JP2003297396A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

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JP2003297396A
JP2003297396A JP2002101236A JP2002101236A JP2003297396A JP 2003297396 A JP2003297396 A JP 2003297396A JP 2002101236 A JP2002101236 A JP 2002101236A JP 2002101236 A JP2002101236 A JP 2002101236A JP 2003297396 A JP2003297396 A JP 2003297396A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料電池セル間の集電特性を向上できる燃料電
池を提供する。 【解決手段】複数の燃料電池セル33を収納容器31内
に配列して収納し、複数の燃料電池セル33間に板状集
電部材43を配置し、対向する燃料電池セル33同士を
電気的に接続してなるとともに、板状集電部材43が、
燃料電池セル33側面に対向して設けられる帯状体43
aと、該帯状体43aの対向するそれぞれの長辺に形成
され、対向する燃料電池セル33側に突出して当接する
複数の集電片43bとからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池に関する
もので、特に複数の燃料電池セルの集電特性が良好な燃
料電池に関するものである。
【0002】
【従来技術】次世代エネルギーとして、近年、複数の燃
料電池セルを収納容器内に収納した燃料電池が種々提案
されている。
【0003】従来の固体電解質型燃料電池は、複数の燃
料電池セルを収納容器内に収納し、燃料電池セル同士を
集電部材により電気的に直列又は並列に接続して構成さ
れており、発電は燃料電池セルに酸素含有ガス及び燃料
ガスを供給して600〜1000℃程度の高温で行われ
ていた。
【0004】そして、燃料電池セル間の電気的な接続を
行う集電部材は、従来、繊維状の金属が集合した金属フ
ェルト状のものが用いられていた。このようなフェルト
状の集電部材を用いた燃料電池は、複数の燃料電池セル
を配列集合させ、例えば、一方の燃料電池セルのインタ
ーコネクタと、他方の燃料電池セルの外側電極との間
に、フェルト状の集電部材を詰め込み燃料電池セルを直
列に接続してセルスタックを形成し、このセルスタック
を収納容器内に収納して構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た燃料電池では、フェルト状の集電部材が繊維状の金属
から構成されているため、一方の燃料電池セルのインタ
ーコネクタと、他方の燃料電池セルの外側電極とは点接
触となり、集電特性が未だ低いという問題があった。
【0006】また、燃料電池セル間に集電部材を詰め込
んだとしても、振動や集電部材の弾性低下等の原因で燃
料電池セルとの接触が十分に行われなくなり、発電当初
は集電特性はある程度良好であったとしても経時的に低
下する可能性があった。
【0007】さらに、燃料電池セル間に空気等の酸素含
有ガスが導入されて発電する場合には、繊維状金属の表
面から酸化し、集電特性が低下し、また金属フェルトの
弾性力が低下し、経時的に特定が低下するという問題も
あった。
【0008】また、一方の燃料電池セルのインターコネ
クタと他方の燃料電池セルの外側電極との間に集電部材
を詰め込む際に、集電部材がフェルト状であることに起
因して、一方の燃料電池セルと他方の燃料電池セルの外
側電極同士が導通してしまうという危険性もあった。
【0009】本発明は、燃料電池セル間の集電特性を向
上できる燃料電池を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の燃料電池は、複
数の燃料電池セルを収納容器内に配列して収納し、前記
複数の燃料電池セル間に板状集電部材を配置し、対向す
る前記燃料電池セル同士を電気的に接続してなるととも
に、前記板状集電部材が、前記燃料電池セル側面に対向
して設けられる帯状体と、該帯状体の対向するそれぞれ
の長辺に形成され、前記対向する燃料電池セル側に突出
して当接する複数の集電片とからなることを特徴とす
る。
【0011】本発明の燃料電池では、板状集電部材のバ
ネ性を有する集電片により燃料電池セル間を押し広げる
ようにして機械的に接続しているため、燃料電池セルと
は面接触となり、従来のようなフェルト状の集電部材よ
りも燃料電池セルに当接する面積が大きくなり、集電特
性を向上できる。
