JP4031674B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池に関するものである。
【0002】
【従来技術】
次世代エネルギーとして、近年、燃料電池セルのスタックを収納容器内に収容した燃料電池が種々提案されている。
【0003】
図9は従来の固体電解質型燃料電池セルのセルスタックを示すもので、このセルスタックは、複数の燃料電池セル1(1a、1b)を集合させ、一方の燃料電池セル1aと他方の燃料電池セル1bとの間に金属フェルト5を介在させ、一方の燃料電池セル1aの内側電極7と他方の燃料電池セル1bの外側電極11とを電気的に直列に接続して構成されていた。
【0004】
燃料電池セル1(1a、1b)は、円筒状の内側電極7の外周面に、固体電解質9、外側電極11を順次設けて構成されており、固体電解質9、外側電極11から露出した内側電極7には、外側電極11に接続しないようにインターコネクタ13が設けられている。
【0005】
このインターコネクタ13は、内側電極7の内部を流れるガスと、外側電極11の外側を流れるガスとを確実に遮断するため、また、燃料ガス及び酸素含有ガスで変質しにくい緻密な導電性セラミックスが用いられている。
【0006】
一方の燃料電池セル1aと他方の燃料電池セル1bとの電気的接続を具体的に説明すると、一方の燃料電池セル1aの内側電極7を、該内側電極7に設けられたインターコネクタ13、金属フェルト5を介して、他方の燃料電池セル1bの外側電極11に接続することにより行われていた。
【0007】
図10は、扁平状の固体電解質型燃料電池セルのセルスタックを示すもので、このセルスタックは、複数の燃料電池セル3(3a、3b)を集合させ、一方の燃料電池セル3aと他方の燃料電池セル3bとの間に金属フェルト15を介在させ、一方の燃料電池セル3aの内側電極17と他方の燃料電池セル3bの外側電極19とを電気的に接続して構成されていた。
【0008】
燃料電池セル3(3a、3b)は、扁平状の内側電極17の外周面に、固体電解質21、外側電極19を順次設けて構成されており、固体電解質21、外側電極19から露出した内側電極17には、外側電極19に接続しないようにインターコネクタ23が設けられている。内側電極17内には複数のガス通過孔25が形成されている。
【0009】
一方の燃料電池セル3aと他方の燃料電池セル3bとの電気的接続は、一方の燃料電池セル3aの内側電極17を、該内側電極17に設けられたインターコネクタ23、金属フェルト15を介して、他方の燃料電池セル3bの外側電極19に接続することにより行われていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図9の燃料電池セルでは、インターコネクタ13が形成された部分は発電しないため、全周の約20%が発電に寄与しないという欠点がある。
【0011】
また、図10の扁平状の燃料電池セルでは、図9のセルと比較すると単セルを大きくできるため単セル当たりの発電量は増加するが、インターコネクタ23が形成された部分は発電しないため、全周の約40%は発電に寄与せず、この形状の利点を十分に利用していなかった。
【0012】
さらに、図9、図10の燃料電池セルでは、インターコネクタ13、23を有しているが、インターコネクタ13、23は、内側電極7、17の内部を流れるガスと、外側電極11、19の外側を流れるガスとを確実に遮断し、また燃料ガス及び酸素含有ガスで変質しないという特性が要求されるため、製造に手間がかかり、また、ガス漏出等の可能性も捨てきれず、長期信頼性が低いという問題があった。
【0013】
また、従来、一方の燃料電池セル1a、3aのインターコネクタ13、23と他方の燃料電池セル1b、3bの外側電極11、19とを金属フェルト5、15を介して電気的に接続していたが、金属フェルト5、15のセル間への配置に手間がかかるとともに、本来電気的に接続してはならない部分が導通してしまう虞があった。
【0014】
本発明は、単セル当たりの発電量を向上できるとともに、製造が容易で、信頼性を向上できる燃料電池を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の燃料電池は、ガスが通過可能な内側電極の外面に、該内側電極を取り巻くように環状の固体電解質を設け、該固体電解質の外面に、該固体電解質を取り巻くように環状の外側電極を設けてなる複数の燃料電池セルを立設した状態でセル支持板の孔に前記各燃料電池セルの下端部を挿入固定してなり互いに隣設する一方の前記燃料電池セルの下端部にある前記内側電極と、方の前記燃料電池セルの端部にある前記外側電極とを、前記セル支持板の下面もしくは内部に設けられた導電部材により電気的に接続しセルスタックを収納容器内に収納してなることを特徴とする。
