JP2010129270A - 燃料電池セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料電池セルの破損を抑制可能な、信頼性の向上した燃料電池セルスタック装置を提供する。
【解決手段】
柱状の燃料電池セル3を集電部材4aを介して複数個立設させた状態で配列して電気的に接続してなる燃料電池セルスタック2と、燃料電池セル3の配列方向における両端に、端部集電部材4bを介して燃料電池セルスタック2を挟持するように配置された導電部材5と、燃料電池セル3の下端部および導電部材5の下端部を固定するとともに燃料電池セル3に反応ガスを供給するためのマニホールド7とを具備する燃料電池セルスタック装置1であって、導電部材5は、複数の板状部22と、板状部22よりも短い幅を有し複数の板状部22をそれぞれ燃料電池セル3の長手方向に連結する複数の連結部23とを備えるとともに、端部集電部材4bに接合されていることから、信頼性の向上した燃料電池セルスタック装置1とすることができる。
【選択図】図3
【解決手段】
柱状の燃料電池セル3を集電部材4aを介して複数個立設させた状態で配列して電気的に接続してなる燃料電池セルスタック2と、燃料電池セル3の配列方向における両端に、端部集電部材4bを介して燃料電池セルスタック2を挟持するように配置された導電部材5と、燃料電池セル3の下端部および導電部材5の下端部を固定するとともに燃料電池セル3に反応ガスを供給するためのマニホールド7とを具備する燃料電池セルスタック装置1であって、導電部材5は、複数の板状部22と、板状部22よりも短い幅を有し複数の板状部22をそれぞれ燃料電池セル3の長手方向に連結する複数の連結部23とを備えるとともに、端部集電部材4bに接合されていることから、信頼性の向上した燃料電池セルスタック装置1とすることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、複数個の柱状の燃料電池セルを一列に立設させた状態で配列して電気的に接続してなる燃料電池セルスタックを含む燃料電池セルスタック装置およびそれを具備する燃料電池モジュールおよび燃料電池装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、燃料ガス(水素含有ガス)と酸素含有ガス(通常、空気である。)とを用いて電力を得ることができる燃料電池セルの複数個を立設して配列してなる燃料電池セルスタック装置を収納容器に収納してなる燃料電池装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このような燃料電池装置においては、複数個の燃料電池セルを集電部材を介して立設させた状態で配列するとともに、その配列方向の両端部に端部集電部材を介して導電部材を配置し、この状態で燃料電池セルに燃料ガス等を供給するためのマニホールドに燃料電池セルの下端部と導電部材の下端部とが固定され、燃料電池セルスタック装置が構成されている。それにより燃料電池セルが電気的に直列に接続される。
図10は、従来の燃料電池セルスタック装置71を示し、(a)は燃料電池セルスタック装置71を概略的に示す側面図、(b)は(a)の燃料電池セルスタック装置71の点線枠で囲った部分の一部拡大平面図である。この燃料電池セルスタック装置71は、複数個のガス流路83を有する柱状の燃料電池セル73を集電部材74aを介して立設させた状態で配列するとともに、その燃料電池セル73の配列方向の両端部に端部集電部材74bを介して導電部材75を配置し、この状態で燃料電池セル73および導電部材75の下端部が反応ガス(燃料ガス等)を供給するためのマニホールド77に固定されている。
図11は、図10で示した従来の燃料電池セルスタック装置71を構成する導電部材75を抜粋して示す斜視図である。導電部材75は、平板部85とその両側縁から屈曲した一対の側板部86とを具備して形成されている。なお、符号76は電流引出し部である。
特開2003−308857号公報
ところで、上述したような燃料電池セルスタック装置71において、各燃料電池セル73が変形(反り)することがある。そして、そのような変形(反り)が生じることにより燃料電池セル73に応力が生じることとなるが、複数個の柱状の燃料電池セル73を立設させた状態で配列してなる燃料電池セルスタック72においては、燃料電池セル73の変形(反り)方向における端部の燃料電池セル73に特に強い応力が生じ、燃料電池セル73が破損するおそれがある。
ここで、導電部材として図11で示したような導電部材75を用いる場合においては、導電部材75の剛性が大きく変形し難いことから、燃料電池セル73の配列方向における端部に位置する燃料電池セル73が破損するおそれがある。
また、燃料電池セル73の変形(反り)に伴い端部集電部材74bが、導電部材75から剥離する場合があり、燃料電池装置71の出力が低下するおそれがあった。
さらに、燃料電池セルスタック装置71の発電効率を向上させるとともに、燃料電池セル73の変形に伴う破損や端部集電部材74bの剥離を抑制する場合において、集電部材74aと端部集電部材74bを異なる形状のものを用いる必要が生じる場合があり、燃料電池セルスタック装置71の製造工程が煩雑となるおそれがあった。
