JP4924870B2 - 開度規制装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に用いられる、開度規制装置に関する。
従来より、画像形成装置には各種カバーが設けられており、カバーの開き角度を規制するべく、両間を連結部材によって連結したものが各種提案されている。連結部材としては、リンク或いは、紐状部材を使用するものが一般的であるが、リンクを使用するものは、カバーを閉止したときに、リンクを収容するための専用のスペースが必要となり、装置の小型化の妨げになる。一方、紐状部材を使用するものは、リンクを使用するものに比べて、スペース上の制約が少なく、装置の小型化を図る上では好適である。尚、連結部材に紐状部材(ワイヤ)を使用した装置の一例として、例えば、特許文献1に挙げるものがある。
特開2001−281771公報
上記特許文献のものは、カバーが所定角度開いた時には、ワイヤが張った状態となって、それ以上の開き動作を規制する。しかし、単に、カバーの開き角度を規制するだけであると、開閉操作時に、カバーのがたつきが気になったり、或いは勢いよくカバーが開いてしまって、操作フィーリングがよくないという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、装置本体側のスペースを必要以上に圧迫することなく、しかも開閉時の操作性に優れる開度規制装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、記録媒体に画像を形成するための装置を内部に収容する本体ケーシングに、ヒンジ軸を介して連結されたカバー部材の開き角度を所定角度に規制する開度規制装置であって、一端が前記本体ケーシングに固定された紐状部材と、前記カバー部材の裏面に設置され、前記紐状部材を引き込み方向に付勢して引取る引取装置と、前記引取装置から引き出される紐状部材の引き出し量が所定量に達したときに、それ以上の引き出しを規制するストッパ装置と、から構成され、前記引取装置は、少なくとも1以上の動滑車を有する滑車装置と、前記動滑車を引き込み方向に付勢する付勢手段と、から構成され、前記動滑車の前記付勢力に抗する変位動作により前記紐状部材の引き出しがなされ、前記動滑車の前記付勢力に従った変位動作により前記紐状部材の引き込みがなされ、さらに、前記引取装置は、前記動滑車を含む複数個の滑車間に、両端がいずれも引き出し可能な自由端となるように1本の紐状部材を掛け渡した両端引き出しタイプのものであり、前記紐状部材の両自由端を、前記本体ケーシングにおける前記ヒンジの軸方向の両側にそれぞれ固定することで前記紐状部材を用いた前記カバー部材の開度規制を両持ち状態で行なうところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載のものにおいて、前記本体ケーシングに対して前記カバー部材の下部が前記ヒンジ軸により連結され、カバー部材が上開きする構成であるとともに、前記カバー部材について、前記ヒンジ軸の両側で重量に偏りがあるものにおいて、前記カバー部材と前記本体ケーシングとを連結する前記紐状部材の張架位置が、前記カバー部材の重量の偏りに対応して前記ヒンジ軸の両側で変えてあるところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項又は請求項に記載のものにおいて、前記動滑車に滑車ホルダが設けられたものにおいて、前記紐状部材の引き出し量が所定量に達すると、前記滑車ホルダの一部が、他の部品に当接して前記動滑車の変位動作が規制され、これにより、前記紐状部材の引き出しが規制されるところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1又は請求項に記載のものにおいて、前記引取装置から引き出される前記紐状部材上に、突起部が設けられる一方、前記カバー部材における紐状部材の配索経路上には、前記突起部に対する規制部が設けられ、前記引取装置から引き出される紐状部材の引き出し量が所定量に達したときに、前記突起部が、前記規制部に当接して前記紐状部材の引き出しが規制されるところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載のものにおいて、前記紐状部材は、ステンレス製の撚り線ワイヤであるところに特徴を有する。
請求項の発明は、記録媒体に画像を形成するための装置を内部に収容する本体ケーシングに、ヒンジ軸を介して連結されたカバー部材の開き角度を規制する開度規制装置であって、一端がカバー部材に固定された紐状部材と、前記本体ケーシングに設置され、前記紐状部材を引き込み方向に付勢して引取る引取装置と、前記引取装置から引き出される紐状部材の引き出し量が所定量に達したときに、それ以上の引き出しを規制するストッパ装置と、から構成され、前記引取装置は、前記動滑車を含む複数個の滑車間に、両端がいずれも引き出し可能な自由端となるように1本の紐状部材を掛け渡した両端引き出しタイプのものであり、前記紐状部材の両自由端を、前記カバー部材における前記ヒンジの軸方向の両側にそれぞれ固定することで前記紐状部材を用いた前記カバー部材の開度規制を両持ち状態で行なうところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載のものにおいて、前記本体ケーシングに対して前記カバー部材の下部が前記ヒンジ軸により連結され、前記カバー部材が上開きする構成であるとともに、前記カバー部材について、前記ヒンジ軸の両側で重量に偏りがあるものにおいて、前記カバー部材と前記本体ケーシングとの間に掛けられた前記紐状部材の張架位置が、前記カバー部材の重量の偏りに対応して前記ヒンジ軸の両側で変えてあるところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項又は請求項に記載のものにおいて、前記動滑車に滑車ホルダが設けられたものにおいて、前記紐状部材の引き出し量が所定量に達すると、前記滑車ホルダの一部が、他の部品に当接して前記動滑車の変位動作が規制され、これにより、前記紐状部材の引き出しが規制されるところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項又は請求項に記載のものにおいて、前記引取装置から引き出される前記紐状部材の途上に、突起部が設けられる一方、前記本体ケーシングにおける紐状部材の配索経路上には、前記突起部に対する規制部が設けられ、前記引取装置から引き出される紐状部材の引き出し量が所定量に達したときに、前記突起部が、前記規制部に当接して前記紐状部材の引き出しが規制されるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、カバー部材と本体ケーシングとの間を紐状部材で連結しているが、これに、引取装置を設けて、引き込み方向への付勢力が働くようにした。