JP5409333B2 - 燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 - Google Patents

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Description

本発明は、収納容器内に複数個の燃料電池セルを収納してなる燃料電池モジュールおよびそれを具備する燃料電池装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、燃料ガス(水素含有ガス)と空気(酸素含有ガス)とを用いて電力を得ることができる燃料電池セルを複数個配列してなるセルスタックを収納容器内に収納してなる燃料電池モジュールや、燃料電池モジュールを外装ケース内に収納してなる燃料電池装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このような燃料電池モジュールにおいては、例えば直方体状の収納容器内に、複数の燃料電池セルを一列に配列してなるセルスタックを2つ並置し、セルスタック間に燃料電池セルに酸素含有ガスを供給するための板状の酸素含有ガス導入部材が配置されており、燃料電池セルの下端部側に酸素含有ガスが供給される。
特開2007−59377号公報
上記の燃料電池モジュールにおいては、燃料電池セルの下端部側に温度の低い酸素含有ガスが供給されることに伴い、燃料電池セルの上下方向において不均一な温度分布が生じ、発電効率が低下するおそれがあった。
それゆえ、本発明は、発電効率の向上した燃料電池モジュールおよびそれを具備する燃料電池装置を提供することを目的とする。
本発明の燃料電池モジュールは、収納容器内に設けられた発電室内に、燃料ガスと酸素含有ガスとで発電する柱状の燃料電池セルを複数個立設させた状態で配列して電気的に接続してなるセルスタックと、前記燃料電池セルの下端部を固定するとともに前記燃料電池セルに前記燃料ガスを供給するためのマニホールドと、前記セルスタックの上方に配置された、前記マニホールドに供給する前記燃料ガスを生成するための改質器とを収納してなる燃料電池モジュールであって、前記マニホールドと前記改質器とを接続する燃料ガス供給管と、前記酸素含有ガスを前記発電室内に供給するための酸素含有ガス供給口を下端部側に備える酸素含有ガス供給管とを備え、前記燃料ガス供給管が前記酸素含有ガス供給管の内部に配置されている、または前記酸素含有ガス供給管が前記燃料ガス供給管の内部に配置されていることを特徴とする。
このような燃料電池モジュールにおいては、燃料ガス供給管が酸素含有ガス供給管の内部に配置されている、または酸素含有ガス供給管が燃料ガス供給管の内部に配置されていることから、酸素含有ガス供給管内を流れる酸素含有ガスと、燃料ガス供給管内を流れる燃料ガスとで効率よく熱交換を行なうことができ、燃料電池セルの下端部に供給される酸素含有ガスの温度を上昇させることができる。それにより、燃料電池セルの上下方向における温度分布を均一に近づけることができ、発電効率の向上した燃料電池モジュールとすることができる。
また、本発明の燃料電池モジュールは、前記燃料電池セルが、前記発電室の壁面に沿って周回状に配列されていることが好ましい。
このような燃料電池モジュールにおいては、燃料電池セルが発電室の壁面に沿って周回状に配置されていることから、セルスタックにおける不均一な温度分布を抑制することができるほか、収納容器やマニホールド等において局所的な熱応力や温度差が生じることを抑制でき、発電効率や耐久性の向上した燃料電池モジュールとすることができる。
また、本発明の燃料電池モジュールは、前記改質器および前記マニホールドの平面形状が円形状であって、前記収納容器の外部から挿入されて前記改質器の上面中央部に接続された、前記改質器に原燃料を供給するための原燃料供給管を備えるとともに、前記燃料ガス供給管が、前記改質器の下面中央部と前記マニホールドの上面中央部とを接続していることが好ましい。
このような燃料電池モジュールにおいては、改質器およびマニホールドの平面形状が円形状であることから、改質器およびマニホールドにおいて局所的な熱応力や温度差が生じることを抑制でき、耐久性を向上することができる。また、原燃料供給管が改質器の上面中央部に接続されていることから、改質器に効率よく原燃料を供給することができ、燃料ガス供給管が、改質器の下面中央部とマニホールドの上面中央部とを接続していることから、マニホールドに供給された燃料ガスを効率よくそれぞれの燃料電池セルに供給することができ、発電効率を向上することができる。
また、本発明の燃料電池モジュールは、前記改質器が、前記原燃料と水とで水蒸気改質を行なう改質器であって、上方に配置された前記水を気化させるための気化部と、該気化部の下方に配置された、前記原燃料と前記気化部で気化された水蒸気とで水蒸気改質を行なう改質部とを備えるとともに、前記気化部が、前記原燃料供給管から中央部に供給された前記原燃料を周縁側に向けて流すための渦巻状の気化部流路を備え、前記改質部が、前記気化部流路から周縁側に供給された前記原燃料を中央部側に向けて流すための渦巻き状の改質部流路を備えることが好ましい。
このような燃料電池モジュールにおいては、水蒸気改質を行なう改質器が、上方に配置された気化部と気化部の下方に配置された改質部とを備えることから、気化部における吸熱反応によるセルスタックの温度低下を抑制することができ、発電効率が低下することを抑制できる。
また、気化部が、原燃料供給管から中央部に供給された原燃料を周縁側に向けて流すための渦巻状の気化部流路を備えるとともに、改質部が、周縁側に供給された原燃料を中央部側に向けて流すための渦巻状の改質部流路を備えることから、気化部流路および改質部流路の長さを長くすることができ、効率よく原燃料を燃料ガスに改質することができる。
また、本発明の燃料電池モジュールは、前記収納容器は、該収納容器の下方側から供給される酸素含有ガスを上方へ流すための、前記収納容器の外壁と該外壁の内側に所定間隔をあけて配置された内壁とで形成された第1の流路と、該第1の流路を通って上方に流れた酸素含有ガスを前記収納容器の外壁に沿って中央部側へ流すための、前記収納容器の外壁と該外壁の内側に所定間隔をあけて配置された内壁とで形成された第2の流路と、前記第1の流路と隣接し、前記発電室内の排ガスを上方から下方へ流すための、前記内壁と該内壁の内側に所定間隔をあけて配置された排ガス用内壁とで形成された第3の流路とを備えることが好ましい。
