JP4939619B2 - 自動車用サイドエアバッグ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用サイドエアバッグに関し、より詳細には、運転席及び助手席に設置されたエアバッグと共に、搭乗者の側面に設置され、自動車の側面衝突時に、搭乗者を保護する自動車用サイドエアバッグに関する。
周知のように、自動車の室内には、衝突時に、搭乗者を保護するために安全ベルトと共に、搭乗者に加えられる衝撃を緩和するためのエアバッグが設置される。このエアバッグは、特に、運転手及び助手席の搭乗者を保護するために運転席及び助手席に設置されて、自動車の衝突事故または走行中の急停車によって搭乗者の身体が前方に倒れ、ステアリングホイールやインストゥルメントパネルに直接ぶつからないように衝撃を緩衝する役割を担う。
このようなエアバッグは、車両の衝突時に、衝突感知センサ及び電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)により作動する。すなわち、車両の衝突時等に、衝突感知センサが衝撃を感知し、その信号をECUに送れば、ECUは、衝撃強度によってエアバッグ作動可否を判断する。そして、ECUは、エアバッグ作動可と判断した場合、インフレータ(Inflator)を作動させて、エアバッグを膨脹させる構造となっている。
この時、インフレータは、ECUから作動信号を受けてヒーターを発熱して火薬を着火させ、ガス発生剤を燃焼させて瞬間的に発生した多量の膨脹ガスをエアバッグに噴射させて、エアバッグを膨脹させる。
最近、側面衝突時に、搭乗者を保護するためにドアの内側に設置され、搭乗者の側面を保護するサイドエアバッグが開発されている。
このようなサイドエアバッグは、前方座席及び後方座席の上部のルーフレールに設置され、側面から衝撃が加えられる場合、インフレータが作動し、エアバッグを展開することによって、搭乗者を保護する。
このようなサイドエアバッグは、複数開発されており、その代表的な構造を図1に示す。図1に示すように、自動車用サイドエアバッグは、自動車の側面衝突時に展開される胸部バッグ102とヘッドバッグ101とから構成されるサイドエアバッグであって、胸部バッグ102の後側部にネック形状となるように形成されたマウンティング部104と、このマウンティング部104から離れて形成される下端部106と、から構成される。
また、サイドエアバッグは、マウンティング部104を中心として上下対称形状で形成され、テザー103は、胸部バッグ102とヘッドバッグ101との間に位置し、マウンティング部104から遠方側にベントホールが形成され、プールプレート105と、胸部バッグ102に対して対称に形成されたヘッドバッグ101とが、胸部バッグ102等から延長形成される。
しかし、このようなサイドエアバッグは、エアバッグの展開時に、揺動を低減する利点はあるが、前方座席または後方座席に別途に設置されるので、サイドエアバッグの設置に必要な作業時間が長くかかることはもちろん、作業工程が多いため、作業能率を低下させるという短所がある。
このような短所を解決するためのサイドエアバッグを図2に示す。図2に示すように、この自動車用サイドエアバッグは、ループサイドパネル100のヘッドライニングの内側に設置されたエアバッグ200と、このエアバッグ200の一側部に設置され、内部には、側面衝突時にエアバッグ200を展開可能なようにガス発生剤が収納されたインフレータ300と、を備える。
このサイドエアバッグには、エアバッグ200に一端部が連結され、他端部がループサイドパネル100に回動自在に設置されたガイド部材220が備えられている。
このようなサイドエアバッグは、前方座席及び後方座席を1つのエアバッグで作動させることができる利点はあるが、エアバッグクッションがインフレータから発生したガスの進行方向に対して垂直に展開されることによって、運転手を迅速に保護することができなくなるという問題点があった。
また、サイドエアバッグは、ルーフレールの中でもフロントピラーパネルアセンブリー(Front Pillar Panel Assembly)、すなわちフロントウインドガラス(Front Wind Glass)とフロントドアガラス(Front Door Glass)との間のパネルアッセンブリーを変形させることにより、自動車の外観が損なわれることが無いように配置されている。しかし、インフレータから高圧で噴出されたガスによって、サイドエアバッグが瞬時に強い圧力で展開されながらルーフレールに衝撃を加えるので、ルーフレールが変形されるという問題点があった。