【0016】
本発明の燃料電池では、燃料電池セルが、内側電極の外面に環状の固体電解質、外側電極を順次形成し、インターコネクタを形成しない形状としたので、製造が容易であり、また、セル全周を発電部とすることができ、セル全周を有効に用いて発電させ、燃料電池セル1本当たりの発電量が増加し、その結果、所定発電量当たりに必要となるセル数を減少させることができる。また、セル本数が減少することに伴い、セル間の接続の総数が減少することになり故障発生の原因となりうる接続部の総数を減らすことができるため信頼性が向上する。
【0017】
また、互いに隣設する一方の燃料電池セルの下端部にある内側電極と、方の燃料電池セルの下端部の外側電極とを電気的に接続することにより、燃料電池セル相互間が電気的に直列に接続できる。さらに、燃料電池セルの一方の端部から出力電圧を取り出すようにしても、燃料電池セルの長さを短くすることにより電圧降下が小さくなり、燃料電池としての発電量を大きくできる。
【0018】
また、インターコネクタを形成する必要がなく、セル間に金属フェルトを配置する必要がないため、製造が容易であり、電気的接続信頼性を向上できる。
【0019】
さらにまた、燃料電池セルの長さを短くすることにより、小型の燃料電池とでき、例えば、ピクニック等の屋外で使用する発電機として利用できる、持ち運びが容易な燃料電池を得ることができる。
【0020】
また、本発明の燃料電池は、前記収納容器内に前記燃料電池セルの前記内側電極にガスを供給するガスタンクが収納され、前記セル支持板が前記ガスタンクの一部を構成していることを特徴とする。このような燃料電池では燃料電池の小型化を図ることができる。さらに、燃料電池セルの内側電極が燃料側電極、外側電極が酸素側電極であり、ガスタンクが内側電極に燃料ガスを供給する燃料ガスタンクであることから、燃料ガスタンク内に水素等の還元ガスが供給されるため、接続用の導電部材が酸化することを防止でき、導通抵抗を小さくでき、集電性能を向上できる。
【0021】
また、本発明の燃料電池は、ガスが通過可能な内側電極の外面に、該内側電極を取り巻くように環状の固体電解質を設け、該固体電解質の外面に、該固体電解質を取り巻くように環状の外側電極を設けてなる複数の燃料電池セルを立設した状態でセル支持板の孔に前記各燃料電池セルの下端部を挿入固定してなり、互いに隣設する一方の前記燃料電池セルの下端部にある前記内側電極と、他方の前記燃料電池セルの下端部にある前記外側電極とを、前記セル支持板の下面もしくは内部に設けられた導電部材により電気的に接続したセルスタックの複数を、一の前記セルスタックを形成する前記燃料電池セルの上端部上に他の前記セルスタックの前記セル支持板が位置するように積層した状態で収納容器内に収納してなることを特徴とする。
【0022】
このような燃料電池では、上記と同様、製造が容易であり、所定発電量当たりに必要となるセル数を減少させることができ、信頼性を向上できるともに、燃料電池セルの一方の下端部同士を接続しても、燃料電池セルの長さを短くすることにより電圧降下が小さくなり、燃料電池としての発電量を大きくできる。さらに、この燃料電池では、複数の燃料電池セルが集合したセルスタックを、一のセルスタックを形成する燃料電池セルの上端部上に他のセルスタックのセル支持板が位置するように複数積層しているため、少々大型化するものの、発電量を大きくすることができる。
【0023】
さらに、本発明の燃料電池は、一の前記セルスタックを形成する前記燃料電池セルの上端部は、その上方に積層される他の前記セルスタックの前記セル支持板に固定されていることを特徴とする。このような燃料電池では、燃料電池セルの両端部を確実に固定できる。
【0024】
また、本発明の燃料電池は、前記燃料電池セルの下端部には前記外側電極が形成された一の領域と、前記外側電極が形成されていない他の領域とを有し、前記一方の燃料電池セルの前記一の領域にある前記外側電極と、前記他方の燃料電池セルの前記他の領域にある前記内側電極とが前記導電部材により電気的に接続されていることを特徴とする。このような燃料電池では、燃料電池セル同士を確実に導電部材で直列に接続することができ、接続信頼性を向上できる。
【0025】
さらに、本発明の燃料電池は、前記燃料電池セルの前記内側電極の内面及び/又は前記外側電極の外面に集電部材が接続されており、該集電部材が前記導電部材と電気的に接続されていることを特徴とする。
