JP4247029B2 - 押釦スイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、押釦スイッチに係り、特に非動作時には常に接点間が導通状態となった所謂ノーマルクローズタイプの押釦スイッチの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のノーマルクローズタイプの押釦スイッチの構造としては、可動接点の反転時の作動力を大きく設定して、定常状態において固定接点に高荷重を負荷して接点間の電気的接触を確実にするために、反転可能な薄板状の可動接点の下面に、押釦を初期位置へ復帰させるための薄板状の復帰ばねを組み合わせた構成のものが知られている。これにより、可動接点による固定接点間の導通、離接を確実且つ安定して行うことができる(例えば、特許文献1)。
【0003】
この従来の押釦スイッチの構造を図12に示す。スイッチケース1は、内部に空所10が形成され、この下部には接点収納部14を有し、一対の固定接点形成部13が対向して設けられ一方、一対の復帰ばね載置部15が対向して形成されている。固定接点形成部13の一方には固定接点33が露出形成されており、その中心部には突起16が形成されている。固定接点形成部13の他方には固定接点34が露出形成されている。31は固定接点33に接続する端子であり、32は固定接点34に接続する端子である。
【0004】
薄板状復帰ばね6は、りん青銅などのばね性を有する金属板を長方形に打ち抜き形成されており、上方に僅かに湾曲して形成されている。この薄板状復帰ばね6は上側からの押圧力により変形平坦化して、押圧力を解放すると元の形状に復帰する動作を行う。即ち常に上向きの付勢力を発生している。
【0005】
薄板状可動接点4は、同様に、りん青銅等のばね性を有する金属板を長方形に打ち抜き形成されており、長手方向に平行に2本のスリット41が形成され、左右両辺に縁辺部43が形成されると共に、縁辺部43間に反転ばね部44を形成している。長方形の短い辺の一方を可動接点4の接触部42とし、短い辺の他方を支点片46としている。支点辺46の中央には突起16に係合する開孔47が設けられている。そして、縁辺部43の双方に長手方向と直交する方向に下向き湾曲部45を形成し、反転ばね部44が僅かに上向きに変形させた状態となっている。
【0006】
薄板状可動接点4は、反転ばね部44に押圧力が加わると、下側に反転して接触部42が上側に跳ね上がりこの状態を維持する。そして、この状態から、反転した反転ばね部44に下側から押圧力が加わると、反転ばね部44は上側に反転変形して復帰するものとなる。薄板状可動接点4の中央部には上側から押圧力が加えられた時に復帰ばね6を押圧するための下側に突出する突部を有する凹部48が形成されている。
【0007】
上記構成の押釦スイッチは、定常状態では接触部42は上向きの弾性力の逆向きの力により固定接点34に圧接して、固定接点33及び固定接点34は導通状態(ノーマルクローズ状態)にある。ここで、図示しない押釦が押圧されると、薄板状可動接点4の反転ばね部44が下側に押され、下側に反転変形する。この状態において、薄板状可動接点4の自由端である接触部42は跳ね上がり、固定接点34との間の接触が解放される。
【0008】
この時、反転変形した反転ばね部44は、押圧状態では常に上向きに付勢している薄板状復帰ばね6がその下側に存在して上向きに押圧されており、押釦の押圧力を解除すると、反転ばね部44は上側に反転変形して復帰する。これにより薄板状可動接点4の接触部42は跳ね上がり、接触部42と固定接点34との間は再び接触し導通状態に復帰するものとなる。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−106386号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の押釦スイッチの構造においては、反転ばねである薄板状可動接点の形状が複雑で、また復帰用の薄板状復帰ばねと合わせて2枚のばね部材が必要となるため、構成が簡易化できず組立が煩雑となるうえ、小型化ができないという問題があった。
【0011】
