JP2022108840A - 両軸受リール - Google Patents
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Abstract
【課題】キャスティング時において、スプール軸を支持する軸受の振動及びノック音の発生を抑制する両軸受リールの提供。【解決手段】両軸受リールは、リール本体と、スプール軸4と、第1弾性部材42と、第1軸受44と、ピニオンギア15と、押圧部材46と、第2弾性部材48とを備える。第1弾性部材42は、スプール軸4の外周面に装着されている。第1軸受44は、第1弾性部材42に接触する内周面44dを有する内輪44aと、外輪44bとを有する。押圧部材46は、ピニオンギア15が解除位置にあるときに、ピニオンギア15によって第1端4aに近づく第1方向に押圧される。第2弾性部材48は、第1軸受44の外輪44bと押圧部材46との間に配置され、ピニオンギア15が解除位置にあるときに、ピニオンギア15によって押圧部材46が押圧されることで第1軸受44の外輪44bを第1方向に押圧する。【選択図】図4
Description
本発明は、両軸受リールに関する。
両軸受リールは、リール本体に支持されたスプール軸を備えている。例えば、特許文献1の両軸受リールでは、スプール軸の両端が軸受を介してリール本体に回転可能に支持されている。軸受は、内輪と、外輪と、複数の転動体とを有している。複数の転動体の周囲には、内部隙間が設けられている。
特許文献1の両軸受リールでは、キャスティング時にスプール軸が高速回転する。スプール軸が高速回転している状態では、軸受に設けられた内部隙間によって振動やノック音が発生するおそれがある。これを解決するため、特許文献2の両軸受リールでは軸受の内部隙間を詰めるように内輪を付勢している。しかし、特許文献2の両軸受リールでは、ピニオンギアがクラッチの入り/切り操作に伴ってスプール軸方向に移動するストロークが必要なため、ピニオンギアの先端より軸方向外方でスプール軸を支持する軸受には付勢手段を設けるスペースがない。また、付勢力が巻き上げ時のピニオンギアの回転抵抗になるおそれがあり、改善の余地がある。
本発明の課題は、キャスティング時において、ピニオンギア先端より軸方向外方でスプール軸を支持する軸受の振動及びノック音の発生を抑制することにある。
本発明に係る両軸受リールは、リール本体と、スプール軸と、第1弾性部材と、第1軸受と、ピニオンギアと、押圧部材と、第2弾性部材とを備えている。スプール軸は、リール本体に回転可能に支持されている。スプール軸は、第1端と、第1端と反対側の第2端とを有する。第1弾性部材は、スプール軸の外周面に装着されている。第1軸受は、リール本体に配置され、スプール軸の第1端を回転可能に支持する。第1軸受は、第1弾性部材に接触する内周面を有する内輪と、外輪と、内輪と外輪との間に配置された複数の転動体とを有する。ピニオンギアは、スプール軸に一体回転可能に連結される連結位置と、スプール軸との連結が解除される解除位置との間で、スプール軸の第1端に近づく第1方向と第1方向とは反対の第2方向とに移動可能である。押圧部材は、ピニオンギアが解除位置にあるときに、ピニオンギアによって第1方向に押圧される。第2弾性部材は、第1軸受の外輪と押圧部材との間に配置され、ピニオンギアが解除位置にあるときに、ピニオンギアによって押圧部材が押圧されることで第1軸受の外輪を第1方向に押圧する。
この両軸受リールでは、ピニオンギアが解除位置にあるときに、押圧部材及び第2弾性部材を介して第1軸受の外輪がピニオンギアに第1方向に押圧される。また、第1弾性部材は、スプール軸の外周面と第1軸受の内輪の内周面に接触している。このため、押圧部材及び第2弾性部材を介して第1軸受の外輪がピニオンギアに第1方向に押圧されたときに、第1軸受の外輪が第1軸受の内輪に対して軸方向に相対移動する。これにより、ピニオンギアが解除位置にあるときに、第1軸受は、軸方向の内部隙間が小さくなる。その結果、キャスティング時において、スプール軸を支持する軸受の振動やノック音の発生を抑制することができる。また、第1弾性部材によって内輪の軸方向の緩みを抑制できる。
押圧部材は、ピニオンギアが連結位置にあるときに、ピニオンギアによる第1方向への押圧が解除されていてもよい。この場合は、糸巻き取り時において、押圧部材がピニオンギアの回転抵抗となることを抑制できる。
