JPH09112568A - トルクリミッタおよびクラッチ - Google Patents

トルクリミッタおよびクラッチ

Info

Publication number
JPH09112568A
JPH09112568A JP29487895A JP29487895A JPH09112568A JP H09112568 A JPH09112568 A JP H09112568A JP 29487895 A JP29487895 A JP 29487895A JP 29487895 A JP29487895 A JP 29487895A JP H09112568 A JPH09112568 A JP H09112568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil spring
torque limiter
inner ring
hook
outer ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29487895A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Iiyama
飯山俊男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Origin Electric Co Ltd
Original Assignee
Origin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Origin Electric Co Ltd filed Critical Origin Electric Co Ltd
Priority to JP29487895A priority Critical patent/JPH09112568A/ja
Publication of JPH09112568A publication Critical patent/JPH09112568A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成の双方向トルクリミッタを得る。 【解決手段】 外輪1に嵌合する内輪2と,この内輪2
と同軸で機械的に連結し,互いに同軸に配設された内輪
2と,この内輪2の外周にしまり嵌めに巻かれたコイル
バネ3と,このコイルバネ3の外周に隙間を持った外輪
1とから双方向トルクリミッタが構成される。コイルバ
ネ3の両端には巻き方向に対してほぼ直角方向に形成さ
れたフック部31と32を備え,これらにそれぞれ対応して
外輪1の内周面にフック係止手段を備える。コイルバネ
3の両端部のいずれもが,フック係止と自由端とを兼ね
備えて機能する。この基本的概念から派生して双方向ト
ルクリミッタのみならず,一方向クラッチ/他方向トル
クリミッタ等の機能を得ることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はトルクリミッタお
よびクラッチに関するものであり,主としてプリンタや
複写機等の給紙の経路に用いられるトルクリミッタおよ
びクラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来からコイルバネを内輪の外周に締
まりばめに巻き,コイルバネの一端をフックとして外輪
に係合させ,その間の摩擦トルクを利用したトルクリミ
ッタが種々提案されている。
【0003】 このコイルバネの巻き方向に対して同方
向に内輪が回転するときには,コイルバネがより締まる
方向に力がかかるため,内輪と外輪は零トルク値から全
トルク値までトルク伝達がされる。逆に,コイルバネの
巻き方向に対して逆方向に内輪が回転するときには,コ
イルバネがより緩む方向に力がかかるため,内輪と外輪
は零トルク値から臨界トルク値まではトルク伝達がされ
るが,それより大きいトルク値では摺動することにな
る。
【0004】 この従来のトルクリミッタにおいては,
コイルバネの一端はトルクを伝達するためのフックを構
成し,他端は自由端を構成する。したがって一旦トルク
リミッタが構成されてしまうと動作回転方向は固定され
ることになる。また双方向のトルクリミッタを作るため
には,少なくとも2組の巻き方向の異なるコイルバネが
必要となる。
【0005】 従来の双方向トルクリミッタとしては,
例えば特開平4−307129号公報に開示されている
構造のものがある。すなわち2つのハブを巻き締める一
連の外側コイルスプリングと,一方のハブに一端が回り
止めされ,このハブを支持する軸を巻き締める内側コイ
ルスプリングとを備え,他方のハブと軸との間に作用し
たトルクが,外側コイルスプリングと内側コイルスプリ
ングとのうちの一方を巻き締める方向であれば,他方で
はコイルを開く方向となるように双方のコイルが巻き回
されている。これにより,軸とハブとの間に作用するト
ルクの方向がいずれであってもどちらか一方のコイルを
開く方向に作用し,一定以上トルク値で摺動が可能とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 このようにコイルバ