【0012】また、集電片は板状であるため弾性力も大
きく、振動等が生じたとしても燃料電池セルとの十分な
接触を長期間確保できる。さらに、集電片は板状である
ため、収納容器内が高温となった場合でも、従来のフェ
ルト状の集電部材よりも焼結しにくく、また、燃料電池
セルとの十分な接触を長期間確保できる。
【0013】さらに、集電部材が板状であるため、例え
ば、一方の燃料電池セルのインターコネクタと他方の燃
料電池セルの外側電極との間に集電部材を詰め込む際に
も、一方の燃料電池セルと他方の燃料電池セルの外側電
極同士の導通を確実に防止できる。
【0014】また、本発明の燃料電池では、板状集電部
材を、帯状母体の対向する長辺に複数のスリットを略平
行に形成し、該スリット間の集電片を対向する燃料電池
セル側に交互に突出させ、前記対向する燃料電池セルの
外面にそれぞれ当接せしめて構成することを特徴とす
る。このような燃料電池では、板状集電部材の集電片が
両側に交互に突出しており、集電片間に形成された隙間
へガス供給でき、発電特性を向上できる。
【0015】また、本発明の燃料電池では、燃料電池セ
ルは扁平状であり、対向する燃料電池セル外面は略平坦
であることを特徴とする。このように、対向する燃料電
池セル外面が略平坦である場合には、板状集電部材の集
電片が燃料電池セル外面に確実に当接するため、集電特
性を向上できる。
【0016】本発明の燃料電池では、燃料電池セルは、
軸長方向にガス通過孔が形成された内側電極の表面に、
固体電解質、外側電極を順次形成し、前記固体電解質及
び前記外側電極が形成されていない内側電極の表面にイ
ンターコネクタを形成してなり、一方の燃料電池セルの
インターコネクタと他方の燃料電池セルの外側電極に、
板状集電部材の集電片が当接していることを特徴とす
る。このように燃料電池セルを電気的に直列に接続する
場合に好適に用いられる。
【0017】また、本発明の燃料電池では、燃料電池セ
ルは、酸素含有ガスに曝される外側電極を有しており、
板状集電部材が、導電性を有する金属又は合金の表面を
耐酸化性物質で被覆して構成されていることが望まし
い。板状集電部材が耐酸化性を有するため、板状集電部
材が酸素含有ガスに曝されたとしても良好な電気伝導性
を有することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の燃料電池の一形
態を示すもので、符号31は断熱構造を有する収納容器
を示している。この収納容器31の内部には、複数の燃
料電池セル33と、これらの燃料電池セル33間に挿入
される酸素含有ガス供給管39と、燃料電池セル33の
上方に設けられた熱交換部41とが設けられている。
【0019】収納容器31は、耐熱性金属からなる枠体
31aと、この枠体31aの内面に設けられた断熱材3
1bとから構成されている。
【0020】収納容器31内の燃料電池セル33は、図
2に示すように、3列に整列しており、隣設した2列の
最外部の燃料電池セル33の電極同士が導電部材42で
接続され、これにより3列に整列した複数の燃料電池セ
ル33が電気的に直列に接続している。尚、図1では燃
料電池セルを4列に整列した状態を記載した。
【0021】具体的に説明すると、燃料電池セル33は
断面が扁平状で、全体的に見て楕円柱状であり、その内
部には複数の燃料ガス通過孔34が形成されている。こ
の燃料電池セル33は、断面が扁平状で、全体的に見て
楕円柱状の多孔質な金属を主成分とする燃料側電極(内
側電極)33aの外面に、緻密質な固体電解質33b、
多孔質な導電性セラミックスからなる酸素側電極(外側
電極)33cを順次積層し、酸素側電極33cと反対側
の燃料側電極33aの外面にインターコネクタ33dを
形成して構成されており、燃料側電極33aが支持体と
なっている。
【0022】即ち、燃料電池セル33は、断面形状が、
幅方向両端に設けられた弧状部と、これらの弧状部を連
結する一対の平坦部とから構成されており、一対の平坦
部は平坦であり、ほぼ平行に形成されている。これらの
一対の平坦部は、燃料側電極33aの平坦部にインター
コネクタ33d、又は固体電解質33b、酸素側電極3
3cを形成して構成されている。
【0023】一方の燃料電池セル33と他方の燃料電池
セル33との間には板状集電部材43が介在され、一方
の燃料電池セル33の燃料側電極33aは、該燃料側電
極33aに設けられたインターコネクタ33d、集電部
材43を介して他方の燃料電池セル33の酸素側電極3
3cに電気的に接続されている。尚、図2では、集電部
材43を簡略化して記載した。
【0024】板状集電部材43は、図3に示すように、
燃料電池セル33の平坦部(側面)に対向して設けられ
る帯状体43aと、この帯状体43bの対向するそれぞ
れの長辺に形成され、対向する燃料電池セル33側に突
