JP7140722B2 - 魚釣用リール - Google Patents

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Description

本発明は、リール本体の側板間に回転自在に支持されたスプールを釣糸巻取状態と釣糸放出状態とに切換えるクラッチ機構を備える魚釣用リールに関する。
例えば、魚釣用両軸リールにおいては、リール本体の側板間(フレーム間)に回転自在に支持されるスプールを巻き取り駆動するための動力伝達状態(クラッチON)とスプールをフリー回転状態にする動力遮断状態(クラッチOFF)とに切り換えるクラッチ機構が設けられている。
具体的には、クラッチ機構は、ハンドル側から駆動力を受けるピニオンギアを軸方向に移動させて、スプールのスプール軸に対してピニオンギアを係脱させることにより、クラッチをON/OFFに切り換える。この場合、ピニオンギアは、スプール軸の端部に形成された係合突部と係合する係合凹部を端部に有しており、クラッチ機構によってスプール軸側に移動されると、係合凹部がスプール軸の係合突部に係合してハンドルの操作力をスプール軸に伝達する(クラッチON状態)が、クラッチ機構によってスプール軸から離間される方向に移動されると、係合凹部がスプール軸の係合突部から離脱してハンドルの操作力をスプール軸に伝達しない(クラッチOFF状態)。
ところで、クラッチ機構によるこのような動力の継脱においては、スプール軸に対して軸方向に摺動するピニオンギアの係脱動作をスムーズに行なうため、一般に、係合突部と係合凹部との係合状態に一定の寸法的遊度をもたせている。しかしながら、スプール軸とピニオンギアとの係合にこのような遊度をもたせると、スプール軸とピニオンギアとの間に生じる隙間に伴うガタ付きにより、また、これら両部材の製造段階における同芯度ずれ等の影響も加わり、スプール軸とピニオンギアとが係合するクラッチON時に、特に高速でスプールを回転させて釣糸巻取操作を行なう際に、振動や異音が発生し易く、釣り操作の支障となる。
そのため、軸方向で互いに対向するスプール軸及びピニオンギアの対向面同士の間や、回転方向で互いに対向する係合突部及び係合凹部の対向面同士の間に弾性部材を介在させ、この弾性部材によってクラッチON時の前述したガタ付きを抑制して異音が発生しないようにしたものが特許文献1及び特許文献2等により知られている。
実用新案登録第2575471号 特開2008-271874号公報
このように、スプール軸とピニオンギアとの間に弾性部材を介在させれば、クラッチON時のスプール軸とピニオンギアとの間のガタ付きに伴う異音発生は抑制できるが、両軸リールを用いた実釣時においては、クラッチをONにしてスプールに釣糸を巻回する釣糸巻取状態のみならず、クラッチをOFFにしてスプールから釣糸を放出する釣糸放出状態においても、スプールの回転が繰り返し行なわれることから、特に、クラッチOFF状態でスプールから釣糸を放出するキャスティング操作時にスプールが高速で回転すると、スプール軸を支持する軸受に回転異音が発生してしまい、両軸リールのスプール回転に伴う操作感の低下が課題として指摘されている。このような軸受の回転異音は、特にボールベアリングの外輪及び内輪とその間で転動可能に保持されるボール(転動体)との間の僅かな隙間でボールと内輪及び外輪とが接触及び離間を繰り返すことにより生じるものであるが、クラッチON時のみならずクラッチOFF時でもスプール回転に伴う異音を防止して実釣操作を低下させないようにすることが早急に望まれる。