ネを用いた双方向トルクリミッタでは,少なくとも2組
のコイルバネを必要とする。そしてかなり複雑な構成で
あった。本発明においては,簡素な構成の双方向トルク
リミッタを得ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明は,この課題を
解決するため,互いに同軸に配設された内輪と,この内
輪の外周にしまり嵌めに巻かれたコイルバネと,このコ
イルバネの外周に隙間を持った外輪とからなるトルクリ
ミッタまたクラッチであって,コイルバネの両端には巻
き方向に対して突出して形成されたフック部を備え,こ
れらフック部にそれぞれ対応して外輪の内周に埋設した
フック部係止手段を備えることを特徴とするトルクリミ
ッタまたクラッチを提案するものである。
【0008】 本発明においては,そのコイルバネの両
端のフック部が,外輪に係止する機能と,自由端部とを
兼ね備えて機能することを基本としたトルクリミッタま
たクラッチを提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】 この発明の基本的概念より派生
して,フック係止部の機能により発明の実施の形態は多
岐にわたる。すなわち双方向トルクリミッタ,単方向ト
ルクリミッタ,クラッチ,断続切り換えトルクリミッタ
等が具体化実現できる。以下順次に各実施の形態を説明
する。
【0010】
【第1の実施の形態】 図1は,本発明の第1の実施の
形態を説明するための図であって,双方向トルクリミッ
タの断面図であり,図2はそのフック部付近の部分拡大
断面図である。両図を参照して説明する。図において外
輪1と内輪2とは同軸に回転可能に支えられているもの
とする。そして内輪1の周囲にはコイルバネ3が締まり
嵌め方向に応力を以て配設される。コイルバネ3の巻数
は3回程度が標準であるが,原理説明のため1回巻きで
図示する。コイルバネ3の両端は,巻き方向に対してほ
ぼ直角に曲がったフック部31と32とを備える。外輪1は
コイルバネ3の断面にわずかな空隙をもって取り囲む円
周断面形状を有しており,コイルバネ3のフック部31と
32に対応して外輪1の円周断面に埋設してフック部係止
手段たる間隙部18と19とを備える。コイルバネ3のフッ
ク部31については,断面図で右方向に応力が存在してお
り,間隙部18の壁面Aを押している。したがってフック
部31は壁面Bとの間に隙間Cを有している。またフック
部32については,断面図で左方向に応力が存在してお
り,間隙部19のの壁面Dを押している。したがってフッ
ク部32は壁面Eとの間に隙間Fを有している。
【0011】
【第1の形態の作用】 このとき,内輪2が右回転する
とコイルバネ3も摩擦力で右方向に力が作用する。フッ
ク部31が右に力が作用しても,壁面Aで阻止される。一
方,反対の端のフック部32に右回転の力が作用すると,
フック部32は壁面Dからわずかに離れて隙間Fの中に浮
かぶ。この状態でコイルバネ3と内輪2とはその間の摩
擦力に対応したトルク値までは,回転トルクを伝達す
る。コイルバネ3は,そのフック部31が外輪1の壁面A
を押しているので,内輪2と外輪1とは,一定値までは
右回転トルクが伝達されるトルクリミッタとして作用す
る。
【0012】 次に内輪2が左回転するときを考える。
内輪2が左回転するとコイルバネ3も摩擦力で左方向に
力が作用する。フック部32が左に力が作用しても,壁面
Dで阻止される。一方,反対の端のフック部31に左回転
の力が作用すると,フック部31は壁面Aからわずかに離
れて隙間Cの中に浮かぶ。この状態でコイルバネ3と内
輪2とはその間の摩擦力に対応したトルク値までは,回
転トルクを伝達する。コイルバネ3は,そのフック部32
が外輪1の壁面Dを押しているので,内輪2と外輪1と
は,一定値までは左回転トルクが伝達されるトルクリミ
ッタとして作用する。
【0013】 このように,回転方向に対して,対象の
構造であるので,双方向にトルクリミッタとして作用す
る。つまり,コイルバネ3の両端のフック部が締まり嵌
め応力の作用する外輪の内壁面に押す側の方向でトルク
リミッタとして作用する。
【0014】 フック部31と32の形状はコイルバネの巻
き方向に対して突出していればその目的を達するもので
あり,図1に示す形状に拘束されない。またフック部係
止手段についても,そのフック部に対応した形状であ
り,図1に示す形状に拘束されるものではない。
【0015】
【第2の実施の形態】 図3は本発明の第2の実施の形
態を説明するための図であって,フック部付近の部分拡
大断面図であり,一方向に限定されたトルク値を伝達す
るトルクリミッタ,つまり一方向クラッチ/他方向トル
クリミッタとして機能する。第1の実施の形態との差異
は,フック部の一方32が外輪1に固定されている点だけ
であり,その他の構成は図1に示す第1の実施の形態と
同様である。
【0016】
【第2の形態の作用】 まず,内輪2が右回転するとコ
イルバネ3も摩擦力で右方向に力が作用する。フック部