このような燃料電池モジュールにおいては、収納容器の下方側から供給される酸素含有ガスは、収納容器の外壁と該外壁の内側に所定間隔をあけて配置された内壁とで形成された第1の流路を上方に向けて流れる間に、第1の流路に隣接し、内壁と該内壁の内側に所定間隔をあけて配置された排ガス用内壁とで形成された第3の流路を上方から下方へ流れる発電室内の排ガスとで熱交換される。また、第1の流路を通って上方に流れた酸素含有ガスは、発電室の上方に位置し、収納容器の外壁と該外壁の内側に所定間隔をあけて配置された内壁とで形成された第2の流路を収納容器の外壁に沿って中央部側に流れる間に、発電室内の熱とで熱交換されることとなる。
それにより、排ガスの熱や発電室の熱により熱交換されて温められた酸素含有ガスを発電室内に供給することができ、発電効率を向上することができる。
また、本発明の燃料電池モジュールは、前記酸素含有ガス供給管が、前記第2の流路とつながって、前記改質器の上方から前記改質器を貫通して配置されていることが好ましい。
このような燃料電池モジュールにおいては、酸素含有ガス供給管が、第2の流路とつながって、改質器の上方から改質器を貫通して配置されていることから、第2の流路を流れた酸素含有ガスを、効率よく燃料電池セルの下端部に供給することができる。
また、本発明の燃料電池モジュールは、前記収納容器内に位置する前記原燃料供給管および前記燃料ガス供給管が、前記酸素含有ガス供給管の内部に配置されており、前記原燃料供給管と前記気化部とが、原燃料送出部を介して接続されているとともに、前記改質部と前記燃料ガス供給管とが、燃料ガス流入部を介して接続されていることが好ましい。
このような燃料電池モジュールにおいては、原燃料供給管と気化部とが、原燃料抄出部を介して接続されており、改質部と燃料ガス供給管とが、燃料ガス流入部を介して接続されていることから、酸素含有ガス供給管の内部に、収納容器内に位置する原燃料供給管および燃料ガス供給管を配置した構成において、原燃料を効率よく気化部に供給することができ、また改質部にて生成された燃料ガスを効率よく燃料ガス供給管に流すことができる。
また、本発明の燃料電池モジュールは、前記酸素含有ガス供給管が、前記収納容器内に位置する前記原燃料供給管および前記燃料ガス供給管の内部に配置されており、前記原燃料供給管と前記気化部とが、原燃料送出部を介して接続されているとともに、前記改質部と前記燃料ガス供給管とが、燃料ガス流入部を介して接続されていることが好ましい。
このような燃料電池モジュールにおいては、原燃料供給管と気化部とが、原燃料送出部を介して接続され、改質部と燃料ガス供給管とが、燃料ガス流入部を介して接続されていることから、収納容器内に位置する原燃料供給管および燃料ガス供給管の内部に酸素含有ガス供給管を配置した構成において、原燃料を効率よく気化部に供給することができ、また改質部にて生成された燃料ガスを効率よく燃料ガス供給管に流すことができる。
本発明の燃料電池装置は、上記のうちいずれかに記載の燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールを作動させるための補機とを、外装ケース内に収納してなることから、発電効率の向上した燃料電池装置とすることができる。
本発明の燃料電池モジュールは、マニホールドと改質器とを接続する燃料ガス供給管と、酸素含有ガスを発電室内に供給するための酸素含有ガス供給口を下端部側に備える酸素含有ガス供給管とを備え、燃料ガス供給管が酸素含有ガス供給管の内部に配置されている、または酸素含有ガス供給管が燃料ガス供給管の内部に配置されていることから、燃料電池セルに供給する酸素含有ガスの温度を上昇させることができ、発電効率の向上した燃料電池モジュールとすることができる。また、本発明の燃料電池装置は、発電効率の向上した燃料電池モジュールを収納してなることから、発電効率の向上した燃料電池装置とすることができる。
本発明の燃料電池モジュールの一例を示す外観斜視図である。 図1に示す燃料電池モジュールを概略的に示す断面図である。 (a)は図2に示す燃料電池モジュールを構成する改質器、セルスタック、マニホールドを抜粋して示す外観斜視図であり、(b)は図2に示す燃料電池モジュールを構成する改質器、燃料ガス供給管、マニホールドを抜粋して示す外観斜視図である。 図2に示すA−A線断面におけるセルスタックと燃料ガス供給管を抜粋して示す断面図である。 図2に示す改質器および原燃料供給管の一部を抜粋して示し、(a)は気化部および原燃料供給管の一部を示す分解斜視図であり、(b)は(a)におけるB−B線断面図である。 図2に示す改質器および燃料ガス供給管の一部を抜粋して示し、(a)は改質部および燃料ガス供給管の一部を示す分解斜視図であり、(b)は(a)におけるC−C線断面図である。 本発明の燃料電池モジュールの他の一例を概略的に示す断面図である。 本発明の燃料電池モジュールのさらに他の一例を概略的に示す断面図である。 改質器および原燃料供給管の他の一例を一部を抜粋して示し、(a)は気化部および原燃料供給管の一部を示す分解斜視図であり、(b)は(a)におけるD−D線断面図である。 改質器および燃料ガス供給管の他の一例を一部を抜粋して示し、(a)は改質部および燃料ガス供給管の一部を示す分解斜視図であり、(b)は(a)におけるE−E線断面図である。 改質器および燃料ガス供給管のさらに他の一例を一部を抜粋して示し、(a)は改質部および燃料ガス供給管の一部を示す分解斜視図であり、(b)は(a)におけるF−F線断面図である。 本発明の燃料電池装置の一例を概略的に示す斜視図である。
図1は、本発明の燃料電池モジュール1(以下、モジュールという場合がある。)の一例を示す外観斜視図である。なお、以降の図において同一の部材については同一の番号を付するものとする。
図1に示すモジュール1は、内部が中空で円柱状の収納容器2により構成されている。なお、収納容器2には、後述する外部から原燃料を供給するための原燃料供給管3が上面側から挿入されており、下面側には収納容器2内に酸素含有ガス(空気)を供給するための酸素含有ガス導入管4が設けられている。以下、図2を用いてモジュール1について説明する。
