JP5122064B2 - 横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドル及びユニット - Google Patents

横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドル及びユニット Download PDF

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Description

本発明は、横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドル及びユニットに関し、より具体的には一端から他端に燃料が流通する燃料流路を有する多孔質の絶縁性支持基体の外面に複数個のセルを横縞状に配置した横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックの複数個を面平行に併置してなる横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドル及びこれを用いた横縞方式の固体酸化物形燃料電池ユニットに関する。
固体酸化物形燃料電池〔SOFC(=Solid Oxide Fuel Cell)、以下適宜SOFCと略称する〕は、一般的には、作動温度が850〜1000℃程度と高いが、最近ではそれ以下、650〜850℃程度の作動温度のものも開発されつつある。SOFCでは、電解質材料を挟んで燃料極と空気極(酸化剤として酸素が用いられる場合は酸素極)が配置され、燃料極/電解質/空気極の三層ユニットで単電池すなわちセルが構成される。
SOFCの運転時には、セルの燃料極側に燃料を通し、空気極側に酸化剤として空気を通して、両電極を外部負荷に接続することで電力が得られる。ところが、セル一つでは高々0.7〜0.8V程度の電圧しか得られないので、実用的な電力を得るためにセルスタックとして、すなわち複数のセルを電気的に直列に接続してスタック化して構成される。
空気極側に導入される空気中の酸素は空気極で酸化物イオン(O2-)となり、電解質を通って燃料極に至る。ここで、燃料極側に導入される燃料(H2、CO)と反応して電子を放出し、電気と水蒸気(H2O)、二酸化炭素(CO2)等の反応生成物を生成する。空気極での利用済み空気は空気極オフガスとして排出され、それら反応生成物を含む利用済み燃料は燃料極オフガスとして排出される。
ところで、SOFCにおいては、供給燃料のうち約10〜20%は未利用で排出される。発電に使用されなかった利用済み燃料中の未利用燃料については、従来、燃焼させることでSOFCの運転温度を保つエネルギーなどとして使用されている。また、セルスタックの運転時においては、各セルでの温度の高低により、その性能が大きく変化する。温度分布が大きいと、一部のセルにおいては低い温度で発電することが強いられるため、セルスタック全体としての平均的な運転温度が低下し、電池性能が低下する。また、セルスタック内の温度差は、セルやセルスタック構成部材に熱膨張の差を生じ、それら構成部材の破損につながる。
図25は特開2003−249256号公報や特開2004−39428号公報に記載されたセルスタックを示す図で、図25(a)は全体の縦断面図、図25(b)はそのうちセルスタックを含む部分を取り出し、拡大して示した図である。図25において、101は発電装置、105はセルスタックであり、セルスタック105は断熱容器102内の下部に配置されている。セルスタック105は間隔を置いた複数のセル104で構成され、各セル104の燃料流路には燃料供給管103が連結されている。
特開2003−249256号公報 特開2004−39428号公報
その運転時において、空気が供給管106から導入され、熱交換器107で予熱される。予熱空気は分配管108を経て、その先端からセルスタック105の各セル間に供給される。矢印109は空気の折り返し流れ方向である。セルの一端部より排出された利用済み燃料中の未利用の燃料は空気極オフガスにより燃焼域で燃焼する。その燃焼熱は、空気供給管106から導入される空気の予熱やセルスタックの温度を保持するために利用される。したがって、セルスタック105の燃料導入部近傍のセルの温度と燃料排出端部のセルの温度では、温度差すなわち温度勾配が大きくなり、セルスタック105全体を均等な温度とすることができない。
本発明は、従来の固体酸化物形燃料電池において生じるそれらの問題を横縞方式の固体酸化物形燃料電池において解決すためになされたもので、セルスタック、複数のセルスタックで構成したバンドル内の温度勾配を低減して、発電効率を改善し、セルやセルスタックやバンドルの構成部材の破損を防止することができる横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドル及びこれを用いた固体酸化物形燃料電池ユニットを提供することを目的とするものである。