したがって、本発明では上述した問題点を解決し、ノーマルクローズタイプの押釦スイッチで、構成が簡単で小型化が可能な押釦スイッチを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では第1の手段として、収納部を有するハウジングと、前記収納部の内底面に離間して配設された第1及び第2の固定接点と、該第1及び第2の固定接点上に配設され反転可能な膨出部を有する円形ドーム状に形成された可動接点とを備え、前記可動接点の外周縁部を前記第1及び第2の固定接点上に載置して該第1及び第2の固定接点間を導通させると共に、前記可動接点の外周縁部より内側に絶縁性の突出部を形成し、前記突出部は、前記収納部の内底面と前記第1及び/又は第2の固定接点との境界部分であって、該第1及び/又は第2の固定接点と対向する所定範囲に形成され、前記可動接点の円形ドーム状の内周に沿って延設された弧状の壁からなり、前記可動接点の膨出部が押圧され反転する際には、前記第1及び/又は第2の固定接点に近接した前記可動接点の内面が前記突出部に当接して前記外周縁部を前記第1及び/又は第2の固定接点から離間させるようにしたことを特徴とする。
【0015】
また、第2の手段として、前記ハウジングを絶縁材で形成すると共に、前記突出部を前記ハウジングと一体に形成したことを特徴とする。
【0016】
また、第3の手段として、前記収納部には、前記第1及び第2の固定接点の間に第3の固定接点を形成すると共に、前記突出部を前記第1又は第2の固定接点の内どちらか一方にのみ形成し、前記可動接点の膨出部が押圧され反転する際には、前記可動接点の膨出部の下面が前記第3の固定接点と当接して、前記突出部が形成されていない前記第1又は第2の固定接点の内どちらか一方と導通させるようにしたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図11に示す。図1は本発明の押釦スイッチの断面図、図2は図1の操作時の断面図、図3はハウジングの平面図、図4は本発明の変形例の押しボタンスイッチの断面図、図5は図4の操作時の断面図、図6はハウジングの平面図、図7は本発明の他の実施例の押釦スイッチの断面図、図8は図7の操作時の断面図、図9はハウジングの平面図、図10は可動接点の斜視図、図11は可動接点の断面図である。
【0018】
図1乃至図3において、ハウジング1は、合成樹脂などの絶縁材で内部に収納部1aを有する上面が開口された矩形状の箱型に形成されている。このハウジング1の収納部1aの内低面には、導電性の金属材からなる第1及び第2の固定接点2、3が収納部1a内に表出して対向された状態で配設されている。この第1及び第2の固定接点2、3の表出部には、後述する可動接点4の外周縁部4aが載置されて当接する突出状の接点部2a、3aが設けられている。また、前記第1及び第2の固定接点2、3は、前記ハウジング1の内底部に屈曲されて埋設されており、その他端側が前記ハウジング1の側面部から外方に導出されて図示しない外部の回路基板の導電パターンと接続される接続端子2b、3bが設けられている。
【0019】
また、前記ハウジング1の収納部1aには、前記第1及び第2の固定接点の近傍で、互いの第1及び第2の固定接点2、3間の位置に、前記ハウジング1と一体的に絶縁性の一対の突出部1b、1cがそれぞれ形成されている。この突出部1b、1cは、後述する円形ドーム状に形成された可動接点4の内周に沿って延設された弧状の壁で形成されており、この突出部1b、1cの高さ寸法は、後述する可動接点4のドーム状に膨出する内面の高さよりも若干低くなるように形成されている。また、前記突出部1b、1cの弧状の壁の長さ寸法は、前記第1及び第2の固定接点2、3の表出部に突出して設けられた前記接点部2a、3aの長さ寸法よりも若干長くなるように形成されている。
【0020】
可動接点4は、りん青銅やステンレスなどの導電性の薄板状金属板からなり、中央に膨出部を有する円形のドーム状に形成されており、前記第1及び第2の固定接点2、3の接点部2a、3aと当接する外周縁部4aと、この外周縁部4aから円錐状に立ちあがる外周部4bと、この外周部4bの中央に設けられたドーム状頂部を有する反転部4cとから形成されている。(図10、図11)
【0021】
ステム5は、絶縁性の合成樹脂などからなり、鍔状の基部5aと、この基部5aの上部に突出した押圧部5bと、基部5aの下方に突出した作動突部5cとから形成されている。前記ステム5は、前記ハウジング1の収納部1a内に収納されて、前記作動突部5cが前記可動接点4のドーム状の反転部4cの頂部を押圧することで可動接点4が反転してスイッチの切り換えが行われるものとなっている。
【0022】
カバー6は、板状の金属板からなり、前記ハウジング1の収納部1aの開口部を覆うように前記ハウジング1の上面側に取り付けられている。このカバー6の内天面に、前記ステム5の鍔状をした基部5aの上面が当接することで前記ステム5が抜け止めされている。
【0023】
