JP4957885B2 - スライドスイッチ - Google Patents

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Description

本発明はスライドスイッチに関するものであり、特に、中立位置を中心にして、その前後方向にスライド切り換え可能なスライドスイッチに関するものである。
一般に、スライドスイッチは、スライダーをスライドさせると、このスライダーに連動して、可動接片が固定接片に対してスライドし、接点切り換えが行われるようになっている。
また、スライドスイッチの中には、スライダーの切り換え時に、操作者に切り換え感触(クリック感)を与えるディテント機構を設けたもの(例えば、特許文献1参照)、設けていないもの、あるいはスライダーを押し込み方向に押し、その後、押力を解くと、スライダーが押し込み前の位置に自己復帰する自動復帰機構を設けたもの、あるいは設けていないもの等がある。しかし、従来では、1つのスライドスイッチの中に、ディテント機構と自動復帰機構とを設けたものは、存在していなかった。
実開平6−7138号公報。
上述したように、従来のスライドスイッチでは、1つのスライドスイッチの中に、ディテント機構と自動復帰機構とを設けた構造は、存在していなかった。また、近年の多様化した電子機器においては、機能毎に操作感を変える、いわゆる操作感の差別化がスイッチに求められているが、従来のスライドスイッチでは、これらの要望を十分に満足させるものではなかった。
そこで、多様化した電子機器で求められている、操作感の差別化を容易に行うことができる構造にするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、収容室を画成するケース本体およびケースカバーと、前記収容室内にそれぞれ配設されたつまみ付きスライダー、可動接片および前記ケース本体の底面から側面へ折り曲げられた固定接片とを備え、中立位置をホームポジションとする前記スライダーを、該中立位置の前あるいは後方向に、前記可動接片とともにスライドさせて、前記可動接片の前記固定接片に対する位置を切り換えるスライドスイッチであって、前記収容室内に、前側位置決め突起と後側位置決め突起を設け、これ等両位置決め突起の間にコイルばねを挟んで位置決めしてなり、前記コイルばねでスライダーの前あるいは後方向の移動とともに伸縮して、前記スライダーを中立位置に自動復帰させて戻すための付勢力を生成せしめるとともに、前記スライダーのスライド切り換え操作にクリック感触を与える凹部と凸部とでなるディテント機構の、前記凸部を前記収容室側に設け、前記凹部を前記スライダー側に形成し、上記スライダーに、該スライダーが前方に移動されると上記コイルばねと作用結合して、該コイルばねに、前記スライダーが中立位置に自動復帰するための付勢力を生成させる前側作用部を設けたスライドスイッチにおいて、前記ケースカバーにおける左右方向の一側縁側につまみが配置されていると共に、該つまみの真下に前記コイルばねが配置され、且つ、前記ディテント機構は前記ケースカバーのほぼ中央部に配置され、前記凹部を、前記スライダーが前記中立位置と前側切換位置と後側切換位置にそれぞれ移動切り換えされたときに、その切換位置ごとに前記クリック感触を付与できるようにして、前記スライダー上の位置に設けたスライドスイッチを提供する。
この構成によれば、スライダーを中立位置から前あるいは後側に移動させると、スライダーの移動に連動してコイルばねが伸縮され、このコイルばねに、スライダーを中立位置に自動復帰させる付勢力が生成され、この付勢力でライダーが押し込み前の位置に自己復帰する(自動復帰機能付)。また、スライダーのスライド切り換え操作を行うと、ディテント機構を構成している収容室側の凸部とスライダー側の凹部との係合により、操作者に切り換え感触、すなわちクリック感触が得られる(クリック感触機能付)。
この構成によれば、自動復帰機能に加えて、スライダーが中立位置、後側切換位置、前側切換位置にそれぞれ移動されると、その移動された位置で、操作者にクリック感触が得られる。
請求項2記載の発明は、収容室を画成するケース本体およびケースカバーと、前記収容室内にそれぞれ配設されたつまみ付きスライダー、可動接片および前記ケース本体の底面から側面へ折り曲げられた固定接片とを備え、中立位置をホームポジションとする前記スライダーを、該中立位置の前あるいは後方向に、前記可動接片とともにスライドさせて、前記可動接片の前記固定接片に対する位置を切り換えるスライドスイッチであって、前記収容室内に、前側位置決め突起と後側位置決め突起を設け、これ等両位置決め突起の間にコイルばねを挟んで位置決めしてなり、前記コイルばねでスライダーの前あるいは後方向の移動とともに伸縮して、前記スライダーを中立位置に自動復帰させて戻すための付勢力を生成せしめるとともに、前記スライダーのスライド切り換え操作にクリック感触を与える凹部と凸部とでなるディテント機構の、前記凸部を前記収容室側に設け、前記凹部を前記スライダー側に形成し、上記スライダーに、該スライダーが後方に移動されると上記コイルばねと作用結合して、該コイルばねに、前記スライダーが中立位置に自動復帰するための付勢力を生成させる後側作用部を設けたスライドスイッチにおいて、前記ケースカバーにおける左右方向の一側縁側につまみが配置されていると共に、該つまみの真下に前記コイルばねが配置され、且つ、前記ディテント機構は前記ケースカバーのほぼ中央部に配置され、前記凹部を、前記スライダーが前記中立位置と前側切換位置と後側切換位置にそれぞれ移動切り換えされたときに、その切換位置ごとに前記クリック感触を付与できるようにして、前記スライダー上の位置に設けたスライドスイッチを提供する。