本発明(1)は、横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドルであって、一端から他端に燃料流路を有する多孔質の絶縁性支持基体の外面に複数個のセルを横縞状に配置した固体酸化物形燃料電池スタックの複数個を面平行に併置してなる固体酸化物形燃料電池バンドルの一対を、該燃料流路の燃料導入孔側を中心にし、且つ、利用済み燃料排出端を一方の横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドルの燃料排出孔側と他方の横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドルの燃料排出孔側の二面に設けてなることを特徴とする横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドルである。
本発明(2)は、横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドルであって、一端から他端に燃料流路を有する多孔質の絶縁性支持基体に、その長手方向の中央部に開口を設けるとともに、その外面に該開口から長手方向の両端部に向けて複数個のセルを横縞状に配置した固体酸化物形燃料電池スタックの複数個を面平行に併置してなる固体酸化物形燃料電池バンドルを、該開口間で連結し、利用済み燃料排出端を一方の利用済み燃料排出孔側と他方の利用済み燃料排出孔側の二面に設けてなることを特徴とする横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドルである。
本発明によれば、横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドルにおいて、オフガス燃焼域が二面になるように構成することにより、セルスタック内の温度差、温度勾配を低減し、発電効率を改善することができる。セルスタック内の温度差は、セルやセルスタックやバンドルの構成部材に熱膨張の差を生じるが、本発明によればその温度差を低減できることから、それら構成部材の破損を防止することができる。また、横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドルを垂直方向に複数個、すなわち上下に複数個配置したユニットにおいて、利用済み燃料排出孔側に改質器を設ける場合、改質器を均一に加熱することができる。
本発明(1)は横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドルである。そして、一端から他端に燃料流路を有する多孔質の絶縁性支持基体の外面に複数個のセルを横縞状に配置した固体酸化物形燃料電池スタックの複数個を面平行に併置してなる固体酸化物形燃料電池バンドルの一対を、該燃料流路の燃料導入孔側を中心にし、且つ、利用済み燃料排出端を一方の横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドルの燃料排出孔側と他方の横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドルの燃料排出孔側の二面に設けてなることを特徴とする。
本発明(2)は、横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドルである。そして、一端から他端に燃料流路を有する多孔質の絶縁性支持基体に、その長手方向の中央部に開口を設けるとともに、その外面に該開口から長手方向の両端部に向けて複数個のセルを横縞状に配置した固体酸化物形燃料電池スタックの複数個を面平行に併置してなる固体酸化物形燃料電池バンドルを、該開口間で連結し、利用済み燃料排出端を一方の利用済み燃料排出孔側と他方の利用済み燃料排出孔側の二面に設けてなることを特徴とする。
本発明で用いるSOFCセルスタックは、中空部を有する多孔質絶縁性の支持基体の外面に燃料極、電解質及び空気極からなるセルの複数個を横縞状に配置することで構成される。その中空部が燃料流路となり、その一端から他端に燃料が流通する。燃料流路は一個または複数の燃料流路とすることができる。また、その燃料流路は、その断面を長方形状、四角形状、円形状、楕円形状その他適宜の形状とすることができる。
多孔質絶縁性の支持基体の構成材料の例としては下記(1)〜(4)の材料が挙げられるが、これら例示の材料に限定されない。(1)Ni若しくはNi酸化物(NiO)と希土類元素の酸化物が固溶したZrO2とからなる材料。その酸化物を構成する希土類元素の例としては、Y、La、Yb、Tm、Er、Ho、Dy、Gd、Sm、Prなどが挙げられる。そのうち、特にYが好ましく、その酸化物のうち特にY23がより好ましい。(2)スピネル。(3)フォルステライト。(4)ジルコン酸カルシウム。
《横縞方式のSOFCセルスタックによるSOFCバンドルの構成態様1》
本発明のSOFCバンドルの構成態様1は、横縞方式のSOFCセルスタックを用いて構成される。図1はその構成例を説明する図である。図1(a)は正面図(平面図)、図1(b)は裏面図であり、図1(c)は図1(a)中A−A線断面図であり、図1(d)は図1(b)中B−B線断面図である。
