JP2011175854A - セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 - Google Patents

セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 Download PDF

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Abstract

【課題】集電効率が向上し、発電効率の向上したセルスタック装置を提供する。
【解決手段】セルスタック装置は、端部集電部材4bが、導電部材と接続される枠状部15と、燃料電池セルに接続され、燃料電池セルの幅方向に沿って延びる複数の帯状の集電片16と、燃料電池セルの幅方向における枠状部15の一方側と集電片16の他方側とを接続する燃料電池セル側に突出した第1接続部17と、燃料電池セルの幅方向における枠状部15の他方側と集電片16の一方側とを接続する燃料電池セル側に突出した第2接続部18とを具備することにより、燃料電池セルと端部集電部材4bとの接続面積を増加させている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数個の柱状の燃料電池セルを立設して配列し、電気的に接続してなるセルスタックを備えてなるセルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、燃料ガス(水素含有ガス)と酸素含有ガス(通常、空気である。)とを用いて電力を得ることができる柱状の燃料電池セルを複数個立設して配列し、電気的に直列に接続してなるセルスタック装置を収納容器に収納してなる燃料電池モジュールや、燃料電池モジュールを具備してなる燃料電池装置が提案されている(特許文献1参照)。
セルスタック装置は、柱状の燃料電池セルを集電部材を介して立設させた状態で配列してなるセルスタックと、燃料電池セルの配列方向の両端に端部集電部材を介して導電部材とを配置し、このうち燃料電池セルおよび導電部材の下端が反応ガス(燃料ガス等)を供給するためのマニホールドに固定されて構成されている。
また、端部集電部材としては、燃料電池セルの変形に十分追従して変形するように、燃料電池セルの配列方向における端部に位置する燃料電池セルに接続する複数の第1集電片と、導電部材に接続する複数の第2集電片と、離れて配置される第1集電片の一端と第2集電片の他端とを接続する第1導電片と、離れて配置される第2集電片の一端と他の第1集電片の他端とを接続する第2導電片とを基本構成とし、燃料電池セルの長手方向に連続的に連なって構成されている端部集電部材が提案されている(特許文献2参照)。
特開2003−308857号公報 特開2007−227203号公報
ところで、上述のセルスタック装置においては、端部集電部材が、燃料電池セルとは第1集電片のみで接続されており、導電部材とは第2集電片のみで接続されているため、端部集電部材と、燃料電池セルや導電部材との接続面積を大きくすることが難しい。そのため、セルスタック装置の発電により生じた電流を、効率よく外部に引出す(集電する)ことができず、セルスタック装置の発電効率を向上させることが難しかった。
また、このような端部集電部材は、端部集電部材の幅方向における両端を拘束するような構成ではないことから、ハンドリング性が悪く、端部集電部材(特には集電片)が容易に変形してしまい、セルスタック装置の製造時において、燃料電池セルや導電部材と剥離を生じるおそれがある。
それゆえ、本発明は、効率よく集電することができるとともに、ハンドリング性が向上した端部集電部材を提供することにより発電効率の向上したセルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置を提供することを目的とする。
本発明のセルスタック装置は、複数個の柱状の燃料電池セルを集電部材を介して立設させた状態で配列して電気的に直列に接続してなるセルスタックと、該セルスタックを前記燃料電池セルの配列方向における両端から端部集電部材を介して挟持するように配置された導電部材と、前記燃料電池セルの下端部を固定するとともに、前記燃料電池セルに反応ガスを供給するためのマニホールドとを具備するセルスタック装置において、前記端部集電部材は、前記導電部材と接続された枠状部と、該枠状部に対して間隔をあけて配置され、かつ前記燃料電池セルに接続された、該燃料電池セルの幅方向に沿って延びる帯状の集電片と、前記燃料電池セルの幅方向における前記枠状部の一方側と前記集電片の他方側とを接続する第1接続部と、前記燃料電池セルの幅方向における前記枠状部の他方側と前記集電片の一方側とを接続する第2接続部とを具備することを特徴とする。
このようなセルスタック装置においては、端部集電部材が、導電部材と接続された枠状部と、枠状部と間隔をあけて配置され、かつ燃料電池セルに接続された、燃料電池セルの幅方向に沿って延びる帯状の集電片と、燃料電池セルの幅方向における枠状部の一方側と集電片の他方側とを接続する第1接続部と、燃料電池セルの幅方向における枠状部の他方側と集電片の一方側とを接続する第2接続部とを具備することから、燃料電池セルや導電部材と端部集電部材との接続面積を増加させることができる。それにより、セルスタック装置にて発電した電流を効率よく集電することができ、発電効率の向上したセルスタック装置とすることができる。