この構成によれば、自動復帰機能に加えて、スライダーが中立位置、前側切換位置、後側切換位置にそれぞれ移動切り換えされたときに、その移動された位置で、操作者にクリック感触が得られる。
請求項3記載の発明は、収容室を画成するケース本体およびケースカバーと、前記収容室内にそれぞれ配設されたつまみ付きスライダー、可動接片および前記ケース本体の底面から側面へ折り曲げられた固定接片とを備え、中立位置をホームポジションとする前記スライダーを、該中立位置の前あるいは後方向に、前記可動接片とともにスライドさせて、前記可動接片の前記固定接片に対する位置を切り換えるスライドスイッチであって、前記収容室内に、前側位置決め突起と後側位置決め突起を設け、これ等両位置決め突起の間にコイルばねを挟んで位置決めしてなり、前記コイルばねでスライダーの前あるいは後方向の移動とともに伸縮して、前記スライダーを中立位置に自動復帰させて戻すための付勢力を生成せしめるとともに、前記スライダーのスライド切り換え操作にクリック感触を与える凹部と凸部とでなるディテント機構の、前記凸部を前記収容室側に設け、前記凹部を前記スライダー側に形成し、上記スライダーに、該スライダーが前方または後方のいずれかに一方に移動されると上記コイルばねと作用結合して、該コイルばねに、前記スライダーを中立位置に自動復帰するための付勢力を生成させる前側作用部または後側作用部を設けたスライドスイッチにおいて、前記ケースカバーにおける左右方向の一側縁側につまみが配置されていると共に、該つまみの真下に前記コイルばねが配置され、且つ、前記ディテント機構は前記ケースカバーのほぼ中央部に配置され、前記凹部を、前記スライダーが前記中立位置と前側切換位置と後側切換位置にそれぞれ移動切り換えされたときに、その切換位置ごとに前記クリック感触を付与できるようにして、前記スライダー上の位置に設けたスライドスイッチを提供する。
この構成によれば、自動復帰機能に加えて、スライダーが中立位置、前側切換位置にそ
れぞれ移動切り換えされたときに、その各位置で、操作者にクリック感触が得られる。
請求項記載の発明は、上記凸部を、ケースカバーに、該ケースカバーと一体に設けた請求項1,2または3記載のスライドスイッチを提供する。
この構成によれば、ディテント機構用の凸部をケースカバーに設け、ディテント機構用の凹部をスライダーに設けたスライドスイッチが得られる。
請求項1記載の発明は、自動復帰機能とクリック感触機能とを組み合わせるこにより、操作感に差別化を持たせた、新しい操作感触を有するスライドスイッチが簡単に得られる。また、ケース本体、ケースカバー、可動接片、固定接片およびコイルばねには変更を加えず、スライダーの形状に変更を加えるだけで、色々と新しい操作感触を有するスライドスイッチを提供することができる。
の発明は、ディテント機構用の凹部の形状を変えたスライダーに変更するだけで、スライダーが中立位置と前側切換位置と後側切換位置にそれぞれ移動切り換えされたときに、その切換位置ごとにクリック感触が得られるスライドスイッチに変更することができる。
請求項記載の発明は、ディテント機構用の凹部の形状を変えたスライダーに変更するだけで、スライダーが後側切換位置に移動切り換えされたときに、その切換位置で、操作者にクリック感触が得られるスライドスイッチに変更することができる。
請求項3記載の発明は、ディテント機構用の凹部の形状を変えたスライダーに変更するだけで、スライダーが中立位置、前側切換位置、後側切換位置に移動切り換えされたときに、その移動された各位置で、操作者にクリック感触が得られるスライドスイッチに変更することができる。
更に、請求項1乃至3記載の発明の共通の効果として、ケースカバーにおける左右方向の一側縁側につまみが配置されていると共に、該つまみの真下にコイルばねが配置され、且つ、ディテント機構がケースカバーのほぼ中央部に配置されていることで、本発明に係る表面実装タイプのスライドスイッチでは、ケースカバー及びスライダーの組付け容易性を確保しつつ、つまみの垂直・水平両方向の自由度が増大化し、操作性が向上する。
請求項記載の発明は、ディテント機構用の凸部をケースカバーに設けることによって、構造を簡略化させることができる。