図1中、2は扁平状で中空部3を有する支持基体で、その中空部3が燃料流路4となる。図1には中空部3が9個の場合を示しているが、その数は適宜選定される。中空部3は、その一端に燃料導入用の開孔5を有し、その他端に利用済み燃料排出用の開孔6を有し、開孔6が利用済み燃料の排出孔となる。支持基体2の表裏両面に燃料極、電解質及び空気極からなるセル7の複数個が横縞状に配置される。図1には、セル7が支持基体2の表裏両面に合計18個の配置された場合を示しているが、その数は適宜選定される。隣接するセル7間はインターコネクタにより電気的に直列に接続されているが、図示は省略している。こうして横縞方式のSOFCセルスタック1が構成される。
このように、本構成態様1での横縞方式のSOFCセルスタック1は、燃料導入孔5側から、利用済み燃料排出孔6側に燃料が流通する燃料流路4を有する多孔質の絶縁性支持基体2の表裏両面に複数個のセルを有している。なお、図1には、支持基体2の横断面が両端に丸みをもつ矩形状の態様を示しているが、そのような断面矩形状とは限らず、横断面四角形状、横断面楕円形状その他各種形状に構成される。
そのように構成した横縞方式のSOFCセルスタック1の複数個によりSOFCバンドルを構成する。図2は、そのSOFCバンドルにおける横縞方式のSOFCセルスタック、各部材の配置関係を説明する図である。図2(b)は平面図、図2(a)はその左側面図〔図2(b)を左から見た図〕、図2(c)はその右側面図〔図2(b)を右側から見た図〕である。なお、図2(b)ではセル7の記載は省略している。
図2のとおり、図1に示すような横縞方式のSOFCセルスタック1の複数個を燃料流路4の燃料導入用開孔5の位置を一端で揃え、且つ、他端の利用済み燃料排出用開孔6を反対側に向けて配置する。各SOFCセルスタック1を固定し、且つ、燃料を分配するマニホールド8を中心にし、マニホールド8からその上下両側に、それぞれ複数個の横縞方式のSOFCセルスタック1からなるセルスタック群を配置する。マニホールド8の左右両端のうちの一方の端に燃料供給管9が配置され、相対する他方の端は塞がれている。
各セルスタック群を形成する横縞方式のSOFCセルスタック1は、面平行に等間隔ないしほぼ等間隔に配置され、マニホールド8に固定される。図2では、各セルスタック群を形成する横縞方式のSOFCセルスタック1の数が合計40個の場合を示しているが、その数は適宜設定することができる。以下、図3〜5を用いて本構成態様1のSOFCバンドルの作製例を説明するが、その作製法はここで説明する方法に限定されない。
図3(a)はセルスタック群を形成する複数個の横縞方式のSOFCセルスタック1を示す図、図3(b)はセルスタック群の支持体11を示す図、図3(c)は支持体11に対してセルスタック群10を配置した図である。図3にはセルスタック1が20個の場合を示しているが、その数は適宜選定される。セルスタック群の支持体11には、セルスタック群を構成するセルスタックの数に対応した数の開口12を備えている。各開口12は、各セルスタック1の横断面の外周の形状〔図1(d)参照〕に対応した形状を有し、それぞれ支持体11中を上下に貫通している。
各開口12に対して各セルスタック1を嵌挿し、接合固定する。その接合固定は、開口12の内周面及びセルスタック1の外周面(すなわち開口12に嵌挿された分の外周面)間をガラス接合材やセラミックス系耐熱接合材などを用いて接合、固定し且つガスシールすることで行うことができる。図3(c)はこうして構成した横縞方式のSOFCバンドルの斜視図である。図3(c)のとおり、横縞方式のSOFCセルスタック1の各々が支持体11の各開口12に植設された状態となっている。
図4はこうして構成した横縞方式のSOFCバンドルを説明する図である。図4(a)は正面図〔図3(c)を、そこに示す矢印(←)の方向から見た図〕、図4(b)は側面図〔図3(c)を上方から見た図〕、図4(c)は図4(b)中A−A線断面図である。図4(c)中、矢印(↑)は運転時における燃料の流通方向である。なお、図4ではセル7の記載は省略している。
図4(a)〜(c)のとおり、本横縞方式のSOFCバンドルは、各横縞方式のセルスタック1が支持体11から一方向に面平行に延びている。そして、各横縞方式のセルスタック1について、その支持体11側が燃料導入孔5側となり、支持体11側と相対する側が燃料排出孔6側となる。図4(b)のとおり、本SOFCバンドルを上から見ると、支持体11と、各セルスタック1の端面と、端面における利用済み燃料排出用の開孔6が見える。そして、図4(c)のとおり、燃料は、支持体11側の各セルスタック1の燃料導入孔5から供給され、各セルスタック1の燃料流路4を通り、各セルスタック1の利用済み燃料排出孔6から排出される。
このようして、一端から他端に燃料流路を有する多孔質の絶縁性支持基体の外面に複数個のセルを横縞状に配置したSOFCスタックの複数個を面平行に併置してなる横縞方式のSOFCバンドルが構成される。
〈本発明のSOFCバンドルの構成例〉
本発明においては、上記のように構成した横縞方式のSOFCバンドルの二つ、すなわち一対を、燃料流路の燃料導入孔側を中心にし、且つ、一方のSOFCバンドル(二つのうちの一つ)の利用済み燃料排出孔側と他方のSOFCバンドル(二つのうちの他の一つ)の利用済み燃料排出孔側とを反対側に向けることで、利用済み燃料排出端を二面に設けて構成する。図5〜6はその作製例を説明する図である。