しかしながら、スプール軸が軸受により支持されてスプール軸とピニオンギアとの係脱が行なわれるリールの部分は部品が密集してスペースが限られているため、クラッチON時及びクラッチOFF時の両方に関してそれぞれ回転異音抑制に対する対策を施すためのスペースを確保すること、言い換えると、スプール軸とピニオンギアとの間の係脱部位及びスプール軸を支持する軸受の支持部位という2つの別個の異なる部位にそれぞれ回転異音抑制のための手段を設けるためのスペースを確保することは困難である。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、限られた空間内でクラッチON/OFF状態に関係なくスプール回転に伴う振動や異音を効果的に抑制できる魚釣用リールを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、リール本体の側板間にスプール軸を介して回転自在に支持されるスプールと、前記リール本体に設けられる切り換え操作部材の操作により巻き取り駆動機構のピニオンギアを前記スプール軸の軸方向に移動させて前記スプール軸及び前記ピニオンギアのクラッチ係合部同士を係脱させることによって釣糸巻き取り可能な動力伝達状態と釣糸放出可能な動力遮断状態とに切り換えるクラッチ機構とを備える魚釣用リールにおいて、前記スプール軸を支持する軸受と、前記スプール軸側の前記クラッチ係合部との間に、前記動力伝達状態時に前記ピニオンギアの端部に弾性力を作用させる第1の弾性部と、前記スプール軸の軸方向で前記軸受の側部を常時付勢する第2の弾性部とを有することを特徴とする
このように、本発明の上記構成に係る魚釣用リールは、動力伝達状態時にピニオンギアの端部に弾性力を作用させる第1の弾性部を有するため、動力伝達状態時(クラッチON時)においては、第1の弾性部がピニオンギアの端部に弾性的に接触して弾性力を作用させることにより、スプール軸及びピニオンギアのクラッチ係合部同士の間の隙間に伴うピニオンギアの軸方向(スラスト方向)及び回転方向のガタ付きが抑えられ、耳障りで振動を伴う回転異音現象を効果的に抑制して実釣時の操作感を向上させることができる。また、上記構成の魚釣用リールは、スプール軸の軸方向で軸受の側部を常時付勢する第2の弾性部を更に有するため、リール本体の軸受支持部の内周に対する軸受の外周部の僅かな微動による異音対策に有効となり得る(前記微動を効果的に抑制できる)。特に、軸受が外輪と内輪との間で転動体を保持して成るボールベアリングタイプである場合には、第2の弾性部が軸受の外輪及び内輪の相対的な軸方向変位をもたらすようにスプール軸の軸方向で軸受の側部を常時付勢することとなるため、動力伝達状態時(クラッチON時)は勿論のこと、動力遮断状態時(クラッチOFF時)においても、外輪及び内輪の相対的な軸方向変位によって外輪の内面及び内輪の内面のそれぞれに転動体が接触し、軸受の回転時でも外輪及び内輪と転動体との安定した接触状態を維持する。そのため、外輪及び内輪と転動体との間の僅かな隙間で転動体と内輪及び外輪とが接触及び離間を繰り返すことがなくなり、したがって、クラッチOFF状態でスプールから釣糸を放出するキャスティング操作時にスプールが高速で回転しても、軸受で回転異音が発生することを抑制できる。
すなわち、上記構成によれば、クラッチON/OFF状態に関係なく、言い換えると、クラッチON時及びクラッチOFF時の両状態下で、スプール回転に伴う振動や異音を効果的に抑制できる。
また、以上に加え、上記構成では、このような作用を伴う第1の弾性部及び第2の弾性部がスプール軸を支持する軸受とスプール軸側のクラッチ係合部との間に位置されるため、既存のスペースを有効利用して、限られた空間内において、スプール軸とピニオンギアとの間の係脱部位及びスプール軸を支持する軸受の支持部位という2つの別個の異なる部位でそれぞれ回転異音抑制のための対策を施すことができる。すなわち、スプール軸が軸受により支持されてスプール軸とピニオンギアとの係脱が行なわれるリールの部分は、部品が密集しているとはいえ、軸受とスプール軸側のクラッチ係合部との間の部位で、スプール軸及びピニオンギアのクラッチ係合部同士の係脱動作を支障なく行なうための距離が確保されているため、本発明では、この離間した既存のスペースを有効利用することにより、2つの別個の異なる部位での異音発生を限られた空間内で同時に抑えることが可能となる。したがって、第1及び第2の2つの弾性部の設置スペースを別個に確保することに伴うリールの大型化を防止できる。
