JP3894817B2 - 燃料電池 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池セルへのガス供給が簡単な燃料電池に関するものである。
【0002】
【従来技術】
次世代エネルギーとして、近年、固体電解質型燃料電池セルを収納容器内に複数収容した燃料電池が種々提案されている。固体電解質型燃料電池セルは、例えば、酸素側電極の表面に固体電解質、燃料側電極を順次形成して構成されており、燃料側電極側に燃料(水素)を流し、酸素側電極側に空気(酸素)を流して600〜1000℃で発電される。
【0003】
従来、燃料電池セル内部へのガスの供給は、ガスタンクに設けられた配管を、複数の燃料電池セルの内部にそれぞれ挿入して行われていた。
【0004】
一方、燃料電池セルに複数のガス通過孔を軸長方向に形成し、ガスを燃料電池セルの一端から導入し、他端から導出するように構成し、この燃料電池セルの一端部を、ガスタンクを構成する壁の凹部に挿入して固定し、かつ凹部にガスタンク内に連通する一つの貫通孔を形成したものが知られている(特開平5−349515号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ガスタンクに設けられた配管をセル内部に挿入した燃料電池では、配管数が多く、手間がかかるという問題があった。
【0006】
また、燃料電池セルがガスタンクを構成する壁の凹部に挿入され、この状態でガラス等により封止した燃料電池では、ガスタンクの凹部には一つの大きな貫通孔が形成されているため、封止面積が少なく、ガス封止信頼性に欠けるという問題があった。
【0007】
また、複数の燃料電池セルにガスを供給するには、ガスタンクの圧力を高くしてそれぞれのセルに均一に流れるようにしなければならないが、上記公報の燃料電池では、一つの大きな貫通孔を介してガスが直接燃料電池セルに供給されることになるため、ガスタンクの内圧が十分に上昇せず、複数の燃料電池セルへのガス供給量が不均一になる可能性があるとともに、燃料電池セルの端面にガスタンクの凹部から押し出すような力が大きく作用し、ガス封止信頼性が低下する傾向にあった。
【0008】
本発明は、ガス封止を確実に行うことができるとともに、ガス供給信頼性を向上できる簡単な構造の燃料電池を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の燃料電池は、軸長方向に複数のガス通過孔を有する内側電極の表面に、固体電解質、外側電極を順次形成してなる複数の燃料電池セルと、該燃料電池セルの一端部が収容される保持固定用貫通孔を有する支持板と、該支持板が載置され、前記燃料電池セルの内側電極に形成されたガス通過孔と連通する貫通孔を有するガスタンクとを具備するとともに、前記燃料電池セルのガスタンク側における内側電極端に、前記内側電極のガス通過孔及び前記ガスタンクの貫通孔が開口するとともに、前記ガスタンクからのガスが一旦収容されるガス収容空間が設けられていることを特徴とする。
【0010】
このような燃料電池では、燃料電池セルの一端部を支持板の保持固定用貫通孔内に収容して保持固定できるため、シール剤を燃料電池セルの端部外周面と支持板の貫通孔内壁面との間に介在させるとともに、支持板とガスタンクとの間にシール剤を介在させることにより、簡単にかつ確実にガスシールすることができる。従って、燃料電池セルの端面に支持板の保持固定用貫通孔から押し出すような力が生じたとしても、ガス封止信頼性を向上できる。
【0011】
また、燃料電池セルのガス通過孔とガスタンクの貫通孔との位置合わせは、支持板とガスタンクの相対位置をずらすことによって対応することができる。さらに、位置合わせできない場合には、支持板のみを代えることにより対応することができる。
【0012】
特に、燃料電池セルは扁平状である場合や、支持板の保持固定用貫通孔に、それぞれガスタンクの貫通孔が複数開口している場合には位置合わせが困難であるため、本発明を好適に用いることができる。
【0013】
また、本発明の燃料電池は、燃料電池セルのガスタンク側における内側電極端に、前記内側電極のガス通過孔及び前記ガスタンクの貫通孔が開口するとともに、前記ガスタンクからのガスが一旦収容されるガス収容空間が設けられていることを特徴とする。
