JP6075766B2 - セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 - Google Patents

セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 Download PDF

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Description

本発明は、セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、燃料ガス(水素含有ガス)と酸素含有ガス(空気)とを用いて電力を得ることができる燃料電池セルを収納容器内に収納してなる燃料電池モジュールや、燃料電池モジュールを外装ケース内に収納してなる燃料電池装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このような燃料電池装置においては、発電に使用されなかった燃料ガスを燃料電池セルの上方で燃焼させることで、燃料電池セルの温度を高温に保持し、効率のよい発電を行なうことが知られている。
また、このような燃料電池セルにおいては、燃料電池装置の起動時や、負荷の急激な変動や、夜間等の低出力時において、失火が生じる場合があり、この場合に燃料電池の発電効率が低下するおそれがある。それゆえ、上述の失火を抑制すべく、燃料電池セルの上端に流路部材を設けた構成が例示されている。
特開2007−59377号公報 特開2011−134542号公報
しかしながら、上述の特許文献2の構成では、各燃料電池セルに流路部材を設ける必要があり、構成が複雑となるといった課題があり、より簡単な構成で失火を抑制できる燃料電池装置が求められている。
それゆえ、本発明の目的は、失火を抑制でき、長期信頼性が向上したセルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置を提供することにある。
本発明のセルスタック装置は、燃料ガスと酸素含有ガスとで発電を行なうとともに、内部を長手方向に貫通するガス流路を有し、上端側で発電で使用されなかった前記燃料ガスを燃焼させる構成の燃料電池セルを複数個と、前記ガス流路に連通し該ガス流路に燃料ガスを供給するマニホールドとを備えてなり、前記燃料電池セルは、前記ガス流路の上端が高さ方向において異なる位置となるように配置されていることを特徴とする。
また、本発明の燃料電池モジュールは、収納容器内に、上記のセルスタック装置を収納してなるとともに、該セルスタック装置における前記燃料電池セルが、前記ガス流路のうち最も下方に位置する前記ガス流路が高温側に位置するように配置されていることを特徴とする。
さらに、本発明の燃料電池装置は、外装ケース内に上記の燃料電池モジュールを収納してなることを特徴とする。
本発明のセルスタック装置は、内部を長手方向に貫通するガス流路を有する燃料電池セルを複数個備えるとともに、燃料電池セルが、ガス流路の上端が高さ方向において異なる位置となるように配置されていることから、上端が上方に位置するガス流路で失火が生じたとしても、上端が下方に位置するガス流路で燃焼が生じている場合には、その燃焼熱や燃焼炎により、失火したガス流路を再着火させることができることから、長期信頼性が向上したセルスタック装置とすることができる。
また、本発明の燃料電池モジュールは、収納容器内に、上記のセルスタック装置を収納してなるとともに、該セルスタック装置における燃料電池セルが、ガス流路のうち最も下方に位置するガス流路が高温側に位置するように配置されていることから、失火を抑制することができ、長期信頼性が向上した燃料電池モジュールとすることができる。
さらに、本発明の燃料電池装置は、外装ケース内に上記の燃料電池モジュールを収納してなることから、長期信頼性の向上した燃料電池装置とすることができる。
本実施形態のセルスタック装置の一例を備える燃料電池モジュールを示す外観斜視図である。 図1に示す燃料電池モジュールの断面図である。 (a)は図1に示すセルスタック装置の側面図であり、(b)は(a)で示すセルスタック装置の一部を抜粋して示す平面図である。 本実施形態のセルスタック装置の他の一例を示す外観斜視図である。 本実施形態の燃料電池モジュールの他の一例を示す断面図である。 本実施形態の燃料電池装置の一例を概略的に示す分解斜視図である。