さらに、集電片が、第1接続部と第2接続部により枠状部に接続されていることから、端部集電部材のハンドリング性を向上させることができ、セルスタック装置の作製時において、端部集電部材と燃料電池セルや導電部材との剥離を抑制することができる。
また、本発明のセルスタック装置は、複数の前記燃料電池セルの配列方向から見たとき、前記第1接続部、前記集電片および前記第2接続部が前記枠状部の枠内に配置されていることが好ましい。
このようなセルスタック装置においては、複数の燃料電池セルの配列方向から見たとき、第1接続部、集電片および第2接続部が枠状部の枠内に配置されていることから、端部集電部材をプレス成形等の簡単な加工により作製することができ、容易に端部集電部材を作製することができる。
さらに、第1接続部、集電片および第2接続部が枠状部の枠内に配置されていることから、第1接続部、集電片および第2接続部が変形することを抑制でき、さらにハンドリング性の向上した端部集電部材とすることができる。
また、本発明のセルスタック装置は、前記端部集電部材が、前記枠状部と、複数の前記集電片と、前記第1接続部と、前記第2接続部とを一つのユニットとし、該ユニットを、前記燃料電池セルの長手方向に沿って複数配置するとともに、各前記ユニットの前記枠状部を導電性連結片により接続してなることが好ましい。
ここで、セルスタック装置の作動時において、各燃料電池セルが変形することがある。このような燃料電池セルの変形としては、燃料電池セルの配列方向に沿って反る変形である反り(以下、反りという場合がある。)のほか、上下方向に伸びる変形(以下、伸びという場合がある。)が例示される。
このような燃料電池セルの変形が生じた場合においても、端部集電部材が、枠状部と、複数の集電片と、第1接続部と、第2接続部とを一つのユニットとし、ユニットを、燃料電池セルの長手方向に沿って複数配置するとともに、各ユニットの枠状部を導電性連結片
により接続してなることから、燃料電池セルの変形(伸びや反り)に柔軟に追従することができ、燃料電池セルと端部集電部材との剥離を抑制することができる。
また、本発明のセルスタック装置は、前記端部集電部材が、前記集電片の前記燃料電池セルの長手方向における長さが同じであるとともに、最上端に配置された前記ユニットの前記集電片の数が前記端部集電部材の最下端に配置された前記ユニットの前記集電片の数よりも少ないことが好ましい。
このようなセルスタック装置においては、端部集電部材が、集電片の燃料電池セルの長手方向における長さが同じであるとともに、最上端に配置されたユニットの集電片の数が端部集電部材の最下端に配置されたユニットの集電片の数よりも少ないことから、燃料電池セルの変形(伸びや反り)に柔軟に追従することができる。特に、燃料電池セルの下端部がマニホールドに固定されていることから、燃料電池セルの伸びは、燃料電池セルの下端部側に比べ上端部側が大きくなっており、本発明を好適に用いることができる。
また、本発明のセルスタック装置は、前記端部集電部材が、前記集電片の前記燃料電池セルの長手方向における長さ、各前記ユニットの前記集電片の数および隣接する前記集電片間の間隔が同じであるとともに、最上端に配置された前記ユニットの前記枠状部の前記燃料電池セルの長手方向における長さが、最下端に配置された前記ユニットの前記枠状部の前記燃料電池セルの長手方向における長さよりも長いことが好ましい。
このようなセルスタック装置においては、端部集電部材が、集電片の燃料電池セルの長手方向における長さ、各ユニットの集電片の数および隣接する集電片間の間隔が同じであるとともに、最上端に配置されたユニットの枠状部の燃料電池セルの長手方向における長さが、最下端に配置されたユニットの枠状部の燃料電池セルの長手方向における長さよりも長いことから、燃料電池セルの変形(伸びや反り)に柔軟に追従することができる。
また、本発明のセルスタック装置は、前記端部集電部材が、前記導電性連結片の前記燃料電池セルの幅方向における長さが同じであるとともに、最上端に配置された前記ユニットに接続されている前記導電性連結片の前記燃料電池セルの長手方向における長さが、最下端に配置された前記ユニットに接続されている前記導電性連結片の前記燃料電池セルの長手方向における長さよりも長いことが好ましい。
このようなセルスタック装置においては、端部集電部材が、導電性連結片の燃料電池セルの幅方向における長さが同じであるとともに、最上端に配置されたユニットに接続されている導電性連結片の燃料電池セルの長手方向における長さが、最下端に配置されたユニットに接続されている導電性連結片の燃料電池セルの長手方向における長さよりも長いことから、端部集電部材の上端部側の剛性を低下させることができ、端部集電部材と変形量(特には伸び)の大きい燃料電池セルの上端部側との剥離を抑制することができる。
本発明の燃料電池モジュールは、上記のセルスタック装置を収納容器内に収納してなることを特徴とすることから、発電効率の向上した燃料電池モジュールとすることができる。
