JP2005166333A - 多方向入力装置 - Google Patents

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潤一 蔵谷
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Abstract

【課題】 入力操作の信頼性を向上でき、小型化が可能な多方向入力装置を提供する。
【解決手段】 収納部を有するハウジング1と、ハウジング1から突出され中立位置からの押圧及び傾倒操作が可能な操作部材8、9と、収納部に配設され操作部材8、9の押圧及び傾倒操作に応じて反転する反転ばね6、7と、収納部に配設され反転ばね6、7の反転に応じて信号を出力する信号検出手段とを備え、反転ばね6、7を、操作部材8の押圧操作に応じて反転する第1の反転ばね6と、操作部材9の傾倒操作に応じて反転する第2の反転ばね7で形成し、操作部材9に、中立位置及び傾倒位置において第2の反転ばね7の上面に弾接する付勢部材10を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、操作部材の傾倒操作とプッシュ操作に応じた信号の入力が可能な多方向入力装置に関する。
従来の多方向入力装置の構造としては、内底部に1つの中央固定接点と、その周囲に位置するコモン接点、及び4個の周縁固定接点を配設したハウジングと、このハウジングに傾倒操作、及びプッシュ操作可能に支承されたステム(操作部材)と、このステムの操作によって動作され、ハウジングの内底部とステム間に配置されたタクトばねとで概略構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、従来の多方向入力装置の構造を図に基づいて説明する。
図9は従来の多方向入力装置の断面図、図10は従来の多方向入力装置の分解斜視図である。
これらの図において符号51は合成樹脂によって成形されたハウジングを示し、このハウジング51の内底部には、円形の中央固定接点52と、該中央固定接点52を囲むコモン接点53、および該コモン接点53の周囲の前後左右4個所に位置する周縁固定接点54とが露出させてあり、これら中央固定接点52とコモン接点53および各周縁固定接点54は端子55としてハウジング51の両側面から突出している。
符号56は中央タクトばね、符号57は周縁タクトばねをそれぞれ示している。中央タクトばね56は全体的に円椀(ドーム)状にフォーミングされており、この中央タクトばね56は中央固定接点52の周囲のコモン接点53上に載置されている。一方、周縁タクトばね57は全体的に矩形状にフォーミングされており、その中央に両持ち状の膨出部57aが一体形成されている。この周縁タクトばね57は各周縁固定接点54の内方のコモン接点53上に載置されている。
符号58は合成樹脂によって成形された第1のステムを示し、該第1のステム58は円柱部58aと該円柱部58aから斜め下方へ拡がるスカート部58bとを有し、スカート部58bの下面には4個の突部58cが約90度の等間隔を保って一体形成され、これら突部58cは各周縁タクトばね57の膨出部57aに接している。円柱部58aの中央には上下方向に貫通するガイド孔59が設けられている。この第1のステム58は各突部58cを対応する各周縁タクトばね57上に載置することにより、ハウジング51に対して揺動可能に支承される。
符号60は合成樹脂によって成形された第2のステムを示し、該第2のステム60の下端に鍔部60aが一体形成されている。第2のステム60はガイド孔59内の下方から挿入されて第1のステム58の上方へ突出しており、鍔部60aによって抜け止めがなされている。また、第2のステム60の下面中央には押圧突起60bが一体形成されており、この押圧突起60bの下端は中央タクトばね56に接している。
符号61は金属板からなる蓋体を示し、その中央に円形の中央孔61aが、四隅に取付孔61bがそれぞれ穿設されている。この蓋体61は、中央孔61aに第1のステム58のスカート部58bを貫通させた状態で、各取付孔61bに挿通したハウジング51のボス51cをかしめつけることにより、ハウジング51の上部開口端に被着されている。