このような構成であれば、カバー部材には、紐状部材を介して閉止方向に適度な大きさの力が、常時、加わる状態となる。従って、開放操作中においては、この閉止方向の力が勢いを抑えるように作用するので、カバー部材が勢いよく開放されることがない。また、引取装置は、通常、デットスペースになっていることが多いカバー部材の裏面に設置されているので、装置の小型化を図る上でも好適である。
また、カバー部材は、引取装置の付勢力により特定の方向に引かれた状態となるので、がたつきも抑えられる。
また、請求項の発明によれば、紐状部材の引き出し・引き込みに動滑車を使用した。動滑車であれば、紐状部材の引き出し・引き込みが滑らかになる。また、紐状部材の引き込み量に対して、動滑車それ自体の移動ストロークが半分(動滑車を1つ使用した場合)で済む。従って、引取装置を小型化することが可能となる。
また、請求項の発明によれば、開度規制をカバー部材の両側で行なっている。両持ち構造であれば、片持ち構造に比べて、左右のねじれに強く、カバー部材の開度規制をより確実に行なうことが出来る。また、このような両持ち構造を1本の紐状部材により実現しているので、紐状部材を2本使用する場合に比べて部品点数が少なくて済む。
<請求項の発明>
カバー部材の両側で重量に偏りがある場合、カバー部材に対して開操作を行うと、軽い側に比べて、重い側は勢いよく開いてしまう。従って、引取装置の引き込み力の大きさを重量に応じて、カバー部材の両側で変えてやること望ましく、係る構成とすれば、カバー部材の両側でバランスがとれ、操作性が優れるものとなる。
一方、1本の紐状部材では、いずれの場所でも同じ大きさの張力が発生する。そのため、共通の紐状部材によってカバー部材を両持ち支持させる場合(請求項の発明の場合)、カバー部材の両側には、紐状部材を介して同じ大きさの張力が加わる。従って、上述のように、引き込み力の大きさを、カバー部材の両側で変えることは出来ない。
以上のことから、請求項の発明では、紐状部材の張架位置を、カバー部材の重量の偏りに対応して変えることとした。すなわち、重量の重い側では、ヒンジ軸に対して張架位置を遠い位置に設定し、これとは反対に、重量の軽い側では、張架位置を近い位置に設置してやる。このように張架位置を設定してやれば、カバー部材の両側において、紐状部材を介して加わる張力それ自体の大きさは同じであっても、いわゆるモーメントアームの大きさが、重量が重い側では長く、重量が軽い側では短くなる。従って、紐状部材を介してカバー部材に加わる閉止方向のトルクが、重い側では大きく、軽い側では小さく出来るので、重量の偏りに対してバランスをとることができる。
すなわち、重量の偏りに拘わらず、カバー部材のいずれの場所においても、同じような操作感覚でカバー部材を開操作できる。
<請求項並びに請求項の発明>
請求項並びに請求項の発明によれば、滑車ホルダを使用してストッパ装置を実現させている。このような構成であれば、ストッパ装置としてそれ専用に部品を設ける必要がなく、部品点数を削減できる。
<請求項並びに請求項の発明>
請求項4並びに請求項9の発明によれば、紐状部材上に設けた突起部を使用してストッパ装置を実現させている。このような構成であれば、シンプルであるし、突起部の設置場所が比較的自由に選べるので、他の部品との干渉を容易に回避でき、設定し易いという利点がある。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、紐状部材としてのワイヤはステンレス製である。ステンレス製であれば、強度が高く、信頼性の高い開度規制構造を提供できる。
また、ステンレス製であれば導電性を有するので、ワイヤを介して本体ケーシングにカバー部材を導通出来る。従って、静電気対策(カバー部材の静電気を本体ケーシングに逃がすことが出来る)としても有効である。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、カバー部材の開度規制を両持ち状態で行なっている。両持ち支持する場合、通常であれば、一対、すなわち2本の紐状部材を使用するが、本発明では、これを1本の紐状部材で実現させている。従って、紐状部材の点数を少なく出来る。
<請求項の発明>
カバー部材の両側で重量に偏りがある場合、カバー部材に対して開操作を行うと、軽い側に比べて、重い側は勢いよく開いてしまう。従って、引取装置の引き込み力の大きさも重量に応じて、カバー部材の両側で変えてやること望ましく、係る構成とすれば、カバー部材の両側でバランスがとれ、操作性が優れるものとなる。
一方、1本の紐状部材では、いずれの場所でも同じ大きさの張力が発生する。そのため、共通の紐状部材によってカバー部材を両持ち支持させる場合(請求項の発明の場合)、カバー部材の両側には、紐状部材を介して同じ大きさの張力が加わる。従って、上述のように、引き込み力の大きさを、カバー部材の両側で変えることは出来ない。