本発明の燃料電池装置は、上記の燃料電池モジュールと燃料電池モジュールを動作させるための補機とを外装ケースに収納してなることを特徴とすることから、発電効率の向上した燃料電池装置とすることができる。
本発明のセルスタック装置は、端部集電部材が、導電部材と接続された枠状部と、枠状
部と間隔をあけて配置され、かつ燃料電池セルに接続された、燃料電池セルの幅方向に沿って延びる帯状の集電片と、燃料電池セルの幅方向における枠状部の一方側と集電片の他方側とを接続する第1接続部と、燃料電池セルの幅方向における枠状部の他方側と集電片の一方側とを接続する第2接続部とを具備することから、燃料電池セルや導電部材と端部集電部材との接続面積を増加させることができる。それにより、セルスタック装置にて発電した電流を効率よく集電することができ、発電効率の向上したセルスタック装置とすることができる。また、このセルスタック装置を収納容器内に収納することで、発電効率の向上した燃料電池モジュールとすることができ、さらにこの燃料電池モジュールと燃料電池モジュールを動作させるための補機とを外装ケース内に収納することで、発電効率が向上した燃料電池装置とすることができる。
本発明のセルスタック装置の一例を示し、(a)はセルスタック装置を概略的に示す側面図、(b)は(a)のセルスタック装置の点線枠で囲った部分の一部を拡大して示す平面図である。 図1における端部集電部材を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 (a)は、図2における端部集電部材の一部を拡大して示す要部斜視図であり、(b)は、本発明のセルスタック装置を構成する端部集電部材の他の一例を示し、一部を拡大して示す要部斜視図である。 (a)は、本発明のセルスタック装置を構成する導電部材を示す斜視図であり、(b)は、本発明のセルスタック装置を構成する導電部材と端部集電部材との接続状態を示す平面図である。 本発明のセルスタック装置を構成する端部集電部材のさらに他の一例を示し、(a)は斜視図、(b)正面図である。 本発明のセルスタック装置を構成する端部集電部材のさらに他の一例を示し、(a)は斜視図、(b)正面図である。 本発明のセルスタック装置を構成する端部集電部材のさらに他の一例を示し、(a)は斜視図、(b)正面図である。 本発明の燃料電池モジュールの一例を示す外観斜視図である。 本発明の燃料電池装置の一例を示す分解斜視図である。
図1は、本発明のセルスタック装置1の一例を示したものであり、(a)はセルスタック装置1を概略的に示す側面図、(b)は(a)のセルスタック装置1の一部を拡大した平面図であり、(a)で示した点線枠で囲った部分を抜粋して示している。また、同一の部材については同一の番号を付するものとし、以下同様とする。なお、(b)において(a)で示した点線枠で囲った部分に対応する部分を明確とするために矢印にて示している。
ここで、セルスタック装置1は、一対の対向する平坦面をもつ柱状の導電性支持体12(以下、支持体12と略す場合がある。)の一方側の平坦面上に内側電極層としての燃料極層8と、固体電解質層9と、外側電極層としての空気極層10とを順に積層してなる柱状(中空平板状)の燃料電池セル3の複数個を、それぞれの燃料電池セル3間に集電部材4aを介して立設させた状態で配列して、電気的に直列に接続してセルスタック2を形成し、セルスタック2を燃料電池セル3の配列方向(以下、セル配列方向と略す場合がある。)の両端から端部集電部材4bを介して導電部材5により挟持し、燃料電池セル3の下端部を、燃料電池セル3に燃料ガスを供給するマニホールド7に固定して構成されている。なお、燃料極層8、固体電解質層9および空気極層10をこの順に積層された部位(以下、発電部と略す場合がある。)において、燃料電池セル3は発電する。なお、以降の説
明において、特に断りのない限り、内側電極層を燃料極層8とし、外側電極層を空気極層10として説明する。
図1に示す導電部材5においては、セル配列方向に沿って外側に向けて延びた形状で、セルスタック2(燃料電池セル3)の発電により生じる電流を引出すための電流引出部6が設けられている。
さらに、燃料電池セル3の他方側の平坦面上にはインターコネクタ11が設けられており、支持体12の内部には、燃料ガス(反応ガス)を流すための燃料ガス流路(反応ガス流路)13が所定の間隔をあけて複数設けられている。
また、インターコネクタ11の外面(上面)にはP型半導体層14を設けることもでき、図1においてはP型半導体層14を設けた例を示している。集電部材4aおよび端部集電部材4を、P型半導体層14を介してインターコネクタ11に接続させることにより、両者の接続がオーム接続となり、電位降下を少なくし、集電性能の低下を有効に回避することが可能となる。
また、支持体12を燃料極層8を兼ねるものとし、その一方側表面上に固体電解質層9および空気極層10を順次積層して燃料電池セル3を構成することもできる。