また、上記構成において、第1の弾性部は、ピニオンギアの端部に接触して弾性力を作用させることができるようにスプール軸の径方向外側に延び、第2の弾性部は、外輪側で軸方向の移動が規制された状態でリール本体側に支持される軸受の内輪を常時付勢して内輪を外輪に対して軸方向に変位させるようにスプール軸の軸方向に延びることが好ましい。このように、第1の弾性部及び第2の弾性部を同じ方向に延在させることなく径方向及び軸方向という互いに直交する2つの異なる方向に振り分けるようにすれば、径方向及び軸方向のうちの一方の一方向でのみ設置スペースを確保する必要がなくなることから、スペース確保の自由度が高くなるだけでなく、第1及び第2の弾性部をコンパクトに配設できるようになる。
また、上記構成において、第1の弾性部及び第2の弾性部は、互いに別個の弾性部材として弾性的に接触した状態でスプール軸の軸方向に並設されるようにスプール軸側のクラッチ係合部と軸受との間に介挿されてもよい。このように、第1の弾性部及び第2の弾性部を互いに別個の弾性部材として形成すれば、第1の弾性部及び第2の弾性部をそれが果たすべき作用に適した材料で形成できるようになるとともに、第1の弾性部及び第2の弾性部が弾性的に接触した状態で軸方向に並設されることにより、これらの弾性部が相互作用してクラッチON/OFF時にそれぞれ適切な作用力を生起できるようになる。この場合、例えば、第1の弾性部及び第2の弾性部の一方がゴム材により形成され、他方がバネ材により形成されてもよい。特に、第1の弾性部及び第2の弾性部が果たすべき機能を考慮すると、クラッチON時におけるクラッチ係脱部位での異音抑制に供する第1の弾性部がゴム材(例えばゴムパッキン)から形成されるとともに、クラッチON/OFFの両状態下における軸受支持部位での異音抑制に供する第2の弾性部がバネ材(例えばコイルスプリング)から形成されることが好ましい。
また、上記構成において、スプール軸側のクラッチ係合部は、スプール軸の径方向外側に突出するピン状の係合突部であってもよく、また、ピニオンギア側のクラッチ係合部は、係合突部と係脱可能に嵌合状態で係合する係合凹部であってもよい。これによれば、クラッチ係合部同士の係脱を滑らかに且つ確実に行なうことができる。
本発明によれば、限られた空間内でクラッチON/OFF状態に関係なくスプール回転に伴う振動や異音を効果的に抑制できる魚釣用リールが得られる。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リールの断面図である。 図1の魚釣用リールのクラッチON状態における要部拡大断面図である。 図1の魚釣用リールのクラッチOFF状態における要部拡大断面図である。 第1の弾性部の変形例の拡大断面図である。 第1の弾性部、第2の弾性部、及び、クラッチ係合部の変形例の拡大断面図である。 (a)は図1の魚釣用リールの軸受支持部分の拡大断面図、(b)は軸受支持部分の第1の変形例の拡大断面図、(c)は軸受支持部分の第2の変形例の拡大断面図、(d)は軸受支持部分の第3の変形例の拡大断面図である。 第1の弾性部と第2の弾性部とが一体に形成されて成る図1の魚釣用リールのクラッチON状態における要部拡大断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係る魚釣用リール1は、左右フレーム2a,2bと、これら左右フレーム2a,2bに装着される円形状又は異形状の左右側板3a,3bとによってリール本体が構成されている。左右フレーム2a,2bは、複数の支柱を介して一体化されており、下方の支柱には、釣竿のリールシートに装着されるリール脚(図示せず)が設けられている。
左右フレーム2a,2b(左右側板3a,3b)間には、スプール軸5が軸受6を介して回転可能に支持されており、このスプール軸5には、釣糸が巻回されるスプール5aが取り付けられている。なお、本実施形態において、スプール軸5を支持する軸受6は、外輪6aと内輪6bとの間で転動体(ボール)6cが保持器により保持されて成るボールベアリングとして形成される。