図2は図1に示すモジュール1を概略的に示す断面図である。収納容器2は、外壁5にて収納容器2の外枠が形成され、内部に燃料電池セル9(セルスタック装置)を収納する発電室8が形成されている。
このような収納容器2においては、外壁5の内側に所定間隔をあけて内壁6が配置され、内壁6の内側(内壁6の側壁の内側)に排ガス用内壁7が配置され、内壁6の上壁と排ガス用内壁7とで囲まれる空間が発電室8となっている。
ここで、収納容器2は外壁5の側壁と内壁6の側壁とで形成された空間が第1の流路16となり、外壁5の上壁と内壁6の上壁とで形成された空間が第2の流路17となり、内壁6と排ガス用内壁7とで形成された空間が第3の流路(排ガス流路)19となる。
発電室8内には、複数個の燃料電池セル9を配列してなるセルスタックと、燃料電池セル9に燃料ガスを供給するためのマニホールド10と、セルスタック(燃料電池セル9)の上方に、原燃料供給管3から供給された原燃料を改質して燃料ガスを生成するための改質器11とが配置されている。なお、セルスタックは、セルスタックを構成する燃料電池セル9の下端部が、ガラスシール材等の絶縁性接着材にてマニホールド10に固定されている。なお、原燃料供給管3は、収納容器2の外部から挿入され、改質器11の上面中央部に接続されており、上端が原燃料ガスを流入するための原燃料ガス流入口として構成されている。
また、図2に示すモジュール1においては、改質器11とマニホールド10とを接続する燃料ガス供給管12と、発電室8内に酸素含有ガスを供給するための下端部側に酸素含有ガス供給口25を備える酸素含有ガス供給管13とを備えており、酸素含有ガス供給管13の内部に、収納容器2内に位置する原燃料供給管3(原燃料供給管3のうち収納容器2内に位置する部位)および燃料ガス供給管12を配置している。すなわち、原燃料供給管3のうち収納容器2内に位置する部位が、酸素含有ガス供給管13との2重管の形状となり、酸素含有ガス供給管13のうち、燃料ガス供給管12が配置された部位が2重管の形状となっている。なお、図2に示す酸素含有ガス供給管13は、上端が収納容器2の外壁5の上壁と接続され、改質器11を貫通して下端がマニホールド10と接続されており、上端側に第2の流路17を流れた酸素含有ガスが流入するための酸素含有ガス流入口18を備えている。なお、燃料ガス供給管12および酸素含有ガス供給管13は、それぞれ改質器11の底面中央部とマニホールド10の上面中央部とを接続するように配置されている。なお、燃料ガス供給管12は下端が燃料ガスをマニホールド10に供給するための燃料ガス供給口として構成されている。
また、外壁5、内壁6、排ガス用内壁7はそれぞれ内部が中空の円柱状に設けられており、それにより発電室8の平面形状が円形状に形成されている。
また、収納容器2の底部には、酸素含有ガス(空気)を収納容器2内に供給するための酸素含有ガス導入管4が接続されており、酸素含有ガス導入管4から供給される酸素含有ガスは酸素含有ガス導入部14に流れる。なお、内壁6の底壁と外壁5の底壁とで形成された空間が酸素含有ガス導入部14となる。酸素含有ガス導入部14は、酸素含有ガス導入口15により第1の流路16とつながっているため、酸素含有ガス導入部14を流れた酸素含有ガスは、酸素含有ガス導入口15を通して、第1の流路16に流れる。第1の流路16を上方に向けて流れた酸素含有ガスは、第2の流路17を収納容器2の外壁5(上壁)に沿って中央部側に向けて流れた後、酸素含有ガス流入口18から酸素含有ガス供給管13内に流れ、酸素含有ガス供給管13を下方に向けて流れたのち、酸素含有ガス供給口25を通して発電室8内に供給される。酸素含有ガス供給口25から発電室8内に供給された酸素含有ガスは、燃料電池セル9の下端部側から上端部側に向けて流れることとなり、効率よく燃料電池セル9の発電を行なうことができる。
一方、燃料電池セル9から排出される排ガスや、燃料電池セル9の上端部側で余剰の燃料ガスを燃焼させることにより生じる排ガスは、発電室8の上方から第3の流路(以下、排ガス流路という場合がある。)19に流入する。排ガス流路19を下方に向けて流れた排ガスは、排ガス収集口20を通して排ガス収集室21に流れた後、排ガス収集室21に接続された排ガス排気管22を通して収納容器2の外部に排気される。なお、排ガス用内壁7の底壁と内壁6の底壁とで形成された空間が排ガス収集室21となる。また、図2に示す収納容器2においては、排ガス排気管22が、酸素含有ガス導入管4の内部に設けられた形状(2重管)としているが、それぞれをずらして配置することもできる。
それゆえ、酸素含有ガス導入管4から導入された酸素含有ガスは、酸素含有ガス導入部14を流れる間に、排ガス収集部21を流れる排ガスと熱交換され、第1の流路16を流れる間に、排ガス流路19を流れる排ガスと熱交換され、第2の流路17を流れる間に、発電室8内の熱とで熱交換され、さらに酸素含有ガス供給管13内を流れる間に、発電室8内の熱および燃料ガス供給管12内を流れる燃料ガスとで熱交換されることとなる。
それにより、燃料電池セル9の下端部側に供給される酸素含有ガスの温度を効率よく上昇させることができることから、燃料電池セル9の上下方向における温度分布を均一に近づけることができ、燃料電池セル9の発電効率を向上することができる。
なお、収納容器2の内部には、発電室8内を高温に維持し、燃料電池セル9の温度が低下して発電量が低減することを抑制するための断熱材24が適宜配置されており、図2に示す収納容器2においては、排ガス用内壁7の発電室8側、排ガス用内壁7の底壁とマニホールド10との間、改質器11と内壁6との間にそれぞれ配置されている。
ところで、発電室8内に配置された改質器11やマニホールド10の構造や、セルスタック(燃料電池セル9)の配列構造によっては、セルスタックにおいて不均一な温度分布が生じ発電効率が低下するおそれや、収納容器2やマニホールド10等に局所的な熱応力や温度が生じ、それに伴い収納容器の劣化が早まるほか、セルスタックとマニホールド10の接合部が破損する等、耐久性が低下するおそれがあった。