以上のことから、請求項の発明では、紐状部材の張架位置を、カバー部材の重量の偏りに対応して変えることとした。すなわち、重量の重い側では、ヒンジ軸に対して張架位置を遠い位置に設定し、これとは反対に、重量の軽い側では、張架位置を近い位置に設置してやる。このように張架位置を設定してやれば、カバー部材の両側において、紐状部材を介して加わる張力それ自体の大きさは同じであっても、いわゆるモーメントアームの大きさが、重量が重い側では長く、重量が軽い側では短くなる。従って、紐状部材を介してカバー部材に加わる閉止方向のトルクが、重い側では大きく、軽い側では小さく出来るので、重量の偏りに対してバランスをとることができる。
すなわち、重量の偏りに拘わらず、カバー部材のいずれの場所においても、同じような操作感覚でカバー部材を開操作できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図11によって説明する。
図1は、レーザプリンタの斜視図、図2はフロントカバーを開放させた状態を示す斜視図である。プリンタ1は、前方に開口するボックス状をなす本体ケーシング2を備えている。
図1に示すように、本体ケーシング2の上面壁は、幅方向の中央部分が奥側に向けてやや下降するように凹設され、そこは排紙トレイ68とされている。すなわち、排紙トレイ68の奥壁となる部分には、排紙口68Aが開口しており、同排紙口68Aを通って、装置の奥側から前側に向かって画像形成後の用紙3が排出されるようになっている。また、本体ケーシング2の上面壁であって、排紙トレイ68の側方前端部には、操作パネルPが設置されている。
図1における符号10は給紙カセット、符号9はフロントカバー(本発明のカバー部材の一例)である。給紙カセット10は記録媒体としての用紙を積層状に収容させるものであり、図1における手前側からの操作により本体ケーシング2に対して給紙カセット10を着脱させることが出来る。
また、フロントカバー9は、前述の給紙カセット10の前面壁とともに、本体ケーシング2の前面の開口を閉止するものであって、本体ケーシング2に対してヒンジ軸Jを介して連結されている。ヒンジ軸Jは、本体ケーシング2の前面下部に設けられており、そこに、フロントカバー9の下部が連結されている。
そのため、フロントカバー9の上部に設けられる操作部9Aに手を掛けて操作してやると、フロントカバー9はヒンジ軸Jを中心に回動する。これにより、フロントカバー9を図1に示すように起立姿勢とさせて本体ケーシング2の前面の開口を閉止させたり、或いは図2に示すように前倒姿勢とさせて本体ケーシング2の前面の開口を開放させることが出来る。
本体ケーシング2の前面の開口は、本体ケーシング2内のドラム収容空間7に連通する着脱口8とされる。そのため、図2に示すように、フロントカバー9を前倒姿勢としてやれば、着脱口8を介して、後述するドラムユニット26を本体ケーシング2内のドラム収容空間7に収容させたり、或いは装着状態にあるドラムユニット26をドラム収容空間7から取り出すことが出来る。
また、図1に示す符号9Bは手差しトレイ、並びに図2に示す符号Sは開度規制装置である。手差しトレイ9Bはフロントカバー9の一部を構成するものであるが、フロントカバー9を構成するパネルとは別の部品により構成されている、そのため、上端を図1における手前側に操作してやると、パネルそれ自体は閉止させた状態のまま、手差しトレイ9Bだけを、前倒姿勢とすることが出来る。
開度規制装置Sは、フロントカバー9の開き角度を予め定められた角度(図2に示す角度θ)に規制するためのものである。これにより、図2の状態から更に、手前側に操作をしても、それ以上フロントカバー9が開放されないようになっている。尚、開度規制装置Sの構成については、後に詳しく述べる。
図3は、レーザプリンタの要部側断面図である。以下、図3を参照して、レーザプリンタを構成する各装置について、簡単に説明する。
レーザプリンタ1は、複数のドラムサブユニット28K〜28Cを図3における左右方向に並列的に配置した横置きタイプのタンデム型カラーレーザプリンタであって、本体ケーシング2内に、記録媒体としての用紙を給紙するための給紙部4、給紙された用紙3上に画像を形成するための画像形成部5などを備える。
レーザプリンタ1の用紙搬送経路Lは、図3において一点鎖線で示す通りであり、給紙部4の前方上部でレーザプリンタ1の前側から後側へとU字状に約180度反転した後、レーザプリンタ1の後部に向かう。そして後端部側に至ると、今度は前側へとU字状に約180度反転して本体ケーシング2の上面壁2Aに設けられる排紙トレイ68に至る経路をとる。
給紙部4から送り出された用紙は、用紙搬送経路Lを搬送される過程でトナー像が形成されるとともに、これが定着部23によって熱定着されることで所望のカラー画像が形成されるようになっている。
1.プリンタ各部の構成
A.給紙部の構成
給紙部4は大まかには、給紙カセット10、分離ローラ11、給紙ローラ13などから構成される。分離ローラ11並びに給紙ローラ13は給紙カセット10に積載された用紙を一枚ずつ取り出すものである。また、図3における符号15、符号16、符号17は、それぞれ紙粉取りローラ、ピンチローラ、レジストローラである。紙粉取りローラ15は、用紙上の紙粉を取り除くためのものであり、レジストローラ17は、送り出された用紙の斜行を修正させるためのものである。
B.画像形成部の構成
画像形成部5は、大まかにはスキャナ部20、プロセス部21、転写部22および定着部23などから構成されている。
(B−1)スキャナ部
スキャナ部20は、本体ケーシング2の上部に配置されている。このスキャナ部20は、前後左右方向に延びる支持板24と、この支持板24の上面に固定されるスキャナユニット25とを備えている。スキャナユニット25内には、たとえば、4つの光源、ポリゴンミラー、fθレンズ、反射鏡、面倒れ補正レンズなどの光学部材が配置されており、各光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、ポリゴンミラーで偏向および走査されて、fθレンズおよび面倒れ補正レンズを通過し、また、反射鏡で反射された後、後述する各色の感光ドラム29の表面上に高速走査にて照射される。
(B−2)プロセス部
プロセス部21は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色に対応して、4つのドラムサブユニット28K〜28Cと4つの現像カートリッジ27K〜27Cとを備える。