図5(a)は図3のようにして構成したSOFCバンドルであり、図3(c)及び図4に示すものに相当している。図5(c)は図3のようにして構成したもう一つのSOFCバンドルであり、図5(a)のSOFCバンドルに対して上下を逆に示している。図5(b)は、両SOFCバンドルの支持体11の間に介在させ、上下両SOFCバンドルを接合、固定して連結する部材13を示す図である。図5(b)のとおり、連結部材13は空間Sを有する矩形状で、その周縁の上下の面14が支持体11に対する当接面となる。連結部材13には、その長手方向両端の一方の端の側壁15に燃料供給管9を備えている。
図5(a)のSOFCバンドルの支持体11の周縁下面と、図5(b)の連結部材13の周縁上面とを当接、接合、固定し、また、図5(c)のSOFCバンドルの支持体11の周縁上面と、図6(b)の連結部材13の周縁下面とを当接、接合、固定して、両SOFCバンドルを連結部材13を介して一体化する。その接合固定は、各当接面間をガラス接合材やセラミックス系耐熱接合材などを用いて直接接合し且つガスシールすることで行うことができる。
図6は、こうして一対のSOFCバンドルを一体化したSOFCバンドルを示す図である。図6のとおり、連結部材13の上下に各SOFCバンドルの支持体11が当接、固定され、当該連結部材13を介して、SOFCバンドルの一対(二つ)が連結されている。上部のSOFCバンドルの支持体11と連結部材13と下部のSOFCバンドルの支持体11とによりマニホールド8(図2参照)が構成される。
このようして、燃料流路の燃料導入孔側を中心にし、且つ、利用済み燃料排出端を、一方の横縞方式のSOFCバンドルの利用済み燃料排出孔側と他方の横縞方式のSOFCバンドルの利用済み燃料排出孔側の二面に設けてなる横縞方式のSOFCバンドルが構成される。すなわち、両利用済み燃料排出端は、燃料流路の燃料導入孔側を中心に、反対側に向いている。
図7は図6中A−A線断面図であり、図7中燃料の流れ方向を矢印で示している。燃料供給管9から供給される燃料は、マニホールド8中の空間〔これは連結部材13の空間Sに相当する。図5(b)参照〕を流れながら、相対するSOFCバンドルの各セルスタック1の各燃料導入孔5に導入される。導入燃料は、燃料流路4を流通しながら発電に寄与し、未利用燃料を含む利用済み燃料は、各セルスタック1の各燃料排出孔6から排出される。すなわち、未利用燃料を含む利用済み燃料は相対する二面の(図7では上下端の)利用済み燃料排出端部から排出される。
《横縞方式のSOFCセルスタックによるSOFCバンドルの構成態様2》
本発明のSOFCバンドルの構成態様2は、構成態様1と同じく、支持基体に燃料流路を有する横縞方式のSOFCセルスタックを用いて構成されるが、これに用いる横縞方式のSOFCセルスタックとして、支持基体の長手方向の中央部に開口を有し、その開口部間を連結部材で連結して構成する態様である。
〈構成態様2で用いる横縞方式のSOFCセルスタックの構成例〉
図8はその横縞方式のSOFCセルスタック21の構成例を説明する図である。図8(a)は正面図(平面図)、図8(b)は裏面図、図8(c)は図8(a)中A−A線断面図、図8(d)は図8(b)中B−B線断面図である。図8中、22は扁平状で中空部を有する支持基体で、支持基体22にはその長手方向の中央部に開口23を有する。なお、図8には、支持基体22の横断面が両端に丸みをもつ矩形状の態様を示しているが、そのような横断面矩形状とは限らず、横断面四角形状、横断面楕円形状その他各種形状に構成される。
支持基体22にはその内部に中空部24、24′を有し、その中空部24、24′が燃料流路25、25′となる。本例では中空部24、24′がそれぞれ9個の場合を示しているが、その数は適宜選定される。燃料流路25、25′は開口23側に燃料導入用の開孔26、26′を有し、その両他端すなわち図8(a)〜(c)中、上下の端部に燃料排出用の開孔27、27′を有している。支持基体22の表裏両面には、燃料極、電解質及び空気極からなるセル28が間隔を置いて横縞状に配置される。図8にはセル28が合計36個配置された場合を示しているが、その数は適宜選定される。隣接するセル28間はインターコネクタにより電気的に直列に連結されるが、図示は省略している。こうして横縞方式のSOFCセルスタック21が構成される。
このように、本構成態様2での横縞方式のSOFCセルスタック21は、支持基体22の中央部に開口23を有し、該開口23に燃料導入用の開孔26、26′が位置している。そして、開孔26、26′から、それぞれ、両他端すなわち利用済み燃料排出孔27、27′側に向けて燃料流路25、25′を有している。燃料は、開口23から開孔26、26′を経て燃料流路25、25′に流入し、利用済み燃料排出孔27、27′から排出される。
〈本発明のSOFCバンドルの構成例〉
そのように構成した横縞方式のSOFCセルスタック21の複数個によりSOFCバンドルを構成する。図9〜10はSOFCセルスタック、各部材の配置関係、その作製の態様例を説明する図である。図9は複数のSOFCセルスタック21の配置を示す図である。図9のとおり、隣接するSOFCセルスタック21の複数個を面平行に配置し、隣接するSOFCセルスタック21の各開口23間に各連結部材29が配置される。