31が右に力が作用すると,壁面Aで阻止される。一方,
反対の端のフック部32に右回転の力が作用しても,フッ
ク部32は壁面Dに固定されているので,この状態ではコ
イルバネ3と内輪2とはその間の摩擦力によってほぼ全
トルク値の範囲で回転トルクを伝達する。
【0017】 次に内輪2が左回転するときを考える。
内輪2が左回転するとコイルバネ3も摩擦力で左方向に
力が作用する。フック部32が左に力が作用しても,外輪
1に固定された状態でいる。一方,反対の端のフック部
31に左回転の力が作用すると,フック部31は壁面Aから
わずかに離れて隙間Cの中に浮かぶ。この状態でコイル
バネ3と内輪2とはその間の摩擦力に対応したトルク値
までは,回転トルクを伝達する。
【0018】 このように,回転方向に対して,非対象
の構造であるので,右回転については,ほぼ全トルクを
伝達するクラッチとして作用し,左回転については,一
定トルク値まで伝達して,それ以上では空転するトルク
リミッタとして作用する。なお,この図3に示す実施の
形態において,フック部31を固定してフック部32を図1
に示す形態とすることもできる。その場合は左回転につ
いては,ほぼ全トルクを伝達するクラッチとして作用
し,右回転については,一定トルク値まで伝達して,そ
れ以上では空転するトルクリミッタとして作用する。
【0019】
【第3の実施の形態】 図4は本発明の実施の形態の第
3の形態であり,本発明の概念をさらに拡大するもので
ある。この実施形態はコイルバネ3のフック部31と32の
各両側を支持または固定する手段について, 可動の作用
棒を用いるものである。すなわち,フック部31の左側に
は作用棒Gを,右側には作用棒Hをそれぞれ配設する。
また,フック部32の左側には作用棒Jを,右側には作用
棒Kをそれぞれ配設する。これらの作用棒G,H,J,
Kはいずれも機械的には外輪1に支点を有するものであ
る。その他の構成は図1に示す第1の実施の形態と同様
である。
【0020】
【第3の形態の作用】 これらの作用棒G,H,J,K
はいずれも静止しているときは,図4に示す位置にある
ものとする。このときは双方向トルクリミッタとして作
用する。
【0021】 次に作用棒Kが左方向に移動してコイル
バネ3のフック部32に接し,作用棒Jとの間で挟み込む
ときは,フック部32は固定される。この状態は実質的に
図3に示す第2の実施の形態となり,内輪2が右回転の
とき全トルク値の範囲で外輪1の回転トルクを伝達す
る。そして内輪2が左回転のときは,コイルバネ3と内
輪2とはその間の摩擦力に対応したトルク値までは,回
転トルクを伝達する。
【0022】 また作用棒Gが右方向に移動してコイル
バネ3のフック部31に接し,作用棒Hとの間で挟み込む
ときは,フック部31は固定される。この状態は実質的
に,上記段落のときと逆対象の形となり,内輪2が左回
転のとき全トルク値の範囲で外輪1の回転トルクを伝達
する。そして内輪2が右回転のときは,コイルバネ3と
内輪2とはその間の摩擦力に対応したトルク値までは,
回転トルクを伝達する。
【0023】 また作用棒Kが左方向に移動すると同時
に,作用棒Gが右方向に移動するときには,コイルバネ
3は強制的に完全に内輪2の周囲を押圧するので,内輪
2の回転方向やトルクに無関係に常にトルクを伝達す
る。
【0024】 次に作用棒Hが左方向に移動したとき
は,フック部31が左方向に移動し,コイルバネ3が内輪
2からわずかに浮き上がり,その間の摩擦がなくなる。
したがって,内輪2の回転トルクは回転方向にかかわら
ずコイルバネ3に伝達されず,当然外輪1にもトルクは
伝達されず,したがって内輪2は空転するだけである。
また作用棒Jが右方向に移動したときも,同様であり,
コイルバネ3が内輪2からわずかに浮き上がり,その間
の摩擦がなくなり内輪2は空転するだけである。当然な
がら,作用棒Hが左方向に,作用棒Jが右方向に同時に
移動したときも,内輪2は空転する。
【0025】 このように,作用棒の位置によって,双
方向トルクリミッタ,一方向のトルクリミッタ,一方向
のクラッチ,双方向クラッチ,トルク切離し装置の作用
に変化する。
【0026】
【実施例】 つぎに本発明の第1の実施の形態の双方向
トルクリミッタの具体的実施例を説明する。図5はその
断面図であり,図6は分解斜視図である。図において,
1は外輪,2は内輪,3はコイルバネ,4はシールド板
である。内輪2の中心には図示しないシャフトが挿入さ
れて,そのシャフトと外輪1との間で,一定トルク以上
のときに双方向に摺動可能となるものである。以下構成
要素ごとに詳細に説明する。
【0027】 外輪1は熱可塑性樹脂で製作され,形状
は縁底付円筒状である。摩擦による温度上昇に耐えら
れ,必要な弾性と剛性を有する材料が選定される。外輪
1の軸方向の一端には開口部11があり,開口部11の内側
全周に渡ってわずかな深さの環状溝部14を有する。外輪
1の軸方向の他端には縁底部15を形成しており,さらに
この縁底部15の外側には軸方向に突出部16を2個備え
る。縁底部15の中央には円筒状の底孔12を備え,その奥