出して当接する複数の集電片43bとから構成されてい
る。対向する燃料電池セル33間には、帯状体43aの
長さ方向が、燃料電池セル33の軸長方向(長さ方向)
となるように、1本の板状集電部材43が介装されてい
る。尚、対向する燃料電池セル33間に複数の板状集電
部材43を介装しても良い。
【0025】このような板状集電部材43は、帯状母体
の対向する長辺に複数のスリットを略平行に形成し、該
スリット間の集電片43bを対向する燃料電池セル33
側に交互に突出させて形成され、複数の集電片43bは
対向する燃料電池セル33の外面にそれぞれ交互に当接
している。
【0026】即ち、集電片43bは、一方の燃料電池セ
ル33の平坦部であるインターコネクタ33dと、他方
の燃料電池セル33の酸素側電極33c間に配置され、
燃料電池セル33同士が直列に接続されている。平坦部
に集電片43bが当接しているため確実に当接し、電気
的接続を確実に行うことができる。また、複数の集電片
43bはAgペーストを介して燃料電池セル33に接合
している。このAgペーストは発電時に焼き付けられ、
集電片43bと燃料電池セル33のインターコネクタ3
3d、酸素側電極33cに接合し、これにより、集電片
43bと燃料電池セル33との電気的接続を十分にとる
ことができる。集電片43bの幅は、集電特性を向上
し、集電片43b間に十分に酸素含有ガスを供給すると
いう点から、2mm以下が望ましい。
【0027】これらの板状集電部材43は、導電性を有
するCr、Feを主成分とするフェライト系ステンレス
の表面をAgからなる耐酸化性物質で被覆して構成され
ている。尚、板状集電部材43は導電性を有する金属又
は合金を主成分とするものの表面を耐酸化性物質で被覆
したものであれば、上記したものに限定されるものでは
ない。燃料電池セル33のセル方向への動きの自由度が
得られるという理由から、帯状体43bに長さ方向にス
リットを形成することが望ましい。
【0028】燃料電池セル33の下方には、図1に示し
たように、燃料ガスを燃料電池セル33に供給するため
の燃料ガスタンク45が設けられ、この燃料ガスタンク
45には、外部から燃料ガスを燃料ガスタンク45に供
給するための燃料ガス供給管51が接続されている。
【0029】燃料ガスタンク45には、燃料電池セル3
3の下端部に取り付けられた取付治具53が螺着してお
り、これにより、燃料電池セル33が燃料ガスタンク4
5にそれぞれ立設している。即ち、取付治具53は、燃
料電池セル33の端部に取り付けられたセル端部側取付
治具53aと、両端部がセル端部側取付治具53a及び
燃料ガスタンク45にそれぞれ螺着する連結部材53b
とから構成されており、連結部材53bの両端部には向
きが逆のねじ部が形成され、連結部材53bを一方側に
回転させると、両端部がセル端部側取付治具53a及び
燃料ガスタンク45にそれぞれ螺着するように形成され
ている。
【0030】セル端部側取付治具53a、連結部材53
bには、燃料ガスタンク45と燃料電池セル33の燃料
ガス通過孔34に連通するように貫通孔が形成されてい
る。
【0031】また、図1に示したように、酸素含有ガス
供給管39は、その先端部が燃料電池セル33間に位置
している。発電で用いられなかった余剰の酸素含有ガス
は、燃料電池セル33間を通って燃料電池セル33の上
方に流れ、発電で用いられなかった余剰の燃料ガスは、
燃料電池セル33の燃料ガス通過孔34を通って燃料電
池セル33の上方から吹き出し、燃料電池セル33の上
端近傍において、燃料ガスと酸素含有ガスが反応して燃
焼するように構成されている。
【0032】熱交換部41は、熱交換器41aと、燃焼
室37を介してセルスタック35に対向して設けられた
酸素含有ガス収容室41bとから構成されている。
【0033】熱交換器41aは、図4に示すように、平
板61と波板63を交互に積層したプレートフィン型構
造とされており、酸素含有ガス収容室41bと連通する
通路を形成する波板63aは、図4(b)に示すように
形成され、また、燃焼ガスの排出用の通路を形成する波
板63bは、図4(c)に示すように形成されている。
【0034】燃焼ガスは、図1に一点鎖線で示したよう
に熱交換器41aの下部側面から導入され、熱交換器4
1aの上方へ排出され、一方、酸素含有ガスは、図1に
破線で示したように熱交換器41aの上部側面から導入
され、熱交換器41aの下方へ導かれ、酸素含有ガス収
容室41b内に導入される。
【0035】酸素含有ガス収容室41bは、図5に示す
ように、熱交換器41aの酸素含有ガスが導入される側
の端面、即ち燃料電池セル33側端面に設けられてお
り、波板63aの各通路を通過した酸素含有ガスが一旦
収容されるようになっている。
【0036】酸素含有ガス収容室41bには、複数の酸
