JP2002100264A - タクトスイッチ - Google Patents

タクトスイッチ

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JP2002100264A
JP2002100264A JP2000288410A JP2000288410A JP2002100264A JP 2002100264 A JP2002100264 A JP 2002100264A JP 2000288410 A JP2000288410 A JP 2000288410A JP 2000288410 A JP2000288410 A JP 2000288410A JP 2002100264 A JP2002100264 A JP 2002100264A
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JP
Japan
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contact
movable contact
contact piece
tact switch
housing
Prior art date
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JP2000288410A
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English (en)
Inventor
Kikuyoshi Nishikawa
亀久善 西川
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SAGAMI DENSHI KOGYO KK
Original Assignee
SAGAMI DENSHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動接片と固定接点板との高い接触信頼性を
実現する。 【解決手段】 椀状湾曲部42とその周縁に設けられた
接触部44とを有する可動接片41が湾曲部42が下に
凸とされてハウジング11内に載置され、操作部材34
の押圧操作により、湾曲部42の湾曲方向が反転して接
触部44がハウジング11の底面に配置されている複数
の固定接点板13と接触する構造とされたタクトスイッ
チにおいて、可動接片41の接触部44を尖鋭突起状と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はタクトスイッチに
関し、特に可動接片の椀状湾曲部の反転動作により、そ
の周縁に設けられた接触部が複数の固定接点板と接触し
て固定接点板間を導通させる構造とされたタクトスイッ
チに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のタクトスイッチとして、図5に
示したような外観を有するものが従来提案されている。
このタクトスイッチはハウジングと上蓋と操作部材と可
動接片とよりなるもので、図6はこれら各部の構造を分
解して示したものである。まず、図6を参照して各部の
構造について説明する。箱状をなすハウジング11は合
成樹脂製とされて上面が開放面とされており、側壁12
で囲まれた箱内底面の四隅にはインサート成形された固
定接点板13の内端側がそれぞれ露出されて配置されて
いる。底面の中央には円形状をなす台座14が形成され
ており、さらにこの台座14上に軸状をなす突起15が
形成されている。なお、各固定接点板13の他端側はハ
ウジング11の外部に導出されて端子13aとされてい
る。
【0003】ハウジング11の長辺を構成する一対の側
壁12の各中間部にはそれぞれ上端面から切り欠かれた
切欠き16,17が設けられており、一方の切欠き16
にはさらにその中央部に一段低い凹部18が形成されて
いる。凹部18の底面と他方の側壁12の切欠き17の
底面とは同一高さとされている。一方、短辺を構成する
一対の側壁12には図に示したように底面側に向かって
幅広となる切欠き19がそれぞれ上端面から切り欠かれ
て形成されており、切欠き19の内側面の一方は垂直面
19aとされ、他方が傾斜面19bとされている。
【0004】一方の切欠き19の垂直面19aから切欠
き16が形成されている側を通って他方の切欠き19の
垂直面19aに至る部分における側壁12の内側部分に
は段部21が形成されており、この段部21の底面は切
欠き19の底面と同一高さとされ、かつ凹部18の底面
より若干低くされている。切欠き16,17が設けられ
ている側壁12の各外側面の上端両隅部には係止突起2
2がそれぞれ突設されており、また切欠き19が設けら
れている側壁12の各外側面の中間部上端側には係合凹
部23がそれぞれ形成されている。
【0005】ハウジング11の上面側に取り付けられて
ハウジング11の開放面を蓋する上蓋24は金属板製と
され、矩形状をなす天板25の両短辺からは係合片26
が突出され、折り曲げられて形成されており、各長辺の
両端部からはそれぞれL字状をなす係止片27が突出さ
れ、折り曲げられて形成されている。可動接片28は例
えばりん青銅板などのばね材よりなり、周縁部をわずか
に残して椀状に加工されてなるもので、この例では図に
示したように矩形状をなす板に長手方向両端部を残して
椀状をなす湾曲部29が形成されたものとなっている。
湾曲部29の中心には位置決め穴31が形成されてい
る。また、可動接片28の両短辺の各中間部には切欠き
32が設けられ、これにより各短辺の両端部に接触部3
3が構成されている。