それゆえ、本発明の目的は、燃料電池セルスタックの両端に燃料電池セルの変形(反り)に柔軟に追従して変形することができる弾性変形可能な導電部材を配置することにより、燃料電池セルの破損を抑制することが可能な導電部材を具備する信頼性の向上した燃料電池セルスタック装置を提供するとともに、燃料電池セルスタックを収納してなる燃料電池モジュールおよび燃料電池装置を提供することを目的とする。
本発明の燃料電池セルスタック装置は、柱状の燃料電池セルを集電部材を介して複数個立設させた状態で配列して電気的に接続してなる燃料電池セルスタックと、前記燃料電池セルの配列方向における両端に、前記燃料電池セルに接合された端部集電部材を介して前記燃料電池セルスタックを挟持するように配置された導電部材と、前記燃料電池セルの下端部および前記導電部材の下端部を固定するとともに前記燃料電池セルに反応ガスを供給するためのマニホールドとを具備する燃料電池セルスタック装置であって、前記導電部材は、複数の板状部と、該板状部よりも短い幅を有し前記複数の板状部をそれぞれ前記燃料電池セルの長手方向に連結する複数の連結部とを備えるとともに、前記端部集電部材に接合されていることを特徴とする。
このような燃料電池セルスタック装置においては、導電部材が、複数の板状部と、それぞれの板状部を燃料電池セルの長手方向に連結するための複数の板状部よりも短い幅を有する連結部とを備えることから、導電部材の剛性を下げることができ、導電部材が燃料電池セルの変形(反り)に対して、柔軟に追従して変形することができる。
それにより、燃料電池セルスタックの端部側に位置する燃料電池セルに生じる応力を緩和することができることから、燃料電池セルの破損を抑制することができるとともに、端部集電部材の剥離を抑制することができる。それゆえ、信頼性が向上した燃料電池セルスタック装置とすることができ、発電性能の低下を抑制することができる。
また、導電部材が燃料電池セルの変形(反り)に対して、柔軟に追従して変形することができることから、燃料電池セル間に配置される集電部材と、燃料電池セルスタックの両端に配置される端部集電部材とを、同じ形状の集電部材(集電効率のよい集電部材)とすることができ、燃料電池セルスタック装置の製造工程を容易にすることができるとともに、発電効率を向上することができる。
また、本発明の燃料電池セルスタック装置において、前記導電部材は、左右対称の形状であることが好ましい。
このような燃料電池セルスタック装置においては、導電部材が左右対称の形状であることにより、導電部材において左右対称に電流が流れることとなり電流集中を抑制することができる。ここで、燃料電池セルの一部に電流が集中すると、その電流が集中した部位の劣化が早まるおそれがある。それゆえ、導電部材を左右対称の形状とすることで、燃料電池セルの一部に電流が集中することを抑制することが可能となり、燃料電池セルの劣化を抑制することができる。
また、本発明の燃料電池セルスタック装置において、前記複数の連結部は、前記燃料電池セルの長手方向における長さに比べ前記燃料電池セルの幅方向における長さが長く、かつ前記燃料電池セルの上方に向かうにつれて前記連結部の前記燃料電池セルの幅方向における長さが短くなっていることが好ましい。
ここで、燃料電池セルの下端部がマニホールドに固定されていることにより、燃料電池セルの上端部側の変形(反り)が下端部に比べ大きくなる場合がある。ここで、連結部の形状を、燃料電池セルの長手方向における長さに比べ燃料電池セルの幅方向における長さが長く、かつ燃料電池セルの幅方向における長さが燃料電池セルの上方に向かうにつれて連結部の燃料電池セルの幅方向における長さが短くなっていることで、燃料電池セルの変形(反り)が大きい上端部において、導電部材がより柔軟に追従して変形することができる。それにより、燃料電池セルの破損を抑制することができ、信頼性が向上した燃料電池セルスタック装置とすることができる。
また、本発明の燃料電池セルスタック装置において、前記複数の板状部は、前記燃料電池セルの幅方向における長さが一定または前記燃料電池セルの上方に向かうにつれて短くなっており、かつ前記燃料電池セルの長手方向における長さが前記燃料電池セルの上方に向かうにつれて短くなっていることが好ましい。
このような燃料電池セルスタック装置においては、燃料電池セルの変形(反り)による燃料電池セルの変形(反り)が大きい上端部側においても、導電部材が柔軟に追従して変形することができることから、燃料電池セルの破損を抑制することができ、信頼性が向上した燃料電池セルスタック装置とすることができる。
本発明の燃料電池モジュールは、上記の燃料電池セルスタック装置を収納容器内に収納してなることを特徴とすることから、信頼性の向上した燃料電池モジュールとすることができる。
本発明の燃料電池装置は、上記の燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールを動作させるための補機とを外装ケースに収納してなることを特徴とすることから、信頼性が向上した燃料電池装置とすることができる。