右フレーム2bおよび右側板3bには軸受8を介してハンドル軸9が回転可能に支持されており、ハンドル軸9の端部にはハンドル9aが装着されている。この場合、ハンドル9aを回転操作すると、その操作力は、駆動力伝達機構(巻き取り駆動機構)10を介してスプール5aに伝達され、スプール5aを回転駆動するようになっている。なお、ハンドル軸9は、右側板3bとの間に介在された転がり式の一方向クラッチ11(逆転防止機構)によって、釣糸巻取方向にのみ回転可能となっている。
また、右フレーム2bと右側板3bとの間には、駆動力伝達機構10の駆動力の伝達を継脱する公知のクラッチ機構12と、魚釣時にスプール5aから釣糸が繰り出された際にスプール5aにドラグ力を付与する公知のドラグ機構13とが収容されている。
なお、ハンドル9aの近傍には、ドラグ機構13によるドラグ力の調整を行なうためのドラグ調整ノブ13aが設けられており、また、スプール5aの前側には、スプール5aに対して釣糸を均一に平行巻きするためのレベルワインド機構50が設けられている。また、スプール5aの後側(スプール5aに対してレベルワインド機構50と反対側に位置する側)の左右フレーム2a,2b(左右側板3a,3b)間には、スプール5aに当て付く指(親指)を載置できる指当て部材(サムレスト)としての機能も有するクラッチ機構12の操作部材(切り換え操作部材)21が設けられている。
駆動力伝達機構10は、ハンドル軸9に回転可能に支持された駆動歯車14と、この駆動歯車14に噛合するピニオン(ピニオンギア)15とを備えている。ピニオン15は、スプール軸5と同軸的に延出するピニオン軸5b(スプール軸5と一体形成され又は別体に形成される)上に設けられており、ピニオン軸5bと共に軸受19A,19Bを介してリール本体に回転可能に支持されて、ピニオン軸5bに沿って軸方向に移動できる。また、ピニオン15の外周には円周溝15aが形成されており、この円周溝15aには、ピニオン15を軸方向に移動させるクラッチ機構12を構成して公知のようにスプール5a側にバネ材料により付勢されるヨーク22が係合している。
また、図2及び図3(図1を反転させて上下逆にして示されている;図4,5,7も同様)に拡大して明確に示されるように、スプール軸5は、該スプール軸5の径方向外側に突出するピン状のクラッチ係合部としての係合突部94を、ピニオン15と対向する側の端部に有する。また、ピニオン15は、スプール軸5の係合突部94と係脱可能に嵌合状態で係合するクラッチ係合部としての係合凹部92を、スプール軸5と対向する側の端部に有する。したがって、本実施形態ではクラッチレバーとして構成される操作部材21に例えば親指を載置した状態で、操作部材21を押圧操作して下方に移動させる(押し込み操作する)と、クラッチ機構12の公知のクラッチカム、ヨーク22によってピニオン15がスプール軸5から離れるようにピニオン軸5bに沿って右側板3b側に移動され、それにより、ピニオン15の係合凹部92がスプール軸5の係合突部94から離脱して(図3参照)、ハンドル9aの操作力をスプール軸5(スプール5a)に伝達しないクラッチOFF状態(釣糸放出可能な動力遮断状態)となり、スプール5aを自由に正逆回転させることができる。一方、このクラッチOFF状態で、操作部材21を元の位置へ引き上げるように操作すると、或いは、ハンドル9aを巻き取り操作することにより公知の自動復帰機構を作動させると、スプール5a側に付勢されたヨーク22によってピニオン15がピニオン軸5bに沿ってスプール5a側に移動され、それにより、ピニオン15の係合凹部92がスプール軸5の係合突部94に嵌合状態で係合して(図1及び図2参照)、ハンドル9aの操作力(駆動歯車14の回転駆動力)をスプール軸5(スプール5a)に伝達するクラッチON状態(釣糸巻き取り可能な動力伝達状態)となり、スプール5aの釣糸巻取方向への回転のみを許容できる。
なお、図示しないが、クラッチ機構12は、公知の振り分けバネ部材によって、クラッチON状態及びクラッチOFF状態の両状態に振り分け保持されている。
