JP6175385B2 - セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 - Google Patents

セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数個の柱状の燃料電池セルを電気的に接続してなるセルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、セルスタック装置を、収納容器に収納してなる燃料電池装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1のセルスタック装置は、複数個の燃料電池セルを集電部材を介して立設させた状態で配列するとともに、その配列方向の両端部に端部集電部材を介して導電部材を配置し、燃料電池セルの下端部と、導電部材の下端部とをガスタンクに固定して構成されている。
そして、導電部材は、端部集電部材に接合された受電部と、受電部を保護するための保護部とを具備して構成されており、受電部には電流引出部が一体的に設けられている。受電部と保護部は一枚板で構成され、一枚板を所定形状に切断し、折曲することで構成されている。セルスタック装置の周囲には、セルスタック装置を高温に保持するため断熱材が配置されるが、この断熱材が受電部に直接接触することによる悪影響を防止するため、保護部が設けられている。
特開2010−129270号公報
特許文献1のセルスタック装置では、導電部材が一枚板で構成されていたため、受電部に要求される特性(例えば剛性が低い)と、保護部に要求される特性(例えば剛性が高い)とを同時に満足する導電部材を得ることが困難であった。また、導電部材が一枚板で構成されていたため、その加工が困難であった。
本発明は、受電板および保護板に要求される特性を同時にかつ容易に満足できるセルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置を提供することを目的とする。
本発明のセルスタック装置は、柱状の燃料電池セルを集電部材を介して複数個立設させた状態で配列して電気的に接続してなるセルスタックと、前記燃料電池セルの配列方向における前記セルスタックの両端に、前記燃料電池セルに接合された端部集電部材を介して前記セルスタックを狭持するように配置された一対の導電部材と、前記燃料電池セルの下端部を固定するとともに前記燃料電池セルに反応ガスを供給するためのガスタンクとを具備するセルスタック装置であって、前記導電部材は、前記端部集電部材に接合された受電板と、該受電板の前記配列方向における外側に設けられた保護板とを具備するとともに、前記受電板の下端部が前記ガスタンクに固定されており、前記保護板の下端部が前記受電板の下端部に機械的接合により保持されていることを特徴とする。
本発明の燃料電池モジュールは、上記のセルスタック装置を収納容器内に収納してなることを特徴とする。
本発明の燃料電池装置は、上記の燃料電池モジュールを外装ケース内に収納してなることを特徴とする。
本発明のセルスタック装置では、燃料電池セルの配列方向における受電板の外側に保護板が設けられ、受電板の下端部がガスタンクに固定され、この受電板の下端部に、保護板の下端部が保持されているため、例えば断熱材が受電板に接触することを保護板で阻止し、保護できるとともに、保護板と受電板とが別体であるため、例えば、セルスタックの傾斜に対して受電板を柔軟に追従させるため、受電板の厚みを薄くする一方で、保護板の厚みを厚くしたり、受電板と保護板の構成材料を異らせることができ、受電板および保護板に要求される特性を同時にかつ容易に満足できる。
セルスタック装置の一例を示し、(a)はセルスタック装置を概略的に示す側面図、(b)は(a)のセルスタック装置の波線で囲った部分および導電部材を拡大した横断面図である。 集電部材の一例を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。 受電板と保護板とを具備する導電部材の一例を示す分解斜視図である。 受電板に対する保護板の組み付け状態を説明するもので、(a)は分解斜視図、(b)は受電板に保護板を組み付けた状態を示す斜視図、(c)は保護板の側板に設けられた凸部が、受電板の側板に設けられた開口部に嵌合している状態を示す断面図である。 (a)は間隔保持板を有しない保護板を用いた導電部材を示す分解斜視図、(b)は、凹溝を形成した受電板を用いた導電部材を示す分解斜視図である。 導電部材および燃料電池セルの下端部をガスタンクに接合した状態を示す断面図である。 燃料電池モジュールの一例を示す外観斜視図である。 燃料電池装置の一例を示す分解斜視図である。