【0026】
このような燃料電池では、燃料電池セルの内側電極の内面及び/又は外側電極の外面に、内側電極、外側電極よりも電気抵抗が小さな集電部材を接続し、この集電部材が導電部材と電気的に接続されている、すなわち集電部材を介してセル間が直列に接続されるため、燃料電池セルの長さを短くすることなく、電位降下を小さくできる。
【0027】
また、本発明の燃料電池は、複数積層された前記セルスタックのうち、最も下側に位置する前記セルスタックが固定される前記支持板が、前記燃料電池セルの内側電極にガスを供給するガスタンクの一部を構成するとともに、前記セルスタックの上側に位置するセルスタックを固定する前記セル支持板が内部に空間が形成された二重構造であり、前記ガスタンクより供給される燃料ガスが、前記空間を介して、上側に位置する前記セルスタックに供給されることを特徴とする。このような燃料電池では、ガスタンクを一つにして、そのタンクから全ての燃料電池セルに燃料ガスを供給することができる。
【0028】
さらに、本発明の燃料電池は、上記いずれかに記載の燃料電池の前記収納容器内に、前記燃料電池セルの長手方向に沿って設けられるガス通過孔を通過する燃料ガスと前記燃料電池セル間を通過した酸素含有ガスとを燃焼させる燃焼領域を有することを特徴とする。このような燃料電池では、発電するまでの起動時間を短縮できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の燃料電池の一形態を示すもので、符号31は断熱構造を有する収納容器を示している。この収納容器31の内部には、複数の燃料電池セル33からなるセルスタック35と、複数の燃料電池セル33間に配置された酸素含有ガス供給管39と、セルスタック35の上方に設けられた熱交換部41とが設けられている。
【0030】
収納容器31は、耐熱性金属からなる枠体31aと、この枠体31aの内面に設けられた断熱材31bとから構成されている。
【0031】
収納容器31内のセルスタック35は、図2に示すように、燃料電池セル33を3列に整列して形成されている。尚、図1では4列に整列した状態を記載した。
【0032】
具体的に説明すると、燃料電池セル33は断面が扁平状で、全体的に見て楕円柱状であり、その内部には長手方向に沿って複数のガス通過孔34が形成されている。この燃料電池セル33は、断面が扁平状で、全体的に見て楕円柱状の多孔質な金属を主成分とする燃料側電極(内側電極)33aの外面に、緻密質な固体電解質33b、多孔質な導電性セラミックスからなる酸素側電極(外側電極)33cを順次積層して構成されており、燃料側電極33aが支持体となっている。
【0033】
即ち、燃料電池セル33は、ガスが通過可能な燃料側電極33aの外面に、該燃料側電極33aを取り巻くように環状の固体電解質33bを設け、該固体電解質33bの外面に、該固体電解質33bを取り巻くように環状の酸素側電極33cを設けて構成されており、これらの燃料電池セル33は、断面形状が、幅方向両端に設けられた弧状部Aと、これらの弧状部Aを連結する一対の平坦部Bとから構成されており、一対の平坦部Bは平坦であり、ほぼ平行に形成されている。これらの一対の平坦部Bは、燃料側電極33aの平坦部に固体電解質33b、酸素側電極33cを形成して構成されている。
【0034】
燃料側電極33aは、Ni、Co、Ti、Ruのうちいずれか一種の金属又は金属酸化物、もしくはこれらの合金又は合金酸化物を主成分とするものであり、これら以外に、外面の固体電解質33bへの接合強度を向上し、固体電解質33bの熱膨張係数に近似させるため、固体電解質材料を含有することが望ましい。金属又は金属酸化物としては、コストの観点からNi又はNiOが望ましい。尚、燃料側電極33aを金属酸化物で形成した場合には、還元雰囲気で還元して発電することになる。
【0035】
燃料電池セル33の短径R1と長径R2の比率R2/R1は2以上であることが望ましい。これにより、所定量発電するために必要なセル本数を減少できる。特に、R2/R1は4以上、さらには8以上であることが望ましい。
【0036】
尚、燃料電池セル33は、上記したように、一対の平坦部Bと、これらの平坦部Bの両端を滑らかに連結する弧状部Aとからなる扁平な楕円状に形成されているため、一対の平坦部B間の距離を短径R1とし、この短径R1に直交する方向の長さで最大距離を長径R2とした。
【0037】