さらに、サイドエアバッグの展開状況によっては、サイドエアバッグの膨脹圧力が段階的に調節されないので、サイドエアバッグの展開時に、搭乗者が、強い衝撃が受けて擦過傷を負ったり、また、搭乗者に加えられる反作用により搭乗者が投げ出されて他の部分にぶつかり負傷を負ったりという問題点があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、サイドエアバッグの展開時に、好適に搭乗者を保護することが可能な、新規かつ改良された自動車用サイドエアバッグを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、運転席及び後方座席の上部のルーフレールに設置された自動車用サイドエアバッグであって、複数に分割されたチャンバーの間に複数のチャンバーを区画する運転席側チャンバー壁が突出形成され、各運転席側チャンバー壁は、上記後方座席に向かって湾曲して形成された運転席サイドエアバッグ部分と、複数に分割されたチャンバーの間を区画する後方座席側チャンバー壁が突出形成され、各後方座席側チャンバー壁は、上記運転席に向かって湾曲して形成された後方座席サイドエアバッグ部分と、を含み、前記後方座席サイドエアバッグ部分の上部一端側に配置されたインフレータによりガスが後方座席側から前記運転席側に向かって噴射され、前記運転席サイドエアバッグ部分及び前記後方座席サイドエアバッグ部分の前記運転席側チャンバー壁及び前記後方座席側チャンバー壁は、前記インフレータから遠ざかるほど、その上端が高く位置するように配置されたことを備えることを特徴とする、自動車用サイドエアバッグが提供される。
また、運転席サイドエアバッグ部分と後方座席サイドエアバッグ部分との間には、分割部が形成され、分割部は、各運転席側チャンバー壁及び各後方座席側チャンバー壁の幅より広い山形状で形成されてもよい。
また、運転席サイドエアバッグ部分のチャンバーのうち、インフレータから遠く離れたチャンバーは、インフレータに近い距離にあるチャンバーより、内部空間及び入口のサイズが大きく形成されてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、運転席及び後方座席の上部のルーフレールに設置された自動車用サイドエアバッグであって、複数に分割されたチャンバーの間に複数のチャンバーを区画するチャンバー壁が突出形成され、各チャンバー壁は、インフレータから噴出されたガスの進行方向と同じ方向に湾曲して形成された運転席サイドエアバッグ部分と、複数に分割されたチャンバーの間を区画するチャンバー壁が突出形成され、各チャンバー壁は、運転席サイドエアバッグ部分のチャンバー壁と同じ方向に湾曲して形成された後方座席サイドエアバッグ部分と、を備えることを特徴とする、自動車用サイドエアバッグが提供される。
また、運転席サイドエアバッグ部分と後方座席サイドエアバッグ部分とは、分割部により区分されてもよい。
また、運転席サイドエアバッグ部分及び後方座席サイドエアバッグ部分のチャンバー壁は、膨脹ガスの進行方向と同じ方向に湾曲したラウンド形状で形成されてもよい。
また、運転席サイドエアバッグ部分には、フロントピラーパネルアセンブリーに最も近い位置に第1チャンバーが形成され、且つ第1チャンバーの上部のサイドエアバッグには、下向きに突出した下向きチャンバー壁が形成され、他のチャンバーのチャンバー壁は、上向きに突出した形状を有し、下向きチャンバー壁と上向きチャンバー壁とは、互いに対向するように湾曲して形成されてもよい。
また、運転席サイドエアバッグ部分の上向きチャンバー壁は、各々異なる高さで形成されてもよい。
また、運転席サイドエアバッグ部分及び後方座席サイドエアバッグ部分の各々のチャンバー壁は、分割部に近いほどその高さが高くなり、遠くなるほど低くなるように形成されてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、運転席及び後方座席の上部のルーフレールに設置された自動車用サイドエアバッグであって、複数に分割されたチャンバーの間に複数のチャンバーを区画するチャンバー壁が突出形成され、各チャンバー壁は、インフレータから噴出された膨脹ガスの進行方向と同じ方向に湾曲して形成され、運転席側から後方座席に向かって順次に形成された第1展開部と、第2展開部及びデッドゾーン展開部を備えた運転席サイドエアバッグ部分と、複数に分割されたチャンバーの間に複数のチャンバーを区画するチャンバー壁が突出形成され、各チャンバー壁は、インフレータから噴出された膨脹ガスの進行方向と同じ方向に湾曲して形成され、後方座席側に順次に形成された第4展開部、第5展開部及び第6展開部を備えた後方座席サイドエアバッグ部分と、を備えることを特徴とする、自動車用サイドエアバッグが提供される。
また、第2展開部とデッドゾーン展開部との間には、第4チャンバー壁が上部に突出形成され、デッドゾーン展開部と第4展開部との間には、先端が第4チャンバー壁に隣接するように折曲された第6チャンバー壁が上部に突出形成され、デッドゾーン展開部は、第4チャンバー壁と第6チャンバー壁との間に形成され膨脹ガスが徐々に流入するベントホールを有してもよい。
また、第1展開部は、3つのチャンバーと、2つのチャンバー壁とから構成されてもよい。