にこの底孔12よりやや大きい直径の孔部13を形成する。
この孔部13と開口部11との間には,ラジアル断面が扇型
した小さい空洞のグリースだめ17を設ける。グリースだ
め17の上方には左右一対の間隙部18と19とを設ける。
【0028】 内輪2はマルテンサイト系ステンレス鋼
HRC55−60の高硬度の材料で製作され。この内輪
2の形状は段付き円筒状である。内輪2の中心には孔21
が貫通しており,この孔21には図示しないシャフトが貫
通し,十分な隙間をもって挿入される。つぎに内輪2の
外周側については,第1の円筒部22と第2の円筒部23と
第3の円筒部24とがあり,第2の円筒部23は他の円筒部
22,24よりやや大きい直径である。第1の円筒部22は外
輪1の底孔12に嵌め込まれて摺動可能となる。第2の円
筒部23は外輪1の孔部13に嵌め込まれて摺動する。そし
て第3の円筒部24には切欠部25を設けて,内部を貫通す
るシャフトとの連結手段に供する。
【0029】 コイルバネ3は,図6の矢印方向からみ
て左巻きで3巻半程度である。材料は断面が円状のバネ
鋼材で硬度はHRC40〜50に選定され,この硬度は
内輪2の材質の硬度より低くする。コイルバネ3の内側
は,内輪2の第2の円筒部23に締まり嵌めに接する。コ
イルバネ3の巻き始めと巻き終わりには巻き径に対して
ほぼ直角に外周に向かって起立するフック部31と32とを
備える。このフック部31は,外輪1の間隙部18に挿入さ
れ,フック部32は,外輪1の間隙部19に挿入される。
【0030】 シールド板4は,外輪1と同様の熱可塑
性樹脂で製作され,形状は円板状である。中央には孔43
と,これよりやや小さい直径の孔44とが明いている。孔
43は,内輪2の第2の円筒部23に嵌め込まれて摺動し,
孔44は内輪2の第3の円筒部24に嵌め込まれて摺動す
る。またシールド板4の外周41にはわずかな脹らみの稜
部42を備えている。このシールド板4の外周41は外輪1
の開口部11に嵌合し,稜部42は外輪1の環状溝部13に,
いわゆるスナップフィットして嵌合する。
【0031】 以上述べた各構成部品を,図6に示す順
序で組み立てる。すなわち,外輪1,内輪2,コイルバ
ネ3,シールド板4の順序で組み立てる。そして,これ
ら一体化した外輪1とシールド板4とは,内輪2とすき
ま嵌めされて相互にラジアル方向には回転可能となる。
但しこの間にはコイルバネ3が介在してトルクリミッタ
として機能する。また,これら組み立てられた外輪1
と,内輪2とシールド板4とによって形成される空隙に
は,潤滑用のグリース5が充填される。このようにして
双方向トルクリミッタ10が完成する。
【0032】 以上説明したトルクリミッタは,本発明
の一実施例であって,本発明の趣旨の範囲内で自由に変
形することができる。例えばコイルバネの巻数について
は,3回巻きに限らず任意の巻数でよい。またコイルバ
ネの断面形状は円が一般的ではあるが,板バネ形状や多
角形とすることができる。あるいは,バネ定数は回転方
向に対して対称の値に限らず,回転方向に対して異なる
値とすることもできる。また内輪の中心部に軸を装着す
る構造に限らず,軸と一体化した内側回転子としてもよ
い。
【0033】
【発明の効果】 本発明は以上のべた特徴を有し,極め
て簡素で経済的なトルクリミッタまたはクラッチを得る
ことができる。特に双方向トルクリミッタではその効果
が顕著で,従来のものと比較して極めて小形で経済的と
なる。また,内輪の硬度に対して,摺動するコイルバネ
の硬度をやや低くして,回転時の磨耗をコイルバネ側の
みとするよう選定するときには,コイルバネ側だけが磨
耗することになるため,トルクリプルを長期に渡り抑え
ることが可能となり,寿命も長くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を説明するための
図であって,双方向トルクリミッタの断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態を説明するための
図であって,フック部付近の部分拡大断面図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態を説明するための
図であって,フック部付近の部分拡大断面図である。
【図4】 本発明の第3の実施の形態を説明するための
図であって,フック部付近の部分拡大断面図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態における,具体的
な一実施例の双方向トルクリミッタであって,その断面
図を示す。
【図6】 本発明の第1の実施の形態における,具体的
な一実施例の双方向トルクリミッタであって,その分解
斜視図を示す。
【符号の説明】
1…外輪 2…内輪 3…コイルバネ 4…シー
ルド板 5…グリース 10…双方向トルクリミッタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに同軸に配設された内輪と,この
    内輪の外周にしまり嵌めに巻かれたコイルバネと,この