本発明の燃料電池セルスタック装置は、柱状の燃料電池セルを集電部材を介して複数個立設させた状態で配列して電気的に接続してなる燃料電池セルスタックを、端部集電部材を介して弾性変形可能な導電部材により挟持するとともに、燃料電池セルの下端部と導電部材の下端部とが燃料電池セルに反応ガスを供給するためのマニホールドに固定され、かつ導電部材は、複数の板状部と、板状部よりも短い幅を有し複数の板状部をそれぞれ燃料電池セルの長手方向に連結する複数の連結部とを備えるとともに、端部集電部材に接合されていることから、導電部材が端部集電部材とともに燃料電池セルの反り等の変形に対して導電部材が柔軟に追従して変形することができ、燃料電池セルの破損を抑制することができるとともに、端部集電部材の剥離を抑制することができ、信頼性の向上した燃料電池セルスタック装置とすることができる。また、この燃料電池セルスタック装置を収納容器内に収納することで、信頼性の向上した燃料電池モジュールとすることができ、さらにこの燃料電池モジュールを外装ケース内に収納することで、信頼性が向上した燃料電池装置とすることができる。
図1は、本発明の燃料電池セルスタック装置1の一例を示したものであり、(a)は燃料電池セルスタック装置1を概略的に示す側面図、(b)は(a)の燃料電池セルスタック装置1の一部拡大平面図であり、(a)で示した点線枠で囲った部分を抜粋して示している。また、同一の部材については同一の番号を付するものとし、以下同様とする。なお、(b)において(a)で示した点線枠で囲った部分に対応する部分を明確とするために矢印にて示している。
ここで、燃料電池セルスタック装置1は、互いに平行な平坦面をもつ柱状の導電性支持体12(以下、支持体12と略す場合がある。)の一方側の平坦面上に内側電極層としての燃料側電極層8と、固体電解質層9と、外側電極層としての酸素側電極層10とを順に積層してなる柱状(中空平板状)の燃料電池セル3の複数個を立設するとともに、隣接する燃料電池セル3間に集電部材4aを介して電気的に直列に接続して燃料電池セルスタック2を形成し、燃料電池セル3の下端部を、燃料電池セル3に燃料ガスを供給するマニホールド7に固定して形成されている。また、燃料電池セルスタック装置1は、燃料電池セル3の配列方向(以下、セル配列方向と略す場合がある。)の両端から端部集電部材4bを介して燃料電池セルスタック2を挟持するように、マニホールド7に下端が固定された弾性変形可能な導電部材5を具備している。なお、以降の説明において、特に断りのない限り、内側電極層を燃料側電極層8とし、外側電極層を酸素側電極層10として説明する。
さらに、図1に示す導電部材5においては、セル配列方向に沿って外側に向けて延びた形状で、燃料電池セルスタック2(燃料電池セル3)の発電により生じる電流を引出すための電流引出し部6が設けられている。
さらに、燃料電池セル3の他方側の平坦面上にはインターコネクタ11が設けられており、支持体12の内部には、燃料電池セル3に燃料ガス(反応ガス)を流すためのガス流路13が複数設けられている。
また、インターコネクタ11の外面(上面)にはP型半導体層14を設けることもでき、図1においてはP型半導体層14を設けた例を示している。集電部材4a(端部集電部材4b)を、P型半導体層14を介してインターコネクタ11に接続させることにより、両者の接触がオーム接触となり、電位降下を少なくし、集電性能の低下を有効に回避することが可能となる。
また、支持体12を燃料側電極層8を兼ねるものとし、その一方側表面上に固体電解質層9および酸素側電極層10を順次積層して燃料電池セル3を構成することもできる。
なお、本発明において燃料電池セル3としては、各種燃料電池セルが知られているが、発電効率のよい燃料電池セル3とする上で、固体酸化物形燃料電池セル3とすることができる。それにより、単位電力に対して燃料電池装置を小型化することができるとともに、家庭用燃料電池で求められる変動する負荷に追従する負荷追従運転を行なうことができる。
以下に、図1において示す燃料電池セルスタック装置1を構成する各部材について説明する。
燃料側電極層8は、一般的に公知のものを使用することができ、多孔質の導電性セラミックス、例えば希土類元素が固溶しているZrO2(安定化ジルコニアと称し、部分安定化ジルコニアも含む)とNiおよび/またはNiOとから形成することができる。
固体電解質層9は、電極間の電子の橋渡しをする電解質としての機能を有していると同時に、燃料ガスと酸素含有ガスとのリークを防止するためにガス遮断性を有することが必要とされ、3〜15モル%の希土類元素が固溶したZrO2から形成される。なお、上記特性を有する限りにおいては、他の材料等を用いて形成してもよい。
酸素側電極層10は、一般的に用いられるものであれば特に制限はなく、例えば、いわゆるABO3型のペロブスカイト型酸化物からなる導電性セラミックスから形成することができる。酸素側電極層10はガス透過性を有していることが必要であり、開気孔率が20%以上、特に30〜50%の範囲にあることが好ましい。