ところで、本実施形態では、クラッチ機構12による係合突部94と係合凹部92との係脱動作をスムーズに行なうため、従前通りに、係合突部94と係合凹部92との係合状態に一定の寸法的遊度をもたせている。しかしながら、前述したように、係合突部94と係合凹部92との係合にこのような遊度をもたせると、これらのクラッチ係合部間に生じる隙間に伴うガタ付き等により、係合突部94と係合凹部92とが係合するクラッチON時に、特に高速でスプールを回転させて釣糸巻き取り操作を行なう際に、振動や異音が発生し易く、釣り操作の支障となる。そのため、本実施形態では、スプール軸5を支持する軸受6(右フレーム2b側の軸受6)と係合突部94との間に、係合凹部92を形成するピニオン15の端部に対してクラッチON時(動力伝達状態時)に弾性力を作用させる第1の弾性部40を有する。この第1の弾性部40は、本実施形態では、弾性部材、特にゴム材(例えばゴムパッキン)から形成されており、スプール軸5の外周に嵌合して軸方向に延在する筒状の基部40bと、ピニオン15の端部との接触時に弾性的に変形(図2には、変形前が破線で示され、変形後が実線で示される)できるように基部40bの一端からスプール軸5の径方向外側に向かって延びる環状の径方向延在部40aとを有する。この場合、基部40bは、その他端が係合突部94の外周に軸方向から当接するように位置決めされ、また、径方向延在部40aは、基部40の一端から係合突部94と略平行に延びるとともに、クラッチON時にピニオン15の端部と接触できる直径(スプール軸の軸心を中心とする直径)を有する。
このような第1の弾性部40は、クラッチON時にピニオン15の端部が弾性的に接触することによって軸受6側へ向けて弾性変形し、その接触圧でスプール軸5に対するピニオン15の軸方向及び回転方向の動き(係合突部94と係合凹部92との間の隙間に伴うガタ付き)を抑えることができる。
また、本実施形態では、スプール軸5を回転可能に支持する軸受6としてボールベアリングが採用され、したがって、特にクラッチOFF状態でスプール5aから釣糸を放出するキャスティング操作時にスプール5aが高速で回転すると、外輪6a及び内輪6bとその間で転動可能に保持される転動体6cとの間の僅かな隙間で転動体6cと内輪6b及び外輪6aとが接触及び離間を繰り返すことによって異音が発生する場合がある。そのため、本実施形態では、軸受6と係合突部94との間に、軸受6の外輪6a及び内輪6bの相対的な軸方向変位をもたらすようにスプール軸5の軸方向で軸受6の側部を常時付勢する第2の弾性部42を有する。特に、本実施形態において、第2の弾性部42は、軸受6の内輪6bを常時付勢して内輪6bを外輪6aに対して軸方向に変位させるようにスプール軸5の軸方向に延びている。
この第2の弾性部42は、本実施形態では、第1の弾性部40とは別個の弾性部材、特にバネ材(例えばコイルスプリング)から形成されており、スプール軸5の外周に嵌合する管状体を成す。また、第2の弾性部42は、その一端が軸受6(本実施形態では内輪6b)に軸方向から当接するとともに、その他端が第1の弾性部(基部40b)に軸方向から当接する。すなわち、本実施形態において、第1及び第2の弾性部40,42は、互いに弾性的に接触した状態でスプール軸5の軸方向に並設されるように係合突部94と軸受6との間に介挿される。
このような第2の弾性部42は、クラッチON時は勿論のこと、クラッチOFF時においても、外輪6a及び内輪6bの相対的な軸方向変位をもたらして外輪6aの内面及び内輪6bの内面のそれぞれに転動体6cを接触させ、軸受6の回転時でも外輪6a及び内輪6bと転動体6cとの安定した接触状態を維持する。
また、このような第2の弾性部42による外輪6aに対する内輪6bの軸方向相対変位を可能にするために、本実施形態において、軸受6は、外輪6a側で軸方向の移動が規制された状態でリール本体側に支持される。具体的には、図2、図3、及び、図6の(a)に明確に示されるように、軸受6には、その外輪6aの外周に環状のキャップ(ブシュ)70が圧入嵌合して取り付けられており、このキャップ70がリール本体の右フレーム2bの支持部2ba内に着脱自在に圧入嵌合されて保持されている。すなわち、軸受6は、キャップ70を介した圧入により、外輪6a側で軸方向の移動が規制された状態でリール本体側に支持される。特に本実施形態において、キャップ70は、SUSにより形成されてスプール軸5と共に一体のユニットを形成しており、リール本体に対するスプール軸5の着脱に際してはスプール軸5と一体でリール本体側に対して着脱される。