図1は、本実施形態の燃料電池モジュール(以下、モジュールという場合がある。)の一例を示す外観斜視図であり、図2は図1の断面図であり、図3(a)は図1に示すセルスタック装置の側面図であり、図3(b)は(a)で示すセルスタック装置の一部を抜粋して示す平面図である。なお、以降の図において同一の部材については同一の番号を付するものとする。
図1に示すモジュール1においては、収納容器2の内部に、内部を燃料ガスが流通する燃料ガス流路(図示せず)を有する燃料電池セル3を立設させた状態で一列に配列し、隣接する燃料電池セル3間が集電部材(図1においては図示せず)を介して電気的に直列に接続されているとともに、燃料電池セル3の下端をガラスシール材等の絶縁性接合材(図示せず)でマニホールド4に固定してなるセルスタック5を2つ備えるセルスタック装置12を収納してなる。また、セルスタック5の上方には、燃料電池セル3に供給する燃料ガスを生成するための改質器6が配置されている。なお、セルスタック5の両端部には、セルスタック4(燃料電池セル3)の発電により生じた電気を集電して外部に引き出すための、電気引き出し部を有する導電部材が配置されている(図示せず)。なお、図1においては、セルスタック装置12が2つのセルスタック5を備えている場合を示しているが、適宜その個数は変更することができ、例えばセルスタック5を1つだけ備えていてもよい。また、セルスタック装置12を、改質器6を含むものとすることもできる。
また、図1においては、燃料電池セル3として、内部を燃料ガスが長手方向に流通する燃料ガス流路を複数有する中空平板型で、燃料ガス流路を有する支持体の表面に、燃料極層、固体電解質層および酸素極層を順に積層してなる固体酸化物形の燃料電池セル3を例示している。なお、燃料電池セル3の間に酸素含有ガスが流通する。燃料電池セル3の構
成については後述する。
また、本実施形態の燃料電池装置においては、燃料電池セル3が固体酸化物形の燃料電池セルであればよく、例えば平板型や円筒型とすることもでき、あわせて収納容器2の形状も適宜変更することができる。
また、図1に示す改質器6においては、原燃料供給管10を介して供給される天然ガスや灯油等の原燃料を改質して燃料ガスを生成する。なお、改質器6は、効率のよい改質反応である水蒸気改質を行うことができる構造とすることが好ましく、水を気化させるための気化部7と、原燃料を燃料ガスに改質するための改質触媒(図示せず)が配置された改質部8とを備えている。そして、改質器6で生成された燃料ガスは、燃料ガス流通管9を介してマニホールド4に供給され、マニホールド4より燃料電池セル3の内部に設けられた燃料ガス流路に供給される。
また図1においては、収納容器2の一部(前後面)を取り外し、内部に収納されるセルスタック装置12を後方に取り出した状態を示している。ここで、図1に示したモジュール1においては、セルスタック装置12を、収納容器2内にスライドして収納することが可能である。
なお、収納容器2の内部には、マニホールド4に並置されたセルスタック5の間に配置され、酸素含有ガスが燃料電池セル3の側方を下端部から上端部に向けて流れるように、酸素含有ガス導入部材11が配置されている。
図2に示すように、モジュール1を構成する収納容器2は、内壁13と外壁14とを有する二重構造で、外壁14により収納容器2の外枠が形成されるとともに、内壁13によりセルスタック装置12を収納する発電室15が形成されている。さらに収納容器2においては、内壁13と外壁14との間を、燃料電池セル3に導入する酸素含有ガスが流通する酸素含有ガス流路21としている。
ここで、収納容器2内には、収納容器2の上部より、上端側に酸素含有ガスが流入するための酸素含有ガス流入口(図示せず)とフランジ部26とを備え、下端部に燃料電池セル3の下端部に酸素含有ガスを導入するための酸素含有ガス流出口16が設けられてなる酸素含有ガス導入部材11が、内壁13を貫通して挿入されて固定されている。なお、フランジ部26と内壁13との間には断熱部材17が配置されている。
なお、図2においては、酸素含有ガス導入部材11が、収納容器2の内部に並置された2つのセルスタック5間に位置するように配置されているが、セルスタック5の数により、適宜配置することができる。例えば、収納容器2内にセルスタック5を1つだけ収納する場合には、酸素含有ガス導入部材11を2つ設け、セルスタック5を両側面側から挟み込むように配置することができる。
また発電室15内には、モジュール1内の熱が極端に放散され、燃料電池セル3(セルスタック5)の温度が低下して発電量が低減しないよう、モジュール1内の温度を高温に維持するための断熱部材17が適宜設けられている。