素含有ガス供給管39の一端が開口し、連通している。
【0037】また、図1に示したように、酸素含有ガス
収容室41bの側面と断熱材31bとの間、即ち酸素含
有ガス収容室41bの周囲は、燃焼ガスを熱交換器41
aに導入する燃焼ガス導入口71とされている。この燃
焼ガス導入口71を介して燃焼ガスが熱交換器41aの
波板63bの通路へ導出される。
【0038】以上のように構成された燃料電池では、外
部からの酸素含有ガス(例えば空気)を酸素含有ガス管
73を介して熱交換器41aに導入し、酸素含有ガス収
容室41bに導入し、酸素含有ガス供給管39を介して
燃料電池セル33間に噴出させるとともに、燃料ガス
(例えば水素)を燃料ガス供給管51を介して燃料電池
セル33の燃料ガス通過孔34内に供給し発電させる。
【0039】発電に用いられなかった余剰の燃料ガスは
燃料ガス通過孔34の上端から燃焼室37内に噴出し、
発電に用いれらなかった余剰の酸素含有ガスは燃料電池
セル33間を流れ、余剰の燃料ガスと余剰の酸素含有ガ
スを反応させて燃焼させ、燃焼ガスを発生させ、この燃
焼ガスが燃焼ガス導入口71を介して熱交換器41aに
導出され、熱交換器41aの上端から排出される。
【0040】そして、本発明の燃料電池では、板状集電
部材43のバネ性を有する集電片43aが燃料電池セル
33間を押し広げるようにして対向する燃料電池セル3
3間を機械的に接続しているため、燃料電池セル33と
は面接触となり、従来のようなフェルト状の集電部材よ
りも燃料電池セル33に当接する面積が大きくなり、集
電特性を向上できる。また、集電片43bは板状である
ため弾性力も大きく、振動等が生じたとしても燃料電池
セル33との十分な接触を長期間確保できる。
【0041】また、一方の燃料電池セル33の側面に当
接した集電片43b間には隙間が形成されているので、
酸素含有ガスが隙間、酸素側電極33cを介して、固体
電解質33bへ供給され、発電が良好となる。
【0042】さらに、集電片43bは板状であるため、
収納容器31内が高温となった場合でも、従来のフェル
ト状の集電部材よりも焼結しにくく、また、燃料電池セ
ル33との十分な接触を長期間確保できる。さらに、集
電部材43が板状であるため、一方の燃料電池セル33
のインターコネクタ33dと他方の燃料電池セル33の
酸素側電極33cとの間に板状集電部材43を介装する
際にも、一方の燃料電池セル33と他方の燃料電池セル
33の酸素側電極33c同士の導通を確実に防止でき
る。
【0043】また、一本の板状集電部材43により対向
する燃料電池セル33間を電気的に接続できるため、実
装を容易に行うことができ、また帯状体43aの長辺両
側に集電片43bが形成されているため、板状集電部材
43を安定した状態で燃料電池セル33間に配置できる
とともに、板状集電部材43の弾性力を向上でき、燃料
電池セル33の接続固定を確実に行うことができる。
【0044】また、発電に寄与しなかった余剰の燃料ガ
スと酸素含有ガスが反応して燃焼し、この燃焼ガス及び
外部の酸素含有ガスを熱交換器41aに導入し、この熱
交換器41aで燃焼ガスと酸素含有ガスとの間で熱交換
させ、起動時に酸素含有ガスを予熱することができ、ま
た、酸素含有ガス供給管39が燃焼ガス中を挿通するこ
とにより、燃焼ガスにより酸素含有ガス供給管39内の
酸素含有ガスをさらに加熱することができるため、加熱
した酸素含有ガスにより燃料電池セル33を間接的に加
熱して実質的に発電するまでの起動時間を短縮できる。
【0045】また、燃料電池セル33が燃焼ガスが発生
する室に配置されているため、この燃焼ガスにより燃料
電池セル33を直接加熱することができ、起動時間を短
縮できる。
【0046】さらに、燃料電池セル33の上部に酸素含
有ガス収容室41b、熱交換器41aが隣接して形成さ
れているため、高温の燃焼ガスを配管等を用いることな
く熱交換器41aに直接導入でき、簡単な構造で酸素含
有ガスの予熱効率を大きくできる。
【0047】また、収納容器31内で、燃焼ガスと酸素
含有ガスとを熱交換できるため、酸素含有ガスの予熱を
行うためのバーナーを収納容器31内に別途設ける必要
がなく、小型にでき、しかも燃焼ガスを有効利用でき
る。
【0048】さらに、熱交換器41aに酸素含有ガス収
容室41bを設けたので、熱交換器41aと酸素含有ガ
ス供給管39との接続を酸素含有ガス収容室41bを介
して行うことができ、熱交換器41aからの酸素含有ガ
スを発電室49内に確実に供給できる。
【0049】尚、本発明は上記形態に限定されるもので
はなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可
能である。例えば、上記形態では、図2に示したような
扁平状で複数の燃料ガス通過孔34を有する燃料電池セ