なお、キャップ70の外周と支持部2baとの間にOリング72が弾性変形可能に装着され、キャップ70は、支持部2baに着脱可能な程度に摩擦力が付与されているとともに、軸受6の振動も吸収される。
図6の(b)~(d)には、軸受6をその外輪6a側において軸方向移動規制状態でリール本体側に支持するための他の構造例が示されている。図6の(b)では、前述のキャップ70を伴うことなく軸受6が直接に支持部2ba内に着脱自在に圧入嵌合されて保持されている。また、図6の(c)は、図6の(b)の構造に加えて、支持部2baの内周面と軸受6の外輪6aの外周面との間に環状のOリング72が介挿されている。この場合、Oリング72は、支持部2baの内周面の凹溝内に嵌め込まれている。更に、図6の(d)では、支持部2baの内周面に支持されて軸受6の外輪6aの端縁に当て付く止め輪74によって、係合突部94から離れる方向への軸受6の軸方向移動が阻止されている。この場合も、止め輪74は、支持部2baの内周面の凹溝内に嵌め込まれている。
以上説明したように、本実施形態の魚釣用リール1は、動力伝達状態時にピニオン15の端部が弾性的に接触する第1の弾性部40を有するため、動力伝達状態時(クラッチON時)においては、第1の弾性部40がピニオン15の端部に弾性的に接触して弾性力を作用させることにより、スプール軸5及びピニオン15のクラッチ係合部92,94同士の間の隙間に伴うピニオン15の軸方向(スラスト方向)及び回転方向のガタ付きが抑えられ、耳障りで振動を伴う回転異音現象を効果的に抑制して実釣時の操作感を向上させることができる。
また、本実施形態の魚釣用リール1は、軸受6の外輪6a及び内輪6bの相対的な軸方向変位をもたらすようにスプール軸5の軸方向で軸受6の側部を常時付勢する第2の弾性部42を更に有するため、動力伝達状態時(クラッチON時)は勿論のこと、動力遮断状態時(クラッチOFF時)においても、外輪6a及び内輪6bの相対的な軸方向変位によって外輪6aの内面及び内輪6bの内面のそれぞれに転動体6cが接触し、軸受6の回転時でも外輪6a及び内輪6bと転動体6cとが安定した接触状態を維持する。そのため、外輪6a及び内輪6bと転動体6cとの間の僅かな隙間で転動体6cと内輪6b及び外輪6aとが接触及び離間を繰り返すことがなくなり、したがって、クラッチOFF状態でスプールから釣糸を放出するキャスティング操作時にスプールが高速で回転しても、軸受6で回転異音が発生することを抑制できる。
また、以上に加え、本実施形態では、このような作用を伴う第1の弾性部40及び第2の弾性部42がスプール軸5を支持する軸受6とスプール軸5側のクラッチ係合部(係合突部)94との間に位置されるため、既存のスペースを有効利用して、限られた空間内において、スプール軸5とピニオン15との間の係脱部位及びスプール軸5を支持する軸受6の支持部位という2つの別個の異なる部位でそれぞれ回転異音抑制のための対策を施すことができる。すなわち、スプール軸5が軸受6により支持されてスプール軸5とピニオン15との係脱が行なわれるリールの部分は、部品が密集しているとはいえ、軸受6と係合突部94との間の部位で、係合突部94と係合凹部92との係脱動作を支障なく行なうための距離が確保されているため、本実施形態では、この離間した既存のスペースを有効利用することにより、2つの別個の異なる部位での異音発生を限られた空間内で同時に抑えることが可能となる。したがって、第1及び第2の2つの弾性部40,42の設置スペースを別個に確保することに伴うリールの大型化を防止できる。