各ドラムサブユニット28K〜28Cは、像担持体としての感光ドラム29と、スコロトロン型帯電器30と、クリーニングブラシ31などから構成されている。
スコロトロン型帯電器30は、感光ドラム29の斜め上側後方に、感光ドラム29と間隔を隔てて対向配置されている。スコロトロン型帯電器30は、画像形成時に、高電圧が印加されてコロナ放電を生じさせ、感光ドラム29の表面を一様に正極性に帯電させる機能を有する。
クリーニングブラシ31は、感光ドラム29の後方において、感光ドラム29と対向して接触するように配置され、画像形成時には、クリーニングバイアスが印加される。このクリーニングブラシ31は、感光ドラム29をクリーニングする機能を有する。
現像カートリッジ27K〜27Cはトナーを収納する現像フレーム36の下部に、現像ローラ39、供給ローラ38、並びに層厚規制ブレード40を備える。現像ローラ39、と供給ローラ38とは対向配置されており、両間をトナーが通過するときに、供給ローラ38から現像ローラ39にトナーを供給するとともに、回転に伴う摩擦によりトナーを正極性に摩擦帯電させる機能を有する。また、層厚規制ブレード40は、正帯電され現像ローラ39上に担持されたトナーの層厚を一定にするものである。
そして、これら4つのドラムサブユニット28K〜28Cが一のフレーム26Aに保持されてドラムユニット26を構成するとともに、ドラムユニット26のフレーム26Aに対して4つの現像カートリッジ27K〜27Cが脱着可能に保持されている。
(B−3)転写部
転写部22は、駆動ローラ56、従動ローラ57、並びに4つの転写ローラ59間に無端状の用紙搬送ベルト58を架け渡したベルトユニットを備える。
駆動ローラ56は金属製の筒材の表面に、薄いゴム材(摩擦の大きいすべり止めのゴムであって、厚さ約0.5mm)を被覆してなるとともに、図示しないモータから駆動力が伝達されるよう構成されている。従動ローラ57は、用紙搬送ベルト58に適当な張力を付与するためのものであって、図示しないスプリングによって、図1における右方向に付勢されている。
各転写ローラ59は、各感光ドラム29にそれぞれ対向配置、より詳しくは、装置の奥行き方向に整列状に配置される各感光ドラム29の直下において用紙搬送ベルト58を間に挟んだ状態で、感光ドラム29と同じく等間隔で配置されている。これら各転写ローラ59は、金属製のローラ軸を導電性のスポンジ材(厚さ、約5mm)で被覆した弾性ローラであり、各転写ローラ59のローラ軸には、図示しない定電流源が接続され、所定のタイミングで転写バイアス(負極性の電圧)が印加されるように構成されている。
用紙搬送ベルト58は、例えばポリカーボネート等の樹脂材からなり、その幅寸法は印字可能な最大用紙サイズ(例えばA4サイズ)の幅寸法以上になっている。そして、図示しないモータから駆動ローラ56に駆動力が伝達されると、駆動ローラ56が回動を始める。この駆動ローラ56の回動により、用紙搬送ベルト58は循環駆動して、図3における右側から左側に向かって水平に用紙を搬送するようになっている。
また、図3における符号60は、クリーニング部である。クリーニング部は用紙搬送ベルト58上に残留する残留トナーを掻きとって、用紙搬送ベルト58の用紙搬送面をクリーニングするものである。尚、符号61は1次クリーニングローラ61、符号62は2次クリーニングローラ62、符号63は掻取ブレード63、符号64はトナー貯留部64である。
ここで、上記のように構成されたレーザプリンタ1による一連の画像形成処理について簡単に説明すると、まず、各感光ドラム29の表面は、その回転に伴って、帯電器30により一様に正帯電される。その後、所定の画像データが例えば、上位装置から入力されると、画像データに基づく制御が開始されて、各スキャナ部20から各感光ドラム29に向けてレーザ光がそれぞれ照射される。これにより、各感光ドラム29の表面には、画像データに応じた所定の静電潜像が形成、すなわち一様に正帯電された感光ドラム29の表面のうち、レーザ光が照射された部分は電位が下がる。
次いで、現像ローラ39の回転により、現像ローラ39上に担持されかつ正帯電されているトナーが、各感光ドラム29の表面上に形成される静電潜像に供給される。これにより、各感光ドラム29の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム29の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
また、上記したトナー像を形成するための処理と並行して、用紙を搬送する処理が行なわれる。すなわち、給紙ローラ13の回動により、給紙カセット10から用紙が一枚ずつ用紙搬送経路Lへと送り出される。用紙搬送経路Lに送り出された用紙は、ピンチローラ16、用紙搬送ベルト58により、転写位置(各感光ドラムと各転写ローラとが接触する点)に運ばれる。すると、この転写位置を通るときに、各転写ローラ59に印加される転写バイアスによって、各感光ドラム29の表面上に担持された各色のトナー像(現像剤像)が用紙の表面に順次、重畳転写される。かくして、用紙上には、カラーのトナー像(現像剤像)が形成される。その後、次述する定着部23を通過するときに、転写されたトナー像(現像剤像)は熱定着され、用紙は排紙トレイ68上に排紙される。
(B−4)定着部
定着部23は、転写部22の後部側に設置されている。定着部23は、加熱ローラ65と、同加熱ローラ65に対して対向対置される加圧ローラ66とからなる。加熱ローラ65は加熱のためのハロゲンランプ(図示せず)を備え、各転写ローラ59により用紙上に転写されたカラーのトナー像(現像剤像)を、用紙が加熱ローラ65と加圧ローラ66との間を通過する間に熱定着させるものである。
熱定着後の用紙3は、その後、装置の後端部で、図示上方へと方向転換され、本体ケーシングの上面壁に至る。そして、排紙ローラ71によって、排紙トレイ68上に排紙される。尚、符号69、符号70はそれぞれ、搬送ローラ並びにピンチローラである。