【0006】可動接片28を押圧操作する操作部材34
は2本の操作棒35と、これらの間に位置されてこれら
と平行に延伸する案内棒36と、これら操作棒35及び
案内棒36をその一端側において互いに連結する操作部
37とよりなり、合成樹脂製とされる。案内棒36の先
端側は図に示したように幅広とされており、各操作棒3
5の先端側も幅広とされている。各操作棒35の先端部
下面には操作突起38が形成されている。なお、案内棒
36は操作棒35に比し、その厚さがわずかに大とされ
ている。
【0007】スイッチの組み立ては、ハウジング11に
可動接片28及び操作部材34を順次組み込み、上蓋2
4で蓋することによって行われる。この際、可動接片2
8はその湾曲部29の頂部が台座14上に載置され、か
つ位置決め穴31が突起15に嵌合位置決めされて下に
凸となるように組み込まれる。図7はこの組み込まれた
状態を示したものである。操作部材34は操作部37が
ハウジング11の外に位置され、両操作棒35の先端の
各外側部分がハウジング11の傾斜面19bの下にわず
かにもぐり込まされて図8Aに示したように組み込まれ
る。
【0008】両操作棒35及び案内棒36の各基端側は
ハウジング11の切欠き16及び凹部18上にそれぞれ
位置されており、即ち切欠き16,凹部18を介して操
作棒35及び案内棒36がハウジング11内に導入され
ている。なお、案内棒36の先端は切欠き17上に位置
されている。この状態で図8Aに示したように各操作棒
35の先端に設けられている操作突起38は可動接片2
8の周縁上に位置しており、可動接片28とわずかに弾
接した状態となっている。
【0009】上蓋24の取り付けはそのL字状係止片2
7をそれぞれハウジング11の係止突起22に係止させ
ることによって行われ、この際その両係合片26は係合
凹部23にそれぞれ嵌め込まれ、これにより図5に示し
たようなタクトスイッチが完成する。上記のような構造
とされたタクトスイッチは操作部37がハウジング11
の底面と平行に押し込まれることにより、両操作棒35
の先端部が傾斜面19bに案内されて底面側(下方)に
押し込まれ、つまり、図9Bに示したように操作棒35
がたわみ、これにより可動接片28の周縁部が操作突起
38によって押圧される。
【0010】可動接片28はこの押圧によってその湾曲
方向が反転し、接触部33がそれぞれ対応する固定接点
板13に接触する。この接触により4つの固定接点板1
3は可動接片28を介して互いに導通され、つまりスイ
ッチはオン状態となる。なお、図8Bは操作部37が押
し込まれた状態を上蓋24を省いて示したものであり、
また図10は可動接片28の反転動作する様子を示した
ものである。操作部37の押圧を解除すると、可動接片
28はその弾性復元力により、元の湾曲状態に復帰す
る。これにより、スイッチはオフとなり、かつ操作部材
34がハウジング11から押し出され、つまり操作部3
7が元の位置に復帰して図9Aに示した非操作状態とな
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構造を有するタクトスイッチにおいては、可動接片2
8と固定接点板13との接触信頼性において問題があ
り、接触抵抗の増大や最悪誤動作(オンとならない状
態)が生じる虞れがあるものとなっていた。これは可動
接片28の周縁部に設けられている接触部33の形状に
起因するもので、つまり図6に示したように接触部33
はその先端が直線状とされ、固定接点板13と基本的に
線接触する構造とされているため、接触圧が不充分とな
ったり、あるいは形状ばらつき、組み立てばらつきによ
って接触部33先端の直線部の大部分が固定接点板13
から浮いてしまっているといった状態が生じることによ
って起きる。
【0012】この発明の目的はこの問題に鑑み、可動接
片と固定接点板との高い接触信頼性が確保されたタクト
スイッチを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、椀状をなす湾曲部とその周縁に設けられた接触部と
を有する可動接片が、その湾曲部が下に凸とされてハウ
ジング内に載置され、操作部材が押圧操作されることに
より、可動接片はその周縁が押圧され、湾曲部の湾曲方
向が反転して、接触部がハウジングの底面に配置されて
いる複数の固定接点板と接触する構造とされたタクトス
イッチにおいて、可動接片の接触部が尖鋭突起状をなす
ものとされる。
【0014】請求項2の発明では請求項1の発明におい
て、上記接触部がその突出方向において上記湾曲部の凸
側に傾けられているものとされる。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して実施例により説明する。なお、図6と対応する部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。図1はこ
の発明によるタクトスイッチの一実施例の構成を各部に
分解して示したものである。この例では、ハウジング1
1内に載置されて操作部材34により押圧される可動接
片41は図に示したような形状を有するものとされる。
図2はこの可動接片41の形状詳細を示したものであ
り、図2を参照して、まず可動接片41の形状について
説明する。
【0016】可動接片41は椀状をなす湾曲部42と、
その湾曲部42を挟んで左右周縁に設けられた周縁部4
3と、それら各周縁部43の両端に設けられた接触部4
4とよりなるものとされ、接触部44はこの例では図に
示したように周縁部43から三角形状に突出され、尖鋭
な突起状をなすものとされる。三角形状の突起はこの例
では一つの固定接点板13に対応して二つずつ設けられ