インターコネクタ11は、導電性セラミックスから形成することができるが、燃料ガス(水素含有ガス)および酸素含有ガス(空気等)と接触するため、耐還元性及び耐酸化性を有することが必要であり、それゆえランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO3系酸化物)が好適に使用される。インターコネクタ11は支持体12に形成されたガス流路13を流通する燃料ガス、および燃料電池セル3の外側を流通する酸素含有ガスのリークを防止するために緻密質でなければならず、93%以上、特に95%以上の相対密度を有していることが好ましい。
支持体12としては、燃料ガスを燃料側電極層8まで透過するためにガス透過性であること、さらには、インターコネクタ11を介して集電するために導電性であることが要求される。したがって、支持体12としては、かかる要求を満足するものを材質として採用する必要があり、例えば導電性セラミックスやサーメット等を用いることができる。
また図1に示した燃料電池セル3において、柱状の支持体12は、燃料電池セル3の立設方向に細長く延びる板状片であり、互いに平行な平坦面と半円形状の両側面を有する中空平板状である。そして燃料電池セル3の下端と後述する導電部材5の下端とが、燃料電池セル3に燃料ガスを供給するマニホールド7に、例えば耐熱性に優れた接合材(ガラスシール材等)によって固定され、支持体12に設けられたガス流路13が、燃料ガス室(図示せず)に通じている。なお、以降の説明において、中空平板状の燃料電池セル3を用いて説明する。
ちなみに、燃料電池セル3を作製するにあたり、燃料側電極層8または固体電解質層9との同時焼成により支持体12を作製する場合においては、Ni等の鉄属金属成分とY2O3等の特定希土類酸化物とから支持体12を形成することが好ましい。また、支持体12は、燃料ガス透過性を備えるために開気孔率が30%以上、特に35〜50%の範囲にあるのが好適であり、そしてまたその導電率は300S/cm以上、特に440S/cm以上であるのが好ましい。
さらに、P型半導体層14としては、遷移金属のペロブスカイト型酸化物からなる層を例示することができる。具体的には、インターコネクタ11を構成するランタンクロマイト系のペロブスカイト酸化物(LaCrO3)よりも電子伝導性の高いもの、例えばAサイトにSr(ストロンチウム)とLa(ランタン)が共存するLaSrCoFeO3系酸化物(例えばLaSrCoFeO3)、LaMnO3系酸化物(例えばLaSrMnO3)、LaFeO3系酸化物(例えばLaSrFeO3)、LaCoO3系酸化物(例えばLaSrCoO3)の少なくとも1種から構成することが好ましく、特に600〜1000℃程度の作動温度での電気伝導性が高いという点からLaSrCoFeO3系酸化物から構成することが特に好ましい。なお、BサイトにCoとともにFe、Mnが存在してもよいこのようなP型半導体層14の厚みは、一般に、30〜100μmの範囲にあることが好ましい。
そして、燃料電池セル3は集電部材4aおよび端部集電部材4bを介して電気的に直列に接続される。なお、集電部材4aおよび端部集電部材4bは、弾性を有する金属または合金からなる部材あるいは金属繊維または合金繊維から成るフェルトに所要の表面処理を加えた部材から構成することができる。
図2は、本発明の燃料電池セルスタック装置1において、燃料電池セル3間を電気的に接続するための集電部材4aの一例を示したものである。図2に示した集電部材4aは、隣接する一方の燃料電池セル3の酸素側電極層10に当接する一方の接触部16と、隣接する他方の燃料電池セル3のP型半導体層14(P型半導体層14がない場合にはインターコネクタ11)に当接する他方の接触部16と、これら一対の接触部16の両端同士をそれぞれ接合する接続部17とを基本構成の集電片として具備する。より詳細には左右に配置される接続部17間に渡された複数の帯状をした接触部16を、図2(b)に示すように、接続部17に対して交互に(紙面に対して上下方向)に折り曲げて集電片を構成し、この集電片の複数個を、導電性連結片19を介して燃料電池セル3の長手方向に沿って連続的に形成することにより、燃料電池セル3の長手方向に延在する一繋がりの集電部材4aを形成している。
このような集電部材4aは、集電効率のよい集電部材(すなわち、燃料電池セル3との接触面積が多い集電部材)であるため、本発明の燃料電池セルスタック装置1において有用となる。
ところで、上述したような燃料電池セル3を用いて構成される燃料電池セルスタック装置1においては、燃料電池セルスタック装置1の運転に伴い、燃料電池セル3が酸素側電極層10側に向かうにつれて屈曲する(反る)変形を生じる場合がある。さらに、燃料電池セル3の作製時に、支持体12や燃料側電極層8に含むことができるNiOを利用して大気雰囲気にて焼成した場合に、予め還元処理を施す処理を行なう必要があるが、この際に、酸素側電極層10とインターコネクタ11との還元状態の違いにより、これらの変化量に差が生じ、燃料電池セル3に反りを生じる場合がある。
ここで、燃料電池セル3に反りが生じる場合において、燃料電池セル3を配列方向の両端から挟持するように配置された導電部材5の剛性が大きい場合には、導電部材5が燃料電池セル3の反りに柔軟に追従して変形することができず、燃料電池セル3の下端部(マニホールド7側)において特に強い応力が生じる場合がある。この場合に、燃料電池セル3の下端部(マニホールド7側)で割れ等の破損を生じるおそれがある。また、端部集電部材4bが導電部材5から剥離するおそれもある。