多様化した電子機器で求められている、操作感の差別化を容易に行うことができる構造にするという目的を達成するために、収容室を画成するケース本体およびケースカバーと、前記収容室内にそれぞれ配設されたつまみ付きスライダー、可動接片および前記ケース本体の底面から側面へ折り曲げられた固定接片とを備え、中立位置をホームポジションとする前記スライダーを、該中立位置の前あるいは後方向に、前記可動接片とともにスライドさせて、前記可動接片の前記固定接片に対する位置を切り換えるスライドスイッチであって、前記収容室内に、前側位置決め突起と後側位置決め突起を設け、これ等両位置決め突起の間にコイルばねを挟んで位置決めしてなり、前記コイルばねでスライダーの前あるいは後方向の移動とともに伸縮して、前記スライダーを中立位置に自動復帰させて戻すための付勢力を生成せしめるとともに、前記スライダーのスライド切り換え操作にクリック感触を与える凹部と凸部とでなるディテント機構の、前記凸部を前記収容室側に設け、前記凹部を前記スライダー側に形成し、上記スライダーに、該スライダーが前方に移動されると上記コイルばねと作用結合して、該コイルばねに、前記スライダーが中立位置に自動復帰するための付勢力を生成させる前側作用部を設けたスライドスイッチにおいて、前記ケースカバーにおける左右方向の一側縁側につまみが配置されていると共に、該つまみの真下に前記コイルばねが配置され、且つ、前記ディテント機構は前記ケースカバーのほぼ中央部に配置され、前記凹部を、前記スライダーが前記中立位置と前側切換位置と後側切換位置にそれぞれ移動切り換えされたときに、その切換位置ごとに前記クリック感触を付与できるようにして、前記スライダー上の位置に設けたことにより実現した。
本明細書において、実施例と記述されているものの、実施例2,4,6に関しては、特許請求の範囲における請求項において請求していないものであるが、現に請求項において請求している発明と密接に関連するので、記載をしておくものである。
以下、本発明におけるスライドスイッチの一実施例を、図1〜図4を参照しながら説明する。
図1〜図4において、スライドスイッチ1は、ケース本体2と、ケースカバー3と、スライダー4と可動接片としてのコンタクト5と、固定接片6a、6b、6dおよび共通固定接片6cと、コイルばね7により構成される。なお、図1、図2において、紙面に対して「左側」を前側、「右側」を後側とし、図3、図4では、紙面に対して「右側」を前側、「左側」を後側とする。
ケース本体2は、合成樹脂よりなり、図2に示すように、上面が開放の箱形に形成され、その内側には、底面のほぼ左右方向中央に、前後方向に延びるようにして立設されている隔壁2aと、ケース本体外周内壁2bとにより画成されている、各々前後方向に延びる固定接片保持用凹部8およびコイルばね収容凹部9が並設されている。また、ケース本体2の前後の各外側面には、それぞれ左右1対の係止爪10,10が設けられている。なお、隔壁2aの底面からの高さは、ケース本体外周内壁2bの高さよりも低く設定されている。
固定接片用保持部8の底面には、図2に示すように、当該底面から側面へほぼ垂直に折り曲がるように形成された複数の接片、即ち、固定接片6a、共通固定接片6c、固定接片6d、固定接片6bがインサート成形されて、順に前後方向へ一列に並べた状態にして設けられている。
一方、コイルばね収容凹部9には、コイルばね7が前後方向に向けられ、かつ図3に示すように、前後を前側位置決め突起11aと後側位置決め突起11bとの間に挟んで位置決めした状態にして、収容配置されている。したがって、コイルばね7は、前端部側が後側位置決め突起11b側に向かって押されると、後端部が後側位置決め突起11bに位置決めされて全体が収縮し、反対に後端部側が前側位置決め突起11a側に向かって押されると、前端部が前側位置決め突起11aに位置決めされて全体が収縮するようにして配置されている。
スライダー4は、合成樹脂材よりなり、図2に示すように、前後方向に延びるブロック状片として形成されており、図3に示すように、ケース本体2とケースカバー3とで画成される収容室19内に、隔壁2a上に底面を載置させて、固定接片保持用凹部8とコイルばね収容凹部9とに跨り、かつ前後方向に移動可能な状態で収容される。
スライダー4の上面には、つまみ12が、このスライダー4の左右方向一側縁側に偏り、かつ前後方向中間位置から上方に延びるようにして形成されている。また、つまみ12よりも左右方向他端側へシフトした上面位置には、図2,図4に示すように、前側切換位置用凹部13aと,中立位置用凹部13cと,後側切換位置用凹部13bが、前後方向に一列に並んだ状態にして、順に形成されている。
一方、スライダー4の下面側には、固定接片保持用凹部8に対応して、コンタクト5が、スライダー4と一体移動可能に取り付けられているとともに、図3に示すように、コイルばね収容凹部8に対応して前側作用部4aが、前端部の位置から下側に向かって突設されている。
ケースカバー3は、金属板材をプレス成形してなり、ケース本体2の上面を覆って、ケース本体2の内部にスライダー4を収容する上記収容室19を画成する本体部3aと、この本体部3aの左右両側から各々下側に向かってほぼ直角に折り曲げられている前後1対の係止片3b,3bとを一体に有している。各係止片3b,3bの先端部には、ケース本体4の係止爪10,10にそれぞれ対応して、1対の係止爪部16,16が形成されている。