また、本実施形態において、第1の弾性部40は、ピニオン15の端部との接触時に弾性的に変形できるようにスプール軸5の径方向外側に延び、第2の弾性部42は、外輪6a側で軸方向の移動が規制された状態でリール本体側に支持される軸受6の内輪6bを常時付勢して内輪6bを外輪6aに対して軸方向に変位させるようにスプール軸5の軸方向に延びている。このように、第1の弾性部40及び第2の弾性部42を同じ方向に延在させることなく径方向及び軸方向という互いに直交する2つの異なる方向に振り分けるようにすれば、径方向及び軸方向のうちの一方の一方向でのみ設置スペースを確保する必要がなくなることから、スペース確保の自由度が高くなるだけでなく、第1及び第2の弾性部40,42をコンパクトに配設できるようになる。その意味で、これらの弾性部40,42の設置面積を更に小さくするべく、第1の弾性部40の基部40bを排除する又は基部40bの軸方向寸法を最小限に抑えることが好ましい。
また、本実施形態において、第1の弾性部40及び第2の弾性部42は、互いに別個の弾性部材として弾性的に接触した状態で軸方向に並設されるように係合突部94と軸受6との間に介挿されている。このように、第1の弾性部40及び第2の弾性部42を互いに別個の弾性部材として形成すれば、第1の弾性部40及び第2の弾性部42をそれが果たすべき作用に適した材料で形成できるようになるとともに、第1の弾性部40及び第2の弾性部42が弾性的に接触した状態で軸方向に並設されることにより、これらの弾性部40,42が相互作用してクラッチON/OFF時にそれぞれ適切な作用力を生起できるようになる。
図4は、第1の弾性部40の変形例を示しており、第1の弾性部40の基部40b及び径方向延在部40aが例えば硬質の樹脂材により一体形成されるとともに、基部40bの外周に第2の弾性部42(コイルスプリング)が巻回された状態で装着されている。ここで、第1の弾性部40自体は弾性を有しておらず、クラッチON時には第2の弾性部42の弾性力を利用して第1の弾性部40の径方向延在部40aがピニオン15の端面に当接され、これにより、第1の弾性部40がピニオン15の端部に弾性力を作用させる。
図5は、第1の弾性部、第2の弾性部、及び、クラッチ係合部の変形例を示しており、スプール軸5側のクラッチ係合部が断面非円形凸部94Aにより形成され、ピニオン15側のクラッチ係合部は、クラッチON時に断面非円形凸部94Aと嵌合状態で係脱自在に係合可能な断面非円形凹部92Aにより形成されている。この場合、ピニオン軸5はスプール軸5と一体を成し、したがって、スプール軸5がピニオン15の内孔に貫通された状態となっている。また、第1の弾性部40及び第2の弾性部42はスプール軸5の外周に取着された止め輪89により軸方向移動が規制された状態となっている。
図7には、前述した実施形態の変形例が示されている。図示のように、この変形例では、前述した実施形態の第1の弾性部40と第2の弾性部42とが一体に形成されている。具体的には、この一体化された弾性部40Aは、スプール軸5の外周に嵌合して軸受6と係合突部94とにそれぞれ端部が弾性的に当接する筒状体の途中部分から径方向外側へ向けて環状体が延出する形態を成しており、前述した実施形態の第1の弾性部40の基部40bに相当する第1の筒状部分40Abと、前述した実施形態の第1の弾性部40の径方向延在部40aに相当する環状部分40Aaと、前述した実施形態の第2の弾性部42に相当する第2の筒状部分40Acとを有してゴム材により一体成形される。或いは、別の変形例では、第1及び第2の弾性部40,42がバネ材により線状又は板状に一体成形されてもよい。
このように、前述した実施形態の第1の弾性部40及び第2の弾性部42を一体に形成すれば、第1及び第2の弾性部40,42を安価且つ容易に成形することが可能になるとともに、リール本体に対するこれらの弾性部の組み込みも容易となる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることは言うまでもない。例えば、第1及び第2の弾性部の形態及び材料は前述した実施形態に限定されない。また、第1及び第2の弾性部の互いに対する配置形態も様々に考えられる。また、前述した実施形態では、スプール軸及びピニオンのクラッチ係合部が係合突部及び係合凹部により形成されているが、クラッチ係合部の形態もこれらに限定されない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、前述した実施の形態の一部または全部を組み合わせてもよく、あるいは、前述した実施の形態のうちの1つから構成の一部が省かれてもよい。