燃料電池セル33の短径R1は10mm以下であることが望ましい。これにより、燃料電池セル33の容積を小さくでき、体積当たりの出力密度を向上できる。特に、8mm以下、さらには6mm以下が望ましい。
【0038】
燃料側電極33aの外面に設けられた固体電解質33bは、3〜15モル%のY、希土類元素を含有した部分安定化あるいは安定化ZrO2からなる緻密質なセラミックスが用いられている。燃料側電極33aと固体電解質33bとの間には、接合強度を向上するため緻密層からなる接合層を介在させても良い。この固体電解質33bの厚みは、ガス透過を防止するという点から10〜100μmであることが望ましい。
【0039】
酸素側電極33cは、LaMnO3系材料、LaFeO3系材料、LaCoO3系材料の少なくとも一種の多孔質の導電性セラミックスから構成されている。酸素側電極33cは、600〜1000℃程度の比較的低温での電気伝導性が高いという点からLaFeO3系材料が望ましい。酸素側電極33cの厚みは、集電性という点から30〜100μmであることが望ましい。
【0040】
整列した複数の燃料電池セル33の端部は、図3に示すように、立設した状態でセル支持板45aに挿入固定されており、一方の燃料電池セル33の下端部にある燃料側電極33aと、該一方の燃料電池セル33に、平坦部同士が対向する、隣設する他方の燃料電池セル33の下端部にある酸素側電極33cとが、電気的に接続されている。
【0041】
収納容器31内には燃料電池セル33の燃料側電極33aに燃料ガスを供給する燃料ガスタンク45が収納されており、セル支持板45aはガスタンク45の天板を構成しており、ガスタンク45の一部を構成している。尚、セル支持板45aはガスタンク45の上面に載置しても良い。この場合には、燃料電池セル33のガス通過孔34に連通する孔を、ガスタンク45の天板に形成する必要がある。
【0042】
即ち、燃料電池セル33の一方側面に該当する平坦部Bでは、燃料電池セル33のセルの下端部から上端部まで酸素側電極33cが形成され、他方側面に該当する平坦部Bでは、燃料電池セル33のセル支持板の下端部以外に酸素側電極33cが形成されている。つまり、燃料電池セル33の下端部には、外側電極が形成された領域と、形成されていない領域とを有する。
【0043】
そして、燃料ガスタンク45内で、一方の燃料電池セル33の下端部にある燃料側電極33aと、一方の燃料電池セル33に隣設する他方の燃料電池セル33の下端部にある酸素側電極33cが導電部材46により電気的に接続されている。この導電部材46は、燃料ガスタンク45の内壁面に形成された金属から構成されており、導電部材46は、燃料ガスタンク45内の還元ガスに曝されている。
【0044】
燃料電池セル33の長手方向長さは、燃料電池セル33の端から電流が取り出されるため、燃料側電極33a、酸素側電極33cの電位降下が小さい方が良いが、一本当たりの発電量と電位降下との兼ね合いから決定される。即ち、燃料電池セル33の長手方向長さは短い程、電位降下は小さくなり、発電された電流を効果的に取り出すことができるが、燃料電池セル33一本当たりの発電量が小さくなる。
【0045】
燃料ガスタンク45には、図1に示したように、外部から燃料ガスを燃料ガスタンク45に供給するための燃料ガス供給管51が接続されている。
【0046】
燃料ガスタンク45には、図1、図3に示すように、燃料電池セル33の下端部(軸長方向端部)が固定されており、これにより、燃料電池セル33が燃料ガスタンク45にそれぞれ立設している。燃料電池セル33のガス通過孔34は、燃料ガスタンク45に連通するように構成されている。
【0047】
また、図1に示したように、酸素含有ガス供給管39は、その先端部が燃料電池セル33間に位置している。発電で用いられなかった余剰の酸素含有ガスは、燃料電池セル33間を通って燃料電池セル33の上方に流れ、発電で用いられなかった余剰の燃料ガスは、燃料電池セル33の燃料ガス通過孔34を通って燃料電池セル33の上方から吹き出し、燃料電池セル33の上端(軸長方向端部)近傍において、燃料ガスと酸素含有ガスが反応して燃焼するように構成されている。
【0048】
熱交換部41は、熱交換器41aと酸素含有ガス収容室41bとから構成されている。
【0049】
熱交換器41aは、図4に示すように、平板61と波板63を交互に積層したプレートフィン型構造とされており、酸素含有ガス収容室41bと連通する通路を形成する波板63aは、図4(b)に示すように形成され、また、燃焼ガスの排出用の通路を形成する波板63bは、図4(c)に示すように形成されている。
【0050】
