JP4969880B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の燃料電池セルの一端部をマニホールドにそれぞれ固定し、マニホールド内のガスが燃料電池セル内を通過する燃料電池に関するものである。
次世代エネルギーとして、近年、固体電解質形燃料電池セルを収納容器内に複数収容した燃料電池が種々提案されている。固体電解質形燃料電池セルは、例えば、酸素側電極の表面に固体電解質、燃料側電極を順次形成して構成されており、燃料側電極側に燃料(水素)を流し、酸素側電極側に空気(酸素)を流して600〜1000℃程度で発電される。
従来、固体電解質形燃料電池セルの片端部を固定材によりマニホールドの天板に固定するとともに、天板の表面及び固定材の表面がシール材によりガスタイトにシールされている燃料電池が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2005−183376号公報
ところで、燃料電池のマニホールドは量産性の観点から、上面または下面が開口した箱状のマニホールド本体に、板状の材料を接合して構成されることが望ましい。従って、燃料電池のマニホールドには、その内外のガスを確実に遮断するため、接合信頼性が要求される。
また、燃料電池のマニホールドは、高温雰囲気で、酸化、還元雰囲気に曝され、また燃料電池セルを支持するものであるため、その重量等によりマニホールド本体と燃料電池セルとの接合部に応力が発生しやすい。また、温度変化によりセルとシール材、及びマニホールド材料との熱膨張係数の差に起因した応力が発生するため、接合部にはクラックや剥離が発生しやすく、さらなる接合信頼性が要求されていた。
上記問題点に鑑み、本発明は、マニホールドの内外のガスを確実に遮断できる信頼性の高い燃料電池を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、以下の特徴を有する。
請求項1に記載の本発明は、複数の固体電解質形燃料電池セルの一端部をマニホールドにそれぞれ固定してなるとともに、前記マニホールド内のガスが前記固体電解質形燃料電池セル内を通過する燃料電池であって、前記マニホールドが、上面側開口部及び下面側開口部具備する箱状のマニホールド本体と、板状の底板とからなり、前記マニホールド本体の上面側開口部は、内側に環状折り返し部を有し、該環状折り返し部により囲まれた開口に、前記複数の固体電解質形燃料電池セルの一端部がシール材により一体的にシールされた状態で立設されることを特徴とする。
このような燃料電池では、マニホールド本体の上面開口部の内側に環状に折り返し部を有するため、燃料電池セルとシール材、及びこれらとマニホールド材との熱膨張係数の差により発生する応力を折り返し部で緩和できるだけでなく、マニホールドと燃料電池セルとの接合面積を多くすることができるため、接合強度を向上させ、安定した固定が可能になる。
請求項2に記載の本発明は、前記マニホールドは管状体の両端開口部を閉塞してなるとともに、該閉塞部に燃料ガス導入部材が接続され、底板が前記管状体の側面に位置することを特徴とする。
このような燃料電池では、市販の例えば、四角筒状、円筒状の管状体を用いることにより、マニホールドを容易、安価かつ短時間で作製できるとともに、マニホールドに燃料電池セルを容易に固定できる。
請求項3に記載の本発明は、前記マニホールドの底板は、前記マニホールド本体の下面側開口部に対応する形状の環状側壁部と、該環状側壁部が設けられた板状底部とを具備することを特徴とする。
このような燃料電池では、環状側壁部にマニホールド本体を載置することが可能となり、マニホールドの組立が容易になると共に、環状側壁部に後述する絶縁体及び燃料ガス導入部材を設けることが可能になる。
請求項4に記載の本発明は、前記底板と前記マニホールド本体とは絶縁体を介して接合されていることを特徴とする。
このような燃料電池では、燃料電池の経年変化や組立て時のばらつき等により、燃料電池セルの一端部と、環状折り返し部との間の絶縁性が低下し、燃料電池に発生する電流がマニホールド本体に漏洩したとしても、マニホールド本体と底板とが絶縁体により接合されているので、マニホールド本体と底板との絶縁性を確保することができる。
請求項5に記載の本発明は、前記底板と前記マニホールド本体との間の絶縁体が、絶縁性のセラミック板及びシール材であることを特徴とする。
このような燃料電池では、シール材に加え、セラミック板を介在させるため、より確実に絶縁性を確保することができるとともに、マニホールド本体と底板との接合作業を容易に行うことができる。