次に、上記構成の押釦スイッチの動作を説明すると、図1に示す初期の状態では、前記可動接点4の外周縁部4aが、前記第1及び第2の固定接点2、3の接点部2a、3aと接触しており、それぞれの固定接点間が導通状態となり回路がオン状態となっている。
【0024】
この状態から、図2に示すように前記ステム5が押圧されると、作動突部5cによって前記可動接点のドーム状の反転部4cの頂部が押圧され、前記可動接点4が反転する。この時、前記可動接点4のドーム状の反転部4cの内面が、前記収納部1aに設けられた弧状の前記突出部1b、1cに当接することとなり、前記可動接点4の外周縁部4aは、前記突出部1b、1cを支点として回動されることから、前記外周縁部4aが前記第1及び第2の固定接点2、3の接点部2a、3aから離間するものとなる。この結果、前記第1及び第2の固定接点2、3が非導通状態となり回路がオフとなる。
【0025】
このように、上記実施例においては、前記可動接点4の外周縁部4aを前記第1及び第2の固定接点2、3上に載置して、前記第1及び第2の固定接点2、3間を導通させると共に、前記可動接点4の外周縁部4aより内側で、且つ前記第1及び第2の固定接点2、3の近傍の前記収納部1aの内底面に絶縁性の前記突出部1b、1cを形成し、前記可動接点4のドーム状の反転部4cが押圧され反転する際には、前記可動接点4の内面が前記突出部1b、1cに当接して前記外周縁部4aを前記第1及び第2の固定接点2、3から離間させるようにしているので、前記収納部1aの内底面に絶縁性の前記突出部1b、1cを設けるだけの簡単な構成でノーマルクローズタイプの押釦スイッチを構成できるものとなっている。
【0026】
また、前記可動接点4は、円形ドーム状に形成されると共に、前記突出部1b、1cは、前記可動接点4の円形ドーム状の内周に沿って延設された弧状の壁で形成しているので、前記可動接点4の組込み時の方向性が無くなり組立が容易となり、前記突出部1b、1cにより確実に前記外周縁部4aを離間させることができるものとなっている。
【0027】
また、前記ハウジング1を絶縁材で形成すると共に、前記突出部1b、1cを前記ハウジング1と一体に形成するようにしたので、部品点数を増やすことなく簡単な構成でノーマルクローズタイプを達成できるものとなっている。
【0028】
尚、上記実施例では、前記ハウジング1に設けられた弧状の前記突出部1b、1cは、前記第1及び第2の固定接点2、3の近傍にそれぞれ1個ずつ形成するように構成しているが、これとは別に、前記突出部1b、1cを、前記可動接点4の円形ドーム状の反転部4cの内周に沿って連続した環状の壁で形成するようにしても良い。この場合には、環状の突出部が前記可動接点4の反転部4cの内面の全周に渡って当接されることになるので、前記可動接点4の円形ドーム状の反転部4cが押圧されて反転する際には、安定した反転動作が得られるものとなる。
【0029】
図4乃至図6は、前記ハウジング1に設けられた一対の前記突出部1b、1cのうち、一方側の前記第2の固定接点3の近傍に設けられた突出部1cを削除して、他方側の前記第1の固定接点2の近傍に設けられた突出部1bのみ形成するようにした変形例を示すものである。
【0030】
この場合の動作としては、図4に示す初期の状態では、前記可動接点4の外周縁部4aが、前記第1及び第2の固定接点2、3の接点部2a、3aと接触しており、それぞれの固定接点間が導通状態となり回路がオン状態となっている。
【0031】
この状態から、図5に示すように前記ステム5が押圧されると、作動突部5cによって前記可動接点のドーム状の反転部4cの頂部が押圧され、前記可動接点4が反転する。この時、前記可動接点4のドーム状の反転部4cの内面が、前記収納部1aに設けられた弧状の前記突出部1bに当接することとなり、この突出部1b側に位置する前記可動接点4の外周縁部4aが、前記突出部1bを支点として上側に持ち上げられることから、前記外周縁部4aの一端側が前記第1の固定接点2の接点部2aから離間するものとなる。この結果、前記第1及び第2のの固定接点2、3が非導通状態となり回路がオフとなる。
【0032】
尚、この場合、前記ハウジング1に形成する弧状の前記突出部1bは、前記第1の固定接点2の近傍に設けるのではなく、これとは反対側の前記第2の固定接点3の近傍に設けるようにしても良い。この場合にも、上記構成と同様の動作状態が得られるものとなる。上記した変形例の構成においても、上記の実施例と同様の効果が得られるものとなっている。
【0033】