両軸受リールは、リール本体に配置され、ピニオンギアを回転可能に支持する第2軸受をさらに備えてもよい。押圧部材は、第1軸受と第2軸受との間に配置され、ピニオンギアが連結位置にあるときに第2軸受に接触し、ピニオンギアが解除位置にあるときに第2軸受から離れていてもよい。この場合は、押圧部材を第1軸受と第2軸受との軸方向間の隙間を埋めるスペーサとして機能させることができる。また、第2弾性部材によって第1軸受及び第2軸受の振動を抑制できる。
第1弾性部材は、スプール軸の軸方向における複数の転動体の中心よりも第1方向側に配置されてもよい。この場合は、第1弾性部材が第2弾性部材に対してより軸方向に離れた位置に配置されることになるので、第1軸受の外輪が弾性部材を介して押圧部材に押圧されたときに、第2弾性部材によって第1軸受の内輪に軸方向の抵抗を効果的に付与できる。
第1弾性部材及び第2弾性部材は、Oリングであってもよい。この場合は、簡単な構成で、スプール軸を支持する軸受の振動やノック音の発生を抑制することができる。
本発明によれば、キャスティング時において、ピニオンギア先端より軸方向外方でスプール軸を支持する軸受の振動及びノック音の発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態が採用された両軸受リール100は、図1及び図2に示すように、リール本体2、スプール3と、スプール軸4と、ハンドル5と、回転伝達機構10と、クラッチ機構20と、キャスティングコントロール機構30とを備えている。
なお、以下の説明において、釣りを行うときに、釣糸が繰り出される方向を前、その反対方向を後という。また、左右とは、両軸受リール100を後方から見たときの左右をいう。また、スプール軸4が延びる方向を軸方向という。また、軸方向と直交する方向を径方向という。
リール本体2は、図2に示すように、フレーム6と、第1側カバー7と、第2側カバー8と、を有している。フレーム6は、第1側板6aと、第2側板6bと、複数の連結部6cと、を有している。第1側板6aは、フレーム6の右側に配置されている。第1側板6aは、ボス部6dを有している。第2側板6bは、第1側板6aと軸方向に間隔を隔てて、フレーム6の左側に配置されている。複数の連結部6cは、軸方向に延びており、第1側板6aと第2側板6bとを連結する。
第1側カバー7は、フレーム6の第1側板6aの右側方を覆う。第1側カバー7は、ボス部7aを有している。第2側カバー8は、フレーム6の第2側板6bの左側方を覆う。
スプール3は、リール本体2に対して回転可能である。スプール3は、第1側板6aと第2側板6bとの間に配置されている。スプール3は、スプール軸4を介してリール本体2に回転可能に支持されている。
スプール軸4は、リール本体2に回転可能に支持されている。スプール軸4は、リール本体2の内部を軸方向に延びている。スプール軸4は、スプール3に一体回転可能に連結されている。
スプール軸4は、第1端4aと、第1端4aと反対側の第2端4bとを有している。本実施形態では、第1端4aは、スプール軸4の右端に相当し、第2端4bは、スプール軸4の左端に相当する。第1端4aは、第2側カバー8の内側に配置された軸受11を介してリール本体2に回転可能に支持されている。第2端4bは、後述する第1軸受44を介してリール本体2に回転可能に支持されている。
ハンドル5は、リール本体2に回転可能に支持されている。本実施形態に係るハンドル5は、リール本体2の右側に配置されている。
回転伝達機構10は、ハンドル5の回転をスプール3に伝達する。回転伝達機構10は、図2に示すように、駆動軸13と、駆動ギア14と、ピニオンギア15と、を有している。駆動軸13は、ハンドル5に一体回転可能に連結されている。駆動軸13は、駆動軸13の外周に配置された図示しないワンウェイクラッチによって、糸巻き取り方向にのみ回転可能である。駆動ギア14は、駆動軸13に装着されている。駆動ギア14には、第1側カバー7内に配置された図示しないドラグ機構を介して、ハンドル5の回転が伝達される。
図3に示すように、ピニオンギア15は、軸方向に延びる筒状の部材である。ピニオンギア15は、内周部をスプール軸4が貫通する。ピニオンギア15は、第1側カバー7のボス部7aに配置された軸受16a(第2軸受の一例)と、第1側板6aのボス部6dに配置された軸受16bとによってスプール軸4の軸心回りに回転可能かつ軸方向に移動可能に支持されている。なお、ピニオンギア15は、スプール軸4に支持されてもよい。