請求項6に記載の本発明は、前記底板の環状側壁部に燃料ガス導入部材が接続されていることを特徴とする。
このような燃料電池では、燃料電池セルに発生する電流がマニホールド本体に漏洩したとしても、マニホールド本体と燃料ガス導入部材との絶縁性を確保することができる。
請求項7に記載の本発明は、前記マニホールドが、前記環状折り返し部のうち、長手方向の折り返し部の先端に前記固体電解質形燃料電池セルを支持するための折り返し支持部を有することを特徴とする。
このような燃料電池では、先端の折り返し支持部により燃料電池セルを支持することができるため、燃料電池セルの本数が増加した場合であっても、燃料電池セルの重量により発生する応力の増加を防ぐことができる。
請求項8に記載の本発明は、前記複数の固体電解質形燃料電池セルの一端部と前記マニホールド本体の上面側開口部とをシールするシール材が、前記マニホールド本体の上部を覆っていることを特徴とする。
このような燃料電池では、シール材がマニホールド本体の上部を覆うため、シール材がコーティングの役割を果たすだけでなく、接合界面が表面にでないことで、シール材とマニホールド本体の接合界面の応力集中を低減することができる。
本発明の燃料電池により、複数の燃料電池セルの一端部が、折り返し部を有するマニホールドの上面側開口部に立設された状態で、シール材によりガスシールされているため、温度変化が生じた際に構成材料の熱膨張係数の差により発生する応力を、マニホールドの折り返し部の変形で緩和することにより、接合部にクラックや剥離が発生することなくガスの漏出を防止して信頼性を上げることができる。
図1は、本発明の燃料電池の一形態を示す図である。符号1は断熱構造を有する収納容器を示し、この収納容器1の内部には、複数の燃料電池セル2が縦列配列して集合した複数のセルスタック3と、セルスタック3の上方に存在する燃焼領域4を挿通し、セルスタック3間に配設された酸素含有ガス供給管5と、燃焼領域4の上方に設けられた改質器6と、この改質器6の上方に設けられた熱交換部7とから構成されている。尚、酸素含有ガス供給管5は、理解を容易にするため、破線で記載している。
収納容器1は、耐熱性金属からなる枠体1aと、枠体1a内面に設けられた断熱材1bとから構成されている。
図2は、本発明の燃料電池のセルスタックを示す横断面図である。セルスタック3は、例えば、図2に示すように、複数の燃料電池セル2を整列して構成され、3つのセルスタック3は3列に整列され、隣設した2列のセルスタック3最外部の燃料電池セル2の電極同士が導電部材42で接続され、これにより3列に整列した複数の燃料電池セル2が電気的に直列に接続している。3つのセルスタック3はそれぞれガスマニホールド50を有している。
具体的に説明すると、燃料電池 セル2は扁平状(細長板状)であり、その内部には複数の燃料ガス通過孔8が軸長方向に形成されている。この燃料電池セル2は中空平板型であり、楕円柱状(扁平状)の電極支持体2aの外面に、燃料側電極(内側電極)2b、緻密質な固体電解質2c、多孔質な導電性セラミックスからなる酸素側電極2dを順次積層し、酸素側電極2dと反対側の電極支持体2aの外面にインターコネクタ2eを形成して構成されている。
一方の燃料電池 セル2と他方の燃料電池セル2との間には集電部材9を介在させ、一方の燃料電池 セル2の電極支持体2aを、該電極支持体2aに設けられたインターコネクタ2e、集電部材9を介して他方の燃料電池セル2の酸素側電極2dに電気的に接続して、セルスタック3が構成されている。集電部材9は、金属及び/又は導電性の無機材質からなる板状及び/又はフェルト状とされている。
燃料電池 セル2をさらに詳細に説明すると、電極支持体2aは上下方向に細長く延びる板状片であり、平坦な両面と半円形状の両側面を有する。電極支持体2aにはこれを鉛直方向に貫通する複数個(図2では6個、図3の場合は4個で記載)の燃料ガス通過孔8が形成されている。
インターコネクタ2eは電極支持体2aの片面(図2の左側のセルスタック3において上面)上に配設されている。燃料側電極2bは電極支持体2aの他面(図2の左側のセルスタック3において下面)及び両側面に配設されており、その両端はインターコネクタ2eの両端に接合せしめられている。固体電解質2cは燃料側電極2bの全体を覆うように配設され、その両端はインターコネクタ2eの両端に接合せしめられている。酸素側電極2dは、固体電解質2cの主部上、即ち電極支持体2aの他面を覆う部分上に配置され、電極支持体2aを挟んでインターコネクタ2eに対向して位置せしめられている。