断熱部材17は、セルスタック5の近傍に配置することが好ましく、特には、燃料電池セル3の配列方向に沿ってセルスタック5の側面側に配置するとともに、セルスタック5の側面における燃料電池セル3の配列方向に沿った幅と同等またはそれ以上の幅を有する断熱部材17を配置することが好ましい。なお、セルスタック5の両側面側に断熱部材17を配置することが好ましい。それにより、セルスタック5の温度が低下することを効果
的に抑制できる。さらには、酸素含有ガス導入部材11より導入される酸素含有ガスが、セルスタック5の側面側より排出されることを抑制でき、セルスタック5を構成する燃料電池セル3間の酸素含有ガスの流れを促進することができる。なお、セルスタック5の両側面側に配置された断熱部材17においては、燃料電池セル3に供給される酸素含有ガスの流れを調整し、セルスタック5の長手方向および燃料電池セル3の積層方向における温度分布を低減するための開口部18が設けられている。
また、燃料電池セル3の配列方向に沿った内壁13の内側には、排ガス用内壁19が設けられており、内壁13と排ガス用内壁19との間が、発電室15内の排ガスが上方から下方に向けて流れる排ガス流路22とされている。なお、排ガス流路22は、収納容器2の底部に設けられた排気孔20と通じている。また、排ガス用内壁19のセルスタック5側にも断熱部材17が設けられている。
それにより、モジュール1の稼動(起動処理時、発電時、停止処理時)に伴って生じる排ガスは、排ガス流路22を流れた後、排気孔20より排気される構成となっている。なお、排気孔20は収納容器2の底部の一部を切り欠くようにして形成してもよく、また管状の部材を設けることにより形成してもよい。
なお、酸素含有ガス導入部材11の内部には、セルスタック5近傍の温度を測定するための熱電対24が、その測温部23が燃料電池セル3の長手方向の中央部でかつ燃料電池セル3の配列方向における中央部に位置するように配置されている。
また、上述の構成のモジュール1においては、燃料電池セル3における燃料ガス流路より排出される発電に使用されなかった燃料ガスと酸素含有ガスとを燃料電池セル3の上端と改質器6との間で燃焼させることにより、燃料電池セル3の温度を上昇・維持させることができる。あわせて、燃料電池セル3(セルスタック5)の上方に配置された改質器6を温めることができ、改質器6で効率よく改質反応を行なうことができる。なお、通常発電時においては、上記燃焼や燃料電池セル3の発電に伴い、モジュール1内の温度は500〜800℃程度となる。
なお、図2に示しているように、本実施形態のセルスタック装置12においては、燃料電池セル3は、ガス流路の上端が高さ方向において異なる位置となるように配置されており、詳細は後述する。
図3は、図1に示す本実施形態のセルスタック装置12の一例を示したものであり、(a)はセルスタック装置12を概略的に示す側面図、(b)は(a)のセルスタック装置12の一部を拡大した平面図であり、(a)で示した点線枠で囲った部分を抜粋して示している。なお、(b)において(a)で示した点線枠で囲った部分に対応する部分を明確とするために矢印にて示している。
図3に示すセルスタック装置12においては、燃料電池セル3の複数個を、それぞれの燃料電池セル3間に集電部材38を介して立設させた状態で配列して、電気的に直列に接続してセルスタック5を形成し、各燃料電池セル3の下端部が、燃料電池セル3に燃料ガスを供給するマニホールド4に固定されて構成されている。
また、セルスタック装置12は、端部に配置された集電部材38を介して燃料電池セル3の配列方向の両端からセルスタック5を挟持するように、マニホールド4に下端が固定された導電部材27を具備している。
図3(a)に示す導電部材27においては、燃料電池セル3の配列方向に沿って外側に
向けて延びた形状で、セルスタック5(燃料電池セル3)の発電により生じる電流を引出すための電流引出し部28が設けられている。
以下、図3に示す燃料電池セル3を用いて、燃料電池セル3の構成を説明する。
燃料電池セル3は、一対の対向する平坦面をもつ柱状の導電性支持体35(以下、支持体35と略す場合がある。)の一方側の平坦面上に燃料極層31と、固体電解質層32と、酸素極層33とが順に積層されて構成されている。なお、燃料極層31、固体電解質層32および酸素極層33がこの順に積層された部位において、燃料電池セル3に供給される燃料ガスと酸素含有ガスとで発電する。