ル33を用いて説明したが、燃料電池セルは燃料ガス通
路が一つであっても良く、燃料電池セルの形状は特に限
定されるものではない。
【0050】また、熱交換器41aとしてプレートフィ
ン型を用いたが、本発明ではこれに限定されるものでは
なく、それ以外の熱交換器を用いても良いことは勿論で
ある。
【0051】さらに、上記例では、燃料電池セル33を
直列に接続した例について説明したが、並列接続しても
良いことは勿論である。また、燃料側電極33aを内側
電極としたが、酸素側電極33cを内側電極としても良
い。
【0052】
【発明の効果】本発明の燃料電池では、板状集電部材の
バネ性を有する集電片により燃料電池セル間を押し広げ
るように機械的に接続しているため、燃料電池セルとは
面接触となり、従来のようなフェルト状の集電部材より
も燃料電池セルに当接する面積が大きくなり、集電特性
を向上できる。また、集電片は板状であるため弾性力も
大きく、振動等が生じたとしても燃料電池セルとの十分
な接触を長期間確保できる。
【0053】さらに、集電片は板状であるため、収納容
器内が高温となった場合でも、従来のフェルト状の集電
部材よりも焼結しにくく、また、燃料電池セルとの十分
な接触を長期間確保できる。さらにまた、集電部材が板
状であるため、例えば、一方の燃料電池セルのインター
コネクタと他方の燃料電池セルの外側電極との間に集電
部材を詰め込む際にも、一方の燃料電池セルと他方の燃
料電池セルの外側電極同士の導通を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池を示す説明図である。
【図2】図1の複数の燃料電池セルの接続状態を示す横
断面図である。
【図3】板状集電部材を用いて燃料電池セルを接続した
状態を示すもので、(a)は側面図、(b)は平面図、
(c)は板状集電部材を示す斜視図である。
【図4】図1の熱交換器の概念を説明するための図であ
り、(a)は熱交換器の斜視図、(b)は酸素含有ガス
の通路を形成するための波板を示す斜視図、(c)は燃
焼ガスの通路を形成するための波板を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の熱交換部を説明するための斜視図であ
る。
【符号の説明】
31・・・収納容器 33・・・燃料電池セル 33a・・・燃料側電極(内側電極) 33b・・・固体電解質 33c・・・酸素側電極(外側電極) 33d・・・インターコネクタ 34・・・燃料ガス通過孔 43・・・板状集電部材 43a・・・帯状体 43b・・・集電片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の燃料電池セルを収納容器内に配列し
    て収納し、前記複数の燃料電池セル間に板状集電部材を
    配置し、対向する前記燃料電池セル同士を電気的に接続
    してなるとともに、前記板状集電部材が、前記燃料電池
    セル側面に対向して設けられる帯状体と、該帯状体の対
    向するそれぞれの長辺に形成され、前記対向する燃料電
    池セル側に突出して当接する複数の集電片とからなるこ
    とを特徴とする燃料電池。
  2. 【請求項2】板状集電部材は、帯状母体の対向する長辺
    に複数のスリットを略平行に形成し、該スリット間の集
    電片を対向する燃料電池セル側に交互に突出させ、前記
    対向する燃料電池セルの外面にそれぞれ当接せしめてな
    ることを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
  3. 【請求項3】燃料電池セルは扁平状であり、対向する燃
    料電池セル外面は略平坦であることを特徴とする請求項
    1又は2記載の燃料電池。
  4. 【請求項4】燃料電池セルは、軸長方向にガス通過孔が
    形成された内側電極の表面に、固体電解質、外側電極を
    順次形成し、前記固体電解質及び前記外側電極が形成さ
    れていない内側電極の表面にインターコネクタを形成し
    てなり、一方の燃料電池セルのインターコネクタと他方
    の燃料電池セルの外側電極に、板状集電部材の集電片が
    当接していることを特徴とする請求項1乃至3のうちい
    ずれかに記載の燃料電池。
  5. 【請求項5】燃料電池セルは、酸素含有ガスに曝される
    外側電極を有しており、板状集電部材が、導電性を有す
    る金属又は合金の表面を耐酸化性物質で被覆して構成さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれ
    かに記載の燃料電池。
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