セルスタック3における隣接するセル2間には集電部材9が配設されており、一方のセル2のインターコネクタ2eと他方のセル2の酸素側電極2dとを接続している。セルスタック3の両端、即ち図2において上端及び下端に位置するセル2の片面及び他面にも導電部材42が配設されている。セルスタック3の両端に位置する導電部材42には電力取出手段(図示していない)が接続されている。
セル2について更に詳述すると、電極支持体2aは燃料ガスを燃料側電極2bまで透過させるためにガス透過性であること、そしてまたインターコネクタ2eを介して集電するために導電性であることが要求され、かかる要求を満足する多孔質の導電性セラミック(若しくはサーメット)から形成することができる。
燃料側電極2b及び/又は固体電解質2cとの同時焼成により電極支持体2aを製造するためには、鉄属金属成分と特定希土類酸化物とから電極支持体2aを形成することが好ましい。所要ガス透過性を備えるために開気孔率が30%以上、特に35乃至50%の範囲にあるのが好適であり、そしてまたその導電率は300S/cm以上、特に440S/cm以上であるのが好ましい。
特に電極支持体2aは、Y、Lu、Yb、Tm、Er、Ho、Dy、Gd、Sm及びPrから選ばれた1種以上からなる希土類元素酸化物と、Ni及び/又はNiOとを主成分とすることが望ましい。このような組成とすることにより、固体電解質の熱膨張係数に近づけることができる。
燃料側電極2bは多孔質の導電性セラミック、例えば希土類元素が固溶しているZrO(安定化ジルコニアを称されている)とNi及び/又はNiOとから形成することができる。
固体電解質2cは、電極間の電子の橋渡しをする電解質としての機能を有していると同時に、燃料ガスと酸素含有ガスとのリークを防止するためにガス遮断性を有するものであることが必要であり、通常、3〜15モル%の希土類元素が固溶したZrOから形成されている。
酸素側電極2dは所謂ABO型のペロブスカイト型酸化物からなる導電セラミックから形成することができる。酸素側電極2dはガス透過性を有していることが必要であり、開気孔率が20%以上、特に30〜50%の範囲にあることが好ましい。
インターコネクタ2eは導電性セラミックから形成することができるが、水素ガスでよい燃料ガス及び空気でよい酸素含有ガスと接触するため、耐還元性及び耐酸化性を有することが必要であり、このためにランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO系酸化物)が好適に使用される。インターコネクト2eは電極支持体2aに形成された燃料ガス通過孔8を通る燃料ガス及び電極支持体2aの外側を流動する酸素含有ガスのリークを防止するために緻密質でなければならず、93%以上、特に95%以上の相対密度を有していることが望まれる。
集電部材9は、弾性を有する金属又は合金若しくは導電性セラミックから形成された適宜の形状の部材、或いは金属繊維又は合金繊維から成るフェルトに、所要表面処理を加えた部材から構成することができる。
そして、複数の燃料電池 セル2の下端部は、図1、3、4に示すようにガスマニホールド50に支持固定されている。即ち、ガスマニホールド50のマニホールド本体50aが、燃料電池セル2の下端部を保持固定するセル支持体とされ、マニホールド本体50aがマニホールド底板50bに接合され、このマニホールド本体50aに燃料電池セル2の下端部が支持固定されている。
図3は、本発明に係るガスマニホールドに燃料電池セルを立設した状態を示す図である。図4は、図3を幅方向から見た断面図である。
ガスマニホールド50は、上面側開口部と、下面側開口部とを有する矩形箱状のマニホールド本体50aと、板状の底板50bとから構成され、幅方向側面には、燃焼ガスを供給する燃料ガス導入部材17(ガス供給管)が接続されている。上面側開口部には、開口部を囲み込むように環状の折り返し部50cが具備されている。折り返し部50cは、例えば、開口部の4隅に切り込みを入れ、切り込みの開口部から最遠部の4箇所を結んだ線を折り返し線として、上側開口部から見て山折りに折り込むことにより製作することができる。このガスマニホールド50に、燃料電池セル2がシール材55によりガスシールされ、固定された状態で立設されている。
ガスマニホールド50に燃料電池セル2を立設するときは、まず、上側開口部内に、上側開口部内側の環状折り返し部50cの先端部と高さがほぼ同程度の台を下面側開口部から挿入し、用意する。この台は、ガスシールするときに、複数の燃料電池セル2の下端部を支持しておくためのものである。次に、この台の上に燃料電池セル2を所定間隔をおいて配列させた状態で、燃料電池セル2とマニホールド本体50aとを、例えば、ガラス材料により接合するようにガスシールする。