それゆえ、図2に示すモジュール1においては、燃料電池セル9が、発電室8の壁面に沿って周回状に配列されている。
図3(a)は、図2に示すモジュール1のうち、改質器11、セルスタック(燃料電池セル9)、マニホールド10を抜粋して示す外観斜視図であり、図3(b)は、図2に示すモジュール1のうち、改質器11、酸素含有ガス供給管13、マニホールド10を抜粋して示す外観斜視図であり、図4は図2に示すA−A線断面におけるセルスタック(燃料電池セル9)、燃料ガス供給管12および酸素含有ガス供給管13を抜粋して示す断面図である。なお、図3に示す、改質器11、セルスタック(燃料電池セル9)、マニホールド10および燃料ガス供給管12により、セルスタック装置26が構成されている。
図3に示すセルスタック装置26においては、図2に示すモジュール1における平面形状が円形状に形成された発電室8にあわせて、改質器11およびマニホールド10が平面形状が円形状(内部が中空の円柱状)に形成されている。そして、柱状の燃料電池セル9の複数個が、集電部材(図3においては図示せず、図4参照。)を介して平面形状が円形状の発電室8の壁面に沿って周回状(環状)に配列され、その下端部がガラスシール材等の絶縁性接合材によりマニホールド10に固定されている。
すなわち、収納容器2、改質器11、マニホールド10および発電室8が、それぞれ平面形状が円形状に形成され、また燃料電池セル9が環状に配置されている(図4参照)ことから、セルスタックにおける温度分布を均一に近づけることができる。それにより、セルスタック(セルスタック装置26)の発電効率を向上することができる。
また、モジュール1を上述のような構成とすることにより、セルスタックにおける温度分布のみならず、発電室8内の温度分布も均一に近づけることができる。それにより、収納容器2やマニホールド10において局所的な熱応力や温度差が生じることを抑制することができる。それゆえ、セルスタックとマニホールド10の接合部が破損することを抑制することができ、セルスタック装置26の耐久性を向上することができるとともに、収納容器2の耐久性を向上することができる。
ここで、下端部側に酸素含有ガス供給口25を備えている酸素含有ガス供給管13が、マニホールド10の上面中央部と接続されるように配置されている。それにより、平面形状が円形状の発電室8の壁面に沿って周回状(環状)に配列された各燃料電池セル9(セルスタック)により均一に酸素含有ガスを供給することができ、セルスタック(セルスタック装置26)の発電効率を向上することができる。
また、図3には示していないが、酸素含有ガス供給管13の内部に配置され、改質器11にて生成された燃料ガスをマニホールド10に供給するための燃料ガス供給管12が、改質器11の下面中央部とマニホールド10の上面中央部とを接続するように設けられている。それにより、マニホールド10に供給された燃料ガスが、効率よくセルスタックを構成するそれぞれの燃料電池セル9に供給されることから、それぞれの燃料電池セル9に供給される燃料ガスの流配を均一に近づけることができ、セルスタック(セルスタック装置26)の発電効率を向上することができる。
なお、燃料電池セル9としては、各種燃料電池セルが知られているが、モジュール1を収納してなる燃料電池装置を小型化する上で、固体酸化物形燃料電池セルとすることができる。それにより、燃料電池装置を小型化することができるとともに、家庭用燃料電池で求められる変動する負荷に追従する負荷追従運転を行なうことができる。
以下に、図2および図3に示す柱状の燃料電池セル9について、図4を用いて説明する。図4においては、一対の対向する平坦面を有し、内部に燃料ガスを流すための内部を貫通する燃料ガス流路28(図4に示す燃料電池セル9においては6個)を備える柱状の導電性支持体27(以下、支持体27と略す場合がある)の一方の平坦面上に燃料側電極層29、固体電解質層30及び酸素側電極層31を順次積層してなり、他方の平坦面上にはインターコネクタ32が設けられて構成されている中空平板型の燃料電池セル9を示している。
このような燃料電池セル9の複数個を、隣接する燃料電池セル9間に集電部材34を介装して電気的に直列に接続してセルスタックが形成される。なお、複数個の燃料電池セル9を周回状(環状)に配置してなるセルスタックにおいては、セルスタックを構成する集電部材34の1つを、それぞれが接合されていない端部集電部材35とすることにより、セルスタックの発電により生じた電流を効率よく引出すことができる。なお、内部が中空で円柱状の収納容器2においては、端部集電部材35に接合され、外部に電流を引出すための電流引出し部(図示せず)を、収納容器2の上面側から挿出する構成とすることにより、モジュール1の製造(組立作業)を容易にすることができる。
また、インターコネクタ32の外面(上面)にはP型半導体32を設けることもできる。集電部材34または端部集電部材35を、P型半導体32を介してインターコネクタ32に接続させることにより、両者の接触がオーム接触となり、電位降下を少なくし、集電性能の低下を有効に回避することが可能となる。
このような燃料電池セル9においては、燃料電池セル9の上端部側にて、燃料ガス流路28から排出され、燃料電池セル9の発電で使用されなかった燃料ガスを燃焼させる構成とすることができる。それにより、燃料電池セル9の温度を上昇させるまたは高温に維持することができるとともに、改質器11の温度を上昇させることができ、改質器11での改質反応を効率よく行なうことができる。
以下に、図4において示す燃料電池セル9を構成する各部材について説明する。
支持体27は、燃料ガスを燃料側電極層29まで透過するためにガス透過性であること、さらには、インターコネクタ32を介して集電するために導電性であることが要求される。したがって、支持体27としては、かかる要求を満足するものを材質として採用する必要があり、例えば導電性セラミックスやサーメット等を用いることができる。
燃料側電極層29は、一般的に公知のものを使用することができ、多孔質の導電性セラミックス、例えば希土類元素が固溶しているZrO(安定化ジルコニアと称する)とNiおよび/またはNiOとから形成することができる。