ケースカバー3の本体部3aには、ケース本体2内に収容されたスライダー4のつまみ12と対応する位置に、切欠部14が、前後方向に延ばされた状態にして形成されている。
また、ケースカバー3の本体部3aには、スライダー4の前側切換位置用凹部13a,中立位置用凹部13c,後側切換位置用凹部13bが形成されている列に対応して、下方、すなわちスライダー4側に突出して湾曲させた凸部15が設けられている。この凸部15は、スライダー4の前側切換位置用凹部13a,中立位置用凹部13c,後側切換位置用凹部13bとともに、スライダー4のスライド切り換え操作にクリック感触を与えるディテント機構を構成するものである。
コンタクト5は、導電性板材をプレス成形してなり、図2に示すように、スライダー4の底面に固定される本体部5aと、この本体部5aの両端部に各々形成された可動接点5b,5bよりなる。可動接点部5b,5bは、固定接片保持用凹部8内の固定接片6a,6b,6dおよび共通固定接片6cにそれぞれ弾性的に摺動接触する。
次に、スライドスイッチ1の組み立て手順の一例を説明する。まず、固定接片保持用凹部8内に固定接片6a,6b,6dおよび共通固定接片6cを設けたケース本体2を用意し、このケース本体2のコイルばね収容凹部9内にコイルばね7をセットする。このとき、コイルばね7を、前側位置決め突起11aと後側位置決め突起11bとの間に位置させる。
次いで、コンタクト5を下面に取り付けたスライダー4を用意し、このスライダー4を、下面を下側にしてケース本体2の収容室19内に配置する。
続いて、スライダー4の上側からケースカバー3を被せ、スライダー4のつまみ12を、切欠部14よりケースカバー3の外側上方に突出させるとともに、係止片3a,3bの係止爪部16,16を、ケース本体2の係止爪10,10に各々掛け止めし、ケースカバー3をケース本体2に固定すると組み立てが完了する。
このように組み立てられたスライドスイッチ1の動作を次に説明する。
このスライドスイッチ1では、図4に示すように、ケースカバー3の凸部15が、スラ
イダー4の中立位置用凹部13cに対応し、この中立位置用凹部13c内に落ち込んでいるときがホームポジション(中立位置)となり、コンタクト5は、共通固定接点6cと固定接点6dとに接触している。
スライダー4を、中立位置から前側切換位置に移動させる場合は、つまみ12を介して、スライダー4に中立位置から前側切換位置に移動させる操作がなされる。この操作がなされると、スライダー4が移動を開始する。前側切換位置用凹部13aがケースカバー3の凸部15に対応すると、凸部15が前側切換位置用凹部13a内に落ち込み、前側切換位置に配置された状態になり、操作者にはディテント機構によるクリック感触が付与される。この前側切換位置では、コンタクト5は、共通固定接点6cと固定接点6aとに接触している。また、中立位置から前側切換位置に移動されるとき、スライダー4の前側作用部4aが、コイルばね7の後端部に当接されて作用結合し、コイルばね7の後端部を前端位置決め突起1a側に向かって押し、このコイルばね7を圧縮させて、コイルばね7にスライダー4の自己復帰用の付勢力を生成しながら移動する。
スライダー4を、前側切換位置から中立位置に戻す場合は、つまみ12を操作していた力を取り除くと、コイルばね7に蓄積されている付勢力で、スライダー4に前側切換位置から中立位置に移動する自動復帰操作がなされる。この操作がなされると、スライダー4が中立位置に向かって移動を開始する。中立位置用凹部13cがケースカバー3の凸部15に対応すると、凸部15が中立位置用凹部13c内に再び落ち込む。これと同時に、コイルばね7の付勢力もなくなり、スライダー4の中立位置に配置されている状態を維持する。
スライダー4を、中立位置から後側切換位置に移動させる場合は、つまみ12を介して、スライダー4に中立位置から後側切換位置に移動させる操作がなされる。この後側への移動では、コイルばね7の前端部を後端位置決め突起側に向かって押す作用部を、スライダー4に設けていないので、コイルばね7は圧縮されず、コイルばね7にスライダー4の自己復帰用の付勢力を作らない状態で移動が行われる。そして、この移動操作がなされると、スライダー4が移動を開始する。後側切換位置用凹部13bがケースカバー3の凸部15と対応すると、凸部15が後側切換位置用凹部13b内に落ち込み、操作者にディテント機構によるクリック感触が付与され、後側切換位置に配置された状態になる。この切り換え操作では、コイルばね7による自動復帰力は作られないので、つまみ12を操作している指等を離しても、その位置が保持される。また、この後側切換位置では、コンタクト5は、共通固定接点6cと固定接点6bとに接触している。
スライダー4を、後側切換位置から中立位置に戻す場合は、コイルばね7による自己復帰力は作られていないので、つまみ12を介して、手動でスライダー4を後側切換位置から中立位置に移動させる操作がなされる。この操作がなされると、スライダー4が移動を開始し、中立位置用凹部13cがケースカバー3の凸部15と対応すると、凸部15が中立位置用凹部13c内に再び落ち込み、中立位置に配置された状態になり、操作者にはディテント機構によるクリック感触が付与される。