ピニオンギア15は、スプール軸4に一体回転可能に連結される連結位置(図3に示す位置)と、スプール軸4との連結が解除される解除位置(図4に示す位置)と、の間でスプール軸4の第1端4aに近づく第1方向X1と、第1方向X1とは反対の第2方向X2とに移動可能である。第1方向X1及び第2方向X2は、軸方向と平行である。なお、以下では、ピニオンギア15が連結位置にあるときを連結状態、ピニオンギア15が解除位置にあるときを解除状態と称して説明する。
クラッチ機構20は、ハンドル5の回転力をスプール3に伝達及び遮断するための機構である。クラッチ機構20は、係合ピン20aと、係合凹部20bとを有している。
係合ピン20aは、スプール軸4に固定されている。係合ピン20aは、両端がスプール軸4から突出するように、スプール軸4を径方向に貫通している。
係合凹部20bは、連結状態において係合ピン20aに係合する。係合凹部20bは、ピニオンギア15の第2方向X2の端部に形成されている。係合凹部20bは、第2方向X2から第1方向X1に向かって凹む形状を有している。係合凹部20bは、係合ピン20aの両端が係合するように、径方向に沿って複数形成されている。
クラッチ機構20が伝達状態にあるとき、すなわち、連結状態において、係合ピン20aが係合凹部20bに係合してハンドル5の回転力がスプール3に伝達される。一方、クラッチ機構20が遮断状態にあるとき、すなわち、解除状態において、係合ピン20aが係合凹部20bから離脱して、ハンドル5の回転力はスプール3に伝達されない。
クラッチ機構20は、図1及び図2に示すように、リール本体2の後部に配置されたクラッチ操作部材21及びクラッチ操作部材21に連動するクラッチ制御機構22により、伝達状態と遮断状態とが切り換えられる。クラッチ操作部材21及びクラッチ制御機構22は、従来と同様の構成であるため説明を省略する。
キャスティングコントロール機構30は、軸方向にスプール軸4を押圧することでスプール3に作用する制動力を調整する。キャスティングコントロール機構30は、図2に示すように、第1摩擦プレート30aと、第2摩擦プレート30bと、有底筒状の操作部材30cとを有している。第1摩擦プレート30aと第2摩擦プレート30bは、スプール軸4を軸方向から挟み込むように配置されている。第1摩擦プレート30aは、操作部材30cの底部に配置され、スプール軸4の第1端4aに接触する。第2摩擦プレート30bは、第2側カバー8に配置され、スプール軸4の第2端4bに接触する。操作部材30cは、第1側カバー7のボス部7aの外周面に回動可能に装着されている。操作部材30cの回動操作に応じて、操作部材30cとともに第1摩擦プレート30aが軸方向に移動する。これにより、スプール軸4に作用する軸方向の押圧力が変化して、スプール3に作用する制動力が調整される。
両軸受リール100は、第1弾性部材42と、第1軸受44と、押圧部材46と、第2弾性部材48とを備えている。
第1弾性部材42は、弾性変形可能なゴム製の部材である。本実施形態では、第1弾性部材42は、Oリングである。第1弾性部材42は、スプール軸4の外周面に装着されている。第1弾性部材42は、例えば、スプール軸4の外周面に形成された環状の溝4cに装着されている。第1弾性部材42は、第1軸受44の内周部に圧縮された状態で配置されている。
第1軸受44は、スプール軸4の第1端4aを回転可能に支持する。第1軸受44は、第1側カバー7のボス部7aの内周部において、軸受16aから第1方向X1に離れて配置されている。第1軸受44は、抜け止め部材50によって、第1方向X1への移動が制限されている。
第1軸受44は、内輪44aと、外輪44bと、複数の転動体44cとを有している。内輪44aは、第1弾性部材42に接触する内周面44dを有している。第1弾性部材42は、内周面44dによって押圧されている。内周面44dは、スプール軸4の外周面に接触している。第1弾性部材42は、全体が内輪44aの内部に配置されている。すなわち、第1軸受44は、内輪44aから軸方向に突出していない。外輪44bは、ボス部7aの内周面に接触して配置されている。外輪44bは、抜け止め部材50に接触可能に配置される。