このように構成された多方向スイッチにおいて、第2のステム60を各周縁固定接点54が配置された前後左右の4方向のいずれか1方向に向けて傾倒させると、第1のステム58も同方向に傾倒するため、傾倒方向に位置する突部58cがその下方に位置する周縁タクトばね57を押圧してその下方に位置する周縁固定接点54とコモン接点53とが導通するため、スイッチオン状態が得られる。
一方、第2のステム60を下方向に押し込むと、第2のステム60は第1のステム58のガイド孔59に沿って下降し、押圧突起60bがその下方に位置する中央タクトばね56を押圧してその下方に位置する中央固定接点52とコモン接点53とが導通するため、スイッチオン状態が得られる。
特開平10−188738号公報
しかしながら、上述した従来の多方向入力装置の構造においては、入力装置を傾けた状態でステム(操作部材)58、60を傾倒操作した場合、傾倒方向とは反対側に配置された周縁タクトばね57が周辺固定接点54とコモン接点53から浮き上がってしまい、この方向への傾倒操作時に周縁固定接点54とコモン接点53との導通が得られず、接触不良を引き起こすという問題があった。
また、周縁タクトばね57の浮き上がりを防止するため、周縁タクトばね57の外周を押さえるスペーサなどを設けることも考えられるが、この場合には、スペーサなどの部品の追加で部品点数が増え、組立てが煩雑になりコストアップになると共に、入力装置が大型化してしまい、小型化を阻害するという問題があった。
したがって、本発明では上述した問題点を解決し、入力操作の信頼性を向上でき、小型化が可能な多方向入力装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では第1の解決手段として、収納部を有するハウジングと、このハウジングから突出され中立位置からの押圧及び傾倒操作が可能な操作部材と、前記収納部に配設され前記操作部材の押圧及び傾倒操作に応じて反転する反転ばねと、前記収納部に配設され前記反転ばねの反転に応じて信号を出力する信号検出手段とを備え、前記反転ばねを、前記操作部材の押圧操作に応じて反転する第1の反転ばねと、前記操作部材の傾倒操作に応じて反転する第2の反転ばねで形成し、前記第2の反転ばねを前記第1の反転ばねの周辺に複数個設けると共に、前記操作部材に、中立位置及び傾倒位置において前記第2の反転ばねの上面に弾接する付勢部材を設けた構成とした。
また、第2の解決手段として、前記付勢部材に、前記第2の反転ばねを押圧する押圧部を形成し、前記操作部材の傾倒操作時には、前記操作部材が前記付勢部材と当接することにより前記押圧部が前記第2の反転ばねを押圧反転させる構成とした。
また、第3の解決手段として、前記操作部材に、前記第2の反転ばねを押圧する押圧部を形成し、前記付勢部材には開口部を形成し、前記操作部材の傾倒操作時には、前記押圧部が前記開口部を通して前記第2の反転ばねと当接することにより前記第2の反転ばねを押圧反転させる構成とした。
また、第4の解決手段として、前記第1及び第2の反転ばねを、反転可能な膨出部を有する金属板で形成し、前記ハウジングの収納部には、前記第1及び第2の反転ばねの外周縁部と常時当接する周辺接点部と、前記第1及び第2の反転ばねの膨出部と接離する中央接点部を形成し、この中央接点部と前記周辺接点部とで前記信号検出手段を形成した構成した。
また、第5の解決手段として、前記第1の反転ばねの外周縁部と、前記第2の反転ばねの外周縁部とを重ね合わせて配置した構成とした。
また、第6の解決手段として、前記付勢部材を、前記操作部材と一体に形成した構成とした。
上述したように、本発明の多方向入力装置は、収納部を有するハウジングと、ハウジングから突出され中立位置からの押圧及び傾倒操作が可能な操作部材と、収納部に配設され操作部材の押圧及び傾倒操作に応じて反転する反転ばねと、収納部に配設され反転ばねの反転に応じて信号を出力する信号検出手段とを備え、反転ばねを、操作部材の押圧操作に応じて反転する第1の反転ばねと、操作部材の傾倒操作に応じて反転する第2の反転ばねで形成し、第2の反転ばねを第1の反転ばねの周辺に複数個設けると共に、操作部材に、中立位置及び傾倒位置において第2の反転ばねの上面に弾接する付勢部材を設けたことから、入力装置を傾けた状態で、操作部材を傾倒操作した場合でも、付勢部材によって第2の反転ばねの上面が弾発力を持って付勢されているため、この傾倒方向とは反対側に配置された第2の反転ばねが浮き上がることがないので、傾倒操作時の入力操作の信頼性を向上することができる。