さらに、燃料電池セル3の他方側の平坦面上にはインターコネクタ34が設けられており、支持体35の内部には、燃料ガスを流すための燃料ガス流路36が複数設けられている。
また、インターコネクタ34の外面(上面)にはP型半導体層37を設けることもでき、図3(b)においてはP型半導体層37を設けた例を示している。集電部材38を、P型半導体層37を介してインターコネクタ34に接続させることにより、両者の接触がオーム接触となり、電位降下を少なくし、集電性能の低下を有効に回避することが可能となる。
また、支持体35を、燃料極層31を兼ねるものとし、その一方側表面上に固体電解質層32および酸素極層33を順次積層して燃料電池セル3を構成することもできる。
以下に、図3に示す燃料電池セル3を構成する各部材について説明する。
燃料極層31は、一般的に公知のものを使用することができ、多孔質の導電性セラミックス、例えば希土類元素が固溶しているZrO(安定化ジルコニアと称し、部分安定化ジルコニアも含む。)とNiおよび/またはNiOとから形成することができる。
固体電解質層32は、電極間の電子の橋渡しをする電解質としての機能を有していると同時に、燃料ガスと酸素含有ガスとのリークを防止するためにガス遮断性を有することが必要とされ、3〜15モル%の希土類元素が固溶したZrOから形成される。なお、上記特性を有する限りにおいては、他の材料等を用いて形成してもよい。
酸素極層33は、一般的に用いられるものであれば特に制限はなく、例えば、いわゆるABO型のペロブスカイト型酸化物からなる導電性セラミックスから形成することができる。酸素極層33はガス透過性を有していることが必要であり、開気孔率が20%以上、特に30〜50%の範囲にあることが好ましい。
インターコネクタ34は、導電性セラミックスから形成することができるが、燃料ガス(水素含有ガス)および酸素含有ガス(空気等)と接触するため、耐還元性および耐酸化性を有することが必要であり、それゆえランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO系酸化物)が好適に使用される。インターコネクタ34は支持体35に形成されたガス流路17を流通する燃料ガス、および燃料電池セル3の外側を流通する酸素含有ガスのリークを防止するために緻密質でなければならず、93%以上、特に95%以上の相対密度を有していることが好ましい。
支持体35としては、燃料ガスを燃料極層31まで透過するためにガス透過性であること、さらには、インターコネクタ34を介して集電するために導電性であることが要求さ
れる。したがって、支持体35としては、かかる要求を満足するものを材質として採用する必要があり、例えば導電性セラミックスやサーメット等を用いることができる。
ちなみに、燃料電池セル3を作製するにあたり、燃料極層31または固体電解質層32との同時焼成により支持体35を作製する場合においては、Ni等の鉄属金属成分とY等の特定希土類酸化物とから支持体35を形成することが好ましい。また、支持体35は、燃料ガス透過性を備えるために開気孔率が30%以上、特に35〜50%の範囲にあるのが好適であり、そしてまたその導電率は50S/cm以上、好ましくは300S/cm以上、特には440S/cm以上であるのが好ましい。
さらに、P型半導体層37としては、遷移金属のペロブスカイト型酸化物からなる層を例示することができる。具体的には、インターコネクタ34を構成するランタンクロマイト系のペロブスカイト酸化物(LaCrO)よりも電子伝導性の高いもの、例えばAサイトにSr(ストロンチウム)とLa(ランタン)が共存するLaSrCoFeO系酸化物(例えばLaSrCoFeO)、LaMnO系酸化物(例えばLaSrMnO)、LaFeO系酸化物(例えばLaSrFeO)、LaCoO系酸化物(例えばLaSrCoO)の少なくとも1種から構成することが好ましく、特に600〜1000℃程度の作動温度での電気伝導性が高いという点からLaSrCoFeO系酸化物から構成することが特に好ましい。なお、BサイトにCoとともにFe、Mnが存在してもよいこのようなP型半導体層37の厚みは、一般に、30〜100μmの範囲にあることが好ましい。
そして、それぞれの燃料電池セル3は集電部材38を介して電気的に直列に接続される。なお、集電部材38は、弾性を有する金属または合金からなる部材あるいは金属繊維または合金繊維からなるフェルトに所要の表面処理を加えた部材から構成することができる。