複数の転動体44cは、内輪44aと外輪44bとの間で転動可能に配置されている。複数の転動体44cのそれぞれは、図示しない保持部材によって互いに周方向に間隔てて配置されている。本実施形態における転動体44cは、球状であるが、円柱状などの他の形状であってもよい。複数の転動体44cの周囲には、内部隙間が設けられている。第1弾性部材42は、軸方向における複数の転動体44cの中心Cよりも第1方向X1側に配置されている。第1弾性部材42は、軸方向における内輪44aの中心Cよりも第1方向X1側に配置されている。
押圧部材46は、略リング状の部材であり、スプール軸4の軸回りにおいて、スプール軸4と径方向に離れて配置されている。押圧部材46は、ボス部7aの内周部に配置されている。押圧部材46は、外周面がボス部7aの内周面に接触している。押圧部材46は、第1軸受44と軸受16aとの間に配置されている。押圧部材46は、軸受16aと第2弾性部材48との間に配置されている。押圧部材46は、解除状態において、ピニオンギア15によって第1方向X1に押圧される。押圧部材46は、解除状態において、軸受16aから離れている。押圧部材46は、連結状態において、ピニオンギア15による第1方向X1への押圧が解除されている。本実施形態では、押圧部材46は、連結状態において、ピニオンギア15から離れており、軸受16aに接触している。
押圧部材46は、貫通孔52と、第1側面53と、第2側面54とを有している。貫通孔52は、スプール軸4を通すための孔であり、軸方向に貫通して形成されている。貫通孔52は、押圧部材46の中央に形成されている。貫通孔52の径は、ピニオンギア15の外径よりも小さい。
第1側面53は、軸方向において、第1軸受44と向かい合う。第1側面53は、第1軸受44と軸方向に離れている。第1側面53は、内側面53aと、外側面53bと、斜面53cとを含む。
内側面53a及び外側面53bは、径方向に延びている。内側面53aは、軸方向において、外側面53bよりも第1軸受44に近接している。外側面53bは、内側面53aよりも径方向外側に位置している。外側面53bは、第1軸受44の外輪44bと軸方向に向かい合う。斜面53cは、内側面53aと外側面53bとの間に配置されており、内側面53aと外側面53bとを接続している。斜面53cは、内側面53a及び外側面53bに対して傾斜している。斜面53cは、内側面53aから外側面53bに向かって第1軸受44から離れる方向に傾斜している。斜面53cは、少なくとも一部が第1軸受44の外輪44bと軸方向に向かい合う。
第2側面54は、軸方向において、軸受16aと向かい合う。第2側面54は、内側面54aと外側面54bとを含む。内側面53a及び外側面53bは、径方向に延びている。
内側面54aは、軸受16aの内輪及びピニオンギア15と軸方向に向かい合う。内側面54aは、軸方向において、外側面54bよりも軸受16aから離れている。内側面54aと外側面54bとの間には、軸方向において段差が設けられている。内側面54aは、連結状態及び解除状態において、軸受16aの内輪と軸方向に離れている。内側面54aは、連結状態において、ピニオンギア15から離れている。内側面54aは、解除状態においてピニオンギア15に接触して第1方向X1に押圧される。
外側面54bは、内側面54a及び軸受16aの内輪よりも径方向外側に配置されている。外側面54bは、軸受16aの外輪と軸方向に向かい合う。外側面54bは、連結状態において軸受16aの外輪に接触しており、解除状態において軸受16aの外輪から離れている。
第2弾性部材48は、弾性変形可能なゴム製の部材である。本実施形態では、第2弾性部材48は、Oリングである。第2弾性部材48は、第1軸受44の外輪44bと押圧部材46との間に配置されている。第2弾性部材48は、押圧部材46の第1側面53の外側面53b及び斜面53cに接触している。第2弾性部材48は、外輪44bの第2方向X2を向く側面に接触している。第2弾性部材48の内径は、第1側面53の内側面53aの外径よりも大きいことが好ましい。
第2弾性部材48は、解除状態において、ピニオンギア15によって押圧部材46が押圧されることで第1軸受44の外輪44bを第1方向X1に押圧する。連結状態では、第2弾性部材48は、軸方向に圧縮されていないことが好ましい。すなわち、連結状態では、第2弾性部材48は、押圧部材46及び第1軸受44によって軸方向に押圧されていないことが好ましい。
なお、本実施形態では、押圧部材46及び第2弾性部材48は、軸受16a及び第1軸受44との軸方向間の隙間を埋めるスペーサとしても機能している。すなわち、押圧部材46及び第2弾性部材48は、軸受16a及び第1軸受44の軸方向の移動を制限している。