固体電解質層30は、電極間の電子の橋渡しをする電解質としての機能を有していると同時に、燃料ガスと酸素含有ガスとのリークを防止するためにガス遮断性を有することが必要とされ、3〜15モル%の希土類元素が固溶したZrOから形成される。なお、上記特性を有する限りにおいては、他の材料等を用いて形成してもよい。
酸素側電極層31は、一般的に用いられるものであれば特に制限はなく、例えば、いわゆるABO型のペロブスカイト型酸化物からなる導電性セラミックスから形成することができる。酸素側電極層31はガス透過性を有していることが必要であり、開気孔率が20%以上、特に30〜50%の範囲にあることが好ましい。
インターコネクタ32は、導電性セラミックスから形成することができるが、燃料ガス(水素含有ガス)および酸素含有ガス(空気等)と接触するため、耐還元性及び耐酸化性を有することが必要であり、それゆえランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO系酸化物)が好適に使用される。インターコネクタ32は支持体27に形成された燃料ガス流路28を流通する燃料ガス、および支持体27の外側を流通する酸素含有ガスのリークを防止するために緻密質でなければならず、93%以上、特に95%以上の相対密度を有していることが好ましい。
なお、燃料電池セル9を作製するにあたり、燃料側電極層29または固体電解質層30との同時焼成により支持体27を作製する場合においては、鉄族金属成分(またはその酸化物)と特定希土類酸化物とから支持体27を形成することが好ましい。また、支持体27は、所要ガス透過性を備えるために開気孔率が30%以上、特に35〜50%の範囲にあるのが好適であり、そしてまたその導電率は50S/cm以上、より好ましくは300S/cm以上、特に好ましくは440S/cm以上とすることがよい。
さらに、P型半導体層33としては、遷移金属ペロブスカイト型酸化物からなる層を例示することができる。具体的には、インターコネクタ32を構成するランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO系酸化物)よりも電子伝導性が大きいもの、例えば、BサイトにMn、Fe、Coなどが存在するLaMnO系酸化物、LaFeO系酸化物、LaCoO系酸化物などの少なくとも一種からなるP型半導体セラミックスを使用することができる。このようなP型半導体層33の厚みは、一般に、30〜100μmの範囲にあることが好ましい。
なお、図示はしていないが、固体電解質層30と酸素側電極層31との間に、固体電解質層30と酸素側電極層31との接合を強固とするとともに、固体電解質層30の成分と酸素側電極層31の成分とが反応して電気抵抗の高い反応層が形成されることを抑制する目的で、Ce(セリウム)と他の希土類元素(SmやGd等)とを含有する組成にて形成される中間層を備えることもできる。
さらに、図示はしていないが、インターコネクタ32と支持体27との間に、インターコネクタ32と支持体27との間の熱膨張差を軽減する等のために、燃料側電極層29と類似した組成の密着層を設けることもできる。
上述したセルスタック装置26においては、改質器11にて改質効率のよい水蒸気改質を行なうことにより、燃料電池セル9に効率よく燃料ガスを供給することができる。ここで、改質器11を平面形状が円形状(内部が中空の円柱状)とすることにより、水蒸気改質に伴う吸熱や発熱による温度変化の影響が、セルスタックを構成する特定の燃料電池セル9にのみ影響することを抑制することができ、各燃料電池セル9に略均等に影響することとなる。それにより、セルスタックの温度分布を均一に近づけることができ、セルスタック(セルスタック装置26)の発電効率を向上することができる。
ここで、改質器11は、水蒸気改質に伴う吸熱反応の温度変化の影響が、セルスタック(燃料電池セル9)に及ぶことを抑制できる構成とすることが好ましい。
図5は、図2に示す改質器11を示す分解斜視図であり、(a)は改質器11を構成する気化部、原燃料供給管3および酸素含有ガス供給管13の一部を示し、(b)は(a)におけるB−B線断面図を示している。なお、(a)においては、気化部を構成する上蓋をはずした状態を示している。また、図6は改質器11を示す分解斜視図であり、(a)は改質器11を構成する改質部および酸素含有ガス供給管13の一部を示し、(b)は(a)におけるC−C線断面図を示している。
図5および図6に示す改質器11においては、水を気化させるための気化部36を、改質反応を行なう改質部42の上方に配置していることから、気化部36における水の気化に伴う吸熱による温度低下の影響がセルスタックに及ぼす影響を抑制することができる。
なお、改質器11にて水蒸気改質を行なうにあたって、原燃料供給管3から天然ガス等の原燃料および水を供給する。この場合において、原燃料供給管3を2重管として、原燃料と水とを別々の管から供給することもできる。なお、図5(a)においては、原燃料供給管3から天然ガス等の原燃料および水を供給する場合を示している。
酸素含有ガス供給管13の内部に配置された原燃料供給管3から供給される原燃料および水は、原燃料供給管3と気化部36とを連通する原燃料流通口41を介して、気化部36の中央部に設けられた原燃料受け部37に供給される。それにより、原燃料供給管3から供給された原燃料および水は、一旦、原燃料受け部37に貯えられる。原燃料受け部37に貯えられた原燃料および水は、原燃料受け部37に設けられた原燃料送出口40から、その一端が原燃料受け部37に接続され原燃料供給管3から供給された原燃料を周縁に流すための渦巻状の気化部流路38に流れる。この場合において、原燃料受け部37に貯えられた水の一部は、水蒸気として気化部流路38に流すこともできる。原燃料受け部37を上述の構成とすることで、原燃料受け部37が、原燃料供給管3と気化部36とを接続する原燃料送出部としての機能を有する。
なお、原燃料受け部37は、例えばその高さを気化部流路38を構成する壁の高さよりも低くし、原燃料受け部37に貯えられた水を水蒸気に気化させた後、原燃料受け部37の上方から、気化部流路38に流すように構成することもできる。この場合においては、原燃料受け部37の上端が原燃料送出口40となる。