したがって、この実施例1の構造では、自動復帰機能とクリック感触機能を有し、スライダー4を中立位置と前側切換位置と後側切換位置にそれぞれ移動させたとき、その移動された各位置でディテント機構によるクリック感触が得られ、また、中立位置から前側切換位置に移動させ、前側切換位置から中立位置に戻すとき、コイルばね7による付勢力で自己復帰がなされるという、バリエーションを有したスライドスイッチが得られる。
本発明は、ケース本体2の底面から側面へほぼ垂直に折り曲がる複数の固定接片6a〜6dを有する表面実装タイプのスライドスイッチ1において、図1及び図2に示すように、スライダー4の左右方向一側縁側、即ち、ケースカバー3における左右方向の一側縁側に、つまみ12が配置されていると共に、該つまみ12の真下にコイルばね7が配置され、且つ、凹部13a,13b,13cと凸部15からなるディテント機構がケースカバー3のほぼ中央部に配置されている。これにより、ケースカバー3及びスライダー4の組付け容易性を確保しつつ、つまみ12の垂直・水平両方向の自由度が増大化し、操作性が向上している。
また、本発明のスライドスイッチ1では、スライダー4の形状を一部変更することにより、バリエーションの異なるスライドスイッチが容易に得られる。そして、このバリエーションを変えたスライドスイッチを作ることにより、多様化した電子機器で求められている操作感の差別化に対応できるものである。次に、実施例1以外のバリエーションを、実施例2〜6として説明する。なお、実施例2〜実施例6では、スライダー4の形状の一部が異なるだけで、他の構造は同じであるので、同じ構造には同じ符号を付して重複説明はせず、他の実施例と異なる部分だけを説明する。
図5および図6は実施例2を示し、実施例1の図3および図4に対応する。実施例2は、実施例1の構造におけるライダー4においてその上面に設けられている中立位置用凹部13cと前側切換位置用凹部13aとを一つに繋げた形の共通凹部13dを、後側切換位置用凹部13bとともに前後方向に一列に並べて設けた構造をなしている。
次に、実施例2におけるスライドスイッチ1の動作を説明する。
このスライドスイッチ1では、図6に示すように、ケースカバー3の凸部15が、共通凹部13dの内壁17bと当接しているときがホームポジション(中立位置)になる。
スライダー4を、中立位置から前側切換位置に移動させる場合は、スライダー4に、つまみ12を介して、中立位置から前側切換位置に移動させる操作がなされると、スライダー4が、コイルばね7を圧縮させて、コイルばね7に自己復帰用の付勢力を生成させながら移動を開始する。共通凹部13dの内壁17aがケースカバー3の凸部15に当接すると、前側切換位置に切り換えられた状態になり、それ以上の移動が行えなくなる。
スライダー4を、前側切換位置から中立位置に戻す場合は、つまみ12を操作していた力を取り除くと、コイルばね7に蓄積されている自己復帰用の付勢力で、スライダー4が中立位置に向かって移動される。スライダー4が中立位置まで戻されると、共通凹部13dの内壁17bが凸部15と当接し、同時に、コイルばね7の付勢力もなくなり、凸部15が内壁17bに当接された状態で保持される。
スライダー4を、中立位置から後側切換位置に移動させる場合は、つまみ12を介して、スライダー4に中立位置から後側切換位置に移動させる。この後側への移動では、スライダー4に、コイルばね7の後端部を前端位置決め突起側に向かって押す作用部を設けていないので、コイルばね7は圧縮されず、コイルばね7にスライダー4の自己復帰用の付勢力を作らない状態で移動が行われる。前側切換位置用凹部13aがケースカバー3の凸部15に対応すると、凸部15が前側切換位置用凹部13a内に落ち込み、前側切換位置に配置された状態になり、操作者にはディテント機構によるクリック感触が付与される。
スライダー4を、後側切換位置から中立位置に戻す場合は、コイルばね7による自己復帰力は作られていないので、つまみ12を介して、手動でスライダー4を後側切換位置から中立位置に移動させる操作がなされる。スライダー4が中立位置まで戻されると、凸部15が共通凹部13d内に再び落ち込む。同時に、コイルばね7の付勢力もなくなり、凸部15が前側内壁17bに当接された状態で保持される。
したがって、この実施例2の構造では、自動復帰機能とクリック感触機能を有し、スライダー4が後側切換位置に移動されたときに、その移動された位置で、ディテント機構によるクリック感触が得られ、また、中立位置から前側切換位置に移動させ、前側切換位置から中立位置に戻すとき、コイルばね7による付勢力で自己復帰がなされるという、バリエーションを有したスライドスイッチが得られる。
図7および図8は実施例3を示し、実施例1の図3および図4に対応する。実施例3は