【0014】
このような燃料電池では、ガスタンクのガスは貫通孔を介してガス収容空間に一旦収容され、このガス収容空間から内側電極のガス通過孔に流入するため、燃料電池セルの内側電極に複数のガス通過孔が形成され、ガスタンクに複数の貫通孔が形成されていたとしても、ガスタンクの貫通孔に燃料電池セルのガス通過孔を位置合わせすることなく、ガスを燃料電池セルのガス通過孔に確実に供給できる。
【0015】
また、複数の燃料電池セルにガスを供給するには、ガスタンクの圧力を高くしてそれぞれのセルに均一に流れるようにしなければならないが、上記したように、ガスタンクのガスがガス収容空間に一旦収容され、このガス収容空間から内側電極のガス通過孔に流入するため、ガスタンクの圧力よりもガス収容空間の圧力が小さくなり、これにより、燃料電池セルの端面を押し出すような力を小さくでき、ガス封止信頼性を向上できる。また、ガスタンクに小径の貫通孔を複数形成することにより、ガスタンクの内圧を十分高めることができ、複数の燃料電池セルに均一にかつ十分に供給できる。
【0016】
ガス収容空間は、支持板の保持固定用貫通孔内にスペーサを配置し、このスペーサに燃料電池セル端を当接せしめることにより容易に形成できる。また、支持板の保持固定用貫通孔内に、燃料電池セルの挿入量を規定するストッパを形成することにより容易に形成できる。さらに、燃料電池セル端面にガス通過孔が開口する凹部を形成し、前記燃料電池セル端面をガスタンクに当接せしめることにより容易に形成できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の燃料電池の一形態を示すもので、符号31は断熱構造を有する収納容器を示している。この収納容器31の内部には、複数の燃料電池セル33が集合したセルスタック35と、セルスタック35の上方に隣接した燃焼室37と、この燃焼室37を挿通する酸素含有ガス供給管39と、燃焼室37の上方に設けられた熱交換部41とから構成されている。
【0018】
収納容器31は、耐熱性金属からなる枠体31aと、この枠体31aの内面に設けられた断熱材31bとから構成されている。
【0019】
セルスタック35は、例えば、図2に示すように、複数の燃料電池セル33を3列に整列させ、隣設した2列の最外部の燃料電池セル33の電極同士が導電部材42で接続され、これにより3列に整列した複数の燃料電池セル33が電気的に直列に接続している。尚、図1では、複数の燃料電池セル33を4列に整列させている。
【0020】
具体的に説明すると、燃料電池セル33は扁平状であり、その内部には複数の燃料ガス通過孔34が形成されている。この燃料電池セル33は、楕円柱状(扁平状)の多孔質な金属を主成分とする燃料側電極33aの外面に、緻密質な固体電解質33b、多孔質な導電性セラミックスからなる酸素側電極33cを順次積層し、酸素側電極33cと反対側の燃料側電極33aの外面にインターコネクタ33dを形成して構成されており、燃料側電極33aが支持体となっている。
【0021】
一方の燃料電池セル33と他方の燃料電池セル33との間には、金属フェルト及び/又は金属板からなる集電部材43を介在させ、一方の燃料電池セル33の燃料側電極33aを、該燃料側電極33aに設けられたインターコネクタ33d、集電部材43を介して他方の燃料電池セル33の酸素側電極33cに電気的に接続して、セルスタック35が構成されている。
【0022】
複数の燃料電池セル33の上端部は、図1に示したように支持板45で、下端部は支持板47に支持固定されている。支持板45、47は、収納容器31を上下方向に仕切る隔壁の役割を兼ねており、支持板45、47間における燃料電池セル33の部分が発電する部分であり、支持板45、47間が発電室49とされている。
【0023】
支持板47の下面には、燃料ガスをセルスタック35に供給するための燃料ガスタンク50が当接して設けられ、この燃料ガスタンク50には、燃料電池セル33内部に燃料ガスを供給するための燃料ガス供給管52、及び後述するガスバーナへ燃料ガスを供給するためのバーナー用ガス供給管53が設けられている。
【0024】