燃焼ガスは、図1に一点鎖線で示したように熱交換器41aの下部側面から導入され、熱交換器41aの上方へ排出され、一方、酸素含有ガスは、図1に破線で示したように熱交換器41aの上部側面から導入され、熱交換器41aの下方へ導かれ、酸素含有ガス収容室41b内に導入される。
【0051】
酸素含有ガス収容室41bは、図5に示すように、熱交換器41aの酸素含有ガスが導入される側の端面、即ち燃料電池セル33側端面に設けられており、波板63aの各通路を通過した酸素含有ガスが一旦収容されるようになっている。
【0052】
酸素含有ガス収容室41bには、複数の酸素含有ガス供給管39の一端が開口し、連通している。
【0053】
また、図1に示したように、酸素含有ガス収容室41bの側面と断熱材31bとの間、即ち酸素含有ガス収容室41bの周囲は、燃焼ガスを熱交換器41aに導入する燃焼ガス導入口71とされている。この燃焼ガス導入口71を介して燃焼ガスが熱交換器41aの波板63bの通路へ導出される。
【0054】
以上のように構成された燃料電池では、外部からの酸素含有ガス(例えば空気)を酸素含有ガス管73を介して熱交換器41aに導入し、酸素含有ガス収容室41bに導入し、酸素含有ガス供給管39を介して燃料電池セル33間に噴出させるとともに、燃料ガス(例えば水素)を燃料ガス供給管51を介して燃料ガスタンク45に一旦収容し、燃料電池セル33のガス通過孔34内に供給し発電させる。
【0055】
発電に用いられなかった余剰の燃料ガスはガス通過孔34の上端から噴出し、発電に用いられなかった余剰の酸素含有ガスは燃料電池セル33間を通って上方に流れ、余剰の燃料ガスと余剰の酸素含有ガスを反応させて燃焼させ、燃焼ガスを発生させ、この燃焼ガスが燃焼ガス導入口71を介して熱交換器41aに導出され、熱交換器41aの上端から排出される。
【0056】
そして、本発明の燃料電池では、燃料電池セル33を、燃料側電極33aの外周面に環状の固体電解質33b、酸素側電極33cを順次形成し、インターコネクタを形成しない形状としたので、製造が容易であり、また、セル全周を発電部とすることができ、燃料電池セル1本当たりの発電量が増加し、その結果、所定発電量当たりに必要となるセル数を減少させることができる。また、セル本数が減少することに伴い、セル間の接続の総数が減少することになり故障発生の原因となりうる接続部の総数を減らすことができるため信頼性が向上する。
【0057】
また、平坦部B同士が対向する燃料電池セル33同士を、セル支持板45aのタンク内側面に設けられた導電部材46により電気的に接続することにより、燃料電池セル33相互間を電気的に直列に接続できるとともに、従来のようにインターコネクタが不要であり、セルの外周面同士を金属フェルトで接続する必要がないので、製造が容易で、セル同士の接続信頼性を向上できる。
【0058】
さらに、燃料電池セル33の端部から出力電圧を取り出すようにしても、燃料電池セル33の長さを短くすることにより電圧降下が小さくなり、燃料電池としての発電量を大きくできるとともに、持ち運びが容易な燃料電池を得ることができる。
【0059】
また、収納容器31内に燃料電池セル33の燃料側電極33aにガスを供給するガスタンク45が収納され、セル支持板45aがガスタンク45の一部を構成しているため、燃料電池の小型化を図ることができる。さらに、一方の燃料電池セル33の燃料側電極33aと、他方の燃料電池セル33端部の酸素側電極33cを、燃料ガスタンク45内で導電部材46で電気的に接続することにより、燃料ガスタンク45内に水素等の還元ガスが供給されるため、接続用の導電部材46が酸化することを防止でき、導通抵抗を小さくでき、集電性能を向上できる。尚、セル支持板45a内部に導電部材46を埋設し、セル同士を接続しても良い。また、ガスタンク45の外側で導電部材46を介して接続しても良いが、導電部材46を酸化し難い材料で形成する必要がある。
【0060】
また、従来のように燃料電池セル33の燃料側電極33aにガスを供給するための燃料供給パイプを不要とすることができ、ガス封止する個所を減少できる。
【0061】
また、燃料電池セル33はガスタンク45に立設しているため、何ら支持されることなくガスタンク45に立設しており、しかも上記したように燃料供給パイプが不要であり、ガス封止個所を減少できるため、燃料電池の構造を簡略化でき、製造が容易となる。尚、多少、構造は複雑となるが、燃料電池セル33の上部を支持する支持板を設けても良い。
【0062】