また、原燃料供給管3は、原燃料供給管3の開放された一端が原燃料受け部37の底面と間隔をあけて位置するように配置するほか、原燃料供給管3の一端部に原燃料送出口(孔等)を設け、一端を原燃料受け部37の底面と接合した構成とすることもできる。なお、図5(a)においては、原燃料供給管3の開放された一端が原燃料受け部37の底面と間隔をあけて位置するように配置した状態を示している。
同様に、原燃料供給管3から供給される天然ガス等の原燃料も気化部流路38に流れる。気化部流路38を渦巻状とすることにより、気化部流路38の長さを長くすることができ、効率よく水を水蒸気に気化させることができるとともに、水蒸気と原燃料とを効率よく混合することができる。なお、以下、水蒸気が混合された原燃料を原燃料ガスという場合がある。気化部流路38を周縁側に流れた原燃料(原燃料ガス)は、気化部流路38の周縁側(他端部側)に設けられた原燃料ガス流出口39を介して改質部42に流れる。なお、気化部流路38に、水を効率よく気化させるためのセラミックボール等を配置することもできる。なお、気化部流路38は、原燃料と水蒸気とを効率よく周縁側に流すために、周縁部に向けて下がるように傾斜する構成とすることもできる。
原燃料ガス流出口39を流れた原燃料ガスは改質部42の周縁側に流れる。改質部42は、原燃料ガス流出口39を介して改質部42の周縁側に流入した原燃料ガスを中央部側に向けて流すための渦巻状の改質部流路43を備えている。なお、改質部42の上面は、気化部36の底面により塞がれている。
改質部流路43内には、原燃料ガスを燃料ガスに改質するための改質触媒を備えている(図示せず)。改質触媒としては、改質効率や耐久性に優れた改質触媒を用いることが好ましく、例えば、γ−アルミナやα−アルミナやコージェライト等の多孔質担体にRu、Pt等の貴金属やNi、Fe等の卑金属を担持させた改質触媒等を用いることができる。
改質部流路43は、その一端が、上方から改質器11の中央部を貫通するように設けられた酸素含有ガス供給管13の近傍に位置するように設けられている。酸素含有ガス供給管13の内部には、その上端が改質部42の内部に位置し、改質部42にて生成された燃料ガスをマニホールド10に供給するための燃料ガス供給管12が配置されている。
なお、燃料ガス供給管12は、改質部流路43にて生成された燃料ガスを燃料ガス供給管12内に流すための燃料ガス流入口45を備えており、燃料ガス流入口45と改質部42(改質部流路43)とが、燃料ガス流入部44により接続されている。それにより、改質部流路43にて生成された燃料ガスは、燃料ガス流入部44を介して燃料ガス供給管12に流れた後、マニホールド10を介して燃料電池セル9に供給される。なお、改質部流路43は、原燃料ガスを効率よく燃料ガス流入部44に流すために、中央部に向けて下がるように傾斜する構成とすることもできる。
また、酸素含有ガス供給管13の内部に配置された燃料ガス供給管12は、その上端が、気化部36の底面と接合されるように配置されてもよく、また気化部36の底面と間隔をあけて位置するように配置してもよい。なお、図6(b)においては、燃料ガス供給管12を、その上端が気化部36の底面と間隔をあけて位置するように配置した例を示している。
このように、改質器11を、上方に配置され、渦巻状の気化部流路38を備える気化部36と、気化部36の下方に配置され、渦巻状の改質部流路43を備える改質部42とから構成することにより、効率よく改質反応を行なうことができるとともに、気化部36における水の気化に伴う吸熱による温度低下の影響が、セルスタック(燃料電池セル9)に及ぶことを抑制できる。このような改質器11を備えることにより、発電効率や耐久性の向上したモジュール1とすることができる。
図7は、本発明の燃料電池モジュールの他の一例を概略的に示す断面図である。図7に示すモジュール46は、図2に示すモジュール1と対比して、酸素含有ガス供給管13の下端部がマニホールド10に接続されていない点で異なる。
すなわち、図7に示すモジュール46においては、酸素含有ガス供給管13の下端部が開放端となっており、酸素含有ガス供給管13の下端と、燃料ガス供給管12との間が、発電室8内に酸素含有ガスを供給するための酸素含有ガス供給口47としての機能を有する。
このようなモジュール46においても、酸素含有ガスが酸素含有ガス供給管13内を流れる間に、発電室8内の熱および燃料ガス供給管12内を流れる燃料ガスとで熱交換されることとなり、燃料電池セル9の下端部側に供給される酸素含有ガスの温度を効率よく上昇させることができることから、燃料電池セル9の上下方向における温度分布を均一に近づけることができ、燃料電池セル9の発電効率を向上することができる。
図8は、本発明の燃料電池モジュールの他の一例を概略的に示す断面図である。図8に示すモジュール48は、図2に示すモジュール1と対比して、酸素含有ガス供給管13が、収納容器2内に位置する原燃料供給管3および燃料ガス供給管12の内部に配置されている点で異なる。
図8に示すモジュール48においては、酸素含有ガス供給管13は、上端部側に第2の流路17を流れた酸素含有ガスを酸素含有ガス供給管13内に流すための酸素含有ガス流入口50を備えており、酸素含有ガス流入口50と第2の流路17とが、酸素含有ガス流通路49により接続されている。それにより第2の流路17を流れた酸素含有ガスは、酸素含有ガス流通路49を介して、酸素含有ガス供給管13内に流れる。なお、酸素含有ガス供給管13は、原燃料供給管3から供給される原燃料との混合を防止すべく、上端が密閉された形状とすることが好ましい。この場合において酸素含有ガス供給管13の上端は、収納容器2の外部に突出するように配置されていてもよい。なお、酸素含有ガス流通路49が、第2の流路17と酸素含有ガス供給管13とを接続する酸素含有ガス流入部としての機能を有する。
一方、酸素含有ガス供給管13下端部側に、酸素含有ガス供給管13内を流れた酸素含有ガスを発電室8内に供給するための酸素含有ガス供給口51を備えており、酸素含有ガス供給口51と発電室8とが、酸素含有ガス供給路52により接続されている。それにより、酸素含有ガス供給管13内を流れた酸素含有ガスは、酸素含有ガス供給路52を介して、燃料電池セル9の下端部側に供給される。