ガスシールは、例えば、ガラス材料を含有するペーストをマニホールド本体50aの上部を覆うように塗布し、熱処理することにより行われる。次に、燃料電池セル2がマニホールド本体50aに固定された後に台を下面開口部から除去して、この下面側開口部に底板50bを接合する。
図5は、マニホールド本体の長手方向の環状折り返し部の先端に折り返し支持部を具備したガスマニホールドの長手方向の断面図である。図5に示すマニホールド本体60aは、図4に示すマニホールド本体50aと同様に上側開口部の内側の環状折り返し部を具備し、さらに、図5に示すマニホールド本体60aでは、長手方向の環状折り返し部の先端に燃料電池セル2を支持するための折り返し部支持部を有する2段の折り返し支持部60cを具備している。この折り返し支持部60cに複数の燃料電池セル2の下端部がそれぞれ収容され、折り返し支持部60cに支持された状態で、シール材55によりガスシールされている。これにより、ガスシールするときに用いた台が、本実施形態では不要になる。また、立設する燃料電池セルの数が増加した場合にも、より安定的に燃料電池セル2を支持することができるようになる。また、マニホールド本体50aの材質にSUS等の金属を利用する場合であって、燃料電池セル2との絶縁性を確保する必要がある場合には、燃料電池セル2と折り返し支持部60cが接触する部位、例えば、2段目の折り返し支持部60cと燃料電池セル2との間にマイカ板やフォルステライトなどのセラミック製の薄い絶縁板などを挟み込むことができる。
燃料電池セル2と支持体であるマニホールド本体50a、60aとの固定に用いられるシール材55は、セラミックスからなるもの、ガラス、セメントなどが利用され、ペースト状、スラリー状のものを燃料電池セルとの隙間に流し込む方法や、粘土状もしくは隙間の形状に合わせた成型物などを燃料電池セルとの隙間に固定する方法が用いられ、焼成することで燃料電池セル2とマニホールド本体50a、60aとが固定される。
シール材55としては、燃料電池セル2をマニホールド本体50a、60aに固定する必要があるため、燃料電池の運転温度、例えば600℃から900℃において固相状態にあることが望ましい。固相状態にあることにより燃料電池の運転時においても燃料電池セル2を保持固定すると同時に、シール材55の表面に被覆形成される無機薄膜にクラックや剥離等の欠陥を生じることなく安定に維持することができる。
また、シール材55からの燃料ガスの漏れを防止することが必要であり、シール材55が緻密化していることが好ましく、ガスタイトなシール性、安定性の観点から非晶質なガラス材料、結晶質の材料を含むガラス材料であることが望ましい。
更に、シール材55としては、マニホールド本体50a、60a及び燃料電池セル2両方の熱膨張に近いことが望ましいが、マニホールド本体50a、60aと燃料電池セル2との熱膨張係数には差異があることより、好ましくはマニホールド本体50a、60aと燃料電池セル2と間の熱膨張係数を有する材料を利用することが好ましい。
本発明の効果を確認するために実施したシミュレーション結果について以下に説明する。
図6は、ガスマニホールドのシミュレーション結果を示す図である。図7は、本シミュレーションに用いた従来構造及び本発明の新規構造ガスマニホールドモデルの断面斜視図である。図8は、図7に示すモデルにおける最大主応力分布図である。
本シミュレーションは、燃料電池セルを立設した状態におけるガスマニホールドの構成材料による熱膨張率の差異により生じる最大主応力をシミュレーションしたものである。ここで、図7に示すように、従来技術のガスマニホールドは、燃料電池セルを支持して接合部をガラスによりシールされた金属からなる支持板と金属からなるマニホールド本体とを接合したガスマニホールドをシミュレーションしている。
本発明の新規構造のガスマニホールドは、前記接合部のない一体型の金属からなるガスマニホールドであり、上側開口部に折り返し部を有しており、燃料電池セルとガスマニホールドとの接合部にガラスによるシールが施されている構造のものをシミュレーションしている。これらの金属は共にSUSからなる。また、従来構造は、マニホールド本体を構成する金属板の厚さは1.5mm、支持板の厚さは3.0mmに対し、本発明の新規構造では、マニホールド本体の金属板の厚さ1.5mmのみでシミュレーションしている。これは、新規構造では、上側開口部に折り返し部を有することから、折り返すことにより、折り返し部に支持板の厚み3mmと同じ長さを確保できるからである。