、実施例1の構造におけるライダー4において、スライダー4の前側切換位置用凹部13aを無くし、代わりに後側切換位置用凹部13bを設けた構造にしている。
実施例3におけるスライドスイッチ1の動作を説明する。
このスライドスイッチ1では、図8に示すように、ケースカバー3の凸部15が、スライダー4の中立位置用凹部13cに対応して、この中立位置用凹部13c内に落ち込んでいるときが中立位置になる。
スライダー4を、中立位置から前側切換位置に移動させる場合は、つまみ12を介して、スライダー4に中立位置から前側切換位置に移動させる操作がなされる。この前側への移動では、スライダー4に、コイルばね7の前端部を後端位置決め突起1a側に向かって押す作用部を設けていないので、コイルばね7は圧縮されず、コイルばね7にスライダー4の自己復帰用の付勢力を作らない状態で移動が行われる。そして、前側切換位置用凹部13aがケースカバー3の凸部15と対応すると、凸部15が前側切換位置用凹部13a内に落ち込み、前側切換位置に配置された状態になり、操作者にディテント機構によるクリック感触が付与される。また、この切り換え操作では、コイルばね7による自動復帰力は作られないので、つまみ12を操作している指等を離しても、その位置が保持される。
スライダー4を、前側切換位置から中立位置に戻す場合は、コイルばね7による自己復帰力は作られていないので、つまみ12を介して、手動でスライダー4を前側切換位置から中立位置に移動させる。スライダー4の中立位置用凹部13cがケースカバー3の凸部15に対応すると、凸部15が中立位置用凹部13c内に再び落ち込み、中立位置に配置された状態になり、操作者にはディテント機構によるクリック感触が付与される。
スライダー4を、中立位置から後側切換位置に移動させる場合は、つまみ12を介して、スライダー4に中立位置から後側切換位置に移動させる。スライダー4に中立位置から後側切換位置に移動させる操作がなされると、後側作用部4bがコイルばね7を圧縮させて自己復帰用の付勢力を生成しながら、スライダー4が移動を開始する。後側切換位置用凹部13bがケースカバー3の凸部15に対応すると、凸部15が後側切換位置用凹部13b内に落ち込み、後側切換位置に配置された状態になり、操作者にはディテント機構によるクリック感触が付与される。
スライダー4を、後側切換位置から中立位置に戻す場合は、つまみ12を操作していた力を取り除くと、コイルばね7に蓄積されている付勢力で、スライダー4に後側切換位置から中立位置に移動する操作がなされる。中立位置用凹部13cがケースカバー3の凸部15に対応すると、凸部15が中立位置用凹部13c内に再び落ち込むと同時に、コイルばね7の付勢力もなくなり、スライダー4は中立位置に配置された状態を維持される。
したがって、この実施例3の構造では、自動復帰機能とクリック感触機能を有し、スライダー4を中立位置と前側切換位置と後側切換位置に移動されたときに、ディテント機構によるクリック感触が得られ、また、中立位置から後側切換位置に移動させ、前側切換位置から中立位置に戻すとき、コイルばね7による付勢力で自己復帰がなされる、バリエーションを有したスライドスイッチが得られる。
図9および図10は実施例4を示し、実施例1の図3および図4に対応する。実施例4は、実施例3の構造におけるライダー4において、その上面に設けられている中立位置用凹部13cと後側切換位置用凹部13bとを一つに繋げた形の共通凹部13eを、前側切換位置用凹部13aとともに前後方向に一列に並べて設けた構造をなしている。
次に、実施例4におけるスライドスイッチ1の動作を説明する。このスライドスイッチ1では、図10に示すように、ケースカバー3の凸部15が、共通凹部13eの前側内壁18aと当接しているときがホームポジション(中立位置)になる。
スライダー4を、中立位置から前側切換位置に移動させる場合は、つまみ12を介して、スライダー4に中立位置から前側切換位置に移動させる。この移動では、スライダー4に、コイルばね7の後端部を前端位置決め突起1a側に向かって押す作用部を設けていないので、コイルばね7は圧縮されず、コイルばね7にスライダー4の自己復帰用の付勢力を作らない状態で移動が行われる。前側切換位置用凹部13aがケースカバー3の凸部15に対応すると、凸部15が前側切換位置用凹部13a内に落ち込み、前側切換位置に配置された状態になり、操作者にはディテント機構によるクリック感触が付与される。
スライダー4を、前側切換位置から中立位置に戻す場合は、コイルばね7による自己復帰力は作られていないので、つまみ12を介して、手動でスライダー4を前側切換位置から中立位置に移動させる操作がなされる。スライダー4が中立位置まで戻されると、凸部15が共通凹部13e内に再び落ち込む。同時に、コイルばね7の付勢力もなくなり、凸部15が内壁18aに当接された状態で保持される。
スライダー4を、中立位置から後側切換位置に移動させる場合は、つまみ12を介して、スライダー4に中立位置から後側切換位置に移動させる操作がなされると、コイルばね7を圧縮させて自己復帰用の付勢力を生成しながら、スライダー4が移動を開始する。共通凹部13eの内壁18bがケースカバー3の凸部15に当接すると、後側切換位置に切り換えられた状態となり、それ以上の移動が行えなくなる。