また、燃料電池装置の発電中に、高温な酸化雰囲気に曝されることから、Crを含有する合金を用いて作製することが好ましい。さらに、集電部材38の表面の一部、好ましくは全体を希土類元素を含有するペロブスカイト型酸化物等を用いてコーティングすることが好ましい。
なお、集電部材38の長手方向の長さおよび幅方向の長さは発電部の長手方向の長さおよび幅方向の長さと同等以上の長さとすることが好ましい。それにより、発電により生じた電流を効率よく集電することができる。
ところで、上述したセルスタック装置の運転中において、燃料電池セル3の上端側で、燃料ガス流路36より排出される発電に使用されなかった燃料ガスを燃焼させるが、燃料電池装置の起動時や、負荷の急激な変動や、夜間等の低出力時において、失火が生じる場合があり、失火に伴って燃料電池セル3の温度や改質器6の温度が上昇せず、発電ができない状態となり、長期信頼性が低下するおそれがある。
それゆえ、図2に示したように、本実施形態のセルスタック装置12においては、燃料電池セル3は、燃料ガス流路36の上端が高さ方向において異なる位置となるように配置されている。具体的には、図1〜図3に示したセルスタック装置12においては、それぞれの燃料電池セル3が有する複数の燃料ガス流路36のそれぞれの上端が、酸素含有ガス導入部材11側が低くなっており、酸素含有ガス導入部材11と反対側が高くなるようになっている。
それにより、例えば、各燃料ガス流路36の失火を抑制できるほか、上端が上方に位置
する燃料ガス流路36(言い換えれば、酸素含有ガス導入部材11と反対側に位置する燃料ガス流路36。)で失火が生じたとしても、上端が下方に位置する燃料ガス流路36(言い換えれば、酸素含有ガス導入部材11側に位置する燃料ガス流路36。)で燃焼が生じている場合には、その燃焼熱の一部が、酸素含有ガス導入部材11と反対側に位置する燃料ガス流路36側に流れるほか、燃焼炎の一部も酸素含有ガス導入部材11と反対側に位置する燃料ガス流路36に揺らぐこととなる。それにより、酸素含有ガス導入部材11と反対側に位置する燃料ガス流路36の上端側で再着火させることができる。それゆえ、燃料ガス流路36の上端の位置を同一の位置としたセルスタック装置に比べて、長期信頼性を向上することができる。
なお、このような燃料電池セル3は、複数のガス流路36において少なくとも一端側(酸素含有ガス導入部材11側)が、他端側(酸素含有ガス導入部材11と反対側)よりも低い位置となるようになっていればよいが、失火した燃料ガス流路36を効率よく再着火させるにあたり、複数の燃料ガス流路36を、一端側より他端側に向けて順に上端の位置が異なっている、すなわち一端側より他端側に傾斜していることが好ましい。それにより、より効率よく失火を抑制するまたは再着火することができる。
それゆえ、図2に示すセルスタック装置12においては、燃料電池セル3をマニホールド4に対して垂直となるように配置したうえで、燃料電池セル3の上端側を斜めに切ったような形状とした例を示しているが、例えば燃料電池セル3自体は上端が平坦となる形状として、その燃料電池セル3をマニホールド4に対して斜めになるように固定した形状としてもよい。
また、複数の燃料ガス流路36において、周囲の温度が高い側が低い位置となるように設けることが好ましい。上端の位置が低い燃料ガス流路36を周囲の温度が高い側に配置することで、上端の位置が低い燃料ガス流路36での失火を抑制でき、また再着火しやすくすることで、複数の燃料ガス流路36全体の失火抑制や再着火を容易に行なうことができる。
それゆえ、上述の説明においては、複数の燃料ガス流路36において、酸素含有ガス導入部材11側に位置する燃料ガス流路36の上端が低い位置となるように設けた例を用いて説明したが、例えば酸素含有ガス導入部材11と反対側の周囲の温度が高い構成のセルスタック装置12の場合には、酸素含有ガス導入部材11と反対側の燃料ガス流路36の上端が低い位置となるように設けることもできる。
図4は、本実施形態のセルスタック装置の他の一例を示す外観斜視図である。図4においては、マニホールド40上に円筒状の燃料電池セル41を15本配列してなるセルスタック装置39を示している。なお、円筒状の燃料電池セル41については、内部に長手方向に貫通する燃料ガス流路42を1つ有しており、この燃料ガス流路42側から、燃料極層、固体電解質層および酸素極層が順に積層されてなる固体酸化物形の燃料電池セル41を示している。また、図4において、各燃料電池セル41を電気的に接続する集電部材や導電部材は省略している。