このようなモジュール48においても、酸素含有ガスが酸素含有ガス供給管13内を流れる間に、発電室8内の熱および燃料ガス供給管12内を流れる燃料ガスとで熱交換されることとなり、燃料電池セル9の下端部側に供給される酸素含有ガスの温度を効率よく上昇させることができることから、燃料電池セル9の上下方向における温度分布を均一に近づけることができ、燃料電池セル9の発電効率を向上することができる。
図9は、図8に示す改質器53を示す分解斜視図であり、(a)は改質器53を構成する気化部、原燃料供給管3および酸素含有ガス供給管13の一部を示し、(b)は(a)におけるD−D線断面図を示している。なお、(a)においては、気化部を構成する上蓋をはずした状態を示している。また、図10は改質器53を示す分解斜視図であり、(a)は改質器53を構成する改質部、燃料ガス供給管12および酸素含有ガス供給管13の一部を示し、(b)は(a)におけるE−E線断面図を示している。なお、図9においては、酸素含有ガス供給管13が原燃料供給管3の内部に配置され、図10のおいては酸素含有ガス供給管13が燃料ガス供給管12の内部に配置されている。
なお、図9および図10に示す改質器53のうち、気化部流路38、原燃料ガス流出口39、改質部流路43は、図5および図6に示す改質器11と同じ構成である。
図9および図10に示す改質器53においても、水を気化させるための気化部54を、改質反応を行なう改質部55の上方に配置していることから、気化部54における水の気化に伴う吸熱による温度低下の影響がセルスタックに及ぼす影響を抑制することができる。
また、改質器53にて水蒸気改質を行なうにあたっても、原燃料供給管3から天然ガス等の原燃料および水を供給する。この場合においても、原燃料と水とを別々の管から供給することもできる。なお、図9(a)においては、原燃料供給管3から天然ガス等の原燃料および水を供給する場合を示している。
原燃料供給管3から供給される原燃料および水は、原燃料供給管3の下端部に設けられた原燃料供給口56から、気化部54の中央部に設けられた原燃料受け部37に供給される。それにより、原燃料供給管3から供給された原燃料および水は、一旦、原燃料受け部37に貯えられる。原燃料受け部37に貯えられた原燃料および水は、原燃料受け部37に設けられた原燃料送出口40から、その一端が原燃料受け部37に接続され原燃料供給管3から供給された原燃料を周縁に流すための渦巻状の気化部流路38に流れる。この場合において、原燃料受け部37に貯えられた水の一部は、水蒸気として気化部流路38に流すこともできる。原燃料受け部37を上述の構成とすることで、原燃料受け部37が、原燃料供給管3と気化部36とを接続する原燃料送出部としての機能を有する。
なお、原燃料受け部37は、例えばその高さを気化部流路38を構成する壁の高さよりも低くし、原燃料受け部37に貯えられた水を水蒸気に気化させた後、原燃料受け部37の上方から、気化部流路38に流すように構成することもできる。この場合においては、原燃料受け部37の上端が原燃料送出口40となる。
また、原燃料供給管3は、原燃料供給管3の開放された一端が原燃料受け部37の底面と間隔をあけて位置するように配置するほか、原燃料供給管3の一端部に原燃料送出口(孔等)を設け、一端を原燃料受け部37の底面と接合した構成とすることもできる。なお、図9(a)においては、原燃料供給管3の開放された一端が原燃料受け部37の底面と間隔をあけて位置するように配置した(原燃料供給管3の下端を原燃料受け部37に接合した)状態を示している。
なお、気化部54の他の構成については、図5に示した気化部36と同様の構成である。
図10に示す改質部55においては、気化部54の原燃料ガス流出口39から供給される原燃料ガスを、改質部流路43に備える改質触媒にて燃料ガスに改質して、上端部が改質部55の内部に配置された燃料ガス供給管12に供給される。なお、燃料ガス供給管12は、改質部流路43にて生成された燃料ガスが流入するための燃料ガス流入口44を備え、改質部55と燃料ガス供給管12とが燃料ガス流入口44を介して接続されている。図10に示す改質部55においては、燃料ガス流入口44が燃料ガス流入部としての機能を有している。なお、燃料ガス流入部として、改質部流路43にて生成された燃料ガスを一端収集したのち、燃料ガス流入口44に流すための燃料ガス受け部を設けることもできる。
なお、図10に示す改質部55においては、燃料ガス供給管12の上端が、気化部36の底面と接合されるように配置されている例を示している。なお、改質部55の他の構成については、図6に示した改質部42と同様の構成である。
このように、改質器53を、上方に配置され、渦巻状の気化部流路38を備える気化部54と、気化部54の下方に配置され、渦巻状の改質部流路43を備える改質部55とから構成することにより、効率よく改質反応を行なうことができるとともに、気化部54における水の気化に伴う吸熱による温度低下の影響が、セルスタック(燃料電池セル9)に及ぶことを抑制できる。このような改質器53を備えることにより、発電効率や耐久性の向上したモジュール48とすることができる。
図11は、図10に示す改質部55の他の一例を示す分解斜視図であり、(a)は改質部、燃料ガス供給管12および酸素含有ガス供給管13の一部を示し、(b)は(a)におけるF−F線断面図を示している。なお、酸素含有ガス供給管13が燃料ガス供給管12の内部に配置されている。
図11に示す改質部57は、図10に示す改質部55と対比して、燃料ガス供給管12の上端部が、気化部54の底面に接続されていない点で異なる。
すなわち、図11に示す改質部57においては、燃料ガス供給管12の上端部が開放端となっており、燃料ガス供給管12の上端と、酸素含有ガス供給管13との間が、燃料ガス流入口58としての機能を有する。このような改質部57においても、改質部流路43にて生成された燃料ガスを効率よく燃料ガス供給管12に供給することができる。
図12は、外装ケース内に図2で示したモジュール1と、モジュール1を動作させるための補機(図示せず)とを収納してなる本発明の燃料電池装置の一例を概略的に示す斜視図である。なお、図12においては一部構成を省略して示している。