即ち、図3に示すように、燃料ガスタンク50の天板51には、燃料電池セル33の燃料側電極33aに形成されたガス通過孔34と連通する複数の貫通孔51a、及びガスバーナー用燃料ガスを反応室49内に供給するためのバーナー用貫通孔51bが形成されており、支持板47には、燃料電池セル33の下端部が収容される保持固定用貫通孔47a、及びバーナー用貫通孔47bが形成されている。
【0025】
燃料電池セル33の保持固定用貫通孔47aに挿入される燃料側電極33aの端面には、図3(c)に示すように、所定間隔を置いて一列に配列したガス通過孔34が開口する凹部54が形成されており、燃料電池セル33端面をガスタンク50の天板51に当接することにより、凹部54とガスタンク50の天板51との間にガス収容空間55が形成されている。
【0026】
燃料ガスタンク50の天板51に形成された複数の貫通孔51aはガス収容空間55に開口しており、バーナー用貫通孔51bは、支持板47のバーナー用貫通孔47bと連通している。
【0027】
燃料ガスタンク50の天板51内面には、仕切板56により複数のセル列毎に貫通孔51aが開口する燃料ガス室56aが設けられており、これらの燃料ガス室56aにはそれぞれ燃料ガス供給管52が接続されている。燃料ガスタンク50の燃料ガス室56a以外はバーナー用燃料ガス室とされ、このバーナー用燃料ガス室にはバーナー用ガス供給管53が接続されている。
【0028】
支持板47は、ガラス等のシール剤を介して燃料ガスタンク50の天板51にねじ止めされ、支持板47の保持固定用貫通孔47aの内面と燃料電池セル33外面との間にもガラス等のシール剤が介在され、接合されている。これにより、簡単にかつ確実にガスシールすることができる。
【0029】
発電時には、支持板47のバーナー用貫通孔47bから噴出されるガスが燃焼することになる。このため、発電室49には、起動時にバーナー用貫通孔47bから噴出される燃料ガスに着火するため着火源(図示せず)が設けられている。また、燃焼室37においても、起動時に着火するための着火源(図示せず)が設けられている。
【0030】
また、図1に示したように、燃焼室37を挿通する酸素含有ガス供給管39は支持板45を挿通し、その先端部が発電室49の下部であって燃料電池セル33間に位置している。発電で用いられなかった余剰の酸素含有ガスは、支持板45に設けられた余剰ガス噴出孔57から燃焼室37内に噴出するように構成されている。
【0031】
熱交換部41は、熱交換器41aと、燃焼室37を介してセルスタック35に対向して設けられた酸素含有ガス収容室41bとから構成されている。
【0032】
熱交換器41aは、図4に示すように、平板61と波板63を交互に積層したプレートフィン型構造とされており、酸素含有ガス収容室41bと連通する通路を形成する波板63aは、図4(b)に示すように形成され、また、燃焼ガスの排出用の通路を形成する波板63bは、図4(c)に示すように形成されている。
【0033】
燃焼ガスは、図1に一点鎖線で示したように熱交換器41aの下部側面から導入され、熱交換器41aの上方へ排出され、一方、酸素含有ガスは配管73により、図1に破線で示したように熱交換器41aの上部側面から導入され、熱交換器41aの下方へ導かれ、酸素含有ガス収容室41b内に導入される。
【0034】
酸素含有ガス収容室41bは、図5に示すように、熱交換器41aの酸素含有ガスが導入される側の端面、即ちセルスタック側端面に設けられており、波板63aの各通路を通過した酸素含有ガスが一旦収容されるようになっている。
【0035】
酸素含有ガス収容室41bには、複数の酸素含有ガス供給管39が連通している。
【0036】
酸素含有ガス収容室41bの側面と断熱材31bとの間、即ち酸素含有ガス収容室41bの周囲は、燃焼室37中の燃焼ガスを熱交換器41aに導入する燃焼ガス導入口71とされている。この燃焼ガス導入口71を介して燃焼ガスが熱交換器41aの波板63bの通路へ導出される。
【0037】
以上のように構成された燃料電池では、外部からの酸素含有ガス(例えば空気)を配管73により熱交換器41aに導入し、酸素含有ガス収容室41bに導入し、酸素含有ガス供給管39を介して発電室49のセル間に噴出させるとともに、燃料ガス(例えば水素)を、燃料ガス供給管52、ガスタンク50の燃料ガス室56aを介して燃料電池セル33の燃料ガス通過孔34内に供給し、発電室49におけるセル33において発電させる。