また、付勢部材に、第2の反転ばねを押圧する押圧部を形成し、操作部材の傾倒操作時には、操作部材が付勢部材と当接することにより押圧部が第2の反転ばねを押圧反転させることから、操作部材の傾倒操作時に付勢部材を介しても、確実に第2の反転ばねを押圧反転させることができる。
また、操作部材に、第2の反転ばねを押圧する押圧部を形成し、付勢部材には開口部を形成し、操作部材の傾倒操作時には、押圧部が開口部を通して第2の反転ばねと当接することにより第2の反転ばねを押圧反転させることから、操作部材の傾倒操作時には、操作部材の押圧部で直接第2の反転ばねを押圧できるので、良好な操作フィーリングが得られる。
また、第1及び第2の反転ばねを、反転可能な膨出部を有する金属板で形成し、ハウジングの収納部には、第1及び第2の反転ばねの外周縁部と常時当接する周辺接点部と、第1及び第2の反転ばねの膨出部と接離する中央接点部を形成し、中央接点部と周辺接点部とで信号検出手段を形成したことから、第1及び第2の反転ばねで可動接点を兼用でき、良好なクリック感が得られると共に、構成が簡易となるので入力装置の薄型化が可能となる。
また、第1の反転ばねの外周縁部と、第2の反転ばねの外周縁部とを重ね合わせて配置したことから、第1の反転ばねの周辺に配置する第2の反転ばねの径方向の配置寸法を小さくすることができるので、入力装置の幅方向の小型化が可能となる。
また、付勢部材を、操作部材と一体に形成したことから、構成が簡易となり、作業性が向上すると共にコスト削減が図れる。
以下、本発明の多方向入力装置の実施形態を図1乃至図8に示す。図1は多方向入力装置の断面図、図2はハウジングに反転ばねを収納した状態を示す平面図、図3はハウジングの平面図、図4は付勢部材が設けられた操作部材の底面図、図5は多方向入力装置の傾倒操作を示す断面図、図6は多方向入力装置の第2実施例を示す断面図、図7は付勢部材が設けられた操作部材の第2実施例を示す底面図、図8は多方向入力装置の傾倒操作の第2実施例を示す断面図である。
図1乃至図4において、ハウジング1は、合成樹脂などの絶縁材からなり、上面が開口された方形状の箱型に形成されており、内部に収納部を有している。この収納部は、中央底面側に窪み状に設けられた第1収納部1aと、この第1収納部1aよりも1段上がった位置に段差を持って設けられ、前記ハウジング1の対角線上の四隅部に配置されて略円形状をした第2収納部1bとからなっている。
前記第1収納部1aの内底面の中央には、導電性の金属板からなる第1中央接点部2が表出して配設されており、この第1中央接点部2の周辺には同じく導電性の金属板からなる第1周辺接点部3が第1中央接点部2を囲むように表出して配設されている。この第1中央接点部2と第1周辺接点部3とで第1の信号検出手段を形成している。また、前記第1中央接点部2、及び第1周辺接点部3の基部は屈曲されて、前記ハウジング1の内底部にインサート成形などの方法で一体的に埋設されており、その他端側は前記ハウジング1の外側面から外方へ導出されて接続端子2a、3aが設けられている。この接続端子2a、3aが電子機器などの図示しない回路基板の導電パターンに接続されるものとなっている。
前記第2収納部1bのそれぞれの中央には、同じく導電性の金属板からなる第2中央接点部4が表出して配設されており、この第2中央接点部4の周辺には同じく導電性の金属板からなる第2周辺接点部5が第2中央接点部4を囲むように表出して配設されている。この第2中央接点部4と第2周辺接点部5とで第2の信号検出手段を形成している。また、前記第2中央接点部4の基部は屈曲されて、前記ハウジング1の内底部にインサート成形などの方法で一体的に埋設されており、その他端側は前記ハウジング1の外側面から外方へ導出されてそれぞれ接続端子4aが設けられている。同様に、この接続端子4aも電子機器などの図示しない回路基板の導電パターンに接続されるものとなっている。
また、前記第2周辺接点部5と前記第1周辺接点部3とは一体の金属板で形成されており、前記第2周辺接点部5は、前記第1周辺接点部3とハウジング1内で電気的に接続されている。そして、その他端側は前記ハウジング1の外側面から外方へ導出された前記接続端子3aと電気的に導通した状態となっている。