このような内部に燃料ガス流路42を1つだけ有する円筒状の燃料電池セル41においても、図1〜図3にて説明した燃料電池セル3と同様に、燃料電池セル41の上端側で、発電に使用されなかった燃料ガスを燃焼させることにより、燃料電池セル41の温度を高温に維持することができる。
ところで、円筒状の燃料電池セル41においても上述と同様に失火の問題が生じ、それにより長期信頼性が低下するおそれがある。それゆえ、円筒状の燃料電池セル41であっ
ても、上述と同様に失火を抑制するもしくは失火した場合において再着火が容易なセルスタック装置とすることが好ましい。
ここで、図1〜図3に示したセルスタック装置12においては、各燃料電池セル3が複数の燃料ガス流路36を有していることから、各燃料電池セル3のそれぞれにおいて、失火を抑制することや、再着火を容易に行なうことができる。これに対して、燃料ガス流路42を1つしか有しない円筒状の燃料電池セル41においては、それぞれの燃料電池セル41だけでは、失火を抑制することや、再着火を容易に行なうことが難しい場合がある。
それゆえ、図4に示したセルスタック装置39においては、燃料電池セル41を15本配置するとともに、マニホールド40の中央部側に位置する燃料電池セル41と端部側に位置する(図4において手前側または奥側)に位置する燃料電池セル41とで長さを変更することで、燃料電池セル41が、燃料ガス流路42の上端が高さ方向において異なる位置となるように配置している。具体的には、図4においては、マニホールド40の中央部側に位置する燃料電池セル41の長さを短くし、燃料ガス流路42の上端が低くなるように配置している。
それにより、各燃料電池セル41における燃料ガス流路42の失火を抑制できるほか、上端が上方に位置する燃料ガス流路42(言い換えれば、図4において端部側に位置する燃料電池セル41)で失火が生じたとしても、上端が下方に位置する燃料ガス流42(言い換えれば、マニホールド40の中央部側に位置する燃料電池セル41。)で燃焼が生じている場合には、その燃焼熱の一部が、他の燃料電池セル41側に流れやすくなり、場合によっては燃焼炎の一部も他の燃料電池セル41に揺らぎやすくなり、端部側に位置する燃料ガス流路42の上端側で再着火させることができる。それゆえ、燃料ガス流路42の上端の位置を同一の位置としたセルスタック装置に比べて、長期信頼性を向上することができる。
ちなみに、図4においては、マニホールド40の最も中央部側に位置する燃料電池セル41の長さを最も短くし、端部側に向かうについて徐々に燃料電池セル41の長さが長くなるように配置している例を示している。
また、以上の説明においては、燃料電池セル3、41をそれぞれ行列状に配置してなるセルスタック装置12を示したが、例えば燃料電池セルを周回状に配置したセルスタック装置にも適用することができる。
図5は、本実施形態のモジュールの他の一例を示す断面図であり、図2に示すモジュール1の断面図と比較して、燃料電池セル3の上方に着火装置43を備えている。
上述のような各セルスタック装置を収納してなるモジュールにおいては、各燃料ガス流路36より排出される発電に使用されなかった燃料ガスを効率よく燃焼させるにあたり、着火装置43を備えていることが好ましい。着火装置を作動させることにより、各燃料ガス流路36より排出される発電に使用されなかった燃料ガスを効率よく燃焼させることができる。なお、着火装置43としては、例えば着火ヒーターやバーナー等、適宜使用することができる。
ところで、このような着火装置43を全ての燃料電池セル3や全ての燃料ガス流路36上に配置することは、その構造上やコスト面からも困難である。それゆえ、着火装置43の数を少なくし、また各燃料ガス流路36において失火を抑制する、または再着火を容易に行なうにあたっては、着火装置43は、燃料ガス流路36のうち、上端が最も下方に位置する燃料ガス流路36の上方に備えることが好ましい。
それにより、上端が最も下方に位置する燃料ガス流路36の失火を抑制でき、かつ再着火を容易に行なうことができることから、それよりも上方に位置する燃料ガス流路36の失火も効率よく抑制でき、あわせて再着火もより容易に行なうことができる。なお、図5においては、上端が最も下方に位置する燃料ガス流路36の上方に着火装置43を配置した例を示している。
図6は、外装ケース内に図1で示した燃料電池モジュール1と、燃料電池モジュール1を動作させるための補機(図示せず)とを収納してなる本実施形態の燃料電池装置の一例を示す分解斜視図である。なお、図6においては一部構成を省略して示している。