また、燃料電池セルスタック装置において集電効率のよい集電部材を用いる場合において、集電効率のよい集電部材(燃料電池セル3との接触面積が多い集電部材)はその剛性が高いため、端部集電部材4bが導電部材5から剥離しやすくなる。それゆえ、端部集電部材4bを剛性の低い集電部材を用いることにより、端部集電部材4bが導電部材5から剥離することを抑制することも考えられるが、この場合においては、集電部材4aと端部集電部材4bとが異なる形状の集電部材となることから、燃料電池セルスタック装置1の製造工程が煩雑となる。
図3は、本発明の燃料電池セルスタック装置1を構成する導電部材5の一例を示したものであり、(a)は導電部材21の斜視図、(b)は導電部材21の正面図である。
導電部材21は、燃料電池セル3の発電により生じる電流を集電するために導電性であることが必要であり、例えば、ステンレス等にて形成することができる。なお、必要に応じて耐熱性の皮膜を形成したものを利用することもできる。
導電部材21は、複数個の板状部22と、それぞれの板状部22を燃料電池セル3の長手方向(以下、セル長手方向と略す場合がある。)に連結するための連結部23と、燃料電池セルスタック2の発電により生じる電流を引出すためのセル配列方向の外側へ向けて延びる電流引出し部24とを備え、板状部22と連結部23のうち、電流引出し部24が延びる方向と反対側の面の全面(すなわち燃料電池セル3側の面の全面)が端部集電部材4bに接合されている。それにより、燃料電池セルスタック2を構成する各燃料電池セル3で発電された電流を、集電部材4a、端部集電部材4bを介して、電流引出し部24より引出すことができる。
また、導電部材21はその下端部が、燃料電池セル3に反応ガスを供給するためのマニホールド7に固定されている。具体的には、導電部材21を構成する板状部22のうち、下端側に位置する板状部22(より好ましくは下端に位置する板状部22(以下、下端に位置する板状部22を下端板状部25と略す場合がある。)の少なくとも一部)がマニホールド7に固定されていることが好ましい。
また、電流引出し部24は燃料電池セル3の形状等により適宜設定することができるが、効率よく電流を引出す上で、導電部材21の下端側に位置する板状部(より好ましくは、下端板状部25)に設けることが好ましい。ここで、導電部材21をマニホールドに固定するにあたり、電流引出し部24がマニホールド7に接触しないよう、板状部22(下端板状部25)のうち、電流引出し部24の接続部よりも下方側の部位をマニホールド7に固定することが好ましい。なお電流引出し部24を、板状部22(下端板状部25)の一部を折り曲げて作製する場合においては、接続部とは折り曲げ部を意味する。また、板状部22(下端板状部25)をマニホールド7に固定するにあたり、電流引出し部24の接続部よりも下方側の部位において、下端板状部25の両側縁から屈曲した側板部を設けることもできる。
また、導電部材21における上下方向の長さとしては、燃料電池セル3に生じる応力を効果的に緩和するとともに、燃料電池セル3の発電により生じた電流を効率よく集電するために、マニホールド7に固定された状態で、燃料電池セル3の上端と同じ高さまたはそれ以上の高さとなるようにするのが好ましい。また、導電部材21の幅としては、燃料電池セル3の幅(より詳細には、酸素側電極層10またはインターコネクタ11の幅の短い方と同じ幅)、もしくはそれ以上の幅とするのが好ましい。
ここで、図3に示した導電部材21は、板状部22とそれぞれの板状部22をセル長手方向に連結する連結部23を備え、かつ連結部23の燃料電池セル3の幅方向(以下、セル幅方向と略す場合がある。)における長さW1が、板状部22のセル幅方向における長さW2よりも短く構成されている。それにより連結部23は板状部22に比べセル幅方向の長さが短いため、連結部23を基点として導電部材21が屈曲しやすくなる。それにより、導電部材21の剛性を下げることができ、燃料電池セル3の反りに柔軟に追従することが可能となる。それに伴い、燃料電池セル3に生じる応力を緩和することができるため、燃料電池セル3の破損を抑制することができる。それゆえ、信頼性の向上した燃料電池セルスタック装置1とすることができる。
また、導電部材21が燃料電池セル3の反りに対して柔軟に追従して変形することができることから、集電部材4aおよび端部集電部材4bとして、剛性の高い集電部材(集電効率のよい集電部材)を用いることができ(すなわち、同じ形状の集電部材を用いることができる。)、燃料電池セルスタック装置1の製造工程を容易にするとともに、発電効率を向上することができる。なお、剛性の高い集電部材として、図1および図2に示した集電部材を例示することができ、剛性の低い集電部材として図10に示した集電部材を例示することができるが、集電部材4aおよび端部集電部材4bはこれらの形状に限定されるものではない。
また、セル長手方向において複数の連結部23が設けられていることにより、導電部材21が燃料電池セル3の反りに対しさらに追従して変形することができ、端部集電部材4bと導電部材21との剥離を抑制することができるため、信頼性の向上した燃料電池セルスタック装置1とすることができる。