また、第4展開部と第5展開部との間には、第4展開部の入口が若干狭くなるように第4展開部側に折曲された第7チャンバー壁が上部に突出形成されてもよい。
また、第5展開部と第6展開部との間には、第5展開部の入口が若干狭くなるように湾曲された第10チャンバー壁が上部に突出形成されてもよい。
また、第1展開部の上部には、インフレータから噴出された膨脹ガスの通路を上下に分割させる分割部が形成されてもよい。
また、運転席側チャンバー壁及び後方座席側チャンバー壁の各々のチャンバー壁は、既に決定された線に添って2つのエアバッグクッション用シートを付着することにより形成され、先端が曲形のポケット形態で形成されてもよい。
以上説明したように本発明によれば、サイドエアバッグの展開時に、好適に搭乗者を保護することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<第1実施形態>
まず、図3を参照して、本発明の第1実施形態に係る自動車用サイドエアバッグ(以下、「サイドエアバッグ」という。)について説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係るサイドエアバッグを示す断面図である。
図3に示すように、本実施形態に係るサイドエアバッグは、運転席の側面に複数に分割されたチャンバー11a〜11eからなる運転席サイドエアバッグ部分10と、後方座席の側面に複数に分割されたチャンバー21a〜21cからなる後方座席サイドエアバッグ部分20とから構成される。
まず、運転席サイドエアバッグ部分10の分割されたチャンバー11a〜11eは、運転席の視野の前方から後方側に第1チャンバー11a、第2チャンバー11b、第3チャンバー11c、第4チャンバー11d及び第5チャンバー11eが連続して形成される。
特に、インフレータ15で発生したガス流入を円滑にするために、これらのチャンバー11a〜11eの間を区切って区画しているチャンバー壁12a〜12dの形状が特定されている。
具体的に、チャンバー11a〜11eの間には、その底面から一定の高さをもってチャンバー壁12a〜12dが突出するように形成され、これらのチャンバー壁12a〜12dは、後述するインフレータ15側に向かって次第に湾曲されるラウンド形状(略円弧形状)で形成される。すなわち、チャンバー壁12a〜12dは、膨脹ガスの進行方向に対して対向する方向に湾曲された形状を有する。
また、第3チャンバー11c〜第5チャンバー11eに比べてインフレータ15からさらに遠く離れている第1チャンバー11a及び第2チャンバー11bの内部空間及び入口部分のサイズ(体積又は面積)を、第3チャンバー11c〜第5チャンバー11eの内部空間と入口部分のサイズ(体積又は面積)より大きく形成することによって、インフレータ15から噴出されたガスが容易に流入されるようにする。
すなわちインフレータ15で発生したガスは、サイドエアバッグ1内に流入する際に、運転席サイドエアバッグ部分10に形成された各チャンバー11a〜11eに迅速、且つ均等に拡散する。
一方、後方座席サイドエアバッグ部分20は、第1チャンバー21a、第2チャンバー21b及び第3チャンバー21cからなり、後述する分割部22を境界として運転席サイドエアバッグ部分10とほぼ対向する形態を有するように形成される。
すなわち、後方座席サイドエアバッグ部分20の第1チャンバー21aと、第2チャンバー21bと、第3チャンバー21cとの間には、運転席サイドエアバッグ部分10の各チャンバー11a〜11eと同様にチャンバー壁23a、23bが形成されており、これらのチャンバー壁23a、23bは、運転席サイドエアバッグ部分10の各チャンバー壁とほぼ対向する形態を有するように湾曲に形成される。つまり、チャンバー壁23a、23bの上方端部は、インフレータ15側と反対の方向に向かって湾曲して形成される。換言すれば、チャンバー壁23a、23bの上方端部は、インフレータ15からの膨張ガス進行方向に湾曲して形成される。
これにより、インフレータ15から噴出されるガスがその進行方向に位置する運転席サイドエアバッグ部分10の各チャンバー11a〜11eに流入されると同時に、後方座席サイドエアバッグ部分20の各チャンバー21a〜21cに迅速に流入される。
つまり、後方座席サイドエアバッグ部分20のチャンバー壁23a、23bのインフレータ15側の端部を、噴出されるガスの進行方向に湾曲させ、運転席サイドエアバッグ部分10のチャンバー壁12a〜12dのインフレータ15側の端部を、噴出されるガスの進行方向に対向する方向に湾曲させることにより、運転席サイドエアバッグ部分10と後方座席サイドエアバッグ部分20とのガスの流入が迅速かつ均等になるように、調整することができる。
更に、インフレータ15から遠いチャンバー11a、11bの入口部分(ガスが流入する入口)の面積を大きくし、かつ、内部空間の体積を大きくすることにより、チャンバー11a、11bにガスが流入しやすくすることにより、各チャンバーへのガスの流入が迅速かつ均等になるように、調整することができる。