前記第1収納部1aには、ばね性を有する薄板金属板からなる第1の反転ばね6が収納されている。この第1の反転ばね6は、円形でドーム状の膨出部6aと、外周縁部6bとを有し、この外周縁部6bが前記第1周辺接点部3上に載置されて電気的に導通されると共に、膨出部6aが前記第1中央接点部2と対向して離間した状態で配設されている。
また、前記第2収納部1bには、同じくばね性を有する薄板金属板からなる第2の反転ばね7が収納されている。この第2の反転ばね7は、円形でドーム状の膨出部7aと、外周縁部7bとを有し、この外周縁部7bが前記第2周辺接点部5上に載置されて電気的に導通されると共に、膨出部7aが前記第2中央接点部4と対向して離間した状態で配設されている。
前記第2の反転ばね7が、前記第1収納部1aに配設された第1の反転ばね6の周辺の上面側に位置するように前記第2収納部1bに収納されており、この時、前記第1の反転ばね6と第2の反転ばね7は、前記第1周辺接点部3と第2周辺接点部5を介して電気的に接続された状態となっている。
また、前記第1及び第2の反転ばね6、7は、前記第1及び第2収納部1a、1bに、前記第1の反転ばね6と前記第2の反転ばね7が段違い状となるように配設されており、前記第1の反転ばね6と第2の反転ばね7の互いの外周縁部6b、7b同士が重なり合うように配置されている。
このようにしたことにより、前記第1の反転ばね6の周辺に配置する第2の反転ばね7の径方向の配置寸法を小さくすることができるので、入力装置の幅方向の小型化が可能となる。
このように、前記第1及び第2の反転ばね6、7を、反転可能な膨出部を有する導電性の金属板で形成して、前記ハウジング1の第1及び第2収納部1a、1bには、前記第1及び第2の反転ばね6、7の外周縁部6b、7bと常時当接する、第1及び第2周辺接点部3、5と、前記第1及び第2の反転ばね6、7の膨出部6a、7aと接離する、第1及び第2中央接点部2、4を形成し、この第1及び第2中央接点部2、4と前記第1及び第2周辺接点部3、5とで、前記第1及び第2の信号検出手段を構成するようにしたので、第1及び第2の反転ばね6、7で可動接点を兼用でき、良好なクリック感が得られると共に、構成が簡易となり入力装置の薄型化が図れるものとなる。
操作部材は、合成樹脂などの絶縁材からなり、押圧操作用の第1操作部材8と、第1操作部材8を昇降可能に保持する傾倒操作用の第2操作部材9とから形成されている。第1操作部材8は、柱状の基部8aと、この基部8aの先端側に設けられた鍔部8bと、押圧用突起部8cとを有している。また、第2操作部材9は、第1操作部材8の基部8aを昇降可能に保持する中空部を有する基盤部9aと、この基盤部9aの周囲に延出したアーム部9bとを有している。
また、前記第2操作部材9のアーム部9bの下面には、ゴム及び合成樹脂などの弾性を有する成形材からなる付勢部材10が設けられている。この付勢部材10は環状の基部10aと、この基部10aから弾性可能に突出して設けられた複数の押圧部10bとを有している。
前記第1操作部材8が、前記第2操作部材9の中空部に挿通されて鍔部8bによって基盤部9aに保持されており、この第1及び第2操作部材8、9が、前記ハウジング1に押圧及び傾倒操作可能に収納されている。この時、第1操作部材8の押圧用突起部8cが、前記第1の反転ばね6の膨張部6aの頂部上面に当接された状態となっており、また、第2操作部材9の下面に設けられた付勢部材10の押圧部10bが、前記第2の反転ばね7の膨出部7aの頂部上面に当接された状態となっている。
この場合、前記第2の反転ばね7は、前記押圧部10bの有する弾性力によって下方(第2の中央接点部4の方向)へ付勢されているが、前記押圧部10bが第2の反転ばね7を下方へ付勢している付勢力は、第2の反転ばね7の反転復帰力よりも小さく設定されているので、第2の反転ばね7が押圧されて反転することはない。
尚、前記付勢部材10を、前記第2操作部材9に一体に形成するようにすれば、部品の構成が簡易となり、作業性が向上すると共にコスト削減が図れるものとなる。また、前記付勢部材10を前記第2の操作部材9と同一の成形材で一体に形成すれば、部品点数が削減され、更にコスト削減が図れる。