    コイルバネの外周に隙間を持った外輪とからなるトルク
    リミッタまたクラッチであって,前記コイルバネの両端
    には巻き方向に対して突出して形成されたフック部を備
    え,これらのフック部にそれぞれ対応して前記外輪の内
    周に埋設したフック部係止手段を備えることを特徴とす
    るトルクリミッタまたクラッチ。
  2. 【請求項2】 前記フック部係止手段は,前記コイルバ
    ネの巻き方向の前方に対向する対向点であり,この対向
    点に接する前記フック部の各後方に空隙を備えているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の双方向トルクリミッ
    タ。
  3. 【請求項3】 前記フック部係止手段は,前記コイルバ
    ネの巻き方向の前方に対向する対向点であり,この対向
    点に接する前記フック部の一方の後方に空隙を備えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の一方向クラッチ/
    他方向トルクリミッタ。
  4. 【請求項4】 前記フック部係止手段は,前記コイルバ
    ネの巻き方向の前方に対向する可動作用棒であり,この
    可動作用棒に接する前記フック部の一方または双方の後
    方に他の可動作用棒を備えていることを特徴とする請求
    項1に記載のトルクリミッタまたはクラッチ。
  5. 【請求項5】 前記外輪にグリス溜めを設けたことを特
    徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の
    トルクリミッタまたはクラッチ。
  6. 【請求項6】 前記内輪の硬度に対して,前記コイルバ
    ネの硬度をやや低くして,回転時の磨耗をコイルバネ側
    のみとするよう選定したことを特徴とする請求項1から
    請求項5までのいずれかに記載のトルクリミッタまたは
    クラッチ。
JP29487895A 1995-10-18 1995-10-18 トルクリミッタおよびクラッチ Pending JPH09112568A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29487895A JPH09112568A (ja) 1995-10-18 1995-10-18 トルクリミッタおよびクラッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29487895A JPH09112568A (ja) 1995-10-18 1995-10-18 トルクリミッタおよびクラッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09112568A true JPH09112568A (ja) 1997-05-02

Family

ID=17813426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29487895A Pending JPH09112568A (ja) 1995-10-18 1995-10-18 トルクリミッタおよびクラッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09112568A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006010060A (ja) * 2004-05-24 2006-01-12 Ntn Corp トルクリミッタ
JP2006170427A (ja) * 2005-02-14 2006-06-29 Ntn Corp トルクリミッタ
JP2006170307A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Ntn Corp トルクリミッタ
JP2009073372A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Jtekt Corp 伝達比可変装置
US7905189B2 (en) 2007-05-16 2011-03-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Bobbin thread winder and sewing machine equipped therewith
JP2014134219A (ja) * 2013-01-08 2014-07-24 Origin Electric Co Ltd 双方向トルクリミッタ
CN104704254A (zh) * 2012-07-03 2015-06-10 盖茨公司 隔离分离器
JP2017002951A (ja) * 2015-06-08 2017-01-05 オリジン電気株式会社 トルクリミッタ
JP2018044678A (ja) * 2017-12-21 2018-03-22 オリジン電気株式会社 トルクリミッタ