また、図3において、チャンバー壁は、既に決定された線に添って2つのエアバッグクッション用シート(基布)を付着することにより形成される。そして、このチャンバー壁の先端は、曲形のポケット形態で形成される。つまり、2つのエアバッグを付着させる際、2つのエアバッグは、チャンバー壁の中間部分では相互に当接するように配置され、チャンバー壁の端部では2つのエアバッグの間に空間(ポケット)が形成されるように配置される。従って、チャンバー壁の端部は、中間部分の厚みよりも厚く形成される。よって、チャンバーの入口側が若干狭くなるように形成される。
また、運転席サイドエアバッグ部分10と後方座席サイドエアバッグ部分20との間には、分割部22が略山形状で形成されていて、各チャンバー壁12a〜12d、23a、23bの幅より広く形成されている。そして、前記分割部22の両側面は、各々前記運転席サイドエアバッグ部分10のチャンバー壁12a〜12d及び後方座席サイドエアバッグ部分20のチャンバー壁23a、23bとほぼ一致する湾曲された形状を有する。
これにより、インフレータ15から噴出されたガスは、たとえ瞬間的ではあるが、いったん運転席サイドエアバッグ部分10を充填させた後、後方座席サイドエアバッグ部分20を充填し、この時、分割部22によってガスが迅速に後方座席サイドエアバッグ部分20に充填されるので、両サイドエアバッグ10、20の形態及び位置を迅速に維持することができるようになる。
一方、サイドエアバッグ1は、ルーフレール16に固定されたブラケット17にクリップやスクリュウなどの固定手段により固定され、インフレータ15は、後方座席サイドエアバッグ部分20の上部の一側に固定される。
このような構成からなる本実施形態に係るサイドエアバッグ1の動作について説明する。自動車の衝突時等に、衝突感知センサにより感知された衝突強度信号がECUに送られる場合、ECUは、サイドエアバッグ1の作動可否を判断する。
次に、ECUがサイドエアバッグ1を作動させる信号をインフレータ15に送る場合、インフレータ15では、内蔵された点火回路を介して短い瞬間に点火剤を点火させることによって、内蔵された火薬が起爆される。そして、このような火薬起爆により発生した熱気でガス発生剤が燃焼し、このため、膨脹ガスが発生し、サイドエアバッグ1に流入される。
これにより、発生したガスは、後方座席サイドエアバッグ部分20の後方に設置されたインフレータ15から前進しながら拡散される。
特に、サイドエアバッグ1の運転席サイドエアバッグ部分10位置で拡散が始まり、運転席サイドエアバッグ部分10の各チャンバー11a〜11eの入口が膨脹ガスの噴出される方向に傾いた形態で形成されているので、インフレータ15から膨脹ガスが噴出された後、迅速に運転席サイドエアバッグ部分10の各チャンバー11a〜11eに充填される。
具体的に、膨脹ガスが高圧で噴出された後、周辺に拡散される時に、運転席サイドエアバッグ部分10の最も近接した第2、3、4チャンバー11b、11c、11dにまず流入されながら、直ちに第1チャンバー11a及び第5チャンバー11eに流入され、運転席サイドエアバッグ部分10が展開される。
そして、運転席サイドエアバッグ部分10が展開されると共に、後方に形成された後方座席サイドエアバッグ部分20の第1チャンバー21a、第2チャンバー21b及び第3チャンバー21cが展開される。
このような各チャンバー11a〜11eの展開は、瞬時に行われ、目視では運転席サイドエアバッグ部分10と後方座席サイドエアバッグ部分20の展開がほぼ同時に行われる。
これにより、ルーフレール16に設置されたサイドエアバッグ1を全て展開することができ、この結果、運転席の運転手及び後方座席搭乗者の頭部に加えられる衝撃を緩和させることができ、搭乗者を安全に保護することができる。
尚、本実施形態においては、運転席サイドエアバッグ部分10のチャンバー11a〜11eを5個のチャンバーで説明したが、本発明はかかる例に限定されるものではあく、例えば、チャンバーを3個〜7個に分割して形成することができることはもちろん、後方座席サイドエアバッグ部分20も1つ以上の分割されたチャンバー21a〜21cで形成することができる。
<第2実施形態>
次に、図4を参照して、本発明の第2実施形態に係るサイドエアバッグについて説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係るサイドエアバッグを示す断面図である。
図4に示すように、本実施形態の自動車用サイドエアバッグ3は、運転席に位置する運転席サイドエアバッグ部分30と、後方座席に位置する後方座席サイドエアバッグ部分40とから構成される。
運転席サイドエアバッグ部分30は、分割された4個のチャンバーからなり、フロントピラーパネルアセンブリー側から第1チャンバー31a、第2チャンバー31b、第3チャンバー31c及び第4チャンバー31dに分割されて形成される。