図7乃至図9は、本発明の他の実施例の構成を示し、この場合、上記実施例との相違点は、前記ハウジング1の収納部1aの内底面の中央に、第3の固定接点が形成されている点である。即ち、本実施例においては、スイッチの回路構成が上記実施例の構成とは異なっており、スイッチの動作時に回路の切り換えが可能な2接点(双頭)タイプの構成となっている。尚、上記の実施例と同一な構成部品については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0034】
図において、ハウジング7の収納部7aの内底面には、導電性の金属材からなる第1及び第2の固定接点8、9が収納部7a内に表出して対向された状態で配設されている。この第1及び第2の固定接点8、9の表出部には、可動接点4の外周縁部4aが載置されて当接する突出状の接点部8a、9aが設けられている。また、前記第1及び第2の固定接点8、9の中間位置には、同様に導電性の金属材からなる第3の固定接点10が配設されている。この第3の固定接点10の中央には、可動接点4のドーム状の反転部4cの頂部の内面が当接する突出状の接点部10aが設けられている。
【0035】
また、前記第1、第2、及び第3の固定接点8、9、10は、前記ハウジング7の内底部に屈曲されて埋設されており、その他端側が前記ハウジング7の側面部から外方に導出されて図示しない外部の回路基板の導電パターンと接続される接続端子8b、9b、10bが設けられている。
【0036】
また、前記ハウジング7の収納部7aには、前記第1の固定接点8の近傍で、前記第1の固定接点8と第3の固定接点10との間の位置に、前記ハウジング7と一体的に絶縁性の突出部7bが形成されている。この突出部7bは、円形ドーム状に形成された前記可動接点4の内周に沿って延設された弧状の壁で形成されており、この突出部7bの高さ寸法は、同じく前記可動接点4のドーム状に膨出する内面の高さよりも若干低くなるように形成されている。また、前記突出部7bの弧状の壁の長さ寸法は、前記第1の固定接点8の表出部に突出して設けられた前記接点部8aの長さ寸法よりも若干長くなるように形成されている。
【0037】
次に、上記構成の押釦スイッチの動作を説明すると、図7に示す初期の状態では、前記可動接点4の外周縁部4aが、前記第1及び第2の固定接点8、9の接点部8a、9aと接触しており、それぞれの固定接点間が導通状態となり回路がオン状態となっている。
【0038】
この状態から、図8に示すように前記ステム5が押圧されると、作動突部5cによって前記可動接点4のドーム状の反転部4cの頂部が押圧され、前記可動接点4が反転する。この時、前記可動接点4のドーム状の反転部4cの内面が、前記収納部7aに設けられた弧状の前記突出部7bに当接することとなり、前記可動接点4の外周縁部4aは、前記突出部7bを支点として上側に持ち上げられることから、前記外周縁部4aの一端側が前記第1の固定接点8の接点部8aから離間するものとなる。この結果、前記第1及び第2のの固定接点8、9が非導通状態となる。
【0039】
そして、この時、前記可動接点4が反転することにより、前記可動接点4のドーム状の反転部4cの頂部の内面が、前記第3の固定接点10の突出状の接点部10aに当接することになり、前記第2の固定接点9と前記第3の固定接点10とが前記可動接点4を介して導通状態となり、回路が切り変わるものとなる。
【0040】
このように、上記した他の実施例によれば、前記ハウジング7の収納部7aの、前記第1及び第2の固定接点8、9の間に、前記第3の固定接点10を形成すると共に、前記突出部7bを第1の固定接点8の近傍に形成することで、前記可動接点4のドーム状の反転部4cが押圧され反転する際には、前記可動接点4の外周縁部4aと前記第1の固定接点8の接点部8aが離間すると共に、前記可動接点4の反転部4cの頂部の内面が前記第3の固定接点10の接点部10aと当接して、前記第2の固定接点9と導通させるようにしたので、スイッチの動作時に回路の切り換えが可能な2接点(双頭)タイプの押釦スイッチが簡単に構成できるものとなっている。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の押釦スイッチは、収納部を有するハウジングと、収納部の内底面に配設された第1及び第2の固定接点と、第1及び第2の固定接点上に配設され反転可能な膨出部を有する可動接点とを備え、可動接点の外周縁部を第1及び第2の固定接点上に載置して第1及び第2の固定接点間を導通させると共に、可動接点の外周縁部より内側で、且つ第1及び/又は第2の固定接点の近傍の収納部の内底面に絶縁性の突出部を形成し、可動接点の膨出部が押圧され反転する際には、可動接点の内面が突出部に当接して外周縁部を第1及び/又は第2の固定接点から離間させるようにしたことから、収納部の内底面に絶縁性の突出部を設けるだけの簡単な構成でノーマルクローズタイプの押釦スイッチを構成できるので、スイッチの構成を簡単にでき、スイッチ全体を小型化することができる。