2.開度規制装置
次に、図4ないし図9を参照して、開度規制装置Sについて説明する。
図4は開度規制装置の全体構成を示す斜視図、図5は滑車保持プレートの構成を示す斜視図、図6は滑車の斜視図である。
開度規制装置Sは、滑車装置110を利用したワイヤ引取装置100を、フロントカバー9の裏面9Cに設置し、ワイヤ引取装置100の両端から引き出されるワイヤWの端部A、Bを、本体ケーシング2の左右の前面壁にそれぞれ固定したものである。
滑車装置110は、滑車保持プレート120、2つの滑車150、160、並びにステンレス製のワイヤWからなる。滑車保持プレート120は金属製であって平板状をなす板材をプレス加工して形成される。図5に示すように、滑車保持プレート120は一方向に長い形状をなし、両側には、フロントカバー9に対する固定部121、123を設けている。尚、ワイヤWが本発明の紐状部材に相当する。
滑車保持プレート120上であって、両固定部121、123の間には、図5に示す左から順に、取り付け座部131、案内溝133、ばね引っ掛け部138が設けられている。取り付け座部131は板面の一部を打ち出して形成され、そこには、滑車150が設置される。案内溝133は、滑車保持プレート120の長手方向に真っ直ぐに延びている。この案内溝133の溝幅は全長に亘って同じ溝幅とされる。
また、案内溝133の始端(図5における左下側の端部)には、溝壁の一部を図示奥方に折り曲げてプレート側ストッパ部135が設けられている。一方、案内溝133の終端(図5における右上側の端部)には、挿抜部134が形成されている。
ばね引っ掛け部138は、壁面の一部を図示奥側に曲げて形成されており、そこには、コイルスプリング180の一端が係止されるようになっている。尚、コイルスプリングが本発明の付勢手段の一例に相当するものである。
また、図5に示す、符号141は補強用のフランジである。このフランジ141は滑車保持プレート120の長手方向に関し、コイルスプリング180の設置範囲に重なるよう設置されて(図7を参照)、滑車保持プレート120の剛性を高めるように作用する。
また、図5に示す符号143、符号147はワイヤガイド部である。
続いて、図6を参照して、滑車保持プレート120に装着される滑車150、160について説明する。滑車150、160は、上述のように、取り付け座部131に固定的に設置される定滑車150と、案内溝133にスライド可能に嵌合される動滑車160の2種があるが、滑車の形状(ワイヤWを巻く胴部の形状)それ自体は、双方とも同じである。両滑車150、160の胴部は円筒形状をなすとともに、軸方向に3つのワイヤ溝155、165を設けている。
定滑車150は胴部のみからなるのに対して、動滑車160は滑車ホルダ170を設けている。動滑車160の滑車ホルダ170には、回動軸171、ばね引っ掛け部173、嵌合部177、滑車側ストッパ片(本発明の滑車ホルダの一部の一例)179などが形成されている。回動軸171は、滑車胴部の回動中心軸となるものである。
ばね引っ掛け部173は、前述した滑車保持プレート120のばね引っ掛け部138と対をなすものであり、そこには、コイルスプリング180の他端が係止されるようになっている。
また、滑車側ストッパ片179は、滑車保持プレート120に設けられるプレート側ストッパ部135と対をなすものである。尚、これら滑車側ストッパ片179並びに、プレート側ストッパ部により本発明のストッパ装置が実現されている。
嵌合部177は、案内溝133に若干の隙間を持って嵌合されて、動滑車160の案内溝133に沿った進退動作を案内する機能を果たす。また、本実施形態では、嵌合部177を、動滑車160の前後に一対(前側嵌合部177A、後側嵌合部177B)設けている。このように、嵌合部177A、177Bを前後に形成することで、動滑車160の案内溝133に沿った移動動作を安定させることが可能となる。また、嵌合部177の先端は、それぞれ外向きに折り曲げられているが、これは、案内溝133に対して動滑車160を抜け止めするための押さえ部178である。
尚、先にも述べたように案内溝133の終端には挿抜部134が設けられており、同挿抜部134に上述の嵌合部177を嵌め合わせることで、案内溝133に対して動滑車160を組み付け出来るようになっている。
図7には、滑車保持プレート120上に各部品を装着させた状態が示されている。すなわち、滑車保持プレート120の取り付け座部131に対して定滑車150が固定(軸方向への回動は可能)され、案内溝133に対して動滑車160がスライド可能に設置されている。
そして、ワイヤWが滑車胴部のワイヤ溝155、165に沿って、両滑車150、160間を掛け渡すように巻かれている。ワイヤWの両端A、Bはワイヤ引取装置100に対して固定されておらず、両端A、Bの双方がいずれも引き出し可能な自由端とされている。具体的に言えば、ワイヤWの一端Aはワイヤガイド部143の先端に設けられるスリット143Aを経由して図7における右奥側に引き出され、ワイヤWの他端Bはワイヤガイド部147を経由して図7における左手前側に引き出されている。
また、滑車保持プレート120と動滑車160の間にコイルスプリング180が掛けられている。コイルスプリング180は、動滑車160を案内溝133の終端側、すなわち定滑車150から引き離す方向に付勢する機能を果たす。
上記の如く構成されたワイヤ引取装置100は、図4に示すように、フロントカバー9の裏面9Cの先端部において、長手方向を装置の幅方向に向けた状態で設置される。
そして、フロントカバー裏面9Cの右側部には、ワイヤ支持具191、193が一対設けられている。一方のワイヤ支持具191は、フロントカバー先端のコーナに設置され、弧状をなしている。もう一方のワイヤ支持具193は、弧状をなすワイヤ支持具191とヒンジ軸Jの中間位置に設けられている。
これにより、ワイヤ引取装置100の右側から引き出されたワイヤWの端部Aは、フロントカバー裏面9Cのコーナで約90度方向転換し、その後、ヒンジ軸Jに向かうような経路をとり、最終的には、中間位置にあるワイヤ支持具193から引き出される。そして、引き出されたワイヤWの先端Aが、図8に示すように、本体ケーシング2の前面壁において、高さ方向の中間地点となる位置に固定される。