このようなチャンバー31a〜31dのうち第1チャンバー31aは、他のチャンバー31b〜31dより広い空間を有するように形成され、他のチャンバーとの境界には、膨脹ガスの進行方向に対向する形状で下向きチャンバー壁32aが形成されている。つまり、チャンバー壁32aは、下向きに配置されて、膨張ガスの進行方向に対向する方向に湾曲したラウンド形状(円弧形状)で形成される。
このような構成により、インフレータ45からの膨脹ガスは、下向きチャンバー壁32aにより閉鎖され、圧力が1次降下された後、第1チャンバー31aの入口を下向きに通過し、内部ではさらに上側に上昇する。すなわちインフレータ45からの膨脹ガスは、第1チャンバー31aに低圧状態で流入される。
そして、他のチャンバー31b〜31dの間には、上部に突出したチャンバー壁32b〜32dが形成される。
このようなチャンバー壁32b、32c、32dは、上部に突出する高さを異にして形成され、第2チャンバー壁32cを基準として第1チャンバー壁32bが第2チャンバー壁32cより若干低くなるように形成され、第3チャンバー壁32dが第2チャンバー壁32cより高くなるように形成される。
このようにチャンバー壁32b〜32dの高さを異に形成して、インフレータ45から高圧で噴出された膨脹ガスが他のチャンバー31b〜31dより第1チャンバー31aにまず注入されるように通路が形成される。そして、このようなチャンバー壁32b〜32dは、インフレータ45から噴出されたガスの進行方向と同じ方向に湾曲したラウンド形状(円弧形状)で形成され、噴出されたガスの直進性が維持される。
また、運転席サイドエアバッグ部分30と後方座席サイドエアバッグ部分40との間には、各チャンバー31b〜31dの幅と類似した幅で分割部35が形成され、後方座席サイドエアバッグ部分40は、複数に分割されたチャンバー41a、41b、41cで形成される。
このようなチャンバー41a、41b、41cの間には、前述した運転席サイドエアバッグ部分30と同様に上部に突出したチャンバー壁42a、42bが形成され、第1チャンバー壁42aは、第2チャンバー壁42bより高く形成される。
また、これらのチャンバー壁は、既に決定された線に添って2つのエアバッグクッションが付着されることにより形成され、先端が曲形のポケット形態で形成されているので、チャンバーの入口側の若干狭くなるように形成される。
一方、サイドエアバッグ3は、ルーフレール46のブラケット47にクリップなどの固定手段で堅固に固定され、ガスを注入させるインフレータ45は、後方座席サイドエアバッグ部分40の上部の一側に設置されている。
このような構成からなる本実施形態に係るサイドエアバッグ3の動作について説明する。自動車の衝突時等に、衝突感知センサにより感知された衝突強度信号がECUに送られる場合、ECUは、サイドエアバッグ3の作動可否を判断する。
次に、ECUがサイドエアバッグ1を作動させる信号をインフレータ45に送る場合、インフレータ45では、内蔵された点火回路を介して短い瞬間に点火剤を点火させることによって、内蔵された火薬が起爆される。そして、このような火薬起爆により発生した熱気でガス発生剤が燃焼し、このため、膨脹ガスが発生し、サイドエアバッグ3に流入される。
これにより、発生したガスは、後方座席サイドエアバッグ部分40の後方に設置されたインフレータ45から前進しながら拡散され、このため、サイドエアバッグ3が展開される。
具体的に、本実施形態の運転席サイドエアバッグ部分30は、各チャンバー31a〜31dの膨脹により展開され、インフレータ45から高圧で噴出された膨脹ガスは、湾曲して上部に突出した各チャンバー壁32b〜32d、42a、42bを通過しながら拡散されることによって、各チャンバー31a〜31dに流入される。
特に、運転席サイドエアバッグ部分30の第3チャンバー壁32dが上部に高く突出しているので、膨脹ガスの噴射圧力が一次的に減少して進行され、このような膨脹ガスが継続的に進行して下向きチャンバー壁32aにぶつかりながらその圧力が減少した状態で第1チャンバー31aに流入され、第1チャンバー31aが膨脹する。
次に、第1チャンバー31aに膨脹ガスの圧力が低下して流入されると共に、運転席サイドエアバッグ部分30の各チャンバー31b〜31dが膨脹する。
具体的に、噴出された膨脹ガスは、運転席サイドエアバッグ部分30の第1チャンバー31aに流入されて展開されると共に、下向きチャンバー壁32aによって反対方向に進行するようになる。この際、運転席サイドエアバッグ部分30の各チャンバー壁32b〜32dは、チャンバー壁32aで反射した膨脹ガスの進行方向と逆行する方向に湾曲して突出していて、膨脹ガスの流入が円滑になされるようになる。
一方、運転席サイドエアバッグ部分30の展開と共に、分割部35によって分離された後方座席サイドエアバッグ部分40が展開される。つまり、インフレータ45から噴射されて拡散される一部の膨脹ガスと、運転席サイドエアバッグ部分30を展開させた後、逆流された膨脹ガスとの圧力が、後方座席サイドエアバッグ部分40の第1チャンバー41a、第2チャンバー41b及び第3チャンバー41cに流入して膨脹させる。