スライダー4を、後側切換位置から中立位置に戻す場合は、つまみ12を操作していた力を取り除くと、コイルばね7に蓄積されている付勢力で、スライダー4に後側切換位置から中立位置に移動する操作がなされる。スライダー4が中立位置まで戻されると、共通凹部13dの内壁18aが凸部15に当接し、同時に、コイルばね7の付勢力もなくなり、凸部15が内壁18aに当接された状態で保持される。
したがって、この実施例4の構造では、自動復帰機能とクリック感触機能を有し、スライダー4が前側切換位置に移動されたときに、ディテント機構によるクリック感触が得られ、また、中立位置から後側切換位置に移動させ、後側切換位置から中立位置に戻すとき、コイルばね7による付勢力で自己復帰がなされるバリエーションを有したスライドスイッチが得られる。
図11および図12は実施例5を示し、実施例1の図3および図4に対応する。実施例5は、実施例1の構造におけるライダー4において、前後部に前側作用部4aと後側作用部4bとを設けたものである。
この実施例5の構造では、自動復帰機能とクリック感触機能を有し、スライダー4が前側切換位置と後側切換位置にそれぞれ移動されたときに、ディテント機構によるクリック感触が各々得られ、また、中立位置から前側切換位置に移動させ、前側切換位置から中立位置に戻すとき、および中立位置から後側切換位置に移動させ、後側切換位置から中立位置に戻すときに、それぞれコイルばね7による付勢力で自己復帰がなされるという、バリエーションを有したスライドスイッチが得られる。
図13および図14は実施例6を示し、実施例1の図3および図4に対応する。実施例1
の構造におけるライダー4において、その上面に設けられている前側切換位置用凹部13aと中立位置用凹部13cと後側切換位置用凹部13bとを一つに繋げた形の共通凹部13fを、前側切換位置用凹部13aとともに前後方向に一列に並べて設けた構造をなしている。
この実施例6の構造では、自動復帰機能を有し、スライダー4が中立位置から前側切換位置に移動され、前側切換位置から中立位置に戻されるとき、および中立位置から後側切換位置に移動され、後側切換位置から中立位置に戻れるときに、それぞれコイルばね7による付勢力で自己復帰がなされるという、バリエーションを有したスライドスイッチが得られる。
図15は、実施例1〜6の構造におけるバレエーションをまとめて示す表である。表中、「○」は「機能あり」を示し、空欄は「機能なし」を示す。図15からも明かなように、本発明のスライドスイッチでは、スライダーだけを変えることにより、少なくとも6通りのバリエーションを有したスライドスイッチが得られる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明の第1実施例として示すスライドスイッチの斜視図。 第1実施例における同上スイッチの分解斜視図。 図1のA−A線断面斜視図。 図1のB−B線断面斜視図。 本発明の第2実施例として示すスライドスイッチの断面斜視図で、図1のA−A線断面に相当している。 本発明の第2実施例として示すスライドスイッチの断面斜視図で、図1のB−B線断面に相当している。 本発明の第3実施例として示すスライドスイッチの断面斜視図で、図1のA−A線断面に相当している。 本発明の第3実施例として示すスライドスイッチの断面斜視図で、図1のB−B線断面に相当している。 本発明の第4実施例として示すスライドスイッチの断面斜視図で、図1のA−A線断面に相当している。 本発明の第4実施例として示すスライドスイッチの断面斜視図で、図1のB−B線断面に相当している。 本発明の第5実施例として示すスライドスイッチの断面斜視図で、図1のA−A線断面に相当している。 本発明の第5実施例として示すスライドスイッチの断面斜視図で、図1のB−B線断面に相当している。 本発明の第6実施例として示すスライドスイッチの断面斜視図で、図1のA−A線断面に相当している。 本発明の第6実施例として示すスライドスイッチの断面斜視図で、図1のB−B線断面に相当している。 本発明のスライドスイッチにおけるバリエーションを示す図。
符号の説明
1 スライドスイッチ
2 ケース本体
3 ケースカバー
4 スライダー
4a 前側作用部
4b 後側作用部
5 コンタクト
6a 固定接片
6b 固定接片
6c 共通固定接片
6d 固定接点
7 コイルばね
8 固定接片保持用凹部
9 コイルばね収容凹部
11a 前側位置決め突起
11b 後側位置決め突起
12 つまみ
13a 前側切換位置用凹部
13b 後側切換位置用凹部
13c 中立位置用凹部
13d 共通凹部
13e 共通凹部
13f 共通凹部
15 凸部
17a 内壁
17b 内壁
18a 内壁
18b 内壁
19 収容室

Claims (4)