図6に示すように、本発明では、燃料電池セルに生じる最大主応力を、従来構造の15.9MPaから8.0MPaへと半減することができることが本シミュレーションで確認できた。これは、新規構造における折り返し部で燃料電池セルとの間に発生する応力を緩和しているからである。さらに、従来構造の支持板とマニホールド本体との接合部で発生している23.3MPaの最大主応力が、本発明の新規構造では発生していない。図8に示す最大主応力分布図(グレースケール)からも確認できる。
以上により、マニホールド本体50a、60aの上面開口部の内側に折り返し部50c、折り返し支持部60cを有するため、燃料電池セルとシール材、及びこれらとマニホールド材との熱膨張係数の差により発生する応力を折り返し部50c、折り返し支持部60cで緩和できるだけでなく、折り返し部50c、折り返し支持部60cを具備することにより、マニホールド本体50a、60aと燃料電池セル2との接合面積を従来構造より増やすことができるため、接合強度を向上させ、安定した固定ができる。
また、図5に示すように、先端の折り返し支持部60cにより燃料電池セル2を支持することができるため、燃料電池セルの本数が増加した場合であっても、燃料電池セルの重量により発生する応力の増加を防ぐことができる。
また、マニホールド本体50a、60aと底板50b、60bとの接合部がガスマニホールド50、60の下方に位置するため、シール箇所の変形をうけにくく、応力が発生しても、接合部にクラックや剥離が発生することがなく、ガスマニホールド50、60内のガスシールの接合部からのガス漏出を防止できる。
さらに、本発明の燃料電池は、燃料電池セル2の一端部は、外側電極の非形成領域とされており、露出した固体電解質がシール材55にてマニホールド本体50a、60aに固定されている。燃料電池セル2では、外側電極は固体電解質へガスを供給する必要があるため多孔質とされ、固体電解質は燃料ガスと酸素含有ガスを遮断する必要があるため緻密質とされており、緻密質の固体電解質部分をマニホールド本体50a、60aにシール材55にて接合するため、燃料電池セル2からのガスの漏出を防止できる。
ガスマニホールド50、60には、燃料電池セル2内部に燃料ガスを供給するための燃料ガス導入部材17が接続され、この燃料ガス導入部材17は改質器6に接続され、この改質器6には、被改質ガスを供給するための被改質ガス供給管19が接続されており、外部から被改質ガス供給管19を介して被改質ガスが改質器6に供給され、この改質器6で改質され、燃料ガスが燃料ガス導入部材17を介してガスマニホールド50、60に供給される。
また、図1に示したように、燃焼領域4を挿通する酸素含有ガス供給管5は、その先端部が発電領域の下部であってセルスタック3間に位置している。発電で用いられなかった余剰の酸素含有ガスは、燃焼領域4内に自然流動するように構成されている。
熱交換部7は、燃料電池セル2上方で燃焼された排ガスが排出する排ガス通路7aと、燃焼領域4を介してセルスタック3に対向して設けられた酸素含有ガス収容室7bとから構成されている。
排ガス通路7aは、燃料電池セル2上方から外部に向けて排出するように構成されており、酸素含有ガス収容室7bには外部から空気が導入されるようになっており、また酸素含有ガス供給管5が連通している。排ガス通路7aは酸素含有ガス収容室7bに沿って形成されており、この部分で熱交換される。
以上のように構成された燃料電池では、外部からの酸素含有ガス(例えば空気)を熱交換部7の酸素含有ガス収容室7bに導入し、酸素含有ガス供給管5を介して発電室のセルスタック3間に噴出させ、燃料電池セル2間に供給するとともに、被改質ガスを被改質ガス供給管19を介して改質器6内に供給し、この改質器6にて改質して、燃料ガス(例えば水素)を燃料ガス導入部材17、ガスマニホールド50を介して燃料電池セル2の燃料ガス通過孔8内に供給し、発電領域における燃料電池セル2において発電させる。
発電に用いられなかった余剰の燃料ガスは燃料ガス通過孔8の上端から燃焼領域4内に導出し、発電に用いられなかった余剰の酸素含有ガスは、燃焼領域4内に導出し、余剰の燃料ガスと余剰の酸素含有ガスを反応させて燃焼させ、燃焼ガスを発生させ、この燃焼ガスが燃焼ガス導入口を介して熱交換部7の排ガス通路7aに導出され、7の上端から排出される。
そして、本発明の燃料電池では、燃料電池セル2の一端部をガスマニホールド50、60に設けたため、燃料電池セル2は収納容器1に固定されるのではなく、収納容器1内に収容されたガスマニホールド50、60に保持固定されるため、例えば、1本の燃料電池セル2が破損した場合、その燃料電池セル2が保持固定されたガスマニホールド50、60を収納容器1から取り出し、他の良品と取り替えることができ、メンテナンスが容易となる。