なお、本発明において燃料電池セル3としては、各種燃料電池セルが知られているが、発電効率のよい燃料電池セル3とする上で、固体酸化物形燃料電池セル3とすることができる。それにより、単位電力に対して燃料電池装置を小型化することができるとともに、家庭用燃料電池で求められる変動する負荷に追従する負荷追従運転を行なうことができる。
以下に、図1において示すセルスタック装置1を構成する各部材について説明する。
燃料極層(内側電極層)8は、一般的に公知のものを使用することができ、多孔質の導電性セラミックス、例えばYやYb等の希土類元素が固溶しているZrO(安定化ジルコニアと称する)とNiおよび/またはNiOとから形成することができる。
燃料極層8において、NiおよびNiOのうち少なくとも一方と、希土類元素が固溶しているZrOの含有量は、焼成−還元後における体積比率が、NiO:希土類元素が固溶しているZrO(例えば、NiO:YSZ)が35:65〜65:35の範囲にあるのが好ましい。さらに、この燃料極層8の気孔率は、15%以上、特に20〜40%の範囲にあるのが好ましく、その厚みは、1〜30μmであるのが好ましい。
固体電解質層9は、電極間の電子の橋渡しをする電解質としての機能を有しているとともに、燃料ガスと酸素含有ガスとのリークを防止するためにガス遮断性を有することが必要とされ、3〜15モル%の希土類元素が固溶したZrOから形成される。なお、上記特性を有する限りにおいては、他の材料等を用いて形成してもよい。
さらに、固体電解質層9は、ガス透過を防止するという点から、相対密度(アルキメデス法による)が93%以上、特に95%以上の緻密質であることが望ましく、かつその厚みが5〜50μmであることが好ましい。
空気極層(外側電極層)10は、導電性セラミックス(例えば、ABO型のペロブスカイト型酸化物)から形成することができ、ガス透過性を有する必要があることから、気孔率が20%以上、特に30〜50%の範囲にあることが好ましい。さらに、空気極層1
0の厚みは、集電性という点から30〜100μmであることが好ましい。
インターコネクタ11は、導電性セラミックスから形成することができるが、燃料ガス(水素含有ガス)および酸素含有ガス(空気等)と接触するため、耐還元性及び耐酸化性を有することが必要であり、それゆえランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO系酸化物)が好適に使用される。インターコネクタ11は導電性支持体12に形成された複数の燃料ガス流路13を流通する燃料ガス、および導電性支持体12の外側を流通する酸素含有ガスのリークを防止するために緻密質でなければならず、93%以上、特に95%以上の相対密度を有していることが好ましい。
また、インターコネクタ11の厚みは、ガスのリーク防止と電気抵抗の増大を抑制という理由から、10〜50μmであることが好ましい。この範囲よりも厚みが薄いと、ガスのリークを生じやすく、またこの範囲よりも厚みが大きいと、電気抵抗が大きく、電位降下により集電機能が低下してしまうおそれがある。
支持体12としては、燃料ガスを燃料極層8まで透過するためにガス透過性であること、さらには、インターコネクタ11を介して集電するために導電性であることが要求される。したがって、支持体12としては、かかる要求を満足するものを材質として採用する必要があり、例えば導電性セラミックスやサーメット等を用いることができる。
なお、燃料電池セル3を作製するにあたり、燃料極層8または固体電解質層9との同時焼成により支持体12を作製する場合においては、鉄属金属成分と特定希土類酸化物とから支持体12を形成することが好ましい。また、支持体12は、所要ガス透過性を備えるために開気孔率が30%以上、特に35〜50%の範囲にあるのが好適であり、そしてまたその導電率は50S/cm以上、より好ましくは300S/cm以上、特に440S/cm以上であるのが好ましい。
また、支持体12の平坦面の長さ(支持体12の幅方向の高さ)は、通常、15〜35mm、弧状面の長さ(弧の長さ)は、2〜8mmであり、支持体12の厚み(平坦面間の厚み)は1.5〜5mmであることが好ましい。
P型半導体層14としては、遷移金属ペロブスカイト型酸化物からなる層を例示することができる。具体的には、インターコネクタ11を構成するランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO系酸化物)よりも電子伝導性が大きいもの、例えば、BサイトにMn、Fe、Coなどが存在するLaMnO系酸化物、LaFeO系酸化物、LaCoO系酸化物などの少なくとも一種からなるP型半導体セラミックスを使用することができる。このようなP型半導体層15の厚みは、一般に、30〜100μmの範囲にあることが好ましい。
なお、図示はしていないが、固体電解質層9と空気極層10との間に、固体電解質層9と空気極層10との接合を強固なものとするとともに、固体電解質層9の成分と空気極層10の成分とが反応して電気抵抗の高い反応層が形成されることを抑制する目的で、Ce(セリウム)と他の希土類元素(SmやGd等)とを含有する組成にて形成される中間層を備えることもできる。
さらに、図示していないが、インターコネクタ11と支持体12との間に、インターコネクタ11と支持体12との間の熱膨張係数差を軽減する等のために、燃料極層8と類似した組成の密着層を設けることもできる。