また、導電部材21を左右対称の形状とすることにより、導電部材21に流れる電流を左右対称(均一)に近づけることができ、端部集電部材4bを介して接合されている燃料電池セル3の一部に電流集中が生じることを抑制することができるため、燃料電池セル3の破損を抑制することができ、信頼性が向上した燃料電池セルスタック装置とすることができる。なお、左右対称とは、導電部材21を燃料電池セル3の配列方向から見た場合に左右対称であることを意味する。
なお、図3においては、導電部材21を、板状の部材の一部を燃料電池セル3の幅方向に沿って切り欠くことにより形成した例を示しているが、例えば、板状部22と連結部23とを別個の部材として、それぞれを溶接等により連結して形成することもできる。
図4は、本発明の燃料電池セルスタック装置1を構成する導電部材の他の一例を示したものであり、(a)は導電部材26の斜視図、(b)は導電部材26の正面図である。
本発明のセルスタック装置1において、燃料電池セル3の下端部がマニホールドに固定されていることから、燃料電池セル3の上端部側において変形(反り)が大きくなり、端部集電部材4bの上端部側が導電部材26から剥離するおそれがある。
ここで、図4に示した導電部材26は、それぞれの連結部28において、セル長手方向における長さL1に比べセル幅方向における長さW1が長く、かつセル幅方向における長さW1が燃料電池セル3の上方に向かうにつれて短くなるように構成されている。
それにより、導電部材26の上方(上端部側)における剛性を下げることができるため、燃料電池セル3の反りにさらに柔軟に追従することが可能となり、燃料電池セル3の破損を抑制することができるとともに、端部集電部材4bの上端部側が導電部材26から剥離することを抑制できる。それにより、信頼性の向上した燃料電池セルスタック装置1とすることができる。
図5は、本発明の燃料電池セルスタック装置1を構成する導電部材の他の一例を示したものであり、(a)は導電部材31の斜視図、(b)は導電部材31の正面図である。
ここで、図5に示した導電部材31は、板状部32のセル幅方向における長さW2を一定とし、セル長手方向における長さL2が燃料電池セル3の上方に向かうにつれて短くなるように構成されている例を示している。
それにより、導電部材31の上方(上端部側)の剛性を下げることができ、燃料電池セル3の反りに柔軟に追従でき、燃料電池セル3の破損を抑制することができる。また、導電部材31を構成する各板状部32を燃料電池セル3の上方に向かうにつれて短くなるように構成することにより、端部集電部材4bの上端部側が剥離することを抑制でき、信頼性の向上した燃料電池セルスタック装置1とすることができる。
なお、図5において示した導電部材31においては、板状部32のセル幅方向の長さW2を一定とし、セル長手方向の長さL2を燃料電池セル3の上方に向かうにつれて短くする例を示したが、板状部32のセル幅方向の長さW2を燃料電池セル3の上方に向かうにつれて短くすることもできる。その場合にも、導電部材31の上端部側の剛性を下げることができ、燃料電池セル3の反りにより柔軟に追従することができる。
また、板状部32の燃料電池セル3の長手方向における長さL2を燃料電池セル3の上方に向かうにつれて短くすると同時に、燃料電池セル3の上方に向かうにつれて連結部33のセル長手方向における長さL1を長くする構成とするほか、セル幅方向の長さW1を短くするように構成してもよい。この場合においても、導電部材31の上方における剛性をより下げることができ、さらに燃料電池セル3の反りに柔軟に追従することができる。なお、板状部32と連結部33の形状は、集電効率を踏まえ適宜設定することができる。
図6は、本発明の燃料電池セルスタック装置1を構成する導電部材の他の一例を示したものであり、(a)は導電部材36の斜視図、(b)は導電部材36の正面図である。なお図6(b)においては連結部38を模式的に示している。
ここで、図6に示した導電部材36においては、それぞれの板状部37同士を一対の連結部38で連結するように構成されている。それにより、導電部材36の剛性を下げることができ、燃料電池セル3の反りに柔軟に追従でき、燃料電池セル3の破損を抑制することができる。
なお、図6に示した形状の導電部材36においても、板状の部材の一部を切り欠いて形成するほか、板状部37と連結部38とを別個の部材として、それぞれを溶接等により連結して形成することもできる。
図7は、本発明の燃料電池セルスタック装置1を構成する導電部材の他の一例を示したものであり、導電部材41の斜視図である。
特に固体酸化物形燃料電池セル3を用いて構成される燃料電池セルスタック装置1においては、燃料電池セル3の温度を高温に維持することにより、高い発電効率とすることができる。それゆえ、燃料電池セル3の発電により生じる輻射熱が外部に伝熱することを抑制すべく(燃料電池セルスタック2の温度が低下することを抑制すべく)、燃料電池セルスタック装置1の周囲に断熱材を配置することが好ましい。
しかしながら、上述したような導電部材を配置してなる燃料電池セルスタック装置1において、弾性変形可能な導電部材が変形する長さを想定して断熱材を配置する必要が生じ、断熱材の位置合わせが難しくなり燃料電池セルスタック装置1を収納してなる燃料電池装置の組立工程が煩雑になるおそれがある。