また、ガスマニホールド50、60内のガスが、電極支持体2aを燃料電池セル2の一端部から他端部に通過するため、従来のように配管等を用いることなく、ガスマニホールド50、60から燃料電池セル2にガスを供給することができる。
また、発電に寄与しなかった余剰の燃料ガスと酸素含有ガスが燃焼領域4内に導入され、この燃焼領域4中で反応して燃焼し、この燃焼ガス及び外部の酸素含有ガスを熱交換部7に導入し、この熱交換部7で燃焼ガスと酸素含有ガスとの間で熱交換、及び燃焼による酸素含有ガス収容室7b内の酸素含有ガスの加熱により、酸素含有ガスを予熱することができるため、燃料電池セル2を加熱して実質的に発電するまでの起動時間を大幅に短縮できる。
さらに、燃料電池セル2の上方に改質器6を設けたことにより、燃焼ガスにより改質器6を直接加熱でき、改質に必要な熱を十分に供給でき、改質性能を向上できる。
尚、本発明は上記形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記形態では、図2に示したような楕円柱状で複数の燃料ガス通過孔8を有する燃料電池セル2を用いてセルスタック3を構成した例について説明したが、燃料電池セルは円筒状で、燃料ガス通過孔が一つであっても良く、燃料電池セルの形状は特に限定されるものではない。
また、ガスマニホールドは、市販の既製の角型もしくは円筒状のパイプをそのまま利用することができ、安価に製造できる。図9は、管状体の側面に上側開口部及び下側開口部を形成した状態を示す図である。例えば、図9に示すように、ガスマニホールド70は、角パイプ状の管状体70aの両端開口部を側板70b、70cにて閉塞してなるとともに、軸長方向端面の閉塞した側板70cに燃料ガス導入部材75が接続され、管状体70aの側面に上側開口部及び下側開口部が形成され、この上側開口部の折り返し部71に燃料電池セル2の一端部がガスシールされ固定される。下側開口部は底板70dにて接合されている。このような燃料電池では、市販の例えば、四角筒状、円筒状の管状体を用いることにより、ガスマニホールドを容易、安価かつ短時間で作製できるとともに、ガスマニホールドに燃料電池セルを容易に固定できる。
図10は、底板の拡口した上端開口部とマニホールド本体とが絶縁体により接合されているガスマニホールドの幅方向から見た断面図である。図11は、図10を長手方向から見た断面図である。
図10及び図11に示すガスマニホールド80は、上面側開口部と、下面側開口部とを有する矩形箱状の導電性のマニホールド本体80aと、板状の導電性の底板80bとから構成されている。上面側開口部には、開口部を囲み込むように環状の折り返し部80cが具備されている。折り返し部80cは、例えば、前記折り返し部(図4において50c)と同様に製作することができる。このガスマニホールド80に、燃料電池セル2が絶縁性のシール材55によりガスシールされ、固定された状態で立設されている。
ガスマニホールド80に燃料電池セル2を立設する方法も前記ガスマニホールド(図4において50)と同様に行なわれる。
前記ガスマニホールド80の底板80bは、マニホールド本体80aの下面側開口部に対応する形状の環状側壁部81と、環状側壁部81が設けられた板状底部82とを具備している。
そして、環状側壁部81は、上端開口部がステップ部81aを介して拡口しており、ステップ部81a上にマニホールド本体80aの下端が絶縁体83により接合されて載置されている。
即ち、前記底板80bとマニホールド本体80aとの接合部に、前記絶縁体83として絶縁性のシール材が装填される。或いは、マイカ板やフォルステライトなどの絶縁性を有するセラミック板84を介在させるとともにシール材が装填される。例えば、セラミック板84は、ステップ部81a上の全周に亘って配置してもよいし、必要に応じて部分的に配置してもよい。このセラミック板84は、マニホールド本体80aと底板80bの接合部におけるスペーサの役割を果たし、これらの間を確実に絶縁している。
更に又、前記底板80bの環状側壁部81に燃料ガス導入部材17が接続されている
図10及び図11に示す本発明のガスマニホールド80は、底板80bが、マニホールド本体80aの下面側開口部に対応する形状の環状側壁部81と、環状側壁部81が設けられた板状底部82とを具備するので、環状側壁部81にマニホールド本体80aを載置することが可能となり、ガスマニホールド80の組立が容易になると共に、環状側壁部81に絶縁体83及び燃料ガス導入部材17を設けることが可能になる。