また、発電に寄与しなかった余剰の燃料ガスと酸素含有ガスが反応して燃焼し、この燃焼ガス及び外部の酸素含有ガスを熱交換器41aに導入し、この熱交換器41aで燃焼ガスと酸素含有ガスとの間で熱交換させ、起動時に酸素含有ガスを予熱することができ、また、酸素含有ガス供給管39が燃料電池セル33間に配置されているため、燃焼ガスにより酸素含有ガス供給管39内の酸素含有ガスをさらに加熱することができるため、加熱した酸素含有ガスにより燃料電池セル33を間接的に加熱して実質的に発電するまでの起動時間を短縮できる。
【0063】
さらに、燃料電池セル33の上部に、酸素含有ガス収容室41b、熱交換器41aが隣接して形成されているため、燃料電池セル33上方で燃焼した高温の燃焼ガスを、配管等を用いることなく熱交換器41aに直接導入でき、簡単な構造で酸素含有ガスの予熱効率を大きくできる。
【0064】
また、収納容器31内で、燃焼ガスと酸素含有ガスとを熱交換できるため、酸素含有ガスの予熱を行うためのバーナーを収納容器31内に別途設ける必要がなく、小型にでき、しかも燃焼ガスを有効利用できる。
【0065】
さらに、熱交換器41aに酸素含有ガス収容室41bを設けたので、熱交換器41aと酸素含有ガス供給管39との接続を酸素含有ガス収容室41bを介して行うことができ、熱交換器41aからの酸素含有ガスをセル間に確実に供給できる。
【0066】
尚、図6に示すように、燃料側電極33aの内面及び酸素側電極33cの外面に、その長手方向にそれぞれ集電部材71、73を接続し、一方の燃料電池セル33の下端部の燃料側電極33aと、該一方の燃料電池セル33に隣設する他方の燃料電池セル33の下端部の酸素側電極33cとを、これらに接続された集電部材71、73を導電部材46により接続し、これにより、燃料電池セル33を直列に接続しても良い。
【0067】
即ち、燃料電池セル33は、図7(b)、(c)に示すように、燃料側電極33aの燃料ガス通過孔34内中央部に内側長尺状集電部材71が挿入され、この内側長尺状集電部材71と燃料側電極33a内面との間には、内側長尺状集電部材71と燃料側電極33aとを導通させる接続用導電部材72が設けられている。
【0068】
内側長尺状集電部材71は、導電性を有する棒状、又は板状とされ、接続用導電部材72はNiフェルトから形成され、燃料ガスが通過できるようになっている。尚、内側長尺状集電部材71、接続用導電部材72は必ずしもNiで形成する必要はない。
【0069】
また、燃料電池セル33の平坦部Bに該当する酸素側電極33cの外面には、外側長尺状集電部材73が設けられ、電気的に接続している。外側長尺状集電部材73は、平坦部Bの一部に形成してもよく、全面に形成しても良い。
【0070】
隣接する燃料電池セル33同士は、一方の燃料電池セル33の内側長尺状集電部材71と、他方の燃料電池セル33の外側長尺状集電部材73を導電部材46で接続することにより、燃料電池セル33が集電部材71、73、導電部材46を介して電気的に直列に接続されている。
【0071】
外側長尺状集電部材73は、発電時において、耐熱性、耐酸化性、電気伝導性を有するという点から、Pt、Ag、Ni基合金、Fe−Cr鋼合金の少なくとも一種からなることが望ましい。
【0072】
尚、図7(a)に示すように、内側長尺状集電部材を挿入することなく、燃料側電極33aの燃料ガス通過孔34内に、Niフェルトからなる接続用導電部材72を設けても良いが、集電性という観点から、図7(b)に示すように内側長尺状集電部材71を挿入することが望ましい。
【0073】
尚、複数のガス通過孔34の全てに内側長尺状集電部材71を挿入しても良く、一部のガス通過孔34に挿入しても良い。
【0074】
このような燃料電池では、燃料側電極33a、酸素側電極33cよりも電気抵抗が小さな集電部材71、73を軸長方向に接続し、図6に示したように、集電部材71、73、導電部材46を介してセル間が直列に接続されるため、電位降下を小さくできる。
【0075】
尚、燃料側電極33aは支持体となっているため電位降下は小さいが、酸素側電極33は薄層であるため、電位降下が大きい。このため、酸素側電極33cにのみ集電部材73を接続しても良い。
【0076】
図8は、本発明の他の形態の燃料電池を示すもので、この燃料電池は、図3に示すようなセルスタック35を、燃料電池セル33の長手方向に複数積層した状態で収納容器31内に収納して構成されている。
【0077】
即ち、整列した複数の燃料電池セル33を、立設した状態でセル支持板45a、91に挿入固定し、一方の燃料電池セル33の下端部にある燃料側電極33aと、該一方の燃料電池セル33に隣設する他方の燃料電池セル33の下端部にある酸素側電極33cとを電気的に接続してなるセルスタック35が複数形成され、これらのセルスタック35が燃料電池セル33の長手方向に複数積層した状態で収納容器31内に収納して構成されている。