【0038】
発電に用いられなかった余剰の燃料ガスは燃料ガス通過孔34の上端から燃焼室37内に噴出し、発電に用いれらなかった余剰の酸素含有ガスは、余剰ガス噴出孔57から燃焼室37内に噴出し、余剰の燃料ガスと余剰の酸素含有ガスを反応させて燃焼させ、燃焼ガスを発生させ、この燃焼ガスが燃焼ガス導入口71を介して熱交換器41aに導出され、熱交換器41aの上端から排出される。
【0039】
本発明の燃料電池では、ガスタンク50内の燃料ガス室56aのガスは、ガスタンク50の天板51の貫通孔51aを介してガス収容空間55に一旦収容され、このガス収容空間55から燃料側電極33aのガス通過孔34に流入するため、ガスタンク50の貫通孔51aに燃料電池セル33のガス通過孔34を位置合わせすることなく、ガスを燃料電池セル33のガス通過孔34に確実に供給できる。
【0040】
また、ガスタンク50のガスがガス収容空間55に一旦収容され、このガス収容空間55から燃料側電極33aのガス通過孔34に流入するため、ガスタンク50の圧力よりもガス収容空間55の圧力が小さくなり、これにより、燃料電池セル33の端面を押し出すような力を小さくでき、ガス封止信頼性を向上できるとともに、小径の貫通孔51aを複数形成することで所定量の燃料ガス供給に対応したので、ガスタンク50の内圧を十分に高めることができ、複数の燃料電池セル33へのガス供給を均一にかつ十分に行うことができる。
【0041】
また、発電に寄与しなかった余剰の燃料ガスと酸素含有ガスが燃焼室37内に導入され、この燃焼室37中で反応して燃焼し、この燃焼ガス及び外部の酸素含有ガスを熱交換器41aに導入し、この熱交換器41aで燃焼ガスと酸素含有ガスとの間で熱交換し、酸素含有ガスを予熱することができるため、燃料電池セル33を加熱して実質的に発電するまでの起動時間を大幅に短縮できる。
【0042】
さらに本発明では、セルスタック35の上部に燃焼室37、酸素含有ガス収容室41b、熱交換器41aが隣接して形成されているため、燃焼室37で燃焼した高温の燃焼ガスを、配管等を用いることなく熱交換器41aに直接導入でき、簡単な構造で酸素含有ガスの予熱効率を大きくできる。
【0043】
また、収納容器31内で、燃焼ガスと酸素含有ガスとを熱交換できるため、酸素含有ガスの予熱を行うためのバーナーを別途設ける必要がなく、小型にでき、しかも燃焼ガスを有効利用できる。
【0044】
さらに、熱交換器41aに酸素含有ガス収容室41bを設けたので、熱交換器41aと酸素含有ガス供給管39との接続を酸素含有ガス収容室41bを介して行うことができ、熱交換器41aからの酸素含有ガスを発電室49内に確実に供給できる。
【0045】
また、起動時に支持板47のバーナー用貫通孔47bから噴出されるガスを燃焼させ、燃料電池セル33を直接加熱することができ、燃料電池セル33を直接加熱して発電する温度まで急速に加熱でき、起動時間を短縮できる。
【0046】
尚、本発明は上記形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記形態では、図2に示したような楕円柱状で複数の燃料ガス通過孔34を有する燃料電池セル33を用いてセルスタックを構成した例について説明したが、燃料電池セルは円筒状で、燃料ガス通過孔が一つであっても良く、燃料電池セルの形状は特に限定されるものではない。
【0047】
また、熱交換器41aとしてプレートフィン型を用いたが、本発明ではこれに限定されるものではなく、それ以外の熱交換器を用いても良いことは勿論である。
【0048】
尚、図3では、燃料電池セル33の端面に凹部54を形成することによりガス収容空間55を形成したが、図6に示すように、支持板47の保持固定用貫通孔47a内に環状のスペーサ81を配置し、このスペーサ81に燃料電池セル33端を当接することにより、環状のスペーサ81内部にガス収容空間83を形成しても良い。この場合には、ガス収容空間83を簡単に形成できる。
【0049】