図1は、セルスタック装置1の一例を示すもので、(a)はセルスタック装置1を概略的に示す側面図、(b)は(a)のセルスタック装置1の一部拡大横断面図である。また、同一の部材については同一の符号を付するものとし、以下同様とする。なお、(b)において(a)で示した破線で囲った部分に対応する部分を明確とするために矢印にて示している。
ここで、セルスタック装置1は、一対の対向する平坦面をもつ柱状の導電性支持体12(以下、支持体12と略す場合がある。)の一方側の平坦面上に内側電極層としての燃料側電極層8と、固体電解質層9と、外側電極層としての酸素側電極層10とを順に積層してなる柱状(中空平板型)の燃料電池セル3を有している。そして、燃料電池セル3の複数個を立設するとともに、隣接する燃料電池セル3間を集電部材4aを介して電気的に直列に接続してセルスタック2を構成し、燃料電池セル3の下端部を、燃料電池セル3に燃料ガスを供給するためのガスタンク7の開口部に電気絶縁性のシール材Sで接合固定して構成されている。
また、セルスタック装置1は、燃料電池セル3の配列方向xの両端から端部集電部材4bを介してセルスタック2を挟持するように、ガスタンク7に下端部がシール材Sで固定された導電部材5を具備している。
さらに、支持体12の他方側の平坦面上にはインターコネクタ11が設けられており、支持体12の内部には、燃料電池セル3に燃料ガスを流すためのガス流路13が複数設けられている。
また、インターコネクタ11の外面(上面)にはP型半導体層14が設けられている。集電部材4a(端部集電部材4b)を、P型半導体層14を介してインターコネクタ11に接続させることにより、両者の接触がオーム接触となり、電位降下を少なくし、集電性能の低下を有効に回避することが可能となる。
また、支持体12を燃料側電極層8を兼ねるものとし、その一方側表面上に固体電解質層9および酸素側電極層10を順次積層して燃料電池セル3を構成することもできる。
なお、燃料電池セル3としては、各種燃料電池セルが知られているが、発電効率のよい燃料電池セル3とする上で、固体酸化物形の燃料電池セル3とすることができる。それにより、単位電力に対して燃料電池装置を小型化することができるとともに、家庭用燃料電池で求められる変動する負荷に追従する負荷追従運転を行なうことができる。
以下に、図1において示すセルスタック装置1を構成する各部材について説明する。
燃料側電極層8は、一般的に公知のものを使用することができ、多孔質の導電性セラミックス、例えば希土類元素酸化物が固溶しているZrO(安定化ジルコニアと称し、部分安定化ジルコニアも含む)とNiおよび/またはNiOとから形成することができる。
固体電解質層9は、電極間の電子の橋渡しをする電解質としての機能を有していると同時に、燃料ガスと酸素含有ガスとのリークを防止するためにガス遮断性を有することが必要とされ、3〜15モル%の希土類元素酸化物が固溶したZrOから形成される。なお、上記特性を有する限りにおいては、他の材料等を用いて形成してもよい。
酸素側電極層10は、一般的に用いられるものであれば特に制限はなく、例えば、いわゆるABO型のペロブスカイト型酸化物からなる導電性セラミックスから形成することができる。酸素側電極層10はガス透過性を有していることが必要であり、開気孔率が20%以上、特に30〜50%の範囲にあることが好ましい。
インターコネクタ11は、導電性セラミックスから形成することができるが、燃料ガス(水素含有ガス)および酸素含有ガス(空気等)と接触するため、耐還元性及び耐酸化性を有することが必要であり、それゆえランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO系酸化物)が好適に使用される。インターコネクタ11は支持体12に形成されたガス流路13を流通する燃料ガス、および燃料電池セル3の外側を流通する酸素含有ガスのリークを防止するために緻密質でなければならず、93%以上、特に95%以上の相対密度を有していることが好ましい。
支持体12としては、燃料ガスを燃料側電極層8まで透過するためにガス透過性であること、さらには、インターコネクタ11を介して集電するために導電性であることが要求される。したがって、支持体12としては、かかる要求を満足するものを材質として採用する必要があり、例えば導電性セラミックスやサーメット等を用いることができる。燃料側電極層8または固体電解質層9との同時焼成により支持体12を作製する場合においては、鉄属金属成分と特定希土類酸化物とから支持体12を形成することが好ましい。また、支持体12は、燃料ガス透過性を備えるために開気孔率が30%以上、特に35〜50%の範囲にあるのが好適であり、そしてまたその導電率は300S/cm以上、特に440S/cm以上であるのが好ましい。