図12に示す燃料電池装置59は、外装板60と蓋部材61とからから構成される平面形状が円形状(内部が中空の円柱状)の外装ケース内を仕切板62により上下に区画し、その上方側を上述したモジュール1を収納するモジュール収納室63とし、下方側をモジュール1を動作させるための補機を収納する補機収納室64として構成されている。なお、補機収納室64に収納する補機を省略して示している。
また、仕切板62には、補機収納室64の空気をモジュール収納室63側に流すための空気流通口65が設けられており、モジュール収納室63を構成する蓋部材61(上蓋)の一部に、モジュール収納室63内の空気を排気するための排気口66が設けられている。
このような燃料電池装置59においては、発電効率の向上したモジュール1を収納してなることから、発電効率の向上した燃料電池装置59とすることができる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。
例えば、上述の説明においてモジュール1を円筒状の形状のモジュール1を用いて説明したが、上下方向に長い四角柱状とすることもできる。この場合においても、燃料電池セル9は発電室8の壁面に沿って周回状に配置されていることが好ましく、外装ケースはモジュール1の形状と併せて上下方向に長い四角柱状とすることが好ましい。
1、46、48:燃料電池モジュール
2:収納容器
3:原燃料供給管
8:発電室
9:燃料電池セル
10:マニホールド
11、53:改質器
12:燃料ガス供給管
13:酸素含有ガス供給管
16:第1の流路
17:第2の流路
18:酸素含有ガス流入口
19:第3の流路
25、47、51:酸素含有ガス供給口
26:セルスタック装置
36、54:気化部
37:原燃料受け部
42、55、57:改質部
59:燃料電池装置

Claims (10)

  1. 収納容器内に設けられた発電室内に、燃料ガスと酸素含有ガスとで発電する柱状の燃料電池セルを複数個立設させた状態で配列して電気的に接続してなるセルスタックと、前記燃料電池セルの下端部を固定するとともに前記燃料電池セルに前記燃料ガスを供給するためのマニホールドと、前記セルスタックの上方に配置された、前記マニホールドに供給する前記燃料ガスを生成するための改質器とを収納してなる燃料電池モジュールであって、
    前記マニホールドと前記改質器とを接続する燃料ガス供給管と、前記酸素含有ガスを前記発電室内に供給するための酸素含有ガス供給口を下端部側に備える酸素含有ガス供給管とを備え、前記燃料ガス供給管が前記酸素含有ガス供給管の内部に配置されている、または前記酸素含有ガス供給管が前記燃料ガス供給管の内部に配置されていることを特徴とする燃料電池モジュール。
  2. 前記燃料電池セルが、前記発電室の壁面に沿って周回状に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池モジュール。
  3. 前記発電室の平面形状が円形状であるとともに、前記燃料電池セルが前記発電室の壁面に沿って環状に配列されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池モジュール。
  4. 前記改質器および前記マニホールドの平面形状が円形状であって、前記収納容器の外部から挿入されて前記改質器の上面中央部に接続された、前記改質器に原燃料を供給するための原燃料供給管を備えるとともに、前記燃料ガス供給管が、前記改質器の下面中央部と前記マニホールドの上面中央部とを接続していることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池モジュール。
  5. 前記改質器が、前記原燃料と水とで水蒸気改質を行なう改質器であって、上方に配置された前記水を気化させるための気化部と、該気化部の下方に配置された、前記原燃料と前記気化部で気化された水蒸気とで水蒸気改質を行なう改質部とを備えるとともに、前記気化部が、前記原燃料供給管から中央部に供給された前記原燃料を周縁側に向けて流すための渦巻状の気化部流路を備え、前記改質部が、前記気化部流路から周縁側に供給された前記原燃料を中央部側に向けて流すための渦巻き状の改質部流路を備えることを特徴とする請求項4に記載の燃料電池モジュール。
  6. 前記収納容器は、該収納容器の下方側から供給される酸素含有ガスを上方へ流すための、前記収納容器の外壁と該外壁の内側に所定間隔をあけて配置された内壁とで形成された第1の流路と、該第1の流路を通って上方に流れた酸素含有ガスを前記収納容器の外壁に沿って中央部側へ流すための、前記収納容器の外壁と該外壁の内側に所定間隔をあけて配置された内壁とで形成された第2の流路と、前記第1の流路と隣接し、前記発電室内の排ガスを上方から下方へ流すための、前記内壁と該内壁の内側に所定間隔をあけて配置された排ガス用内壁とで形成された第3の流路とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれかに記載の燃料電池モジュール。
  7. 前記酸素含有ガス供給管が、前記第2の流路とつながって、前記改質器の上方から前記改質器を貫通して配置されていることを特徴とする請求項6に記載の燃料電池モジュール。
  8. 前記収納容器内に位置する前記原燃料供給管および前記燃料ガス供給管が、前記酸素含有ガス供給管の内部に配置されており、
    前記原燃料供給管と前記気化部とが、原燃料送出部を介して接続されているとともに、前記改質部と前記燃料ガス供給管とが、燃料ガス流入部を介して接続されていることを特徴とする請求項7に記載の燃料電池モジュール。
  9. 前記酸素含有ガス供給管が、前記収納容器内に位置する前記原燃料供給管および前記燃料ガス供給管の内部に配置されており、
    前記原燃料供給管と前記気化部とが、原燃料送出部を介して接続されているとともに、前記改質部と前記燃料ガス供給管とが、燃料ガス流入部を介して接続されていることを特徴とする請求項7に記載の燃料電池モジュール。
  10. 請求項1乃至請求項9のうちいずれかに記載の燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールを作動させるための補機とを、外装ケース内に収納してなることを特徴とする燃料電池装置。
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