カバー部材11は、金属板等を打ち抜きホーミングして略方形状に形成されており、この中央には開口部11aが形成され、この開口部11aには前記第1及び第2操作部材8、9が突出されて配設されている。このカバー部材11により前記ハウジング1の第1及び第2収納部1a、1bの開口を覆うと共に、第1及び第2操作部材9、10の飛び出しを規制するようになっている。
次に、図5を用いて、上記構成の多方向入力装置の動作を説明する。
まず、図1に示す初期(操作部材を押圧及び傾倒操作の何れの操作もしていない状態)の状態から、図5に示すように、第1操作部材8を図示右側に傾倒すると、第1操作部材8を介して第2操作部材9が傾倒され、図示右側のアーム9bが下方に移動して右側の下面に設けられた付勢部材10の押圧部10bが、図示右側に配設された第2の反転ばね7の膨出部7aの頂部を押圧してこの第2の反転ばね7を反転させるものとなる。
この第2の反転ばね7の反転により、膨出部7aの頂部下面が、対向して配設されている第2中央接点部4と接触することで、第2の反転ばね7を介して第2周辺接点部5と第2中央接点部4とが電気的に導通する。この時、第2周辺接点部5と第1周辺接点部3はハウジング1内で電気的に接続されており、第2中央接点部4と第1周辺接点部3が電気的に接続されることで、接続端子4aと3a間に所定の信号が送信されるものとなる。
この時、図示左側に配設されている第2の反転ばね7は、その膨出部7aの頂部から、第2操作部材9の図示左側のアーム部9bが離れて離間するものとなるが、前記第2の反転ばね7の膨出部7aの頂部には、左側のアーム部9bの下面に設けられた付勢部材10の押圧部10bが、弾性を持って付勢されていることから、例えハウジング1が傾いたとしても、第2の反転ばね7が第2収納部1bの第2周辺接点部5から浮き上がることがない。
この状態から、第1操作部材8への傾倒操作を解除すると、第2操作部材9は、図示右側の第2の反転ばね7が自らの有するばね力によって反転復帰することにより上方へ押し戻されて初期の状態に復帰する。この時、第2中央接点部4と第2周辺接点部5との導通も解除されて信号の送信がオフとなる。
次に、図示はしないが、図1に示す初期(操作部材を押圧及び傾倒操作の何れの操作もしていない状態)の状態から、第1操作部材8を下側に押圧すると、第1操作部材8が第2操作部材9の中空部に沿って下方へ移動して、下側の押圧用突起部8cが、中央に配設された第1の反転ばね6の膨出部6aの頂部を押圧してこの第1の反転ばね6を反転させるものとなる。
この第1の反転ばね6の反転により、膨出部6aの頂部下面が、対向して配設されている第1中央接点部2と接触することで、第1の反転ばね6を介して第1周辺接点部3と第1中央接点部2とが電気的に導通する。この時、第1中央接点部2と第1周辺接点部3が電気的に接続されることで、接続端子2aと3a間に所定の信号が送信されるものとなる
この状態から、第1操作部材8への押圧操作を解除すると、第1操作部材8は、中央の第1の反転ばね6が自らの有するばね力によって反転復帰することにより上方へ押し戻されて初期の状態に復帰する。この時、第1中央接点部2と第1周辺接点部3との導通も解除されて信号の送信がオフとなる。
上記した実施例によれば、反転ばねを、第1操作部材8の押圧操作に応じて反転する第1の反転ばね6と、第2操作部材9の傾倒操作に応じて反転する第2の反転ばね7で形成し、この第2の反転ばね7を第1の反転ばね6の周辺に複数個設けると共に、第2操作部材9に、中立位置及び傾倒位置において第2の反転ばね7の頂部上面に弾接する付勢部材10を設けたことから、入力装置を傾けた状態で、第2操作部材9を傾倒操作した場合でも、付勢部材10の押圧部10bによって第2の反転ばね7の頂部上面が弾発力を持って付勢されているため、この傾倒方向とは反対側に配置された第2の反転ばね7が浮き上がることがないので、傾倒操作時の入力操作の信頼性を向上することができるものとなっている。
また、前記付勢部材10に、第2の反転ばね7の膨出部7aの頂部上面を押圧する突出した押圧部10bを形成して、第2操作部材9の傾倒操作時には、第2操作部材8のアーム部8bの下面が、前記付勢部材10と当接することにより、前記押圧部10bが第2の反転ばね7を押圧して反転させることから、第2操作部材9の傾倒操作時に付勢部材10を介しても、確実に第2の反転ばね7を押圧反転させることができるものとなっている。
図6乃至図8は本発明の多方向入力装置の第2実施例を示している。