このような後方座席サイドエアバッグ部分40の展開も、各チャンバー壁42a、42bが逆行する膨脹ガスの方向に湾曲に突出していて、膨脹ガスの流入が円滑になされるようになる。
このように、運転席サイドエアバッグ部分30は、第1チャンバー31aの膨脹展開時に流入される膨脹ガスの圧力を低下させることによって、ルーフレール46、すなわちフロントピラーパネルアセンブリーに加えられる圧力を低減して、ルーフレール46の変形を防止することができる。
更に、サイドエアバッグ3は、インフレータ45から噴出された膨脹ガスにより瞬時に展開することができ、自動車の側面衝突時に、搭乗者の側面を安全に保護することができる。
尚、本実施形態においても、運転席サイドエアバッグ部分30のチャンバーの数、後方座席サイドエアバッグ部分40チャンバーの数等は、かかる例に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
<第3実施形態>
次に、図5を参照して、本発明の第3実施形態に係るサイドエアバッグについて説明する。図5は、本発明の第3実施形態に係るサイドエアバッグを示す断面図である。
図5に示すように、本実施形態のサイドエアバッグ5は、複数に分割されて形成されたチャンバーからなり、第1展開部60、第2展開部65及びデッドゾーン展開部70を備える運転席サイドエアバッグ部分52と、複数に分割されて形成されたチャンバーからなり、第4展開部75、第5展開部80及び第6展開部85を備える後方座席サイドエアバッグ部分53とから構成される。
運転席サイドエアバッグ部分52の第1展開部60は、3個のチャンバー61a、61b、61cからなり、これらのチャンバー61a〜61cの間には、上部に突出した第1チャンバー壁62a及び第2チャンバー壁62bが形成される。
このようなチャンバー壁62a、62bは、その高さを異にして形成されるが、第1チャンバー壁62aは、チャンバー61aの内側方向に湾曲に形成され、第2チャンバー壁62bは、上部に突出して傾斜するように形成される。
また、第2展開部65は、1つのチャンバーからなり、これと隣接してデッドゾーン(Dead Zone)展開部70が形成される。さらに、第1展開部60の第3チャンバー61cと第2展開部65の第4チャンバー66との間には、第3チャンバー壁67aが形成され、第3チャンバー壁67aは、第1、2チャンバー壁62a、62bより高く形成される。
さらに、デッドゾーン展開部70は、略運転手の頭部の位置に形成されるものであって、2個のチャンバーである第5チャンバー71aと第6チャンバー71bからなり、第4チャンバー66と第5チャンバー71aとの間には、第4チャンバー壁72aが形成され、第5チャンバー71aと第6チャンバー71bとの間には、第5チャンバー壁72bが形成される。
また、デッドゾーン展開部70と隣接する第4展開部75は、1つのチャンバーである第7チャンバー76からなり、第6チャンバー71bと第7チャンバー76との間には、第6チャンバー壁77aが形成される。前記第6チャンバー壁77aは、上部に突出形成された後、折曲られて先端が第4チャンバー壁72aと隣接するように位置する。
すなわち、第4チャンバー壁72aと第6チャンバー壁77aとは、それらの間がベントホール(Vent Hole)73の構造をなしていて、膨脹ガスは、第2展開部65に流入された後、デッドゾーン展開部70を通過してデッドゾーン展開部70を徐々に展開させる。
さらに、各チャンバー壁62a、62b、67a、72a、72b、77aは、既に決定された線に添って2つのエアバッグクッションを付着することにより形成され、先端が曲形のポケット形態で形成されているので、各チャンバー61a〜61c、66、71a、71b、76の入口側が若干狭く形成される。よって、膨脹ガスは、若干遅い速度で流入されて展開される。
一方、後方座席サイドエアバッグ部分53は、後方座席搭乗者の側面を保護するように、略後方座席の近傍に位置するものであって、第4展開部75〜第6展開部85からなる。しかし、本実施形態の後方座席サイドエアバッグ部分53は、このような構成に限定されるものではなく、多様な展開部の構成を有することができる。
第5展開部80は、3個のチャンバーである第8チャンバー81a、第9チャンバー81b及び第10チャンバー81cからなり、前記第4展開部75の第7チャンバー76と第5展開部80の第8チャンバー81aとの間には、第7チャンバー壁82aが形成される。前記第7チャンバー壁82aは、上部に突出していて、所定の高さでデッドゾーン展開部70の方向に折曲されていて、第4展開部75入口は、若干狭く形成される。
さらに、第8チャンバー81aと第9チャンバー81bとの間には、第8チャンバー壁82bが形成され、第9チャンバー81bと第10チャンバー81cとの間には、第9チャンバー壁82cが形成される。