図6に示す燃料電池装置44は、支柱45と外装板46から構成される外装ケース内を仕切板47により上下に区画し、その上方側を上述した燃料電池モジュール1を収納するモジュール収納室48とし、下方側を燃料電池モジュール1を動作させるための補機を収納する補機収納室49として構成されている。なお、補機収納室49に収納する補機を省略して示している。
また、仕切板47には、補機収納室49の空気をモジュール収納室48側に流すための空気流通口50が設けられており、モジュール収納室48を構成する外装板46の一部に、モジュール収納室48内の空気を排気するための排気口51が設けられている。
このような燃料電池装置44においては、上述したように、発電効率の向上した燃料電池モジュール1をモジュール収納室48に収納し、燃料電池モジュール1を動作させるための補機を補機収納室49に収納して構成されることにより、発電効率の向上した燃料電池装置44とすることができる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。
例えば、セルスタック装置12を構成するセルスタック5において、燃料電池セル3の配列方向の中央部側の温度が高く、端部側の温度が低くなる温度分布を生じる場合には、着火装置43は、燃料電池セル3の配列方向の最も中央部に位置する燃料電池セル3の上方であって、かつ上端が最も下方に位置する燃料ガス流路36の上方にのみ配置することもできる。
また、例えば、図1〜図3に示したセルスタック装置12においても、図4に示したセルスタック装置39と同様に、マニホールド4の中央部側に位置する燃料電池セル3(すなわち燃料電池セル3の配列方向における中央部に位置する燃料電池セル3)における燃料ガス流路36が最も低い位置となるように各燃料電池セル3を配置することができる。それにより、セルスタック装置12を構成する各燃料電池セル3について、効率よく失火を抑制できるほか、再着火を容易に行なうことができる。
また、上述の例ではいわゆる縦縞型と呼ばれる燃料電池セル3を用いて説明したが、一般に横縞型と呼ばれる複数の発電素子部を支持体上に設けてなる横縞型の燃料電池セルを用いることもできる。
1:燃料電池モジュール
2:収納容器
3、41:燃料電池セル
4、40:マニホールド
5:セルスタック
12、39:セルスタック装置
36、42:燃料ガス流路
43:着火装置
44:燃料電池装置

Claims (7)

  1. 燃料ガスと酸素含有ガスとで発電を行なうとともに、内部を長手方向に貫通するガス流路を有し、上端側で発電で使用されなかった前記燃料ガスを燃焼させる構成の燃料電池セルを複数個と、前記ガス流路に連通し該ガス流路に燃料ガスを供給するマニホールドとを備えてなり、前記燃料電池セルは、前記ガス流路の上端が高さ方向において異なる位置となるように配置されていることを特徴とするセルスタック装置。
  2. 前記燃料電池セルが内部を長手方向に貫通するガス流路を複数有する筒状であって、それぞれの前記燃料電池セルが、それぞれの該燃料電池セルにおける複数のガス流路の上端が異なる位置となるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のセルスタック装置。
  3. それぞれの前記燃料電池セルにおける複数のガス流路の上端が、一端側より他端側に傾斜していることを特徴とする請求項2に記載のセルスタック装置。
  4. 前記燃料電池セルが内部を長手方向に貫通するガス流路を1つ有する筒状であって、複数の前記燃料電池セルが、それぞれ上端が異なる位置となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のセルスタック装置。
  5. 収納容器内に、請求項1乃至請求項4のうちいずれかに記載のセルスタック装置を収納してなるとともに、該セルスタック装置における前記燃料電池セルが、前記ガス流路のうち最も下方に位置する前記ガス流路が高温側に位置するように配置されていることを特徴とする燃料電池モジュール。
  6. 前記ガス流路のうち、上端が最も下方に位置する前記ガス流路の上方に着火装置を備えることを特徴とする請求項5に記載の燃料電池モジュール。
  7. 外装ケース内に、請求項5または請求項6に記載の燃料電池モジュールを収納してなることを特徴とする燃料電池装置。

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