図9中、30は左端すなわち一方の端のSOFCセルスタックの開口23に当接、固定される燃料供給用の部材である。図9中、31は右端、すなわち燃料供給用部材30と相対する他方の端のSOFCセルスタック21の開口23に当接、固定される閉塞部材であり、該開口23は部材31により塞がれる。図10(a)は連結部材29の斜視図、図10(b)は燃料供給用部材30の斜視図、図10(c)は右端の開口23に当接される閉塞部材31の斜視図である。連結部材29、燃料供給用部材30には空間Sを有する。
図11はその工作過程を説明する図である。図11(a)は、図9を上方から見た図で、各セルスタック21の端部の利用済み燃料排出用の開孔27が見える。隣接するセルスタック21の長手方向中央部の開口23(図8〜9参照)間に各連結部材29が配置される。そして、各開口23の周縁面と各連結部材29を当接、接合、固定し、SOFCバンドルとして一体化する。図11(b)はその一体化過程を説明する図で、各開口23の周縁面と各連結部材29間に接合材32を配して当接、接合、固定し、ガスシールする。その接合材としてはガラス接合材やセラミックス系耐熱接合材などを用いる。こうして構成したSOFCバンドルを図11(c)に示している。
図12は、上記のように構成した横縞方式のSOFCバンドルを示す図である。図12(b)は平面図で、図11(c)に示す矢印(↑)の方向から見た図に相当している。図12(a)はその左側面図〔図12(b)を左側から見た図〕、図12(c)はその右側面図〔図12(b)を右側から見た図〕である。なお、図12(b)ではセル28の記載は省略している。
図12のとおり、横縞方式のSOFCセルスタック21の複数個が面平行に等間隔ないしほぼ等間隔に配置され、各開口23の箇所を中心にし、その各開口23の間に各連結部材29が配置されて連結されている。最左端のSOFCセルスタック21の開口23に燃料供給用部材30が当接固定され、最右端のSOFCセルスタック21の開口23は閉塞部材31が当接固定され、その開口23は塞がれている。
燃料供給用部材30から供給される燃料は、各開口23、その間の各連結部材29の空間S〔図10(a)参照〕で形成された空隙、すなわちマニホールドを流れながら、各SOFCセルスタック21の燃料導入用の開孔26、26′に導入される。導入燃料は、燃料流路25、25′を流通しながら発電に寄与し、未利用燃料を含む利用済み燃料は、各セルスタック21の各燃料排出孔27、27′から排出される。すなわち、未利用燃料を含む利用済み燃料は相対する二面(図12では上下の端面)の利用済み燃料排出端部から排出される。
《横縞方式のSOFCセルスタックによるSOFCバンドルの構成態様3》
本SOFCバンドルの構成態様3は、基本的には《横縞方式のSOFCセルスタックによるSOFCバンドルの構成態様2》と同様であるが、横縞方式のSOFCセルスタックの横幅を小さくした場合である。図13はその横縞方式のSOFCセルスタックの構成例を説明する図である。
〈構成態様3で用いる横縞方式のSOFCセルスタックの構成例〉
図13(a)は正面図(平面図)、図13(b)は裏面図、図13(c)は図13(a)中A−A線断面図、図13(d)は図13(b)中B−B線断面図である。図13中、42は扁平状で中空部を有する支持基体で、支持基体42にはその長手方向の中央部に開口43を有する。なお、図13には、支持基体42の横断面が両端に丸みをもつ矩形状の態様を示しているが、そのような横断面矩形状とは限らず、横断面四角形状、横断面楕円形状その他各種形状に構成される。
また、支持基体42には、その内部に中空部44、44′を有し、その中空部44、44′が燃料流路45、45′となる。本例では中空部44、44′がそれぞれ4個の場合を示しているが、その数は適宜選定される。燃料流路45、45′は、開口43側に燃料導入用の開孔46、46′を有し、その両他端すなわち図13(a)〜(c)中、上下の端に燃料排出用の開孔47、47′を有している。支持基体42の表裏両面には、燃料極、電解質及び空気極からなるセル48の複数個が間隔を置いて横縞状に配置される。図13にはセル28が合計36個配置された場合を示しているが、その数は適宜選定される。なお、隣接するセル48間はインターコネクタにより電気的に直列に連結されるが、図示は省略している。
こうして横縞方式のSOFCセルスタック41が構成される。このように、本横縞方式のSOFCセルスタック41は、支持基体42の中央部に開口43を有し、該開口43に燃料導入用の開孔46、46′が位置している。開孔46、46′から、それぞれ、両他端すなわち利用済み燃料排出孔47、47′側に向けて燃料流路45、45′を有している。燃料は、開口43から開孔46、46′を経て燃料流路45、45′に流入し、利用済み燃料排出孔47、47′から排出される。
〈本発明のSOFCバンドルの構成例〉
そのように構成した横縞方式のSOFCセルスタック41の複数個によりSOFCバンドルを構成する。図14〜15はその工作過程を説明する図である。