また、第6展開部85は、2個のチャンバーである第11チャンバー86aと第12チャンバー86bからなり、前記第5展開部80の第10チャンバー81cと第11チャンバー86aとの間には、第10チャンバー壁87aが形成される。前記第10チャンバー壁87aは、第4展開部75の方向に湾曲されて、第5展開部80入口が若干狭く形成される。
また、第11チャンバー86aと第12チャンバー86bとの間には、第11チャンバー壁87bが形成される。
このようなチャンバー壁82a、82b、82c、87a、87bは、既に決定された線に添って2つのエアバッグクッションを付着することにより形成され、先端が曲形のポケット形態で形成されているので、第4展開部75及び第5展開部80の入口が若干狭く形成される。
サイドエアバッグ5は、ルーフレール55の固定ブラケット56に固定クリップなどの固定手段により固定され、前記サイドエアバッグ5の上部の一側には、膨脹ガスを噴出させてエアバッグを展開させるインフレータ54が設置されている。
このような構成からなる本実施形態に係るサイドエアバッグ5の動作について説明する。自動車の衝突時等に、衝突感知センサにより感知された衝突強度信号がECUに送られる場合、ECUは、サイドエアバッグ3の作動可否を判断する。
次に、ECUがサイドエアバッグ5を作動させる信号をインフレータ54に送る場合、インフレータ54では、内蔵された点火回路を介して短い瞬間に点火剤を点火させることによって、内蔵された火薬が起爆される。そして、このような火薬起爆により発生した熱気でガス発生剤が燃焼し、このため、膨脹ガスが発生し、サイドエアバッグ5に流入される。
これにより、発生したガスは、後方座席サイドエアバッグ部分53の後方に設置されたインフレータ54から前進しながら拡散され、このため、サイドエアバッグ5が展開される。
特に、本実施形態のサイドエアバッグ5は、後方座席ルーフレール55の上部に設置されたインフレータ54から噴出された膨脹ガスの噴出方向に沿って第10チャンバー壁87a、第7チャンバー壁82a及び第6チャンバー壁77aが湾曲に形成されていて、膨脹ガスは、直進性を有しながら進行する。
これにより、第1展開部60のチャンバー61a〜61cにまず膨脹ガスが流入されて展開されると共に、第4チャンバー66からなる第2展開部65が直ちに展開する。また、第2展開部65の展開と共に、第4チャンバー壁72aと第6チャンバー壁77aとの間のベントホール73を介してデッドゾーン展開部70が展開され始める。しかし、膨脹ガスは、狭い通路であるベントホール73を介して流入されるので、その展開速度は遅くなる。
さらに、第4展開部75が展開され始まるが、これは、第7チャンバー壁82aが第6チャンバー壁77a側に傾いていて、第2展開部65が展開された後、第4展開部75が展開される。
このように、第4展開部75の展開後に、第5展開部80と第6展開部85とが展開する。そして、両展開部が展開した後に、第2展開部65に隣接するデッドゾーン展開部70の展開が完了する。
特に、本実施形態のデッドゾーン展開部70には、ベントホール73を介して少量の膨脹ガスが流入するので、その展開速度が他の展開部75、80、85より遅く展開される。従って、運転手の頭がぶつかりうるデッドゾーン展開部70は、既に流入された膨脹ガスによって適正な圧力を有する状態で展開された後であり、かつ、残りの展開部60、65、70、75、80、85が展開された後に、ベントホール73に流入した膨脹ガスによってその体積分だけ展開される。
これにより、本実施形態のデッドゾーン展開部70は、他の展開部60、65、75、80、85に比べて遅い膨脹速度で膨張することができるので、自動車の側面衝突後、運転手の側面、すなわち頭部分に、サイドエアバッグによって加えられる衝撃を緩和することができる。
<第4実施形態>
更に、図6を参照して、本発明の第4実施形態に係るサイドエアバッグについて説明する。図6は、本発明の第4実施形態に係るサイドエアバッグを示す断面図である。尚、図6に示す本発明の第4実施形態における第1展開部60〜第6展開部85は、第3実施形態と同様なので、その構成及び作用の説明は省略する。
本実施形態に係るサイドエアバッグ5は、第3実施形態に係るサイドエアバッグ5が備える構成に加えて、第1展開部60の上部に形成された分割部63を有することを特徴とする。
この選択的に配置された分割部63により、インフレータ54から噴出された膨脹ガスが分割部63の上部に形成された通路を介して第1展開部60に進行する。この結果、第1チャンバー61aを迅速に展開することができる。
さらに、分割部63の下部に形成された通路を介して膨脹ガスが進行することによって、第1展開部60の第2チャンバー61b及び第3チャンバー61cを展開して、第1展開部60の展開速度をさらに速くすることができる。
<各実施形態による効果>