上記構成の両軸受リール100では、ピニオンギア15が解除位置にあるときに、押圧部材46及び第2弾性部材48を介して第1軸受44の外輪44bがピニオンギア15に第1方向X1に押圧される。また、第1弾性部材42は、スプール軸4の外周面と第1軸受44の内輪44aの内周面に接触している。このため、押圧部材46及び第2弾性部材48を介して第1軸受44の外輪44bがピニオンギア15に第1方向X1に押圧されたときに、第1軸受44の外輪44bが第1軸受44の内輪44aに対して軸方向に相対移動する。これにより、ピニオンギア15が解除位置にあるときに、第1軸受44は、軸方向の内部隙間が小さくなる。その結果、キャスティング時において、スプール軸4を支持する第1軸受44の振動やノック音の発生を抑制することができる。また、第1弾性部材42によって第1軸受44の内輪44aの軸方向の緩みを抑制できる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
前記実施形態では、押圧部材46は、連結状態において軸受16aに接触したいたが、連結状態において軸受16aから離れていてもよい。
前記実施形態では、押圧部材46の第1側面53に斜面53cを形成していたが、斜面53cは、軸方向に平行に延びる平坦面であってもよい。或いは、押圧部材46の第1側面53の外側面53bに第2弾性部材48を保持するための溝や突起が形成されていてもよい。
2 リール本体
4 スプール軸
4a 第1端
4b 第2端
15 ピニオンギア
16a 軸受(第2軸受の一例)
42 第1弾性部材
44 第1軸受
44a 内輪
44b 外輪
44c 転動体
46 押圧部材
48 第2弾性部材
X1 第1方向
X2 第2方向
4 スプール軸
4a 第1端
4b 第2端
15 ピニオンギア
16a 軸受(第2軸受の一例)
42 第1弾性部材
44 第1軸受
44a 内輪
44b 外輪
44c 転動体
46 押圧部材
48 第2弾性部材
X1 第1方向
X2 第2方向
Claims (5)
- リール本体と、
第1端と、前記第1端と反対側の第2端とを有し、前記リール本体に回転可能に支持されるスプール軸と、
前記スプール軸の外周面に装着された第1弾性部材と、
前記第1弾性部材に接触する内周面を有する内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に配置された複数の転動体とを有し、前記リール本体に配置され、前記スプール軸の前記第1端を回転可能に支持する第1軸受と、
前記スプール軸に一体回転可能に連結される連結位置と、前記スプール軸との連結が解除される解除位置と、の間で前記スプール軸の前記第1端に近づく第1方向と前記第1方向とは反対の第2方向とに移動可能なピニオンギアと、
前記ピニオンギアが前記解除位置にあるときに、前記ピニオンギアによって前記第1方向に押圧される押圧部材と、
前記第1軸受の前記外輪と前記押圧部材との間に配置され、前記ピニオンギアが前記解除位置にあるときに、前記ピニオンギアによって前記押圧部材が押圧されることで前記第1軸受の前記外輪を前記第1方向に押圧する第2弾性部材と、
を備えた、両軸受リール。 - 前記押圧部材は、前記ピニオンギアが前記連結位置にあるときに、前記ピニオンギアによる前記第1方向への押圧が解除されている、
請求項1に記載の両軸受リール。 - 前記リール本体に配置され、前記ピニオンギアを回転可能に支持する第2軸受をさらに備え、
前記押圧部材は、前記第1軸受と前記第2軸受との間に配置され、前記ピニオンギアが前記連結位置にあるときに前記第2軸受に接触し、前記ピニオンギアが前記解除位置にあるときに前記第2軸受から離れている、
請求項1又は2に記載の両軸受リール。 - 前記第1弾性部材は、前記スプール軸の軸方向における前記複数の転動体の中心よりも前記第1方向側に配置されている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の両軸受リール。 - 前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材は、Oリングである、
請求項1から4のいずれか1項に記載の両軸受リール。
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