図14のとおり、隣接するセルスタック41の長手方向中央部の各開口43(図13参照)間に各連結部材49が配置される。50は左端のSOFCセルスタックの開口43に当接される燃料供給用の部材(燃料供給管)である。また、51は右端、すなわち燃料供給用部材50と相対する他方の端のSOFCセルスタック41の開口43に当接される閉塞部材である。図15(a)は連結部材49の斜視図、図15(b)は燃料供給用部材50の斜視図、図15(c)は右端の開口43に当接される閉塞部材51の斜視図である。連結部材49、燃料供給用部材50には空間Sを有する。
そして、各開口43の周縁面と各連結部材49を当接、固定し、SOFCバンドルとして一体化する。その際、各開口43の周縁面と各連結部材49間に接合材を配して接合、固定し、ガスシールする。また、最左端のSOFCセルスタック41の開口43の箇所に燃料供給用部材50が接合材を介して接合、固定され、最右端のSOFCセルスタック41の開口43は閉塞部材51が接合材を介して接合、固定され、その開口43は部材51で塞がれる。それらの接合材としてはガラス接合材やセラミックス系耐熱接合材などが用いられる。こうして構成されたSOFCバンドルを図16〜17に示している。
図16(b)は平面図、図16(a)はその左側面図〔図16(b)を左側から見た図〕、図16(c)はその右側面図〔図16(b)を右側から見た図〕である。なお、図16(b)中、セル48の記載は省略している。図16のとおり、図13に示すような横縞方式のSOFCセルスタック41の複数個が面平行に等間隔ないしほぼ等間隔に配置され、各開口43(図13、図14参照)の箇所を中心にし、その各開口43間に各連結部材49が配置されて連結されている。
最左端のSOFCセルスタック41の開口43に燃料供給用部材50が当接固定される。また、最右端のSOFCセルスタック41の開口43は閉塞部材51が当接固定され、その開口43は塞がれている。図17はそのSOFCバンドルを水平ないしほぼ水平に配置した場合の斜視図である。図17中、52として示すように、バンドル全体をその中央部その他適宜の箇所で補強部材52等で補強してもよい。図16〜17の構成例では、最右端の開口43(図13、図14参照)が部材51で塞がれているが、部材51に代えて燃料供給用部材50を接続し、両方から燃料を供給する構造としてもよい。この場合には、図17において、そこに示す燃料供給用部材50は、これと相対する側にも配置される。
燃料供給用部材50から供給される燃料は、各開口43、その間の各連結部材49の空間S〔図15(a)参照〕で形成された空隙(すなわちマニホールド)を流れながら、各SOFCセルスタック41の燃料導入用の開孔46、46′に導入される。導入燃料は、燃料流路45、45′を流通しながら発電に寄与し、未利用燃料を含む利用済み燃料は、各セルスタック41の各燃料排出孔47、47′から排出される。
《SOFCバンドルの使用態様:SOFCユニット》
以上のように構成した各構成態様の横縞方式のSOFCバンドルは、その一個または複数個と、そのそれぞれに空気等の酸化剤ガス供給機構を併置することで、それらのユニットを含む発電装置として構成される。以下、《横縞方式のSOFCセルスタックによるSOFCバンドルの構成態様3》のバンドルを例に説明するが、構成態様1〜2の態様についても同様である。
図18はその態様を斜視図として示す図で、図16〜17に示すようなSOFCバンドルを用いる場合を示している。図18のとおり、SOFCバンドルの下面に平行に空気等の酸化剤ガスの分配機構54が配置される。酸化剤ガス分配機構54には酸化剤ガス供給管53が配置され、また、酸化剤ガス分配機構54にはSOFCバンドルの下面の全域に対応し、その面に向けて酸化剤ガスを分配する複数の酸化剤ガス放出孔55が設けられている。図19は、SOFCバンドル及び酸化剤ガス分配機構54を断熱容器等に収容した態様を示す図で、断面図として示している。なお、燃焼排ガスは、断熱容器56に設けた排出管(図示省略)から排出される。
図20は、そのSOFCバンドル及び酸化剤ガス分配機構54を含むユニットにおける、運転時における酸化剤ガス等の流通方向を説明する図である。図20のとおり、酸化剤ガス供給管53から供給され、酸化剤ガス放出孔55から放出される酸化剤ガスは、図20中、矢印のように流通する。すなわち、酸化剤ガスは、SOFCバンドルで面平行に配置された各セルスタック41間を通りながら発電に寄与した後、各セルスタック41の左右両端に向けて流れる。また、各セルスタック41の左右両端部面からは未利用燃料を含む利用済み燃料が排出される。
各セルスタック41の各燃料排出孔47、47′から排出された未利用燃料を含む利用済み燃料と利用済み酸化剤ガスは、その各端部面の空間、すなわち図20中オフガス燃焼域として示す領域で燃焼する。この燃焼は各セルスタック41の左右両端部の領域で起こるので、その輻射熱により各セルスタック41の全域、すなわち各セルスタック41の両端部面側から燃料供給側(各セルスタック41の開口43、連結部材49側、図13〜16参照)までの全域が加熱される。これにより、バンドルを構成する各セルスタック41の全域及び各セルスタック41間における温度勾配を低減することができる。