本発明の第1実施形態によれば、運転席に位置する運転席サイドエアバッグ部分の入口をガスの進行方向と一致させることにより、サイドエアバッグの展開時に、サイドエアバッグを迅速に展開することができ、運転手及び後方座席の搭乗者を保護することができる。結果として、運転手または搭乗者の頭が位置する部分のエアバッグがまず展開され、搭乗者の頭を一層安全に保護することができるという有用な効果がある。
また、本発明の第2実施形態によれば、インフレータから噴出された膨脹ガスの圧力を低下させて、運転席サイドエアバッグ部分を膨脹させることにより、自動車の側面衝突時に、搭乗者の側面を一層安全に保護することができると共に、ルーフレールに加えられる衝撃を減少させて、ルーフレールの変形を防止することができる。
また、本発明の第3実施形態及び第4実施形態によれば、サイドエアバッグの展開によって各位置で段階的に膨脹圧力を調節でき、搭乗者を好適に保護することができると共に、特に、他の展開部に比べてデッドゾーン展開部の膨脹する速度が遅いため、自動車の側面衝突後に、運転手の頭部に加えられる衝撃を緩和することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
従来のサイドエアバッグを示す正面図である。 従来のサイドエアバッグを構成を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態に係るサイドエアバッグを示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るサイドエアバッグを示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るサイドエアバッグを示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係るサイドエアバッグを示す断面図である。
1 サイドエアバッグ
10 運転席サイドエアバッグ部分
11a、11b、11c、11d、11e 第1、第2、第3、第4、第5チャンバー
20 後方座席サイドエアバッグ部分
21a、21b、21c 第1、第2、第3チャンバー
22 分割部
3 サイドエアバッグ
30 運転席サイドエアバッグ部分
31a、31b、31c、31d 第1、第2、第3、第4チャンバー
35 分割部
40 後方座席サイドエアバッグ部分
41a、41b、41c 第1、第2、第3チャンバー
5 サイドエアバッグ
60 第1展開部
65 第2展開部
70 デッドゾーン展開部
75 第4展開部
80 第5展開部
85 第6展開部

Claims (3)

  1. 運転席及び後方座席の上部のルーフレールに設置された自動車用サイドエアバッグであって、
    運転席サイドエアバッグ部分と後方座席サイドエアバッグ部分とを備え、
    前記運転席サイドエアバッグ部分は、前記サイドエアバッグの底面から所定の長さに突出形成されたチャンバー壁により区画された複数のチャンバーに分割され、
    前記運転席サイドエアバッグ部分の各チャンバー壁の上端部は、インフレータから噴出されたガスの進行方向と同じ方向に湾曲し
    前記後方座席サイドエアバッグ部分は、前記サイドバッグの底面から所定の長さに突出形成されたチャンバー壁により区画された複数のチャンバーに分割され、
    前記後方座席サイドエアバッグ部分の各チャンバー壁の上端部は、前記運転席サイドエアバッグ部分のチャンバー壁と同じ方向に湾曲して形成され、
    前記運転席サイドエアバッグ部分と前記後方座席サイドエアバッグ部分は、分割部により区分され、
    前記運転席サイドエアバッグ部分及び前記後方座席サイドエアバッグ部分のチャンバー壁の上端部は、膨脹ガスの進行方向と同じ方向に湾曲したラウンド形状で形成され、
    前記運転席サイドエアバッグ部分及び前記後方座席サイドエアバッグ部分の各々のチャンバー壁は、前記分割部に近いほどその高さが高くなり、遠くなるほど低くなるように形成された
    ことを特徴とする自動車用サイドエアバッグ
  2. 前記運転席サイドエアバッグ部分には、フロントピラーパネルアセンブリーに最も近い位置に第1チャンバーが形成され、且つ前記第1チャンバーの上部のサイドエアバッグには、前記サイドエアバッグの上面から下向きに突出した下向きチャンバー壁が形成され、他の前記チャンバーのチャンバー壁は、前記サイドエアバッグの底面から上向きに突出した形状を有し、前記下向きチャンバー壁と前記上向きチャンバー壁とは、互いに対向するように湾曲して形成されることを特徴とする、請求項1に記載の自動車用サイドエアバッグ
  3. 前記各々のチャンバー壁は、既に決定された線に添って2つのエアバッグクッションを付着することにより形成され、先端が曲形のポケット形態で形成されることを特徴とする、請求項1に記載の自動車用サイドエアバッグ
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