そして、それぞれの燃料電池セル3は集電部材4aを介して電気的に直列に接続され。
セルスタック2を構成する。なお、集電部材4aは、弾性を有する金属または合金からなる部材あるいは金属繊維または合金繊維からなるフェルトに所要の表面処理を加えた部材から構成することができる。
また、燃料電池装置の発電中に、高温な酸化雰囲気に曝されることから、Crを含有する合金を用いて作製することが好ましい。さらに、集電部材4aの表面の一部、好ましくは全体を希土類元素を含有するペロブスカイト形酸化物等を用いてCr拡散抑制コーティングすることが好ましい。
なお、集電部材4aの長手方向の長さおよび幅方向の長さは、発電部の長手方向の長さおよび幅方向の長さと同等以上の長さとすることが好ましい。それにより、発電により生じた電流を効率よく集電することができる。
ここで、本発明のセルスタック装置1を構成する端部集電部材4bを説明する。
図2は、本発明のセルスタック装置1を構成する端部集電部材4bを示し、(a)は斜視図、(b)は正面図である。図3は、(a)は、図2における端部集電部材4bの一部を拡大して示す要部斜視図であり、(b)は、本発明のセルスタック装置を構成する端部集電部材の他の一例を示し、一部を拡大して示す要部斜視図である。
端部集電部材4bは、導電部材5と接続される枠状部15と、燃料電池セル3に接続され燃料電池セル3の幅方向(以下、セル幅方向と略す場合がある。) に沿って延びる帯状
の集電片17と、セル幅方向における枠状部15の一方側(側枠の一方側)と集電片16のセル幅方向の他方側端部とを接続する第1接続部17と、セル幅方向における枠状部15の他方側(側枠の他方側)と集電片17のセル幅方向の一端側端部とを接続する第2接続部18とを一つのユニットとして、端部集電部材4bの長手方向に複数のユニットが配置され、各ユニットの枠状部15の上端及び下端のセル幅方向の中央部を導電性連結片19により連結されている。
図2(b)に示すように、一つのユニットは、第1接続部17、集電片16および第2接続部18を一組として一つの枠状部15に所定間隔をあけて、セル配列方向から見たとき(図2においては、正面視したとき。)に枠状部15内に複数組配置されている。
また、図1(a)に示すように、セル配列方向における端部に位置する燃料電池セル3と導電部材5とは所定の間隔を有している。そのため、端部集電部材4bは、図3(a)に示すように、第1接続部17および第2接続部18は複数回(図では3回)折れ曲がり、燃料電池セル3側に突出した形状になっている。それにより、枠状部15が導電部材5に接続されるとともに、集電片16が燃料電池セル3と接続される。
本発明の端部集電部材4bは、第1接続部17、集電片16および第2接続部18を一組とし、これらの複数組がセル配列方向から見たときに枠状部15内に配置され、このユニットの複数個が導電性連結片18に連結されていることから、燃料電池セル3および導電部材5との接続面積を増加させることができ、発電効率の向上ししたセルスタック装置1とすることができる。
本発明の端部集電部材4bは、集電片16と接続されていない側における第1接続部17および第2接続部18の端部が枠状部15に接続されていることから、端部集電部材4bのハンドリング性を大幅に向上させることができ、セルスタック装置1の作製時や端部集電部材4bの加工時等の端部集電部材4bの変形を抑制することができる。
また、枠状部15が導電部材5と接続されることから、導電部材と集電片にて接続される従来の端部集電部材に比べて、導電部材5と端部集電部材4bとの接続を強固なものにすることができる。
なお、端部集電部材4bにおいては、一つのユニットに集電片17が4つ設けられ、5つのユニットからなる端部集電部材4bの例を示したが、これに限定されるものではない。
図3(b)に示す端部集電部材20は、一つのユニットに集電片17が一つ設けられた例を示している。このような端部集電部材20においても、燃料電池セル3や導電部材5との接続面積が増加することができるとともに、ハンドリング性を向上させることができる。なお、一つのユニットに集電片17が一つ設けられる端部集電部材20とした場合、後述する燃料電池セル3の変形に追従するため、セル長手方向に沿ってユニットを複数配置することが好ましい。
また、端部集電部材4bは、上記した集電部材4aと同様にCrを含有する合金により作製することができ、Crの拡散を抑制するコーティングを施すことが好ましい。
ここで、端部集電部材4bは、例えば板部材をプレス加工により所定の形状に打ち抜き、集電片16が枠状部15より突出するように、第1接続部17および第2接続部18を引出して、作製することができる。この方法を用いれば容易に端部集電部材4bを作製することができる。なお、各部材を別途作製し、それぞれを接合や溶接して端部集電部材4bを作製してもよい。
なお、図示していないが、端部集電部材が一つのユニットにより構成され、集電片16、第1接続部17および第2接続部18を複数組備える構成としてもよい。その場合においても、段部集電部材と燃料電池セル3や導電部材5との接続面積を向上させることができるとともに、ハンドリング性の向上した端部集電部材とすることができる。