ここで、図7に示した導電部材41は、それぞれの板状部42を連結部材43によりセル長手方向に連結してなる燃料電池セルスタック支持部材44と、断熱材支持部材45とから構成されている。断熱材支持部材45は、平板部46と、平板部46の両方の縁から燃料電池セルスタック2側に屈曲して延びる一対の側板部47とを備えており、側板部47は平面視で板状部46よりも外側に位置するように配置されている。平板部46の両方の縁から燃料電池セルスタック2側に屈曲して延びる一対の側板部47を具備していることから、断熱材支持部材45(平板部46)の剛性を高めることができる。
それにより、燃料電池セルスタック装置1の周囲(セル配列方向における端部)に断熱材を配置する場合に、断熱材の位置あわせを容易に行うことができるとともに、断熱材を強固に固定することができる。それゆえ、燃料電池セルスタック装置1を収納してなる燃料電池装置を容易に組み立てることができる。
また、断熱材支持部材45(平板部46)の剛性を高めることができるから、断熱材支持部材45に近接(当接)して断熱材を配置した場合でも、断熱材支持部材45(平板部46)が、板状部42側に傾いて接触することを抑制(防止)することができ、それにより燃料電池セル3に生じる応力の緩和を阻害することなく、燃料電池セル3の破損を抑制することができる。
なお、図7に示した導電部材41においては、燃料電池セルスタック支持部材44における下端に位置する板状部42の電流引出し部49における接続部よりも下方側の部位のほか、側板部47の電流引出し部49よりも下方側の部位と、断熱材支持部材45の平板部46の電流引出し部49よりも下方側の部位をマニホールド7に固定することにより、導電部材41を安定してマニホールド7に固定することができるが、導電部材41とマニホールド7(接合材)との接合面積を増やす目的で、燃料電池セルスタック支持部材44における下端側に位置する板状部42(下端板状部)の両縁側に、電流引出し部49よりも低い位置に設けられ、断熱材支持部材45の側板部47と接続される一対の側板部48を設けることもでき、図7に示した導電部材41においては、側板部48を設けた例を示している。それにより、導電部材41とマニホールド7(接合材)との接合面積を増やすことができ、導電部材41を安定してマニホールド7に固定することができる。
図8は、本発明の燃料電池セルスタック装置を収納容器内に収納してなる燃料電池モジュールの一例を示す外観斜視図であり、直方体状の収納容器51の内部に、燃料ガスが流通するガス流路を有する燃料電池セル52を立設させた状態で配列し、隣接する燃料電池セル52間に集電部材(図示せず)を介して電気的に直列に接続して燃料電池セルスタック54を構成するとともに、燃料電池セル52の下端部をガラスシール材等の絶縁性接合材(図示せず)でマニホールド53に固定してなる燃料電池セルスタック装置57を収納して構成されている。
なお、燃料電池セル52にて使用する燃料ガスを得るために、天然ガスや灯油等の原燃料を改質して燃料ガスを生成するための改質器55を燃料電池セルスタック54の上方に配置している。そして、改質器55で生成された燃料ガスは、ガス流通管56を介してマニホールド53に供給され、マニホールド53を介して燃料電池セル52の内部に設けられたガス流路に供給される。
なお、図8においては、収納容器51の一部(前後面)を取り外し、内部に収納されている燃料電池セルスタック装置57および改質器55を後方に取り出した状態を示している。ここで、図8に示した燃料電池モジュール50においては、燃料電池セルスタック装置57を、収納容器51内にスライドして収納することが可能である。なお、燃料電池セルスタック装置57は、改質器55を含むものとしても良い。
また収納容器51の内部に設けられた酸素含有ガス導入部材58は、図8においてはマニホールド53に並置された燃料電池セルスタック54の間に配置されるとともに、酸素含有ガスが燃料ガスの流れに合わせて、燃料電池セル52の側方を下端部から上端部に向かうにつれて流れるように、燃料電池セル52の下端部に酸素含有ガスを供給する。そして、燃料電池セル52のガス流路より排出される燃料ガスと酸素含有ガスとを燃料電池セル52の上端部側で燃焼させることにより、燃料電池セル52の温度を上昇させることができ、燃料電池セルスタック装置57の起動を早めることができる。また、燃料電池セル52の上端部側にて、燃料電池セル52のガス流路から排出される燃料ガスと酸素含有ガスとを燃焼させることにより、燃料電池セル52(燃料電池セルスタック54)の上方に配置された改質器55を温めることができる。それにより、改質器55で効率よく改質反応を行うことができる。
図9は、外装ケース内に図8で示した燃料電池モジュール50と、燃料電池モジュール50を動作させるための補機とを収納してなる本発明の燃料電池装置60の一例を示す分解斜視図である。なお、図9においては一部構成を省略して示している。