【0078】
セル支持板45aに端部が固定された燃料電池セル33の端部は、その上方の燃料電池セル33の端部が固定されるセル支持板91に固定されている。このセル支持板91内部に空間が形成された二重構造とされており、セル支持板91の下側部分には、燃料電池セル33の上端部が固定され、上側部分には、積層された燃料電池セル33の下端部が固定されている。
【0079】
また、一方の燃料電池セル端部にある燃料側電極33aと、他方の燃料電池セル端部にある酸素側電極33cとが、上記と同様、セル支持板91の空間内で、導電部材46により電気的に接続されている。
【0080】
複数積層されたセルスタック35の燃料電池セル33の燃料側電極33aは、その長手方向に連通している。また、最も下側に位置するガスタンク45のみに、燃料ガス供給パイプ51が接続されており、セル支持板91の空間には、最も下側のガスタンク45に供給された燃料ガスが供給され、セル支持板91の空間内の導電部材46の酸化を抑制できる。
【0081】
尚、燃料電池セル33の端部のみならず、両端部から電流を取り出しても良い。また、セル支持板91の空間内に直接燃料ガスを供給するようにしても良い。
【0082】
このような燃料電池では、複数の燃料電池セル33が集合したセルスタック35を、燃料電池セル33の長手方向に複数積層しているため、少々大型化するものの、発電量を大きくすることができる。
【0083】
尚、本発明は上記形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、燃料側電極33aを内側電極としたが、酸素側電極を内側電極としても良い。
【0084】
また、上記形態では、図2に示したような扁平状で複数のガス通過孔34を有する燃料電池セル33を用いて説明したが、燃料電池セルは円筒状で、ガス通過孔が一つであっても良く、燃料電池セルの形状、ガス通過孔数は特に限定されるものではない。
【0085】
また、熱交換器41aとしてプレートフィン型を用いたが、本発明ではこれに限定されるものではなく、それ以外の熱交換器を用いても良いことは勿論である。
【0086】
さらに、上記例では、燃料電池セル33を直列に接続した例について説明したが、並列接続しても良いことは勿論である。また、ガスタンクをセル列毎に設けても良い。
【0087】
【発明の効果】
本発明の燃料電池では、燃料電池セルを、内側電極の外面に環状の固体電解質、外側電極を順次形成し、インターコネクタを形成しない形状としたので、製造が容易であり、また、セル全周を発電部とすることができ、セル全周を有効に用いて発電させ、燃料電池セル1本当たりの発電量が増加し、その結果、所定発電量当たりに必要となるセル数を減少させることができる。また、セル本数が減少することに伴い、セル間の接続の総数が減少することになり故障発生の原因となりうる接続部の総数を減らすことができるため信頼性が向上する。
【0088】
また、一方の燃料電池セルの下端部にある内側電極と、該一方の燃料電池セルに隣設する他方の燃料電池セルの端部にある外側電極とを電気的に接続することにより、燃料電池セル相互間が電気的に直列に接続できる。さらに、燃料電池セルの端部から出力電圧を取り出すようにしても、燃料電池セルの長さを短くすることにより電圧降下が小さくなり、燃料電池としての発電量を大きくできる。これにより、小型の燃料電池とでき、例えば、ピクニック等の屋外で使用する発電機として利用できる、持ち運びが容易な燃料電池を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池を示す断面図である。
【図2】本発明のセルスタックを示す断面図である。
【図3】燃料電池セルの接続構造を説明するための一部切欠斜視図である。
【図4】図1の熱交換器の概念を説明するための図であり、(a)は熱交換器の斜視図、(b)は酸素含有ガスの通路を形成するための波板を示す斜視図、(c)は燃焼ガスの通路を形成するための波板を示す斜視図である。
【図5】本発明の熱交換部を説明するための斜視図である。
【図6】燃料電池セル間の他の接続構造を説明するための断面図である。
【図7】(a)はガス通過孔内に接続用導電部材を挿入した燃料電池セルの縦断面図、(b)はガス通過孔内に内側長尺状導電部材及び接続用導電部材を配置した燃料電池セルの縦断面図、(c)は内側長尺状導電部材を両側に突出させた燃料電池セルの縦断面図である。