  1. 収容室を画成するケース本体およびケースカバーと、前記収容室内にそれぞれ配設されたつまみ付きスライダー、可動接片および前記ケース本体の底面から側面へ折り曲げられた固定接片とを備え、中立位置をホームポジションとする前記スライダーを、該中立位置の前あるいは後方向に、前記可動接片とともにスライドさせて、前記可動接片の前記固定接片に対する位置を切り換えるスライドスイッチであって、前記収容室内に、前側位置決め突起と後側位置決め突起を設け、これ等両位置決め突起の間にコイルばねを挟んで位置決めしてなり、前記コイルばねでスライダーの前あるいは後方向の移動とともに伸縮して、前記スライダーを中立位置に自動復帰させて戻すための付勢力を生成せしめるとともに、前記スライダーのスライド切り換え操作にクリック感触を与える凹部と凸部とでなるディテント機構の、前記凸部を前記収容室側に設け、前記凹部を前記スライダー側に形成し、上記スライダーに、該スライダーが前方に移動されると上記コイルばねと作用結合して、該コイルばねに、前記スライダーが中立位置に自動復帰するための付勢力を生成させる前側作用部を設けたスライドスイッチにおいて、
    前記ケースカバーにおける左右方向の一側縁側につまみが配置されていると共に、該つまみの真下に前記コイルばねが配置され、且つ、前記ディテント機構は前記ケースカバーのほぼ中央部に配置され、
    前記凹部を、前記スライダーが前記中立位置と前側切換位置と後側切換位置にそれぞれ移動切り換えされたときに、その切換位置ごとに前記クリック感触を付与できるようにして、前記スライダー上の位置に設けたことを特徴とするスライドスイッチ。
  2. 収容室を画成するケース本体およびケースカバーと、前記収容室内にそれぞれ配設されたつまみ付きスライダー、可動接片および前記ケース本体の底面から側面へ折り曲げられた固定接片とを備え、中立位置をホームポジションとする前記スライダーを、該中立位置の前あるいは後方向に、前記可動接片とともにスライドさせて、前記可動接片の前記固定接片に対する位置を切り換えるスライドスイッチであって、前記収容室内に、前側位置決め突起と後側位置決め突起を設け、これ等両位置決め突起の間にコイルばねを挟んで位置決めしてなり、前記コイルばねでスライダーの前あるいは後方向の移動とともに伸縮して、前記スライダーを中立位置に自動復帰させて戻すための付勢力を生成せしめるとともに、前記スライダーのスライド切り換え操作にクリック感触を与える凹部と凸部とでなるディテント機構の、前記凸部を前記収容室側に設け、前記凹部を前記スライダー側に形成し、上記スライダーに、該スライダーが後方に移動されると上記コイルばねと作用結合して、該コイルばねに、前記スライダーが中立位置に自動復帰するための付勢力を生成させる後側作用部を設けたスライドスイッチにおいて、
    前記ケースカバーにおける左右方向の一側縁側につまみが配置されていると共に、該つまみの真下に前記コイルばねが配置され、且つ、前記ディテント機構は前記ケースカバーのほぼ中央部に配置され、
    前記凹部を、前記スライダーが前記中立位置と前側切換位置と後側切換位置にそれぞれ移動切り換えされたときに、その切換位置ごとに前記クリック感触を付与できるようにして、前記スライダー上の位置に設けたことを特徴とするスライドスイッチ。
  3. 収容室を画成するケース本体およびケースカバーと、前記収容室内にそれぞれ配設されたつまみ付きスライダー、可動接片および前記ケース本体の底面から側面へ折り曲げられた固定接片とを備え、中立位置をホームポジションとする前記スライダーを、該中立位置の前あるいは後方向に、前記可動接片とともにスライドさせて、前記可動接片の前記固定接片に対する位置を切り換えるスライドスイッチであって、前記収容室内に、前側位置決め突起と後側位置決め突起を設け、これ等両位置決め突起の間にコイルばねを挟んで位置決めしてなり、前記コイルばねでスライダーの前あるいは後方向の移動とともに伸縮して、前記スライダーを中立位置に自動復帰させて戻すための付勢力を生成せしめるとともに、前記スライダーのスライド切り換え操作にクリック感触を与える凹部と凸部とでなるディテント機構の、前記凸部を前記収容室側に設け、前記凹部を前記スライダー側に形成し、上記スライダーに、該スライダーが前方または後方のいずれかに一方に移動されると上記コイルばねと作用結合して、該コイルばねに、前記スライダーを中立位置に自動復帰するための付勢力を生成させる前側作用部または後側作用部を設けたスライドスイッチにおいて、
    前記ケースカバーにおける左右方向の一側縁側につまみが配置されていると共に、該つまみの真下に前記コイルばねが配置され、且つ、前記ディテント機構は前記ケースカバーのほぼ中央部に配置され、
    前記凹部を、前記スライダーが前記中立位置と前側切換位置と後側切換位置にそれぞれ移動切り換えされたときに、その切換位置ごとに前記クリック感触を付与できるようにして、前記スライダー上の位置に設けたことを特徴とするスライドスイッチ。
  4. 上記凸部を、ケースカバーに、該ケースカバーと一体に設けたことを特徴とする請求項1,2または3記載のスライドスイッチ。
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