ており、即ち各接触部44はそれぞれ二つの尖鋭な突起
によって構成されている。図2A中、二点鎖線は固定接
点板13の位置を示す。
【0017】湾曲部42の中心にはハウジング11に組
み込む際の位置決め穴45が形成されている。なお、こ
の例では周縁部43は図2B,Cに示したように湾曲部
42の凸方向にわずかに折り曲げられており、つまり接
触部44がその突出方向において湾曲部42の凸側にわ
ずかな角度をもって傾けられている。可動接片41は例
えばりん青銅板などのばね材をプレス加工することによ
って形成される。図3は可動接片41が反転動作する様
子を示したものであり、図においては操作部材34及び
上蓋24の図示は省略している。
【0018】ハウジング11の突起15に位置決め穴4
5が嵌合され、湾曲部42が下に凸とされてハウジング
11内に載置された可動接片41は、操作部材34が押
圧操作されることにより、その操作突起38によって周
縁部43が押圧され、これにより湾曲部42の湾曲方向
が図に示すように反転して各接触部44が対応する固定
接点板13と接触する。各接触部44は上述したように
二つの尖鋭な突起によって構成され、かつ湾曲部42の
凸側に傾けられているため、固定接点板13に食い込む
ように二点で接触し、これにより充分な接触圧が得られ
るものとなる。
【0019】従って、この例によれば可動接片41と固
定接点板13との接触信頼性に優れたタクトスイッチを
得ることができる。なお、上述した例では可動接片41
の各接触部44が尖鋭な二つの突起によって構成され、
つまり一つの固定接点板13に対して二つの突起を設け
た構造となっているが、突起の数は一つの固定接点板1
3に対して例えば一つであってもよく、また三つ以上で
あってもよい。
【0020】図4は一つの固定接点板13に対して突起
の数が一つとされ、即ち各接触部44がそれぞれ一つの
尖鋭な突起によって構成された可動接片51を備えたタ
クトスイッチの他の構成例を各部に分解して示したもの
であり、図1と対応する部分には同一符号を付してあ
る。この図4に示したタクトスイッチは図1に示したタ
クトスイッチがその操作部材34の操作部37がハウジ
ング11底面と平行方向に押圧操作されるものであるの
に対し、ハウジング11底面と垂直方向に押圧操作され
るものとなっており、いわゆるホリゾンタルタイプと称
されているもので、このようなタイプのタクトスイッチ
においても可動接片51の接触部44を尖鋭な突起状と
することにより、可動接片51と固定接点板13との優
れた接触信頼性が得られるものとなる。
【0021】なお、この例においては操作部材34の操
作部37は図に示したように円形押しボタン状とされ
て、上蓋24の天板25に設けられた開口52を介して
上方に突出する構造となっており、この操作部37が押
圧操作されることにより、下面側の操作突起38によっ
て可動接片51の周縁が押圧されるものとなっている。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
可動接片の接触部が尖鋭突起状をなすものとされ、この
接触部が固定接点板と点接触する構造とされているた
め、可動接片と固定接点板との良好な接触状態を実現で
き、よって高い接触信頼性を備えたタクトスイッチを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するための分解斜視
図。
【図2】Aは図1における可動接片の平面図、Bはその
正面図、Cはその断面図。
【図3】図1における可動接片の反転動作を説明するた
めの図。
【図4】この発明の他の実施例を説明するための分解斜
視図。
【図5】従来提案されているタクトスイッチの外観構成
を示す図、Aは平面図、Bは正面図、Cは側面図。
【図6】図5に示したタクトスイッチの分解斜視図。
【図7】図5に示したタクトスイッチにおいて、ハウジ
ングに可動接片が組み込まれた状態を示す平面図。
【図8】Aは図7に対し、さらに操作部材が組み込まれ
た状態を示す平面図、Bは操作部材(操作部)が押し込
まれた状態を説明するための図。
【図9】図5に示したタクトスイッチの部分断面図、A
は非操作状態、Bは操作状態を示す。
【図10】図5に示したタクトスイッチにおける可動接
片の反転動作を説明するための図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椀状をなす湾曲部とその周縁に設けられ
    た接触部とを有する可動接片が、その湾曲部が下に凸と
    されてハウジング内に載置され、操作部材が押圧操作さ
    れることにより、上記可動接片はその周縁が押圧され、
    上記湾曲部の湾曲方向が反転して、上記接触部が上記ハ
    ウジングの底面に配置されている複数の固定接点板と接
    触する構造とされたタクトスイッチにおいて、 上記可動接片の接触部が尖鋭突起状をなすものとされて
    いることを特徴とするタクトスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のタクトスイッチにおい
    て、 上記接触部がその突出方向において上記湾曲部の凸側に
    傾けられていることを特徴とするタクトスイッチ。
JP2000288410A 2000-09-22 2000-09-22 タクトスイッチ Pending JP2002100264A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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