように、それぞれの幅がロックホルダ77の内周面77bに近づくほど徐々に広がるように形成されている。この内周面77bと各溝部77cとの間の角部77eは、各弾性片83の根元部83bまたは各弾性片84の根元部84bが各溝部77cに当接したときの根元部83bまたは根元部84bに生じる応力集中を防止するために、R形状に形成されている。また、ロックホルダ77の外周には、ロックホルダ71の係合溝部71aと同様の係合溝部が形成されている。
このように構成される本第2実施形態に係るトルクリミットリング80aは、ロック時両弾性片83,84の根元部83b,84bの双方の弾性変形により伝達トルクTを緩和するので、各弾性片82のみが嵌合する上記第1実施形態の場合と比べて、伝達トルクTの緩和量が増大し得る。さらに、当該トルクリミットリング80aは、その対象性から正逆回転における伝達トルクTの緩和量のばらつきを抑制することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を図7(A)(B)を参照して説明する。図7(A)(B)は、本発明の第3実施形態に係る伝達比可変装置30のトルクリミットリング80bの要部を示す一部拡大図である。
本第3実施形態に係る伝達比可変装置30は、上記第2実施形態にて述べたトルクリミットリング80aに代えて、図7(A)(B)に示すトルクリミットリング80bを採用している点が、上記第2実施形態に係る伝達比可変装置と異なる。したがって、第2実施形態の伝達比可変装置と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
トルクリミットリング80bは、上記第2実施形態における弾性片83,84の両先端部83a、84aの各先端を連結部85により連結するように形成される点が上記トルクリミットリング80aと異なる。
このように構成される本第3実施形態に係るトルクリミットリング80bは、ロック時両弾性片83,84の根元部83b,84bの双方の弾性変形に加えて連結部85の弾性変形により伝達トルクTを緩和するので、両弾性片83,84のみが嵌合する上記第2実施形態の場合と比べて、伝達トルクTの緩和量がより増大するとともに、正逆回転における伝達トルクTの緩和量のばらつきがより抑制され得る。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記各実施形態と同等の作用・効果が得られる。
(1)ロック時における伝達トルクTの緩和量を調整するために、上記第1実施形態における各弾性片82の根元部82bや上記第2、第3実施形態における両弾性片83,84の根元部83b,84bの弾性力を変更するようにしてもよい。
(2)ロック時における伝達トルクTの緩和量を調整するために、上記第1実施形態における溝部71cや上記第2、第3実施形態における溝部77cの広がり角度を変更するようにしてもよい。
(3)上記各実施形態においては、第2ステアリングシャフト16が波動歯車機構40等を介してモータ軸34Aに連結されており第1ステアリングシャフト14がモータ軸34Aに連結されていない。このため、第2ステアリングシャフト16が波動歯車機構40等を介してモータ軸34Aに連結されておらず第1ステアリングシャフト14がモータ軸34Aに連結されている場合には、ロック機構70は、第2ステアリングシャフト16に連結されたロックレバーをモータ軸34Aに連結されたロックホルダに係合させて第2ステアリングシャフト16とモータ軸34Aとをロックしてもよい。
(4)上述したトルクリミットリング80に代えて、図8および図9に示すトルクリミットリング80cを採用してもよい。図8は、トルクリミットリング80cの変形例を説明する断面図であり、図9は、図8のトルクリミットリング80cの一部拡大図である。図8に示すように、トルクリミットリング80cは、ロックホルダ71の内周面71bに摩擦接触可能に形成されるリング部86と、このリング部86から内方へ突出する複数の弾性片87を備えている。
そして、図9に示すように、モータ軸34Aの外周面35には、軸方向に凹設される複数の溝部35aと、これら各溝部35aの底部側にて各溝部35aと同様に軸方向に凹設される複数の嵌合部35bとが設けられている。各嵌合部35bは、各弾性片87の先端部87aに嵌合可能に形成されている。各溝部35aは、各嵌合部35bに先端部87aをそれぞれ嵌合させた各弾性片87の根元部87bがロック時に弾性変形状態で当該各溝部35aの側壁に均等に面接触するように、回転方向の幅tがモータ軸34Aの外周面35に近づくほど徐々に広がるように形成されている。この外周面35と各溝部35aとの間の角部35cは、各弾性片87の根元部87bが各溝部35aに当接したときの当該根元部87bに生じる応力集中を防止するために、R形状に形成されている。また、ロックホルダ71の内周面71bの複数の溝部71cと複数の嵌合部71dとは廃止されている。