また、燃料電池の経年変化や組立て時のばらつき等により、燃料電池セル2の一端部と、環状折り返し部80cとの間の絶縁性が低下し、燃料電池に発生する電流がマニホールド本体80aに漏洩したとしても、マニホールド本体80aと底板80bとがシール材または絶縁性を有するセラミック板を介在させたシール材からなる絶縁体83により接合され絶縁されているので、マニホールド本体80aと底板80bとの絶縁性を確保することができる。
さらに、本発明のガスマニホールド80は、前記底板80bの環状側壁部81に燃料ガス導入部材17が接続されているので、燃料電池セル2に発生する電流がマニホールド本体80aに漏洩したとしても、マニホールド本体80aと燃料ガス導入部材17との絶縁性を確保することができ、燃料ガス導入部材17を介しての外部への漏電を防止できる。
図12は、底板の縮口した上端開口部とマニホールド本体とが絶縁体により接合されているガスマニホールドの幅方向から見た断面図である。図13は、図12を長手方向から見た断面図である。
図12及び図13に示すガスマニホールド90は、前記ガスマニホールド(図10において80)の底板(図10において81b)に代えて他の底板90aを設けたものであり、底板90aは、マニホールド本体80aの下面側開口部に対応する形状の環状側壁部91と、環状側壁部91が設けられた板状底部92とを具備し、環状側壁部91は、上端開口部がステップ部91aを介して縮口しており、ステップ部91a上にマニホールド本体80aの下端が絶縁体83により接合されて載置されている。
即ち、前記底板90aとマニホールド本体80aとの接合部に、前記絶縁体83として絶縁性のシール材が装填されている。或いは、マイカ板やフォルステライトなどの絶縁性を有するセラミック板を介在させてシール材が装填されている。
図12及び図13に示す本発明のガスマニホールド90は、底板90aが、マニホールド本体80aの下面側開口部に対応する形状の環状側壁部91と、板状底部92とを具備するので、環状側壁部91のステップ部91a上にマニホールド本体80aを載置することが可能となり、ガスマニホールド90の組立が容易になると共に、環状側壁部91に絶縁体83及び燃料ガス導入部材17を設けることが可能になる。
また、燃料電池の経年変化や組立て時のばらつき等により、燃料電池セル2の一端部と、環状折り返し部80cとの間の絶縁性が低下し、燃料電池に発生する電流がマニホールド本体80aに漏洩したとしても、マニホールド本体80aと底板90aとがシール材または絶縁性を有するセラミック板を介在させたシール材からなる絶縁体83により接合され絶縁されているので、マニホールド本体80aと底板90aとの絶縁性を確保することができる。
さらに、本発明のガスマニホールド90は、前記底板90aの環状側壁部91に燃料ガス導入部材17が接続されているので、燃料電池セル2に発生する電流がマニホールド本体80aに漏洩したとしても、マニホールド本体80aと燃料ガス導入部材17との絶縁性を確保することができる。
尚、絶縁体83を前記マニホールド50のマニホールド本体50aと底板50bとの間、或いは、前記マニホールド60のマニホールド本体60aと底板60bとの間に装填することも可能であり、然る時も、マニホールド本体50aと底板50aとの絶縁性、或いは、マニホールド本体60aと底板60aとの絶縁性をそれぞれ確保することができる。
図14は、前述の図10に示したガスマニホールド80に接合固定された燃料電池セルスタック装置100の実施例を示している。図14(a)は、並列に配列されて、本発明によるマニホールドに接合固定された2つの燃料電池セルスタック本体を備えた燃料電池セルスタックの平面図である。図14(b)は(a)の燃料電池セルスタックの一部切欠正面図である。図14(c)は(b)の燃料電池セルスタックの側面図である。図14(d)は(b)のA部拡大断面図である。図14(e)は(b)のB部拡大断面図である。図14(f)は(c)のC部拡大断面図である。図に示す燃料電池セルスタック装置100は、並列に配置された2つの燃料電池セルスタック101、101を備えており、2つの燃料電池セルスタック101、101がガスマニホールド80にそれぞれ接合固定されている。従って、ガスマニホールド80は、1つの底板80bと、2つのマニホールド本体80a−1、80a−2とを具備する。(f)に示すように、底板80bの上端開口部は2つ設けられており、それぞれの上端開口部のステップ部81a上に、各マニホールド本体80a−1、80a−2が絶縁体83及びセラミック板84を介して載置されている。これにより、底板80bとマニホールド本体80aとを確実に絶縁する。ガスマニホールド80の内部空間は一室となっており、この内部空間にガスが収容される。そして、この内部空間から燃料電池セル2の燃料ガス通過孔へガスが供給される。