WO2022254916A1 (ja) 2021-06-02 2022-12-08 株式会社オリジン クラッチ機構付きトルクヒンジ

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4694190B2 (ja) * 2004-05-24 2011-06-08 Ntn株式会社 トルクリミッタ
JP2006010060A (ja) * 2004-05-24 2006-01-12 Ntn Corp トルクリミッタ
JP2006170307A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Ntn Corp トルクリミッタ
JP4558474B2 (ja) * 2004-12-15 2010-10-06 Ntn株式会社 トルクリミッタ
JP2006170427A (ja) * 2005-02-14 2006-06-29 Ntn Corp トルクリミッタ
JP4558530B2 (ja) * 2005-02-14 2010-10-06 Ntn株式会社 トルクリミッタ
US7905189B2 (en) 2007-05-16 2011-03-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Bobbin thread winder and sewing machine equipped therewith
JP2009073372A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Jtekt Corp 伝達比可変装置
CN104704254A (zh) * 2012-07-03 2015-06-10 盖茨公司 隔离分离器
JP2015525857A (ja) * 2012-07-03 2015-09-07 ゲイツ コーポレイション アイソレータ・デカップラ
JP2014134219A (ja) * 2013-01-08 2014-07-24 Origin Electric Co Ltd 双方向トルクリミッタ
JP2017002951A (ja) * 2015-06-08 2017-01-05 オリジン電気株式会社 トルクリミッタ
JP2018044678A (ja) * 2017-12-21 2018-03-22 オリジン電気株式会社 トルクリミッタ
WO2022254916A1 (ja) 2021-06-02 2022-12-08 株式会社オリジン クラッチ機構付きトルクヒンジ
KR20240010032A (ko) 2021-06-02 2024-01-23 가부시키가이샤 오리진 클러치 기구 부착 토크 힌지

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3537555A (en) Overrunning roller clutch
US5234089A (en) Torque limiter
US4371068A (en) Clutch release bearings
US5271486A (en) Torque limiter
JPH09112568A (ja) トルクリミッタおよびクラッチ
JPS63235735A (ja) ロ−ラ同期型一方向クラツチ
US6264019B1 (en) Clutch cover assembly
US3373851A (en) Clutch and frame unit
US5024308A (en) One-way clutch and holder for torque transmitting members thereof
US5423405A (en) Clutch release bearing device
JP4596502B2 (ja) 双方向トルクリミッタ
JPH09177823A (ja) 歯車変速機の同期装置
JP2020085083A (ja) 回転許容装置
JP3686132B2 (ja) 双方向トルクリミッタ
JPH0150769B2 (ja)
KR950002578A (ko) 낚시용 릴의 역전방지장치
JPH07259877A (ja) トルクリミッタ
JP2002155973A (ja) 双方向トルクリミッタ
JP2022108840A (ja) 両軸受リール
US4225027A (en) Electromagnetic spring-wound clutch
US6691848B1 (en) One-way clutch
JP3198234B2 (ja) 魚釣用リール
JPH05321943A (ja) 過負荷防止装置
JPH09177824A (ja) 歯車変速機の同期装置
US2528148A (en) Overrunning clutch and pinion unit

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040317

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02