図4は、(a)は、本発明のセルスタック装置を構成する導電部材5を示す斜視図であり、(b)は、本発明のセルスタック装置を構成する導電部材5と端部集電部材4bとの接続状態を示す平面図である。
導電部材5は、平板部21とその両側縁から屈曲した一対の側板部22とを具備している。なお、導電部材5は、燃料電池セル3の発電により生じる電流を外部に引き出すための電流引出部6を備えている。
導電部材5は、側板部22が設けられていることから、導電部材5の平板部21の剛性を高めることができ、セルスタック装置1の運搬時や設置時における振動等により導電部材5がセルスタック2が破損することを抑制することができる。なお、側板部22は平板部21を折り曲げて作製することもでき、別部材を接合しても受けてもよい。また、導電部材5は、上記したCrを含有する合金により作製することができる。さらに、Crの拡散を抑制するコーティングを施すことが好ましい。
図4(b)に示すように、端部集電部材4aは、導電部材5と枠状部15とが接続され、図示していないがセル配列方向の端部に位置する燃料電池セル3と集電片16とが接続する。端部集電部材4bと導電部材5や燃料電池セル3は導電性セラミックス等の導電性接着剤(図示せず)により接続されている。なお、集電部材4aと燃料電池セル3との接続においても、導電性接着剤が用いられている。
ところで、上述したような燃料電池セル3を用いて構成されるセルスタック装置1においては、セルスタック装置1の運転に伴い、燃料電池セル3が空気極層10側に向けて屈曲する変形(反り)を生じる場合がある。さらに、燃料電池セル3の作製時に、支持体12や燃料極層8に含むことができるNiOを、導電性のあるNiに還元する還元処理を行なう必要があるが、この際に、空気極層10とインターコネクタ11との熱膨張係数の違いにより、これらの変化量に差が生じ、燃料電池セル3が反りを生じる場合がある。
また、燃料電池セル3は、セルスタック装置1の発電時や上記還元処理時において、燃料電池セル3の長手方向(下端がマニホールド7に固定されているため特には上方向)に伸びる変形(伸び)が生じる場合がある。
そして、燃料電池セル3に反りや伸びが生じると、端部集電部材4bと燃料電池セル3とが剥離し、発電効率が低下するおそれがある。また、導電部材5が燃料電池セル3の反りや伸びに柔軟に追従して変形しないために、燃料電池セル3の下端部(マニホールド7側))に強い応力が生じ、燃料電池セル3の下端部(マニホールド7側)で割れ等の破損を生じるおそれがある。それにより、セルスタック装置の発電効率が低下するおそれがある。
図5は、本発明のセルスタック装置を構成する端部集電部材のさらに他の一例を示し、(a)は斜視図、(b)正面図である。
図5に示す端部集電部材23は、最上端に配置されたユニット(図5では、最上端に配置されたユニットおよびそのユニットに隣り合うユニット)の集電片16の数が端部集電部材23の最下端に配置されたユニット(図5では、最下端に配置されたユニットおよびそのユニットに隣り合うユニット)の集電片16の数よりも少なくなっている。その他の構成は端部集電部材4bと同様であり、複数のユニットの集電片16のセル長手方向における長さ(以下、集電片の高さと略す場合がある。)は同じである。
それにより、端部集電部材23と燃料電池セル3との端部集電部材23の上端部側と燃料電池セル3の上端部側の接続面積が小さくなり、燃料電池セル3の変化量(伸びおよび反り)が大きい場合においても、燃料電池セル3の変形に柔軟に追従することができる。
また、集電片16がセル幅方向に沿った帯状の形状を有することから、燃料電池セル3に伸びが生じても、燃料電池セル3の変形を拘束することがなく、燃料電池セル3および集電片16に過剰な応力が生じることを抑制することができる。それにより、燃料電池セル3が破損することを抑制することができるとともに、集電片16が燃料電池セル3から剥離することを抑制することができる。
さらに、集電片16と枠状部15とを接続する第1接続部17および第2接続部18が、燃料電池セル3側に突出する形状を有することから、端部集電部材23が燃料電池セル3の変形(特には反り)に対して柔軟に追従することができる。
なお、各ユニットは導電性連結片19により接続されるが、それぞれのユニットは、セル幅方向における中央部にて連結されることが好ましい。それにより、端部集電部材23の長手方向における剛性を低下させることができ、燃料電池セル3の変形(特には伸び)に柔軟に追従することができる。
また、図5(b)に示すように、隣り合う集電片16の間に導電部材接続部24を設けてもよい。導電部材接続部24を設けることにより、端部集電部材23と導電部材5との接続面積を増加させることができ、発電効率の向上したセルスタック装置1とすることが
できる。
なお、ここで集電片16とは、端部集電部材4bのうち燃料電池セル3と接続(接触)する部位をいい、図中の点で塗られた部位が相当する。
図6は、本発明のセルスタック装置を構成する端部集電部材のさらに他の一例を示し、(a)は斜視図、(b)正面図である。