上述した実施例の構成との相違点は、第2操作部材及び付勢部材の構成が一部相違している点である。
尚、上述した実施例で説明した構成部品と同一の構成部品については同一符号を付してその説明を省略する。
すなわち、本実施例の第2操作部材12は、同じく、合成樹脂などの成形材から形成されており、図6に示すように、第1操作部材8の基部8aを昇降可能に保持する中空部を有する基盤部12aと、この基盤部12aの周囲に延出したアーム部12bと、このアーム部12bの下面に一体的に突出して設けられた複数の押圧部12cとを有している。
付勢部材13は、弾性を有する薄板金属板などからなり、図7に示すように、環状の基部13aと、この基部13aから突出されると共に、中央に開口部13bを有する複数の突片部13cが設けられている。また、この付勢部材13は環状の基部13aが、前記第2操作部材12の基盤部12aの下面に、かしめまたは接着、溶着などの方法で固着されており、複数の突片部13cの自由端側が、弾性を持って第2の反転ばね7の膨出部7aの上面と当接されている。
前記第1操作部材8が、前記第2操作部材12の中空部に挿通されて鍔部8bによって基盤部9aに保持されており、この第1及び第2操作部材8、12が、前記ハウジング1に押圧及び傾倒操作可能に収納されている。この時、第1操作部材8の押圧用突起部8cが、前記第1の反転ばね6の膨張部6aの頂部上面に当接された状態となっており、また、第2操作部材12のアーム部12bの下面に突出して設けられた押圧部12cが、前記付勢部材13の開口部13bを通して前記第2の反転ばね7の膨出部7aの頂部上面に当接された状態となっている。
この場合、前記第2の反転ばね7は、前記付勢部材13の突片部13cの有する弾性力によって下方(第2の中央接点部4の方向)へ付勢されているが、前記突片部13cが第2の反転ばね7を下方へ付勢している付勢力は、第2の反転ばね7の反転復帰力よりも小さく設定されているので、第2の反転ばね7が押圧されて反転することはない。
尚、前記付勢部材13を、前記第2操作部材12にインサート成形などの方法で一体に形成するようにすれば、部品の構成が簡易となり、作業性が向上すると共にコスト削減が図れるものとなる。
本実施例の動作を図8を用いて説明する。
まず、図1に示す初期(操作部材を押圧及び傾倒操作の何れの操作もしていない状態)の状態から、図8に示すように、第1操作部材8を図示右側に傾倒すると、第1操作部材8を介して第2操作部材12が傾倒され、図示右側のアーム12bが下方に移動して右側の下面に突出して設けられた押圧部12cが、前記付勢部材13の開口部13bを通して図示右側に配設された第2の反転ばね7の膨出部7aの頂部を押圧してこの第2の反転ばね7を反転させるものとなる。
この第2の反転ばね7の反転により、膨出部7aの頂部下面が、対向して配設されている第2中央接点部4と接触することで、第2の反転ばね7を介して第2周辺接点部5と第2中央接点部4とが電気的に導通する。この時、第2周辺接点部5と第1周辺接点部3はハウジング1内で電気的に接続されており、第2中央接点部4と第1周辺接点部3が電気的に接続されることで、接続端子4aと3a間に所定の信号が送信されるものとなる。
この時、図示左側に配設されている第2の反転ばね7は、その膨出部7aの頂部から、第2操作部材12の図示左側のアーム部12bの押圧部12cが離れて離間するものとなるが、前記第2の反転ばね7の膨出部7aの上面には、左側のアーム部12bの下面に設けられた付勢部材13の突片部13cが、弾性を持って付勢されていることから、例えハウジング1が傾いたとしても、第2の反転ばね7が第2収納部1bの第2周辺接点部5から浮き上がることがない。
この状態から、第1操作部材8への傾倒操作を解除すると、第2操作部材12は、図示右側の第2の反転ばね7が自らの有するばね力によって反転復帰することにより上方へ押し戻されて初期の状態に復帰する。この時、第2中央接点部4と第2周辺接点部5との導通も解除されて信号の送信がオフとなる。
初期(操作部材を押圧及び傾倒操作の何れの操作もしていない状態)の状態から、第1操作部材8を下側に押圧する動作については、上述した実施例と同様なため説明を省略する。