一方、フロントカバー裏面9Cの左端部にも、一対のワイヤ支持具195、197が設置されている。これら両ワイヤ支持具195、197は、フロントカバー裏面9Cのコーナに近接配置されている。そして、ワイヤ引取装置100の左側から引き出されたワイヤWの端部Bは、ワイヤ支持具195を経由し、最終的には、外側に位置するワイヤ支持具197から引き出される。そして、引き出されたワイヤWの先端Bが、図9に示すように、本体ケーシング2の前面壁の上端寄りの位置に固定される。
このように、本実施形態のものは、本体ケーシング2とフロントカバー9との間を、ワイヤWによって連結させているが、ワイヤWの張られた位置が、ヒンジ軸Jの左右両側でそれぞれ異なっており、装置右側ではワイヤWの張架位置(図8参照)がヒンジ軸Jに比較的近い位置に設定されているのに対し、装置左側ではワイヤの張架位置(図9参照)がヒンジ軸Jから遠い位置に設定されている。すなわち、ヒンジ軸JからワイヤWまでの距離(図8、図9に示すLa、Lb)が、装置右側に比べて装置左側が長くなっている。
次に、フロントカバー9の開閉操作について、説明する。
まず、本体ケーシング2の着脱口8をフロントカバー9で閉止した状態では、図10に示すように、動滑車160は定滑車150との滑車間距離がL1の位置で停止された状態にある。
この状態から、フロントカバー9の上部に設けられる操作部9Aに手を掛け、力を加えてやると、操作力がコイルスプリング180の付勢力を上回った時点で、動滑車160がコイルスプリング180を伸張させつつ定滑車150に向けて移動を始める。これにより、両滑車150、160の滑車間距離が縮まるので、ワイヤ引取装置100からワイヤWが繰り出される。かくして、フロントカバー9がヒンジ軸Jを中心に回動を始める。
それ以降は、ワイヤ引取装置100からワイヤWの繰り出しがなされることで、フロントカバー9は開放されてゆく。そして、図2に示すように、フロントカバー9が前倒姿勢となって、本体ケーシング2の着脱口8の全体が開放されると、そこで、ワイヤWの繰り出しが停止される。
すなわち、フロントカバー9を開放させてゆくと、動滑車160が定滑車150に向けて移動してゆくが、図11に示すように、両滑車150、160の滑車間距離がL2となったところで、動滑車160の滑車側ストッパ片179が、滑車保持プレート120に設けられるプレート側ストッパ部135に突き当たる。
かくして、動滑車160の接近方向への移動が規制される結果、ワイヤWの繰り出しが停止される(本発明のストッパ装置としての機能)。
これにより、本体ケーシング2とフロントカバー9間において、ワイヤWが突っ張った状態となるので、フロントカバー9を図2に示す位置から更に、開方向に操作しようとしても、それ以上、フロントカバー9を開放させることは出来ない(開度規制)。
尚、本実施形態のものは、コイルスプリング180のばね力(図11の状態に示す最大伸張時のばね力)の大きさが、フロントカバー9の全重量より弱い程度に抑えられている。これにより、開放状態となると、フロントカバー9の重量がコイルスプリング180のばね力に勝って、フロントカバー9の前傾姿勢が維持されるようになっている。
一方、前傾姿勢にあるフロントカバー9に力を加えて閉止方向に回動させることで、人手の操作によりフロントカバー9を起立姿勢に戻すことが出来るが、この閉操作中は、開操作の場合とは反対に、コイルスプリング180の付勢力が操作を助けるように作用する。そのため、ワイヤ引取装置100が設定されていない場合の操作力よりも軽い力で、フロントカバー9を閉止させることが出来る。尚、閉操作の進行とともに、本体ケーシング2とフロントカバー9間の対向距離が狭くなってゆくので、両間に掛けられたワイヤWが弛んだ状態となるが、この弛み分は全て、ワイヤ引取装置100に引き取られる。
次に、本実施形態の作用・効果について説明を行なう。
本実施形態によれば、フロントカバー9と本体ケーシング2との間をワイヤWで連結しているが、これに、ワイヤ引取装置100を設けて、引き込み方向への付勢力が働くようにした。このような構成であれば、フロントカバー9には、ワイヤWを介して閉止方向に適度な大きさの力が、常時、加わる状態となる。従って、開操作中においては、この閉止方向の力が勢いを抑えるように作用するので、フロントカバー9が勢いよく開放されることがない。
また、ワイヤWを介して適度な大きさの力を、常時加えることで、フロントカバー9のがたつき感を抑えることも出来る。
また、ワイヤ引取装置100は、通常、デットスペースになっていることが多いフロントカバー9の裏面9Cに設置されているので、装置の小型化を図る上でも好適である。
また、本実施形態では、ワイヤWの繰り出し・引き込みに動滑車160を使用した。動滑車160であれば、ワイヤWの繰り出し・引き込みが滑らかになる。また、ワイヤWの引き込み量に対して、動滑車それ自体の移動ストロークを小さく出来る。従って、ワイヤ引取装置100を小型化することが可能となる。
また、本実施形態のものは、フロントカバー9の両側にワイヤWを設置して、開度規制をフロントカバー9の両側で行なっている。両持ち構造であれば、片持ち構成に比べて、左右のねじれに強く、フロントカバー9の開度規制をより確実に行なうことが出来る。また、このような両持ち構造を1本のワイヤWにより実現しているので、ワイヤを2本使用する場合に比べて部品点数が少なくて済む。
また、ワイヤWはステンレス製である。ステンレス製であれば、強度が高く、信頼性の高い開度規制構造を提供できる。また、ステンレス製であれば導電性を有するので、ワイヤWを介して本体ケーシング2にフロントカバー9を導通出来る。従って、静電気対策(フロントカバー9の静電気を本体ケーシング2に逃がすことが出来る)としても有効である。