【0042】
また、可動接点は、円形ドーム状に形成されると共に、突出部は、可動接点の円形ドーム状の内周に沿って延設された弧状の壁で形成したことから、可動接点の組込み時の方向性が無くなり組立が容易となり、弧状の壁により確実に外周縁部を離間させることができる。
【0043】
また、可動接点は、円形ドーム状に形成されると共に、突出部は、可動接点の円形ドーム状の内周に沿って連続して設けられた環状の壁で形成したことから、環状の突出部が可動接点の内面の全周に渡って当接されるので、可動接点の膨出部が押圧され反転する際には安定した反転動作が得られる。
【0044】
また、ハウジングを絶縁材で形成すると共に、突出部をハウジングと一体に形成したことから、部品点数を増やすことなく簡単な構成でノーマルクローズタイプを達成できるので、廉価対応が可能となる。
【0045】
また、収納部には、第1及び第2の固定接点の間に第3の固定接点を形成すると共に、突出部を第1又は第2の固定接点の内どちらか一方にのみ形成し、可動接点の膨出部が押圧され反転する際には、可動接点の膨出部の下面が第3の固定接点と当接して、突出部が形成されていない第1又は第2の固定接点の内どちらか一方と導通させるようにしたことから、スイッチの動作時に回路の切り換えが可能な2接点(双頭)タイプの押釦スイッチが簡単に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である押釦スイッチを示す断面図である。
【図2】本発明の図1の操作時の状態を示す断面図である。
【図3】本発明のハウジングを示す平面図である。
【図4】本発明の変形例に係る押しボタンスイッチを示す断面図である。
【図5】本発明の図4の操作時の状態を示す断面図である。
【図6】本発明のハウジングを示す平面図、
【図7】本発明の他の実施例に係る押釦スイッチを示す断面図である。
【図8】本発明の図7の操作時の状態を示す断面図である。
【図9】本発明のウジングを示す平面図である。
【図10】本発明の可動接点を示す斜視図である。
【図11】本発明の可動接点を示す断面図である。
【図12】従来の押釦スイッチを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
1a 収納部
1b,1c 突出部
2 第1の固定接点
2a 接点部
2b 接続端子
3 第2の固定接点
3a 接点部
3b 接続端子
4 可動接点
4a 外周縁部
4b 外周部
4c 反転部(膨出部)
5 ステム
5a 基部
5b 押圧部
5c 作動突部
6 カバー
7 ハウジング
7a 収納部
7b 突出部
8 第1の固定接点
8a 接点部
8b 接続端子
9 第2の固定端子
9a 接点部
9b 接続端子
10 第3の固定端子
10a 接点部
10b 接続端子
Claims (3)
- 収納部を有するハウジングと、前記収納部の内底面に離間して配設された第1及び第2の固定接点と、該第1及び第2の固定接点上に配設され反転可能な膨出部を有する円形ドーム状に形成された可動接点とを備え、前記可動接点の外周縁部を前記第1及び第2の固定接点上に載置して該第1及び第2の固定接点間を導通させると共に、前記可動接点の外周縁部より内側に絶縁性の突出部を形成し、前記突出部は、前記収納部の内底面と前記第1及び/又は第2の固定接点との境界部分であって、該第1及び/又は第2の固定接点と対向する所定範囲に形成され、前記可動接点の円形ドーム状の内周に沿って延設された弧状の壁からなり、前記可動接点の膨出部が押圧され反転する際には、前記第1及び/又は第2の固定接点に近接した前記可動接点の内面が前記突出部に当接して前記外周縁部を前記第1及び/又は第2の固定接点から離間させるようにしたことを特徴とする押釦スイッチ。
- 前記ハウジングを絶縁材で形成すると共に、前記突出部を前記ハウジングと一体に形成したことを特徴とする請求項1記載の押釦スイッチ。
- 前記収納部には、前記第1及び第2の固定接点の間に第3の固定接点を形成すると共に、前記突出部を前記第1又は第2の固定接点の内どちらか一方にのみ形成し、前記可動接点の膨出部が押圧され反転する際には、前記可動接点の膨出部の下面が前記第3の固定接点と当接して、前記突出部が形成されていない前記第1又は第2の固定接点の内どちらか一方と導通させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の押釦スイッチ。
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