【図8】セルスタックを積層した本発明の他の形態を示す断面図である。
【図9】インターコネクタが形成された円筒状の燃料電池セルを複数接続した従来のセルスタックを示す横断面図である。
【図10】インターコネクタが形成された扁平状の燃料電池セルを複数直列に接続した従来のセルスタックを示す横断面図である。
【符号の説明】
31・・・収納容器
33・・・燃料電池セル
33a・・・燃料側電極(内側電極)
33b・・・固体電解質
33c・・・酸素側電極(外側電極)
34・・・ガス通過孔
35・・・セルスタック
45・・・ガスタンク
45a、91・・・セル支持板
46・・・導電部材
71・・・内側長尺状集電部材
73・・・外側長尺状集電部材
A・・・セルの弧状部
B・・・セルの平坦部

Claims (9)

  1. ガスが通過可能な内側電極の外面に、該内側電極を取り巻くように環状の固体電解質を設け、該固体電解質の外面に、該固体電解質を取り巻くように環状の外側電極を設けてなる複数の燃料電池セルを立設した状態でセル支持板の孔に前記各燃料電池セルの下端部を挿入固定してなり互いに隣設する一方の前記燃料電池セルの下端部にある前記内側電極と、方の前記燃料電池セルの端部にある前記外側電極とを、前記セル支持板の下面もしくは内部に設けられた導電部材により電気的に接続しセルスタックを収納容器内に収納してなることを特徴とする燃料電池。
  2. 前記収納容器内に前記燃料電池セルの前記内側電極にガスを供給するガスタンクが収納され、前記セル支持板が前記ガスタンクの一部を構成していることを特徴とする請求項記載の燃料電池。
  3. 前記燃料電池セルの前記内側電極が燃料側電極、前記外側電極が酸素側電極であり、前記ガスタンクが前記内側電極に燃料ガスを供給する燃料ガスタンクであることを特徴とする請求項記載の燃料電池。
  4. ガスが通過可能な内側電極の外面に、該内側電極を取り巻くように環状の固体電解質を設け、該固体電解質の外面に、該固体電解質を取り巻くように環状の外側電極を設けてなる複数の燃料電池セルを立設した状態でセル支持板の孔に前記各燃料電池セルの下端部を挿入固定してなり互いに隣設する一方の前記燃料電池セルの下端部にある前記内側電極と、他方の前記燃料電池セルの端部にある前記外側電極とを、前記セル支持板の下面もしくは内部に設けられた導電部材により電気的に接続しセルスタック複数一の前記セルスタックを形成する前記燃料電池セルの上端部上に他の前記セルスタックの前記セル支持板が位置するように積層した状態で収納容器内に収納してなることを特徴とする燃料電池。
  5. 一の前記セルスタックを形成する前記燃料電池セルの端部は、その上方に積層される他の前記セルスタックの前記セル支持板に固定されていることを特徴とする請求項記載の燃料電池。
  6. 前記燃料電池セルの下端部には前記外側電極が形成された一の領域と前記外側電極が形成されていない他の領域とを有し、前記一方の燃料電池セルの前記一の領域にある前記外側電極と、前記他方の燃料電池セルの前記他の領域にある前記内側電極とが前記導電部材により電気的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれかに記載の燃料電池。
  7. 前記燃料電池セルの前記内側電極の内面及び/又は前記外側電極の外面に集電部材が接続されており、該集電部材が前記導電部材と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれかに記載の燃料電池。
  8. 前記複数積層された前記セルスタックのうち、最も下側に位置する前記セルスタックが固定される前記支持板が、前記燃料電池セルの内側電極にガスを供給するガスタンクの一部を構成するとともに、前記セルスタックの上側に位置するセルスタックを固定する前記セル支持板が内部に空間が形成された二重構造であり、前記ガスタンクより供給される燃料ガスが、前記空間を介して、上側に位置する前記セルスタックに供給されることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の燃料電池。
  9. 請求項1乃至請求項8のうちいずれかに記載の燃料電池の前記収納容器内に、前記燃料電池セルの長手方向に沿って設けられるガス通過孔を通過する燃料ガスと前記燃料電池セル間を通過した酸素含有ガスとを燃焼させる燃焼領域を有することを特徴とする燃料電池。
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