また、本実施形態のものは、滑車ホルダ170を使用して、ワイヤWの引き出しを規制(ストッパ装置)している。このような構成であれば、ストッパ装置としてそれ専用に部品を設ける必要がなく、部品点数を削減できる。また、本実施形態のものは、滑車150、160間の相対移動を禁止することで、ワイヤWの引き出し規制を行なっているので、必然的に、滑車同士の干渉対策も同時に行なうことが出来る。
また、本実施形態のものは、既に述べてあるように、ワイヤWの張られた位置が、ヒンジ軸Jの左右両側でそれぞれ異なっており、装置右側ではワイヤの張架位置(図8参照)がヒンジ軸Jに比較的近い位置に設定されているのに対し、装置左側ではワイヤの張架位置(図9参照)がヒンジ軸Jから遠い位置に設定されている。これは、以下の点を考慮したためである。
本実施形態のものは、フロントカバー9の両側で重量に偏りがあり、図2に示す左側が、右側より重くなっている。このように重量に偏りがある場合、開操作中は、軽い側に比べて重い側はフロントカバー9が勢いよく開いてしまい、これとは反対に、閉操作中は、軽い側に比べて重い側は閉止のためにより大きな力を必要とする。
これを、改善するには、ワイヤ引取装置100によるワイヤWの引き込み力の大きさを、重量の偏りに応じて左右で変えてやればよく、係る構成とすれば、バランスがとれ、操作性が優れるものとなる。
しかしながら、本実施形態では、ワイヤ引取装置100の両側からワイヤWを引き出させているものの、ワイヤWそれ自体は1本であり、いずれの場所でも同じ大きさの張力が発生する。そのため、引き込み力の大きさを、左右で変えることは出来ない。
そこで、本実施形態では、ワイヤWの張架位置をフロントカバー9の左右で変えた。これにより、フロントカバー9の両側において、ワイヤWを介して加わる張力の大きさは左右同じであっても、モーメントアームの長さLa、Lbが異なるので、フロントカバー9に作用する閉止方向のトルクが、重い側では大きく、軽い側では小さく出来る。従って、重量の偏りに対してバランスをとることができ、いずれの場所においても、同じような操作感覚でフロントカバー9を開閉操作できる。
また、本実施形態のものは、滑車保持プレート120に対して滑車150、160に加えて、コイルスプリング180も装着できるようになっているので、滑車保持プレート120をフロントカバー9に装着すると、これと同時に、ワイヤ引取装置100の装着も完了するようになっており、組み付け性もよい。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図12ないし図13によって説明する。
実施形態1では、ワイヤ引取装置100をフロントカバー9側に設置したが、実施形態2のものは、本体ケーシング2側に設置している。具体的には、本体ケーシング2の天上壁(排紙トレイ68)の下部にワイヤ引取装置210を設置されている(図12参照)。
図13に示すように、ワイヤ引取装置210は、2つの定滑車211、213、2つの動滑車221、223並びに、付勢用のコイルスプリング227、ワイヤWなどから構成される。両動滑車221、223は、滑車ホルダ225に固定されている。滑車ホルダ225は、図13に示す左右方向に移動可能となっている。尚、滑車ホルダ225は、コイルスプリング227により図示右側に付勢されている。
そして、滑車ホルダ225がコイルスプリング227の付勢力に抗して図13に示す左方向に移動すると、動滑車221、223と定滑車211、213との距離が縮まってワイヤWが切り出され、これとは反対に、滑車ホルダ225が図13に示す右方向に移動すると、動滑車221、223と定滑車211、213との距離が長くなってワイヤWが引き取られるようになっている。
他の構成については、実施形態1と同じであるため、同一部品には、同一符号を付して説明を省略する。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図14ないし図15によって説明する。
フロントカバー9の開度規制を行なうには、ワイヤ引取装置100から引き出されるワイヤWの長さを所定長に制限する必要があるが、実施形態1では、これを、動滑車160の移動を規制することで実現させた。すなわち、図11に示すように、両滑車150、160の滑車間距離がL2となったところで、動滑車160の動きが規制され、それ以上、ワイヤWを引き出せないようになっていた。
これに対して、実施形態3のものは、ワイヤWの途中に球状の突起部250を設置し、これを、他の部品に突き当てることで、ワイヤ引取装置100から引き出されるワイヤWの長さを所定長に制限するものである。
図14、図15の例では、他の部品として、ワイヤ支持具193を例示させてある。開操作によりワイヤ引取装置100からワイヤWが引き出されると、これと一体的に、突起部250が本体ケーシング側に移動する。そして、引き出し量が所定量に達したときには、突起部250がワイヤ支持具193に突き当たって、そこで、ワイヤWの引き出しが制限される。
上記構成により本発明の、「前記引取装置から引き出される紐状部材(上記では、ワイヤ)の引き出し量が所定量に達したときに、前記突起部が前記規制部(上記では、ワイヤ支持具)に当接して前記紐状部材の引き出しが規制される」が実現されている。
このように滑車以外のところで、ワイヤWの引出量を制限する構成とすれば、滑車は共通使用した上で、突起部250の位置設定により、ワイヤWの引出量、すなわちフロントカバーの開き角度を種々設定できるという利点がある。また、突起部250の設置場所が比較的自由に選べるので、他の部品との干渉を容易に回避でき、設定し易いという利点がある。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態1ないし実施形態3ではいずれも、開度規制の対象をフロントカバーとしたが、画像形成装置(記録媒体に画像を形成するものであれば、レーザプリンタ以外でもよい)に使用されるカバーであれば、これ以外であってもよく、例えば、本体の背面に設けられたリアカバー等に適用することも可能である。