また、図7に示すように、支持板47の保持固定用貫通孔47a内に、内方に突出するストッパ85を形成し、このストッパ85に燃料電池セル33端を当接することにより、ガス収容空間87を形成しても良い。
【0050】
【発明の効果】
本発明の燃料電池は、燃料電池セルの端部を支持板の保持固定用貫通孔内に収容して保持固定できるため、シール剤を燃料電池セルの端部外周面と支持板の貫通孔内壁面との間に介在させるとともに、支持板とガスタンクとの間にシール剤を介在させることにより、簡単にかつ確実にガスシールすることができ、燃料電池セルの端面に支持板の保持固定用貫通孔から押し出すような力が生じたとしても、ガス封止信頼性を向上できるとともに、燃料電池セルのガス通過孔とガスタンクの貫通孔との位置合わせは、支持板とガスタンクの相対位置をずらすことによって対応することができ、さらに、位置合わせできない場合には、支持板のみを代えることにより対応することができる。また、燃料電池セルのガスタンク側における内側電極端に、内側電極の複数のガス通過孔及びガスタンクの複数の貫通孔が開口し、ガスタンクからのガスが一旦収容されるガス収容空間が設けられていることから、ガスタンクの貫通孔に燃料電池セルのガス通過孔を位置合わせすることなく、ガスを燃料電池セルのガス通過孔に確実に供給できる。さらには、ガスタンクの圧力よりもガス収容空間の圧力が小さくなり、これにより、燃料電池セルの端面を押し出すような力を小さくでき、ガス封止信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池を示す説明図である。
【図2】図1のセルスタックを示す横断面図である。
【図3】燃料電池セルと燃料ガスタンクとの接続を示すもので、(a)は断面図、(b)は分解斜視図、(c)は燃料電池セルの端面に形成された凹部を示す斜視図である。
【図4】図1の熱交換器の概念を説明するための図であり、(a)は熱交換器の斜視図、(b)は酸素含有ガスの通路を形成するための波板を示す斜視図、(c)は燃焼ガスの通路を形成するための波板を示す斜視図である。
【図5】本発明の熱交換部を説明するための斜視図である。
【図6】燃料電池セルと燃料ガスタンクとの接続の他の例を示す断面図である。
【図7】燃料電池セルと燃料ガスタンクとの接続のさらに他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
31・・・収納容器
33・・・燃料電池セル
33a・・・燃料側電極(内側電極)
33b・・・固体電解質
33c・・・酸素側電極(外側電極)
34・・・ガス通過孔
47a・・・保持固定用貫通孔
47・・・支持板
50・・・ガスタンク
51a・・・ガスタンクの貫通孔
54・・・燃料電池セル端面の凹部
55、83、87・・・ガス収容空間
81・・・スペーサ
85・・・ストッパ
Claims (4)
- 軸長方向に複数のガス通過孔を有する内側電極の表面に、固体電解質、外側電極を順次形成してなる複数の燃料電池セルと、該燃料電池セルの一端部が収容される保持固定用貫通孔を有する支持板と、該支持板が載置され、前記燃料電池セルの内側電極に形成されたガス通過孔と連通する貫通孔を有するガスタンクとを具備するとともに、前記燃料電池セルのガスタンク側における内側電極端に、前記内側電極のガス通過孔及び前記ガスタンクの貫通孔が開口するとともに、前記ガスタンクからのガスが一旦収容されるガス収容空間が設けられていることを特徴とする燃料電池。
- 燃料電池セル端面にガス通過孔が開口する凹部を形成し、前記燃料電池セル端面をガスタンクに当接してなることを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
- 支持板の保持固定用貫通孔内にスペーサを配置し、このスペーサに燃料電池セル端が当接していることを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
- 支持板の保持固定用貫通孔内に、燃料電池セルの挿入量を規定するストッパが形成されていることを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
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