図6に示す端部集電部材25は、最上端に配置されたユニット(図6では、最上端に配置されたユニットおよびそのユニットに隣り合うユニット)における枠状部15のセル長手方向の長さ(以下、ユニットの高さと略す場合がある。)が、最下端に配置されたユニット(図6では、最下端に配置されたユニットおよびそのユニットに隣り合うユニット)のユニットの高さよりも長くなっている。その他の構成は端部集電部材4bと同様であり、複数のユニットの集電片16の高さ、集電片16の数および各ユニットの集電片17の間隔が同じである。
それにより、変形量の大きい燃料電池セル3の上端部側においても、端部集電部材25が変形に柔軟に追従することができ、燃料電池セル3と端部集電部材25との剥離を抑制することができる。
なお、集電片16の間隔とは、各ユニット内の集電片16の間隔を示し、各ユニットを構成する集電片16の数が等しい場合、ユニットの高さが長くなれば、集電片16の間隔も長くなる。
図7は、本発明のセルスタック装置を構成する端部集電部材のさらに他の一例を示し、(a)は斜視図、(b)正面図である。
図7に示す端部集電部材26は、最上端に配置されたユニット(図7では、最上端に配置されたユニットおよびそのユニットに隣り合うユニット)と接続される導電性連結片19におけるセル長手方向の長さ(以下、導電性連結片19の高さと略す場合がある。)が、最下端に配置されたユニット(図7では、最下端に配置されたユニットおよびそのユニットに隣り合うユニット)と接続される導電性連結片19の高さよりも長い構成となっている。その他の構成は端部集電部材4bと同様であり、導電性連結片19のセル幅方向における長さが同じである。
それにより、端部集電部材26の上端部側の剛性を低くすることができ、燃料電池セル3の変形に柔軟に追従することができる。また、同じユニット形状を有しているため、端部集電部材26を容易に作成することができる。
なお、端部集電部材23、25においても、端部集電部材23、25の上端における導電性連結片19の高さを端部集電部材23、25の中央部側および下端部側よりも長くしてもよい。それにより、端部集電部材23、25をさらに燃料電池セル3の変形に追従させることができる。
また、ユニットを構成する集電片16の数を端部集電部材の上端に向けて漸次少なくしてもよいし、ユニットの高さや導電性連結部の高さを端部集電部材の上端に向けて漸次長くしてもよい。その場合においても、燃料電池セル3の変形に端部集電部材23、25、26が柔軟に追従することができる。
なお、段部集電部材の上端および下端とはその近傍まで含み、図6や図7のように上端
に配置されたユニットと隣り合うユニットを含んでもよく、適宜設定すればよい。
図8は、本発明の燃料電池モジュール30の一例を示す外観斜視図であり、直方体状の収納容器31の内部に、本発明のセルスタック装置1を収納して構成されている。
なお、燃料電池セル3にて使用する燃料ガスを得るために、天然ガスや灯油等の原燃料を改質して燃料ガスを生成するための改質器32をセルスタック2の上方に配置している。そして、改質器32で生成された燃料ガスは、ガス流通管33を介してマニホールド7に供給され、マニホールド7を介して燃料電池セル3の内部に設けられた燃料ガス流路(図示せず)に供給される。
なお、図8においては、収納容器31の一部(前後面)を取り外し、内部に収納されているセルスタック装置1および改質器32を後方に取り出した状態を示している。ここで、図8に示した燃料電池モジュール30においては、セルスタック装置1を、収納容器31内にスライドして収納することが可能である。
また収納容器31の内部に設けられた酸素含有ガス導入部材34は、図8においてはマニホールド7に並置されたセルスタック2の間に配置されるとともに、酸素含有ガスが、燃料ガスの流れに合わせて、燃料電池セル3の側方を下端部側から上端部側に向かって流れるように、燃料電池セル3の下端部側に酸素含有ガスを供給するように構成されている。そして、燃料電池セル3の燃料ガス流路より排出される余剰の燃料ガスを燃料電池セル3の上端部側で燃焼させることにより、燃料電池セル3の温度を上昇させることができ、セルスタック装置1の起動を早めることができる。また、燃料電池セル3の上端部側にて、燃料電池セル3の燃料ガス流路から排出される燃料ガスを燃焼させることにより、セルスタック2の上方に配置された改質器32を温めることができる。それにより、改質器32で効率よく改質反応を行うことができる。
このような燃料電池モジュール30においては、上述したように、発電効率の向上したセルスタック装置1を収納容器31に収納して構成されることにより、発電効率の向上した燃料電池モジュール30とすることができる。
図9は、外装ケース内に図8で示した燃料電池モジュール30と、燃料電池モジュール30を動作させるための補機(図示せず)とを収納してなる本発明の燃料電池装置の一例を示す分解斜視図である。なお、図9においては一部構成を省略して示している。
図9に示す燃料電池装置40は、支柱41と外装板42から構成される外装ケース内を仕切板43により上下に区画し、その上方側を上述した燃料電池モジュール30を収納するモジュール収納室44とし、下方側を燃料電池モジュール30を動作させるための補機を収納する補機収納室45として構成されている。なお、補機収納室45に収納する補機を省略して示している。