図21は、図16〜17のようなSOFCバンドルの複数個を用いる態様例を示している。図21のとおり、SOFCバンドルと酸化剤ガス分配機構54を順次上下に配置し、断熱容器56に収容する。各セルスタックの左右両端面から未利用燃料を含む利用済み燃料が排出され、その各端部面のオフガス燃焼域で利用済み酸化剤ガスにより燃焼する。この燃焼は各セルスタックの左右両端部面の領域で起こり、その輻射熱により各セルスタック41の全面、すなわち両端部面側から燃料供給側までの全域が加熱され、上下のセルスタック41も均等に加熱されるので、バンドルを構成する各セルスタック41の全体としても温度勾配を低減することができる。なお、燃焼排ガスは、断熱容器56に設けた排出管(図示省略)から排出される。
〈性能試験〉
本発明に係るSOFCバンドルについて性能試験を実施した。図2に示すSOFCバンドル(以下バンドルAとする)、図12に示すSOFCバンドル(以下バンドルBとする)を、それぞれ、酸化剤ガス分配機構54とともに図19のように断熱容器に収容し、各バンドルの中央部のセルスタックに対し、その一端部面側(すなわち一方の利用済み燃料排出端)から他端部面側(すなわち他方の利用済み燃料排出端)までに複数個の温度センサを配置した。そして、電気的に開回路で、燃料供給管50から水素を供給し、酸化剤ガス供給管53から空気を供給しながら750℃に昇温した後、電気的に閉回路に切り替えて電池として作動させ、定常運転状態となった時点で温度センサにより各箇所の温度を測定した。
また、比較例として、図22に示すSOFCバンドル(以下バンドルCとする)を上記と同様に断熱容器中にセットし、上記と同様にして電池として作動させ、定常運転状態となった時点で温度センサにより各箇所の温度を測定した。バンドルCは、前述図3(c)及び図4に示すような段階のものに対し、その下部に燃料供給管9を有するマニホールド57を配置したものである。バンドルを構成する各セルスタックにおけるセル数は表裏合計36個(バンドルA、Bと同じ)である。マニホールド57は、図5(a)に示すような支持体11を有し、その支持体11の下部に図5(b)に示すような閉塞部材13を備え、その下部を塞いで構成している。利用済み燃料は、図22(b)中“利用済み燃料排出端部”として示すように、一端面だけから放出される。温度センサはバンドルCにおける中央部セルスタックのマニホールド57側から利用済み燃料排出端までの間に複数個配置した。
図23に各バンドルA、B、Cにおける中央部のセルスタックに配置した温度センサの配置箇所を示している。図23(a)〜(c)中、点“・”で示す箇所である。図23(a)〜(c)には各バンドル中央部のセルスタックの長手方向の寸法を併記している。
図24は本試験の結果を示す図である。図24のとおり、比較例であるバンドルCの場合は、燃料供給管9に連なるマニホールド57側端部の温度は650℃と低い。そして、利用済み燃料排出端側へ向かうに従い漸次高温となり、利用済み燃料排出端部では800℃という高温になっている。
これに対して、本発明に係るバンドルAでは、セルスタックの一方の端部すなわち一方の利用済み燃料排出端側の温度は760℃であり、セルスタックへの燃料供給管側へ向かうに従い徐々に低下はするが、中央部のマニホールドの箇所でも725℃であり、さらに、他端すなわち他方の利用済み燃料側へ向かうに従い徐々に高温になるが、当該他端部でも760℃である。この点、本発明に係るバンドルBでも、バンドルAとほぼ同様の温度分布を示している。このように、本発明によれば、SOFCバンドルの温度を全体として均一ないしほぼ均一にすることができる。
構成態様1で用いる横縞方式のSOFCセルスタックの構成例を説明する図 構成態様1のSOFCセルスタックによるSOFCバンドルの態様例1を説明する図 図2のOFCバンドルの作製例を説明する図 構成態様1の横縞方式のSOFCバンドルを説明する図 SOFCバンドルの構成態様1の作製例を説明する図 一対のSOFCバンドルを一体化したSOFCバンドルを示す図 図6中A−A線断面図 構成態様2で用いるSOFCセルスタックの構成例を説明する図 構成態様2のSOFCセルスタックによるSOFCバンドルの態様例を説明する図 構成態様2で用いる各部材の斜視図 構成態様2のSOFCバンドルの工作過程を説明する図 構成態様2の横縞方式のSOFCバンドルを示す図 構成態様3で用いるSOFCセルスタックの構成例を説明する図 構成態様3のSOFCバンドルを構成する工作過程を説明する図 構成態様3で用いる各部材の斜視図 構成態様3の横縞方式のSOFCバンドルを示す図 構成態様3のSOFCバンドルの使用態様例を説明する図 構成態様3のSOFCバンドルの使用態様例を説明する図 構成態様3のSOFCバンドルの使用態様例を説明する図 構成態様3のSOFCバンドルの使用態様例を説明する図 構成態様3のSOFCバンドルの使用態様例を説明する図 〈性能試験〉での比較例で用いたSOFCバンドルを示す図 〈性能試験〉での各バンドルA〜Cにおける温度センサの配置位置を示す図 〈性能試験〉の結果を示す図 先行技術のセルスタックを示す図
符号の説明
101 発電装置
102 断熱容器
103 燃料供給管