尚、ガスマニホールド80に代えて、前述のガスマニホールド50、60、70、80又は90にも同様に燃料電池セルスタックを接合固定することができる。
本発明の燃料電池システムを示す図である。 本発明の燃料電池のセルスタックを示す横断面図である。 本発明に係るガスマニホールドに燃料電池セルを立設した状態を示す図である。 図3を幅方向から見た断面図である。 長手方向に形成された折り返し部の先端に折り返し支持部を具備したガスマニホールドの長手方向の断面図である。 ガスマニホールドのシミュレーション結果を示す図である。 本シミュレーションに用いた従来構造及び本発明の新規構造ガスマニホールドモデルの断面斜視図である。 図7に示すモデルにおける最大主応力分布図である。 管状体の側面に上側開口部及び下側開口部を形成した状態を示す図である。 底板の拡口した上端開口部とマニホールド本体とが絶縁体により接合されているガスマニホールドの幅方向から見た断面図である。 図10を長手方向から見た断面図である。 底板の縮口した上端開口部とマニホールド本体とが絶縁体により接合されているガスマニホールドの幅方向から見た断面図である。 図12を長手方向から見た断面図である。 (a)は、並列に配列されて、本発明によるマニホールドに接合固定された2つの燃料電池セルスタック本体を備えた燃料電池セルスタックの平面図である。(b)は(a)の燃料電池セルスタックの一部切欠正面図である。(c)は(b)の燃料電池セルスタックの側面図である。(d)は(b)のA部拡大断面図である。(e)は(b)のB部拡大断面図である。(f)は(c)のC部拡大断面図である。
符号の説明
2 燃料電池セル
17、75 燃料ガス導入部材
50、60、70、80、90 ガスマニホールド
50a、60a、70a、80a、90a マニホールド本体
50b、60b、80b、90a 底板
50c、60c、70c、80c 折り返し部
55、65 シール材
81、91 環状側壁部
82、92 板状底部
83 絶縁体

Claims (8)

  1. 複数の固体電解質形燃料電池セルの一端部をマニホールドにそれぞれ固定してなるとともに、前記マニホールド内のガスが前記固体電解質形燃料電池セル内を通過する燃料電池であって、
    前記マニホールドが、上面側開口部及び下面側開口部具備する箱状のマニホールド本体と、板状の底板とからなり、
    前記マニホールド本体の上面側開口部は、内側に環状折り返し部を有し、該環状折り返し部により囲まれた開口に、前記複数の固体電解質形燃料電池セルの一端部がシール材により一体的にシールされた状態で立設されることを特徴とする燃料電池。
  2. 前記マニホールドは管状体の両端開口部を閉塞してなるとともに、該閉塞部に燃料ガス導入部材が接続され、底板が前記管状体の側面に位置することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記底板は、前記マニホールド本体の下面側開口部に対応する形状の環状側壁部と、該環状側壁部が設けられた板状底部とを具備することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  4. 前記底板と前記マニホールド本体とが絶縁体を介して接合されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれかに記載の燃料電池。
  5. 前記絶縁体が、絶縁性を有するセラミック板及びシール材であることを特徴とする請求項4に記載の燃料電池。
  6. 前記底板の環状側壁部に燃料ガス導入部材が接続されていることを特徴とする請求項に記載の燃料電池。
  7. 前記マニホールドが、前記環状折り返し部のうち、長手方向の折り返し部の先端に前記固体電解質形燃料電池セルを支持するための折り返し支持部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の燃料電池。
  8. 前記複数の固体電解質形燃料電池セルの一端部と前記マニホールド本体の上面側開口部とをシールするシール材が、前記マニホールド本体の上部を覆っていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の燃料電池。
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