1 魚釣用リール
3a,3b 側板
5 スプール軸
5a スプール
6 軸受
6a 外輪
6b 内倫
6c 転動体
10 駆動力伝達機構(巻き取り駆動機構)
12 クラッチ機構
15 ピニオン(ピニオンギア)
21 操作部材(切り換え操作部材)
40 第1の弾性部
42 第2の弾性部
92 係合凹部(クラッチ係合部)
94 係合突部(クラッチ係合部)

Claims (6)

  1. リール本体の側板間にスプール軸を介して回転自在に支持されるスプールと、前記リール本体に設けられる切り換え操作部材の操作により巻き取り駆動機構のピニオンギアを前記スプール軸の軸方向に移動させて前記スプール軸及び前記ピニオンギアのクラッチ係合部同士を係脱させることによって釣糸巻き取り可能な動力伝達状態と釣糸放出可能な動力遮断状態とに切り換えるクラッチ機構とを備える魚釣用リールにおいて、
    前記スプール軸を支持する軸受と、前記スプール軸側の前記クラッチ係合部との間に
    前記動力伝達状態時に前記ピニオンギアの端部に接触して弾性力を作用させる第1の弾性部を一方側に有し、
    前記スプール軸の軸方向で前記軸受の側部を常時付勢する第2の弾性部を他方側に有する
    弾性部材が、前記スプール軸側の前記クラッチ係合部と前記軸受の側部とにそれぞれ当接して前記スプール軸に沿って延在して設けられることを特徴とする魚釣用リール。
  2. 前記軸受は、外輪と内輪との間で転動体が保持されて成るとともに、前記外輪側で軸方向の移動が規制された状態で前記リール本体側に支持され、
    前記第1の弾性部は、前記ピニオンギアの端部に接触して弾性力を作用させることができるように前記スプール軸の径方向外側に延び、
    前記第2の弾性部は、前記軸受の前記内輪を常時付勢して前記内輪を前記外輪に対して軸方向に変位させるように前記スプール軸の軸方向に延びる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
  3. 前記第1の弾性部及び前記第2の弾性部は、互いに別個の部材として接触した状態で前記スプール軸の軸方向に並設されるように前記スプール軸側の前記クラッチ係合部と前記軸受との間に介挿されることを特徴とする請求項1又は2に記載の魚釣用リール。
  4. 前記第1の弾性部及び前記第2の弾性部の一方がゴム材により形成され、他方がバネ材により形成されることを特徴とする請求項3に記載の魚釣用リール。
  5. 前記スプール軸側の前記クラッチ係合部は、前記スプール軸の径方向外側に突出するピン状の係合突部であり、前記ピニオンギア側の前記クラッチ係合部は、前記係合突部と係脱可能に嵌合状態で係合する係合凹部であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の魚釣用リール。
  6. リール本体の側板間にスプール軸を介して回転自在に支持されるスプールと、前記リール本体に設けられる切り換え操作部材の操作により巻き取り駆動機構のピニオンギアを前記スプール軸の軸方向に移動させて前記スプール軸及び前記ピニオンギアのクラッチ係合部同士を係脱させることによって釣糸巻き取り可能な動力伝達状態と釣糸放出可能な動力遮断状態とに切り換えるクラッチ機構とを備える魚釣用リールにおいて、
    前記スプール軸を支持する軸受と、前記スプール軸側の前記クラッチ係合部との間に、
    前記動力伝達状態時に前記ピニオンギアの端部に弾性力を作用させる第1の弾性部と、
    前記スプール軸の軸方向で前記軸受の側部を常時付勢する第2の弾性部と、
    を有し、
    前記第1の弾性部及び前記第2の弾性部は、互いに別個の部材として接触した状態で前記スプール軸の軸方向に並設されるように前記スプール軸側の前記クラッチ係合部と前記軸受との間に介挿されることを特徴とする魚釣用リール。
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