104 複数のセル
105 セルスタック
106 空気供給管
107 熱交換器
108 予熱空気分配管
109 空気の折り返し流れ方向
1 SOFCバンドルの構成態様1で用いる横縞方式のSOFCセルスタック
2、22、42 扁平状で中空部を有する支持基体
3 支持基体の中空部
4 燃料流路
5 燃料導入用の開孔
6 利用済み燃料排出用の開孔
7、28、48 セル
8 燃料を分配するマニホールド
9 燃料供給管
10 セルスタック群
11 セルスタック群の支持体
12 開口
13、29、49 連結部材
S 連結部材13、29、49、燃料供給用部材30、50の空間
14 連結部材13の周縁の上下の面
15 連結部材13の長手方向両端の一方の端の側壁
21 SOFCバンドルの構成態様2で用いる横縞方式のSOFCセルスタック
23 支持基体22の長手方向の中央部の開口
24、24′ 支持基体の中空部
25、25′ 燃料流路
26、26′ 燃料導入用の開孔
27、27′ 利用済み燃料排出用の開孔
30 左端のSOFCセルスタックの開口23に固定される燃料供給用部材
31 右端のSOFCセルスタックの開口23に固定される部材
32 接合材
41 SOFCバンドルの構成態様3で用いる横縞方式のSOFCセルスタック
43 支持基体42の長手方向の中央部の開口
44、44′ 支持基体の中空部
45、45′ 燃料流路
46、46′ 燃料導入用の開孔
47、47′ 利用済み燃料排出用の開孔
50 左端のSOFCセルスタックの開口43に固定される燃料供給用部材
51 右端のSOFCセルスタックの開口43に固定される閉塞部材
52 補強部材
53 酸化剤ガス供給管
54 酸化剤ガス分配機構
55 酸化剤ガス放出孔
56 断熱容器
57 マニホールド
・ 温度センサの配置個所

Claims (5)

  1. 横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドルであって、
    (A)燃料導入孔側である一端から利用済み燃料排出端である他端に向けて燃料が流通する複数の燃料流路を有するとともに、その横断面が矩形状である多孔質の絶縁性支持基体に対し、
    (B)その外面に複数個のセルを横縞状に配置してなる固体酸化物形燃料電池スタックを構成し、
    (C)当該固体酸化物形燃料電池スタックの複数個をそれらの燃料導入孔側に配した支持体の開口を介して面平行に併置して固体酸化物形燃料電池バンドルを構成し、
    (D)当該固体酸化物形燃料電池バンドルの一対を、該燃料流路の前記燃料導入孔側である支持体側を中心に連結部材を介して連結し、且つ、
    (E)前記利用済み燃料排出端を、一方の前記横縞方式の前記固体酸化物形燃料電池バンドルの前記燃料排出孔側と他方の前記横縞方式の前記固体酸化物形燃料電池バンドルの前記燃料排出孔側との二面に設けてなることを特徴とする横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドル。
  2. 横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドルであって、
    (A)横断面矩形状で、内部に複数の燃料流路を有し、その長手方向の中央部に開口を設けた多孔質の絶縁性支持基体に対し、
    (B)その外面に中央部開口から長手方向の両端部に向けて複数個のセルを横縞状に配置してなる固体酸化物形燃料電池スタックの複数個を面平行に併置して、前記中央部開口間を連結部材で連結し、且つ、
    (C)前記中央部開口側を燃料導入孔側とするとともに、利用済み燃料排出端を、前記中央部開口を中心に相対する一方の前記利用済み燃料排出孔側と他方の前記利用済み燃料排出孔側との二面に設けてなることを特徴とする横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドル。
  3. 前記横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドルが、水平ないしほぼ水平に配置され、前記二面に設けた利用済み燃料排出端の各排出孔から利用済み燃料が水平ないしほぼ水平に排出される横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドルであることを特徴とする請求項1または2に記載の横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドル。
  4. 前記燃料流路の断面が矩形状、四角形状、円形状または楕円形状の燃料流路であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドル。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドルの一個または複数個を水平ないしほぼ水平に配置し、それら一個または複数個の各バンドルの下部にそれぞれ酸化剤ガスの分配機構を配置してなることを特徴とする横縞方式の固体酸化物形燃料電池ユニット。
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