また図1に示した燃料電池セル3において、柱状の支持体12は、燃料電池セル3の長さ方向y(立設方向)に細長く延びる板状片であり、一対の対向する平坦面と半円形状の両側面を有する中空平板状である。そして燃料電池セル3の下端部と後述する導電部材5の下端部とが、燃料電池セル3に燃料ガスを供給するガスタンク7の開口部に、例えば耐熱性に優れたシール材S(ガラスシール材等)によって固定され、支持体12に設けられたガス流路13が、燃料ガス室(図示せず)に通じている。
さらに、P型半導体層14としては、遷移金属のペロブスカイト型酸化物からなる層を例示することができる。具体的には、インターコネクタ11を構成するランタンクロマイト系のペロブスカイト酸化物(LaCrO)よりも電子伝導性の高いもの、例えばBサイトにMn、Fe、Co等が存在するLaCrO系酸化物などの少なくとも一種からなるP型半導体セラミックスを使用することができる。このようなP型半導体層14の厚みは、一般に、30〜100μmの範囲にあることが好ましい。
そして、燃料電池セル3は集電部材4aおよび端部集電部材4bを介して電気的に直列に接続されている。なお、集電部材4aおよび端部集電部材4bは、弾性を有する金属または合金からなる部材あるいは金属繊維または合金繊維から成るフェルトに所要の表面処理を加えた部材から構成することができる。
図2は、燃料電池セル3間を電気的に接続するための集電部材4aの一例を示したものである。図2に示した集電部材4aは、隣接する一方の燃料電池セル3の酸素側電極層10に当接する一方の接触部16と、隣接する他方の燃料電池セル3のP型半導体層14(P型半導体層14がない場合にはインターコネクタ11)に当接する他方の接触部16と、これら一対の接触部16の両端同士をそれぞれ接合する接続部17とを基本構成の導電片として具備する。より詳細には左右に配置される接続部17間に渡された複数の帯状をした接触部16を、図2(b)に示すように、接続部17に対して交互に(紙面に対して上下方向)に突出させるように折り曲げて導電片を構成し、この導電片の複数個を、導電性連結片19を介して燃料電池セル3の長さ方向yに沿って連続的に形成することにより、燃料電池セル3の長さ方向yに延在する一繋がりの集電部材4aを形成している。集電部材4a、端部集電部材4bは、導電性接着剤で燃料電池セル3に接合している。
このような集電部材4aは、集電効率のよい集電部材(すなわち、燃料電池セル3との接触面積が多い集電部材)であるため、セルスタック装置1において有用となる。端部集電部材4bとしては、集電部材4aと同じものを使用できるが、集電部材4aよりも変形し易いものが望ましい。
図3、図4は、導電部材5の一例を示したもので、導電部材5は、受電板5aと、この受電板5aよりも燃料電池セル3の配列方向xに沿った外側に設けられた保護板5bとを具備して構成されており、図5に示すように、受電板5aの下端部がガスタンク7に固定され、保護板5bの下端部が受電板5aの下端部に保持固定されている。
すなわち、受電板5aは、端部集電部材4bが接合された平板板5a1と、この平板5a1の下端部に設けられた側板5a2と、燃料電池セル3の配列方向xに沿って外側に延びる帯状の電流引出部5a3とを具備して構成されている。また、保護板5bは、受電板5aの平板5a1とほぼ平行に設けられた平板部5b1と、この平板部5b1の下端部に設けられた側板5b2とを具備している。
受電板5aの側板5a2と、保護板5bの側板5b2は、受電板5aの平板板5a1、保護板5bの平板部5b1の幅方向両端に、それぞれ設けられている。一対の側板5a2
間の距離は、一対の側板5a2間に一対の側板5b2が入り込むだけの間隔を有している。
受電板5aの側板5a2が、対向する保護板5b側に向けて延びており、保護板5bの側板5b2が、対向する受電板5a側に向けて延びている。受電板5aの側板5a2には開口部5a21が形成され、保護板5bの側板5b2には、外側に突出し、開口部5a21に嵌合する凸部5b21が形成され、図4(c)に示すように、受電板5aの側板5a2の開口部5a21に、保護板5bの側板5b2の凸部5b21が嵌合している。
また、保護板5bの側板5b2には、受電板5a側に突出する突起5b22が設けられており、受電板5aの平板5aの幅方向の側面には凹部5a11が設けられ、保護板5bの突起5b22が受電板5aの凹部5a11に係合し、保護板5bが受電板5a側に倒れることを阻止している。
さらに、受電板5aの開口部5a21に、保護板5bの凸部5b21が嵌合すると同時に、保護板5bの突起5b22が受電板5aの凹部5a11に係合し、さらに保護板5bの側板5b2の受電板5a側の面が、受電板5aの平板5a1に当接し、受電板5aの下端部に保護板5bの下端部が保持固定されている。