本実施例の構成によれば、入力装置を傾けた状態で、第2操作部材12を傾倒操作した場合でも、付勢部材13の突片部13cによって第2の反転ばね7の膨出部7aの上面が弾発力を持って付勢されているため、この傾倒方向とは反対側に配置された第2の反転ばね7が浮き上がることがないので、傾倒操作時の入力操作の信頼性を向上することができるものとなっている。
また、第2操作部材12に、第2の反転ばね7を押圧する押圧部12cを形成し、付勢部材13には開口部13bを形成して、第2操作部材12の傾倒操作時には、前記押圧部12cが開口部13bを通して前記第2の反転ばね7と当接することにより第2の反転ばね7を押圧反転させることから、第2操作部材12の傾倒操作時には、第2操作部材12の押圧部12cで直接第2の反転ばね7を押圧できるので、良好な操作フィーリングが得られるものとなっている。
本発明の多方向入力装置を示す断面図である。 本発明のハウジングに反転ばねを収納した状態を示す平面図である。 本発明のハウジングを示す平面図である。 本発明の付勢部材が設けられた操作部材を示す底面図である。 本発明の多方向入力装置の傾倒操作を示す断面図である。 本発明の多方向入力装置の第2実施例を示す断面図である。 本発明の付勢部材が設けられた操作部材の第2実施例を示す底面図である。 本発明の多方向入力装置の傾倒操作の第2実施例を示す断面図である。 従来の多方向入力装置を示す断面図である。 従来の多方向入力装置を示す分解斜視図である。
符号の説明
1:ハウジング
1a:第1収納部
1b:第2収納部
2:第1中央接点部
2a:接続端子
3:第1周辺接点部
3a:接続端子
4:第2中央接点部
4a:接続端子
5:第2周辺接点部
6:第1の反転ばね
6a:膨出部
6b:外周縁部
7:第2の反転ばね
7a:膨出部
7b:外周縁部
8:第1操作部材
8a:基部
8b:鍔部
8c:押圧用突起部
9:第2操作部材
9a:基盤部
9b:アーム部
10:付勢部材
10a:基部
10b:押圧部
11:カバー部材
11a:開口部
12:第2操作部材
12a:基盤部
12b:アーム部
12c:押圧部
13:付勢部材
13a:基部
13b:開口部
13c:突片部

Claims (6)

  1. 収納部を有するハウジングと、このハウジングから突出され中立位置からの押圧及び傾倒操作が可能な操作部材と、前記収納部に配設され前記操作部材の押圧及び傾倒操作に応じて反転する反転ばねと、前記収納部に配設され前記反転ばねの反転に応じて信号を出力する信号検出手段とを備え、前記反転ばねを、前記操作部材の押圧操作に応じて反転する第1の反転ばねと、前記操作部材の傾倒操作に応じて反転する第2の反転ばねで形成し、前記第2の反転ばねを前記第1の反転ばねの周辺に複数個設けると共に、前記操作部材に、中立位置及び傾倒位置において前記第2の反転ばねの上面に弾接する付勢部材を設けたことを特徴とする多方向入力装置。
  2. 前記付勢部材に、前記第2の反転ばねを押圧する押圧部を形成し、前記操作部材の傾倒操作時には、前記操作部材が前記付勢部材と当接することにより前記押圧部が前記第2の反転ばねを押圧反転させることを特徴とする請求項1記載の多方向入力装置。
  3. 前記操作部材に、前記第2の反転ばねを押圧する押圧部を形成し、前記付勢部材には開口部を形成し、前記操作部材の傾倒操作時には、前記押圧部が前記開口部を通して前記第2の反転ばねと当接することにより前記第2の反転ばねを押圧反転させることを特徴とする請求項1記載の多方向入力装置。
  4. 前記第1及び第2の反転ばねを、反転可能な膨出部を有する金属板で形成し、前記ハウジングの収納部には、前記第1及び第2の反転ばねの外周縁部と常時当接する周辺接点部と、前記第1及び第2の反転ばねの膨出部と接離する中央接点部を形成し、この中央接点部と前記周辺接点部とで前記信号検出手段を構成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の多方向入力装置。
  5. 前記第1の反転ばねの外周縁部と、前記第2の反転ばねの外周縁部とを重ね合わせて配置したことを特徴とする請求項4記載の多方向入力装置。
  6. 前記付勢部材を、前記操作部材と一体に形成したことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の多方向入力装置。
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