実施形態1に適用された、レーザプリンタの斜視図 フロントカバーを開放させた状態を示す斜視図 レーザプリンタの要部側断面図 開度規制装置の全体構成を示す斜視図 滑車保持プレートの構成を示す斜視図 滑車の斜視図 滑車プレートに、滑車などを装着させた状態を示す斜視図 ワイヤの張架位置を示す図(軽い側) ワイヤの張架位置を示す図(重い側) フロントカバーが起立姿勢にあるときの、両滑車の位置関係を示す図 フロントカバーが前倒姿勢にあるときの、両滑車の位置関係を示す図 実施形態2に適用された、レーザプリンタの斜視図 ワイヤ引取装置の構成を示す図 実施形態3に適用された、ワイヤの引出量を規制する構造を示す図 同じく、ワイヤの引出量を規制する構造を示す図
1…レーザプリンタ
2…本体ケーシング
9…フロントカバー(カバー部材の一例)
100…ワイヤ引取装置
110…滑車装置
135…プレート側ストッパ部(ストッパ装置の一例)
179…滑車側ストッパ片(ストッパ装置の一例)
150…定滑車
160…動滑車
J…ヒンジ軸
W…ワイヤ(紐状部材の一例)

Claims (9)

  1. 記録媒体に画像を形成するための装置を内部に収容する本体ケーシングに、ヒンジ軸を介して連結されたカバー部材の開き角度を所定角度に規制する開度規制装置であって、
    一端が前記本体ケーシングに固定された紐状部材と、
    前記カバー部材の裏面に設置され、前記紐状部材を引き込み方向に付勢して引取る引取装置と、
    前記引取装置から引き出される紐状部材の引き出し量が所定量に達したときに、それ以上の引き出しを規制するストッパ装置と、から構成され
    前記引取装置は、
    少なくとも1以上の動滑車を有する滑車装置と、
    前記動滑車を引き込み方向に付勢する付勢手段と、から構成され、
    前記動滑車の前記付勢力に抗する変位動作により前記紐状部材の引き出しがなされ、前記動滑車の前記付勢力に従った変位動作により前記紐状部材の引き込みがなされ、
    さらに、
    前記引取装置は、前記動滑車を含む複数個の滑車間に、両端がいずれも引き出し可能な自由端となるように1本の紐状部材を掛け渡した両端引き出しタイプのものであり、
    前記紐状部材の両自由端を、前記本体ケーシングにおける前記ヒンジの軸方向の両側にそれぞれ固定することで前記紐状部材を用いた前記カバー部材の開度規制を両持ち状態で行なうことを特徴とする開度規制装置。
  2. 前記本体ケーシングに対して前記カバー部材の下部が前記ヒンジ軸により連結され、カバー部材が上開きする構成であるとともに、
    前記カバー部材について、前記ヒンジ軸の両側で重量に偏りがあるものにおいて、
    前記カバー部材と前記本体ケーシングとを連結する前記紐状部材の張架位置が、前記カバー部材の重量の偏りに対応して前記ヒンジ軸の両側で変えてあることを特徴とする請求項に記載の開度規制装置。
  3. 前記動滑車に滑車ホルダが設けられたものにおいて、
    前記紐状部材の引き出し量が所定量に達すると、前記滑車ホルダの一部が、他の部品に当接して前記動滑車の変位動作が規制され、これにより、前記紐状部材の引き出しが規制されることを特徴とする請求項又は請求項に記載の開度規制装置。
  4. 前記引取装置から引き出される前記紐状部材上に、突起部が設けられる一方、
    前記カバー部材における紐状部材の配索経路上には、前記突起部に対する規制部が設けられ、
    前記引取装置から引き出される紐状部材の引き出し量が所定量に達したときに、前記突起部が、前記規制部に当接して前記紐状部材の引き出しが規制されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開度規制装置。
  5. 前記紐状部材は、ステンレス製の撚り線ワイヤであることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の開度規制装置。
  6. 記録媒体に画像を形成するための装置を内部に収容する本体ケーシングに、ヒンジ軸を介して連結されたカバー部材の開き角度を規制する開度規制装置であって、
    一端がカバー部材に固定された紐状部材と、
    前記本体ケーシングに設置され、前記紐状部材を引き込み方向に付勢して引取る引取装置と、
    前記引取装置から引き出される紐状部材の引き出し量が所定量に達したときに、それ以上の引き出しを規制するストッパ装置と、から構成され、
    前記引取装置は、前記動滑車を含む複数個の滑車間に、両端がいずれも引き出し可能な自由端となるように1本の紐状部材を掛け渡した両端引き出しタイプのものであり、
    前記紐状部材の両自由端を、前記カバー部材における前記ヒンジの軸方向の両側にそれぞれ固定することで前記紐状部材を用いた前記カバー部材の開度規制を両持ち状態で行なう開度規制装置。
  7. 前記本体ケーシングに対して前記カバー部材の下部が前記ヒンジ軸により連結され、前記カバー部材が上開きする構成であるとともに、
    前記カバー部材について、前記ヒンジ軸の両側で重量に偏りがあるものにおいて、
    前記カバー部材と前記本体ケーシングとの間に掛けられた前記紐状部材の張架位置が、前記カバー部材の重量の偏りに対応して前記ヒンジ軸の両側で変えてあることを特徴とする請求項に記載の開度規制装置。
  8. 前記動滑車に滑車ホルダが設けられたものにおいて、
    前記紐状部材の引き出し量が所定量に達すると、前記滑車ホルダの一部が、他の部品に当接して前記動滑車の変位動作が規制され、これにより、前記紐状部材の引き出しが規制されることを特徴とする請求項又は請求項に記載の開度規制装置。
  9. 前記引取装置から引き出される前記紐状部材の途上に、突起部が設けられる一方、
    前記本体ケーシングにおける紐状部材の配索経路上には、前記突起部に対する規制部が設けられ、
    前記引取装置から引き出される紐状部材の引き出し量が所定量に達したときに、前記突起部が、前記規制部に当接して前記紐状部材の引き出しが規制されることを特徴とする請求項又は請求項に記載の開度規制装置。
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