図9に示す燃料電池装置60は、支柱66と外装板67から構成される外装ケース内を仕切板68により上下に区画し、その上方側を上述した燃料電池モジュール50を収納するモジュール収納室64とし、下方側を燃料電池モジュール50を動作させるための補機類を収納する補機収納室63として構成されている。なお、補機収納室63に収納する補機類を省略して示している。
また、仕切板68には、補機収納室63の空気をモジュール収納室64側に流すための空気流通口61が設けられており、モジュール収納室64を構成する外装板67の一部に、モジュール収納室64内の空気を排気するための排気口62が設けられている。
このような燃料電池装置60においては、上述したように、発電効率を向上することができる燃料電池モジュール50をモジュール収納室64に収納し、燃料電池モジュール50を動作させるための補機を補機収納室63に収納して構成されることにより、発電効率の向上した燃料電池装置60とすることができる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の用紙を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。
例えば、上述した燃料電池セルスタック装置1においては、燃料電池セル3内のガス流路13に燃料ガスを供給し、燃料電池セル3の外側に酸素含有ガスを供給する例を示しているが、ガス流路13に酸素含有ガスを供給し、燃料電池セル3の外側に燃料ガスを供給する構成としてもかまわない。
1,71:燃料電池セルスタック装置
2,72:セルスタック
3、73:燃料電池セル
4a:集電部材
4b:端部集電部材
5,21,26,31,36,41,75:導電部材
6,24,29,34,39,49,76:電流引出し部
7:マニホールド
22,27,32,37,42:板状部
23,28,33,38,43:連結部
50:燃料電池モジュール
60:燃料電池装置
2,72:セルスタック
3、73:燃料電池セル
4a:集電部材
4b:端部集電部材
5,21,26,31,36,41,75:導電部材
6,24,29,34,39,49,76:電流引出し部
7:マニホールド
22,27,32,37,42:板状部
23,28,33,38,43:連結部
50:燃料電池モジュール
60:燃料電池装置
Claims (6)
- 柱状の燃料電池セルを集電部材を介して複数個立設させた状態で配列して電気的に接続してなる燃料電池セルスタックと、前記燃料電池セルの配列方向における両端に、前記燃料電池セルに接合された端部集電部材を介して前記燃料電池セルスタックを挟持するように配置された導電部材と、前記燃料電池セルの下端部および前記導電部材の下端部を固定するとともに前記燃料電池セルに反応ガスを供給するためのマニホールドとを具備する燃料電池セルスタック装置であって、前記導電部材は、複数の板状部と、該板状部よりも短い幅を有し前記複数の板状部をそれぞれ前記燃料電池セルの長手方向に連結する複数の連結部とを備えるとともに、前記端部集電部材に接合されていることを特徴とする燃料電池セルスタック装置。
- 前記導電部材は、左右対称の形状であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池セルスタック装置。
- 前記複数の連結部は、前記燃料電池セルの長手方向における長さに比べ前記燃料電池セルの幅方向における長さが長く、かつ前記燃料電池セルの上方に向かうにつれて前記連結部の前記燃料電池セルの幅方向における長さが短くなっていることを特徴とする請求項1または請求項2のうちいずれかに記載の燃料電池セルスタック装置。
- 前記複数の板状部は、前記燃料電池セルの幅方向における長さが一定または前記燃料電池セルの上方に向かうにつれて短くなっており、かつ前記燃料電池セルの長手方向における長さが前記燃料電池セルの上方に向かうにつれて短くなっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれかに記載の燃料電池セルスタック装置。
- 請求項1乃至請求項4のうちいずれかに記載の燃料電池セルスタック装置を収納容器内に収納してなることを特徴とする燃料電池モジュール。
- 請求項5に記載の燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールを動作させるための補機とを外装ケース内に収納してなることを特徴とする燃料電池装置。
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JP2008300760A JP2010129270A (ja) | 2008-11-26 | 2008-11-26 | 燃料電池セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 |
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-
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- 2008-11-26 JP JP2008300760A patent/JP2010129270A/ja not_active Withdrawn
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