また、保護板5bの平板5b1には、受電板5aの平板5a1側に延び、かつ保護板5bの平板5b1と受電板5aの平板5a1との間隔を一定に保持するための間隔保持板5b11が上下に所定間隔をおいて2個設けられている。上側の間隔保持板5b11は、保護板5bの平板5b1にコ字状の切り込みを形成し、その部分を受電板5a側に折り曲げて構成されており、間隔保持板5b11を折り曲げた部分の平板5b1は開口している。下側の間隔保持板5b11は、保護板5bの平板5b1の端面に切り込みを入れ、その部分を受電板5a側に折り曲げて構成されている。
なお、保護板5bの側板5b2の上方に位置する平板5b1には、側板5b3が設けられ、強度向上を図っている。この側板5b3は、側板5b2よりも外側に突出している。
受電板5aは、図5に示すように、開口部5a21の下方がシール材Sで接合されており、保護板5bの下端部はシール材Sでは接合されていない。
以上のように構成されたセルスタック装置では、燃料電池セル3の配列方向xにおける受電板5aの外側に保護板5bが設けられ、受電板5aの下端部がガスタンク7に固体され、この受電板5aの下端部の側板5a2に設けられた開口部5a21に、保護板5bの下端部の側板5b2に設けられた凸部5b21が嵌合しており、また、保護板5bの下端部の側板5b2に設けられた突起5b22が、受電板5aの下端部の平板5a1に設けられた凹部5a11に係合し、さらに保護板5bの側板5b2の受電板5a側の面が、受電板5aの平板5aに当接しているため、受電板5aと保護板5bとが一体になっており、例えば断熱材が受電板5aに接触することを阻止し、保護できるとともに、保護板5bと受電板5aとが別体であるため、例えば、受電板5aをセルスタック2の傾斜に柔軟に対応させるために、保護板5bよりも薄くしたり、保護板5bとは構成材料を異ならせることができ、受電板5aと保護板5bとに要求される特性を同時にかつ容易に満足できる。
図6(a)は、他の形態の導電部材を示すもので、この形態では、図3に示すような間隔保持板5b11を有していない。このようなセルスタック装置であっても、上記形態と同様な効果を得ることができる。
図6(b)は、さらに他の形態の導電部材を示すもので、この形態では、図3に示すよ
うな間隔保持板5b11を有しておらず、さらに、受電板5aの下端部の平板5a1に設けられた凹部5a11の位置に、平板5a1の幅方向に凹溝5a12が形成され、この部分で平板部5a1が容易に変形可能となっている。このような導電部材では、燃料電池セル3の変形に対して柔軟に対応して、受電板5aが変形することができる。
図7は、燃料電池モジュール50を示すもので、直方体状の収納容器51の内部に、燃料ガスが流通するガス流路13を有する燃料電池セル3を立設させた状態で配列し、隣接する燃料電池セル3間に集電部材4aを介して電気的に直列に接続してセルスタック2を構成するとともに、燃料電池セル3の下端部をガラスシール材等のシール材Sでガスタンク7に固定してなる燃料電池セルスタック装置1を収納して構成されている。
なお、燃料電池セル3にて使用する燃料ガスを得るために、天然ガスや灯油等の原燃料を改質して燃料ガスを生成するための改質器55をセルスタック2の上方に配置している。そして、改質器55で生成された燃料ガスは、ガス流通管56を介してガスタンク7に供給され、ガスタンク7を介して燃料電池セル3の内部に設けられたガス流路13に供給される。
なお、図7においては、収納容器51の一部(前後面)を取り外し、内部に収納されているセルスタック装置1を後方に取り出した状態を示している。ここで、図7に示した燃料電池モジュール50においては、セルスタック装置1を、収納容器51内にスライドして収納することが可能である。なお、セルスタック装置1は、改質器55を含まなくても良い。
また収納容器51の内部に設けられた酸素含有ガス導入部材58は、図7においてはガスタンク7に並置されたセルスタック2の間に配置されるとともに、酸素含有ガスが燃料ガスの流れに合わせて、燃料電池セル3の側方を下端部から上端部に向けて流れるように、燃料電池セル3の下端部に酸素含有ガスを供給する。そして、燃料電池セル3のガス流路13より排出される燃料ガスと酸素含有ガスとを燃料電池セル3の上端部側で燃焼させることにより、燃料電池セル3の温度を上昇させることができ、セルスタック装置1の起動を早めることができる。また、燃料電池セル3の上端部側にて、燃料電池セル3のガス流路13から排出される燃料ガスと酸素含有ガスとを燃焼させることにより、燃料電池セル3(セルスタック2)の上方に配置された改質器55を温めることができる。それにより、改質器55で効率よく改質反応を行うことができる。
図8は、燃料電池装置60の一例を示す分解斜視図である。なお、図8においては一部構成を省略して示している。
図8に示す燃料電池装置60は、支柱66と外装板67から構成される外装ケース内を仕切板68により上下に区画し、その上方側を上述した燃料電池モジュール50を収納するモジュール収納室64とし、下方側を燃料電池モジュール50を動作させるための補機類を収納する補機収納室63として構成されている。なお、補機収納室63に収納する補機類を省略して示している。