また、仕切板43には、補機収納室45の空気をモジュール収納室44側に流すための空気流通口46が設けられており、モジュール収納室45を構成する外装板42の一部に、モジュール収納室44内の空気を排気するための排気口47が設けられている。
このような燃料電池装置40においては、上述したように、発電効率の向上した燃料電池モジュール30をモジュール収納室44に収納し、燃料電池モジュール30を動作させるための補機を補機収納室45に収納して構成されることにより、発電効率の向上した燃料電池装置40とすることができる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。
例えば、上述したセルスタック装置1においては、燃料電池セル3内の燃料ガス流路13に燃料ガスを供給し、燃料電池セル3の外側に酸素含有ガスを供給する例を示しているが、燃料ガス流路13に酸素含有ガスを供給し、燃料電池セル3の外側に燃料ガスを供給する構成としてもかまわない。その場合においては、内側電極層を空気極層10とし、外側電極層を燃料極層8とする構成の燃料電池セル3とすればよい。
1:セルスタック装置
2:セルスタック
3:燃料電池セル
4a:集電部材
4b,20,23,25,26:端部集電部材
5:導電部材
6:電流引出部
7:マニホールド
15:枠状部
16:集電片
17:第1接続部
18:第2接続部
19:導電性連結部
30:燃料電池モジュール
40:燃料電池装置

Claims (8)

  1. 複数個の柱状の燃料電池セルを集電部材を介して立設させた状態で配列して電気的に直列に接続してなるセルスタックと、該セルスタックを前記燃料電池セルの配列方向における両端から端部集電部材を介して挟持するように配置された導電部材と、前記燃料電池セルの下端部を固定するとともに、前記燃料電池セルに反応ガスを供給するためのマニホールドとを具備するセルスタック装置において、
    前記端部集電部材は、
    前記導電部材と接続された枠状部と、
    該枠状部に対して間隔をあけて配置され、かつ前記燃料電池セルに接続された、該燃料電池セルの幅方向に沿って延びる帯状の集電片と、
    前記燃料電池セルの幅方向における前記枠状部の一方側と前記集電片の他方側とを接続する第1接続部と、
    前記燃料電池セルの幅方向における前記枠状部の他方側と前記集電片の一方側とを接続する第2接続部とを具備することを特徴とするセルスタック装置。
  2. 複数の前記燃料電池セルの配列方向から見たとき、前記第1接続部、前記集電片および前記第2接続部が前記枠状部の枠内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のセルスタック装置。
  3. 前記端部集電部材は、前記枠状部と、複数の前記集電片と、前記第1接続部と、前記第2接続部とを一つのユニットとし、該ユニットを、前記燃料電池セルの長手方向に沿って複数配置するとともに、各前記ユニットの前記枠状部を導電性連結片により接続してなることを特徴とする請求項1または2に記載のセルスタック装置。
  4. 前記端部集電部材は、前記集電片の前記燃料電池セルの長手方向における長さが同じであるとともに、最上端に配置された前記ユニットの前記集電片の数が前記端部集電部材の最下端に配置された前記ユニットの前記集電片の数よりも少ないことを特徴とする請求項3に記載のセルスタック装置。
  5. 前記端部集電部材は、前記集電片の前記燃料電池セルの長手方向における長さ、各前記ユニットの前記集電片の数および隣接する前記集電片間の間隔が同じであるとともに、
    最上端に配置された前記ユニットの前記枠状部の前記燃料電池セルの長手方向における長さが、最下端に配置された前記ユニットの前記枠状部の前記燃料電池セルの長手方向における長さよりも長いことを特徴とする請求項3に記載のセルスタック装置。
  6. 前記端部集電部材は、前記導電性連結片の前記燃料電池セルの幅方向における長さが同じであるとともに、最上端に配置された前記ユニットに接続されている前記導電性連結片の前記燃料電池セルの長手方向における長さが、最下端に配置された前記ユニットに接続されている前記導電性連結片の前記燃料電池セルの長手方向における長さよりも長いことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載のセルスタック装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のセルスタック装置を収納容器内に収納してなることを特徴とする燃料電池モジュール。
  8. 請求項7に記載の燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールを動作させるための補機とを外装ケース内に収納してなることを特徴とする燃料電池装置。
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