このようにトルクリミットリング80cを構成しても、上記各実施形態と同様に、ロックホルダ71を介してモータ軸34Aに伝達される伝達トルクTが緩和され得る。
本発明の第1実施形態に係る伝達比可変装置を適用した車両制御装置の構成概要を示す説明図である。 図1の伝達比可変装置の断面図である。 図2に示す3−3線相当の切断面による断面図である。 図4(A)は、アンロック状態におけるトルクリミットリングの一部拡大図であり、図4(B)は、ロック状態におけるトルクリミットリングの一部拡大図である。 ロックホルダとモータ軸との間における、相対角度と伝達トルクとの関係を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る伝達比可変装置のトルクリミットリングの要部を示す一部拡大図である。 本発明の第3実施形態に係る伝達比可変装置のトルクリミットリングの要部を示す一部拡大図である。 トルクリミットリングの変形例を説明する断面図である。 図8のトルクリミットリングの一部拡大図である。
符号の説明
10…車両制御装置
14…第1ステアリングシャフト(入力軸)
16…第2ステアリングシャフト(出力軸)
30…伝達比可変装置
34…モータ
34A…モータ軸
35…外周面
35a…溝部
35b…嵌合部
70…ロック機構
71,77…ロックホルダ
71a…ロック溝部(係合溝部)
71b,77b…内周面
71c,77c…溝部
71d,77d…嵌合部
76…ロックレバー
76a…係合爪部
80,80a,80b,80c…トルクリミットリング(トルクリミット機構)
81,86…リング部
82,83,84,87…弾性片
82a,83a,84a,87a…先端部
82b,83b,84b,87b…根元部
85…連結部
T…伝達トルク
…制限トルク
θ…相対角度

Claims (4)

  1. ステアリングと操舵輪とを連結する車両の操舵系の途中に設けられ、
    前記ステアリング側の入力軸の回転に応じて回転するモータであって、このモータのモータ軸を前記操舵輪側の出力軸に連結して当該モータの回転駆動により前記入力軸と前記出力軸との間の伝達比を変化させるモータと、
    前記モータ軸の外周部に配設された被係合部材の係合溝部に前記入力軸および前記出力軸のいずれか一方に連結された係合片を係合させてロックしたことにより前記入力軸と前記出力軸とを連結するロック機構と、
    前記モータ軸の外周面と前記被係合部材の内周面との間に配設され、前記モータ軸と前記被係合部材との間のトルクの伝達を制限するトルクリミット機構と、
    を備える伝達比可変装置であって、
    前記トルクリミット機構は、前記モータ軸の外周面および前記被係合部材の内周面のいずれか一方に摩擦接触可能な薄肉筒状のリング部と、前記リング部から突出する複数の弾性片とを備えており、
    前記モータ軸の外周面または前記被係合部材の内周面には、複数の溝部と、これら複数の溝部の各底部側にて前記弾性片の先端部にそれぞれ嵌合可能な複数の嵌合部と、が設けられており、
    前記複数の溝部は、前記複数の嵌合部にそれぞれ嵌合した前記弾性片の根元部が弾性変形状態で当接するように形成されることを特徴とする伝達比可変装置。
  2. 前記リング部は、前記モータ軸の外周面に摩擦接触可能に形成されるとともに、
    前記複数の弾性片は、前記リング部の外周面から外方へ突出するように形成され、
    前記複数の溝部と前記複数の嵌合部は、前記被係合部材の内周面に形成されることを特徴とする請求項1記載の伝達比可変装置。
  3. 前記リング部は、前記被係合部材の内周面に摩擦接触可能に形成されるとともに、
    前記複数の弾性片は、前記リング部の内周面から内方へ突出するように形成され、
    前記複数の溝部と前記複数の嵌合部は、前記モータ軸の外周面に形成されることを特徴とする請求項1記載の伝達比可変装置。
  4. 前記溝部は、円周方向の幅が前記被係合部材の内周面に近づくほど徐々に広がるように形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の伝達比可変装置。
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