また、仕切板68には、補機収納室63の空気をモジュール収納室64側に流すための空気流通口61が設けられており、モジュール収納室64を構成する外装板67の一部に、モジュール収納室64内の空気を排気するための排気口62が設けられている。
このような燃料電池装置60においては、上述したように、発電効率を向上することができる燃料電池モジュール50をモジュール収納室64に収納して構成されることにより、発電効率の向上した燃料電池装置50とすることができる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の用紙を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。
例えば、上述した燃料電池セルスタック装置1においては、燃料電池セル3内のガス流路13に燃料ガスを供給し、燃料電池セル3の外側に酸素含有ガスを供給する例を示しているが、ガス流路13に酸素含有ガスを供給し、燃料電池セル3の外側に燃料ガスを供給する構成としてもかまわない。
また、上記形態では、受電板5aの下端部の側板5a2に設けられた開口部5a21に、保護板5bの下端部の側板5b2に設けられた凸部5b21が嵌合した形態については説明したが、受電板の側板に凸部を設け、保護板の側板に開口部を設け、保護板の開口部に受電板の凸部を嵌合しても良い。
さらに、上記形態では、保護板5bの下端部の側板5b2に設けられた突起5b22が、受電板5aの下端部の平板5a1に設けられた凹部5a11に係合した形態について説明したが、受電板の側板に突起を設け、保護板の平板に凹部を設け、保護板の凹部に受電板の突起を係合させても良い。
また、上記形態では、保護板5bの側板5b2に、図3、4に示すような、凸部5b21を形成したが、本発明では、このような凸部に限定されるものではなく、開口部に嵌合するような突出した形状であれば良い。
1:セルスタック装置
2:セルスタック
3:燃料電池セル
4a:集電部材
4b:端部集電部材
5:導電部材
5a:受電板
5a1:平板
5a11:凹部
5a2:側板
5a21:開口部
5a3:電流引出部
5b:保護板
5b1:平板
5b11:間隔保持板
5b2:側板
5b21:凸部
5b22:突起
50:燃料電池モジュール
60:燃料電池装置

Claims (6)

  1. 柱状の燃料電池セルを集電部材を介して複数個立設させた状態で配列して電気的に接続してなるセルスタックと、前記燃料電池セルの配列方向における前記セルスタックの両端に、前記燃料電池セルに接合された端部集電部材を介して前記セルスタックを狭持するように配置された一対の導電部材と、前記燃料電池セルの下端部を固定するとともに前記燃料電池セルに反応ガスを供給するためのガスタンクとを具備するセルスタック装置であって、前記導電部材は、前記端部集電部材に接合された受電板と、該受電板の前記配列方向における外側に設けられた保護板とを具備するとともに、前記受電板の下端部が前記ガスタンクに固定されており、前記保護板の下端部が前記受電板の下端部に機械的接合により保持されていることを特徴とするセルスタック装置。
  2. 前記保護板および前記受電板は、それぞれ前記燃料電池セルの長さ方向に延びる平板および該平板の下端部に設けられた側板を有するとともに、前記保護板および前記受電板の平板は平行に設けられ、前記保護板および前記受電板の側板がそれぞれ前記受電板または前記保護板に向けて延びており、かつ前記保護板および前記受電板の側板には開口部またはこの開口部に嵌合する凸部が形成され、前記保護板の側板の開口部または凸部が、前記受電板の側板の凸部または開口部に嵌合していることを特徴とする請求項1に記載のセルスタック装置。
  3. 前記受電板または前記保護板の前記側板には突起が設けられており、該突起が設けられていない前記保護板または前記受電板の前記平板には凹部が設けられ、前記突起が前記凹部に係合していることを特徴とする請求項2に記載のセルスタック装置。
  4. 前記保護板の平板には、前記受電板の平板側に延び、かつ前記保護板の平板と前記受電板の平板との間隔を一定に保持するための間隔保持板が設けられている請求項2または3に記載のセルスタック装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のうちいずれかに記載のセルスタック装置を収納容器内に収納してなることを特徴とする燃料電池モジュール。
  6. 請求項5に記載の燃料電池モジュールを外装ケース内に収納してなることを特徴とする燃料電池装置。
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